JP2010025506A - 冷蔵庫 - Google Patents

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哲史 中津
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Abstract

【課題】切替室の設定温度を0℃よりも低い温度であるマイナスの温度帯とし、且つ冷凍温度帯の室(製氷室、切替室、冷凍室)を冷蔵庫中央部に設けることで、製氷室と切替室、及び切替室と冷凍室を区画する断熱壁を簡素化することにより、低価格化及び庫内容積の拡大を図ることを目的とする。
【解決手段】この発明に係る冷蔵庫100は、製氷室2、切替室3、冷凍室5等の冷凍温度帯を中央部に設ける冷蔵庫100において、切替室3の設定温度を0℃よりも低い温度であるマイナスの温度帯とするとともに、切替室3と冷凍室5とを区画する断熱壁を空気断熱壁で構成することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、上方より、冷蔵室、製氷室・切替室、冷凍室、野菜室の順に配置した冷蔵庫に関するものである。
従来、食べ頃な温度に保存できると共に、凍らせすぎないようにあるいは固すぎないように冷凍保存することができるようにするために、冷蔵庫本体には、弱冷凍室が設けられ、この弱冷凍室は、隣接する冷凍室、製氷室、冷蔵室のいずれとも断熱壁により区画された独立の室として構成されている。そして、この弱冷凍室に対しては、冷気が、ダンパ装置を通して弱冷凍室へ供給され、この弱冷凍室5は、「0℃〜−17℃」のうちのいずれかの温度に択一的に設定され、その設定温度に制御される冷蔵庫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、利便性を向上できる温度切替室を備えた冷蔵庫を提供するために、貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室と、冷蔵室よりも高い室内温度で野菜を冷却保存する野菜室と、貯蔵物を冷凍保存する冷凍室と、冷却器による冷却と加熱装置による加熱とによって貯蔵物の冷凍保存を含む冷却保存を行う低温側と常温よりも高温の高温側とに室内温度を切り替えできる温度切替室とを備えた冷蔵庫において、上方から冷蔵室、温度切替室、冷凍室、野菜室の順に配置した冷蔵庫が提案されている。この冷蔵庫は、製氷室を温度切替室の側方に配置し、製氷室及び温度切替室と冷蔵室との間は断熱壁により隔離され、冷凍室と野菜室との間は断熱壁により隔離される。また、温度切替室と冷凍室との間は断熱壁により隔離され、温度切替室と製氷室との間は縦断熱壁により隔離されている(例えば、特許文献2参照)。
また、庫内に比較的小容量の貯蔵室を有する冷蔵庫における仕切壁など断熱壁に使用する真空断熱パネルの断熱性能を高くして、断熱壁厚の低減による容積効率の向上をはかった冷蔵庫を提供するために、冷凍貯蔵空間および冷蔵貯蔵空間を有しこれらの空間を冷却する冷却器と冷気循環ファンとを設けた冷蔵庫において、少なくとも水平部と折れ曲がり部との2平面を一体に形成した真空断熱パネルを設け、この真空断熱パネルの少なくとも1平面を、設定冷却温度が冷凍と冷蔵の温度差以上に相違する貯蔵室間の仕切壁内に設置した冷蔵庫が提案されている。この冷蔵庫は、断熱箱体からなる冷蔵庫本体内部の貯蔵空間の上部には収納容量の大きい冷蔵室を配置し、その下方には断熱仕切壁を介して、比較的小容量の製氷貯氷室と第1の温度切替室とを左右に断熱区分して併置している。製氷貯氷室と第1の温度切替室の下方には、同様に断熱壁で区画された第2の切替室を設け、最下部には第2の温度切替室よりわずかに収納容積の少ない第3の温度切替室を断熱区画して配置している(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−277135号公報 特開2008−002719号公報 特開2006−329482号公報
しかしながら、上記特許文献1乃至3に記載された発明は、「弱冷凍室」、「温度切替室」、「第1の温度切替室」等の切替室が、隣接する冷凍室、製氷室、冷蔵室のいずれとも断熱壁により区画された独立の室として構成されている。特に、特許文献3では、高価な真空断熱パネルが断熱壁として使用されている。
このように、従来の冷蔵庫においては、このように切替室と隣接した冷凍室等との最大温度差を考慮した断熱性能を有する断熱壁を設ける必要があった。そのため断熱壁の厚さが厚くなり、庫内容積が低下するという課題があった。
また、庫内容積を確保する為に断熱性能の良い真空断熱パネルを使用すると、高価になるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、切替室の設定温度を0℃よりも低い温度であるマイナスの温度帯とし、且つ冷凍温度帯の室(製氷室、切替室、冷凍室)を冷蔵庫中央部に設けることで、製氷室と切替室、及び切替室と冷凍室を区画する断熱壁を簡素化することにより、低価格化及び庫内容積の拡大を図ることを目的とする。
この発明に係る冷蔵庫は、製氷室、切替室、冷凍室等の冷凍温度帯を中央部に設ける冷蔵庫において、
切替室の設定温度を0℃よりも低い温度であるマイナスの温度帯とするとともに、前記切替室と前記冷凍室とを区画する断熱壁を空気断熱壁で構成することを特徴とする。
この発明に係る冷蔵庫は、切替室の設定温度を0℃よりも低い温度であるマイナスの温度帯とするとともに、切替室と冷凍室とを区画する断熱壁を空気断熱壁で構成することにより、断熱材が不要になりコストを下げることができるとともに、庫内容積を拡大することができる。
実施の形態1.
図1乃至図6は実施の形態1を示す図で、図1は扉を外した状態の冷蔵庫100の正面簡略図、図2は製氷室2、切替室3、及び冷凍室5付近の拡大図、図3は製氷室2、切替室3、及び冷凍室5付近の斜視図、図4は第3の断熱壁22の縦断面図、図5は第3の断熱壁22の空気層の断熱厚さを変化させたときの切替室3の温度と外気温度との関係を示す図、図6は外気温度5℃における切替室3の温度と空気断熱壁の空気層の断熱厚さとの関係を示す図である。
図1を参照しながら冷蔵庫100の構成を説明する。冷蔵庫100は複数の室に区画されている。上から、冷蔵室1、製氷室2及び切替室3、冷凍室5、野菜室4の順に配置されている。
図1では、冷蔵室1をR(refrigerating room)、製氷室2をI(ice room)、切替室3をS(selecting room)、冷凍室5をF(freezer room)、野菜室4をV(vegetable room)という記号を付している。
各室の設定温度は、例えば、冷蔵室1は0〜5℃、製氷室2は−15〜17℃、切替室3は−17℃〜0℃より低い温度(マイナスの温度帯)、野菜室4は2〜7℃、冷凍室5は−18℃以下である。本実施の形態は、切替室3を、−17℃〜0℃より低い温度(マイナスの温度帯)にした点に特徴がある。
切替室の設定温度は、例えば、0℃より低い温度〜−7℃、−7〜−12℃、−12℃〜−17℃の3つの温度帯に切替可能とする。
冷蔵室1の下に形成されている製氷室2及び切替室3は、図1では、製氷室2が左側、切替室3が右側のものを示しているが、逆の配置でも構わない。
通常は製氷室2が左側に配置される。自動製氷機を使用する冷蔵庫100では、自動製氷機の給水タンクが冷蔵室1に設置される。給水タンクの出し入れの頻度はそれほど多くないので、右利きのユーザを想定して給水タンクは冷蔵室1の左側(冷蔵庫100の正面から見て)に置かれる。冷蔵室1の扉は、一例では、観音扉であり、右利きのユーザが開けやすい右扉(冷蔵庫100の正面から見て)側には、使用頻度の少ない給水タンクは設置しないのが普通である。
冷蔵庫100の各室は、断熱壁で区画されている。冷蔵室1と、併設された製氷室2及び切替室3とは、断熱材が充填される第1の断熱壁9で区画されている。断熱材が充填される第1の断熱壁9の断熱厚さ(縦方向)は、例えば、40mmである。
製氷室2と切替室3とは、第2の断熱壁24(断熱壁の一例)で区画される。第2の断熱壁24の構成については後述する。従来は製氷室2と切替室3とを仕切る断熱壁に、断熱材が充填される断熱壁が使用されているが、本実施の形態では、第2の断熱壁24に断熱材を使用しない。切替室3を、−17〜0℃より低い温度(マイナスの温度帯)にしたので、製氷室2との温度差が従来より小さくなったからである。
切替室3と冷凍室5とは、第3の断熱壁22(断熱壁の一例)で区画される。第3の断熱壁22の構成については後述する。従来は切替室3と冷凍室5とを仕切る断熱壁に、断熱材が充填される断熱壁(例えば、厚さ30〜35mm)が使用されているが、本実施の形態では、第3の断熱壁22に断熱材を使用しない。切替室3を、−17℃〜0℃より低い温度(マイナスの温度帯)にしたので、冷凍室5との温度差が従来より小さくなったからである。
製氷室2と冷凍室5とは、第4の断熱壁23で区画される。第4の断熱壁23の構成については後述するが、製氷室2と冷凍室5は冷凍温度帯であるから、断熱材は必要ない。各断熱壁の中でも、最も簡素なものでよい。
冷凍室5と野菜室4とは、第5の断熱壁25で区画される。第5の断熱壁25は、断熱材が充填される。第5の断熱壁25の断熱厚さ(縦方向)は、例えば、40mm以上である。
冷蔵庫100の各室には、図示しない冷却室から冷気が供給される。冷却室には、冷凍サイクルの蒸発器が設置され、送風機により強制的に各室に冷気が供給される。冷凍サイクルは、冷媒を圧縮する圧縮機(例えば、往復式圧縮機(レシプロ圧縮機))、高温・高圧のガス冷媒を凝縮させる凝縮器、高圧の液冷媒を減圧・膨張させる減圧装置(例えば、キャピラリーチューブ)、二相冷媒を蒸発させる蒸発器等で構成される。
冷蔵室1には、冷蔵室1の背面壁(内箱)に冷却室からの冷気を吹出す第1の吹出し口10が形成されている。冷蔵庫100の筐体は、鋼板製の外箱と樹脂製の内箱が組み合わされて内部に発泡スチロール等の断熱材が充填される。
製氷室2には、製氷室2の背面壁(内箱)に冷却室からの冷気を吹出す第2の吹出し口11が形成されている。
切替室3には、切替室3の背面壁(内箱)に冷却室からの冷気を吹出す第3の吹出し口12が形成されている。
冷凍室5には、冷凍室5の背面壁(内箱)に冷却室からの冷気を吹出す第4の吹出し口13が形成されている。
野菜室4は、図示はしないが、冷蔵室1を冷却した戻り冷気により冷却される。野菜室4を冷却した冷気は、冷却室へ戻る。
本実施の形態は、切替室3の設定温度を、−17℃〜0℃より低い温度(マイナスの温度帯)にするとともに、製氷室2、切替室3、冷凍室5等の冷凍温度帯の室を、冷蔵庫100の略中央部に配置する(図2、図3参照)。製氷室2、切替室3、冷凍室5等の室間の温度差は小さいので、それらの室間を区画する製氷室2と切替室3とを区画する第2の断熱壁24、切替室3と冷凍室5とを区画する第3の断熱壁22、及び製氷室2と冷凍室5とを区画する第4の断熱壁23は、従来の冷蔵庫のように断熱材を使用する必要がなく、簡素な断熱壁でよい。
図4により、切替室3と冷凍室5とを区画する第3の断熱壁22の構成を説明する。
図4に示すように、切替室3と冷凍室5とを区画する第3の断熱壁22は、切替室3の床面を構成する簡素な第1の仕切板18と、冷凍室5の天井面の一部を構成する簡素な第2の仕切板19とを組み合わせることにより構成される。第1の仕切板18と第2の仕切板19は、樹脂製(例えば、ポリプロピレン、厚さ1.5〜2mm)である。
第1の仕切板18と第2の仕切板19とで形成される第3の断熱壁22の内部は、空気で満たされる空気層になっている。内部が空気で満たされる第3の断熱壁22を空気断熱壁と定義する。
第3の断熱壁22は、第1の仕切板18と第2の仕切板19とに分割されている。従って、第1の仕切板18と第2の仕切板19とを合わせたときに、その接合部には隙間が生じる。
第1の仕切板18と第2の仕切板19との接合部に隙間があると、第3の断熱壁22内部の空気層と外部空気(冷凍室5又は切替室3の空気)とが接触し、冷凍室5又は切替室3の空気が第3の断熱壁22内部に侵入する恐れがある。
例えば、冷凍室5の空気が第3の断熱壁22内部に侵入すると、第3の断熱壁22内部は冷凍室5の温度(−18℃以下)になり、切替室3の温度を下げる作用を及ぼす。要するに、第3の断熱壁22の機能である断熱の効果が薄れる。
そこで、第1の仕切板18と第2の仕切板19との接合部の略全周に、例えば、仕切板接合部貼付シール材20を貼り付けることにより、第3の断熱壁22内部の空気層と外部空気(冷凍室5又は切替室3の空気)とが接触するのを抑制する(図4参照)。
図4に示すように、第3の断熱壁22内の一部に、切替室3の冷気の戻り風路21を構成しても良い。冷却室からの冷気は、第3の吹出し口12から切替室3へ入り、切替室3の床面を構成する第1の仕切板18に形成された吸入口(図示せず)から戻り風路21に入り、冷蔵庫100の背面側に位置する冷却室へ戻る。戻り風路21は、第3の断熱壁22内の冷蔵庫100の背面側に形成され、前面側は空気断熱層になっている。
戻り風路21は、第3の断熱壁22内の空気断熱層22a(戻り風路21の両側に形成される)との仕切部を、第1の仕切板18から立設する二つの板形状部21aと、第2の仕切板19から立設する二つの板形状部21bとを組み合わせることにより構成しても良い。または、戻り風路21と第3の断熱壁22内の空気断熱層22aとの仕切部を、第1の仕切板18又は第2の仕切板19のいずれか一方から立設するようにしてもよい。
切替室3と冷凍室5とを区画する第3の断熱壁22(空気断熱壁)の空気層の断熱厚さは、28〜35mmが適当である。
以下、その理由を説明する。図5は第3の断熱壁22の空気層の断熱厚さを変化させたときの切替室3の温度と外気温度との関係を示す図である。ここで、切替室3の設定温度は、−7℃である。第3の断熱壁22の空気層の断熱厚さが28mm未満のときは低外気時のとき温度制御性が悪化し、切替室3の温度は設定温度より低くなる。
例えば、外気温度が5℃のとき、切替室3の設定温度(−7℃)に対して、
(1)第3の断熱壁22の空気層の断熱厚さが10mmでは、切替室3の温度は約3.5℃低下して約−10.5℃になる。
(2)第3の断熱壁22の断熱厚さが20mmでは、切替室3の温度は約2.5℃低下して約−9.5℃になる。
(3)第3の断熱壁22の空気層の断熱厚さが30mmでは、切替室3の温度は約1.5℃低下して約−8.5℃になる。
図6は外気温度5℃における切替室3の温度と第3の断熱壁22の空気層の断熱厚さとの関係を示す図である。切替室3の設定温度は−7℃である。切替室3の実測温度は、外気温度が低下した場合でも、設定温度±2℃以内の範囲にあることが好ましい。外気温度を5℃とするのは、冷蔵庫100が使用される外気温度の下限が5℃であるからである。また、切替室3の設定温度を−7℃とする理由は、良く使用される温度であるからである。切替室3の設定温度は、0℃近傍のマイナスの温度とするのが好ましいが、0℃近傍のマイナスの温度付近では、冷蔵庫100の運転率が低くダンパーの開閉が少ないため切替室3の温度コントロールがしにくい。さらに、切替室3の設定温度を、0℃近傍のマイナスの温度とすると、図6から推測されるように第3の断熱壁22の空気層の断熱厚さが、現実的でない大きさになるからである。切替室3の設定温度が−7℃で第3の断熱壁22の空気層の断熱厚さを設定すると、冷凍室5により冷却されるため切替室3の温度を0℃近傍のマイナスの温度に制御することが困難になるが、その場合は、ヒータ等の加熱装置を切替室3に設けて対応する。
切替室3の設定温度は−7℃であるから、外気温度5℃のとき、切替室3の実測温度は、−9(上)〜−5(下)℃の範囲にあることが好ましいので、第3の断熱壁22の空気層の断熱厚さの下限は、略28mmが適する。
第3の断熱壁22の空気層の断熱厚さの上限は、別の条件から決まる。即ち、第3の断熱壁22の空気層の断熱厚さが、35mmを超えると、隣接する冷凍室5からの冷却アシストの効果が減少する。また、庫内容積がその分減少するので、好ましくない。
製氷室2と冷凍室5とを仕切る第4の断熱壁23は、製氷室2の床面26(図3参照)を構成する簡素な板形状部品である。この板形状部品は、樹脂製(例えば、ポリプロピレン、厚さ1.5〜2mm)である。
製氷室2(−15〜17℃)と冷凍室5(−18℃以下)は、共に冷凍温度帯設定の部屋であるため、空気断熱壁を設けなくても、各々の部屋の温度調整は問題ないレベルである。
切替室3の設定温度が−12℃〜−17℃の場合、隣接する製氷室2(冷凍室5を含む)との温度差が少ないので、空気断熱壁を設けなくてもよい。製氷室2と切替室3とを仕切る第2の断熱壁24は、簡素な板形状部品である。この板形状部品は、樹脂製(例えば、ポリプロピレン、厚さ1.5〜2mm)である。
切替室3の設定温度が、−7℃〜−12℃、0℃〜−7℃の場合も、製氷室2と切替室3とを仕切る第2の断熱壁24は、簡素な板形状部品でよいが、第3の断熱壁22と同様の空気断熱壁にしてもよい。それにより、製氷室2と切替室3の温度制御が適切に行われる。
尚、空気断熱壁の空気層を断熱効果のある発泡材にて形成しても同様の効果が得られる。その際は、断熱厚さを空気層時にくらべて薄くすることが可能であり、庫内容積増加の効果が得られる。
以上のように、この実施の形態によれば、上から冷蔵室1、製氷室2及び切替室3、冷凍室5、野菜室4の順に配置される冷蔵庫100において、切替室3の設定温度をマイナス(0℃未満)の温度帯とすることにより、切替室3と冷凍室5とを区画する第3の断熱壁22を空気断熱壁で構成することで、断熱材が不要になりコストを下げることができるとともに、庫内容積を拡大することができる。
また、製氷室2と切替室3とを仕切る第2の断熱壁24を、第3の断熱壁22と同様の空気断熱壁にすることにより、製氷室2と切替室3の温度制御を適切に行うことができる。
また、切替室3と冷凍室5とを区画する第3の断熱壁22(空気断熱壁)の空気層の断熱厚さを28〜35mmとすることにより、外気温度が低い場合でも、切替室3の温度を所定の温度範囲に維持できる。また、隣接する冷凍室5からの冷却アシストの効果が得られるとともに、庫内容積を断熱材を使用する場合よりも広くすることができる。
実施の形態1を示す図で、扉を外した状態の冷蔵庫100の正面簡略図。 実施の形態1を示す図で、製氷室2、切替室3、及び冷凍室5付近の拡大図。 実施の形態1を示す図で、製氷室2、切替室3、及び冷凍室5付近の斜視図。 実施の形態1を示す図で、第3の断熱壁22の縦断面図。 実施の形態1を示す図で、第3の断熱壁22の空気層の断熱厚さを変化させたときの切替室3の温度と外気温度との関係を示す図。 実施の形態1を示す図で、外気温度5℃における切替室3の温度と空気断熱壁の空気層の断熱厚さとの関係を示す図。
符号の説明
1 冷蔵室、2 製氷室、3 切替室、4 野菜室、5 冷凍室、9 第1の断熱壁、10 第1の吹出し口、11 第2の吹出し口、12 第3の吹出し口、13 第4の吹出し口、18 第1の仕切板、19 第2の仕切板、21a 板形状部、21b 板形状部、22 第3の断熱壁、22a 空気断熱層、23 第4の断熱壁、24 第2の断熱壁、25 第5の断熱壁、26 床面、100 冷蔵庫。

Claims (5)

  1. 製氷室、切替室、冷凍室等の冷凍温度帯を中央部に設ける冷蔵庫において、
    前記切替室の設定温度を0℃よりも低い温度であるマイナスの温度帯とするとともに、前記切替室と前記冷凍室とを区画する断熱壁を空気断熱壁で構成することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記空気断熱壁の空気層の断熱厚さを、28〜35mmとすることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記製氷室と前記切替室とを区画する断熱壁を空気断熱壁で構成することを特徴とする請求項1又は請求項2記載冷蔵庫。
  4. 前記空気断熱壁を、第1の仕切板と第2の仕切板とを組み合わせることにより構成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記第1の仕切板と前記第2の仕切板との接合部の略全周に、仕切板接合部貼付シール材を貼り付けることを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
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