JP2003263620A - Rfidタグ - Google Patents

Rfidタグ

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JP2003263620A
JP2003263620A JP2002065498A JP2002065498A JP2003263620A JP 2003263620 A JP2003263620 A JP 2003263620A JP 2002065498 A JP2002065498 A JP 2002065498A JP 2002065498 A JP2002065498 A JP 2002065498A JP 2003263620 A JP2003263620 A JP 2003263620A
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Japan
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coil antenna
substrate
rfid tag
chip
coil
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JP2002065498A
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English (en)
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Noriaki Niimi
則明 新美
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Kobayashi Kirokushi Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Kirokushi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RFIDタグに内蔵されるコイルアンテナの
共振周波数を簡易かつ確実な方法でチューニングする。 【解決手段】 基板21上に、通信回路とメモリが内蔵さ
れたICチップ23と、ICチップ23に接続され、基板21
上に銀ペーストでパターン印刷されたコイルアンテナ22
とを具備し、コイルアンテナ22の内側コイル22-1と外側
コイル22-2との間にコイルアンテナ22の巻き形状に沿っ
た切込溝25を形成し、この切込溝25に沿ってコイルアン
テナ22を折り曲げ、コイルアンテナ22の全長および面積
を変化させることによりコイルアンテナ22のインダクタ
ンスを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触によりデー
タの送受信が可能なデータキャリアシステムを内蔵した
RFIDタグに関し、特に、このRFIDタグに内蔵さ
れるコイルアンテナの共振周波数を効率良くチューニン
グすることができるRFIDタグに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、商品や荷物等の物品に取り付けて
当該物品の識別ならびに管理を行なうタグとして、R/
Wに直接接触させることなく、電波通信により各種デー
タの書き込みおよび読み取りを非接触で行なうことがで
きるデータキャリアシステムを内蔵したRFIDタグが
多用されている。
【0003】このRFIDタグは、図7または図8に示
すように、ICチップ13、およびICチップ13に電気的
に接続されたコイルアンテナ12が埋め込まれていて、非
接触のR/Wから電波を放射し、電磁誘導の原理でコイ
ルアンテナ12に起電力を発生させ、この起電力を用いて
コイルアンテナ12に接続されたICチップ13を動作させ
るものである。
【0004】そして、RFIDタグ10に内蔵されるコイ
ルアンテナ12は、その共振周波数をチューニングする必
要があるが、従来、このコイルアンテナ12の共振周波数
をチューニングする方法としては、例えばコンデンサの
容量を変更する方法、コイルアンテナをジャンパーする
方法等が採用されている。
【0005】まず、前者のコンデンサの容量を変更する
方法とは、図7に示すように、RFIDタグ10に内蔵さ
れるコイルアンテナ12上に複数設けられたコンデンサ14
の一部を切断することによって、コンデンサ14が電荷を
蓄電できる容量、すなわちキャパシタンスを変更してコ
イルアンテナ12の共振周波数をチューニングする方法で
ある。
【0006】一方、後者のコイルアンテナをジャンパー
する方法とは、図8に示すように、RFIDタグ10に内
蔵されるコイルアンテナ12を切断し、この切断された2
点間を銅線等からなるジャンパー線15によって電気的に
接続し、インダクタンスを変更してコイルアンテナ12の
共振周波数をチューニングする方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来採
用されていたコイルアンテナの共振周波数をチューニン
グする方法にあっては、以下のような問題点があった。
【0008】まず、図7に示した前者の方法の場合、コ
イルアンテナ12の設計段階においてコンデンサ14のキャ
パシタンスを予め高めに設定しておく必要があり、本
来、通信効率を高くするためのインダクタンスを犠牲に
しなければならず、コイルアンテナ12の通信可能な距離
が短くなるため、このようにして得られるRFIDタグ
10は、通信距離の面で不利となる。
【0009】一方、図8に示した後者の方法の場合、コ
イルアンテナ12をジャンパー線15によって接続するため
には、不要となるコイルアンテナ12を切断する作業、ジ
ャンパー線15をパターン印刷する作業、およびジャンパ
ー線15を半田付けする作業等、多くの作業を行なわなけ
ればならず、チューニングのための作業が煩雑化する。
【0010】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、RFID
タグに内蔵されるコイルアンテナの共振周波数を簡易か
つ確実な方法でチューニングすることができるRFID
タグを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るRFIDタグは、基板上に、通信回路
とメモリが内蔵されたICチップと、上記ICチップに
接続され、上記基板上に銀ペーストでパターン印刷され
たコイルアンテナまたはエッチングによるコイルアンテ
ナとを具備し、上記コイルアンテナ外側の基板上に該コ
イルアンテナの巻き形状に沿った切込溝が形成され、こ
の切込溝に基づいて上記コイルアンテナが折り曲げ可能
に構成されていることを特徴とする。
【0012】また、本発明に係るRFIDタグは、基板
上に、通信回路とメモリが内蔵されたICチップと、上
記ICチップに接続された銅線からなるコイルアンテナ
とを具備し、上記コイルアンテナは上記基板に対してホ
ットメルト系接着剤を介して接着され、加熱により上記
コイルアンテナが上記基板から剥離可能に構成されてい
ることを特徴とする。
【0013】また、上記ICチップとコイルアンテナの
表面または上記基板の裏面に粘着剤が塗布されている
と、アンテナコイルを折り返したときに、表面の粘着剤
同士が接着するため、パッケージを折り返した部分の浮
き上がりを防止できるとともに、様々な被着体に貼付す
ることができる。
【0014】また、上記基板上の折り曲げ予定位置にミ
シン目が形成されていると、基板を折り曲げ易くなり、
コイルアンテナのチューニング作業が効率化できる。
【0015】また、本発明に係るRFIDタグのチュー
ニング方法は、基板上に、通信回路とメモリが内蔵され
たICチップと、上記ICチップに接続され、該ICチ
ップを動作させる起電力を発生させるコイルアンテナと
を具備するRFIDタグのチューニング方法であって、
上記コイルアンテナの一部を折り返し、上記コイルアン
テナの全長および面積を変化させることによりインダク
タンスを変更して共振周波数を調整することを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るRFIDタグ
の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0017】まず、本発明の第一の実施形態について図
1および図2に基づき説明する。図1は本実施形態にお
けるRFIDタグの構成を示し、図2は図1に示したR
FIDタグをチューニングした状態を示す。
【0018】図1(a)に示すように、このRFIDタ
グ20は、基板21上に設けられるICチップ23、およびこ
のICチップ23に電気的に接続されるコイルアンテナ22
とから構成されている。
【0019】本実施形態において、ICチップ23として
は、外部R/Wと各種データの送受信を行なう通信回路
と、この各種データを格納するメモリとが内蔵された薄
型のチップを使用し、コイルアンテナ22は、紙やポリイ
ミドからなるインレット基板上に銀ペーストでパターン
印刷したものやエッチングにより形成する。
【0020】そして、非接触のR/Wから電波を放射
し、電磁誘導の原理によりコイルアンテナ22に起電力を
発生させ、この起電力を用いてコイルアンテナ22に接続
されたICチップ23を動作させることで、電波通信によ
り各種データの書き込みおよび読み取りが可能となるよ
うに構成されている。
【0021】また、このRFIDタグ20の基板21上に
は、コイルアンテナ22の内側コイル22-1と外側コイル22
-2との隙間にコイルの巻き形状に沿うように略コ字状の
切込溝25が刻設されている。この切込溝25は、図1
(c)に示すように、基板21表面から裏面にかけて貫通
している。
【0022】さらに、基板21上には、略コ字状の切込溝
25の始点25aと終点25b間を結ぶように縦断するミシン目
26が設けられ、このミシン目26は、図1(b)に示すよ
うに、コイルアンテナ22表面から基板21裏面にかけて設
けられている。
【0023】そして、このように構成されたRFIDタ
グ20におけるコイルアンテナ22の共振周波数のチューニ
ング方法としては、図2(a)に示すように、基板21上
に設けられた切込溝25にしたがって基板21を切断し、ミ
シン目26に沿って基板21を所定長さ分だけ折り返すだけ
の簡単な操作で行なうことができる。
【0024】すなわち、図2(b)(c)に示すよう
に、基板21表面のコイルアンテナ22の内側コイル22-1上
には、折り返されたコイルアンテナ22、基板21の順に積
層され、コイルアンテナ22の内側コイル22-1と折り返さ
れたコイルアンテナ22とが接触した状態となる。
【0025】さらに、図中縦方向に延びるコイルアンテ
ナ22が従来のジャンパー線の役割を果たし、コイルアン
テナ22の途中の2点間が、折り返されたコイルアンテナ
22により電気的に接続されるため、図1に示したRFI
Dタグ20と図2に示したRFIDタグ20とでは、コイル
アンテナ22の全長およびその面積が変化する。
【0026】また、図示しないが、コイルアンテナ22の
内側コイル22-1と折り返されたコイルアンテナ22とが接
触しない場合、すなわち両者が電気的に接続されない場
合であっても、コイルアンテナ22の面積のみ変化する。
【0027】一方、コイルアンテナのインダクタンス
は、一般にコイルの巻数の2乗および面積に比例し、コ
イルの全長に反比例する。よって、ミシン目26に沿って
基板21を所定長さ分だけ折り返し、コイルアンテナ22の
全長およびその面積、または面積のみを変化させること
によってコイルアンテナ22のインダクタンスを変更する
ことができ、このインダクタンスの値に基づいて共振周
波数を調整することができる。
【0028】したがって、従来のチューニング方法のよ
うに、不要となるコイルアンテナを切断する作業、ジャ
ンパー線をパターン印刷する作業、およびジャンパー線
を半田付けする作業等の煩雑な作業は全く必要なく、極
めて簡易かつ確実にコイルアンテナの共振周波数をチュ
ーニングすることが可能となる。
【0029】次に、本発明の第二の実施形態について図
3および図4に基づき説明する。図3は本実施形態にお
けるRFIDタグの構成を示し、図4は図3に示したR
FIDタグをチューニングした状態を示す。
【0030】図3(a)に示すように、このRFIDタ
グ20は、基板21上に設けられるICチップ23、およびこ
のICチップ23に電気的に接続されるコイルアンテナ22
とから構成されている点については上述した第一の実施
形態と同様である。
【0031】本実施形態において、ICチップ23として
は、外部R/Wと各種データの送受信を行なう通信回路
と、この各種データを格納するメモリとが内蔵された薄
型のチップを使用し、コイルアンテナ22としては、紙や
ポリイミドからなるインレット基板上に樹脂被覆の施さ
れた銅線からなるワイヤーを使用する。
【0032】また、本実施形態においては、上記第一の
実施形態のような切込溝25は形成されず、替わりに銅線
からなるコイルアンテナ22がホットメルト系接着剤27に
より基板21上に接着され、基板21上には、コイルアンテ
ナ22の内側コイル22-1と外側コイル22-2との隙間に対向
する2点22a,22b間を結ぶように縦断するミシン目26が
設けられ、このミシン目26は、図3(b)に示すよう
に、コイルアンテナ22表面から裏面にかけて設けられて
いる。
【0033】そして、このように構成されたRFIDタ
グ20におけるコイルアンテナ22の共振周波数のチューニ
ング方法としては、図4(a)に示すように、加熱によ
ってホットメルト系接着剤を溶融させ、コイルアンテナ
22の内側コイル22-1を基板21から剥がし、基板21上に設
けられたミシン目26に沿ってコイルアンテナ22を所定長
さ分だけ折り返すだけの簡単な操作で行なうことができ
る。
【0034】すなわち、基板21上のコイルアンテナ22の
みをミシン目26に沿って折り返すことで、図4(b)
(c)に示すように、基板21表面のコイルアンテナ22の
内側コイル22-1上には、折り返されたコイルアンテナ22
が積層され、コイルアンテナ22の内側コイル22-1と折り
返されたコイルアンテナ22とが接触した状態となる。
【0035】さらに、図中縦方向に延びるコイルアンテ
ナ22が従来のジャンパー線の役割を果たし、コイルアン
テナ22の途中の2点間が、折り返されたコイルアンテナ
22により電気的に接続されるため、図3に示したRFI
Dタグ20と図4に示したRFIDタグ20とでは、コイル
アンテナ22の全長およびその面積が変化する。よって、
ミシン目26に沿って基板21上のコイルアンテナ22のみを
所定長さ分だけ折り返し、コイルアンテナ22の全長およ
びその面積を変化させることによってコイルアンテナ22
のインダクタンスを変更することができ、このインダク
タンスの値に基づいて共振周波数を調整することができ
る。
【0036】したがって、上記第一の実施形態と同様
に、不要となるコイルアンテナを切断する作業、ジャン
パー線をパターン印刷する作業、およびジャンパー線を
半田付けする作業等の煩雑な作業は全く必要なく、極め
て簡易かつ確実にコイルアンテナの共振周波数をチュー
ニングすることが可能となる。
【0037】また、本実施形態のRFIDタグ20によれ
ば、基板21上に切込溝25を設ける必要がなく、コイルア
ンテナ22のみを加熱によって折り返すことができ、チュ
ーニング作業の作業効率が向上する。
【0038】次に、本発明の第三の実施形態について図
5および図6に基づき説明する。図5は本実施形態にお
けるRFIDタグの構成を示し、図6は図5に示したR
FIDタグをチューニングした状態を示す。
【0039】図5(a)に示すように、本実施形態にお
いても、RFIDタグ20が基板21上に設けられるICチ
ップ23、およびこのICチップ23に電気的に接続される
コイルアンテナ22とから構成されている点については上
述した第一および第二の実施形態と同様である。
【0040】本実施形態においては、図5(b)に示す
ように、ICチップ23とコイルアンテナ22の表面と基板
21の裏面、すなわちRFIDタグ20の表裏面には粘着剤
31が塗布され、この粘着剤31上面には剥離剤が塗布され
た剥離紙32が貼付されている。そして、このRFIDタ
グ20上には、コイルアンテナ22の内側コイル22-1と外側
コイル22-2との隙間にコイルの巻き形状に沿うように略
コ字状の切込溝25が刻設されている。この切込溝25は、
図5(c)に示すように、基板21の表面からその裏面に
かけて貫通している。さらに、RFIDタグ20上には、
略コ字状の切込溝25の始点25aと終点25b間を結ぶように
縦断するミシン目26が設けられ、このミシン目26は、図
5(b)に示すように、コイルアンテナ22表面から基板
21裏面にかけて設けられている。
【0041】そして、このように構成されたRFIDタ
グ20におけるコイルアンテナ22の共振周波数のチューニ
ング方法としては、図6(a)に示すように、RFID
タグ20表面に貼付されている剥離紙32を切込溝25および
ミシン目26に沿って剥がし、次に切込溝25にしたがって
基板21を切断し、さらにミシン目26に沿って基板21を折
り返すだけの簡単な操作で行なうことができる。
【0042】すなわち、基板21をミシン目26に沿って折
り返すことで、図6(b)(c)に示すように、基板21
表面のコイルアンテナ22上には、粘着剤31を介してコイ
ルアンテナ22、基板21の順に積層され、コイルアンテナ
22の内側コイル22-1と折り返されたコイルアンテナ22と
は非接触で、電気的に接続されていないが、図5に示し
たRFIDタグ20と図6に示したRFIDタグ20とで
は、コイルアンテナ22の面積が変化する。よって、ミシ
ン目26に沿って基板21ごと所定長さ分だけ折り返し、コ
イルアンテナ22の面積を変化させることによってコイル
アンテナ22のインダクタンスを変更することができ、こ
のインダクタンスの値に応じて共振周波数を調整するこ
とができる。
【0043】したがって、上記第一の実施形態と同様
に、不要となるコイルアンテナを切断する作業、ジャン
パー線をパターン印刷する作業、およびジャンパー線を
半田付けする作業等の煩雑な作業は全く必要なく、極め
て簡易かつ確実にコイルアンテナの共振周波数をチュー
ニングすることが可能となる。
【0044】また、本実施形態のRFIDタグ20によれ
ば、RFIDタグ20の表面に粘着剤31が塗布されたラベ
ル構造を有しており、基板21をミシン目26に沿って折り
返したときに、図6(b)(c)に示すように、粘着剤
31同士が接着するため、基板21を折り返した部分が浮き
上がってしまうことを防止できる。さらに、表面または
裏面の剥離紙32を剥がせば様々な被着体に貼付すること
ができ、RFIDタグとしての利便性が向上する。
【0045】なお、上述した各実施形態においては、コ
イルアンテナ22の内側コイル22-1を折り返し、コイルア
ンテナ22のインダクタンスを変更する例について説明し
たが、本発明によれば、外側コイル22-2を折り返すこと
によってもコイルアンテナ22の全長およびその面積を変
化させることができるため、切込溝25の形成位置は、内
側コイル22-1と外側コイル22-2との間の基板21上に限定
されるものではなく、外側コイル22-2の外側の基板21上
に形成してもよい。
【0046】また、切込溝25の形成本数についても1本
に限らず、コイルアンテナ22の外周ごとに複数本形成す
ることもでき、この場合には複数の切込溝25,25,…の
うちの最適なものを選択して切断すればよく、基板21の
切断位置の選択幅が広がるため、よりきめ細かなチュー
ニングを行なうことができる。
【0047】さらに、上述した各実施形態においては、
切込溝25,25間を結ぶように縦断するミシン目26を設け
ているが、このミシン目26は必ずしも必要ではなく、ミ
シン目26がない場合には、切込溝25の線上における任意
の位置で基板21を折り返すことができるため、この点で
もよりきめ細かなチューニングが可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、以下のような効果を奏する。
【0049】(1)RFIDタグの基板上に形成される
切込溝にしたがって基板の一部を切断し、ミシン目に沿
って基板を所定長さ分だけ折り返し、内蔵されるコイル
アンテナの全長および面積を変化させることによってコ
イルアンテナのインダクタンスを変更することができ、
このインダクタンスの値に応じて共振周波数を調整する
ことができる。
【0050】(2)コイルアンテナと基板とをホットメ
ルト系接着剤によって接着し、コイルアンテナを剥離可
能に構成すれば、基板上に切込溝を設ける必要がなく、
加熱によってホットメルト系接着剤を溶融させ、コイル
アンテナのみを剥がして折り返すことができるため、チ
ューニング作業の効率がさらに向上する。
【0051】(3)ICチップとコイルアンテナの表面
に粘着剤を塗布するラベル構造を採用すれば、基板をミ
シン目に沿って折り返したときに、粘着剤同士が接着す
るため、基板の折り返し部分の浮き上がりを防止でき、
かつ剥離紙を剥がせば様々な被着体に貼付することがで
きるため、RFIDタグとしての利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るRFIDタグの第一の実施例を示
す図であり、(a)はRFIDタグの構成を示す平面
図、(b)は同図(a)に示すB方向矢視図、(c)は
同図(a)に示すC−C線断面図である。
【図2】図1に示したRFIDタグをチューニングした
状態を示す図であり、(a)はRFIDタグの構成を示
す平面図、(b)は同図(a)に示すB方向矢視図、
(c)は同図(a)に示すC−C線断面図である。
【図3】本発明に係るRFIDタグの第二の実施例を示
す図であり、(a)はRFIDタグの構成を示す平面
図、(b)は同図(a)に示すB方向矢視図、(c)は
同図(a)に示すC−C線断面図である。
【図4】図3に示したRFIDタグをチューニングした
状態を示す図であり、(a)はRFIDタグの構成を示
す平面図、(b)は同図(a)に示すB方向矢視図、
(c)は同図(a)に示すC−C線断面図である。
【図5】本発明に係るRFIDタグの第三の実施例を示
す図であり、(a)はRFIDタグの構成を示す平面
図、(b)は同図(a)に示すB方向矢視図、(c)は
同図(a)に示すC−C線断面図である。
【図6】図5に示したRFIDタグをチューニングした
状態を示す図であり、(a)はRFIDタグの構成を示
す平面図、(b)は同図(a)に示すB方向矢視図、
(c)は同図(a)に示すC−C線断面図である。
【図7】従来のRFIDタグにおけるチューニング方法
の一例を示す平面図である。
【図8】従来のRFIDタグにおけるチューニング方法
の他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
20 RFIDタグ 21 基板 22 コイルアンテナ 22-1 内側コイル 22-2 外側コイル 23 ICチップ 25 切込溝 25a 切込溝の始点 25b 切込溝の終点 26 ミシン目 27 ホットメルト系接着剤 31 粘着剤 32 剥離紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 1/38 G06K 19/00 K 7/00 H Fターム(参考) 2C005 MA19 MB06 NA08 NB01 PA01 PA18 5B035 BA03 BB09 CA11 CA23 5C084 AA03 AA09 AA13 BB12 BB13 CC35 DD09 EE07 FF02 5J046 AA01 AA02 AA07 AA09 AB11 PA07 5J047 AA01 AA02 AA07 AA09 AB11 EF04 EF05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、通信回路とメモリが内蔵され
    たICチップと、上記ICチップに接続され、上記基板
    上に銀ペーストでパターン印刷されたコイルアンテナま
    たはエッチングによるコイルアンテナとを具備し、 上記コイルアンテナ外側の基板上に該コイルアンテナの
    巻き形状に沿った切込溝が形成され、この切込溝に基づ
    いて上記コイルアンテナが折り曲げ可能に構成されてい
    ることを特徴とするRFIDタグ。
  2. 【請求項2】 基板上に、通信回路とメモリが内蔵され
    たICチップと、上記ICチップに接続された銅線から
    なるコイルアンテナとを具備し、 上記コイルアンテナは上記基板に対してホットメルト系
    接着剤を介して接着され、加熱により上記コイルアンテ
    ナが上記基板から剥離可能に構成されていることを特徴
    とするRFIDタグ。
  3. 【請求項3】 上記ICチップとコイルアンテナの表面
    または上記基板の裏面に粘着剤が塗布されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のRFIDタ
    グ。
  4. 【請求項4】 上記基板上の折り曲げ予定位置にミシン
    目が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3記載のRFIDタグ。
  5. 【請求項5】 基板上に、通信回路とメモリが内蔵され
    たICチップと、上記ICチップに接続され、該ICチ
    ップを動作させる起電力を発生させるコイルアンテナと
    を具備するRFIDタグのチューニング方法であって、
    上記コイルアンテナの一部を折り返し、上記コイルアン
    テナの全長および面積を変化させることによりインダク
    タンスを変更して共振周波数を調整することを特徴とす
    るRFIDタグのチューニング方法。
JP2002065498A 2002-03-11 2002-03-11 Rfidタグ Pending JP2003263620A (ja)

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