JP2010021687A - 車両用透明アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】給電損失が低減されると共に車載に適した車両用透明アンテナを提供する。
【解決手段】一対の車両用ガラス板22と、該車両用ガラス板22に挟み込まれる透明アンテナ1と、該透明アンテナ1に給電すると共に上記車両用ガラス板22の一方の表面上に設けられる給電電極5とからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナの視認性を低減した透明アンテナに係り、特に給電損失が低減されると共に車載に適した車両用透明アンテナに関するものである。
従来、VHF帯(30〜300MHz)、UHF帯(300MHz〜3GHz)を送受信するアンテナとして半波長ダイポールアンテナを考えた場合、図7に示すように、半波長ダイポールアンテナ71は、一対の導体板72,72とその導体板72,72に電気的に接続される給電部73とで構成される。導体板72が印刷された導電性ペーストや線状導体で構成されるフィルム状のアンテナもある。
導体板の長さLは、最も原理的なものでは波長の1/2倍で、例えば500MHzの電波を送受信するアンテナでは、波長が600mmのため、L=約300mmとなる。導体板として抵抗率の低い銅線を使用した場合、給電部とのインピーダンス整合をとるために導体板の抵抗を低減する必要があり、導体板の幅Wの実用的な寸法としては、数mm以上となる。
従来のアンテナの製造方法として以下のような方法がある。
(1)導電性の細線を専用ツール(ノズル)に通し、このノズルより細線を吐出させながらノズルの軌道を移動させて粘着シート上に細線を貼り付ける(描画方式、例えば特許文献1参照)。
(2)基材にメッシュ版を用いて導電インキをスクリーン印刷し、この導電インキを乾燥・硬化する(ペイント方式、例えば特許文献2参照)。
(3)導体板の材料に金属箔を用い、この金属箔のアンテナとして残したい部分(コイル)をマスキングして、その残したい部分以外の部分をエッチングにより除去してコイル状の導体板とする(エッチング方式、例えば特許文献3参照)。
(4)図8に示す透明アンテナ81は、2枚の絶縁性フィルム82の間に複数本の線状導体を放射素子83として並列配置して挟み込んだ構造体をアンテナ素子とし、その絶縁性フィルム82の外に金属板を給電電極84として貼りつけ、その給電電極84にケーブル85を電気的に接続する(例えば特許文献4参照)。
これらのアンテナは、図9に示されるように、自動車のガラス窓91に貼り付け、車両用TVのアンテナ92として用いられる。アンテナ92は、ガラス窓91の内側(車室内)からガラス窓91に貼り付けられ、ケーブル93を介して車内の機器と接続される。
特開2000−76398号公報 特開2001−102745号公報 特開2001−101371号公報 特開2007−116665号公報
(4)の透明アンテナは、放射素子83の無視認性に優れているが、放射素子83として線状導体を用いているために、放射素子83の線状導体と給電電極84の金属板が静電結合する部分の面積が小さい。このため、静電結合が弱くなり、この静電結合した給電部のインピーダンスが大きく損失が大きくなる。損失が大きいことでアンテナの送受信のレベルが低くなり、十分な送受信が困難になる。
また、(1)〜(4)による従来のアンテナを車両のガラス窓91に貼り付けると、ガラス面と絶縁性フィルム面との境に段差が生じる。この段差による意匠の低下(美観が悪くなる等)が生じると共に、段差がガラス窓清掃時の障害となる。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、給電損失が低減されると共に車載に適した車両用透明アンテナを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の車両用透明アンテナは、一対の車両用ガラス板と、該車両用ガラス板に挟み込まれる透明アンテナと、該透明アンテナに給電すると共に上記車両用ガラス板の一方の表面上に設けられる給電電極とからなる。
上記透明アンテナは、並列配線された複数本の線状導体からなる放射素子と、該放射素子の一部と電気的に接続されると共に、面状の形状を有する導体からなる給電素子と、上記放射素子と上記給電素子とを挟み込む一対の絶縁性フィルムとを有し、上記給電素子は上記給電素子と対向して設けられていてもよい。
上記給電素子に穴が設けられ、該穴の位置において上記一対の絶縁性フィルム同士が接着されていてもよい。
上記給電素子は低融点金属からなる接合層と該接合層よりも高融点の金属からなる面状導体層とからなり、該面状導体層上に上記接合層と上記放射素子とが順次配置された後に、上記接合層を溶融させることによって上記放射素子と上記面状導体層とが金属的に接合されていてもよい。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)給電損失が低減される。
(2)合わせガラスの中に入れた場合、ガラス窓に段差を生じないので、車載に適する。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1に示されるように、本発明に係る車両用透明アンテナに用いられる透明アンテナ1は、並列配線された複数本の線状導体からなる放射素子2と、放射素子2の一部と電気的に接続されると共に、面状の形状を有する導体からなる給電素子3と、放射素子2と給電素子3とを挟み込む一対の可視光透過性の絶縁性フィルム4,4と、給電素子3と対向すると共に、絶縁性フィルム4の一方の表面側に設けられた給電電極5とからなる。
放射素子2となる線状導体は、直径が0.04mm以下の金属線である。放射素子2は、等間隔で互いに平行に並べられ、長さが同じである。放射素子2同士の間隔は、放射素子2となる線状導体の直径の10倍以上である。これらの設定理由については後述する。
絶縁性フィルム4は、アクリル、ポリ塩化ビニルなどの樹脂からなる。
給電電極5は、金属箔、金属板、金属細線網などからなる。
本実施形態にあっては、透明アンテナ1は、車両のフロントガラスに取り付けられる。ここで、図2に示されるように、車両のフロントガラス21は、2枚の可視光透過性のガラス板(車両用ガラス板とも言う)22間に樹脂からなる中間膜23を挟み込んだ合わせガラス構造になっている。中間膜23は、ガラス破損時のガラス飛散防止、太陽からの紫外線カットなどの目的で設けられる。
本実施形態にあっては、透明アンテナ1は、放射素子2及び給電素子3が挟み込まれた絶縁性フィルム4,4がさらにフロントガラス21のガラス板22,22間に挟み込まれる。詳しく述べると、絶縁性フィルム4,4は中間膜23の片側面と一方のガラス板22との間に挟み込まれる。このようにして絶縁性フィルム4及びガラス板22に挟み込まれている給電素子3に対して給電する給電電極5は、ガラス板22の表面に設けられる。
給電電極5には、同軸ケーブル6の中心導体7がハンダ付け等により電気的に接合される。
本発明の透明アンテナ1の作用効果を受信の場合について説明する。
本発明の透明アンテナ1は、給電素子3と給電電極5とが絶縁性フィルム4及びガラス板22を介して互いに対向して設けられていることで、静電結合(交流結合)している。よって、給電素子3と給電電極5との間は交流電力を伝達させることができる。給電素子3と各放射素子2とは、直接、接しているので、給電素子3と各放射素子2との間は電力を伝達させることができる。
透明アンテナ1に電波が到来すると、放射素子2の1本ごとに電流が誘起され、給電素子3及び給電電極5を介して同軸ケーブル6に受信電力が伝達される。このとき、複数本の放射素子2は、例えば、同じ長さである。よって、給電素子3では、各々の放射素子2からの受信電力が同位相で合成される。放射素子2は、直径が細い線状導体で構成されるため、高い抵抗値を持つ。しかし、複数本(N本)の放射素子2が並列回路となるため、透明アンテナ1全体の抵抗値は放射素子2の1本当たりの抵抗値のN分の1倍となる。放射素子2の本数Nが十分大きければ、透明アンテナ1の抵抗損失は小さくなる。このため、同軸ケーブル6とのインピーダンス整合を容易に取ることができる。
例えば、直径0.02mmの抵抗値1.5×10-8Ωの銀めっき銅合金線を放射素子2に用い、500MHz(波長600mm)用の全長L=波長/2=300mmのダイポールアンテナを考えた場合、放射素子2の高周波抵抗は1本当たり約150Ωとなる。この値は、アンテナに望まれる放射抵抗73.13Ωより大きな値のため、放射素子2が1本だけであると熱損失が大きい。しかし、放射素子2の本数Nを50とすると、透明アンテナ1全体の高周波抵抗は約3Ωと小さくなり、熱損失は無視できるレベルとなる。
このとき放射素子2同士の間隔を放射素子2となる線状導体の直径の10倍である0.2mmとすると、50本分が占める幅は一般的なアンテナの幅と同程度の約10mmとなるが、本発明では、線状導体からなる放射素子2を所定間隔ごとに並べているので無視認性(透明性)を得ることができる。
一般的な裸眼での視認能力である視力指標(分数視力)=2.0の人が、距離250mm離れたところから放射素子を見たとき、直径約0.04mmの放射素子が視認の限界となる。よって、放射素子2の直径は0.04mm以下が好ましく、0.02mm以下とすればいっそう視認が困難となり、好ましい。
放射素子2同士の間隔を放射素子2となる線状導体の直径の10倍以上とすることにより、放射素子2によって遮断される面積が放射素子2全体の配置面積の10%以下になる。これにより、可視光透過性への影響が小さくなり、背景(車室内から見たフロントガラス21の外景)に対する視認性が十分に確保できる。
放射素子2の材料による色彩及び光沢は、アンテナの無視認性の観点から銅や黄銅のように色彩が濃く光沢があるよりも、スズや銀等の色彩が淡く無光沢であるほうが好ましい。
給電素子3の大きさは、大きい方が電流損失(給電損失)が少ないが、その反面、大きすぎると無視認性が損なわれるので、小さい方が望ましい。
本実施形態にあっては、透明アンテナ1は、放射素子2及び給電素子3が挟み込まれた絶縁性フィルム4,4がさらにフロントガラス21のガラス板22,22間に挟み込まれる。このとき、もし、給電素子3に対して直接、導体を接続して給電しようとすると、フロントガラス21の端から給電素子3を外部に露出させる必要がある。しかし、給電素子3を外部に露出させてこれに直接、ケーブルを接続させると、車両へのフロントガラス21の取り付け作業性を阻害すると共に、透明アンテナ1自体の破損の可能性が高まる。その点、本実施形態は、給電素子3はフロントガラス21から露出せず、給電電極5はフロントガラス21の表面(車室内)に取り付けるだけでよい。
本実施形態にあっては、放射素子2及び給電素子3が挟み込まれた絶縁性フィルム4,4がさらにフロントガラス21のガラス板22,22間に挟み込まれるので、従来のようにガラス面と絶縁性フィルム面との境に段差が生じることがない。給電電極5はフロントガラス21の表面に取り付けるが、給電電極5は絶縁性フィルム4に比べて面積が小さいので、ガラス面と給電電極5との境に段差が生じても、意匠の低下にはつながらない。また、給電電極5は絶縁性フィルム4に比べて面積が小さいので、ガラス面と給電電極5との境に段差が生じても、ガラス窓清掃時の障害にはならない。よって、本発明の透明アンテナ1は、従来のアンテナより車載に適する。
また、図9に示すような従来の透明アンテナでは、線状導体からなる放射素子と給電電極との間で静電結合させていた。そのため、この静電結合する部分の面積が小さいので、静電結合が弱くなり、この静電結合した給電部のインピーダンスが大きくなって、損失が大きくなっていた。しかし、本発明の透明アンテナは、新たに設けた面状の形状を有する給電素子と給電電極との間で静電結合させているので、この静電結合する部分の面積が大きい。そのため、上述の問題を解決し、給電損失を低減することができる。
次に、給電素子の実施形態を説明する。
図3に示されるように、給電素子31は、複数本平行に配線された放射素子2の長手方向の一端に設けられる。この給電素子31は、面状導体として金属箔又は金属板を用いたものである。また、図示しないが、給電素子31の面状導体に穴を空け、この穴を通じて絶縁性フィルム4,4同士が接着されるようにしてもよい。絶縁性フィルム4,4の接着をより強固にできるからである。
図4に示されるように、給電素子41は、複数本平行に配線された放射素子2の長手方向の一端に設けられる。この給電素子41は、面状導体として複数本の金属細線を交差させて編んだ金属細線網(メッシュ、格子、網目)を用いたものである。このように、給電素子41は、放射素子2の一部に接する1本以上の線状導体から構成することもできる。
図5に示されるように、給電素子51は、半田等の低融点金属からなる接合層52と、接合層より融点が高い金属からなる面状導体層53とからなる。この給電素子51の接合層52側を放射素子2に重ね、給電素子51に熱を加えることにより、接合層52が溶融し、放射素子2と給電素子51の面状導体層53とが金属的に接合される。これにより、放射素子2と給電素子51との間の電気抵抗が小さくできる。
給電素子3の大きさは、例えばガラス板22の厚さ(給電素子3と給電電極5との距離)によって静電結合力が変化するので、所望の静電結合力が得られ、かつ無視認性が損なわれない範囲で適宜設定可能である。
放射素子2となる金属細線の直径は、前記実施形態に限定されず、0.04mm以下であればよい。金属細線の材質、及びその金属細線に施すめっきの材質は、前記実施形態に限定されず、視認が困難であって電気的特性が十分に確保できれば何でもよい。放射素子2の本数は、前記実施形態に限定されず、電気的特性が十分に確保できれば何本でもよい。放射素子2同士の間隔は、等間隔に限らず、視認が困難であって電気的特性が十分に確保できれば不等間隔でもよい。
絶縁性フィルム4,4同士を張り合わせる方法、材料は、後述する実施例に限定されず、絶縁性フィルム4,4同士の接着が確保でき、可視光透過性が確保できれば何でもよい。絶縁性フィルム4の厚さ、接着層を設ける場合の接着層の厚さは、後述する実施例に限定されず、任意に選択ができる。圧延接着する温度は後述する実施例に限定されず、絶縁性フィルムの種類、接着剤の種類等に応じて適切な温度とすることができる。
なお、本発明の透明アンテナ1にあっては、複数本の金属細線を交差させて編んだ金属細線網を絶縁性フィルム間に挟むようにしたが、この構成はアンテナに限らず、電磁波遮断フィルムにも応用することができる。これにより、家屋の窓ガラス、ブラウン管表面、顔面保護カバーなどに貼り付けて、無視認性を損なうことなく、電磁波を遮断することができる。
(実施例1)
直径0.02mmの無光沢銀めっき銅合金線10本を放射素子2として1.5mmの等間隔1.5mmで平行に配列し、可視光透過性と自己融着性を有する2枚の絶縁性フィルム4,4間に挟み込んだ。120℃の熱を加えて圧着することで透明アンテナ1を作製した。放射素子2の長さは140mmとした。このとき、給電素子3は、図3の形態の給電素子31とし、横(図示x方向)20mm、縦(図示y方向)20mm、厚さ(図示z方向)0.05mmの銅箔で形成した。給電素子31は、10本の放射素子2全てに接するように放射素子2に重ね、2枚の絶縁性フィルム4,4間に挟み込んだ。この絶縁性フィルム4,4を厚さ2mmのガラス板22,22間に挟み込んだ。ガラス板22の外面に給電素子3と同じ大きさの銅板を給電電極5として給電素子3と静電結合するよう対向させて貼り付けた。給電電極5に同軸ケーブル6を電気的に接続し、モノポールアンテナとした。
(実施例2)
直径0.02mmの無光沢銀めっき銅合金線10本を放射素子2として1.5mmの等間隔で平行に配列し、可視光透過性と自己融着性を有する2枚の絶縁性フィルム4,4間に挟み込んだ。120℃の熱を加えて圧着することで透明アンテナ1を作製した。放射素子2の長さは140mmとした。このとき、給電素子3は、図4の形態の給電素子41とし、直径0.02mmの無光沢銀めっき銅合金線を間隔0.5mmでメッシュ状に重ねた横(図示x方向)20mm、縦(図示y方向)20mm、厚さ(図示z方向)0.05mmの金属細線網で形成した。給電素子41は、10本の放射素子2全てに接するように放射素子2に重ね、2枚の絶縁性フィルム4,4間に挟み込んだ。この絶縁性フィルム4,4を厚さ2mmのガラス板22,22間に挟み込んだ。ガラス板22の外面に給電素子3と同じ大きさの金属メッシュを給電電極5として給電素子3と静電結合するよう対向させて貼り付けた。給電電極5に同軸ケーブル6を接続し、モノポールアンテナとした。
(比較例1)
直径0.02mmで長さが140mmの無光沢銀めっき銅合金線10本が、放射素子83として1.5mmの等間隔で平行に配列される。次に、これらが可視光透過性と自己融着性を有する2枚の絶縁性フィルム82,82間に挟み込まれ、120℃の熱を加えて圧着される。図8のように、給電電極84として、横(図示x方向)16mm、縦(図示y方向)5mm、厚さ(図示z方向)0.05mmの銅箔が用いられる。そして、給電電極84が10本の放射素子83の全てを覆うように絶縁性フィルム82上に設けられることによって、透明アンテナ81が作製される。同軸ケーブル85が給電電極84に電気的に接続され、モノポールアンテナとなる。このモノポールアンテナは、ガラス板(図示しない)に貼り付けて用いられる。
実施例1、実施例2、比較例1のリターンロス特性を評価した。その結果を図6に示す。実施例1、2は、比較例1に比べて放射素子の給電される部分の長さが長いため、ピークレベルは比較例1より向上し(リターンロスが比較例1より小さくなる)、デジタルTVの周波数帯域470MHz〜770MHzにおいて−4dB以下のリターンロスを確保している。すなわち、本発明の透明アンテナ1は、実用的に十分なリターンロス特性を有する。よって、本発明は、有効であることが分かる。
本発明の一実施形態を示す透明アンテナの断面図である。 車両のフロントガラスの構造図である。 本発明の一実施形態を示す給電素子の平面図である。 本発明の一実施形態を示す給電素子の平面図である。 本発明の一実施形態を示すアンテナの断面図である。 周波数対リターンロス特性図である。 従来の導体板を用いた半波長ダイポールアンテナの正面図である。 従来の透明アンテナの(a)は平面図、(b)は断面図である。 車両のフロントガラスにアンテナを取り付けた外観図である。
符号の説明
1 透明アンテナ
2 放射素子
3 給電素子
4 絶縁性フィルム
5 給電電極
22 ガラス板

Claims (4)

  1. 一対の車両用ガラス板と、
    該車両用ガラス板に挟み込まれる透明アンテナと、
    該透明アンテナに給電すると共に上記車両用ガラス板の一方の表面上に設けられる給電電極とからなる車両用透明アンテナ。
  2. 上記透明アンテナは、並列配線された複数本の線状導体からなる放射素子と、
    該放射素子の一部と電気的に接続されると共に、面状の形状を有する導体からなる給電素子と、
    上記放射素子と上記給電素子とを挟み込む一対の絶縁性フィルムとを有し、
    上記給電素子は上記給電素子と対向して設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両用透明アンテナ。
  3. 上記給電素子に穴が設けられ、該穴の位置において上記一対の絶縁性フィルム同士が接着されていることを特徴とする請求項2記載の車両用透明アンテナ。
  4. 上記給電素子は低融点金属からなる接合層と該接合層よりも高融点の金属からなる面状導体層とからなり、該面状導体層上に上記接合層と上記放射素子とが順次配置された後に、上記接合層を溶融させることによって上記放射素子と上記面状導体層とが金属的に接合されていることを特徴とする請求項2または3記載の車両用透明アンテナ。
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