JP2010020249A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光学式センサを用いた本来の制御に悪影響を及ぼすことなく、中間転写ベルトだけの交換でも、新旧交換の判断を間違えないで済む画像形成装置を提供する。
【解決手段】中間転写ベルト5に担持させたカラーパッチを検知するための光学センサ40を用いて、画像形成装置100の前扉が閉じられた時と、電源投入時とに、中間転写ベルト5の素地の反射情報分布の一周分のプロファイルを測定して不揮発メモリに更新記録する。今回測定した反射情報のプロファイルと前回測定した反射情報分布のプロファイルとの差分値の積算値が所定値より大きい場合には、今回測定した中間転写ベルトと前回測定した中間転写ベルトが別物であると判断して、中間転写ユニットが交換された旨の表示を出力する。
【選択図】図1
【解決手段】中間転写ベルト5に担持させたカラーパッチを検知するための光学センサ40を用いて、画像形成装置100の前扉が閉じられた時と、電源投入時とに、中間転写ベルト5の素地の反射情報分布の一周分のプロファイルを測定して不揮発メモリに更新記録する。今回測定した反射情報のプロファイルと前回測定した反射情報分布のプロファイルとの差分値の積算値が所定値より大きい場合には、今回測定した中間転写ベルトと前回測定した中間転写ベルトが別物であると判断して、中間転写ユニットが交換された旨の表示を出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、中間転写体又は記録材搬送体に担持させたトナー像を光学式センサによって検出する画像形成装置、詳しくは中間転写体又は記録材搬送体の交換を自動判定する制御に関する。
中間転写体又は記録材搬送体に担持させたパッチトナー像からの反射光を光学式センサで検出して、画像濃度に関する画像形成条件を制御する画像形成装置が広く用いられている。また、中間転写体又は記録材搬送体に担持させた位置決めマークトナー像からの反射光を光学式センサで検出して、画像形成の開始タイミングを制御する画像形成装置が広く用いられている。
中間転写体又は記録材搬送体は、画像形成の累積に伴って消耗するため、画像形成装置の寿命期間に数回以上交換される。そして、中間転写体又は記録材搬送体が交換されると、新しい中間転写体又は記録材搬送体を用いて、交換前と継続性のある画像形成が可能となるように、各種の初期制御、初期設定を行う必要がある。
特許文献1には、画像形成装置に着脱して再利用が可能な交換ユニットにフラッシュメモリを設けて、交換ユニットの使用履歴を更新記録している。
特許文献2には、シリアル番号や使用履歴などの情報を記憶する不揮発メモリを中間転写ユニットに設け、電源投入時に、不揮発メモリから情報を読み出して新旧交換を判定する制御が示される。ここでは、中間転写ユニットが交換されると、中間転写ベルトにトナーを排出して、クリーナブレード当接部に送り込む初期化制御が自動的に実行される。
特許文献3には、中間転写ベルトに位置決めトナー像を担持させて、光学式センサで反射光を検知することにより、複数の画像形成部で転写されるトナー像を重ね合わせる画像形成装置が示される。
中間転写ユニットにメモリを設けた場合、中間転写ベルトだけを交換する場合に対処できない。中間転写ベルトは、メモリを埋め込み可能なほど厚みが無いからである。
そこで、中間転写ベルトにシリアル番号のバーコードを印刷し、電源投入時に、バーコードを読み取って装置本体側の記録と照合することにより、中間転写ベルトの新旧交換を判定する制御が提案された。
しかし、中間転写ベルトに対向させて、交換判定だけを目的としてバーコードリーダーを設置することは、コスト的にも配置スペース的にも問題がある。
また、中間転写ベルトにバーコード等の光学パターンを形成すると、光学式センサを用いた中間転写ベルト上のトナー像の検出の邪魔になる可能性がある。
本発明は、光学式センサを用いた本来の制御に悪影響を及ぼすことなく、中間転写ベルトだけの交換でも、新旧交換の判断を間違えないで済む画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、中間転写体と、前記中間転写体に担持させたトナー像の反射光を検出する光学式センサとを備えたものである。そして、非画像形成時に、前記光学式センサを用いて、前記中間転写体の回転方向に沿った反射情報分布を取得させる制御手段と、過去に取得した前記反射情報分布が記録された記録手段とを備え、記録された反射情報分布と今回取得した反射情報分布とが対応しない場合に、前記中間転写体の交換に伴う制御が実行される。
本発明の画像形成装置では、中間転写体の回転方向に沿った素地の反射情報分布を用いて、過去に反射情報分布を記録手段に記録した中間転写体と、今回反射情報分布を取得した中間転写体とを照合する。このため、中間転写体にバーコード等の光学パターンを形成する必要が無い。
従って、光学式センサを用いた本来の制御に悪影響を及ぼすことなく、中間転写ベルトだけの交換でも、新旧交換の判断を間違えないで済む。
以下、本発明のいくつかの実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明は、中間転写体等の回転方向に沿った素地の反射情報分布を取得する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、中間転写体を用いたタンデム型及び1ドラム型の画像形成装置のみならず、記録材搬送体を用いた画像形成装置でも、記録材搬送体の新旧交換を判断できる。
本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンター、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
なお、特許文献1〜3に示される画像形成装置の一般的な構成及び制御については、図示を省略して重複する説明を省略する。また、請求項で用いた構成名に括弧を付して示した参照記号は、発明の理解を助けるための例示であって、実施形態中の該当する部材等に構成を限定する趣旨のものではない。
<画像形成装置>
図1は第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。
図1は第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、中間転写ベルト5に沿って、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部PY、PM、PC、PKを配置した中間転写方式タンデム型のフルカラープリンターである。
画像形成部PYでは、感光ドラム1Yにイエロートナー像が形成されて、中間転写ベルト5に一次転写される。画像形成部PMでは、感光ドラム1Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト5のイエロートナー像に重ねて一次転写される。画像形成部PC、PKでは、それぞれ感光ドラム1C、1Kにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて同様に中間転写ベルト5のトナー像に位置を重ねて順次一次転写される。
中間転写ベルト5に一次転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて、二次転写部T2で挟持搬送される記録材Pへ一括二次転写される。二次転写部T2でトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置7で加熱加圧を受けて、表面にトナー像を定着された後に外部へ排出される。
記録材収納カセット25から引き出された記録材Pは、分離装置26で1枚ずつに分離して、レジストローラ27へ給送される。レジストローラ27は、停止状態で記録材Pを受け入れて待機させ、中間転写ベルト5のトナー像にタイミングを合わせて二次転写部T2へ記録材Pを送り出す。
定着装置7は、ランプヒータ7hを中心に配置した定着ローラ7aに駆動ローラ7bを圧接して記録材Pの加熱・加圧ニップを形成する。
画像形成部PY、PM、PC、PKは、付設された現像装置4Y、4M、4C、4Kで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同一に構成される。以下では、画像形成部PYについて説明し、他の画像形成部PM、PC、PKについては、説明中の符号末尾のYを、M、C、Kに読み替えて説明されるものとする。
画像形成部PYは、感光ドラム1Yの周囲に、帯電ローラ2Y、露光装置3Y、現像装置4Y、一次転写ローラ5Y、クリーニング装置6Yを配置している。
感光ドラム1Yは、外径30mmのアルミニウム製シリンダの外周面に、帯電極性が負極性の有機光導電体層(OPC)を形成して構成され、200mm/secのプロセススピードで矢印R1方向に回転する。
帯電ローラ2Yは、金属性の中心軸の表面に抵抗性の弾性層を被せて形成され、感光ドラム1Yに圧接して従動回転する。帯電ローラ2Yは、交流電圧を重畳した直流電圧を印加されることにより、感光ドラム1Yの表面を一様な負極性の電位に帯電させる。
露光装置3Yは、イエローの分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザービームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム1Yの表面に画像の静電像を書き込む。
現像装置4Yは、二成分現像剤を攪拌して帯電させ、固定磁極の周囲で感光ドラム1Yとカウンタ方向に回転する現像スリーブSに穂立ち状態で担持して、感光ドラム1Yを摺擦させる。負極性の直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧が、現像スリーブSに印加されることにより、現像スリーブSよりも相対的に正極性となった感光ドラム1Yの露光部へトナーが移動して、静電像が反転現像される。
一次転写ローラ5Yは、直径8mmの金属製の中心軸の外周を、厚さ1mmの導電性発泡ゴムの弾性層で覆って構成され、総重量が300g、抵抗値が5.0×106Ωに調整されている。一次転写ローラ5Yは、両端部の加圧バネによって鉛直方向上方へ加圧されて、5kPaの圧力で感光ドラム1Y側へ中間転写ベルト5を挟み込むように圧接して一次転写部TYを形成する。一次転写ローラ5Yに正極性の直流電圧が印加されることにより、負極性に帯電して感光ドラム1Yに担持されたトナー像が、一次転写部TYを通過する中間転写ベルト5へ一次転写される。
クリーニング装置6Yは、クリーニングブレードを感光ドラム1Yに摺擦して、一次転写部TYを通過した感光ドラム1Yの表面に付着した転写残トナーを除去する。
<中間転写体>
中間転写ベルト5は、テンションローラ21、駆動ローラ22、対向ローラ23に掛け渡して支持され、駆動ローラ22に駆動されて、矢印R2方向に200mm/secのプロセススピードで回転する。駆動ローラ22は、金属製の中心軸の外周を導電性ゴムの弾性層で覆って構成され、抵抗値が1×103〜1×105Ωに調整され、中心軸は接地電位に接続されている。
中間転写ベルト5は、テンションローラ21、駆動ローラ22、対向ローラ23に掛け渡して支持され、駆動ローラ22に駆動されて、矢印R2方向に200mm/secのプロセススピードで回転する。駆動ローラ22は、金属製の中心軸の外周を導電性ゴムの弾性層で覆って構成され、抵抗値が1×103〜1×105Ωに調整され、中心軸は接地電位に接続されている。
中間転写ベルト5は、厚さ85μmのポリイミド樹脂フィルムを基材として称呼の周長800mmの無端状に構成される。基材にはカーボンブラックを分散させて、表面抵抗率で1×1012Ω/□、体積抵抗率で1×109Ω・cmとなるように抵抗調整している。
中間転写ベルト5の内周面に白色のトップマークMtが印刷され、トップマークMtを検出するように中間転写ベルト5に対向させて、光学式センサ30が配置される。光学式センサ30は、LED発光素子から赤外光を射出して、中間転写ベルト5の内周面へ入射させ、反射光をフォトダイオード等の受光素子で検出する。
ベルトクリーニング装置28は、中間転写ベルト5にクリーニングブレードを摺擦させて、二次転写部T2を通過した中間転写ベルト5の表面に残留した転写残トナー、紙粉等を除去する。
画像形成装置100は、画像形成部PYを一体的にカートリッジ化して、装置本体に対して着脱可能とするプロセスカートリッジ方式を採用している。プロセスカートリッジ方式によれば、画像形成装置100のメンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上できる。
画像形成装置100は、プロセスカートリッジのみならず、画像形成装置100を構成する各ユニットを、装置本体に対して着脱可能に設置し、寿命に到達したユニットをユーザー交換させる。
画像形成装置100は、各ユニットの寿命判断の一例として、感光ドラム1Yの回転時間、画像形成枚数、画像形成ドット数、バイアス印加時間などの各ユニットの消耗に関わるパラメータを計数している。さらに、計数した情報を、装置本体のメモリ(EEPROMなど)に積算・記憶し、その積算情報により、操作パネルを通じてユーザーに使用量情報を提示し、適切時期に各ユニットの交換を促す。
ところで、装置本体が寿命となるまでに装置本体から取り外される可能性が少ないユニットについては、装置本体のメモリに使用情報を積算・記憶し、ユニット交換時にメモリをリセットすることで十分に機能する。
しかし、中間転写ユニットのように、装置本体の寿命半ばで頻繁に装置本体から取り外され、再装着が繰り返されるユニットの場合、ユニット交換時にそれまでの使用情報をリセットすると、次に再装着された時に、正確な寿命警告をできなくなる。
特に、同型プリンターを複数台設置して大量処理を行う印刷事業所等では、同型プリンター間で中間転写ユニットの寿命交換や、高耐久仕様の中間転写ユニットへの入れ替が頻繁に行われる。
従って、中間転写ユニットの場合、ユニット自体にメモリを持たせて、ユニット自体に積算情報を記憶させることにより、ユニットの入れ替え、再装着が行われても使用量を継続的に積算できることが望ましい。
しかし、中間転写ユニットにメモリを設けると、中間転写ユニットの製造コストが上昇するとともに、装置本体にメモリの読み取り装置を設けるので、画像形成装置の製造コストも上昇する。また、中間転写ユニット及び装置本体の両方で、部品点数と設計上の制約が増えて小型化が阻害されるとともに、中間転写ユニットの製造時に、メモリに対して情報を書き込む作業が必要になる。
また、寿命交換された中間転写ユニットは、現場で中間転写ベルトを新品交換して装置本体に再装着される場合もある。このような場合、中間転写ユニットのメモリに記録された中間転写ユニットの使用履歴は、中間転写ベルトの使用履歴と食い違ってくるので、中間転写ベルトの交換を見逃してしまう。すると、中間転写ユニットの入れ替わり前後で、一次転写部や二次転写部では、系のインピーダンスが変化してしまい、高圧の出力条件がミスマッチして、画像不良が発生する可能性がある。
また、中間転写ベルトの交換を見逃した場合、装置本体内で記憶されている使用履歴は、継続してカウントされ、間違った寿命警告を表示する可能性がある。
このため、中間転写ユニットにメモリを設けることなく、画像形成装置100では、新品の中間転写ユニットに交換した場合や、同型の装置本体間で中間転写ユニットを入れ替えた場合を判別できるようにしている。中間転写ベルトそのものを過去の記録と照合することで、中間転写ユニットの中間転写ベルトが交換された場合も、新旧交換を正確に判断できる画像形成装置を簡易且つ安価な構成で提供している。これにより、一次転写部や二次転写部の系のインピーダンス変化による高圧の出力条件のミスマッチを回避し、装置本体内で記憶されている使用履歴の訂正をユーザーに促すなどが可能となっている。
<制御手段>
図2は画像形成装置を制御する構成のブロック図である。
図2は画像形成装置を制御する構成のブロック図である。
図2に示すように、CPU101は、ROM102に格納された各種制御プログラムに基づいて、RAM103を作業領域に用いて、画像形成部PY、PM、PC、PKを制御する。例えば、使用環境の変化に起因する画像の色味変動を低減して、色味を安定させるための画像濃度制御、及び精度よく混色画像を形成するために各色の画像を形成するタイミングを調整する色ずれ補正制御を行う。ここで、環境の変化とは、例えば、湿度、温度、消耗品の使用状況変化などである。
ROM102は、各種制御プログラムや各種データ、各種データテーブルを記録され、RAM103は、プログラムロード領域、CPU101の作業領域、各種データの格納領域等を設定されている。
画像形成部PY、PM、PC、PKは、上記説明した感光ドラム1Y、帯電ローラ2Y、露光装置3Y、現像装置4Y、一次転写ローラ5Y、一次転写部TYに定電圧を出力する電源DY、二次転写部T2に定電圧を出力する電源D2等を含む。CPU101は、画像形成部PY、PM、PC、PKを制御して、パッチトナー像及びライン状の位置決めマークトナー像を形成して中間転写体(5)に担持させる。
CPU101は、画像形成時、光学式センサ40を用いてパッチトナー像からの反射光を検出して、パッチトナー像のトナー付着量を判断して、画像濃度に関する画像形成条件を調整する。
CPU101は、画像形成時、光学式センサ40を用いて位置決めマークトナー像からの反射光を検出して、各色画像の色ずれ量を判断して、画像形成の開始タイミングを調整する。
CPU101は、トップマーク検出センサ30の出力に基づいて画像形成部PY、PM、PC、PKの制御タイミングを設定することにより、中間転写ベルト5上の所定位置に画像のトナー像を形成する。指標検出手段(30)は、中間転写体(5)に固定して形成された固定指標(Mt)を検出する。
不揮発メモリ109は、各種情報(各ユニットの使用履歴、中間転写ベルト5の反射情報分布、前回の画像形成条件等)を不揮発に保持する。
操作パネル107は、液晶画面を備えたタッチパネルで構成され、中間転写ユニットが寿命に達すると、中間転写ユニットの交換を要求する表示を行う。そして、中間転写ベルト5が交換されると、中間転写ベルト5が交換された旨の表示を行う。
<光学式センサ>
図3は光学式センサの構成の説明図である。
図3は光学式センサの構成の説明図である。
図3に示すように、光学式センサ40は、LED発光素子40aから波長950nmの赤外光を射出して、中間転写ベルト5へ入射させ、反射光をフォトダイオード等の二つの受光素子40b、40cで検出する。LED発光素子40a及び受光素子40b、40cは、ホルダ40hに形成したそれぞれの開口部の内側に固定して配置される。
光学式センサ40は、発光素子40aの中間転写ベルト5に対する照射角度は15度に設定され、受光素子40bの受光角度は、発光素子40aの照射角度の面内で正反射光を受けるように、15度に設定されている。受光素子40cの受光角度は、中間転写ベルト5に担持されたトナー像からの散乱光を受光するように、発光素子40aの照射角度の面内で45度に設定されている。
受光素子40bに関しては、乱反射成分の影響をできるだけ小さくするため、受光素子40cより、開口部のアパーチャ径を小さくしてある。具体的には、発光素子40a
の開口部のアパーチャ径0.9mmに対して、受光素子40b、40cの開口部のアパーチャ径は、それぞれ1.5mm、2.9mmである。
の開口部のアパーチャ径0.9mmに対して、受光素子40b、40cの開口部のアパーチャ径は、それぞれ1.5mm、2.9mmである。
発光素子40aから射出された赤外光は、中間転写ベルト5上のパッチトナー像又は位置決めマークトナー像を照射し、そこからの反射光が受光素子40b、40cに入射して光量を測定される。
パッチトナー像又は位置決めマークトナー像からの反射光には、正反射成分と乱反射成分が含まれており、受光素子40bは、正反射成分と乱反射成分の両方を検出し、受光素子40cは、乱反射成分のみを検出する。
中間転写ベルト5の表面にトナー像が存在する場合、トナー粒子によって赤外光が散乱されるため、正反射光が減少して、受光素子40bの出力が低下する。一方、波長950nmの赤外光に対して、ブラックトナーは吸収し、イエロー、マゼンタ、シアントナーは乱反射するため、中間転写ベルト5の表面のトナー付着量が増えると、イエロー、マゼンタ、シアンに関しては、受光素子40cの出力が大きくなる。
また、受光素子40bの出力は、トナー付着量が多いほど正反射成分が損なわれて低下する。しかし、イエロー、マゼンタ、シアントナーに関しては、トナー付着量が多くて中間転写ベルト5の表面が完全に遮断された状態でも、乱反射成分によって、その出力はゼロにはならない。
<実施例1>
図4は実施例1の制御のフローチャートである。実施例1では、電源投入時、又は前扉開閉時に、中間転写体(5)の回転方向に沿った素地の反射情報分布を取得して、記録手段(109)に記録された過去の反射情報分布に照合する。そして、反射情報分布が一致した場合には、記録手段(109)に記録された過去の反射情報分布を今回の反射情報分布に更新して、過去の使用履歴に今回の使用履歴を加算する。しかし、一致しない場合は、中間転写体(5)が交換されたと判断して、中間転写体(5)が交換された旨の表示(107)を行う。
図4は実施例1の制御のフローチャートである。実施例1では、電源投入時、又は前扉開閉時に、中間転写体(5)の回転方向に沿った素地の反射情報分布を取得して、記録手段(109)に記録された過去の反射情報分布に照合する。そして、反射情報分布が一致した場合には、記録手段(109)に記録された過去の反射情報分布を今回の反射情報分布に更新して、過去の使用履歴に今回の使用履歴を加算する。しかし、一致しない場合は、中間転写体(5)が交換されたと判断して、中間転写体(5)が交換された旨の表示(107)を行う。
図2を参照して図4に示すように、非画像形成時にプロファイル検知方式のユニット交換検知制御が実行される。実施例1では、交換検知の対象は、中間転写ベルト5であって、画像濃度制御を行う光学式センサ40を用いて、中間転写ベルト5の一周に渡った反射光量のプロファイルが検知される。
CPU101は、プロファイル検知方式のユニット交換検知を行うべきか判断する(S101)。判断条件としては、装置本体の前扉の開閉履歴を用いるが、前回実行時からの通紙枚数、最後のプリントジョブからの放置時間等で判断してもよい。
CPU101は、中間転写ベルト5を駆動状態とする(S102)。そして、図3に示す発光素子40aを非画像形成時にも画像濃度制御時と同等の光量で照射させ(S103)、受光素子40bで中間転写ベルト5からの反射光を受光して、光学式センサ40の出力状態の安定化を行う。
CPU101は、任意のタイミングで光学式センサ40の出力取り込みを開始して、中間転写ベルト5の一周800mmを少し越える長さ805mmに渡って0.1mm間隔で反射光をサンプリングする(S104)。
図5に示すように、中間転写ベルト5の伸び分とサンプリング開始から一周した部分の検知用領域とを考慮した5mmを周長800mmに加算した805mmについて、8050データをサンプリングした。
CPU101は、サンプリング開始から中間転写ベルト5が一周した部分を検知する(S105)。実施例1では、サンプリング開始位置を特定していないため、どのタイミングで1周分のサンプリングが終了したかを演算処理により求める。中間転写ベルト5の特定位置から始まる1周分のプロファイルを作成するために、測定開始点を2周目のプロファイル上で特定する演算処理を行う。
具体的には、数式1を用いて、サンプリング開始から10mmの領域のプロファイルと、中間転写ベルト5の周長800mmから±5mmの10mmの領域のプロファイルとを比較して重なるポイントを特定する。
V(i):ポイントiにて受光素子40bが受光した反射光出力値
V(i+800+X):ポイントiから周長800mm+ずらし量Xにて受光素子40bが受光した反射光出力値
X:プロファイルのずらし量(X=−50、−49、・・、−1、0、1、・・・、49、50)
V(i+800+X):ポイントiから周長800mm+ずらし量Xにて受光素子40bが受光した反射光出力値
X:プロファイルのずらし量(X=−50、−49、・・、−1、0、1、・・・、49、50)
数式1中、Xは、差分絶対値の積分値を算出する際、V(i)のプロファイルとV(i+800+X)のプロファイルとが一致するポイントを探るために、プロファイルをずらす位置に対応する。数式1の計算において、差分絶対値の積算の値が最小となるXの時、中間転写ベルト5が一周したポイントとなって、1周分のプロファイルが特定される。
CPU101は、0.1mm刻みのX=−50からX=50までの全てのXに対して、数式1の計算を行う(S106〜S110)。そして、各Xにおける差分絶対値の積算値を算出して、積算値が最小となるXの値を算出する(S111)。積算値が最小となるXの値がサンプリング開始から1周後の位置となり、中間転写ベルト5の一周分の反射光出力プロファイルデータが作成されて、RAM103に格納される(S112)。
CPU101は、以前に測定された反射光出力プロファイルが存在するか確認を行う(S113)。プロファイルが存在する場合(S113のYES)、前回測定されたプロファイルと今回測定されたプロファイルの照合を行う(S114〜S121)。
具体的には、数式2を用いて、前回測定したプロファイルデータと今回測定したプロファイルデータとの差分絶対値の積算値を求める。
V前回測定(i):前回取得したプロファイルのポイントiにおける受光素子40bが受光した反射光出力値
V今回測定(i+X):今回取得したプロファイルのポイントi+Xにおける受光素子40bが受光した反射光出力値
X:今回取得したプロファイルのずらし量(X=0、1、・・・8050)
V今回測定(i+X):今回取得したプロファイルのポイントi+Xにおける受光素子40bが受光した反射光出力値
X:今回取得したプロファイルのずらし量(X=0、1、・・・8050)
数式2中、今回測定の項のXは、差分絶対値の積分値を算出する際、前回取得したプロファイルと今回取得したプロファイルとの重なりを1周分に渡って比較するために設けている。前述したように、プロファイルの測定開始点は特定されないため、CPU101は、X=0とし(S114)、最大ずらし量であるX=8050となるまで(S118のNO)、全てのXに対して、数式2の計算を行う(S115〜S118)。
CPU101は、各Xにおける差分絶対値の積算値を算出し、数式2の積算値が最小となるXの値を算出する(S119)。そして、差分絶対値の積算値が最小となるXを算出後、その値を以下で説明するユニット交換の判断基準値と比較して(S120)、交換の有無を判定する(S121)。
表1は、中間転写ベルト5上に任意に設定したa〜jの各点について、光学式センサ40を用いてそれぞれ複数回測定したときの各点における反射光出力値のばらつきを示している。中間転写体ベルト5上の点aから点jまでの10点において、それぞれ50回測定をした。
表1の各点の数値は、反射光出力値の平均値をVave、最大値をVmax、最小値をVminとして次式により算出した。
(Vmax−Vmin)/Vave
(Vmax−Vmin)/Vave
表1に示すように、この時の反射光出力値のばらつきは、最大で1.263%となっており、この値を元に、中間転写ユニットの交換を検知する判断基準を決定した。反射光出力値のばらつきがこの最大値よりも大きい2%以上異なった場合に相当する差分絶対値の積算を、実施例1では、中間転写ユニットの交換を検知する判断基準値とした。
実施例1においては、光学式センサ40の出力レンジを0〜3.3Vとしてゲイン調整を行っている。計算では、中間転写ベルト5上の任意の10点a〜jにおいて、それぞれ50回測定をした出力の平均値2.927Vを用いた。この時、10点a〜jにおいて出力ばらつきが2%あった場合の差分絶対値の積算値は、数式2より471.247となった。この結果から、実施例1では、図6に示すように、差分絶対値の積算値471.247を中間転写ユニットの交換を検知する判断基準値とした。
CPU101は、前回と今回の差分絶対値の積算値が最小の場合の積算値(S119)が交換検知の判断基準値471.247以下の場合(S121のNO)、前回と今回の中間転写ベルト5は同一物と判別される。しかし、積算値(S119)が判断基準値471.247よりも大きい場合(S121のYES)、前回から今回までに中間転写ユニットの交換が行われて中間転写ベルト5が別物であると判別される。
<検証>
図5は同一中間転写ベルトにおける今回測定の反射情報分布の説明図、図6は前回測定と今回測定とにおける反射情報分布の比較の説明図、図7は絶対差分値の積算値が最小となる位置の説明図である。図8は異なる中間転写ベルトにおける今回測定の反射情報分布の説明図、図9は絶対差分値の積算値が最小となる位置の説明図である。
図5は同一中間転写ベルトにおける今回測定の反射情報分布の説明図、図6は前回測定と今回測定とにおける反射情報分布の比較の説明図、図7は絶対差分値の積算値が最小となる位置の説明図である。図8は異なる中間転写ベルトにおける今回測定の反射情報分布の説明図、図9は絶対差分値の積算値が最小となる位置の説明図である。
図2を参照して図5に示すように、同一中間転写ユニットを画像形成装置に出し入れして、光学式センサ40の反射光出力値プロファイルの今回測定を行った。800mm±5mmの10mmの範囲で0〜5mmの範囲の反射光出力値プロファイルに対して絶対差分値の積算値が最小となる位置Xを求めて、今回測定の反射光出力値プロファイルとした。
図2を参照して図6に示すように、不揮発メモリ109に記録された前回測定の反射光出力値プロファイルに対して、今回測定の反射光出力値プロファイルを比較して、絶対差分値の積算値が最小となる位置Xを求めた。
図2を参照して図7に示すように、X=5372のとき、絶対差分値の積算値が判断基準値471.247以下の最小値118.56となった。X=5372のとき、図6に示すように、前回測定の反射光出力値プロファイルと今回測定の反射光出力値プロファイルとが精度高く重なり合うことが確認された。
このため、今回測定の中間転写ベルト5は前回測定の中間転写ベルト5と同一と判別され、操作パネル107に中間転写ユニットの交換は行われなかったという表示がされた。
図2を参照して図8に示すように、前回測定の中間転写ユニットとは異なる中間転写ユニットA、B、Cに交換して、光学式センサ40の反射光出力値プロファイルの今回測定を行った。
図2を参照して図9示すように、X=0〜8000の範囲のどの位置Xの場合でも、中間転写ユニットA、B、Cでは、絶対差分値の積算値が判断基準値471.247以下にはならない。
このため、今回測定の中間転写ユニットA、B、Cは前回測定の中間転写ベルト5とは異なると判別され、操作パネル107に中間転写ユニットの交換が行われたという表示がされた。
従って、異なる中間転写ユニットの場合、前回測定の反射光出力値プロファイルに対する差分絶対値の積算値の推移は、最小値が中間転写ユニットの交換を検知する判断基準値471.247以上となる。
<交換に伴う制御>
CPU101は、中間転写ベルト5の交換を検知後、検知結果をもとに、一次転写及び二次転写の転写電圧設定制御を行うか否かを判断する。中間転写ユニットが交換されなかった場合、もしくは、出し入れのみが行われたと判断された場合、系のインピーダンスの変化はなく、転写電圧設定制御を行わなくとも、前回測定後と同様に良好な画像を得ることができる。
CPU101は、中間転写ベルト5の交換を検知後、検知結果をもとに、一次転写及び二次転写の転写電圧設定制御を行うか否かを判断する。中間転写ユニットが交換されなかった場合、もしくは、出し入れのみが行われたと判断された場合、系のインピーダンスの変化はなく、転写電圧設定制御を行わなくとも、前回測定後と同様に良好な画像を得ることができる。
CPU101は、中間転写ユニットが交換されたと判断した場合、画像形成の開始を待機させて転写電圧の適正化を行う。
転写電圧を適正に制御するために、特開平2−123385号公報に開示されたATVC制御(Active Transfer Voltage Contorol)を行う。ATVC制御は、中間転写ベルト5の抵抗変動に起因する転写不良の発生を防止するために、中間転写ベルト5を含む一次転写部TY(二次転写部T2)の抵抗値を測定し、測定結果に応じて一次転写ローラ5Y(二次転写ローラ24)に印加する電圧を最適化する。
実施例1におけるATVC制御について説明する。感光ドラム1Kが帯電ローラ2Kによって一様に帯電されて、画像形成時と同様の電位を得る。次に、感光ドラム1Kの電位の安定した部位が、一次転写ローラ5Kとの対向部に到達した時に、電源DYから所定電圧を一次転写ローラ5Kに印加させ、不図示の電流検知回路によってその時一次転写ローラ5Kに流れる電流値を測定する。
CPU101は、このときの電流値をもとに、さらに2水準の異なる所定電圧を電源DYから一次転写ローラ5Kに印加させて、それぞれの水準で一次転写ローラ5Kに流れた電流値を測定させる。
CPU101は、この2水準の電流−電圧の関係を線形補間することで、目標設定電流に対する定電圧の設定値を算出して電源DYに設定する。ATVC制御は、電源投入時、環境変動、一定枚数間隔のタイミングでも行われ、電源D2についても同様に実行される。
図9に示す中間転写ユニットAの場合、前回測定のリファレンスのユニットに対して一次転写ローラ5Kに印加していた目標電流30μAに対する電圧値は、500Vであった。リファレンスと異なる中間転写ユニットAに入れ替えた際、ATVC制御によって設定された同一目標電流30μAに対する印加電圧値は700Vとなっていた。つまり、中間転写ユニット交換検知をおこない、ATVC制御による転写電圧設定の適正化を行うことで、このような電圧のミスマッチを回避することが可能となった。
また、中間転写ユニット交換を検知した際には、中間転写ユニットの交換寿命を演算するための累積画像形成枚数のカウンタの修正を行う。メモリを持たない中間転写ユニットの交換が行われた場合、交換を検知できないと、CPU101にてカウントされて不揮発メモリ109に記録されていた値が継続してカウントされ、間違った使用量情報が更新されていってしまう。
中間転写ユニットの交換が検知された場合、操作パネル107を通じてユーザーやサービスマンにカウンタのセットの警告を行う。新品の中間転写ユニットに入れ替えた場合、カウンタは、ユーザーやサービスマンによって忘れることなくリセットされる。同一機種の他の画像形成装置の中間転写ユニットと交換された場合は、ユーザーやサービスマンが操作パネル107を通じて過去の履歴を入力することで、正確な使用量情報を継続して積算し続けることが可能になる。
実施例1の制御によれば、本発明の構成にて、光学式センサ40を用いて中間転写ユニットの交換検知を行って、正確に中間転写ユニットの交換を検知できる。これにより、中間転写ベルト5が新品交換された場合や、同一機種の他の画像形成装置との間で中間転写ユニットが入れ替わった場合に、一次転写部TYや二次転写部T2の系のインピーダンス変化による高圧出力条件のミスマッチを回避できる。不揮発メモリ109に記録されている累積使用量情報の訂正をユーザーに促す等、中間転写ユニットの入れ替えを判別できない系での諸問題を回避できる。
なお、実施例1では、光学式センサ40を用いて反射情報分布のプロファイル測定を行っているが、色ずれ検知センサを搭載した機種においては、色ずれ検知センサ用いてプロファイル測定を行っても同様の効果が得られる。
また、実施例1では、正反射光を用いて反射情報分布のプロファイル測定を行っているが、測定対象とする中間転写ベルトの種類によっては、乱反射光で反射情報分布のプロファイル測定を行っても同様の効果が得られる。
また、実施例1では、反射情報分布のプロファイルの計算を差分絶対値の積算にて行っているが、移動平均、標準偏差の算出などによっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
<実施例2>
図10はトップマーク検知方式の説明図、図11は実施例2の制御のフローチャート、図12はトップマーク検知タイミングで中間転写ベルトを検知した光学式センサの出力の説明図である。
図10はトップマーク検知方式の説明図、図11は実施例2の制御のフローチャート、図12はトップマーク検知タイミングで中間転写ベルトを検知した光学式センサの出力の説明図である。
図1を参照して図10に示すように、トップマーク検知方式を採用する画像形成装置100では、光学式センサ30を用いて中間転写ベルト5の内側面のトップマークMtを検知する。実施例2では、光学式センサ30によるトップマークMtの検知を利用して、実施例1における絶対差分値の積算値の演算回数を削減する。トップマークMtを検知した検出タイミングから所定時間内に光学式センサ40を通過するごく短い所定区間だけで反射情報分布プロファイルを測定して、前回測定の反射情報分布プロファイルと照合する。
図2を参照して図10に示すように、CPU101において中間転写ベルト5の周長測定の基準となる基準クロックを生成する。中間転写ベルト5の周回に伴って、光学式センサ30がトップマークMtを検知すると、光学式センサ30から第1の検知信号(HP信号Shp)がCPU101に入力される。その後、中間転写ベルト5が一周すると、光学式センサ30によって再びトップマークMtが検知されて、第2の検知信号(HP信号Shp)がCPU101に入力される。
CPU101は、1回目のHP信号Shpの立ち上がる最初の基準クロックCL1からカウントを開始し、2回目のHP信号Shpが入力される直前までの基準クロックの数Nをカウントする。これにより、中間転写ベルト5に沿った各位置がHP信号Shpからの基準クロックのカウント数(>N)に結びつけて把握され、カウント数Nと中間転写ベルト5の周回速度から、中間転写ベルト5の周長を基準クロックの分解能単位で測定できる。
実施例2では、中間転写ベルト5の反射情報分布のプロファイル測定を、トップマークMtを検知してから任意の時間に行う。トップマークMtの位置は中間転写ベルト5の一定の場所に固定されているため、反射情報分布のプロファイル測定開始のタイミングを決めておけば、毎回同じ場所をプロファイル測定できる。
図2を参照して図11に示すように、ステップS201〜S203の制御は、実施例1で説明したとおりである。
CPU101は、トップマークMtが光学式センサ30によって検知されたタイミング(S204)をサンプリング開始タイミングとする任意の領域で、0.1mm間隔でサンプリングを行う(S205)。実施例2では、サンプリング領域を5mmとして500データのサンプリングを行った。各サンプリングポイントにおいて受光素子40bが受光した反射光出力値は反射情報分布のプロファイルとしてRAM103に格納される(S206)。
CPU101は、交換検知を行うタイミングであるときに、トップマークMt検知タイミングを開始タイミングとして、0.1mm間隔で反射情報分布のプロファイルデータをサンプリングして、不揮発メモリ109に更新記録している。
CPU101は、不揮発メモリ109に前回測定のプロファイルデータが存在する場合(S207のYES)、今回測定の反射情報分布のプロファイルを、前回測定の反射情報分布のプロファイルに照合する(S208〜S210)。
具体的には、数式3を用いて、前回測定したプロファイルデータと今回測定したプロファイルデータとの差分絶対値の積算値を求める(S208)。
V前回測定(i):前回取得したプロファイルのポイントiにおける受光素子40bが受光した反射光出力値
V今回測定(i):今回取得したプロファイルのポイントiにおける受光素子40bが受光した反射光出力値
V今回測定(i):今回取得したプロファイルのポイントiにおける受光素子40bが受光した反射光出力値
図2を参照して図12に示すように、中間転写ベルト5を回転させ、光学センサ30がトップマークMtを検知したタイミングで、光学センサ40による中間転写ベルト5の反射光出力値を多数回測定した。中間転写ベルト5上の同じ場所で、測定を50回繰返した。この時、光学センサ40の反射光出力値のばらつきは最大0.5%となっているので、この値を元にして中間転写ユニットの交換を検知する判断基準を決定した。
実施例2では、光学センサ40の反射光出力値のばらつき±0.5%を考慮して、反射光出力値のばらつき±1%以上の場合の差分絶対値の積算値を中間転写ユニットの交換検知の判断基準値とした。
実施例1と同様、光学センサ40の出力レンジは0〜3.3Vとしてゲイン調整を行っている。計算では、図12に示す測定時における光学センサ40の出力平均値2.958Vを用いている。サンプリング領域50mmの500データにそれぞれ+1%の出力ばらつきを設定して数式3により演算した差分絶対値の積算値は、14.79となった。この結果から、実施例3では、差分絶対値の積算値が14.79より大きい場合を、中間転写ユニットの交換検知の判断基準値とした。
CPU101は、今回測定したプロファイルデータとの差分絶対値の積算値(S208)を判断基準値14.79に比較する(S209)。そして、判断基準値以下であれば(S209のNO)、前回と今回の中間転写ベルト5は同一物と判別される。しかし、積算値(S208)が判断基準値よりも大きい場合(S209のYES)、前回から今回までに中間転写ユニットの交換が行われて中間転写ベルト5が別物であると判別される。
<検証>
同一の中間転写ユニットを出し入れした場合と、異なる中間転写ユニットに交換した場合とで、実施例3の制御による反射情報分布のプロファイルの比較を行った。各条件における差分絶対値の積算値の演算結果を表2に示す。
同一の中間転写ユニットを出し入れした場合と、異なる中間転写ユニットに交換した場合とで、実施例3の制御による反射情報分布のプロファイルの比較を行った。各条件における差分絶対値の積算値の演算結果を表2に示す。
表2中、リファレンス出し入れは、取り外した中間転写ユニットを再び元通りにセットした場合である。異なる中間転写ユニットA、B、Cは、取り外した中間転写ユニットとは異なる他の中間転写ユニットA、B、Cに交換した場合である。
表2に示すように、リファレンス出し入れでは、判断基準値14.79よりも差分絶対値の積算値が小さいため、中間転写ベルトは同一の物と判別され、中間転写ユニットの交換は行われなかったという判断結果が得られた。
しかし、他の中間転写ユニットA、B、Cに交換した場合は、判断基準値14.79よりも差分絶対値の積算値が大きいため、リファレンスの中間転写ユニットから交換が行われたという判断結果が得られた。
実施例2では、検出タイミングを起点とする所定区間のみでサンプリングを行うため、実施例1に比較して、採取したデータ量が8050から400へと格段に少なくなり、演算負荷やメモリの使用量を削減できた。反射情報分布のプロファイル測定に要する時間も、中間転写ベルトの1周から、一定領域50mmに制限されるため、短縮できた。
実施例2の制御では、中間転写ユニットに不揮発メモリを設けることなく中間転写ユニットの交換を検知するので、画像形成装置を簡易且つ安価な構成で提供できる。新品の中間転写ユニットに交換した場合はもちろん、同一機種の画像形成装置間で中間転写ユニットを入れ替えた際にも、一次転写部や二次転写部の系のインピーダンス変化による高圧の出力条件のミスマッチを確実に回避できる。そして、操作パネルを通じて、不揮発メモリに記憶されている積算使用量情報の訂正をユーザーに促すことができる。
1Y、1M、1C、1K 感光ドラム
2Y、2M、2C、2K 帯電ローラ
3Y、3M、3C、3K 露光装置
4Y、4M、4C、4K 現像装置
5 像担持体(中間転写ベルト)
22 駆動ローラ
21 テンションローラ
23 対向ローラ
5Y、5M、5C、5K 一次転写ローラ
24 二次転写ローラ
7 定着装置
30、40 光学式センサ
2Y、2M、2C、2K 帯電ローラ
3Y、3M、3C、3K 露光装置
4Y、4M、4C、4K 現像装置
5 像担持体(中間転写ベルト)
22 駆動ローラ
21 テンションローラ
23 対向ローラ
5Y、5M、5C、5K 一次転写ローラ
24 二次転写ローラ
7 定着装置
30、40 光学式センサ
Claims (5)
- 中間転写体と、
前記中間転写体に担持させたトナー像の反射光を検出する光学式センサと、を備えた画像形成装置において、
非画像形成時に、前記光学式センサを用いて、前記中間転写体の回転方向に沿った反射情報分布を取得させる制御手段と、
過去に取得した前記反射情報分布が記録された記録手段と、を備え、
記録された反射情報分布と今回取得した反射情報分布とが対応しない場合に、前記中間転写体の交換に伴う制御が実行されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記中間転写体に固定して形成された固定指標を検出する指標検出手段を備え、
前記制御手段は、前記指標検出手段による前記固定指標の検出タイミングに応じた前記中間転写体の所定区間で前記反射情報分布を取得することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 記録材搬送体と、
前記記録材搬送体に担持させたトナー像の反射光を検出する光学式センサと、を備えた画像形成装置において、
非画像形成時に、前記光学式センサを用いて、前記記録材搬送体の回転方向に沿った反射情報分布を取得させる制御手段と、
過去に取得した前記反射情報分布が記録された記録手段と、を備え、
記録された反射情報分布と今回取得した反射情報分布とが対応しない場合に、前記記録材搬送体の交換に伴う制御が実行されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記記録された反射情報分布と前記今回取得した反射情報分布とが対応した場合に、前記記録された反射情報分布を置き換えて、前記今回取得した反射情報分布が前記記録手段に記録されることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の画像形成装置。
- 前記非画像形成時は、前記中間転写体の交換時に開かれる扉が閉じられた時及び電源投入時であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008183079A JP2010020249A (ja) | 2008-07-14 | 2008-07-14 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010020249A true JP2010020249A (ja) | 2010-01-28 |
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ID=41705182
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| Country | Link |
|---|---|
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013020127A (ja) * | 2011-07-12 | 2013-01-31 | Canon Inc | 画像形成装置 |
| EP2565717A2 (en) | 2011-08-31 | 2013-03-06 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image forming apparatus |
| JP2013205725A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
2008
- 2008-07-14 JP JP2008183079A patent/JP2010020249A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP2565717A2 (en) | 2011-08-31 | 2013-03-06 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image forming apparatus |
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