JP2010020711A - 自動販売機 - Google Patents

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Fumiyasu Yokoyama
史泰 横山
Toshiaki Tsuchiya
敏章 土屋
Koji Takiguchi
浩司 滝口
Hisanori Ishita
尚紀 井下
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Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
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Abstract

【課題】熱交換器の構造を複雑にすることなく、いろいろな運転モードが可能で、しかも、省エネを推進した自動販売機を提供する。
【解決手段】自動販売機1000は、圧縮機1と、ガスクーラ2と、冷却用膨張手段3と、全ての商品収納庫に設置された蒸発器4と、一部の商品収納庫に設置されたヒートポンプ運転用凝縮器5と、ヒートポンプ運転用膨張手段6と、蒸発器4と圧縮機1とを連結する低圧中温配管41の一部の内部に、ガスクーラ2と冷却用膨張手段3とを連結する冷却用高圧中温配管23の一部が挿入されると共に、低圧中温配管41の外周に、ヒートポンプ運転用凝縮器5とヒートポンプ運転用膨張手段6とを連結するヒートポンプ運転用高圧中温配管56の一部が捲回されて形成された熱交換器9と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は自動販売機、特に、缶、ビン、パック、ペットボトル等の容器に入れた飲料等の商品を冷却または加熱して販売に供する自動販売機に関する。
従来、自動販売機は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器(ガスクーラに同じ)と、凝縮された冷媒を膨張させる膨張手段と、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器と、これらを順次連結して冷媒を循環させる配管と、から形成された冷凍サイクルを有し、商品を収納する各商品収納庫内に蒸発器を設置して、商品を冷却している。
一方、商品を加熱するためには、商品収納庫内に通電ヒータを設置していたが、省エネの観点から、冷凍サイクルにおける温熱を利用する(ヒートポンプ運転をするに同じ)発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−011493号公報(第3−4頁、図1)
しかしながら、特許文献1に開示された発明は、冷却用配管を有する冷却用熱交換器と、加熱用配管および冷却用配管を有する加熱冷却用熱交換器と、を別々の商品収納庫に配置し、圧縮機を共通にした、冷却用配管を具備する冷却用冷凍サイクルと、加熱用配管を具備する加熱用冷凍サイクルと、を形成したものである。
したがって、加熱冷却用熱交換器の構造が複雑になると共に、加熱能力および冷却能力を何れも満足するためには大型になるという問題があった。
また、加熱用冷凍サイクルを冷媒が流れるときは、冷却用配管に冷媒が流れないため、一方の商品収納庫を加熱すると共に、他方の商品収納庫を冷却する運転ができないという問題があった。
本発明は上記問題を解決するものであって、商品収納庫に配置される熱交換器の構造を複雑にすることなく、一方の商品収納庫を加熱すると共に、他方の商品収納庫を冷却する運転が可能で、しかも、省エネを推進した自動販売機を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る自動販売機(請求項1)は、断熱材によって囲まれ一面に開口部を具備する筐体と、
前記開口部を開閉する断熱扉と、
前記筐体を仕切板によって分割された複数の商品収納庫と、
前記商品収納庫を選択的に冷却または加熱するための冷凍サイクルユニットと、
を有し、
前記冷凍サイクルユニットが、冷媒を圧縮する圧縮機(1)と、
前記商品収納庫の外部に設置され、前記圧縮機(1)によって圧縮された冷媒が選択的に供給されるガスクーラ(2)と、
該ガスクーラ(2)によって冷却された冷媒を膨張させる冷却用膨張手段(3)と、
前記商品収納庫のうちの一部の商品収納庫の内部に設置され、前記圧縮機(1)によって圧縮された冷媒が選択的に供給されるヒートポンプ運転用凝縮器(5)と、
該ヒートポンプ運転用凝縮器(5)において凝縮した冷媒を膨張させるヒートポンプ運転用膨張手段(6)と、
前記商品収納庫の内部に設置され、前記冷却用膨張手段(3)において膨張した冷媒または前記ヒートポンプ運転用膨張手段(6)において膨張した冷媒が選択的に供給され、これを蒸発させる蒸発器(4)と、
前記蒸発器(4)と前記圧縮機(1)とを連結する低圧中温配管(41)の一部の内部に、前記ガスクーラ(2)と前記冷却用膨張手段(3)とを連結する冷却用高圧中温配管(23)の一部が挿入されると共に、前記低圧中温配管(41)の外周に、前記ヒートポンプ運転用凝縮器(5)と前記ヒートポンプ運転用膨張手段(6)とを連結するヒートポンプ運転用高圧中温配管(56)の一部が捲回されて形成された熱交換器(9)と、
を有することを特徴とする。
(2)本発明に係る自動販売機(請求項2)は、前記(1)の熱交換器(9)において、前記低圧中温配管(41)の外周と前記ヒートポンプ運転用高圧中温配管(56)との当接部の一部または全部が冶金的に接続されていることを特徴とする。
(3)本発明に係る自動販売機(請求項3)は、断熱材によって囲まれ一面に開口部を具備する筐体と、
前記開口部を開閉する断熱扉と、
前記筐体を仕切板によって分割された複数の商品収納庫と、
前記商品収納庫を選択的に冷却または加熱するための冷凍サイクルユニットと、
を有し、
前記冷凍サイクルユニットが、冷媒を圧縮する圧縮機(1)と、
前記商品収納庫の外部に設置され、前記圧縮機(1)によって圧縮された冷媒が選択的に供給されるガスクーラ(2)と、
該ガスクーラ(2)によって冷却された冷媒を膨張させる冷却用膨張手段(3)と、
前記商品収納庫のうちの一部の商品収納庫の内部に設置され、前記圧縮機(1)によって圧縮された冷媒が選択的に供給されるヒートポンプ運転用凝縮器(5)と、
該ヒートポンプ運転用凝縮器(5)において凝縮した冷媒を膨張させるヒートポンプ運転用膨張手段(6)と、
前記商品収納庫の内部に設置され、前記冷却用膨張手段(3)において膨張した冷媒または前記ヒートポンプ運転用膨張手段(6)において膨張した冷媒が選択的に供給され、これを蒸発させる蒸発器(4)と、
前記蒸発器(4)と前記圧縮機(1)とを連結する低圧中温配管(41)の一部の内部に、前記ガスクーラ(2)と前記冷却用膨張手段(3)とを連結する冷却用高圧中温配管(23)の一部が挿入されて形成された冷却運転用熱交換器(7)と、
前記低圧中温配管(41)の一部の内部に、前記ヒートポンプ運転用凝縮器(5)と前記ヒートポンプ運転用膨張手段(6)とを連結するヒートポンプ運転用高圧中温配管(56)の一部が挿入されて形成されたヒートポンプ運転用熱交換器(8)と、
を有することを特徴とする。
(4)本発明に係る自動販売機(請求項4)は、前記(1)乃至(3)の何れかにおいて、前記商品収納庫の外部に設置され、前記ヒートポンプ運転用膨張手段(6)において膨張した冷媒を供給することができる庫外蒸発器(10)を有することを特徴とする。
(i)本発明の請求項1に係る自動販売機は、
一部の商品収納庫には蒸発器(4)と凝縮器(5)とが設置されるから、それぞれは、構造を複雑にすることなく、所定の熱交換能力を有するものにすることができる。また、冷却用膨張手段(3)において膨張した冷媒を全ての蒸発器(4)に供給すれば全ての商品収納庫を冷却することができ、一部の商品収納庫を通過した冷媒をヒートポンプ運転用膨張手段(6)において膨張した後、その他の商品収納庫に供給すれば、前者を加熱して後者を冷却する運転をすることができる。
さらに、熱交換器(8)において、冷却用膨張手段(3)またはヒートポンプ運転用膨張手段(6)に流入直前の冷媒が保有する温熱の一部が、圧縮機(1)に流入直前の冷媒に受け渡されるから、圧縮機(1)の負荷が低減され省エネが促進される。
(ii)本発明の請求項2に係る自動販売機は、前記効果に加え、熱交換器(9)において、前記低圧中温配管(41)の外周と前記ヒートポンプ運転用高圧中温配管(56)との当接部の一部または全部が冶金的に接続されているから、両者の間の熱伝達が促進され、省エネ効果が増す。
(iii)本発明の請求項3に係る自動販売機は、冷却運転用熱交換器(7)と、ヒートポンプ運転用熱交換器(8)とを有するから、前記(i)と同様の効果を奏する。
(iv)本発明の請求項4に係る自動販売機は、庫外蒸発器(10)を有するから、一部の商品収納庫を加熱し、その他の商品収納庫を冷却しない運転をすることができる。
[実施の形態1]
(自動販売機)
図1〜図4は本発明の実施の形態1に係る自動販売機を説明するものであって、図1は正面視の断面図、図2は側面視の断面図、図3はこれに設置された冷却回路の構成図、図4は部分(三重式熱交換器)の実施例を模式的に示す一部断面の斜視図である。
図1および図2において、自動販売機1000は、自動販売機1000の本体のキャビネット200と、キャビネット200の内部で断熱材300に包囲された商品収納庫400と、商品Sを補充する時に商品収納庫400を開閉する商品補充用扉404と、商品収納庫400と外気を遮断するための内扉405と、自動販売機1000の前扉406と、を有している。
商品収納庫400は仕切り板403ab、403bcによって商品室(以下、「左室」と称す)400a、商品室(以下、「中室」と称す)400b、商品室(以下、「右室」と称す)400cに仕切られている。
なお、以下の説明において、左室400a、中室400bおよび右室400cのそれぞれに配置される部材において、共通する内容を説明する場合には、それぞれをまとめてまたはそれぞれを個別に、部材名称を形容する「左室、中室、右室」を省略して符号の「a、b、c」を省略する場合がある。
各商品収納庫400には、商品Sを収納するための商品収納ラック407と、商品収納ラック407から自然落下した商品Sを取出すための商品取出し口409と、商品Sを商品取出し口409まで誘導する商品誘導板408とが設置され、商品誘導板408の下方が庫内部品収納室410となっている。また、庫内空気を商品収納ラック407を経由して庫内部品収納室410に循環させるための循環ダクト420が設置されている。
そして、庫内部品収納室410には、庫内空気を商品誘導板408(通気孔が設けられている)を通過して商品Sに衝突させる送風手段430と、送風手段430の下流側(循環ダクト420から遠い側)に庫内熱交換器440と、送風手段430および庫内熱交換器440を収納する送風ダクト450と、送風ダクト450に連通して空気を通す風洞460と、が設置されている。
さらに、商品収納庫400の下方には、コンデンシングユニット470および庫外ファン481を収納するための機械室480と、電装品を収納するための電装品収納室490とが配置されている。
(冷媒回路:冷却用)
図3において、自動販売機1000は、冷媒を圧縮する圧縮機1と、圧縮機1により圧縮された冷媒(以下「高圧高温冷媒」と称す)を冷却する熱交換器(以下「ガスクーラ」と称す)2と、ガスクーラ2により冷却された冷媒(以下「高圧中温冷媒」と称す)を膨張する冷却用膨張手段3(たとえば、電子膨張手段、キャピラリなど)と、冷却用膨張手段3により膨張された冷媒(以下「低圧低温冷媒」と称す)を蒸発させる左室400aに配置された左室蒸発器4aおよび中室400bに配置された中室蒸発器4bおよび右室400cに配置された右室蒸発器4c(庫内熱交換器440を構成している)と、を有している。
そして、圧縮機1とガスクーラ2とは開閉弁12vが設置された冷却用高圧高温配管12によって連結され、ガスクーラ2と冷却用膨張手段3とは三重式熱交換器9を通過する冷却用高圧中温配管23によって連結され、冷却用膨張手段3と蒸発器4とは開閉弁34vおよび流量調整弁34wが設置された低圧低温配管34によって連結され、蒸発器4と圧縮機1とは三重式熱交換器9を通過する低圧中温配管41によって連結されている。
(冷媒回路:ヒートポンプ運転用)
また、自動販売機1000は、冷媒を圧縮する圧縮機1と、圧縮機1により圧縮された冷媒(以下「高圧高温冷媒」と称す)を冷却する左室400aに配置されたヒートポンプ運転用凝縮器5(庫内熱交換器440を構成している)と、ヒートポンプ運転用凝縮器5を通過した冷媒を膨張するヒートポンプ運転用膨張手段6(たとえば、電子膨張手段、キャピラリなど)と、を有している。
そして、圧縮機1とヒートポンプ運転用凝縮器5とが、開閉弁15vが設置されたヒートポンプ運転用高圧高温配管15によって転結され、ヒートポンプ運転用凝縮器5とヒートポンプ運転用膨張手段6が三重式熱交換器9を通過するヒートポンプ運転用高圧中温配管56によって連結され、ヒートポンプ運転用膨張手段6の出側は、開閉弁34vの上流側(冷却用膨張手段3の出側に同じ)において低圧低温配管34に接続されている。
すなわち、左室400aには、冷却用の左室蒸発器4aと加熱用のヒートポンプ運転用凝縮器5とが配置されているから、それぞれの構造を複雑にすることなく、所望の熱交換性能を有するものにすることができる。
(CCC運転モード)
図3の(a)において、全ての商品収納庫400を冷却するCCC運転モードのとき、圧縮機1において圧縮された冷媒はガスクーラ2を経由して冷却用膨張手段3に流入し、冷却用膨張手段3において膨張した後、全ての商品収納庫400に供給される。そして、全ての商品収納庫400を冷却した(冷熱を放出した)後、圧縮機1に戻る循環をする。
そして、三重式熱交換器9において、ガスクーラ2から流出した高圧中温冷媒が保有する温熱の一部が、圧縮機1に流入する直前の低圧中温冷媒に受け渡される。したがって、圧縮機1の負荷が低減(過熱度が増すに同じ)され、省エネが促進される。
このとき、開閉弁15vが閉じているから、高圧高温冷媒がヒートポンプ運転用凝縮器5に流入することがない。また、開閉弁56vが閉じてヒートポンプ運転用膨張手段6が設置されている(電子膨張弁の場合、開度が最小面積に絞られている)から、高圧中温冷媒がヒートポンプ運転用凝縮器5に流入することがない。
なお、低圧低温配管34にはそれぞれ流量調整弁34wが設置されているから、商品収納庫400は、それぞれに流入する低圧低温冷媒の量が調整されることによって、所定の温度に制御されている。
(HCC運転モード)
図3の(b)において、左室400aを加熱して、中室400bと右室400cを冷却するHCC運転モードのとき、圧縮機1において圧縮された冷媒は、まず、ヒートポンプ運転用凝縮器5に流入して左室400aを加熱する。その後、ヒートポンプ運転用凝縮器5から流出した高圧中温冷媒は三重式熱交換器9を通過してヒートポンプ運転用膨張手段6に流入し、ヒートポンプ運転用膨張手段6において膨張した低圧低温冷媒は、中室蒸発器4bおよび右室蒸発器4cに流入する。さらに、中室蒸発器4bおよび右室蒸発器4cから流出した低圧中温冷媒は、三重式熱交換器9を通過して圧縮機1に戻る循環をする。
すなわち、三重式熱交換器9において、ヒートポンプ運転用凝縮器5から流出した高圧中温冷媒が保有する温熱の一部が、圧縮機1に流入する直前の低圧中温冷媒に受け渡される。したがって、圧縮機1の負荷が低減(過熱度が増大)され、省エネが促進される。
このとき、開閉弁12vが閉じ、冷却用膨張手段3が設置されている(電子膨張弁の場合、開度が最小面積に絞られている)から、高圧中温冷媒がヒートポンプ運転用凝縮器5に流入することがない。また、開閉弁34vaが閉じているから、左室蒸発器4aに低圧低温冷媒および低圧中温冷媒が流入することがない。
なお、低圧低温配管34にはそれぞれ流量調整弁34wが設置されているから、商品収納庫400は、それぞれに流入する低圧低温冷媒の量が調整されることによって、所定の温度に制御されている。さらに、たとえば、開閉弁34vを閉じれば、右室400cは冷却されないから、HC運転モードを実行することも可能である。
(三重式熱交換器)
図4の(a)において、三重式熱交換器9は、低圧中温配管41の一部の内部に、冷却用高圧中温配管23の一部が挿入されると共に、低圧中温配管41の外周にヒートポンプ運転用高圧中温配管56の一部が捲回されている。このとき、低圧中温配管41とヒートポンプ運転用高圧中温配管56とは当接しているから、相互に熱伝達可能になっている。
したがって、CCC運転モードにおいては、冷却用高圧中温配管23から、その周囲を流れる低圧中温冷媒に、温熱が伝達される。一方、HCC運転モードにおいては、ヒートポンプ運転用高圧中温配管56から低圧中温配管41に熱伝達された後、低圧中温配管41の内部を流れる低圧中温冷媒に、温熱が伝達される。
すなわち、三重式熱交換器9は、3本の配管が熱伝達可能に、しかもコンパクトに構成されているから、省エネを促進すると共に、小型化による自動販売機1000における配置の自由度を増している。
図4の(b)において、三重式熱交換器9bは、低圧中温配管41の外周に捲回したヒートポンプ運転用高圧中温配管56を、低圧中温配管41に「はんだ付け」したものである(図中、「H」にて模式的に示す)。したがって、両者の間の熱伝達が促進され、三重式熱交換器9の熱交換性能が向上している。なお、前記はんだ付けに替えて、ロウ付け、溶接、圧接等、何れの冶金的な接合であってもよい。
[実施の形態2]
(自動販売機)
図5〜図7は本発明の実施の形態2に係る自動販売機を説明するものであって、図5はこれに設置された冷却回路の構成図、図6および図7は部分(二重式熱交換器)の実施例を模式的に示す一部断面の斜視図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図5において、自動販売機2000は、ガスクーラ2と冷却用膨張手段3とを連結する冷却用高圧中温配管23が、実施の形態1の三重式熱交換器9に替えて、冷却用熱交換器7を通過している。
また、蒸発器4と圧縮機1とを連結する低圧中温配管41は、三重式熱交換器9に替えて、冷却用熱交換器7(二重式熱交換器に同じ)およびヒートポンプ運転用熱交換器8(二重式熱交換器に同じ)を通過している。
さらに、ヒートポンプ運転用凝縮器5とヒートポンプ運転用膨張手段6とを連結するヒートポンプ運転用高圧中温配管56は、三重式熱交換器9に替えて、ヒートポンプ運転用熱交換器8(二重式熱交換器に同じ)を通過している。
(CCC運転モード)
図5の(a)において、全ての商品収納庫400を冷却するCCC運転モードのとき、圧縮機1において圧縮された冷媒はガスクーラ2を経由して冷却用膨張手段3に流入し、冷却用膨張手段3において膨張した後、全ての商品収納庫400に供給される。そして、全ての商品収納庫400を冷却した(冷熱を放出した)後、圧縮機1に戻る循環をする。
そして、冷却用熱交換器7において、ガスクーラ2から流出した高圧中温冷媒が保有する温熱の一部が、圧縮機1に流入する直前の低圧中温冷媒に受け渡される。したがって、圧縮機1の負荷が低減(過熱度が増大)され、省エネが促進される。
このとき、開閉弁15vが閉じているから、高圧高温冷媒がヒートポンプ運転用凝縮器5に流入することがない。また、開閉弁56vが閉じてヒートポンプ運転用膨張手段6が設置されている(電子膨張弁の場合、開度が最小面積に絞られている)から、高圧中温冷媒がヒートポンプ運転用凝縮器5に流入することがない。
なお、低圧低温配管34にはそれぞれ流量調整弁34wが設置されているから、商品収納庫400は、それぞれに流入する低圧低温冷媒の量が調整されることによって、所定の温度に制御されている。
(HCC運転モード)
図5の(b)において、左室400aを加熱して、中室400bと右室400cを冷却するHCC運転モードのとき、圧縮機1において圧縮された冷媒は、まず、ヒートポンプ運転用凝縮器5に流入して左室400aを加熱する。その後、ヒートポンプ運転用凝縮器5から流出した高圧中温冷媒はヒートポンプ運転用熱交換器8を通過してヒートポンプ運転用膨張手段6に流入し、ヒートポンプ運転用膨張手段6において膨張した低圧低温冷媒は、中室蒸発器4bおよび右室蒸発器4cに流入する。さらに、中室蒸発器4bおよび右室蒸発器4cから流出した低圧中温冷媒は、ヒートポンプ運転用熱交換器8を通過して圧縮機1に戻る循環をする。
すなわち、ヒートポンプ運転用熱交換器8において、ヒートポンプ運転用凝縮器5から流出した高圧中温冷媒が保有する温熱の一部が、圧縮機1に流入する直前の低圧中温冷媒に受け渡される。したがって、過熱度が増大され、省エネが促進される。
このとき、開閉弁12vが閉じ、冷却用膨張手段3が設置されている(電子膨張弁の場合、開度が最小面積に絞られている)から、高圧中温冷媒がヒートポンプ運転用凝縮器5に流入することがない。また、開閉弁34vaが閉じているから、左室蒸発器4aに低圧低温冷媒および低圧中温冷媒が流入することがない。
なお、低圧低温配管34にはそれぞれ流量調整弁34wが設置されているから、商品収納庫400は、それぞれに流入する低圧低温冷媒の量が調整されることによって、所定の温度に制御されている。さらに、たとえば、開閉弁34vを閉じれば、右室400cは冷却されないから、HC運転モードを実行することも可能である。
(二重式熱交換器)
図6において、冷却用熱交換器7は、低圧中温配管41の一部の内部に、冷却用高圧中温配管23の一部が挿入されている。したがって、CCC運転モードにおいては、冷却用高圧中温配管23から、その周囲を流れる低圧中温冷媒に、温熱が伝達される。
このとき、低圧中温冷媒の流れ方向と高圧中温冷媒の流れ方向が対向するようにしておけば、冷却用熱交換器7の広い範囲において、前者と後者との温度差がより均一化され、熱伝達効率が向上する。
図7において、ヒートポンプ運転用熱交換器8は、低圧中温配管41の一部の内部に、ヒートポンプ運転用高圧中温配管56の一部が挿入されている。したがって、HCC運転モードにおいては、ヒートポンプ運転用高圧中温配管56から、その周囲を流れる低圧中温冷媒に、温熱が伝達される。このとき、冷却用熱交換器7と同様に、両冷媒の流れ方向を対向流にしておけば、ヒートポンプ運転用熱交換器8の広い範囲において、両冷媒の温度差がより均一化され、熱伝達効率が向上する。
[実施の形態3]
(自動販売機)
図8は本発明の実施の形態3に係る自動販売機を説明するものであって、これに設置された冷却回路の構成図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図8において、自動販売機3000は、自動販売機1000の冷却回路に、商品収納庫400の外部に設置され、ヒートポンプ運転用膨張手段6において膨張した冷媒を供給することができる庫外蒸発器10を追加したものである。
すなわち、ヒートポンプ運転用膨張手段6と庫外蒸発器10とは開閉弁610vが設置された庫外蒸発配管610によって連結され、庫外蒸発器10の出側は、蒸発器4の出側(三重式熱交換器9の上流)において低圧中温配管41に接続されている。
したがって、自動販売機1000の作用効果に追加して、左室400aを加熱して、中室400bおよび右室400cを冷却しない「H運転モード」を実行することができる。
本発明によれば、簡素な構造で省エネを推進することができる熱交換器を有し、いろいろな運転モードを実行することができるから、各種自動販売機として広く利用することができる。
本発明の実施の形態1に係る自動販売機を説明する正面視の断面図。 図1に示す自動販売機を説明する側面視の断面図。 図1に示す自動販売機に設置された冷却回路の構成図。 図1に示す自動販売機の部分(三重式熱交換器)の実施例を模式的に示す一部断面の斜視図。 本発明の実施の形態2に係る自動販売機に設置された冷却回路の構成図。 図5に示す自動販売機の部分(二重式熱交換器)の実施例を模式的に示す一部断面の斜視図。 図5に示す自動販売機の部分(二重式熱交換器)の実施例を模式的に示す一部断面の斜視図。 本発明の実施の形態3に係る自動販売機を説明する冷却回路の構成図。
符号の説明
1 圧縮機
2 ガスクーラ
3 冷却用膨張手段
4 蒸発器
5 ヒートポンプ運転用凝縮器
6 ヒートポンプ運転用膨張手段
7 冷却用熱交換器
8 ヒートポンプ運転用熱交換器
9 三重式熱交換器
10 庫外蒸発器
12 冷却用高圧高温配管
12v 開閉弁
15 ヒートポンプ運転用高圧高温配管
15v 開閉弁
23 冷却用高圧中温配管
34 低圧低温配管
34v 開閉弁
34w 流量調整弁
41 低圧中温配管
56 ヒートポンプ運転用高圧中温配管
56v 開閉弁
200 キャビネット
300 断熱材
400 商品収納庫
403ab 仕切り板
403bc 仕切り板
404 商品補充用扉
405 内扉
406 前扉
407 商品収納ラック
408 商品誘導板
409 商品取出し口
410 庫内部品収納室
420 循環ダクト
430 送風手段
440 庫内熱交換器
450 送風ダクト
460 風洞
470 コンデンシングユニット
480 機械室
481 庫外ファン
490 電装品収納室
610 庫外蒸発配管
610v 開閉弁
1000 自動販売機(実施の形態1)
2000 自動販売機(実施の形態2)
3000 自動販売機(実施の形態3)
S 商品

Claims (4)

  1. 断熱材によって囲まれ一面に開口部を具備する筐体と、
    前記開口部を開閉する断熱扉と、
    前記筐体を仕切板によって分割された複数の商品収納庫と、
    前記商品収納庫を選択的に冷却または加熱するための冷凍サイクルユニットと、
    を有し、
    前記冷凍サイクルユニットが、冷媒を圧縮する圧縮機(1)と、
    前記商品収納庫の外部に設置され、前記圧縮機(1)によって圧縮された冷媒が選択的に供給されるガスクーラ(2)と、
    該ガスクーラ(2)によって冷却された冷媒を膨張させる冷却用膨張手段(3)と、
    前記商品収納庫のうちの一部の商品収納庫の内部に設置され、前記圧縮機(1)によって圧縮された冷媒が選択的に供給されるヒートポンプ運転用凝縮器(5)と、
    該ヒートポンプ運転用凝縮器(5)において凝縮した冷媒を膨張させるヒートポンプ運転用膨張手段(6)と、
    前記商品収納庫の内部に設置され、前記冷却用膨張手段(3)において膨張した冷媒または前記ヒートポンプ運転用膨張手段(6)において膨張した冷媒が選択的に供給され、これを蒸発させる蒸発器(4)と、
    前記蒸発器(4)と前記圧縮機(1)とを連結する低圧中温配管(41)の一部の内部に、前記ガスクーラ(2)と前記冷却用膨張手段(3)とを連結する冷却用高圧中温配管(23)の一部が挿入されると共に、前記低圧中温配管(41)の外周に、前記ヒートポンプ運転用凝縮器(5)と前記ヒートポンプ運転用膨張手段(6)とを連結するヒートポンプ運転用高圧中温配管(56)の一部が捲回されて形成された熱交換器(9)と、
    を有することを特徴とする自動販売機。
  2. 前記熱交換器(9)において、低圧中温配管(41)の外周と前記ヒートポンプ運転用高圧中温配管(56)との当接部の一部または全部が冶金的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  3. 断熱材によって囲まれ一面に開口部を具備する筐体と、
    前記開口部を開閉する断熱扉と、
    前記筐体を仕切板によって分割された複数の商品収納庫と、
    前記商品収納庫を選択的に冷却または加熱するための冷凍サイクルユニットと、
    を有し、
    前記冷凍サイクルユニットが、冷媒を圧縮する圧縮機(1)と、
    前記商品収納庫の外部に設置され、前記圧縮機(1)によって圧縮された冷媒が選択的に供給されるガスクーラ(2)と、
    該ガスクーラ(2)によって冷却された冷媒を膨張させる冷却用膨張手段(3)と、
    前記商品収納庫のうちの一部の商品収納庫の内部に設置され、前記圧縮機(1)によって圧縮された冷媒が選択的に供給されるヒートポンプ運転用凝縮器(5)と、
    該ヒートポンプ運転用凝縮器(5)において凝縮した冷媒を膨張させるヒートポンプ運転用膨張手段(6)と、
    前記商品収納庫の内部に設置され、前記冷却用膨張手段(3)において膨張した冷媒または前記ヒートポンプ運転用膨張手段(6)において膨張した冷媒が選択的に供給され、これを蒸発させる蒸発器(4)と、
    前記蒸発器(4)と前記圧縮機(1)とを連結する低圧中温配管(41)の一部の内部に、前記ガスクーラ(2)と前記冷却用膨張手段(3)とを連結する冷却用高圧中温配管(23)の一部が挿入されて形成された冷却運転用熱交換器(7)と、
    前記低圧中温配管(41)の一部の内部に、前記ヒートポンプ運転用凝縮器(5)と前記ヒートポンプ運転用膨張手段(6)とを連結するヒートポンプ運転用高圧中温配管(56)の一部が挿入されて形成されたヒートポンプ運転用熱交換器(8)と、
    を有することを特徴とする自動販売機。
  4. 前記商品収納庫の外部に設置され、前記ヒートポンプ運転用膨張手段(6)において膨張した冷媒を供給することができる庫外蒸発器(10)を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006242403A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Sanyo Electric Co Ltd 冷媒サイクル装置
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