JP2013218623A - 情報処理装置、更新方法、および更新プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】適切にソフトウェア更新を行う。
【解決手段】情報処理装置であって、第1ソフトウェアを格納するための格納手段と、前記第1ソフトウェアを更新するための第2ソフトウェアを取得する取得手段と、前記第2ソフトウェアを用いて、前記第1ソフトウェアを更新するための更新手段と、前記情報処理装置に対して電力を供給するための電源手段と、前記電力の残量を検出するための検出手段とを備え、前記更新手段は、前記電力の残量が閾値より少ない場合において、前記電力の残量が該閾値以上になったときに、前記第2ソフトウェアを用いて、前記第1ソフトウェアを更新する、情報処理装置。
【選択図】図1
【解決手段】情報処理装置であって、第1ソフトウェアを格納するための格納手段と、前記第1ソフトウェアを更新するための第2ソフトウェアを取得する取得手段と、前記第2ソフトウェアを用いて、前記第1ソフトウェアを更新するための更新手段と、前記情報処理装置に対して電力を供給するための電源手段と、前記電力の残量を検出するための検出手段とを備え、前記更新手段は、前記電力の残量が閾値より少ない場合において、前記電力の残量が該閾値以上になったときに、前記第2ソフトウェアを用いて、前記第1ソフトウェアを更新する、情報処理装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、更新方法、および更新プログラムに関する。
近年、携帯電話などの情報処理装置が広範に普及している。該情報処理装置の機能の高度化に伴って、ソフトウェアも一層複雑化している。それに伴い、出荷後の不具合や改定版による機能強化などに対応するため、ソフトウェアの更新を行うことが必要となっている。
例えば、特許文献1(特開2005−182265号公報)は、電力の残量を検出して、ソフトウェアを更新させる技術を開示している。
しかし、特許文献1開示の技術において、情報処理装置の電力の残量が、ソフトウェア更新に必要な電力量より少ない場合には、「電力残量が少ないためにソフトウェア更新を行えない旨」をユーザに通知するにすぎなかった。電力残量不足により、情報処理装置がソフトウェアを更新しなかった場合において、充電などにより、電力残量がソフトウェア更新に必要な電力量より多くなったときには、再度更新するか否かをユーザが選択する必要がある。ユーザが該選択をし忘れると、ソフトウェア更新が延期される場合があるという問題がある。
本発明の目的は、適切にソフトウェア更新を行う情報処理装置、更新方法、および更新プログラムを提供することである。
本発明のある局面に従うと、情報処理装置であって、第1ソフトウェアを格納するための格納手段と、第1ソフトウェアを更新するための第2ソフトウェアを取得する取得手段と、第2ソフトウェアを用いて、第1ソフトウェアを更新するための更新手段と、情報処理装置に対して電力を供給するための電源手段と、電力の残量を検出するための検出手段とを備え、更新手段は、電力の残量が閾値より少ない場合において、電力の残量が該閾値以上になったときに、第2ソフトウェアを用いて、第1ソフトウェアを更新する。
好ましくは、電力の残量が閾値未満であるか否かを判断するための判断手段をさらに備え、更新手段は、判断手段により電力の残量が閾値未満であると判断された場合において、判断手段により電力の残量が閾値以上であると判断されたときに、第1ソフトウェアを更新する。
好ましくは、電力の残量が閾値以上になったときに、第1ソフトウェアが更新される旨の表示をするための表示手段をさらに備える。
好ましくは、電力の残量が閾値以上になったときに、更新手段による第1ソフトウェアの更新処理を禁止するための操作を受け付けるための受付手段をさらに備える。
さらに、他の局面に従うと、第2ソフトウェアを用いて、第1ソフトウェアを更新する更新方法であって、第2ソフトウェアを取得するステップと、プロセッサの電力の残量を検出するステップと、電力の残量が閾値より少ない場合において、電力の残量が該閾値以上になったときに、第2ソフトウェアを用いて、第1ソフトウェアを更新するステップとを備える。
さらに、他の局面に従うと、第2ソフトウェアを用いて、情報処理装置の第1ソフトウェアを更新するプログラムであって、プログラムは、情報処理装置のプロセッサに、第2ソフトウェアを取得するステップと、プロセッサの電力の残量を検出するステップと、電力の残量が閾値より少ない場合において、電力の残量が該閾値以上になったときに、第2ソフトウェアを用いて、第1ソフトウェアを更新するステップとを実行させる。
ある局面に従う情報処理装置、更新方法、および更新プログラムによれば、適切にソフトウェア更新を行うことができる。
以下に、発明を実施するための形態を示す。なお、同じ機能を持つ構成部や同じ処理を行う過程には同じ番号を付し、同じ説明を繰り返さない。
[本実施例の概略]
まず、図1を参照して本実施例の概略について説明する。図1は本実施例の情報処理装置の電力残量(ハッチング部分)を示した図である。情報処理装置は、例えば、携帯型コンピュータ、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistance)、携帯型の音楽・映像再生機器などを含む。
まず、図1を参照して本実施例の概略について説明する。図1は本実施例の情報処理装置の電力残量(ハッチング部分)を示した図である。情報処理装置は、例えば、携帯型コンピュータ、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistance)、携帯型の音楽・映像再生機器などを含む。
また、情報処理装置は、1以上の更新可能なアプリケーションをダウンロード可能であり、該アプリケーションに応じた処理を行うことができる。情報処理装置が、アプリケーションを更新する際には、更新対象のアプリケーションに応じた電力が消費される。
(1)情報処理装置は、ソフトウェアを更新する際に、該情報処理装置の電力残量Eを検出する。情報処理装置は、閾値Thと電力残量Eとを比較して、ソフトウェアを更新できるか否かを判断する。閾値Thの算出手法については、後述する。電力残量Eが閾値Th以上である場合には、情報処理装置は、ソフトウェアを更新できるが、電力残量Eが閾値Th未満である場合には、情報処理装置は、ソフトウェアを更新できない。
(2)電力残量Eが閾値Th未満であり(つまり、電力残量Eの不足)、情報処理装置がソフトウェアを更新できない場合(つまり、ソフトウェアを更新するのに電力が不足している場合)には、該情報処理装置は、電力残量Eが閾値Th以上になるまで待機する。
(3)充電などにより、電力残量Eが閾値Th以上になった場合には、情報処理装置が、ソフトウェアの更新を開始する。
従って、電力不足により、情報処理装置がソフトウェアを更新できなくても、電力が閾値以上になると、情報処理装置は自動的にソフトウェアを更新する。よって、ソフトウェア更新が延期されることなく、情報処理装置は適切にソフトウェアを更新できる。
[実施形態1]
<ハードウェア構成>
次に、図2を参照して、実施形態1の情報処理装置100Aのハードウェア構成例を説明する。図2は、情報処理装置100Aのハードウェア構成例を示した図である。
<ハードウェア構成>
次に、図2を参照して、実施形態1の情報処理装置100Aのハードウェア構成例を説明する。図2は、情報処理装置100Aのハードウェア構成例を示した図である。
情報処理装置100Aは、表示部9と、主制御部11(プロセッサ)と、不揮発メモリ(記憶部)12と、RAM(Random Access Memory)13と、無線送受信部14と、電池残量監視部(検出部)15と、電池(電源部)17と、操作部18と、入出力I/F部19とを含む。バス16は、これらの構成部をデータ送受信可能に接続する。また、給電線17aは、これらの構成部に電池17からの動作電力を供給する。
表示部9は、情報を可視化して、ユーザに提示するディスプレイ等を含む。
不揮発メモリ12は、ソフトウェア20や、後述するソフトウェア更新管理テーブル30などを格納する。不揮発メモリ12は、たとえば書き換え可能な一括消去型EEPROM等のROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性記憶装置を含む。
不揮発メモリ12は、ソフトウェア20や、後述するソフトウェア更新管理テーブル30などを格納する。不揮発メモリ12は、たとえば書き換え可能な一括消去型EEPROM等のROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性記憶装置を含む。
RAM13は、主制御部11がアクセスするプログラムやデータ等の情報を格納する。
無線送受信部14は、アンテナ14aを経由して無線通信にて外部とデータを送受信する。
無線送受信部14は、アンテナ14aを経由して無線通信にて外部とデータを送受信する。
電池残量監視部15は、電池17の残量を検出して、該残量を主制御部11に通知する。
操作部18は、ユーザからの情報入力を受け付けるキーパッド等を含む。
入出力I/F部19は、記憶媒体52(例えば、メモリカード)が着脱される媒体ドライブや、外部装置54(例えば、PC)などと接続されるコネクタなどを含む。
入出力I/F部19は、記憶媒体52(例えば、メモリカード)が着脱される媒体ドライブや、外部装置54(例えば、PC)などと接続されるコネクタなどを含む。
電池17は、たとえば、一次電池、二次電池、燃料電池、その他あらゆる電池を含む。電池17が一次電池または二次電池の場合、電池残量監視部15は、出力電圧、出力電流の変化等で、電池の残量(以下、「電力残量」という。)を検出する。また、電池17が燃料電池の場合には、電池残量監視部15は、燃料の残量を計測することにより、電力残量を検出する。
なお、本実施形態では、電力残量は、例えば、任意の時点での電池17の電圧値と、情報処理装置100の安定な動作を保証できる電池17の最低電圧値までの電位差をいう。該最低電圧値は、情報処理装置100Aの設計者などに予め測定されて既知である。従って、電池残量監視部15は、測定時点での電池17の出力電圧と、前記最低電圧との差分を、電力残量として出力する。
表示部9は、様々な情報を表示する。また、表示部9がタッチパネル機能を備える場合には、表示部9と操作部18とが一体化される。
なお、ソフトウェア20や、ソフトウェア20の更新処理、ソフトウェア更新管理テーブル30については、後述する。
<処理の流れ>
次に、図3および図4を参照して実施形態1の情報処理装置100Aの処理の流れを説明する。図3は、主制御部11の機能構成例を示し、図4は、情報処理装置100Aの処理フローの一例を示した図である。また、以下の説明では、更新前のソフトウェアを「第1ソフトウェア」といい、「第1ソフトウェアを更新するために用いられるソフトウェア」を「第2ソフトウェア」という。以下では、第1ソフトウェアの更新を「ソフトウェアの更新」といい、第2ソフトウェアを「更新ファイル」という。
次に、図3および図4を参照して実施形態1の情報処理装置100Aの処理の流れを説明する。図3は、主制御部11の機能構成例を示し、図4は、情報処理装置100Aの処理フローの一例を示した図である。また、以下の説明では、更新前のソフトウェアを「第1ソフトウェア」といい、「第1ソフトウェアを更新するために用いられるソフトウェア」を「第2ソフトウェア」という。以下では、第1ソフトウェアの更新を「ソフトウェアの更新」といい、第2ソフトウェアを「更新ファイル」という。
ステップS2において、判断部114は、ソフトウェアの更新処理の指示があるか否かを判断する。本実施形態では、ソフトウェア更新処理は、更新ファイルのダウンロード処理や、ソフトウェア書き換え処理などを含む。判断部114は、記憶媒体52または外部装置54に第2ソフトウェア(未更新の更新ファイル)が記録されているか否かを判断することにより、ソフトウェアの更新処理の指示があるか否かを判断する。また、判断部114は、無線送受信部14を介した基地局との無線通信により、更新ファイルが送信されたか否かを判断することにより、ソフトウェアの更新処理の指示があるか否かを判断する。更新ファイルがある場合には、取得部113は、該更新ファイルを取得する。
判断部114が、ソフトウェアの更新処理の指示はないと判断すると(ステップS2のNO)、処理は終了する。また、判断部114が、ソフトウェアの更新処理の指示はあると判断すると(ステップS2のYES)、処理はステップS4に移行する。
ステップS4において、電池残量監視部15(図2参照)が、情報処理装置100Aの現在の電力残量を検出する。電池残量監視部15は、検出した電力残量Eを、主制御部11内の判断部114に送信する。判断部114は、送信された電力残量Eが閾値Th未満か否かを判断することにより、更新部112が第1ソフトウェア更新処理を行えるか否かを判断する。
ここで、閾値Thは、ソフトウェア更新処理を行うために必要な電力値以上の値である。つまり、判断部114が、「現在の電力残量Eは閾値Th以上である」と判断すれば、「更新部112は、ソフトウェア更新処理を行うことができる」と判断する。一方、判断部114が、「現在の電力残量Eは閾値Th未満である」と判断すれば、「更新部112は、ソフトウェア更新処理を行うことができない」と判断する。
閾値は、静的に求めてもよく、動的に求めてもよい。閾値の求め方については後述する。
ステップS4において、判断部114が、電力残量Eは閾値Th以上である、と判断すると(ステップS4のNO)、処理はステップS12に移行する。ステップS12では、更新部112は、不揮発メモリ12に対して更新指示信号を送信することにより、ソフトウェアを更新する。該ソフトウェア更新処理については、後述する。
一方、判断部114が、電力残量Eは閾値Th以上である、と判断すると(ステップS4のYES)、ステップS6において、判断部114が、設定指示信号を設定部116に送信することにより、該設定部116は、電力増加待ちモードに設定する。ここで、電力増加待ちモードとは、例えば、充電機が接続されることや太陽電池の発電などにより、電力残量Eが増加されるモードである。処理は、ステップS8に移行する。
ステップS8において、判断部114は、電力残量Eが閾値Th以上になったか否かを判断する。判断部114の判断処理は、所定時間(例えば、10ms)毎に行うようにすればよい。判断部114が、電力残量Eは閾値Th以上であると判断すると、ステップS10に移行する。また、判断部114は、電力残量Eが閾値Th以上になるまで待機する(ステップS8のNO)。
ステップS10では、設定部116は、電力増加待ちモードを解除する。そして、ステップS12に移行する。
すなはち、更新部112は、電力残量Eが閾値Th未満である場合において、電力残量Eが閾値未満である時以後に、電力残量Eが閾値Th以上になったときに、ソフトウェアを更新する。
この実施形態1によれば、ステップS4で、判断部114により、電力残量Eが閾値Th未満であると判断された場合でも(ステップS4のNO)、電力残量Eが閾値Th以上になるまで判断部114は待機する(ステップS8のNO)。そして、判断部114が、電力残量Eが閾値Th以上になったと判断すると(ステップS8のYES)、更新部112は、自動的にソフトウェアの更新を開始する。
従って、情報処理装置100Aが自動的にソフトウェア更新処理を行うことで、ソフトウェア更新が延期されることを防止できる。その結果、情報処理装置100Aは、ソフトウェアの、緊急性を要する更新を即座に行うことができる。ここで、緊急性を有する更新の一例として、更新を行わないと、該ソフトウェアが利用できなくなるような更新をいう。
また、情報処理装置100Aが自動的にソフトウェアを更新することで、ソフトウェア更新の頻度を向上させることができる。
また、電力残量Eが閾値Th未満である場合でも、情報処理装置100Aは、ユーザにソフトウェア更新を行わせるか否かの選択をさせることなく、ソフトウェアを更新できる。
また、情報処理装置100Aが充電機によって充電中であれば、ソフトウェア更新をいつ行ってもよい、と考えられる。しかし、充電中に不意に該充電機のコードが、情報処理装置100Aから抜かれる場合や、ユーザが、充電中に外出等するために、情報処理装置100Aから充電機を外す必要がある場合がある。このような場合には、情報処理装置は、適切にソフトウェアを更新できないという問題もある。本実施形態の情報処理装置100Aは、電力残量Eが閾値Th以上になったときに、ソフトウェア更新処理を行うことができるので、適切にソフトウェアを更新できる。
[実施形態2]
次に、実施形態2の情報処理装置100Bについて説明する。実施形態2の情報処理装置100Bは、「電力残量Eが閾値Th以上になったときに、ソフトウェアが自動更新される旨」を表示部9に表示する機能を有する点で実施形態1の情報処理装置100Aと異なる。これにより、ユーザは、ソフトウェアが自動更新されることを認識できる。
次に、実施形態2の情報処理装置100Bについて説明する。実施形態2の情報処理装置100Bは、「電力残量Eが閾値Th以上になったときに、ソフトウェアが自動更新される旨」を表示部9に表示する機能を有する点で実施形態1の情報処理装置100Aと異なる。これにより、ユーザは、ソフトウェアが自動更新されることを認識できる。
図5は、情報処理装置100Bの処理フローの一例を示した図である。なお、情報処理装置100Bのハードウェア構成例は、図2に示したハードウェア構成例と同様であり、情報処理装置100Bの主制御部の機能構成例は図3に示した機能構成例と同様であるので、ハードウェア構成例および主制御部11の機能構成例の説明を繰り返さない。図5は、図4と比較して、ステップS6とステップS8との間に、ステップS20が追加されている点で異なる。
ステップS6の処理が終了すると、処理はステップS20に移行する。ステップS20において、主制御部11は、「電力の残量が閾値Th以上になったときにソフトウェアが更新される旨の表示を行う」旨を示す画面を表示部9に表示させる。
図6は、主制御部11が、表示部9に表示させる画面の一例である。図6の例では、主制御部11は、「十分に充電され次第、ソフトウェアを自動更新します。」というメッセージを表示部9に表示させる。
この実施形態2の情報処理装置100Bによれば、ユーザが該表示を目視することにより、ユーザは「ソフトウェアが自動更新される」ことを認識できる。表示部9に表示させるメッセージは、他のメッセージでもよい。
[実施形態3]
次に、実施形態3の情報処理装置100Cについて説明する。情報処理装置100Cの操作部18(図2参照)は、「電力残量が閾値Th以上になったときでも、更新部112が、ソフトウェア更新処理を禁止させる処理」を受け付ける。例えば、ユーザが、ソフトウェア更新処理よりも優先させて、情報処理装置100Cに実行させたい処理(以下、「優先処理」という。)があるとする。優先処理とは、ユーザが通常使用している処理である。例えば、情報処理装置100Cが、携帯電話である場合には、該携帯電話での通話や、メール送信などである。
次に、実施形態3の情報処理装置100Cについて説明する。情報処理装置100Cの操作部18(図2参照)は、「電力残量が閾値Th以上になったときでも、更新部112が、ソフトウェア更新処理を禁止させる処理」を受け付ける。例えば、ユーザが、ソフトウェア更新処理よりも優先させて、情報処理装置100Cに実行させたい処理(以下、「優先処理」という。)があるとする。優先処理とは、ユーザが通常使用している処理である。例えば、情報処理装置100Cが、携帯電話である場合には、該携帯電話での通話や、メール送信などである。
この場合には、情報処理装置100Cが、ソフトウェア更新処理を行っている間に、ユーザは優先処理を情報処理装置100Cに実行させることができない。そこで、実施形態3の情報処理装置100Cは、電力残量が閾値Th以上になったときでも、ソフトウェアの更新を禁止するための操作をユーザから受け付けることで、ユーザは優先処理を情報処理装置100Cに実行させることができる。
図7は情報処理装置100Cの処理フローの一例を示した図である。図7は、図5と比較すると、ステップS30とS32とが追加されている点で異なる。また、情報処理装置100Cのハードウェア構成例は、図2に示したハードウェア構成例と同様であり、情報処理装置100Cの主制御部の機能構成例は図3に示した機能構成例と同様であるので、ハードウェア構成例および主制御部の機能構成例の説明を繰り返さない。
図7において、ステップS20の処理が終了すると、処理はステップS30に移行する。ステップS30において、主制御部11は、電力増加待ちモードを解除するか否かの選択画面を表示部9に表示させる。
図8は、電力増加待ちモードの解除選択画面の一例である。図8の例では、「ソフトウェアを自動更新しますか?」というメッセージが表示部9に表示されている。ユーザは、図8の画面を目視すると、「ソフトウェアを自動更新する」または「ソフトウェアを自動更新しない」のうちどちらかを選択し、チェックボックス213にチェックをいれる。図8の例では、ユーザは「ソフトウェアを自動更新する」を選択している。
さらに、ステップS30において、判断部114は、電力増加待ちモードが解除されたか否かを判断する。図8の選択画面において、ユーザが「ソフトウェアを自動更新しない」を選択することにより、後述のステップS32で、設定部116は、電力増加待ちモードを解除する。電力増加待ちモードが解除されるということは、電力残量Eが閾値Th以上になったとしても、更新部112が、ソフトウェアを更新しない、ということである。
ステップS30において、判断部114が、電力増加待ちモードの解除の操作がされた、と判断すると(ステップS30のYES)、ステップS32に移行する。一方、判断部114が、電力増加待ちモードの解除の操作がされていない、と判断すると(ステップS30のNO)、処理はステップS8に移行する。ステップS8以降の処理については、実施形態1で説明した通りなので、説明を繰り返さない。
ステップS32において、設定部116は、電力増加待ちモードを解除する。そして、処理は終了する。この結果、電力残量Eが、閾値Th以上になったとしても、更新部112は、ソフトウェアを更新しない。従って、情報処理装置100Cは、ソフトウェアを更新しないことから、ユーザはソフトウェア更新処理よりも優先して、優先処理を情報処理装置100Cに実行させることができる。
この実施形態3の情報処理装置100Cによれば、電力残量Eが閾値Th以上になったとしても、ユーザ操作により、ソフトウェアの更新を禁止させる(行わせないようにする)ことができる。従って、ユーザが、ソフトウェア更新処理よりも優先して、情報処理装置100Cに実行させたい優先処理がある場合などには、該優先処理を、情報処理装置100Cに実行させることができる。
[ソフトウェアについて]
次に、図9を参照して、本実施形態のソフトウェア20について説明する。以下では、上述した情報処理装置A〜Cをまとめて、情報処理装置100という。図9は、情報処理装置100に実装されるソフトウェア20(図2参照)の構成の一例を示す概念図である。
次に、図9を参照して、本実施形態のソフトウェア20について説明する。以下では、上述した情報処理装置A〜Cをまとめて、情報処理装置100という。図9は、情報処理装置100に実装されるソフトウェア20(図2参照)の構成の一例を示す概念図である。
ソフトウェア20は、オペレーティングシステム21、更新処理プログラム22、アプリケーションプログラム23、フォントデータ24、等を含む。また、オペレーティングシステム21〜フォントデータ24それぞれは、他のソフトウェアの記憶領域との間に、空き領域25a、25b、25c、25dを保持する。情報処理装置100A〜Cが、更に大きな容量サイズのソフトウェアの更新を可能とするために、該空き領域25a〜25dが設けられる。
主制御部11は、オペレーティングシステム21を、RAM13にロードする。そして、主制御部11が、オペレーティングシステム21を実行することにより、情報処理装置100の全体の動作を制御する。
また、ソフトウェア更新時には、主制御部11は、更新対象のソフトウェアの更新処理プログラム22やアプリケーションプログラム23を、不揮発メモリ12からRAM13にロードさせる。そして、主制御部11は、該更新処理プログラム22やアプリケーションプログラム23を実行することにより、更新対象のソフトウェアを更新する。主制御部11がソフトウェアを更新することにより、該ソフトウェアの機能強化や、該ソフトウェアのバグの修正を行うことができる。
[閾値Thについて]
次に、閾値Thの求め方を説明する。まず、閾値Thの動的な求め方について説明する。図10は、ソフトウェア更新管理テーブル30の構成の概念図の一例を示した図である。ソフトウェア更新管理テーブル30は、格納場所31と、媒体種別32と、格納ソフトウェア情報33と、係数34(V/KB)と、が対応付けられている。
次に、閾値Thの求め方を説明する。まず、閾値Thの動的な求め方について説明する。図10は、ソフトウェア更新管理テーブル30の構成の概念図の一例を示した図である。ソフトウェア更新管理テーブル30は、格納場所31と、媒体種別32と、格納ソフトウェア情報33と、係数34(V/KB)と、が対応付けられている。
格納場所31は、ソフトウェアが格納される場所を示す情報である。媒体種別32は、格納場所を構成する媒体のタイプを示す情報である。格納ソフトウェア情報33は、格納場所31に格納されているソフトウェアの名称(識別情報)と、そのソフトウェアの容量等の情報である。係数34は、格納場所31(不揮発メモリ12)に対して更新書込を行う場合に、単位記憶容量(この場合、キロバイト)当たりの電池17の消費量を示す。それぞれの格納場所ごとに係数を定める理由は、格納場所31(メモリデバイス)毎に、ソフトウェアを書き込むために必要な、単位容量あたりの電力量が異なるためである。
従って、更新部112が、ある格納場所31に対して容量Cキロバイトのソフトウェアを確実に書き込む場合には、以下の式(1)により、閾値Th(ソフトウェアを更新するために必要な電力)を求めることができる。
Th=C×K (1)
また、上述の例では係数34は、個々の格納場所31毎に設定されているが、情報処理装置100A〜Cの機種毎に、単一の係数34を設定してもよい。
また、上述の例では係数34は、個々の格納場所31毎に設定されているが、情報処理装置100A〜Cの機種毎に、単一の係数34を設定してもよい。
また、ステップS2(図4〜図7参照)において、判断部114がソフトウェアの更新はある、と判断した後に(ステップS2のYES)、ステップS4において、更新部112は、閾値Thを算出する。そして、判断部114は、電力残量Eと該算出された閾値Thと、を比較することにより、電力残量Eが該閾値Th未満であるか否かを判断する。
また、閾値Thは静的に求めるようにしてもよい。例えば、情報処理装置の設計者などが、想定されるソフトウェアの更新に必要な電力を閾値Thとして予め求めておく。例えば、閾値Thを、情報処理装置100がフル充電された電力の9割、または、該フル充電された電力とすればよい。判断部114は、静的に求められた閾値Thを保持する。ステップS2)において、判断部114がソフトウェアの更新はある、と判断した後に(ステップS2のYES)、ステップS4において、判断部114は、電力残量Eと保持している閾値Thとを比較することにより、電力残量Eが該閾値Th未満であるか否かを判断する。
[その他]
技術的に矛盾しない限り、上述の実施形態1〜3は、組み合わせて実施することができる。
技術的に矛盾しない限り、上述の実施形態1〜3は、組み合わせて実施することができる。
また、本発明の情報処理装置は、CPUとその上で実行されるプログラムにより実現される。本発明を実現するプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体、例えば半導体メモリ、ハードディスク、CD−ROM、DVD等に格納することができ、これらの記録媒体に記録して提供され、又は、通信インタフェースを介してネットワークを利用した送受信により提供される。
また、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
9 表示部、11 主制御部、12 不揮発メモリ、13 RAM、14 無線送受信部、14a アンテナ、15 電池残量監視部、16 バス、17 電池、17a 給電線、18 操作部、20 ソフトウェア、21 オペレーティングシステム、22 更新処理プログラム、23 アプリケーションプログラム、24 フォントデータ、30 ソフトウェア更新管理テーブル、31 格納場所、32 媒体種別、33 格納ソフトウェア情報、34 係数、52 記憶媒体、54 外部装置、112 更新部、114 判断部、116 設定部。
Claims (6)
- 情報処理装置であって、
第1ソフトウェアを格納するための格納手段と、
前記第1ソフトウェアを更新するための第2ソフトウェアを取得する取得手段と、
前記第2ソフトウェアを用いて、前記第1ソフトウェアを更新するための更新手段と、
前記情報処理装置に対して電力を供給するための電源手段と、
前記電力の残量を検出するための検出手段とを備え、
前記更新手段は、
前記電力の残量が閾値より少ない場合において、前記電力の残量が該閾値以上になったときに、前記第2ソフトウェアを用いて、前記第1ソフトウェアを更新する、情報処理装置。 - 前記電力の残量が前記閾値未満であるか否かを判断するための判断手段をさらに備え、
前記更新手段は、
前記判断手段により前記電力の残量が前記閾値未満であると判断された場合において、前記判断手段により前記電力の残量が前記閾値以上であると判断されたときに、前記第1ソフトウェアを更新する、請求項1記載の情報処理装置。 - 前記電力の残量が前記閾値以上になったときに、前記第1ソフトウェアが更新される旨の表示をするための表示手段をさらに備える、請求項1または2記載の情報処理装置。
- 前記電力の残量が前記閾値以上になったときに、前記更新手段による前記第1ソフトウェアの更新処理を禁止するための操作を受け付けるための受付手段をさらに備える、請求項1〜3いずれか1項記載の情報処理装置。
- 第2ソフトウェアを用いて、第1ソフトウェアを更新する更新方法であって、
前記第2ソフトウェアを取得するステップと、
プロセッサの電力の残量を検出するステップと、
前記電力の残量が閾値より少ない場合において、前記電力の残量が該閾値以上になったときに、前記第2ソフトウェアを用いて、前記第1ソフトウェアを更新するステップとを備える更新方法。 - 第2ソフトウェアを用いて、情報処理装置の第1ソフトウェアを更新するプログラムであって、
前記プログラムは、前記情報処理装置のプロセッサに、
前記第2ソフトウェアを取得するステップと、
前記プロセッサの電力の残量を検出するステップと、
前記電力の残量が閾値より少ない場合において、前記電力の残量が該閾値以上になったときに、前記第2ソフトウェアを用いて、前記第1ソフトウェアを更新するステップとを実行させる更新プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012090817A JP2013218623A (ja) | 2012-04-12 | 2012-04-12 | 情報処理装置、更新方法、および更新プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012090817A JP2013218623A (ja) | 2012-04-12 | 2012-04-12 | 情報処理装置、更新方法、および更新プログラム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2013218623A true JP2013218623A (ja) | 2013-10-24 |
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ID=49590618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP2013218623A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017046453A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | シャープ株式会社 | 電力制御装置、及びそのソフトウェアプログラムの更新方法 |
JP2019126942A (ja) * | 2018-01-23 | 2019-08-01 | ブラザー工業株式会社 | コンテンツ処理プログラム及び印刷装置 |
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2012
- 2012-04-12 JP JP2012090817A patent/JP2013218623A/ja active Pending
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JP2017046453A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | シャープ株式会社 | 電力制御装置、及びそのソフトウェアプログラムの更新方法 |
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