JP2010023046A - 多回曲げ配管の製造方法ならびに多回曲げ配管の製造装置 - Google Patents

多回曲げ配管の製造方法ならびに多回曲げ配管の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】製造効率が向上する多回曲げ配管の製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】多回曲げ配管の製造方法は、第1曲げ工程、捩り工程及び第2曲げ工程を備える。第1曲げ工程では、配管9a,9bが長手方向に沿うようにして接合された被接合配管9を曲げる。捩り工程では、第1曲げ工程において曲げられた被接合配管9の湾曲部分9dを固定端として、被接合配管9を捩る。第2曲げ工程では、捩り工程において捩られた被接合配管9を曲げる。
【選択図】図11

Description

本発明は、複数箇所で曲げられた複雑な形状を有する多回曲げ配管の製造方法、ならびに多回曲げ配管の製造装置に関する。
従来より、空気調和装置に用いられる熱交換器としては、例えば特許文献1に開示されているように、主として、互いに平行に配列された複数の伝熱フィンと、伝熱フィンを貫通する複数の伝熱管とで構成されているものがある。また、この伝熱管には、互いに径の異なる2本の配管が接合された状態で螺旋状の形状に形作られている、いわゆる多回曲げ配管が用いられている場合がある。
特開2008−111618号公報
ところで、上記多回曲げ配管の製造方法としては、先ずは各配管を複数箇所で曲げて螺旋状の形状に加工した後、該配管を接合する方法が採られている。しかしながら、この製造方法では、複雑な形状を有している配管同士を接合することになるため、配管の接合工程において手間がかかってしまい、多回曲げ配管の製造効率が低下してしまう。
そこで、本発明は、多回曲げ配管の製造効率を向上することができる多回曲げ配管の製造方法ならびに多回曲げ配管の製造装置の提供を目的とする。
発明1に係る多回曲げ配管の製造方法は、第1曲げ工程、捩り工程及び第2曲げ工程を備える。第1曲げ工程では、被接合配管を曲げる。被接合配管は、少なくとも2つの配管が長手方向に沿うようにして接合されたものである。捩り工程では、第1曲げ工程において曲げられた被接合配管の湾曲部分を固定端として、被接合配管を捩る。第2曲げ工程では、捩り工程において捩られた被接合配管を曲げる。
この多回曲げ配管の製造方法によると、多回曲げ配管は、少なくとも2つの配管が接合された被接合配管が曲げられた後捩られ、再度曲げられるという工程によって製造される。即ち、本発明に係る多回曲げ配管の製造方法によると、少なくとも2つの配管を接合した状態で多回曲げ配管を製造することができる。従って、接合されていない配管それぞれを複数箇所で曲げる曲げ加工を行った後に、これらを接合する従来の多回曲げ配管の製造方法に比して、多回曲げ配管の製造効率が向上する。
発明2に係る多回曲げ配管の製造方法は、発明1に係る多回曲げ配管の製造方法であって、捩り工程では、被接合配管の湾曲部分が湾曲部分保持部材により回転不能に保持された状態で、被接合配管の長手方向を軸として被接合配管の第1部分を所定角度回動させる。第1部分は、被接合配管において湾曲部分から離れた部分である。
この多回曲げ配管の製造方法によると、被接合配管の湾曲部分が回転不能に保持された状態で、湾曲部分から離れた第1部分が所定角度回動する。そのため、被接合配管は、確実かつ容易に捩られるようになる。
発明3に係る多回曲げ配管の製造方法は、発明2に係る多回曲げ配管の製造方法であって、捩り工程では、第1部分を保持した第1部分保持部材が所定角度回動する。そして、捩り工程後、湾曲部分保持部材が湾曲部分の保持を解除すると共に、第1部分を保持した状態の第1部分保持部材を所定回動前の状態に戻す。
捩り工程時、湾曲部分保持部材は、被接合配管の湾曲部分を保持した状態となっているが、捩り工程後、被接合配管の湾曲部分の保持を解除する。そして、捩り工程時より被接合配管の第1部分を固定したままの第1部分保持部材は、捩り工程後、例えば捩り工程時における回動方向とは逆の方向に回動し、所定角度回動前の状態に戻される。これにより、捩り工程後、被接合配管における湾曲部分は、被接合配管の曲げ加工用の部材から離れるため、捩り工程の次に行われる工程(即ち、第2曲げ工程)を問題なく行うことができる。
発明4に係る多回曲げ配管の製造方法は、発明1〜3のいずれかに係る多回曲げ配管の製造方法であって、被接合配管は、互いに径の異なる2つの配管を有する。そして、捩り工程では、2つの配管のうち細径の配管が太径の配管に対し同じ側に位置するように、被接合配管が捩られる。
この多回曲げ配管の製造方法によると、細径の配管が太径の配管に対し同じ側に位置するように、被接合部材が捩られる。そのため、捩り工程後、被接合部材に対し曲げ工程を行う際には、細径の配管の位置を基準として被接合部材の位置を確認しながら被接合部材の曲げ工程を行うことができる。
発明5に係る多回曲げ配管の製造装置は、曲げ加工部、捩り部及び制御部を備える。曲げ加工部は、被接合配管に対し曲げ加工を行う。被接合配管は、少なくとも2つの配管が長手方向に沿うようにして接合されたものである。捩り部は、曲げ加工部により曲げられた被接合配管の湾曲部分を固定端として、被接合部材を捩る。制御部は、曲げ加工部が被接合配管の曲げ加工を行った後捩り部が被接合配管の捩り動作を行い、捩り部による捩り動作後に曲げ加工部が被接合配管の曲げ加工を行うように、曲げ加工部及び捩り部の動作制御を行う。
この多回曲げ配管の製造装置によると、多回曲げ配管は、少なくとも2つの配管が接合された被接合配管が曲げられた後捩られ、再度曲げられるという動作によって製造される。即ち、本発明に係る多回曲げ配管の製造装置によると、少なくとも2つの配管を接合した状態で多回曲げ配管が製造される。従って、接合されていない配管それぞれを複数箇所で曲げる曲げ加工を行った後にこれらを接合する場合に比して、多回曲げ配管の製造効率が向上する。
発明6に係る多回曲げ配管の製造装置は、発明5に係る多回曲げ配管の製造装置であって、曲げ加工部は、被接合部材の湾曲部分を回転不能に保持することが可能である。捩り部は、第1部分保持部材と、回動駆動部とを有する。第1部分保持部材は、湾曲部分から遠い被接合配管の第1部分を保持することが可能である。回動駆動部は、第1部分保持部材を被接合配管の長手方向を軸として回動させることが可能である。制御部は、捩り動作後、曲げ加工部が被接合配管の第1部分を保持した状態で回動駆動部が第1部分保持部材を所定角度回動させるように、曲げ加工部、第1部分保持部材及び回動駆動部の動作制御を行う。
この多回曲げ配管の製造装置によると、被接合配管の湾曲部分が回転不能に保持された状態で、湾曲部分から離れた第1部分が所定角度回動する。そのため、被接合配管は、確実かつ容易に捩られるようになる。
発明7に係る多回曲げ配管の製造装置は、発明6に係る多回曲げ配管の製造装置であって、制御部は、第1部分保持部材が所定角度回転後、曲げ加工部が湾曲部分の保持を解除すると共に第1部分保持部材が第1部分を保持した状態で所定角度回動前の状態に戻されるように、曲げ加工部及び回動駆動部の動作制御を行う。
捩り動作時、曲げ加工部は、被接合配管の湾曲部分を保持した状態となっているが、捩り動作後、被接合配管の湾曲部分の保持を解除する。そして、捩り動作時より被接合配管の第1部分を固定したままの第1部分保持部材は、捩り動作後、例えば捩り動作時における回動方向とは逆の方向に回動し、所定角度回動前の状態に戻される。これにより、捩り動作後、被接合配管における湾曲部分は、曲げ加工部から離れるため、被接合配管の捩り動作の次に行われる曲げ加工を問題なく行うことができる。
発明8に係る多回曲げ配管の製造装置は、発明5〜7のいずれかに係る多回曲げ配管の製造装置であって、被接合配管は、互いに径の異なる2つの配管を有する。そして、制御部は、捩り動作時、2つの配管のうち細径の配管が太径の配管に対し同じ側に位置するように、捩り部の動作制御を行う。
この多回曲げ配管の製造装置によると、細径の配管が太径の配管に対し同じ側に位置するように、被接合部材が捩られる。そのため、捩り動作後、被接合部材に対し曲げ加工が行われる際には、曲げ加工部は、細径の配管の位置を基準として被接合部材の位置を確認しながら被接合部材の曲げ加工を行うことができる。
発明1に係る多回曲げ配管の製造方法によると、接合されていない配管それぞれを複数箇所で曲げる曲げ加工を行った後に、これらを接合する従来の多回曲げ配管の製造方法に比して、多回曲げ配管の製造効率が向上する。
発明2に係る多回曲げ配管の製造方法によると、被接合配管は、確実かつ容易に捩られるようになる。
発明3に係る多回曲げ配管の製造方法によると、捩り工程後、被接合配管における湾曲部分は、被接合配管の曲げ加工用の部材から離れるため、捩り工程の次に行われる工程(即ち、第2曲げ工程)を問題なく行うことができる。
発明4に係る多回曲げ配管の製造方法によると、捩り工程後、被接合部材に対し曲げ工程を行う際には、細径の配管の位置を基準として被接合部材の位置を確認しながら被接合部材の曲げ工程を行うことができる。
発明5に係る多回曲げ配管の製造装置によると、接合されていない配管それぞれを複数箇所で曲げる曲げ加工を行った後にこれらを接合する場合に比して、多回曲げ配管の製造効率が向上する。
発明6に係る多回曲げ配管の製造装置によると、被接合配管は、確実かつ容易に捩られるようになる。
発明7に係る多回曲げ配管の製造装置によると、捩り動作後、被接合配管における湾曲部分は、曲げ加工部から離れるため、被接合配管の捩り動作の次に行われる曲げ加工を問題なく行うことができる。
発明8に係る多回曲げ配管の製造装置によると、捩り動作後、被接合部材に対し曲げ加工が行われる際には、曲げ加工部は、細径の配管の位置を基準として被接合部材の位置を確認しながら被接合部材の曲げ加工を行うことができる。
以下、本発明に係る多回曲げ配管の製造方法ならびに多回曲げ配管の製造装置について、図面を用いて詳細に説明する。
(1)概要
図1は、本実施形態に係る多回曲げ配管製造装置1の外観図である。図1の多回曲げ配管製造装置1は、被接合配管9について曲げ加工や捩り加工等を複数回に渡り繰り返し行うことで、図2に示すようないわゆる多段曲げ構造の被接合配管9(以下、多回曲げ配管91という)を形作る。ここで、被接合配管9とは、互いに径の異なる2つの配管9a,9bが長手方向に接合されたものを言う(図1、図8及び図11参照)。具体的に、本実施形態に係る被接合配管9は、共に銅で形成された配管9a,9bが接合されたものであって、2つの配管9a,9bのうち太径の配管9aは、外径9.5mm、肉厚0.8mmのサイズを有している。一方で、細径の配管9bは、外径4.8mm及び肉厚0.5mmのサイズを有している。配管9a,9bの接合は、例えば自動ハンダ付け機で行われる。そして、多回曲げ配管製造装置1によって製造された多回曲げ配管91は、螺旋状の形状であって、多回曲げ配管91を図2の左側から見ると、図3に示すように、螺旋状かつ上方向に高さを有するような形状となっている。つまり、図2の左側から見た場合、多回曲げ配管91は、水平部分91aと傾斜部分91bとを有しており、これらが繰り返される形状となっている。本実施形態に係る多回曲げ配管91においては、水平部分91a及び傾斜部分91bが約45度の傾斜を有している。
尚、上記多回曲げ配管91は、例えば空気調和装置の熱交換器における伝熱管として用いられる。即ち、上記多回曲げ配管91は、伝熱管として複数の伝熱フィンを貫通するように複数設けられる。
(2)構成
次に、多回曲げ配管製造装置1の構成について説明する。多回曲げ配管製造装置1は、図1及び図4に示すように、主として、曲げ加工部(湾曲部分保持部材に相当)2、捩り部3、表示部4、操作部5及び制御部6を備える。
〔曲げ加工部〕
曲げ加工部2は、被接合配管9に対し曲げ加工を行うためのものであって、図1に示すように、多回曲げ配管製造装置1に取り付けられた被接合配管9の付近に配置されている。曲げ加工部2は、プレッシャー21、金型22及びクランプ部材23を有する。
プレッシャー21は、被接合配管9の長手方向に沿って位置しており、図示しない駆動部によって被接合配管9の長手方向に対し直交する方向(即ち、図1の矢印A)に移動することが可能となっている。これにより、プレッシャー21は、被接合配管9に接触し、被接合配管9を押さえることができる。更に、被接合配管9側を向いているプレッシャー21の面211、即ち被接合配管9と接触する面には、図5に示すように2本の溝211a,211bが形成されている。2本の溝211a、211bは、それぞれ被接合配管9の長手方向に対し平行に延びており、各配管9a,9bの大きさに対応する深さを有している。具体的には、溝211aは、プレッシャー21が被接合配管9に接触した際に太径の配管9aが合致するように形成され、溝211bは、プレッシャー21が被接合配管9に接触した際に細径の配管9bが合致するように形成されている。つまり、各溝211a,211bは、図5において被接合配管9を矢印X方向から見た場合に、半円の形状を有しており、溝211aは溝211bよりも大きい半円となっている。特に、本実施形態では、細径の配管9b用の溝211bが、太径の配管9a用の溝211aよりも上側に位置している。これにより、プレッシャー21は、細径の配管9bが常に太径の配管9aに対し上側に位置するようにして被接合配管9を隙間なく押圧することができる。また、被接合配管9がプレッシャー21の位置する側とは反対側に曲げられる際(図8参照)、プレッシャー21は被接合配管9を押さえていることで、被接合配管9がプレッシャー21側に膨らむのを抑制する役割を担う。
金型22は、図1に示すように、被接合配管9を挟んでプレッシャー21の反対側に位置しており、図示しない駆動部によって矢印Bに示すように回動可能に設けられている。金型22は、図6(a)に示すように、上面視において湾曲している部分221を有している。湾曲している部分221の略中央には、金型22と図示しない駆動部とを繋ぐ部材が差し込まれるための孔222が形成されており、この孔222は、金型22の回動中心となる。本実施形態においては、金型22は、上面視において横36mm、縦28mmの大きさを有しており、湾曲している部分221の曲率半径は18mmである。
また、金型22の側面には、図6(b)及び図7(a)(b)に示すように、水平方向に2本の溝223a,223bが形成されている。各溝223a,223bは、プレッシャー21の面211に形成されている溝211a,211bと同様、金型22が被接合配管9に接触した際に各配管9a,9bが合致するように、半円状に形成されている。太径の配管9a用の溝223aにおける半円形状は、細径の配管9b用の溝223bにおける半円形状よりも大きく、細径の配管9b用の溝223bは、太径の配管9a用の溝223aよりも上側に位置している。尚、本実施形態では、図7(a)に示すように、溝223bの最も深い部分における金型22側部の横方向の長さは25.5mmであって、溝223aの最も深い部分における金型22側部の横方向の長さは20.3mmである。そして、図6(b)に示すように、溝223aと溝223bとの連結部分における金型22側部の横方向の長さは、28.3mmである。更に、金型22における溝223a、223bの下部分は、図6(a)及び図7(a)に示すように、湾曲している部分221とは逆側に突出している突出部224を有している。
このような構成を有する金型22によると、溝223a,223bに被接合配管9が合致した状態の金型22が、図1の矢印B方向のうち湾曲している部分221が被接合配管9側となるように90度回動することで、被接合配管9は、湾曲している部分221に沿って180度曲げられる(図8参照)。本実施形態では、説明の便宜上、このようにして曲げられた被接合配管9の部分を“湾曲部分9c”と言う。
尚、被接合配管9が180度曲げられた後、金型22は、被接合配管9を曲げる時とは逆方向に90度回動し、被接合配管9を曲げる前の状態に戻される。しかしながら、この時、金型22の湾曲していない部分が被接合配管9に接触し、被接合配管9に傷が付いてしまう恐れがある。そこで、本実施形態では、図7(b)に示すように、金型22の湾曲していない部分225を面取りすることで、被接合配管9を曲げる前の状態に金型22を戻す際、被接合配管9に傷がつかないようにしている。
クランプ部材23は、図示しない駆動部によって、図1の矢印C及び矢印Dに示すように移動することができる。具体的には、クランプ部材23は、矢印Cに示すように、プレッシャー21付近と、金型22を挟んでプレッシャー21の反対側との間を移動することができる。また、クランプ部材23は、矢印Dに示すように、斜め上及び斜め下方向に移動することもできる。特に、クランプ部材23は、矢印C及びDに示すように移動する場合においては、被接合配管9との接触面を常に被接合配管9側に向けながら移動する。つまり、クランプ部材23は、矢印Cの方向に移動する場合には、所定の回動軸AX、具体的には金型22を中心として回動するように移動する。また、クランプ部材23における被接合配管9との接触面は、図5のプレッシャー21と同様、被接合配管9の長手方向に延びる2本の溝が形成されている。これにより、クランプ部材23は、被接合配管9を隙間なく押圧することができる。
このような構成を有するクランプ部材23は、図8に示すように、被接合配管9を押さえた状態で矢印C1の方向に沿って移動し、プレッシャー21付近の位置から、金型22を挟んでプレッシャー21の反対側に位置するようになる。この時、金型22は矢印B1の方向に90度回動するため、被接合配管9は、金型22の湾曲している部分221に沿って180度曲げられる。また、被接合配管9について上述した曲げ加工及び後述する捩り加工が行われた後、クランプ部材23及び金型22は、曲げ加工が行われる前の位置に戻る。つまり、クランプ部材23は、図1の矢印Dに沿って斜め下方向に移動した後、所定の回動軸AXを中心として図5の矢印C1とは反対の方向に(即ち、プレッシャー21の反対側からプレッシャー21付近へ)回動し、図1の位置に戻る。尚、クランプ部材23が図1の位置に戻る場合、クランプ部材23が被接合配管9と接触してしまうことを避けるため、クランプ部材23は、被接合配管9の下を通過しながら移動する。
上述したような構成を有する曲げ加工部2は、被接合配管9を曲げる曲げ加工を行うことができる他、被接合配管9の湾曲部分9cを回転不能に保持することができる。以下では、曲げ加工部2が被接合配管9を保持する動作を“閉状態”、保持しない状態を“開状態”と言う。
〔捩り部〕
捩り部3は、図1に示すように、曲げ加工部2から所定距離離れた箇所に配置されており、曲げ加工部2により曲げられた被接合配管9の湾曲部分9cを固定端として被接合配管9を捩る動作を行う。捩り部3は、主として、チャック部材(第1部分保持部材に相当)31及び回動駆動部32を有する。
チャック部材31は、図8に示すように、被接合配管9の湾曲部分9cから遠い被接合配管9の第1部分9dを保持可能な部材である。本実施形態に係るチャック部材31は、図9に示すように、同じ形状を有する3つの分割部分31a,31b,31cで構成されており、チャック部材31の略中心には、被接合配管9を掴むための孔部311が形成されている。孔部311は、太径の配管9aが合致するための第1孔部311aと、細径の配管9bが合致するための第2孔部311bとで構成される。より具体的には、孔部311は、第1孔部311aと第2孔部311bとが結合された、いわゆるダルマ型の形状となっている。第1孔部311aの直径は、太径の配管9aの外径とほぼ同じ大きさを有しており、第2孔部311bの直径は、細径の配管9bの外径とほぼ同じ大きさを有している。このような構成を有するチャック部材31は、各分割部分31a,31b,31cが一斉に図9の矢印Y1の方向に開いたり、図9の矢印Y2の方向に閉じたりすることで、被接合配管9の第1部分9dを掴むことができる。また、本実施形態に係るチャック部材31は、分割部分31a,31b,31cのうち少なくとも1つが、図9の矢印Y1の方向に開いたり矢印Y2の方向に閉じたりすることもできる。分割部分31a,31b,31cのうち少なくとも1つ(例えば、分割部分31b,31c)が開いたり閉じたりことによって、被被接合配管9の噛み込みを防止することができる。尚、各分割部分31a,31b,31cは、図示しない固定バネと連結されており、各固定バネによって開閉動作を行うことができる。
また、チャック部材31は、図示しない移動駆動部により、図1の矢印Eの方向に移動することができる。つまり、チャック部材31は、被接合配管9の長手方向に沿って前後に移動することができる。例えば、チャック部材31は、被接合配管9を掴んだ状態で前後方向に移動することができる。これにより、曲げ加工部2によって曲げ加工が施される被接合配管9の位置を調節することが可能となる。
ところで、上述したチャック部材31は、耐熱性や耐摩耗性を有し、かつ加工がし易い材質で形成されると良い。具体的には、チャック部材31の材質としては、MCナイロン(登録商標)等が挙げられる。これにより、チャック部材31は、被接合配管9に傷を付けることなく掴むことができる。
回動駆動部32は、主としてサーボモータ等で構成されており、その出力軸はチャック部材31に連結されている。回動駆動部32は、チャック部材31を被接合配管9の長手方向を軸として回動させる。即ち、回動駆動部32は、図1の矢印Fに示すように、チャック部材31を回動させることができる。特に、本実施形態に係る回動駆動部32は、被接合配管9の第1部分9dを掴んだ状態のチャック部材31を回動させる。曲げ加工部2が被接合配管9の湾曲部分9cを保持した状態であって、かつ被接合配管9の第1部分9dを掴んだ状態のチャック部材31を回動駆動部32が回動させることで、被接合配管9は、湾曲部分9cを固定端として捩られるようになる。尚、回動駆動部32がチャック部材31を回動させる角度等は、後述する制御部6により制御される。
〔表示部及び操作部〕
表示部4は、例えば液晶ディスプレイで構成され、各種画面を表示することができる。例えば、表示部4は、多回曲げ配管製造装置1の各種設定を行うための画面や、多回曲げ配管製造装置1が動作中であることを示す画面、動作中に異常が生じた旨を示す画面等を表示する。
操作部5は、スタートボタン、停止ボタン、及び曲げ加工部2が被接合配管9の保持を解除し開状態となるための保持解除ボタン等の各種ボタンや、テンキー、文字キー等で構成される。スタートボタンは、多回曲げ配管製造装置1が多回曲げ配管91の製造動作を開始するためのボタンである。停止ボタンは、多回曲げ配管91の製造動作を停止させるためのボタンである。テンキーや文字キーは、表示部4に表示された各種設定画面に基づいて多回曲げ配管製造装置1の操作者が各種設定を行う場合等に用いられる。
〔制御部〕
制御部6は、CPU及びメモリからなるマイクロコンピュータで構成されており、図4に示すように各種部材と接続されており、接続された各種部材の動作制御を行う。具体的には、制御部6は、各駆動部を介して曲げ加工部2におけるプレッシャー21、金型22及びクランプ部材23と接続されており、曲げ加工部2が採り得る閉状態及び開状態の状態制御や動作制御を行う。また、制御部6は、表示部4、操作部5、捩り部3の回動駆動部32及びチャック部材31と接続されており、表示部4の表示制御や、捩り部3による被接合配管9の捩り動作制御等を行う。
特に、本実施形態に係る制御部6は、曲げ加工部2が被接合配管9の曲げ加工を行った後、捩り部3が被接合配管9の捩り動作を行い、この捩り動作が行われた後に更に曲げ加工部2が被接合配管9について曲げ加工を行うように、曲げ加工部2及び捩り部3の動作制御を行う。即ち、制御部6は、曲げ加工、捩り加工、曲げ加工の順に被接合配管9の加工が行われるように、多回曲げ配管91の製造工程順を制御する。
また、被接合配管9の捩り動作時では、制御部6は、曲げ加工部2が被接合配管9の湾曲部分9cを回転不能に保持しかつチャック部材31が被接合配管9の第1部分9dを掴んだ状態で、回動駆動部32がチャック部材31を所定角度回動させるように、曲げ加工部2、チャック部材31及び回動駆動部32の動作制御を行う。即ち、制御部6は、被接合配管9の湾曲部分9cが曲げ加工部2により固定された状態で湾曲部分9cから離れた第1部分9dを回動させることにより、被接合配管9の捩り動作を行わせる。ここで、チャック部材31を回動させる際の所定角度としては、例えば45度が挙げられる。
更に、制御部6は、被接合配管9の捩り動作が行われる際、細径の配管9bが太径の配管9aに対し同じ側に位置するように、捩り部3の動作制御を行う。具体的に、本実施形態では、制御部6は、太径の配管9aに対し細径の配管9bが常に上側に位置するように、チャック部材31の回動方向への角度を調節する。つまり、制御部6は、チャック部材31の孔部311における第2孔部311bが第1孔部311aの上となるように、チャック部材31の回動状態を制御する。例えば、被接合配管9の捩り動作時にチャック部材31が45度回動した場合には、制御部6は、回動駆動部32がチャック部材31を捩り動作時とは逆の方向に45度回動させるようにする。
そして、制御部6は、チャック部材31が所定角度回動した後、曲げ加工部2による被接合配管9の湾曲部分9cの保持を解除させ(即ち、閉状態から開状態にする)、次いでチャック部材31が被接合配管9の第1部分9dを保持した状態で所定角度回動前の状態に戻されるように、曲げ加工部2及び回動駆動部32の動作制御を行う。即ち、制御部6は、所定角度回動したチャック部材31を、回動前の状態に戻す。
(3)多回曲げ配管の製造方法
次に、本実施形態に係る多回曲げ配管製造装置1によって多回曲げ配管91が製造される動作について、図10及び図11を用いて説明する。図10は、多回曲げ配管製造装置1によって多回曲げ配管91が製造される過程を順に表したフロー図である。図11は、多回曲げ配管91の製造過程において、被接合配管9が加工される様子を模式的に示した図である。尚、図11では、説明を簡単にするため、被接合配管9、曲げ加工部2、及び捩り部3のチャック部材31のみを抜き出して記載している。
ステップS1:多回曲げ配管製造装置1の操作者により、チャック部材31の孔部311に被接合配管9が通され、被接合配管9が多回曲げ配管製造装置1に取り付けられたとする。この状態で操作部5上のスタートボタンが押下されると(S1のYes)、多回曲げ配管製造装置1は多回曲げ配管91の製造を開始する。尚、以下の動作では、被接合配管9において曲げ加工が行われた回数を制御部6がカウントしていくが、ここでは、制御部6は、このカウント数をリセットさせる。
ステップS2:チャック部材31は、孔部311を閉じることで被接合配管9を掴み、被接合配管9を固定する。そして、チャック部材31が図1の矢印Eの方向に移動することで、曲げ加工部2が曲げ加工を行う部分の位置合わせが行われる。
ステップS3:曲げ加工部2におけるプレッシャー21及びクランプ部材23は、被接合配管9を保持する閉状態となる。これにより、金型22には、被接合配管9が固定される。その後、チャック部材31の各分割部分31a,31b,31cのうち分割部分31b,31cが図9の矢印Y1の方向に開くことで、チャック部材31は、被接合配管9を放した状態となる(図11の工程A)。より具体的には、この時、分割部分31aは、図示しない固定バネが外された状態であるため、自重にて被接合配管9を押さえているだけとなり、被接合配管9はフリーの状態となっている。
ステップS4:曲げ加工部2は、被接合配管9について曲げ加工を行う(第1曲げ工程に相当)。即ち、図8に示すように、曲げ加工部2のプレッシャー21は、被接合配管9を固定した状態を保ち、クランプ部材23は、被接合配管9を押圧しながら図8の矢印C1に沿って金型22に対しプレッシャー21の反対側に移動する。この時、金型22は、湾曲している部分221が被接合配管9に接しながら矢印B1の方向へ90度回転する。これにより、図11の工程Bに示すように、被接合配管9は、金型22の湾曲している部分221に沿うようにして180度曲げられた形状となる。尚、制御部6は、被接合配管9において曲げ加工が行われた回数をインクリメントする。
ステップS5:チャック部材31は、各分割部分31a,31b、31cが孔部311を閉じることで被接合配管9の第1部分9dを掴む。
ステップS6:曲げ加工部2が被接合配管9の湾曲部分9cを回転不能に保持した状態で、捩り部3は、被接合配管9を捩る動作を行う(捩り工程に相当)。即ち、捩り部3におけるチャック部材31は、被接合配管9の第1部分9dを掴んだ状態であることから、回動駆動部32は、曲げ加工部2の保持している被接合配管9の湾曲部分9cを固定端とし、被接合配管9の長手方向を軸としてチャック部材31を45度回動させる(図11の工程C)。
ステップS7:曲げ加工部2におけるプレッシャー21及びクランプ部材23は、被接合配管9を放した開状態となる。
ステップS8:金型22がステップS4の時とは逆の方向に90度回転することで回動前の状態に戻ると共に、回動駆動部32は、チャック部材31をステップS6の時とは逆方向に45度回動させ、チャック部材31を回動前の位置に戻す(図11の工程D)。この時、チャック部材31は、被接合配管9の長手方向に前進しながら回動前の状態に戻る。これにより、チャック部材31においては、被接合配管9の細径の配管9bが太径の配管9aに対し上側となるように位置し、被接合配管9の湾曲部分9cは、曲げ加工部2から離れ、約45度上側に持ち上げられた状態となる。尚、クランプ部材23は、被接合配管9の下側を通過し、プレッシャー21付近の位置に戻る。
ステップS9:制御部6は、被接合配管9において曲げ加工が行われた回数が所定回数に到達したか否かを判断する。到達していない場合には(S9のNo)、ステップS2以降の動作が繰り返される。即ち、チャック部材31が被接合配管9を掴んだ状態で、曲げ加工部2が次に曲げ加工を行う部分の位置合わせが行われる(S3)。そして、プレッシャー21及びクランプ部材23が閉じ、チャック部材31が開いた後、再度曲げ工程が行われる(第2曲げ工程に相当。図11の工程E)。
ステップS10:ステップS9において、曲げ加工の行われた回数が所定回数に到達したと制御部6が判断した場合(S9のYes)、チャック部材31は、被接合配管9を放した開の状態となり、被接合配管9は、プレッシャー21及びクランプ部材23のみによって閉じられた状態となる。この後、操作者により、操作部5を通じて保持解除ボタンが押下されることで、曲げ加工及び捩り加工が施され多回曲げ配管91となった被接合配管9は、曲げ加工部2から離れる。その後、多回曲げ配管91は、操作者により多回曲げ配管製造装置1から取り出される。
(4)効果
(A)
本実施形態に係る多回曲げ配管の製造装置1及び製造方法によると、多回曲げ配管91は、2つの配管9a,9bが長手方向に沿うようにして接合された被接合配管9が曲げられた後捩られ、再度曲げられるという工程によって製造される。即ち、本実施形態に係る多回曲げ配管の製造装置1及び製造方法によると、2つの配管9a,9bを接合した状態で多回曲げ配管91を製造することができる。従って、接合されていない配管それぞれを複数箇所で曲げる曲げ加工を行った後に、これらを接合する従来の多回曲げ配管の製造方法に比して、多回曲げ配管91の製造効率が向上する。
(B)
また、本実施形態に係る多回曲げ配管の製造装置1及び製造方法によると、捩り工程では、曲げ加工部2により被接合配管9の湾曲部分9cが回転不能に保持された状態で、湾曲部分9cから離れた被接合配管9の第1部分9dが所定角度回動する。そのため、被接合配管9は、確実かつ容易に捩られるようになる。
(C)
また、本実施形態に係る多回曲げ配管の製造装置1及び製造方法によると、捩り工程時、曲げ加工部2は、被接合配管9の湾曲部分9cを保持した状態となっているが、捩り工程後、被接合配管9の湾曲部分9cの保持を解除する。そして、捩り工程時より被接合配管9の第1部分9dを固定したままのチャック部材31は、捩り工程後、被接合配管9の捩り工程時における回動方向とは逆の方向に回動し、所定角度回動前の状態に戻される。これにより、捩り工程後、被接合配管9における湾曲部分9cは、曲げ加工部2から離れるため、捩り工程の次に行われる曲げ工程を問題なく行うことができる。
(D)
また、本実施形態に係る多回曲げ配管の製造装置1及び製造方法によると、細径の配管9bが太径の配管9aに対し同じ側に位置するように、被接合配管9が捩られる。そのため、捩り工程後、被接合配管9に対し曲げ工程を行う際には、細径の配管9bの位置を基準として被接合配管9の位置を確認しながら被接合配管9の曲げ工程を行うことができる。
<その他の実施形態>
(a)
上記実施形態では、2つの配管9a,9bが長手方向に接合された被接合配管9が、多回曲げ配管91に加工される場合について説明した。しかし、本発明に係る多回曲げ配管の製造装置1及び製造方法は、接合された配管が2つである場合に限定されず、2以上の配管が接合された被接合配管を加工する場合にも適用することができる。
(b)
上記実施形態では、チャック部材31の長さ(具体的には、被接合配管9の長手方向への長さ)については、特に言及していないが、チャック部材31の長さは、被接合配管9が捩られる際の捩り応力の分散や、被接合配管9の第1部分9dに傷がつくことを防止すること等を考慮し、適宜決定されてもよい。例えば、捩り応力の分散等を考慮しない場合におけるチャック部材31の長さが30mmであれば、捩り応力の分散等を考慮した場合におけるチャック部材31の長さは80mmと決定することができる。
(c)
上記実施形態では、捩り工程において、チャック部材31が45度回動場合について説明したが、チャック部材31の回動角度は、45度に限定されない。チャック部材31の回動角度は、例えば30度や50度であってもよい。
(d)
上記実施形態では、第1部分保持部材がチャック部材31である場合を例に取り説明した。しかし、被接合配管9の第1部分9dを保持可能な部材であれば、どのような機構であってもよく、被接合配管9を掴む機構(即ち、チャック部材)に限定されない。
(e)
上記実施形態では、図10に示すように、被接合配管9において曲げ加工が行われた回数を制御部6がカウントし、この回数が所定回数に満たされた時に多回曲げ配管91の製造動作が終了する場合について説明した。しかし、多回曲げ配管91の製造動作の終了するタイミングは、曲げ加工が行われた回数によって決定される場合に限定されない。例えば、曲げ加工が行われた回数が所定回数に達せずとも、多回曲げ配管製造装置1は、未だ曲げ加工を行われていない配管91の長さが所定長さ以下になった場合に多回曲げ配管91の製造動作を終了してもよい。
本発明に係る多回曲げ配管の製造方法及び製造装置によると、多回曲げ配管の製造効率が向上するという効果を有しており、熱交換器における伝熱管の製造時に適用することができる。
本実施形態に係る多回曲げ配管製造装置の外観図。 本実施形態に係る多回曲げ配管製造装置によって製造された多回曲げ配管の外観図。 多回曲げ配管の断面図を、図2の左側から見た場合の図。 本実施形態に係る多回曲げ配管製造装置の構成を模式的に示すブロック図。 プレッシャーの外観図。 (a)金型の上面視。 (b)金型の側面を湾曲している部分側から見た場合の図。 (a)金型の側面を、湾曲している部分を左側とする箇所から見た場合の図。 (b)金型の側面を、湾曲している部分を右側とする箇所から見た場合の図。 曲げ加工部が被接合配管について曲げ加工を行う場合の過程を示す図。 チャック部材を、被接合配管が保持される側から見た場合の図。 本実施形態に係る多回曲げ配管製造装置が多回曲げ配管を製造する動作を示すフロー図。 本実施形態に係る多回曲げ配管製造装置によって多回曲げ配管が製造される各過程を模式的に示す図。
符号の説明
1 多回曲げ配管製造装置
2 曲げ加工部
3 捩り部
4 表示部
5 操作部
6 制御部
9 被接合配管
9a 太径の配管
9b 細径の配管
9c 湾曲部分
9d 第1部分
21 プレッシャー
22 金型
23 クランプ部材
31 チャック部材
32 回動駆動部
91 多回曲げ配管
311 孔部
311a 第1孔部
311b 第2孔部

Claims (8)

  1. 少なくとも2つの配管が長手方向に沿うようにして接合された被接合配管(9)を曲げる第1曲げ工程と、
    前記第1曲げ工程において曲げられた前記被接合配管(9)の湾曲部分を固定端として前記被接合配管(9)を捩る捩り工程と、
    前記捩り工程において捩られた前記被接合配管(9)を曲げる第2曲げ工程と、
    を備える、多回曲げ配管の製造方法。
  2. 前記捩り工程では、前記被接合配管(9)の前記湾曲部分が湾曲部分保持部材(2)により回転不能に保持された状態で、前記被接合配管(9)の長手方向を軸として前記被接合配管(9)の前記湾曲部分から離れた第1部分を所定角度回動させる、
    請求項1に記載の多回曲げ配管の製造方法。
  3. 前記捩り工程では、前記第1部分を保持した第1部分保持部材(31)が前記所定角度回動し、
    前記捩り工程後、前記湾曲部分保持部材(2)が前記湾曲部分の保持を解除すると共に、前記第1部分を保持した状態の前記第1部分保持部材(31)を前記所定角度回動前の状態に戻す、
    請求項2に記載の多回曲げ配管の製造方法。
  4. 前記被接合配管(9)は、互いに径の異なる2つの配管(9a,9b)を有し、
    前記捩り工程では、2つの前記配管(9a,9b)のうち細径の前記配管(9b)が太径の前記配管(9a)に対し同じ側に位置するように、前記被接合配管(9)が捩られる、
    請求項1〜3のいずれかに記載の多回曲げ配管の製造方法。
  5. 少なくとも2つの配管が長手方向に沿うようにして接合された被接合配管(9)に対し曲げ加工を行う曲げ加工部(2)と、
    前記曲げ加工部(2)により曲げられた前記被接合配管(9)の湾曲部分を固定端として前記被接合部材(9)を捩る捩り部(3)と、
    前記曲げ加工部(2)が前記被接合配管(9)の曲げ加工を行った後前記捩り部(3)が前記被接合配管(9)の捩り動作を行い、前記捩り部(3)による捩り動作後に前記曲げ加工部(2)が前記被接合配管(9)の曲げ加工を行うように、前記曲げ加工部(2)及び前記捩り部(3)の動作制御を行う制御部(6)と、
    を備える、多回曲げ配管の製造装置(1)。
  6. 前記曲げ加工部(2)は、前記被接合配管(9)の前記湾曲部分を回転不能に保持することが可能であって、
    前記捩り部(3)は、前記湾曲部分から遠い前記被接合配管(9)の第1部分を保持可能な第1部分保持部材(31)と、前記第1部分保持部材(31)を前記被接合配管(9)の長手方向を軸として回動させることが可能な回動駆動部(32)とを有し、
    前記制御部(6)は、前記捩り動作時、前記曲げ加工部(2)が前記被接合配管(9)の前記湾曲部分を回転不能に保持しかつ前記第1部分保持部材(31)が前記被接合配管(9)の前記第1部分を保持した状態で前記回動駆動部(32)が前記第1部分保持部材(31)を所定角度回動させるように、前記曲げ加工部(2)、前記第1部分保持部材(31)及び前記回動駆動部(32)の動作制御を行う、
    請求項5に記載の多回曲げ配管の製造装置(1)。
  7. 前記制御部(6)は、前記第1部分保持部材(31)が所定角度回動後、前記曲げ加工部(2)が前記湾曲部分の保持を解除すると共に前記第1部分保持部材(31)が前記第1部分を保持した状態で前記所定角度回動前の状態に戻されるように、前記曲げ加工部(2)及び前記回動駆動部(32)の動作制御を行う、
    請求項6に記載の多回曲げ配管の製造装置(1)。
  8. 前記被接合配管(9)は、互いに径の異なる2つの前記配管(9a,9b)を有し、
    前記制御部(6)は、前記捩り動作時、2つの前記配管(9a,9b)のうち細径の前記配管(9b)が太径の前記配管(9a)に対し同じ側に位置するように、前記捩り部(3)の動作制御を行う、
    請求項5〜7のいずれかに記載の多回曲げ配管の製造装置(1)。
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