JP2010024259A - プロピレン系樹脂組成物および成形体 - Google Patents
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Abstract
【課題】透明性と耐衝撃性のバランスに優れたプロピレン系樹脂組成物を提供する。
【解決手段】エチレンおよび/またはα−オレフィンと、プロピレンとのランダム共重合体であって、該ランダム共重合体の重量を100%とするとき、該ランダム共重合体に含まれるエチレン単量体に由来する構造単位とα−オレフィン単量体に由来する構造単位との合計が3〜7重量%であるプロピレン系ランダム共重合体(A)を50〜99重量%と、エチレンと、エチレン系不飽和エステルとの共重合体(B)を50〜1重量%含むプロピレン系樹脂組成物(ただし、共重合体(A)と共重合体(B)との合計を100重量%とする)。
【選択図】なし
【解決手段】エチレンおよび/またはα−オレフィンと、プロピレンとのランダム共重合体であって、該ランダム共重合体の重量を100%とするとき、該ランダム共重合体に含まれるエチレン単量体に由来する構造単位とα−オレフィン単量体に由来する構造単位との合計が3〜7重量%であるプロピレン系ランダム共重合体(A)を50〜99重量%と、エチレンと、エチレン系不飽和エステルとの共重合体(B)を50〜1重量%含むプロピレン系樹脂組成物(ただし、共重合体(A)と共重合体(B)との合計を100重量%とする)。
【選択図】なし
Description
本発明は、プロピレン系樹脂組成物および該樹脂組成物からなる成形体に関する。
一般的に、プロピレン系樹脂は、優れた光学的や熱的特性を有するため、シート状に加工し、各種包装用資材や装飾用資材として広く利用されているが、低温での耐衝撃性に弱く、低温使用時に落下などの衝撃によって包装が破れることがあった。耐衝撃性を改良する目的で、エチレン−プロピレンゴムなどのゴム成分を機械的混合により導入する方法や、ブロック共重合法などにより導入する方法が行われている。
しかしながら、ゴム成分の機械的混合やブロック共重合法などによる導入は、分散粒子径のコントロールが困難であるため、加工法や加工条件、製品の厚みなどによっては、ゴムの分散粒径が大きくなり、透明性に劣ることがあった。かかる現状において、本発明の解決しようとする課題、即ち、本発明の目的は、従来のプロピレン系重合体に比べて、透明性と耐衝撃性のバランスに優れたプロピレン系樹脂組成物、および該組成物からなる成形体を提供することに関する。
即ち本発明は、エチレンおよび/またはα−オレフィンと、プロピレンとのランダム共重合体であって、該ランダム共重合体の重量を100%とするとき、該ランダム共重合体に含まれるエチレン単量体に由来する構造単位とα−オレフィン単量体に由来する構造単位との合計が3〜7重量%であるプロピレン系ランダム共重合体(A)を50〜99重量%と、エチレンと、エチレン系不飽和エステルとの共重合体(B)を50〜1重量%含むプロピレン系樹脂組成物(ただし、共重合体(A)と共重合体(B)との合計を100重量%とする)である。
さらに本発明は、前記プロピレン系樹脂組成物からなる成形体である。
さらに本発明は、前記プロピレン系樹脂組成物からなる成形体である。
本発明によれば、透明性と耐衝撃性のバランスに優れたプロピレン系樹脂組成物、および該組成物からなる成形体が提供される。
本発明のプロピレン系樹脂組成物は、エチレンおよび/またはα−オレフィンと、プロピレンとのランダム共重合体であって、該ランダム共重合体の重量を100%とするとき、該ランダム共重合体に含まれるエチレン単量体に由来する構造単位とα−オレフィン単量体に由来する構造単位との合計が3〜7重量%であるプロピレン系ランダム共重合体(A)を50〜99重量%と、エチレンと、エチレン系不飽和エステルとの共重合体(B)を50〜1重量%含むプロピレン系樹脂組成物(ただし、共重合体(A)と共重合体(B)との合計を100重量%とする)である。
本発明のプロピレン系樹脂組成物におけるプロピレン系ランダム共重合体(A)は、エチレンおよび/またはα−オレフィンと、プロピレンとのランダム共重合体である。前記α−オレフィンは、炭素原子数4以上のα−オレフィンであり、例えば、炭素原子数4〜20のα−オレフィンとして、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−へプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ナノデセン、1−エイコセン等の直鎖状のα−オレフィン、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ヘキセン、2,2,4−トリメチル−1−ペンテン等の分岐状のα−オレフィン等が挙げられる。なお、本発明のプロピレン系樹脂組成物におけるプロピレン系ランダム共重合体(A)中で用いられるα−オレフィンは、2種類以上使用してもよい。
本発明のプロピレン系樹脂組成物におけるプロピレン系ランダム共重合体(A)としては、例えば、エチレン−プロピレンランダム共重合体、エチレン−プロピレン−1−ブテンランダム共重合体、エチレン−プロピレン−1−ペンテンランダム共重合体、エチレン−プロピレン−ヘキセンランダム共重合体、エチレン−プロピレン−1−ヘプテンランダム共重合体、エチレン−プロピレン−1−オクテンランダム共重合体等が挙げられる。これらは1種で用いても、2種以上を併用してもよいが、得られるプロピレン系樹脂組成物の透明性と耐衝撃性のバランスの観点から、好ましくは、エチレン−プロピレンランダム共重合体、エチレン−プロピレン−1−ブテンランダム共重合体、プロピレン−1−ブテンランダム共重合体が挙げられ、より好ましくはエチレン−プロピレンランダム共重合体、エチレン−プロピレン−1−ブテンランダム共重合体である。
本発明のプロピレン系樹脂組成物におけるプロピレン系ランダム共重合体(A)は、該共重合体(A)の重量を100重量%とするとき、エチレン単量体に由来する構造単位とα−オレフィン単量体に由来する構造単位とを、合計で3〜7重量%含有する。エチレン単量体に由来する構造単位とα−オレフィン単量体に由来する構造単位との合計含有量は、好ましくは4〜6重量%であり、更に好ましくは4.3〜5.7重量%である。エチレン単量体に由来する構造単位とα−オレフィン単量体に由来する構造単位との合計含有量が前記範囲にあるプロピレン系ランダム共重合体(A)を含む本発明のプロピレン系樹脂組成物は、透明性と耐衝撃性のバランスに優れるものとなる。
本発明におけるプロピレン系ランダム共重合体(A)の製造方法は特に限定されないが、例えば、いわゆるチタン含有固体状遷移金属成分と有機金属成分を組合せて用いるチーグラー・ナッタ型触媒、特に遷移金属成分がチタン、マグネシウムおよびハロゲンを必須成分とし、電子供与性化合物を任意成分とする固体成分または三塩化チタンとし、有機金属成分がアルミニウム化合物である触媒を用いて、スラリー重合、気相重合、バルク重合、溶液重合等またはこれらを多段階に組合せた重合方法を挙げることができる。また、市販の該当品を用いてもよい。
本発明におけるプロピレン系ランダム共重合体(A)のメルトフローレート(MFR)は、得られるプロピレン系樹脂組成物の加工性の観点から好ましくは0.1〜200g/10分であり、より好ましくは0.3〜150g/10分、さらに好ましくは0.5〜20g/10分である。なお、MFRは、JIS K7210(1995)に従い、荷重21.28N、温度230℃の条件で測定される。
本発明のプロピレン系樹脂組成物における共重合体(B)は、エチレンと、エチレン系不飽和エステルとの共重合体であり、具体的には、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピオン酸ビニル共重合体などのエチレン−ビニルエステル共重合体;エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸ブチル共重合体等のエチレン−不飽和カルボン酸アルキルエステル共重合体等を挙げることができる。加工中のフィッシュアイなどの異物の発生を抑制する観点から、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体が好ましい。
本発明における共重合体(B)に含まれるエチレン系不飽和エステルに基づく構造単位の量は、得られる組成物の透明性の観点から、好ましくは50wt%以下であり、より好ましくは40〜3wt%、さらに好ましくは20〜5wt%、最も好ましくは20〜14wt%である(ただし、エチレン−エチレン系不飽和エステル共重合体(B)の全重量を100重量%とする)。なお、エチレン系不飽和エステルに基づく構造単位の含有量は、赤外法により測定される。
本発明のプロピレン系樹脂組成物における共重合体(B)のメルトフローレート(MFR)は、好ましくは1〜50g/10分であり、より好ましくは2〜20g/10分であり、さらに好ましくは3〜15g/10分である。MFRが前記範囲にある成分(B)は、シートなどの加工性に優れる。なお、MFRは、JIS K7210(1995)に従い、荷重21.18N、温度190℃の条件で測定される。
本発明のプロピレン系樹脂組成物における共重合体(B)の製造方法としては、公知の方法が用いられ、例えば、高圧ラジカル重合法、溶液重合法、乳化重合法などにより、エチレン系不飽和エステル化合物とエチレンとを共重合する方法をあげることができる。また、市販の該当品を用いてもよい。
本発明のプロピレン系樹脂組成物におけるプロピレン系ランダム共重合体(A)の23℃における屈折率nAと、共重合体(B)の23℃における屈折率nBの差の絶対値(|nA−nB|)は、得られるプロピレン系樹脂組成物の透明性の観点から0.0030以下であることが好ましい。
本発明のプロピレン系樹脂組成物におけるプロピレン系ランダム共重合体(A)中のエチレン単量体に由来する構造単位とα−オレフィン単量体に由来する構造単位との合計含量(wt%)と、共重合体(B)中のエチレン系不飽和エステル単量体に由来する構造単位の含量(wt%)は、透明性の観点から下記式(1)を満たすことが好ましい。下記の式を満たす場合、プロピレン系ランダム共重合体(A)と共重合体(B)の屈折率が近くなり、得られる樹脂組成物からなる成形体は透明性に優れるものとなる。
6.5<(b)−1.25×(a)<13 式(1)
(ここでの、(b)は共重合体(B)を100重量%としたときのエチレン系不飽和エステル単量体に由来する構造単位の含有量(wt%)であり、(a)はプロピレン系ランダム共重合体(A)を100重量%としたときのエチレン単量体に由来する構造単位の含有量とα−オレフィン単量体に由来する構造単位の含有量との合計(重量%)である。)
6.5<(b)−1.25×(a)<13 式(1)
(ここでの、(b)は共重合体(B)を100重量%としたときのエチレン系不飽和エステル単量体に由来する構造単位の含有量(wt%)であり、(a)はプロピレン系ランダム共重合体(A)を100重量%としたときのエチレン単量体に由来する構造単位の含有量とα−オレフィン単量体に由来する構造単位の含有量との合計(重量%)である。)
本発明のプロピレン系樹脂組成物に含まれるプロピレン系ランダム共重合体(A)と共重合体(B)の割合は、プロピレン系ランダム共重合体(A)と共重合体(B)の合計を100重量%として、共重合体(A)50〜99重量%、および、共重合体(B)50〜1重量%であり、好ましくは、共重合体(A)50〜95重量%、および、共重合体(B)50〜5重量%であり、より好ましくは、共重合体(A)50〜90重量%、および、共重合体(B)50〜10重量%であり、さらに好ましくは、共重合体(A)50〜80重量%、および、共重合体(B)50〜20重量%、最も好ましくは、共重合体(A)50〜75重量%、および、共重合体(B)50〜25重量%、である。共重合体(A)および共重合体(B)の含有量が前記範囲にある樹脂組成物から形成されるシートなどの成形体は、透明性と耐衝撃性のバランスに優れたものである。
本発明においては、本発明の特性を本質的に損なわない範囲において、必要に応じて、プロピレン系樹脂組成物に共重合体(A)や共重合体(B)以外のポリオレフィン系樹脂や、スチレン系樹脂等を添加することができる。
前記スチレン系樹脂としては、例えば、スチレンの低分子量重合体、α−メチルスチレンとビニルトルエンとの共重合体、スチレンとアクリロニトリルとインデンとの共重合体、スチレンとブタジエンの共重合体、スチレンとエチレンブチレンの共重合体が挙げられる。
共重合体(A)や共重合体(B)以外のポリオレフィン系樹脂としては、例えば、エチレン系樹脂、変性ポリオレフィン系樹脂を例示することができる。
上記エチレン系樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等のポリエチレン系樹脂、エチレン−プロピレン共重合体樹脂、エチレン−ブテン共重合体樹脂、エチレン−ペンテン共重合体樹脂、エチレン−ヘキセン共重合体樹脂、エチレン−オクテン共重合体樹脂などのエチレンを主成分とするエチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−スチレン共重合体樹脂、エチレン−環状オレフィン共重合体樹脂が挙げられ、変性ポリオレフィン系樹脂とは、例えば、無水マレイン酸、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、アクリル酸、メタクリル酸、テトラヒドロフタル酸、グリシジルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート等の変性用化合物で変性されたポリオレフィンである。
本発明においては、本発明の特性を本質的に損なわない範囲において、必要に応じて、プロピレン系樹脂組成物に酸化防止剤、抗ブロッキング剤、滑剤、帯電防止剤、耐候安定剤、顔料、加工性改良剤、金属石鹸等の添加剤や石油樹脂等を添加してもよく、該添加剤は2種類以上を併用してもよい。
本発明のプロピレン系樹脂組成物の製造方法としては、特に限定されるものではなく、公知のブレンド方法が挙げられる。公知のブレンド方法としては、例えば、共重合体(A)と共重合体(B)と必要に応じて添加剤などの他の成分とを、ドライブレンドやメルトブレンドする方法等が挙げられる。ドライブレンドする方法には、ヘンシェルミキサー、タンブラーミキサー等の各種ブレンダーを用いることができ、またメルトブレンドする方法には、単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、熱ロール等の各種ミキサーを用いることができる。
本発明のプロピレン系樹脂組成物は、公知の成形技術により、シート、繊維、容器等、さまざまな形状の成形体に成形されて使用される。該成形技術としては、例えば、射出成形、圧縮成形、射出圧縮成形、Tダイ成形、延伸成形、インフレーション成形、シート成形、バンク成形、カレンダ成形、圧空成形、真空成形、パイプ成形、異型押出成形、中空成形、射出中空成形、射出延伸中空成形、ラミネート成形等が挙げられ、好ましくTダイ成形、シート成形、バンク成形、カレンダ成形である。
本発明のプロピレン系樹脂組成物を用いて、シートを製造する場合、通常ポリオレフィンのシートの製造に用いられる公知公用の成形方法により製造する方法が例示できる。公知公用の成形方法の中でも生産性が良好な理由により押出成形法が好ましく、特に好ましくは、本発明の共重合体(A)および共重合体(B)を含む樹脂組成物からなる層を少なくとも1層有するような多層シートを製造する場合も踏まえて押出機、フィードブロック、Tダイ、冷却ロール、ガイドロール、引き取りロール、アニールロール、トリミングカッター、マスキング、定尺切断カッター、スタッカーなどの装置を備えているTダイシート成形機を用いた押出Tダイ法である。本発明のプロピレン系樹脂シートの厚みは通常0.01〜5.0mmであり、好ましくは0.02〜3.0mmである。
本発明のプロピレン系樹脂組成物は、シート、食品などの包装容器、輸液ボトル、パイプ、ホース、電線被覆、フィラメント、玩具や文具等の雑貨、インスツルメントパネル等の内装材、バンパー等の外装材、その他自動車用部品等の自動車材料、洗濯機、掃除機等の家電材料に好適である。
以下の実施例によって本発明をさらに具体的に説明する。
[I]測定方法
物性測定は、下記のとおりに行った。
(1)メルトフローレート(単位:g/10分)
本発明のプロピレン系樹脂組成物に含有される共重合体(A)と共重合体(B)のメルトフローレートはJIS K 7210に従って測定した。共重合体(A)は、試験温度230℃、試験荷重21.18Nで、共重合体(B)は、試験温度190℃、試験荷重21.18Nで測定した。
(2)共重合体(A)に含有されるエチレン単量体に由来する構造単位とα−オレフィン単量体に由来する構造単位の含有量(単位:重量%)
エチレン−プロピレンランダム共重合体に含有されるエチレン単量体に由来する構造単位の含有量は、高分子ハンドブック(1995年、紀伊国屋書店発行)の616ページに記載されている赤外スペクトル測定を行って求めた。
(3)共重合体(B)に含有されるエチレン系不飽和エステル単量体に由来する構造単位の含有量
<メタクリル酸メチル単量体に由来する構造単位含有量の場合>
装置として日本分光(株)製FT/IR−7300を用い、共重合体(B)からなる厚み0.3mmのシートの赤外線吸収スペクトルを測定し、下記式1より求めた。
(b)={4.1×log(I0/I)/t}−5.3 式1
式1中、(b)はメタクリル酸メチル単量体由来の構造単位の含有量(重量%)、Iは周波数3448cm-1での透過光強度、I0は周波数3448cm-1での入射光強度、tは測定試料シート厚み(cm)を示す。I0を求める時のベースラインは3510〜3310cm-1とした。
(4)屈折率
共重合体(A)と共重合体(B)の23℃における屈折率は、各共重合体からなる厚さ100μmのフィルムを10mm×30mmの大きさに切り取り試験片として用い、アッベ屈折計 3型(株式会社アタゴ製)を用いて調べた。
なお、厚さ100μmのフィルムは、(株)神藤金属工業製の圧縮成形機AYSR−10型を用いて、下記に従って作成した。
共重合体(A):230℃で5分間予熱後、5分間かけて9.8MPaまで昇圧し、5分間保圧した。その後、30℃で5分間冷却した。
共重合体(B):180℃で5分間予熱後、5分間かけて9.8MPaまで昇圧し、5分間保圧した。その後、30℃で5分間冷却した。
(5)透明性(ヘイズ、単位%)
本発明で得られたプロピレン系樹脂組成物を、神藤金属工業製の圧縮成形機AYSR−10型を用いて、230℃で5分間予熱後、5分間かけて5.0MPaまで昇圧し、5分間保圧した。その後、30℃で5分間冷却して厚さ1mmのサンプルを作成し、JIS K7105に従い、ヘイズ値を測定した。この値が小さいほど、透明性に優れる。
(6)耐衝撃性(アイゾット衝撃強度、単位:kJ/m2)
JIS K7110に従って、2号試験片のタイプAノッチ入りの試験片を作成した。この試験片を温度0℃の恒温槽中に24時間以上静置した後に測定した。この値が大きいほど、耐衝撃性に優れることを示す。
[I]測定方法
物性測定は、下記のとおりに行った。
(1)メルトフローレート(単位:g/10分)
本発明のプロピレン系樹脂組成物に含有される共重合体(A)と共重合体(B)のメルトフローレートはJIS K 7210に従って測定した。共重合体(A)は、試験温度230℃、試験荷重21.18Nで、共重合体(B)は、試験温度190℃、試験荷重21.18Nで測定した。
(2)共重合体(A)に含有されるエチレン単量体に由来する構造単位とα−オレフィン単量体に由来する構造単位の含有量(単位:重量%)
エチレン−プロピレンランダム共重合体に含有されるエチレン単量体に由来する構造単位の含有量は、高分子ハンドブック(1995年、紀伊国屋書店発行)の616ページに記載されている赤外スペクトル測定を行って求めた。
(3)共重合体(B)に含有されるエチレン系不飽和エステル単量体に由来する構造単位の含有量
<メタクリル酸メチル単量体に由来する構造単位含有量の場合>
装置として日本分光(株)製FT/IR−7300を用い、共重合体(B)からなる厚み0.3mmのシートの赤外線吸収スペクトルを測定し、下記式1より求めた。
(b)={4.1×log(I0/I)/t}−5.3 式1
式1中、(b)はメタクリル酸メチル単量体由来の構造単位の含有量(重量%)、Iは周波数3448cm-1での透過光強度、I0は周波数3448cm-1での入射光強度、tは測定試料シート厚み(cm)を示す。I0を求める時のベースラインは3510〜3310cm-1とした。
(4)屈折率
共重合体(A)と共重合体(B)の23℃における屈折率は、各共重合体からなる厚さ100μmのフィルムを10mm×30mmの大きさに切り取り試験片として用い、アッベ屈折計 3型(株式会社アタゴ製)を用いて調べた。
なお、厚さ100μmのフィルムは、(株)神藤金属工業製の圧縮成形機AYSR−10型を用いて、下記に従って作成した。
共重合体(A):230℃で5分間予熱後、5分間かけて9.8MPaまで昇圧し、5分間保圧した。その後、30℃で5分間冷却した。
共重合体(B):180℃で5分間予熱後、5分間かけて9.8MPaまで昇圧し、5分間保圧した。その後、30℃で5分間冷却した。
(5)透明性(ヘイズ、単位%)
本発明で得られたプロピレン系樹脂組成物を、神藤金属工業製の圧縮成形機AYSR−10型を用いて、230℃で5分間予熱後、5分間かけて5.0MPaまで昇圧し、5分間保圧した。その後、30℃で5分間冷却して厚さ1mmのサンプルを作成し、JIS K7105に従い、ヘイズ値を測定した。この値が小さいほど、透明性に優れる。
(6)耐衝撃性(アイゾット衝撃強度、単位:kJ/m2)
JIS K7110に従って、2号試験片のタイプAノッチ入りの試験片を作成した。この試験片を温度0℃の恒温槽中に24時間以上静置した後に測定した。この値が大きいほど、耐衝撃性に優れることを示す。
[予備重合触媒成分の製造]
攪拌機付きSUS製オートクレーブ(内容積:3リットル)に、充分に脱水及び脱気処理したn−ヘキサン1.5リットルと、トリエチルアルミニウム37.5ミリモルと、シクロヘキシルエチルジメトキシシラン3.75ミリモルと、上記固体触媒成分15gとを投入し、オートクレーブ内の温度を約10℃に保ちながらプロピレン15gを約30分かけて連続的に供給して予備重合を行った。次に、オートクレーブ内の予備重合スラリーを、別の攪拌機付きSUS製オートクレーブ(内容積:160リットル)に移送し、液状ブタン145リットルを加えて予備重合触媒成分のスラリーとした。
攪拌機付きSUS製オートクレーブ(内容積:3リットル)に、充分に脱水及び脱気処理したn−ヘキサン1.5リットルと、トリエチルアルミニウム37.5ミリモルと、シクロヘキシルエチルジメトキシシラン3.75ミリモルと、上記固体触媒成分15gとを投入し、オートクレーブ内の温度を約10℃に保ちながらプロピレン15gを約30分かけて連続的に供給して予備重合を行った。次に、オートクレーブ内の予備重合スラリーを、別の攪拌機付きSUS製オートクレーブ(内容積:160リットル)に移送し、液状ブタン145リットルを加えて予備重合触媒成分のスラリーとした。
[共重合体(A)エチレン−プロピレン共重合体の製造 (重合体−1)]
ループリアクターと流動層反応器を連結してなる装置のループリアクターに、プロピレン、水素、トリエチルアルミニウム、シクロヘキシルエチルジメトキシシランおよび予備重合触媒成分のスラリーを連続的に供給し、重合温度:57℃、重合圧力:3500kPa、反応器内の水素供給量:供給プロピレンに対して0.545mol/kmol、トリエチルアルミニウムの供給量:供給プロピレンに対して100wtppm、シクロヘキシルエチルジメトキシシランの供給量:トリエチルアルミニウムの供給量に対して0.003mol/mol、予備重合触媒成分のスラリーの供給量:固体触媒成分換算し、供給プロピレンに対して58.2wtppmの条件で重合を行い、ループリアクターから流動層反応器へ連続的に重合体粒子を移送した。
流動層反応器に、プロピレン、水素、エチレンを連続的に供給し、重合温度:86℃、重合圧力:2100kPaG、循環ガス流速:18.8cm/s、平均滞留時間:3.2時間、反応器内のプロピレン濃度:99.61体積%、水素濃度:0.09体積%、エチレン濃度:0.3体積%の条件で重合を行い、流動層反応器から連続的に重合体粒子を回収し、重合体−1を得た。
ループリアクターと流動層反応器を連結してなる装置のループリアクターに、プロピレン、水素、トリエチルアルミニウム、シクロヘキシルエチルジメトキシシランおよび予備重合触媒成分のスラリーを連続的に供給し、重合温度:57℃、重合圧力:3500kPa、反応器内の水素供給量:供給プロピレンに対して0.545mol/kmol、トリエチルアルミニウムの供給量:供給プロピレンに対して100wtppm、シクロヘキシルエチルジメトキシシランの供給量:トリエチルアルミニウムの供給量に対して0.003mol/mol、予備重合触媒成分のスラリーの供給量:固体触媒成分換算し、供給プロピレンに対して58.2wtppmの条件で重合を行い、ループリアクターから流動層反応器へ連続的に重合体粒子を移送した。
流動層反応器に、プロピレン、水素、エチレンを連続的に供給し、重合温度:86℃、重合圧力:2100kPaG、循環ガス流速:18.8cm/s、平均滞留時間:3.2時間、反応器内のプロピレン濃度:99.61体積%、水素濃度:0.09体積%、エチレン濃度:0.3体積%の条件で重合を行い、流動層反応器から連続的に重合体粒子を回収し、重合体−1を得た。
[共重合体(A)エチレン−プロピレン共重合体の製造 (重合体−2)]
ループリアクターと流動層反応器を連結してなる装置のループリアクターに、プロピレン、水素、トリエチルアルミニウム、シクロヘキシルエチルジメトキシシランおよび予備重合触媒成分のスラリーを連続的に供給し、重合温度:55℃、重合圧力:3500kPa、反応器内の水素供給量:供給プロピレンに対して0.939mol/kmol、トリエチルアルミニウムの供給量:供給プロピレンに対して100wtppm、シクロヘキシルエチルジメトキシシランの供給量:トリエチルアルミニウムの供給量に対して0.15mol/mol、予備重合触媒成分のスラリーの供給量:固体触媒成分換算し、供給プロピレンに対して21.8wtppmの条件で重合を行い、ループリアクターから流動層反応器へ連続的に重合体粒子を移送した。
流動層反応器に、プロピレン、水素、エチレンを連続的に供給し、重合温度:84℃、重合圧力:2100kPaG、循環ガス流速:18.8cm/s、平均滞留時間:3.2時間、反応器内のプロピレン濃度:97.85体積%、水素濃度:0.50体積%、エチレン濃度:1.65体積%の条件で重合を行い、流動層反応器から連続的に重合体粒子を回収し、重合体−2を得た。
ループリアクターと流動層反応器を連結してなる装置のループリアクターに、プロピレン、水素、トリエチルアルミニウム、シクロヘキシルエチルジメトキシシランおよび予備重合触媒成分のスラリーを連続的に供給し、重合温度:55℃、重合圧力:3500kPa、反応器内の水素供給量:供給プロピレンに対して0.939mol/kmol、トリエチルアルミニウムの供給量:供給プロピレンに対して100wtppm、シクロヘキシルエチルジメトキシシランの供給量:トリエチルアルミニウムの供給量に対して0.15mol/mol、予備重合触媒成分のスラリーの供給量:固体触媒成分換算し、供給プロピレンに対して21.8wtppmの条件で重合を行い、ループリアクターから流動層反応器へ連続的に重合体粒子を移送した。
流動層反応器に、プロピレン、水素、エチレンを連続的に供給し、重合温度:84℃、重合圧力:2100kPaG、循環ガス流速:18.8cm/s、平均滞留時間:3.2時間、反応器内のプロピレン濃度:97.85体積%、水素濃度:0.50体積%、エチレン濃度:1.65体積%の条件で重合を行い、流動層反応器から連続的に重合体粒子を回収し、重合体−2を得た。
[成分(A)エチレン−プロピレン共重合体の製造 (重合体−3)]
ループリアクターと流動層反応器を連結してなる装置のループリアクターに、プロピレン、水素、トリエチルアルミニウム、シクロヘキシルエチルジメトキシシランおよび予備重合触媒成分のスラリーを連続的に供給し、重合温度:55℃、重合圧力:3500kPa、反応器内の水素供給量:供給プロピレンに対して0.282mol/kmol、トリエチルアルミニウムの供給量:供給プロピレンに対して100wtppm、シクロヘキシルエチルジメトキシシランの供給量:トリエチルアルミニウムの供給量に対して0.30mol/mol、予備重合触媒成分のスラリーの供給量:固体触媒成分換算し、供給プロピレンに対して19.3wtppmの条件で重合を行い、ループリアクターから流動層反応器へ連続的に重合体粒子を移送した。
流動層反応器に、プロピレン、水素、エチレンを連続的に供給し、重合温度:81℃、重合圧力:2100kPaG、循環ガス流速:23.3cm/s、平均滞留時間:3.2時間、反応器内のプロピレン濃度:97.85体積%、水素濃度:0.50体積%、エチレン濃度:1.65体積%の条件で重合を行い、流動層反応器から連続的に重合体粒子を回収し、重合体−3を得た。
ループリアクターと流動層反応器を連結してなる装置のループリアクターに、プロピレン、水素、トリエチルアルミニウム、シクロヘキシルエチルジメトキシシランおよび予備重合触媒成分のスラリーを連続的に供給し、重合温度:55℃、重合圧力:3500kPa、反応器内の水素供給量:供給プロピレンに対して0.282mol/kmol、トリエチルアルミニウムの供給量:供給プロピレンに対して100wtppm、シクロヘキシルエチルジメトキシシランの供給量:トリエチルアルミニウムの供給量に対して0.30mol/mol、予備重合触媒成分のスラリーの供給量:固体触媒成分換算し、供給プロピレンに対して19.3wtppmの条件で重合を行い、ループリアクターから流動層反応器へ連続的に重合体粒子を移送した。
流動層反応器に、プロピレン、水素、エチレンを連続的に供給し、重合温度:81℃、重合圧力:2100kPaG、循環ガス流速:23.3cm/s、平均滞留時間:3.2時間、反応器内のプロピレン濃度:97.85体積%、水素濃度:0.50体積%、エチレン濃度:1.65体積%の条件で重合を行い、流動層反応器から連続的に重合体粒子を回収し、重合体−3を得た。
[プロピレン系樹脂組成物からなるシートの作成]
共重合体(A)として重合体−2のエチレン−プロピレンランダム共重合体70重量部と、共重合体(B)としてエチレン−メタクリル酸メチル共重合体(商品名:アクリフト WH302、住友化学(株)製、MFR=7g/10分、メタクリル酸メチル単量体に由来する構造単位含有量=15重量%、屈折率1.5004)30重量部を、一軸押出機によって230℃で溶融混練し、共重合体(A)と共重合体(B)からなるプロピレン系樹脂組成物を得て、透明性、耐衝撃性について、評価を行った。結果を表2に示す。
共重合体(A)として重合体−2のエチレン−プロピレンランダム共重合体70重量部と、共重合体(B)としてエチレン−メタクリル酸メチル共重合体(商品名:アクリフト WH302、住友化学(株)製、MFR=7g/10分、メタクリル酸メチル単量体に由来する構造単位含有量=15重量%、屈折率1.5004)30重量部を、一軸押出機によって230℃で溶融混練し、共重合体(A)と共重合体(B)からなるプロピレン系樹脂組成物を得て、透明性、耐衝撃性について、評価を行った。結果を表2に示す。
実施例2
共重合体(A)として重合体−3を、共重合体(B)としてアクリフト WH303(住友化学(株)製、MFR=7g/10分、メタクリル酸メチル単量体に由来する構造単位含有量=18重量%、屈折率=1.4982)を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
共重合体(A)として重合体−3を、共重合体(B)としてアクリフト WH303(住友化学(株)製、MFR=7g/10分、メタクリル酸メチル単量体に由来する構造単位含有量=18重量%、屈折率=1.4982)を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
実施例3
実施例2の共重合体(A)を50重量部、共重合体(B)を50重量部とした以外は、実施例2と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
実施例2の共重合体(A)を50重量部、共重合体(B)を50重量部とした以外は、実施例2と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
実施例4
実施例2の共重合体(A)を90重量部、共重合体(B)を10重量部とした以外は、実施例2と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
実施例2の共重合体(A)を90重量部、共重合体(B)を10重量部とした以外は、実施例2と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
実施例5
共重合体(B)としてアクリフト WH205(住友化学(株)製、MFR=3g/10分、メタクリル酸メチル単量体に由来する構造単位含有量=18重量%、屈折率=1.4982)を用いた以外は、実施例2と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
共重合体(B)としてアクリフト WH205(住友化学(株)製、MFR=3g/10分、メタクリル酸メチル単量体に由来する構造単位含有量=18重量%、屈折率=1.4982)を用いた以外は、実施例2と同様に評価を行った。結果を表2に示す。
比較例1
共重合体(A)として重合体−1を、共重合体(B)としてアクリフト WD301(住友化学(株)製、MFR=7g/10分、メタクリル酸メチル単量体に由来する構造単位含有量=10重量%、屈折率=1.5048)を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。結果を表3に示す。
共重合体(A)として重合体−1を、共重合体(B)としてアクリフト WD301(住友化学(株)製、MFR=7g/10分、メタクリル酸メチル単量体に由来する構造単位含有量=10重量%、屈折率=1.5048)を用いた以外は、実施例1と同様に評価を行った。結果を表3に示す。
比較例2
共重合体(B)としてアクリフト WH303(住友化学(株)製、MFR=7g/10分、メタクリル酸メチル単量体に由来する構造単位含有量=18重量%、屈折率=1.4982)を用いた以外は、比較例1と同様に評価を行った。結果を表3に示す。
共重合体(B)としてアクリフト WH303(住友化学(株)製、MFR=7g/10分、メタクリル酸メチル単量体に由来する構造単位含有量=18重量%、屈折率=1.4982)を用いた以外は、比較例1と同様に評価を行った。結果を表3に示す。
比較例3
共重合体(A)として重合体−1のみを用い、共重合体(B)には何も用いなかった以外は、比較例1と同様に評価を行った。結果を表3に示す。
共重合体(A)として重合体−1のみを用い、共重合体(B)には何も用いなかった以外は、比較例1と同様に評価を行った。結果を表3に示す。
Claims (5)
- エチレンおよび/またはα−オレフィンと、プロピレンとのランダム共重合体であって、該ランダム共重合体の重量を100%とするとき、該ランダム共重合体に含まれるエチレン単量体に由来する構造単位とα−オレフィン単量体に由来する構造単位との合計が3〜7重量%であるプロピレン系ランダム共重合体(A)を50〜99重量%と、エチレンと、エチレン系不飽和エステルとの共重合体(B)を50〜1重量%含むプロピレン系樹脂組成物(ただし、共重合体(A)と共重合体(B)との合計を100重量%とする)。
- 前記共重合体(B)が、エチレン系不飽和エステル単量体に由来する構造単位を14〜20wt%含有する共重合体である請求項1に記載のプロピレン系樹脂組成物(ただし共重合体(B)の重量を100%とする)。
- 前記共重合体(B)がエチレン−メタクリル酸メチル共重合体である請求項1または2に記載のプロピレン系樹脂組成物。
- 請求項1から3のいずれかに記載のプロピレン系樹脂組成物からなる成形体。
- 請求項1から3のいずれかに記載のプロピレン系樹脂組成物からなる層を少なくとも1層有するシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008183466A JP2010024259A (ja) | 2008-07-15 | 2008-07-15 | プロピレン系樹脂組成物および成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008183466A JP2010024259A (ja) | 2008-07-15 | 2008-07-15 | プロピレン系樹脂組成物および成形体 |
Publications (1)
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JP2010024259A true JP2010024259A (ja) | 2010-02-04 |
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ID=41730382
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JP2008183466A Pending JP2010024259A (ja) | 2008-07-15 | 2008-07-15 | プロピレン系樹脂組成物および成形体 |
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JP (1) | JP2010024259A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014125511A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Kuraray Co Ltd | 粘着積層体 |
-
2008
- 2008-07-15 JP JP2008183466A patent/JP2010024259A/ja active Pending
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