JP2010045572A - 車両用透明アンテナの製造方法及びその車両用透明アンテナ - Google Patents

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【課題】アンテナの視認性が困難(景観の視認性が良好)な車両用透明アンテナの製造方法及びその車両用透明アンテナを提供する。
【解決手段】透明アンテナ1と、該透明アンテナ1を挟み込む一対の車両用ガラス62,63とからなる車両用ガラスアンテナ61であって、上記透明アンテナ1は、並列配置された複数本の線材3と、該線材群を挟み込む一対の自己融着性フィルム2と、該一対の自己融着性フィルムを挟み込む一対の耐熱性フィルム4(図3参照)と、一方の上記耐熱性フィルム4上に設けられ、上記線材群に給電するための外部導体8(図3参照)とを有し、上記自己融着性フィルム2の自己融着性により上記線材群と上記自己融着性フィルム2と上記耐熱性フィルム4とが固定されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、アンテナの視認性が困難(景観の視認性が良好)な車両用透明アンテナの製造方法及びその車両用透明アンテナに関する。
VHF帯(30〜300MHz)、UHF帯(300MHz〜3GHz)を送受信するアンテナ装置として、半波長ダイポールアンテナを考える。図7に示すように、半波長ダイポールアンテナ71は、一対の導体板72,72とその導体板72,72に接続される給電部73とで構成される。
導体板72が印刷された導電性ペーストや線状導体で構成されるフィルム状のアンテナ装置もある。
導体板72の合計長さLは、さまざまであるが、最も原理的なものでは波長の1/2倍である。例えば、500MHzの電波を送受信するアンテナ装置では、波長が600mmのため、L=約300mmとなる。
導体板72として抵抗率の低い銅線を使用したとしても、実用的なところでは、給電部とのインピーダンス整合をとるために導体板72の抵抗を低減するには、導体板の幅Wは数mm以上となる。
従来のアンテナ装置の製造方法として以下のような方法がある。
(1)導電性の細線を専用ツール(ノズル)に通し、このノズルより細線を吐出させながら該ノズルの軌道を移動させて粘着シート上に細線を貼り付ける(描画方式、例えば特許文献1参照)。
(2)基材を用意し、この基材にメッシュ版を用いて導電インキをスクリーン印刷し、この導電インキを乾燥・硬化する(ペイント方式、例えば特許文献2参照)。
(3)導体板の材料に金属箔を用い、この金属箔のアンテナとして残したい部分(コイル)をマスキングして、その残したい部分以外の部分をエッチングにより除去してコイルとする(エッチング方式、例えば特許文献3参照)。
(4)線状導体を複数本整列させ、これら線状導体を連続して送り出し、同時に、送り出された線状導体を光透過性のある粘着層または接着層のある平面状の絶縁体(フィルム)で連続に挟みこむことで、細い線上導体が粘着層または接着層に複数本整列し配列された絶縁体として、視認が困難な長尺のアンテナ素子を製造する(例えば特許文献4参照)。
特開2000−76398号公報 特開2001−102745号公報 特開2001−101371号公報 特開2007−116665号公報
従来のアンテナは、線材(導体板72、線状導体、細線、導電インキ、金属箔の総称)の幅Wが数mm、長さLが約300mmである。この大きさは、視認可能な大きさである。これをアンテナが可視状態であると言う。このようなアンテナを、車両の窓、車内、テレビ受信機の周辺などに設置すると、車内から車外を見たとき、アンテナが可視状態であることが原因となって、車外の景観を視認することが妨げられる。これを景観の視認性低下と言う。景観の視認性低下により安全性が損なわれる。また、車外から車両を見たとき、アンテナが可視状態であるために、車両全体のデザインの調和が損なわれたりする。
従来のアンテナは、アンテナの製造方法にも問題がある。
(1)の描画方式では、細線を高密度に貼り付けるのが難しいため、ターン数が多いアンテナを描画すると、アンテナ全体が大きくなる。複雑な形状のアンテナは、描画作業が容易でなく、手間がかかってアンテナのコストが高くなる。
(2)のペイント方式では、抵抗率が最も低い銀を使用したペースト(導電インキのこと)でも、銅に比べて抵抗が約20倍程度となる。よって、線材に銅線を用いたアンテナよりも線材幅を大きくとらないと、抵抗が増加して給電部73とのインピーダンス整合が取れなくなる。また、銀ペーストは高価であるため、アンテナのコストが高くなる。
(3)のエッチング方式では、エッチング薬剤を使用するため、薬剤の管理に手間を要すると共に、薬剤や廃液を環境に流出させないことが必要となる。また、線材となる部分以外の金属箔を溶解するので、金属箔材料の歩留まりが悪く、生産性が低い。さらに、金属箔の溶解に時間がかかるため、生産速度が低い。
(4)のフィルムに線状導体を挟み込む方式では、フィルムに粘着層または接着層を設けることになる。粘着層または接着層は、粘着特性または接着特性を出すために、複数の樹脂材料を混合したり添加物を添加させる。このため、粘着層または接着層は、フィルムに比べて透明性に劣る。また、フィルムと粘着層または接着層の屈折率が異なるため、フィルムと粘着層または接着層の境界で光の反射が起こる。この結果、アンテナの無視認性が低下する。つまり、アンテナが可視状態になる。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、アンテナの視認性が困難(景観の視認性が良好)な車両用透明アンテナの製造方法及びその車両用透明アンテナを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の車両用透明アンテナの製造方法は、複数本の線材を並列配置する工程と、該線材群を一対の自己融着性フィルムで挟み込む工程と、該一対の自己融着性フィルムを一対の耐熱性フィルムで挟み込む工程と、該一対の耐熱性フィルムを熱間圧延によって上記自己融着性フィルムの自己融着性により上記線材群と上記自己融着性フィルムと上記耐熱性フィルムとを固定する工程と、一方の上記耐熱性フィルム上に上記線材群に給電するための外部導体を設けて透明アンテナを形成する工程と、上記透明アンテナを一対の車両用ガラスで挟み込み、合わせガラスとする工程からなるものである。
上記耐熱性フィルムのガラス転移温度は上記車両用ガラスで上記透明アンテナを挟み込む工程の温度よりも高くてもよい。
また、本発明の車両用透明アンテナは、透明アンテナと、該透明アンテナを挟み込む一対の車両用ガラスとからなる車両用ガラスアンテナであって、上記透明アンテナは、並列配置された複数本の線材と、該線材群を挟み込む一対の自己融着性フィルムと、該一対の自己融着性フィルムを挟み込む一対の耐熱性フィルムと、一方の上記耐熱性フィルム上に設けられ、上記線材群に給電するための外部導体とを有し、上記自己融着性フィルムの自己融着性により上記線材群と上記自己融着性フィルムと上記耐熱性フィルムとが固定されているものである。
上記耐熱性フィルムのガラス転移温度は上記車両用ガラスで上記透明アンテナを挟み込む工程の温度よりも高くてもよい。
上記耐熱性フィルムにさらに紫外線遮断機能を持たせてもよい。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)アンテナの視認性が困難(景観の視認性が良好)となる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図6に示されるように、本発明に係る車両用透明アンテナ(車両用フロントガラス)61は、透明アンテナ1と、該透明アンテナ1を挟み込む一対の車両用ガラス62,63とからなる車両用ガラスアンテナ61であって、上記透明アンテナ1は、並列配置された複数本の線材3と、該線材群を挟み込む一対の自己融着性フィルム2と、該一対の自己融着性フィルムを挟み込む一対の耐熱性フィルム4と、一方の上記耐熱性フィルム4上に設けられ、上記線材群に給電するための外部導体8(図3参照)とを有し、上記自己融着性フィルム2の自己融着性により上記線材群と上記自己融着性フィルム2と上記耐熱性フィルム4とが固定されているものである。
図1に示されるように、透明アンテナ1は、自己融着性を有し透明で絶縁性を有するフィルム2が複数枚重ねられ、少なくとも2枚の上記フィルム2間に、幅0.04mm以下の線材3が該線材同士の間隔を線材幅の10倍以上にして幅方向に複数本並列に整列された状態で挟み込まれて固定されているものである。
自己融着性とは、形状を保ったまま熱と圧力を加えることで接触面が軟化して接着性を有するようになる性質のことである。本発明に用いるフィルム(以下、自己融着性フィルムという)2は、自己融着性を有するだけでなく、可視光域において透明(光透過性を有する)であり、しかも、電気的には絶縁性を有する材料をフィルム状にしたものである。このような自己融着性を有し透明で絶縁性を有する材料としてアクリル、塩化ビニルがある。
本実施形態では、自己融着性フィルム2が2枚重ねられ、これら2枚の自己融着性フィルム2間に複数本の線材3が並列に整列された状態で挟み込まれて固定されている。
線材3の幅は、1本1本の線材3についての視認性がないように幅0.04mm以下とする。線材3は、例えば線状導体であり、幅0.04mm以下とするために直径0.04mm以下の線状導体を用いる。線材3同士の間隔は、複数本の線材3の集合についての視認性がないように線材幅の10倍以上とする。線材3の材料は、無光沢銀めっき銅合金がある。
本実施形態では、それぞれの自己融着性フィルム2の外側に、耐熱性を有し透明で絶縁性を有するフィルム(以下、耐熱性フィルムという)4が設けられている。耐熱性を有し透明で絶縁性を有する材料として、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートなどがある。
図2に示されるように、透明アンテナ1は、2枚の自己融着性フィルム間に複数本整列された線材3が挟み込まれて固定されているものである。ここでは、線材3が挟み込まれた自己融着性フィルム2を適宜の長さに2本同じ長さに切り出して用いる。1本を1つのアンテナ素子5とする。アンテナ素子5は、長辺に対して45°の折り返し線で折り返すことにより、90°の折り曲げを形成してある。もう1本はアンテナ素子6とする。アンテナ素子6は、長辺に対して−45°の折り返し線で折り返すことにより、−90°の折り曲げを形成してある。これら2つのアンテナ素子5,6の基端部5k,6kを揃えて並べ、互いの先端部5s,6sが逆方向に伸びるようにすることでダイポールアンテナ7が形成される。先端部5s,6sを合わせたダイポールアンテナ7の長さをLとする。
2つのアンテナ素子5,6の基端部5k,6kには、金属板からなる外部導体8がそれぞれ設けられる。これらの外部導体8は、図3に示すように耐熱性フィルム4の上に貼り付けられ、自己融着性フィルム2及び耐熱性フィルム4を介して複数本の線材3と静電的に結合される。外部導体8は、図示しない給電部に電気的に接続される。
図3に示されるように、外部導体8は、耐熱性フィルム4の端部に設けられる。外部導体8は、例えば、上面視長方形の金属板である。外部導体8は、複数本の線材3に対して直交させて配置され、全ての線材3の上部に外部導体8が重なるようになっている。
次に、本発明の車両用透明アンテナの製造方法を説明する。
図4及び図5に示されるように、製造装置41は、図示しない線材供給源と、その線材供給源から横方向に送出される複数本の線材3を案内する案内ローラ42と、案内される線材3の上部から自己融着性フィルム2を送出する上部自己融着性フィルムボビン43と、その自己融着性フィルム2の上部から耐熱性フィルム4を送出する上部耐熱性フィルムボビン44と、上記案内される線材3の下部から自己融着性フィルム2を送出する下部自己融着性フィルムボビン45と、その自己融着性フィルム2の下部から耐熱性フィルム4を送出する下部耐熱性フィルムボビン46とを備える。
製造装置41は、上部で送出されている耐熱性フィルム4をその上から押さえる上部熱ローラ47と、下部で送出されている耐熱性フィルム4をその下から押さえる下部熱ローラ48とを備える。上部熱ローラ47及び下部熱ローラ48は、熱間圧延ロールを形成する。製造装置41は、上部熱ローラ47と下部熱ローラ48とが対向して互いに押し付け合うことにより、最上部の耐熱性フィルム4から最下部の耐熱性フィルム4までが、加熱された状態で押し付けられるようにしたものである。
製造装置41は、上部熱ローラ47及び下部熱ローラ48の出口側に、透明アンテナ1を巻き取るアンテナボビン49を備える。各ローラ、各ボビンの回転方向、各材料の搬送方向は、図中に矢印で示されている。
この製造装置41において、図示しない線材供給源から複数本の線材3が整列された状態で連続して送出される。線材3は、案内ローラ42で案内されて、上部熱ローラ47と下部熱ローラ48の間に進む。同時に、上部自己融着性フィルムボビン43、上部耐熱性フィルムボビン44、下部自己融着性フィルムボビン45、下部耐熱性フィルムボビン46からそれぞれの材料が送出される。
線材3とその上部、下部の自己融着性フィルム2及び耐熱性フィルム4は、上部熱ローラ47と下部熱ローラ48の間に連続的に挿し込まれる。上部熱ローラ47と下部熱ローラ48によって自己融着性フィルム2,2同士が押し付けられ、自己融着性によって貼り合わされる。このとき、整列している複数本の線材3が自己融着性フィルム2,2間に挟み込まれて固定される。
このとき、自己融着性フィルム2と耐熱性フィルム4が自己融着性フィルム2の持つ自己融着性によって貼り合わされる。接着剤は不要である。
このようにして、図1に断面構造を示した透明アンテナ1が形成される。上部熱ローラ47及び下部熱ローラ48の出口側では、アンテナボビン49が透明アンテナ1を巻き取る。
製造された透明アンテナ1は、送受信する電波や設置場所に適応するように、適当な長さに切断されて使用される。例えば、図2のダイポールアンテナ7を製造する際には、透明アンテナ1を適宜な長さに切断した後、2本の切断された透明アンテナ1を折り返してアンテナ素子5,6を形成し、図2のように組み合わせて配置すると共に、外部導体8を付加する。
図6に示されるように、透明アンテナ1をガラスに組み込むことができる。例えば、透明アンテナ1を使用して車両用アンテナ装置を構成するものとする。このために、車両用フロントガラス61を外側ガラス62と内側ガラス63からなる二重ガラスとし、透明アンテナ1はガラス間に挟み込む。
透明アンテナ1は耐熱性フィルム4を有しており、この耐熱性フィルム4のガラス転移温度(フィルムが流動性を示す温度)は150℃よりも高いことが好ましい。車両のフロントガラスは、2枚のガラスに衝撃吸収層(樹脂)を挟んだ合わせガラス構造になっている。一般に、合わせガラスの製造工程は、120〜150℃の温度環境下で行われる。そのため、透明アンテナ1を車両用ガラスに内蔵させる場合、耐熱性フィルム4のガラス転移温度が150℃以下であると、耐熱性フィルム4に流動性が生じ、透明アンテナ1の形状が崩れてしまう。しかし、耐熱性フィルム4のガラス転移温度が150℃より高ければ、自己融着性フィルム2が流動性を示したとしても、耐熱性フィルム4によって透明アンテナ1の形状が維持される。従って、線材群の配線形状が維持され、隣接する線材3同士が接触する恐れはなく、アンテナとして機能させることができる。
次に、透明アンテナ1の電気的な作用効果を説明する。
図2のダイポールアンテナ7において、透明アンテナ1の線材3の1本ごとに電流が誘起され、外部導体8を介して給電部に受信電力が得られる。複数本の線材3はいずれも同じ長さであり、全ての線材3に外部導体8が自己融着性フィルム2を介して重なっているため、外部導体8では各々の線材3からの受信電力が同位相で合成される。線材3は、細いことから高い抵抗値を持つが、前述の理由により複数本の線材3で並列回路が構成されるため、線材3の本数Nが十分大きければ、総合の抵抗値がN分の1となることで抵抗損失が低減でき、給電部とのインピーダンス整合が可能である。
例えば、直径0.02mmの抵抗値1.5×10-8Ωの銀めっき銅合金線を1本だけ線材3として用いて周波数500MHz(波長600mm)用のL=波長/2=300mmのダイポールアンテナを考えた場合、L部の高周波抵抗は単線では約150Ωになり、半波長ダイポールアンテナの放射抵抗73.13Ωより遥かに大きな値のため熱損失が大きくなる。しかし、線材3の本数Nを50とすると、高周波抵抗は約3Ωと小さくなり、熱損失は無視できるレベルとなる。このとき、線材間隔を線材径の10倍の0.2mmにすると、線材3が配線された部分が占める幅(ほぼ線材間隔の(N−1)倍)は約10mmとなる。よって、ダイポールアンテナ7は、長さ、幅ともに一般的なアンテナの寸法となる。
次に、透明アンテナ1の線材視認に関する作用効果を説明する。
一般的な裸眼での視認能力である視力指標(分数視力)=2.0の人が、距離250mm離れたところから線材3を見たとき、直径0.04mm以下の線材3は視認できない。そのため、線材3の直径は0.04mm以下が好ましく、0.02mm以下とすれば、より近い距離から見ても視認できず、好ましい。
線材間隔は線材径の10倍であることにより、線材3によって視界が遮断される面積が線材全体の配置面積の10%以下になる。これにより、可視光透過性への影響が小さくなり、背景(車室内から見た車外の景観)に対する視認性が十分に確保できる。
線材3の色彩及び光沢は、銅や黄銅のように色彩が濃く光沢があるよりも、スズや銀等のように色彩が淡く無光沢であるほうが好ましい。
線材3の直径は、前記実施形態に限定されず、0.04mm以下であればよい。線材3の材質及びめっきの材質は、前記実施形態に限定されず、視認が困難であって電気的特性が十分に確保できれば何でもよい。線材3の本数は、前記実施形態に限定されず、電気的特性が十分に確保できれば何本でもよい。線材間隔は、等間隔に限らず、視認が困難であって電気的特性が十分に確保できれば不等間隔でもよい。
アンテナ装置の形状は、図2に示したダイポールアンテナ7に限らず、ループ状であっても良い。目的に応じた放射特性を得ることのできるいかなるループ形状でも構わない。透明アンテナ1を用いたアンテナ装置は、顧客仕様、顧客用途に応じて多種多様なアンテナ装置とすることができる。
次に、透明アンテナ1のフィルム視認に関する作用効果を説明する。
一般に、種々の材料には、それぞれ材料特有の物理特性がある。物理特性のひとつに光の屈折性がある。このため、材料が異なれば屈折率が異なる。屈折率の異なる複数の材料により多層構造の部材を形成すると、個々の材料の透明性が高くても、異なる材料同士の境界面で一部光の反射が生じるため、上記異種材料による多層構造の部材では光の全部は透過せず、一部の光が反射する。このため、上記異種材料による多層構造の部材が暗く見えたり、色が付いているように見えて透明性が低下する。
本発明によれば、貼り合わせた複数枚の自己融着性フィルム2は単一の材料であり、自己融着性フィルム同士間に屈折率の違いはない。よって、自己融着性フィルム2を複数枚貼り合わせた透明アンテナ1の光透過特性(透明性)は向上する。例えば、上記異種材料による多層構造の部材における屈折率の違いに起因する光の反射率が0.1%以上であると、この部材を視認することができる。透明アンテナ1は、屈折率の違いに起因する光の反射率は0%であるから、透明アンテナ1を視認することができない。
なお、同一材料からなるフィルム同士を貼り合わせる際に、粘着層または接着層を設けてしまうと、発明が解決しようとする課題の(4)で述べた通り、無視認性が低下する。その点、本発明では、粘着層や接着層を設けずに、自己融着性によって貼り合わせているので、無視認性を維持できる。
図1の透明アンテナ1は、自己融着性フィルム2の外側に耐熱性フィルム4を設けている。自己融着性フィルム2と耐熱性フィルム4は異なる材料であるが、これら2種のフィルム間の屈折率の差が2種のフィルムの屈折率の平均値の±1.5%以内であれば、無視認性を維持できる。この限度値は、経験的に得たものである。
次に、本発明の車両用透明アンテナ製造方法の作用効果を説明する。
従来のペイント方式、エッチング方式では、1品種に対して1つのマスク版が必要になり、他の品種に対しては他のマスク版が必要になるため、コスト高になる。これに対し、本発明の製造方法では、アンテナボビン49に巻き取った長尺の透明アンテナ1を所望の長さ巻き出して、所望の形状に折り曲げることにより、車載用アンテナ装置のような複雑な形状にも対応することができると共に、多品種少量生産にも対応することができる。また、本発明の製造方法では、マスク版が不要であり、プリント工程またはエッチング工程が不要であるため、生産速度および低コスト化を達成することができる。
また、従来の描画方式では、線材を1本1本引き回すため、描画作業に時間がかかる。これに対し、本発明の製造方法では、長尺テープ状の透明アンテナ1をあらかじめ大量に生産し、アンテナボビン49に保管しておくことができるため、アンテナ装置の成形工程において描画する必要がなく、長尺の透明アンテナ1を所望の長さ巻き出して、複数本の線材3を所望の形状に一括して折り曲げることにより、アンテナ装置成形の工程を短縮化することができ、低コスト化を達成することができる。
本発明の車両用透明アンテナのその他の作用効果を説明する。
透明アンテナ1は、各線材3を上下方向から自己融着性フィルム2の自己融着性によって動かないように固定しているので、線材3同士の短絡がなく、自由な形状のアンテナ装置を形成することができる。
透明アンテナ1は、複数枚の単層の自己融着性フィルム2を組み合わせて多層構造にしているため、材料として単層の自己融着性フィルム2を個別に準備すればよい。これにより、材料コストの低減が期待できる。
本発明の他の実施形態を説明する。
前記実施形態では、自己融着性フィルム2の外側に、耐熱性を有し透明で絶縁性を有する耐熱性フィルム4が設けられたが、本発明は、耐熱性フィルム4が設けられず、2枚の自己融着性フィルム2間に複数本の線材3が並列に整列された状態で挟み込まれて固定されているだけのものでも良い。この場合、自己融着性フィルム2同士が自己融着によって一体化するため、断面構造が1層構造となる。1層構造においては光の屈折率差が全く生じないので、透明性が低下する問題がなくなり、アンテナの無視認性を向上させることができる。
前記実施形態では、自己融着性フィルム2の外側に、耐熱性を有し透明で絶縁性を有する耐熱性フィルム4が設けられたが、耐熱性フィルム4に、紫外線反射性又は紫外線吸収性の機能をさらに追加し、紫外線遮断フィルムとしても良い。透明アンテナは、車両の窓ガラスや家屋の窓ガラスに貼り付けたり、これらの窓ガラスに内蔵させて使用する。特に、車両の窓ガラスは車内の装備品や人を紫外線から保護するために紫外線遮断の機能を有する。そこで、本発明の車両用透明アンテナにも耐熱性フィルム4に紫外線遮断の機能を持たせるのが望ましい。
透明アンテナ1は、自己融着性フィルム2や耐熱性フィルム4として用いられるフィルムの屈折率、厚さ、種類を任意に選択することができる。ただし、任意のフィルムの屈折率が、透明アンテナ1を構成するフィルムの全枚数における屈折率の平均値の±1.5%以内であることが望ましい。屈折率が近いフィルム同士を用いることによって、光の屈折率差を生じさせず、透明アンテナ1の透明性を向上させることができる。
上部熱ローラ47及び下部熱ローラ48における熱間圧延の温度は自己融着性フィルム2の種類に応じ適切な温度を選択することができる。
前記実施形態では、線材3を平行に整列させたが、線材3は格子状、網目状などに交差させてもよい。このように線材3が格子状、網目状などに交差したアンテナは、電磁波遮断フィルムとして利用することができる。家屋の窓ガラスやブラウン管表面への貼り付け、顔面を保護するカバーに適用することで、屋外景観の視認性やブラウン管表示映像の視認性を損なうことなく、電磁波を遮断することができる。
実施例1:図4、図5に示した製造装置41により図1の構造の透明アンテナ1を製造した。線材3には直径φ0.02mmの無光沢銀めっき銅合金導体を用い、線材本数を50本とした。線材間隔は等間隔0.2mmとした。ガラス転移温度が150℃よりも高い耐熱性フィルム4は、厚さ0.015mmのポリエチレンテレフタレート又はポリカーボネートとした。自己融着性フィルム2は、厚さ0.03mmのアクリル又は塩化ビニルとした。熱間圧延の温度は150℃とした。
この透明アンテナ1を用いて図2のダイポールアンテナ7を作製した。ダイポールアンテナ7の長さLは、300mmとした。外部導体8は、厚さ0.6mmの銅板とした。
このダイポールアンテナ7を図6に示すように一対の車両用ガラスで挟み込んで、合わせガラスの製造工程の温度を145℃として車両用透明アンテナを作製した。
実施例2:図4、図5に示した製造装置41により図1の構造の透明アンテナ1を製造した。線材3には直径φ0.02mmの無光沢銀めっき銅合金導体を用い、線材本数を50本とした。線材間隔は等間隔0.2mmとした。耐熱性フィルム4の代わりに、ガラス転移温度が150℃より高く、かつ、光透過性を有し紫外線反射性又は紫外線吸収性を有するフィルム(以下、紫外線遮断フィルムという)を用いた。この紫外線遮断フィルムは、例えば、上記ポリカーボネートに紫外線吸収剤を混ぜることにより作製可能である。紫外線遮断フィルムの厚さは、0.015mmとした。自己融着性フィルム2は、厚さ0.03mmのアクリル又は塩化ビニルとした。熱間圧延の温度は150℃とした。
この透明アンテナ1を用いて図2のダイポールアンテナ7を作製した。ダイポールアンテナ7の長さLは、300mmとした。外部導体8は、厚さ0.1mmの銅板とした。
実施例1と同様に、このダイポールアンテナ7を図6に示すように一対の車両用ガラスで挟み込んで、合わせガラスの製造工程の温度を145℃として車両用透明アンテナを作製した。
実施例3:図4、図5に示した製造装置41により図1の構造の透明アンテナ1を製造した。線材3には直径φ0.02mmの無光沢銀めっき銅合金導体を用い、線材本数を50本とした。線材間隔は等間隔0.2mmとした。耐熱性フィルム4の代わりに、光透過性を有し、ガラス転移温度が150℃より高く、屈折率が1.54で、耐熱性フィルムを用いた。高ガラス転移温度フィルムの厚さは、0.015mmとした。自己融着性フィルム2は、厚さ0.03mmのアクリルとした。熱間圧延の温度は150℃とした。
この透明アンテナ1を用いて図2のダイポールアンテナ7を作製した。ダイポールアンテナ7の長さLは、300mmとした。外部導体8は、厚さ0.1mmの銅板とした。
実施例1、2と同様に、このダイポールアンテナ7を図6に示すように一対の車両用ガラスで挟み込んで、合わせガラスの製造工程の温度を145℃として車両用透明アンテナを作製した。
実施例1〜3の方法でそれぞれ作製した各車両用透明アンテナは、合わせガラスの製造工程の温度145℃よりも高い150℃よりさらに高いガラス転移温度の耐熱性フィルム4を有しているため、自己融着性フィルム2が流動性を示したとしても、耐熱性フィルム4によって透明アンテナ1の形状が維持された。従って、線材群の配線形状が維持され、隣接する線材3同士が接触するという問題はなかった。
また、これらの車両用透明アンテナを用いて受信感度を測定したところ、デジタルTVの受信周波数470MHz〜770MHzにおいて、いずれの車両用透明アンテナも−4dB以下のリターンロスを確保し、良好な受信感度を示した。
本発明に用いる透明アンテナの断面図である。 図1の透明アンテナを用いたアンテナ装置の正面図である。 図2のアンテナ装置の部分斜視図である。 本発明の一実施形態を示す車両用透明アンテナ製造装置の側面図である。 図4の車両用透明アンテナ製造装置の上面図である。 本発明の一実施形態を示す車両用透明アンテナ装置の断面図である。 半波長ダイポールアンテナの正面図である。
符号の説明
1 透明アンテナ
2 自己融着性フィルム
3 線材
4 耐熱性フィルム
7 ダイポールアンテナ(透明アンテナを用いたアンテナ装置)
8 外部導体

Claims (5)

  1. 複数本の線材を並列配置する工程と、
    該線材群を一対の自己融着性フィルムで挟み込む工程と、
    該一対の自己融着性フィルムを一対の耐熱性フィルムで挟み込む工程と、
    該一対の耐熱性フィルムを熱間圧延によって上記自己融着性フィルムの自己融着性により上記線材群と上記自己融着性フィルムと上記耐熱性フィルムとを固定する工程と、
    一方の上記耐熱性フィルム上に上記線材群に給電するための外部導体を設けて透明アンテナを形成する工程と、
    上記透明アンテナを一対の車両用ガラスで挟み込み、合わせガラスとする工程からなることを特徴とする車両用透明アンテナの製造方法。
  2. 上記耐熱性フィルムのガラス転移温度は上記車両用ガラスで上記透明アンテナを挟み込む工程の温度よりも高いことを特徴とする請求項1記載の車両用透明アンテナの製造方法。
  3. 透明アンテナと、該透明アンテナを挟み込む一対の車両用ガラスとからなる車両用ガラスアンテナであって、
    上記透明アンテナは、並列配置された複数本の線材と、該線材群を挟み込む一対の自己融着性フィルムと、該一対の自己融着性フィルムを挟み込む一対の耐熱性フィルムと、一方の上記耐熱性フィルム上に設けられ、上記線材群に給電するための外部導体とを有し、 上記自己融着性フィルムの自己融着性により上記線材群と上記自己融着性フィルムと上記耐熱性フィルムとが固定されていることを特徴とする車両用透明アンテナ。
  4. 上記耐熱性フィルムのガラス転移温度は上記車両用ガラスで上記透明アンテナを挟み込む工程の温度よりも高いことを特徴とする請求項3記載の車両用透明アンテナ。
  5. 上記耐熱性フィルムにさらに紫外線遮断機能を持たせたことを特徴とする請求項3または4記載の車両用透明アンテナ。
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