JP2010021415A - 冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンモータの個数を減少させることができる冷却装置を提供することを目的とする。
【解決手段】内気用ファン16を回転駆動する電動モータ18と、電動モータ18の回転駆動軸16aに接続されるとともに、電動モータ18によって回動される駆動側プーリ41と、外気用ファン17の回転軸17aに接続される従動側プーリ42と、駆動側プーリ41と従動側プーリ42とを連結し、駆動側プーリ41の回転力を従動側プーリ42に伝達するベルト43と、局舎内温度Tを検出する内気温度センサ51と、内気と外気との熱交換を停止させる開閉弁14aと、内気温度センサ51によって検出された局舎内温度Tが予め定めた基準温度T3を下回った場合、開閉弁14aを閉弁して内気と外気との熱交換を停止させる制御基板61とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷却装置に関するものであり、例えば、携帯電話通信網基地局の局舎内の空気温度を制御する冷却装置に適用可能なものである。
従来、携帯電話通信網基地局の局舎内の空気温度を制御する冷却装置として、例えば、特許文献1に記載されているものがある。この冷却装置は、筐体としての局舎の内部空間と連通する内部空気流路および局舎の外部と連通する外部空気通路を形成する本体ケースと、局舎の内部空気(以下、内気と呼ぶ)を本体ケースの内部空気通路に流通させる内気用ファンと、局舎の外部空気(以下、外気と呼ぶ)を本体ケースの外部空気通路に流通させる外気用ファンと、局舎の内気と外気とを混合させることなく熱交換させることで、内気を冷却する熱交換手段とを備えている。
特開2007−147262号公報
上記特許文献1に記載の冷却装置は、内気用ファンを回転駆動する内気用ファンモータと、外気用ファンを回転駆動する外気用ファンモータとを有しており、冬季や寒冷地等で外気温度が低い場合に局舎内の温度が下がり過ぎないように、各ファンモータを個別に回転数制御している。このため、ファンモータが複数必要となり、制御基板上には複数のファンモータを個別に制御するモータ駆動回路およびモータ電源回路がそれぞれ複数必要となる。
また、ファンモータは運転時に過大なノイズを放出するため、各ファンモータの電源配線には、ノイズ除去のためのノイズフィルタを設ける必要がある。したがって、ファンモータが複数必要な場合には、ノイズフィルタも複数必要となるため、部品点数が増加し、コストアップに繋がるという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、ファンモータの個数を減少させることができる冷却装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、内気側熱交換器(12)に内部空気を供給する内気用ファン(16)と、外気側熱交換器(13)に外部空気を供給する外気用ファン(17)と、内気用ファン(16)および外気用ファン(17)のうち一方のファン(16)を回転駆動するモータ(18)と、モータ(18)の回転駆動軸(16a)に接続されるとともに、モータ(18)によって回転される駆動側プーリ(41)と、内気用ファン(16)および外気用ファン(17)のうち他方のファン(17)の回転軸(17a)に接続される従動側プーリ(42)と、駆動側プーリ(41)と従動側プーリ(42)とを連結し、駆動側プーリ(41)の回転力を従動側プーリ(42)に伝達する連結手段(43)と、筐体(2)の内部空気の温度(T)を検出する温度検出手段(51)と、内部空気と外部空気との熱交換を停止させる熱交換停止手段(14a)と、温度検出手段(51)によって検出された内部空気の温度(T)が予め定めた基準温度(T3)を下回った場合、熱交換停止手段(14a)を駆動して内部空気と外部空気との熱交換を停止させる制御手段(61)とを備えることを特徴としている。
これによれば、一方のファン(16)を回転駆動するモータ(18)の回転力を、駆動側プーリ(41)、連結手段(43)、従動側プーリ(42)を介して他方のファン(17)の回転軸(17a)に伝達させることができるので、1つのモータ(18)で内気用ファン(16)および外気用ファン(17)の両方を回転させることができる。すなわち、内気用ファン(16)および外気用ファン(17)を回転駆動するためのモータ(18)を複数設ける必要がなくなる。したがって、モータ(18)の個数を減少させることが可能となる。
さらに、内部空気と外部空気との熱交換を停止させる熱交換停止手段(14a)を設け、内部空気の温度(T)が基準温度(T3)を下回った場合、熱交換停止手段(14a)を駆動して内部空気と外部空気との熱交換を停止させるようにすることで、筐体(2)の内部空気を冷却する必要がない場合には、内部空気と外部空気との熱交換を停止させることができるので、筐体(2)の内部空気が過剰に冷却されることを抑制できる。
また、請求項2に記載の発明では、内気側熱交換器(12)と外気側熱交換器(13)との間で冷媒を循環して流す冷媒通路(14、15)を備え、熱交換停止手段は、冷媒通路(14、15)を開閉する開閉弁(14a)であり、制御手段(61)は、温度検出手段(51)によって検出された内部空気の温度(T)が基準温度(T3)を下回った場合、開閉弁(14a)を閉弁して冷媒の循環を遮断するように構成されていることを特徴としている。
これによれば、筐体(2)の内部空気を冷却する必要がない場合には、冷媒の循環を遮断することで、内部空気と外部空気との熱交換を停止させることができるので、筐体(2)の内部空気が過剰に冷却されることを抑制できる。
また、請求項3に記載の発明では、熱交換停止手段は、外気用ファン(17)の外部空気流れ下流側に設けられた吹出口、および外気用ファン(17)の外部空気流れ上流側に設けられた吸込口のうち少なくとも一方に配設され、外気側熱交換器(13)を通過する外部空気を遮断する遮断手段であり、制御手段(61)は、温度検出手段(51)によって検出された内部空気の温度(T)が基準温度(T3)を下回った場合、遮断手段を駆動して外気側熱交換器(13)を通過する外部空気を遮断するように構成されていることを特徴としている。
これによれば、筐体(2)の内部空気を冷却する必要がない場合には、外気側熱交換器(13)を通過する外部空気を遮断することで、外気側熱交換器(13)にて冷媒から外部空気へ放熱することを抑制できるので、筐体(2)の内部空気が過剰に冷却されることを抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図5に基づいて説明する。本実施形態では、通信機器などが収納されている携帯電話基地局の局舎内を冷却する冷却装置を例として説明する。
図1は、本実施形態に係る冷却装置1の局舎2への設置状態を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態の冷却装置1は、筐体としての局舎2の扉3に取り付けられるものである。局舎2は、扉3が閉められたとき、密閉状態となる。また、局舎2の内部には、アンテナ4を介して、携帯電話機5や最寄りの交換局等と通信を行うための通信機器6が収納されており、この通信機器6が作動することで、通信機器6が発熱し、局舎2の内気温度が上昇する。
図2は、本実施形態に係る冷却装置1の内部構成を示す概略斜視図である。なお、図2において、後述する本体ケース11の前面21および背面22は図示を省略している。
本実施形態の冷却装置1は、熱サイフォン原理を利用した沸騰冷却装置であり、図2に示すように、本体ケース11と、本体ケース11の内部に収納される内気側熱交換器12、外気側熱交換器13、ガス通路14、液通路15、内気用ファン16および外気用ファン17とを主に備えている。
図3は、本実施形態における本体ケース11を上方から見たときの断面図である。図2および図3に示すように、本体ケース11は直方体であり、本体ケース11を正面から見て、前面21と、前面21の奥側に位置する背面22と、前面21の左側に位置する左側面23と、前面21の右側に位置する右側面24と、前面21の上側に位置する上面25と、前面21の下側に位置する下面26とを有している。
また、図1に示すように、本体ケース11の前面21が局舎2の内部に面し、背面22が局舎2の外部に面するように、冷却装置1が局舎2の扉3に取り付けられるようになっている。
また、図3に示すように、本体ケース11の内部は、隔壁27によって、本体ケース11の左右方向で2つの領域に分けられている。この隔壁27は、本体ケース11の内部に沿った形状であり、略長方形の略平板である。隔壁27は、鉛直方向に平行となるように、本体ケース11の前面21、背面22、上面25および下面26に対して垂直に配置されている。
本体ケース11は、右側面24、背面22の図3中右半分および隔壁27を構成するU字型形状の金属板と、背面22の図3中左半分および左側面23を構成するL字形状の金属板と、前面21を構成する平らな金属板とを、ピン等を用いて、互いに固定することにより、形成されている。
これらの金属板は、例えば、鉄により構成されている。また、各金属板は、金属板同士が面と面が対向して接合するように、各金属板の端部が折り曲げられており、金属板と金属板との間にパッキン28が挟まれている。これにより、各流路内の空気の漏れ防止と水や埃などが各流路間を通過しないようにしている。なお、さらに、金属板と金属板との隙間をシール剤で塞ぐことによって、防水性を向上させることもできる。
また、本実施形態では、本体ケース11の内部空間のうち、図2中の右側が内気側領域31であり、局舎2の内気が流通する内気流路となり、図2中の左側が外気側領域32であり、局舎2の外気が流通する外気流路となる。なお、内気側領域31と外気側領域32の配置は、左右逆であってもよい。
そして、図2に示すように、内気側領域31には、本体ケース11の下側に内気側熱交換器12が配置され、本体ケース11の上側に内気用ファン16が配置されている。一方、外気側領域32には、本体ケース11の上側に外気側熱交換器13が配置され、本体ケース11の下側に外気用ファン17が配置されている。
また、図1に示すように、本体ケース11の前面21のうち、内気用ファン16に対向する位置と、内気側熱交換器12に対向する位置とに、それぞれ、内気取り入れ口と、内気排出口となる開口部21a、21bが設けられている。
また、図示を省略しているが、本体ケース11の背面22のうち、外気用ファン17に対向する位置と、外気側熱交換器13に対向する位置とに、それぞれ、外気取り入れ口と、外気排出口となる開口部が設けられている。
内気側熱交換器12は、例えば、アルミニウム等の熱伝導率が高い金属材からなる多穴チューブの長手方向両端側をタンクにて閉塞し、チューブ間にフィンを配置した構成のマルチフローパス型のフィン−チューブ熱交換器である。また、外気側熱交換器13は、内気側熱交換器12と同様に、例えば、アルミニウム等の熱伝導率が高い金属材からなる多穴チューブの長手方向両端側をタンクにて閉塞し、チューブ間にフィンを配置した構成のマルチフローパス型のフィン−チューブ熱交換器である。
また、図2に示すように、本体ケース11内には、内気側熱交換器12の上端部と外気側熱交換器13の上端部とを接続し、内気側熱交換器12で沸騰した冷媒を外気側熱交換器13に導くガス通路14が配置されている。また、本体ケース内12には、外気側熱交換器13の下端部と内気側熱交換器12の下端部とを接続し、外気側熱交換器13で凝縮した冷媒を内気側熱交換器12に導く液通路15が配置されている。これらのガス通路14および液通路15を介して、冷媒が内気側熱交換器12と外気側熱交換器13との間を循環するようになっている。
また、ガス通路14および液通路15は、隔壁27に形成された貫通部(図示せず)を貫通しており、ガス通路14と貫通部との隙間、および液通路15と貫通部との隙間は、それぞれパッキン(図示せず)で塞がれている。なお、ガス通路14および液通路15が、本発明の冷媒通路に相当している。通路14、15を流れる冷媒としては、例えば、フロンガスを用いることができ、他の冷媒を採用してもよい。
このように、本実施形態の冷却装置1には、内気側熱交換器12、外気側熱交換器13、ガス通路14、液通路15により、密閉された冷媒回路が形成されている。
この冷媒回路において、内気側熱交換器12では、フィン(図示せず)を介して、外気よりも高温である内気と、チューブ内の液相冷媒との間で、熱交換がされる。これにより、内気の熱量が液相冷媒に移動することで、液相冷媒が沸騰して気相冷媒となり、内気が冷却される。一方、外気側熱交換器13では、フィン(図示せず)を介して、内気よりも低温である外気と、チューブ内の気相冷媒との間で熱交換がされる。これにより、気相冷媒が凝縮して、液相冷媒となり、冷媒の熱が外気に放出される。
すなわち、内気側熱交換器12では、冷媒と内気との間での熱交換により、内気から冷媒へ放熱させるようになっている。また、外気側熱交換器13では、内気側熱交換器12にて吸熱した冷媒と外気との間での熱交換により、冷媒から外気へ放熱させるようになっている。これにより、内気と外気とを冷媒を介して熱交換させている。
このとき、外気側熱交換器13は、内気側熱交換器12よりも上側に配置されているので、気相冷媒と液相冷媒との密度差により、冷媒回路内の冷媒は、内気側熱交換器12→ガス通路14→外気側熱交換器13→液通路15→内気側熱交換器12の順に自然循環する。このように、本実施形態の冷却装置1は、内気側熱交換器12、外気側熱交換器13での冷媒の熱交換サイクル(沸騰冷却サイクル)を利用して、局舎2の内気と外気とを混合させることなく、内気を冷却するようになっている。したがって、局舎2の内気と外気とを、冷媒を介して熱交換させることができる。
本実施形態では、内気用ファン16として、多数の翼部を円環状に配置した2つの遠心多翼ファン(シロッコファン)を用いており、図1および図2に示すように、内気が、本体ケース11の上方に位置する内気取り入れ口21aから取り入れられ(吸入され)、内気側領域31を上から下に向かって流れ、本体ケース11の下方に位置する内気排出口21bから排出されるようになっている。このため、局舎2の内気は、冷却装置1の内部でUターンするように、局舎2の内部を流れるようになっている。
また、本実施形態では、外気用ファン17として、2つの遠心多翼ファンを用いており、外気が、本体ケース11の下方に位置する外気取り入れ口(図示せず)から取り入れられ、外気側領域32を下から上に向かって流れ、本体ケース11の上方に位置する外気排出口(図示せず)から排出されるようになっている。このように、外気用ファン17は、水平方向から吸入して、鉛直方向に吐出する空気流れを形成している。
内気用ファン16を回転駆動する電動モータ18は、外気側領域32における外気側熱交換器13の上方に配置されている。電動モータ18は、本体ケース11の左右方向に延出して内気用ファン16を駆動する回転駆動軸16aを有している。この回転駆動軸16aには、電動モータ18によって回転される駆動側プーリ41が接続されている。本実施形態では、駆動側プーリ41は、外気側領域32に配置されている。
また、外気用ファン17の回転軸17aは、外気側領域32に配置された従動側プーリ42と接続されており、外気用ファン17と従動側プーリ42は一体になって回動する。従動側プーリ42は、駆動側プーリ41とベルト43を介して連結されており、駆動側プーリ41の回転力がベルト43を介して従動側プーリ42に伝達されるようになっている。したがって、内気用ファン16および外気用ファン17は、1つの電動モータ18によって回転駆動される。なお、ベルト43が、本発明の連結手段に相当している。
また、ガス通路14には、ガス通路14を開閉する開閉弁14aが配置されている。開閉弁14aは、後述する制御基板61から出力される制御電圧によって開閉制御される電磁弁である。なお、開閉弁14aが、本発明の熱交換停止手段に相当している。
また、内気側領域31には、内気側熱交換器12の内気流れの上流側であって、内気側熱交換器12より上方側にヒータ50が配置されている。このヒータ50は、局舎2の内気温度を0℃等の下限温度以上にするためのものである。
また、図1に示すように、内気側熱交換器12の内気流れの下流側であって、内気排出口21bの近傍に内気温度センサ51が配置されている。この内気温度センサ51により、局舎2の内気の温度が検出され、この検出結果に基づいて、内気用ファン16、外気用ファン17、開閉弁14aおよびヒータ50の作動が後述する制御基板61によって、制御されるようになっている。なお、内気温度センサ51が、本発明の温度検出手段に相当している。
制御装置60は、図2に示すように、制御手段としての制御基板61と、制御部の保持部材としてのケース62とを備えており、制御基板61がケース62内に保持されている。制御基板61は、例えば、CPU、ROMおよびRAM等を含んで構成される周知のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成されるものであって、ROM内に記憶された制御プログラムに基づいて、各種演算、処理を行うものである。ケース62の形状は、本実施形態では直方体であるが、他の形状であってもよい。また、本実施形態では、制御装置60は、内気側流域31における内気用ファン16の内気流れ下流側、かつヒータ50の内気流れの上流側に配置されている。
また、制御基板61には、内気温度センサ51からの内気温度信号等が入力される。また、制御基板61は、演算結果に基づいて、内気用ファン16、外気用ファン17、開閉弁14a、ヒータ50等に対して、制御信号を出力するようになっている。
図4は、本実施形態における制御装置60の要部を示す模式図である。図4に示すように、制御装置60の制御基板61には、電動モータ18に電源を供給する電源回路611と、電動モータ18に流れる電流を調整して内気用ファン16および外気用ファン17の回転数を制御する駆動回路612とが設けられている。また、電源回路611と電動モータ18とを接続する電源配線には、電源回路611から入力される電源信号からノイズを除去して電動モータ18に出力するノイズフィルタ613が設けられている。
図5は、本実施形態に係る冷却装置1の作動を示す制御マップである。
電動モータ18は、内気温度センサ51により検出される局舎2の内気の温度(以下、局舎内温度という)に応じて、図5(a)に示すマップに基づき、回転数制御される。またヒータ50は、局舎内温度に応じて、図5(b)に示すマップに基づき、ON−OFF制御される。また開閉弁14aは、局舎内温度に応じて、図5(c)に示すマップに基づき、開閉制御される。
詳細には、局舎内温度が高い、すなわち予め定めた第1温度T1以上の場合は、冷却装置1の冷却能力を多く必要とするため、電動モータ18の回転数を最大回転数で制御する。このとき、ヒータ50をOFF(作動停止)モードとするとともに、開閉弁14aを開弁状態にし、内気と外気との熱交換が行われるようにする。
また、局舎内温度が低下し、第1温度T1を下回った場合は、冷却装置1の冷却能力をそれほど必要としないため、局舎内温度が予め定めた第2温度T2(但しT2<T1)になるまで、電動モータ18の回転数をリニアに低下させる。
局舎内温度がさらに低下し、第2温度T2を下回った場合は、冷却装置1の冷却能力は不要となるが、冷却装置1内の熱篭もりを防止する必要があるため、電動モータ18の回転数を最小回転数で制御する。
そして、局舎内温度が第2温度T2からさらに低下し、予め定めた第3温度T3(但しT3<T2)を下回った場合は、開閉弁14aを閉弁し、冷媒の循環を遮断して、内気と外気との熱交換が行われないようにする。さらに局舎内温度が低下し、予め定めた第4温度T4(但しT4<T3)を下回った場合は、ヒータ50への通電を行い、すなわちヒータ50をON(作動)モードとし、冷却装置1内を強制的に暖めることで、局舎内温度が低下しすぎないようにする。なお、第3温度T3が、本発明の基準温度に相当している。
ヒータ50への通電により局舎内温度が上昇し、予め定めた第5温度T5(但しT3<T5<T2)以上になった場合は、ヒータ50への通電を停止、すなわちヒータ50をOFF(作動停止)モードとする。さらに局舎内温度が上昇し、予め定めた第6温度T6(但しT5<T6<T2)以上になった場合は、開閉弁14aを開弁し、冷媒の循環を開始させて、内気と外気との熱交換が行われるようにする。そして、さらに局舎内温度が上昇し、第2温度T2以上になった場合は、電動モータ18の回転数を局舎内温度に応じて上昇させ、局舎内温度が上昇しすぎないようにする。
以上説明したように、電動モータ18の回転駆動軸16aに駆動側プーリ41を接続し、外気用ファン17の回転軸17aに従動側プーリ42を接続し、駆動側プーリ41の回転力がベルト43を介して従動側プーリ42に伝達されるようにすることで、内気用ファン16を回転駆動する電動モータ18の回転力を、駆動側プーリ41、ベルト43、従動側プーリ42を介して外気用ファン17の回転軸17aに伝達させることができる。これにより、1つの電動モータ18で内気用ファン16および外気用ファン17の両方を回転させることができる。すなわち、内気用ファン16および外気用ファン17を回転駆動するための電動モータ18を複数設ける必要がなくなるので、電動モータ18の個数を減少させることが可能となる。
また、電動モータ18を複数設ける必要がなくなるので、ノイズフィルタ613を複数設ける必要もなくなる。したがって、ノイズフィルタ613の個数も減少させることが可能となる。
ところで、従来、外気温度が低温の場合、すなわち局舎2の内気を冷却する必要がない場合、外気用ファン17のみの回転を停止して、外気側熱交換器13への外部空気の供給を停止していた。これにより、外気側熱交換器13にて冷媒から外気への放熱が抑制され、内気が過剰に冷却されることを抑制していた。
ところが、1つの電動モータ18で内気用ファン16および外気用ファン17を回転させるように構成すると、外気用ファン17のみの回転を停止させることはできない。このため、局舎内温度が低温の場合でも、外気側熱交換器13へ外気が供給されてしまい、これにより内気が過剰に冷却されてしまうような状況が考えられる。
これに対し、本実施形態では、ガス通路14を開閉する開閉弁14aを設けるとともに、局舎内温度Tが第3温度T3を下回った場合、開閉弁14aを閉弁して冷媒の循環を遮断するように構成している。これにより、内気を冷却する必要がない場合に、内気と外気との熱交換を停止させることができるので、内気が過剰に冷却されることを抑制できる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、熱交換停止手段としてガス通路14を開閉する開閉弁14aを用いた例について説明したが、これに代えて、外気用ファン17の外気流れ下流側に設けられた吹出口、および外気用ファン17の外気流れ上流側に設けられた吸込口のうち少なくとも一方に配設され、外気側熱交換器13を通過する外気を遮断する遮断手段(例えば、ソレノイドバルブ)を用いてもよい。この場合、制御基板61を、局舎内温度Tが第3温度T3を下回った場合、遮断手段を駆動して外気側熱交換器13を通過する外部空気を遮断するように構成する。
これによれば、内気を冷却する必要がない場合には、外気側熱交換器13を通過する外気を遮断することで、外気側熱交換器13において冷媒から外部空気への放熱を抑制することができるので、内気が過剰に冷却されることを抑制できる。
また、上記実施形態では、開閉弁14aをガス通路14に設けた例について説明したが、液通路15に設けてもよい。
また、上記実施形態では、開閉弁14aとして電磁弁を用いた例について説明したが、これに限らず、電子膨張弁を用いてもよい。
また、上記実施形態では、連結手段としてベルト43を用いた例について説明したが、これに限らず、チェーンを用いてもよい。
また、上記実施形態では、内気用ファン16および外気用ファン17として遠心多翼ファンを用いた例について説明したが、これに限らず、軸流ファンを用いてもよい。
また、上記実施形態では、内気用ファン16を回転駆動する電動モータ18の回転駆動軸16aに駆動側プーリ41を連結し、外気用ファン17の回転軸17aに従動側プーリ42を連結した例について説明したが、これに限らず、外気用ファン17を回転駆動する電動モータ18を設け、その回転駆動軸に駆動側プーリ41を連結し、内気用ファン16の回転軸に従動側プーリ42を連結し、駆動側プーリ41と従動側プーリ42とをベルト43で連結してもよい。
本発明の実施形態に係る冷却装置1の局舎2への設置状態を示す模式図である。 本実施形態に係る冷却装置1の内部構成を示す概略斜視図である。 本発明の実施形態における本体ケース11を上方から見たときの断面図である。 本発明の実施形態における制御装置60の要部を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る冷却装置1の作動を示す制御マップである。
符号の説明
2 局舎(筐体)
12 内気側熱交換器
13 外気側熱交換器
14a 開閉弁(熱交換停止手段)
16 内気用ファン
16a 回転駆動軸
17 外気用ファン
17a 回転軸
18 電動モータ
41 駆動側プーリ
42 従動側プーリ
43 ベルト(連結手段)
51 内気温度センサ(温度検出手段)
61 制御基板(制御手段)

Claims (3)

  1. 筐体(2)に取り付けられ、前記筐体(2)の内部空気が流通する内気流路(31)および前記筐体の外部空気が流通する外気流路(32)を形成する本体ケース(11)と、
    前記内気流路(31)に配置され、内部に封入された冷媒と前記内部空気との間での熱交換により、前記内部空気から前記冷媒へ放熱させる内気側熱交換器(12)と、
    前記外気流路(32)に配置され、前記内気側熱交換器(12)にて吸熱した前記冷媒と前記外部空気との間での熱交換により、前記冷媒から前記外部空気へ放熱させる外気側熱交換器(13)とを備え、
    前記内部空気と前記外部空気とを前記冷媒を介して熱交換させることで、前記内部空気を冷却する冷却装置であって、
    前記内気側熱交換器(12)に前記内部空気を供給する内気用ファン(16)と、
    前記外気側熱交換器(13)に前記外部空気を供給する外気用ファン(17)と、
    前記内気用ファン(16)および前記外気用ファン(17)のうち一方のファン(16)を回転駆動するモータ(18)と、
    前記モータ(18)の回転駆動軸(16a)に接続されるとともに、前記モータ(18)によって回転される駆動側プーリ(41)と、
    前記内気用ファン(16)および前記外気用ファン(17)のうち他方のファン(17)の回転軸(17a)に接続される従動側プーリ(42)と、
    前記駆動側プーリ(41)と前記従動側プーリ(42)とを連結し、前記駆動側プーリ(41)の回転力を前記従動側プーリ(42)に伝達する連結手段(43)と、
    前記筐体(2)の前記内部空気の温度(T)を検出する温度検出手段(51)と、
    前記内部空気と前記外部空気との熱交換を停止させる熱交換停止手段(14a)と、
    前記温度検出手段(51)によって検出された前記内部空気の温度(T)が予め定めた基準温度(T3)を下回った場合、前記熱交換停止手段(14a)を駆動して前記内部空気と前記外部空気との熱交換を停止させる制御手段(61)とを備えることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記内気側熱交換器(12)と前記外気側熱交換器(13)との間で前記冷媒を循環して流す冷媒通路(14、15)を備え、
    前記熱交換停止手段は、前記冷媒通路(14、15)を開閉する開閉弁(14a)であり、
    前記制御手段(61)は、前記温度検出手段(51)によって検出された前記内部空気の温度(T)が前記基準温度(T3)を下回った場合、前記開閉弁(14a)を閉弁して前記冷媒の循環を遮断するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記熱交換停止手段は、前記外気用ファン(17)の前記外部空気流れ下流側に設けられた吹出口、および前記外気用ファン(17)の前記外部空気流れ上流側に設けられた吸込口のうち少なくとも一方に配設され、前記外気側熱交換器(13)を通過する前記外部空気を遮断する遮断手段であり、
    前記制御手段(61)は、前記温度検出手段(51)によって検出された前記内部空気の温度(T)が前記基準温度(T3)を下回った場合、前記遮断手段を駆動して前記外気側熱交換器(13)を通過する前記外部空気を遮断するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
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JP2012009646A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Panasonic Corp 冷却装置およびこれを用いた電子機器

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