JP2010021840A - Rfidタグおよびrfidタグの製法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】RFIDタグ1は、一端部にインダクタンスを調整することが可能な円弧状部32を有するコイルパターン30が板面に形成されたプリント基板2と、円弧状部32上の位置でコイルパターン30と接して導通する第1のコネクタピン43A、第1のコネクタピン43Aから円弧状部32の曲率半径Rに相当する距離だけ離れた位置に設けられコイルパターン30のコイル部31の内端部31Bでコイルパターン30と接して導通する第2のコネクタピン43Bを備えるブリッジ片4とを有する。ブリッジ片4は第2のコネクタピン43Bを回動中心として回動することにより第1のコネクタピン43Aが円弧状部32上を移動する。
【選択図】図2
Description
RFIDタグ100は、プリント基板上に通信用のアンテナコイル105、アンテナコイル105と共振回路を構成するコンデンサ106の他、情報を格納するためのメモリ107、復調回路108、変調回路109、電源生成回路110、制御回路111などが設けられている。上記の各構成は、アンテナコイル105を除き、ICチップ112内に内蔵されている。
なお、ICチップは、必ずしもブリッジ片上に実装される必要はなく、基板上のコイルパターンの他端部の側に実装されていてもよい。ICチップを帯板状のプリント基板上に実装する実施態様の場合は「第2の位置」は通常、コイルパターンの他端部上に設定されるが、ICチップをコイルパターンが形成された基板上に実装する実施態様の場合は「第2の位置」は、コイルパターンの他端部と電気的に結ばれる導電パターン上に設定される。
なお、共振回路を構成するコンデンサは、必ずしもICチップに内蔵されている必要はなく、基板に実装されていてもよい。
このRFIDタグ1は、合成樹脂製の一対のケース体10,11の間にプリント基板2(以下、単に「基板2」という。)を組み込み、各ケース体10,11を一体化した構成のものである。基板2は、例えばガラスエポキシ基板やフレキシブル基板などの絶縁性を有する平板状の基材により構成されている。基板2の外形は各ケース体10,11より小さく、ケース体11の内周面12と一致した形状に形成されている。
なお、この実施例では、コイルパターン30の周回部分31A〜31Cの形状は円形であるが、中心Oの回りを周回するものであれば、例えば楕円形や角形であってもよく、その形状は問わない。
この実施例のコイルパターン30は渦巻き状であって、上記した実施例のつなぎ部分33A,33Bに相当する構成は存在しない。円弧状部32は最も内側の周回部分31Cに、基板2の中心側に向かって凸状となるように連続して設けられている。円弧状部32の曲率中心位置Oは基板2の外周側にあり、コイルパターン30の最も外側の周回部分31Aの端部上に位置している。
各コネクタピン73A,73Bは導電パターン71,72と導通する。支軸74は、第1のコネクタピン43Aから円弧状部32の曲率半径Rに相当する距離だけ離れた位置に位置している。
さらに、図2〜図5の実施例、図7および図8の実施例、および図9〜図14の実施例においても同様に、ICチップ5をブリッジ片4上ではなく、基板2上の適所に実装させてもよい。
2 基板
3 アンテナコイル
4,7 ブリッジ片
5 ICチップ
30 コイルパターン
32 円弧状部
35 スルーホール
36 スリット
37 位置決め用の溝
40,70 プリント基板
43A,73A 第1のコネクタピン
43B,73B 第2のコネクタピン
74 支軸
R 曲率半径
O 曲率中心位置
Claims (13)
- アンテナコイルとコンデンサとから成る共振回路を有し、アンテナコイルを構成するコイルパターンが基板の板面に形成されて成るRFIDタグにおいて、
前記のコイルパターンは、一端部にインダクタンスを調整するための円弧状部を有し、目的とする共振周波数が得られる円弧状部上の選ばれた第1の位置とコイルパターンの他端部の側の決められた第2の位置とが、基板上に配備されたブリッジ片に形成された導体部分によって共振回路のコンデンサに電気接続されており、
前記のブリッジ片は、前記第1の位置でコイルパターンの一端部の円弧状部と接して導体部分と導通させる第1の接点部と、前記第2の位置でコイルパターンの他端部またはコイルパターンの他端部と電気的に結ばれる導電パターンと接して導体部分と導通させる第2の接点部と、第1の接点部から円弧状部の曲率半径に相当する距離だけ離れた位置に設けられる支点部とを有し、基板上の円弧状部の曲率中心に当たる位置にブリッジ片の支点部が支持されて成るRFIDタグ。 - ブリッジ片は、導体部分としての導電パターンが印刷された帯板状のプリント基板により形成されており、帯板状のプリント基板上に、共振回路のコンデンサを内蔵したICチップが実装されている請求項1に記載されたRFIDタグ。
- 円弧状部は、コイルパターンの最も外側の周回部分の端部に、決められた角度範囲にわたって設けられている請求項1または2に記載されたRFIDタグ。
- 円弧状部は、コイルパターンの最も内側の周回部分の端部に、決められた角度範囲にわたって設けられている請求項1または2に記載されたRFIDタグ。
- 円弧状部は、ブリッジ片の第1の接点部と接触する摺動面が、表面の絶縁被膜を剥がして導電面を露出させることにより形成されている請求項1,3,4のいずれかに記載されたRFIDタグ。
- 円弧状部には、ブリッジ片の第1の接点部を構成するピンが挿入されるスルーホールが等角度位置毎に形成されている請求項1,3,4,5のいずれかに記載されたRFIDタグ。
- 円弧状部には、ブリッジ片の第1の接点部を構成するピンが挿入されるスリットが全長にわたって形成されている請求項1,3,4,5のいずれかに記載されたRFIDタグ。
- 円弧状部には、ブリッジ片の第1の接点部を構成するピンが挿入されるスリットが全長にわたって形成されるとともに、スリットの一側縁にはピンの引っ掛かる位置決め部が等角度位置毎に形成されている請求項1,3,4,5のいずれかに記載されたRFIDタグ。
- 円弧状部は、表面にコイルパターンが形成されている基板の裏面に決められた角度範囲にわたって設けられており、表面のコイルパターンと裏面の円弧状部とがスルーホールを介して導通させている請求項1,3,4,5のいずれかに記載されたRFIDタグ。
- ブリッジ片は、先端部に第1の接点部が設けられ、基端部の同じ位置に第2の接点部と支点部とが重ねて設けられている請求項1または2に記載されたRFIDタグ。
- ブリッジ片は、先端部に第1の接点部が設けられ、基端部の異なる位置に第2の接点部と支点部とが設けられている請求項1または2に記載されたRFIDタグ。
- 基板上のコイルパターンの他端部の側に、共振回路のコンデンサを内蔵したICチップが実装されている請求項1に記載されたRFIDタグ。
- アンテナコイルとコンデンサとから成る共振回路を有しアンテナコイルを構成するコイルパターンが基板の板面に形成されて成るRFIDタグの製法であって、
一端部にインダクタンスを調整するための円弧状部を有するコイルパターンが板面に形成された基板と、円弧状部上の選ばれた位置でコイルパターンと接して導通する第1の接点部、コイルパターンの他端部の側の決められた位置でコイルパターンの他端部またはコイルパターンの他端部と電気的に結ばれる導電パターンと接して導通する第2の接点部、第1、第2の各接点部を共振回路のコンデンサに電気接続するための導体部分、および第1の接点部から円弧状部の曲率半径に相当する距離だけ離れた位置に設けられる支点部を有するブリッジ片とを用意する準備工程と、
基板上の円弧状部の曲率中心に当たる位置で支点部を支持し円弧状部上に第1の接点部が位置するようにして基板上にブリッジ片を配備した後、支点部を回動中心としてブリッジ片を回動させることにより第1の接点部を円弧状部上を移動させてインダクタンスを変化させつつ共振周波数を測定し、その測定値が目的とする共振周波数に一致したとき、その位置で第1の接点部の移動を止めてブリッジ片を位置決めする位置決め工程と、
位置決めされたブリッジ片の第1の接点部を円弧状部に、第2の接点部をコイルパターンの他端部の側の決められた位置に、それぞれ導通状態で固定する組付工程とを一連に実施してRFIDタグを製作することを特徴とするRFIDタグの製法。
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