JP4289344B2 - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成システムに関する。
従来より、カラーレーザプリンタ等の画像形成装置の分野において、画像形成装置の状況に応じて色補正処理を行う技術が提供されている。例えば、特許文献1の技術では、このような色補正処理を画像形成装置にて行う構成が開示されている。
特開2000−253252公報
ところで、上記のように画像形成装置側で色補正処理を行うと、画像形成装置の負荷が大きくなるため、これを軽減すべくホストコンピュータ側で色補正処理を行う方法も考えられている。このようにホストコンピュータ側で色補正処理を行うようにすると、画像形成装置において色補正処理に起因する印刷処理速度の低下を抑制することができる。しかしながら、この構成の場合、ホストコンピュータにおいて必ずしも画像形成装置に適した色補正処理がなされるとは限らず、不適切な色補正処理が施された画像データに基づいて画像形成が行われてしまうという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいてなされたものであって、不適正な色補正処理が施された画像データによる画像形成を防止しうる構成を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、色補正処理に用いる色補正データを生成する生成手段と、前記色補正データ、及び、当該色補正データに対する識別情報をホストコンピュータに対して出力する出力手段と、前記生成手段によって生成された最新の色補正データに対する最新の識別情報を記憶する記憶手段と、前記ホストコンピュータにて前記色補正処理が施された画像データを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、前記色補正処理に用いられる色補正データに対する識別情報と、前記記憶手段に記憶された前記最新の識別情報とを比較することにより、当該色補正処理が適正であるか否か、前記色補正処理に用いる色補正データに基づきを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記色補正処理が適正でないと判断されたとき、前記画像データに基づく前記画像形成手段による画像形成を禁止する禁止手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記識別情報は、前記色補正データの生成元毎の固有情報であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記画像形成手段によって形成されたパッチの濃度を測定する測定手段を備え、前記生成手段は、前記測定手段による測定結果に基づいて前記色補正データを生成することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記判断手段によって前記色補正処理が適正でないと判断された際に報知を行う報知手段を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置において、記禁止手段による禁止を解除し、前記判断手段によって適正でないと判断された色補正処理が施された画像データを、前記画像形成手段によって画像形成させる解除手段を備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記判断手段は、前記ホストコンピュータによる前記色補正処理が施される前に、当該色補正処理が適正であるか否かを判断することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記判断手段によって前記色補正処理が適正でないと判断した場合、適正な色補正処理を行うための色補正データを前記ホストコンピュータに出力することを特徴とする。
請求項8の発明は、色補正処理を行う補正手段を備えたホストコンピュータと、前記色補正処理に用いる色補正データを生成する生成手段、前記色補正データ及び当該色補正データに対する識別情報を前記ホストコンピュータに対して出力する出力手段、前記生成手段によって生成された最新の色補正データに対する最新の識別情報を記憶する記憶手段、前記ホストコンピュータにて前記色補正処理が施された画像データを受信する受信手段、及び、前記受信手段によって受信した前記画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段を有する画像形成装置と、前記色補正処理に用いられる色補正データに対する識別情報と、前記記憶手段に記憶された前記最新の識別情報とを比較することにより、当該色補正処理が適正であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記色補正処理が適正でないと判断されたとき、前記画像データに基づく前記画像形成手段による画像形成を禁止する禁止手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8に記載の画像形成システムにおいて、前記判断手段は、前記ホストコンピュータによる前記色補正処理が施される前に、当該色補正処理が適正であるか否かを判断するように構成され、前記判断手段により前記色補正処理が適正でないと判断された場合に、前記色補正処理を禁止する補正禁止手段を備えたことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項8に記載の画像形成システムにおいて、前記判断手段は、前記ホストコンピュータによる前記色補正処理が施される後に、当該色補正処理が適正であるか否かを判断するように構成され、前記判断手段によって前記色補正処理が適正でないと判断された場合、前記画像形成装置から、適正な色補正処理を行うための色補正データが前記ホストコンピュータに対して出力されるようになっており、前記ホストコンピュータにおける前記補正手段は、前記適正な色補正処理を行うためのデータに基づいて前記色補正処理を行うことを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、ホストコンピュータでの色補正処理が適正でないと判断された場合、禁止手段によって画像形成が禁止されるため、不適正な色補正処理が施された画像データによる画像形成を効果的に防止できる。また、ホストコンピュータ側で色補正処理を行うための好適例となる。更に、最新でない色補正データによる不適正な色補正処理がなされた場合、その色補正処理に基づく不適正な画像形成を禁止できるようになる。また、ホストコンピュータ側で行われる色補正処理が最新の色補正データに基づくものであるか否かを画像形成装置側で正確に判断しうる構成を簡易に実現できる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、画像形成装置がネットワークを介して複数接続される環境下において、色補正処理がどの生成元の画像データに基づいてなされたかを特定できるようになる。従って、異なる画像形成装置において同一の識別情報が付されることがなく、その結果、判断手段による正確な判断が可能となる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、色補正処理を精度高く実行可能な好適例となる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、不適正な状況が生じていることをユーザに知らせることができ、迅速な対応を実現しやすくできる。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、不適正な状態であっても即座に画像形成することを望むユーザにとって都合のよい構成となる。
<請求項6の発明>
請求項6の発明によれば、不適正な色補正処理が行われようとしているか否かを色補正処理前に判断するので、無駄な処理に対して処理中止等の対処を採りやすくなる。
<請求項7の発明>
請求項7の発明によれば、色補正処理が適正でないと判断される場合、適正な色補正データがホストコンピュータ側に出力されるため、ホストコンピュータ側で無駄なく適切に対処できることとなる。
<請求項8の発明>
請求項8の発明によれば、ホストコンピュータでの色補正処理が適正でないと判断された場合、禁止手段によって画像形成が禁止されるため、不適正な色補正処理が施された画像データによる画像形成を効果的に防止できる。
<請求項9の発明>
請求項9の発明によれば、不適正な色補正処理が行われようとしているか否かが色補正処理前に判断され、不適正の場合には色補正処理が禁止される。従って、無駄な処理を効果的に省略できる構成となる。
<請求項10の発明>
請求項10の発明によれば、色補正処理が適正でないと判断される場合、適正な色補正データがホストコンピュータ側に出力され、その適正な色補正データに基づいてホストコンピュータ側で色補正処理がなされる。従って、色補正処理が適正でない事態が生じたとしても、無駄なく適切な対処がなされることとなる。
<実施形態1>
本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置およびそれを用いた画像形成システムの概要を表す外観図である。図1に示すように、画像形成システムSYでは、画像形成装置としての1台のカラーレーザプリンタ(以下、プリンタともいう)1に、ホストコンピュータとしてのパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)PCが、LAN,インターネット等のネットワークNWを介して複数台接続されている。先ず、プリンタ1の構成について説明する。
(全体構成)
図2は、プリンタ1の内部構成を表す概略断面図である。図2に例示するプリンタ1は、用紙搬送ベルト6を備えた記録エンジン7(記録エンジン7は画像形成手段に相当する)と、定着部8と、給紙部9と、スタッカー12と、制御部10とを備え、被記録媒体として用紙Pに、外部から入力される画像データに応じた4色の画像を形成する。
そして、トナー像形成部4は、4個の現像ユニット51Y,51M,51C,51Kと、これらの現像ユニット51Y,51M,51C,51Kに貯留されたイエロー,マゼンタ,シアン,及びブラックのトナーによる4つのトナー像形成工程毎に、感光体ドラム3と、その感光体ドラム3を一様に帯電させる帯電器31と、該帯電後の感光体ドラム3の表面をレーザ光で露光して画像データに応じた静電潜像を形成する露光ユニット41とを備えている。
以下、各構成要素の構成について詳しく説明する。なお、以下の説明において、色毎に区別する必要のある場合は各部の符号にY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の添え字を付し、区別する必要のない場合は添え字を省略する。
トナー像形成部4の感光体ドラム3は、略円筒形状の部材で構成され、4つがほぼ等間隔に水平方向に並んで、回動可能に配設されている。なお、感光体ドラム3の略円筒形状の部材は、例えば、アルミニウム製の基材上に、正帯電性の感光層が形成されたものが用いられる。そして、このアルミニウム製の基材は、プリンタ1のグランドラインに接地されている。
また、帯電器31は、いわゆるスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム3に対向して、その幅方向に延設される帯電ワイヤ32と、この帯電ワイヤ32を納めて感光体ドラム3側を開放したシールドケース33とで構成され、この帯電ワイヤ32に高電圧を印加することにより、感光体ドラム3の表面を正極性に帯電させる。また、シールドケース33は、上記感光体ドラム3側の開放部にグリッドを設けた構造となっており、このグリッドに規定の電圧を印加することにより感光体ドラム3の表面がほぼグリッド電圧と同電位に帯電される。
露光ユニット41は、感光体ドラム3の回転方向の帯電器31より下流側に配設され、外部より入力される画像データの1色分に応じたレーザー光を光源から出射し、感光体ドラム3の表面へ照射する。
露光ユニット41により、画像データに応じたレーザー光が感光体ドラム3の表面に照射されると、照射された部分の表面電位が低下することにより、感光体ドラム3の表面には、静電潜像が形成される。
また、現像ユニット51Y,51M,51C,51Kはそれぞれ、各色のトナーを収納する現像ユニットケース55に現像ローラ52を備えた構成を有し、感光体ドラム3の回転方向に対して露光ユニット41より下流側で現像ローラ52が感光体ドラム3に接するように配設される。そして、各現像ユニット51は、トナーを「+」(正極性)に帯電させ、均一な薄層として感光体ドラム3へ供給して、現像ローラ52と感光体ドラム3との接触部において、感光体ドラム3上に形成された「+」(正極性)の静電潜像に対して、「+」(正極性)に帯電したトナーを反転現像方式で担持させて上記静電潜像を現像する。
なお、現像ローラ52は、導電性シリコーンゴムなどを基材として円柱状に構成され、表面にフッ素を含有した樹脂、または、ゴム材のコート層が形成されている。また、現像ユニットケース55に収納されるトナーは、正帯電性の非磁性1成分トナーであり、現像ユニット51Y,51M,51C,51Kに応じて、それぞれイエロー,マゼンタ,シアン,及びブラックのトナーが収容されている。
また、給紙部9は、装置の最下部に設けられており、用紙Pを収容する収容トレイ91と、用紙Pを送り出すピックアップローラ92とから構成されている。そして、収容トレイ91に収容された用紙Pは、ピックアップローラ92により、給紙部9から1枚ずつ取り出され、搬送ローラ98,レジストローラ99を介して用紙搬送ベルト6に送られる。
用紙搬送ベルト6は、用紙Pを上面に担持した状態で、その用紙Pと一体に走行するように無端状に構成され、駆動ローラ62と従動ローラ63との間に架け渡されている。
また、各感光体ドラム3と対向する位置の近傍には、用紙搬送ベルト6を挟んで転写ローラ61がそれぞれ設けられている。そして、用紙搬送ベルト6は、駆動ローラ62の回動により、感光体ドラム3と対向する側の表面が、図2に矢印で示すように、図中右方向から図中左方向へ移動して、レジストローラ99から送られて来る用紙Pを、感光体ドラム3との間へ順番に搬送して定着部8へ送る。
駆動ローラ62上の用紙搬送ベルト6との対向位置には、濃度検知センサ111(濃度検知センサ111は測定手段に相当する)が設けられている。濃度検知センサ111は、赤外領域の光を発光する光源と、光源からの光を用紙搬送ベルト6上に照射するレンズと、その反射光を受光するフォトトランジスタから構成され、用紙搬送ベルト6上のトナー像の濃度を測定する。
用紙搬送ベルト6の駆動ローラ62で折り返した面の従動ローラ63寄りの位置には、クリーニングローラ105が設けられている。クリーニングローラ105は、用紙搬送ベルト6を挟んで対向する位置に設けられた金属製の電極ローラ104との間で所定のバイアスが印加されて、用紙搬送ベルト6に接触しながら回転するように配設される。このバイアスによって、用紙搬送ベルト6に付着したトナーがクリーニングローラ105によって除去される。
また、トナーをクリーニングローラ105から除去する金属製の回収ローラ106と、クリーニングローラ105から除去されたトナーを貯留しておく貯留ボックス108が設けられている。回収ローラ106には、ゴム製のクリーニングブレード107が当接しており、このクリーニングブレード107は、回収ローラ106に付着しているトナーを掻きとるように機能する。
クリーニングローラ105から貯留ボックス108に到る上記各構成は、図示しない筐体に収められており、この筐体は、ソレノイド等のアクチュエータによって上下動可能に構成され、これによりクリーニングローラ105が用紙搬送ベルト6に対し接近及び離間可能とされている。
転写ローラ61は、負電圧の電流源112により転写ローラ61と感光体ドラム3との間にトナーの帯電極性と逆極性の転写バイアスが印加されて、感光体ドラム3上に形成されたトナー像を用紙搬送ベルト6により搬送される用紙Pに転写するように構成されている。
また、定着部8は、加熱ローラ81と、加圧ローラ82とから構成され、トナー像が転写された用紙Pを、加熱ローラ81及び加圧ローラ82によって狭持搬送しながら加熱及び加圧することにより、トナー像を用紙Pに定着させる。
また、プリンタ1の上面にはスタッカー12が形成されている。このスタッカー12は、定着部8の排紙側に設けられており、定着部8から排出される用紙Pを収容する。また、制御部10は、後述のように周知のCPU10a(図4参照)を用いた制御装置などにより構成され、プリンタ1の動作全般の制御を行う。
以上のような構成の本実施の形態におけるプリンタ1での、用紙Pへの画像形成の動作は次のようになる。先ず、給紙部9からピックアップローラ92により用紙Pが1枚供給され、搬送ローラ98,レジストローラ99を介して用紙搬送ベルト6へ送られる。次に、図2中一番右側の感光体ドラム3の表面が、帯電器31により一様に帯電され、露光ユニット41により、イエロー色用の外部から入力された画像データに対応して露光されて、上記のように静電潜像が形成される。次に、この感光体ドラム3Yの表面に現像ユニット51Yにおいて正極性に帯電されたイエローのトナーが供給され、現像が行われる。そして、このようにして形成されたトナー像は、用紙搬送ベルト6により搬送される用紙Pの表面上に、転写バイアスが印加された転写ローラ61により転写される。
次に、用紙Pが、マゼンタ,シアン,及びブラック用それぞれの感光体ドラム3と対向する位置へ順番に搬送され、イエローのトナーと同様の手順で、トナー像が感光体ドラム3の表面に形成されて、転写ローラ61により用紙Pに重ね合わせて転写される。最後に、用紙P上に形成された4色のトナー像は、定着部8において用紙P上に定着され、スタッカー12上に排出される。
また、プリンタ1では、後述のようにキャリブレーションの実行が指示されると、パッチデータ991(図5参照)に基づき、記録エンジン7のトナー像形成部4により、例えば図3に例示するような測定用パッチ992(測定用パッチ992はパッチに相当する)が用紙搬送ベルト6上に形成される。この測定用パッチ992の形成時には、記録エンジン7の濃度検知センサ111によって、測定用パッチ992を構成する各色の濃度が測定される。
(制御系の構成)
次に、図4は、制御部10のハードウェア的な構成を表すブロック図である。図4に示すように、制御部10は、CPU10a,ROM10b,RAM10c,不揮発性メモリ10d,記録エンジンI/F10eを備えて構成されている。また、CPU10aは、記録エンジンI/F10eを介して記録エンジン7に接続され、各部へ駆動信号を送信したり、各種センサからの検出信号を受信したりしている。更に、CPU10aは、ネットワークNWを介してパソコンPCに接続されている。なお、パソコンPCは、CPU,ROM,RAM,ハードディスク装置等を備えた本体に、ディスプレイ,キーボード,マウス等を接続した周知の構成を有している。表示部11は、LCDパネル等の画像表示可能な手段によって構成されており、CPU10aに接続されている。
図5は、本実施の形態の画像形成システムのソフトウェア的な構成を表す制御ブロック図である。なお、図5では、制御部10に含まれない記録エンジン7、定着部8、用紙Pなどの要素については破線にて示している。また、パッチデータ991、測定濃度データ994、γテーブルデータ995などの各種データについては一点鎖線にて示している。
図5に示すように、パソコンPCは、キーボード,マウスなどからなる操作部701の操作(例えば表示画面に応じた操作)に応じてプリンタ1の制御部10にキャリブレーションの実行を指示するキャリブレーション指示部710と、プリンタ1で行われたキャリブレーション結果を読み込むキャリブレーション結果読み込み部720と、プリンタ1の制御部10に印刷を指示する印刷指示部730とを備えている。なお、パソコンPCでは、図示しないハードディスク装置に記憶されるプログラムと、CPU(図示略)とがこれらキャリブレーション指示部710、キャリブレーション結果読み込み部720、印刷指示部730としての機能を果たしておりこれら具体例については後述する。なお、パソコンPC内の図示しないCPUは、補正手段に相当している。
また、プリンタ1の制御部10は、キャリブレーションを実行して結果をパソコンPCに送信するキャリブレーション実行部810と、記録エンジン7を駆動して画像データに応じた画像を印刷する印刷実行部830とを備えている。キャリブレーション実行部810は、パッチデータ991を記録エンジン7に送り、それに基づいて形成された測定用パッチ992(図3)の濃度検知センサ111による濃度測定データ994を受信する。
そして、更に、キャリブレーション実行部810は、測定濃度データ994に基づきγテーブルデータ995を作成するγテーブル作成部811と、このγテーブルデータ995と対応する固有番号(キャリブレーション番号)を発生させる番号発生部813と、γテーブルデータ995と固有番号に係るキャリブレーション番号データ815とを対応付けて、キャリブレーションデータとしてPCに送信するデータ送信部817とを有している。
なお、プリンタ1では、ROM10b等に記憶されるプログラムと、CPU10aとがこれらキャリブレーション実行部810、印刷実行部830、γテーブル作成部811、番号発生部813、データ送信部817として機能しており、これら具体例については後述する。
更に、キャリブレーション実行部810には、キャリブレーションの実行が指示できるようにプリンタ1に設けられたスイッチパネル(SWパネル)820からの信号も入力可能となっている。
ここで、γテーブルデータ995の具体例を、図6に示す。γテーブルデータ995は、各色毎に256段階の濃度が設定された画像データを記録エンジン7の特性に応じた数値に変換するためのデータであり、当該γテーブルデータ995によって例えば図6に例示するように、各色毎に256個の数列が設定される。図6の例では、例えばブラック(Black)に対して設定された濃度が「0」であればそのまま「0」を、「1」であればそのまま「1」を、「2」であれば「1」を、「3」であれば「2」を、...といった具合にデータを変換することにより、記録エンジン7の特性に応じて所望の画像を印刷することが可能となる。データ送信部817は、このようなγテーブルデータ995を、キャリブレーション番号データ815と共に送信するように構成されている。
図5に戻って、パソコンPCのキャリブレーション結果読み込み部720は、制御部10から受信したγテーブルデータ995を、印刷指示部730によって使用可能となるように、ハードディスク装置等の記憶手段に保存する。印刷指示部730は、各種アプリケーションによって作成された画像データを256段階(8bit)の画像データに変換する画像処理部731と、その変換後の画像データを、更に上記保存されたγテーブルデータ995を用いて補正する256入力変換部732とを備えている。そして、256入力変換部732は、上記補正後の画像データをネットワークNWを介して制御部10へ送信するようになっている。本実施形態では、ハードディスク装置等の記憶手段に記憶された図示しないプログラムと、CPU(図示略)とがこれら画像処理部731及び256入力変換部732として機能しており、これら具体例については後述する。
プリンタ1において、制御部10の印刷実行部830は、上記送信された画像データに基づき、記録エンジン7及び定着部8を駆動して用紙Pにその画像データに対応した画像を印刷するようになっている。
(処理の流れ)
続いて、パソコンPC及び制御部10にて実行される処理を、フローチャートを用いて説明する。
図7は、制御部10にて実行されるキャリブレーション実行処理を例示するフローチャートである。このキャリブレーション実行処理を行うプログラムと、CPU10aとが、キャリブレーション実行部810(図5)として機能する。このキャリブレーション実行処理は、プリンタ1の電源投入後において短い時間間隔で定期的に実施される処理であり、当該処理が開始されると、まずS10にて、外部のパソコンPCからキャリブレーションの実行指示があったか否かが判断される。本実施形態では、パソコンPCの操作部701(図5)によりキャリブレーションの実行操作があった場合、キャリブレーション指示部710からプリンタ1に対してキャリブレーション実行コマンドが送信されるようになっている。ここでは、操作部701の操作に基づいて実行コマンドを送信するプログラムと、図示しないCPUとがキャリブレーション指示部710として機能しており、このようなキャリブレーション実行コマンドが送信された場合、S10にてYesに進みS12の処理に移る。
一方、外部からの上記指示がない場合は、S10にてNoに進み、続くS11にて、スイッチパネル820(図5)からキャリブレーションの実行指示があったか否かが判断される。スイッチパネル820からも上記指示がない場合、S11にてNoに進み、当該処理を終了する。一方、スイッチパネル820から指示があった場合、S11にてYesに進み、S12の処理に移る。即ち、本実施形態に係る構成では、外部(パソコンPC)またはスイッチパネル820からキャリブレーションの実行指示があった場合には、S12以降の処理を実施し、そうでない場合には当該処理を終了するようになっている。
図7のS12では、図5に示すように記録エンジン7がパッチデータ991に基づいて駆動されることにより測定用パッチ992(図3)が印刷され、続くS13では、濃度検知センサ111から送られた信号に基づき、測定用パッチ992を構成するブラックの各印刷濃度が測定される。更に、続くS14,S15、S16では、シアン,マゼンタ,イエローの各印刷濃度が同様に測定される。
続くS17では、上記測定された印刷濃度に基づき、ブラックのγテーブルデータ995が作成される。更に、続くS18,S19,S20では、シアン,マゼンタ,イエローのγテーブルデータ995が作成される。このγテーブルデータは、後述する色補正処理(S43:図9)に用いる色補正データに相当するものであり、CPU10aは、このような色補正データを生成する生成手段に相当する。
このようにして各色のγテーブルデータ995が作成されると、次いで、S21の処理に移り、図5の番号発生部813にて固有番号(固有番号は識別情報に相当する)を発生し、その固有番号を特定するキャリブレーション番号データ815(図5)を、不揮発性メモリ10d(不揮発性メモリ10dは、最新の識別情報を記憶する記憶手段に相当する)に保存する。ここでの固有番号は、当該プリンタ固有のプリンタ識別情報と、当該プリンタにおけるキャリブレーションの回数情報とが組み合わされてなるものである。例えば、プリンタ識別番号が「PRI100」といった識別情報であり、キャリブレーション回数情報が、当該プリンタにおける20回目のキャリブレーションかを示す「0020」といった番号である場合、固有番号は「PRI1000020」となる。このように固有番号は、γテーブルデータの生成元毎の固有情報となっており、プリンタがネットワークを介してホストコンピュータに複数接続される環境下において、後述する色補正処理がどの生成元の色補正データに基づいてなされたかを特定できるようになっている。さらに、固有番号は、プリンタ1における各γテーブルデータ毎の固有の情報となっており、複数のプリンタで同一の固有番号が重複して発生しないのは勿論のこと、同一のプリンタ内においても、同一の固有番号が重複して発生しないようになっている。
本実施形態では、キャリブレーションの実施回数をカウントし、そのカウント回数とプリンタ識別番号とを組み合わせるプログラム(図示略)と、CPU10aとが番号発生部813として機能している。そして、このような番号発生部813にて発生した固有番号を特定するキャリブレーション番号データ815は、S22にて、γテーブルデータと対応付けられてパソコンPCに送信される。本実施形態では、CPU10aが、色補正データをホストコンピュータに対して出力する出力手段に相当する。また、CPU10aが、γテーブルデータ995(色補正データ)の生成に応じて、このγテーブルデータ995に対する固有番号(識別情報)を決定する決定手段に相当する。
図8〜図9は、いずれもパソコンPCにて実行される処理を表している。
図8は、キャリブレーションデータ受信処理を例示するフローチャートであり、このキャリブレーションデータ受信処理の各ステップを実行するプログラムと、パゾコンPCのCPU(図示略)とが、上述の結果読み込み部720(図5)として機能する。
図8のキャリブレーションデータ受信処理は、所定期間ごとに定期的に実行されるようになっており、処理開始後、まずS31にて、キャリブレーションデータ(即ち、図5のγテーブルデータ995及びキャリブレーション番号データ815)の受信があるか否かを判断する。受信がない場合にはS31にてNoに進み、当該処理を終了する。受信がある場合にはS31にてYesに進み、まず、キャリブレーション番号データを保存し(S32)、次いでγテーブルデータをキャリブレーション番号データと対応付けて保存し、新たに使用可能にする(S33)。
図9は、印刷指令処理を例示するフローチャートである。この印刷指令処理の各ステップを実行するプログラムとパソコンPCのCPU(図示略)とが図5の印刷指示部730として機能している。
図9の印刷指令処理は短い時間間隔で定期的に実行される処理であり、当該処理が開始されると、まずS41にてユーザから印刷指令があったか否かを判断する。印刷指令がない場合にはS41にてNoに進み当該処理を終了する。印刷指令があった場合には、S41にてYesに進み、S42にて画像処理が実行され、アプリケーションによって作成されたデータが256段階(8bit)の画像データに変換される。続くS43は色補正処理に相当するものであり、その変換後の画像データについて、更に上記S33にて記憶されたγテーブルデータを用いて色補正を行う。すなわち、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラック)の各色に対して256段階の濃度に設定されたデータが、各色に対応したγテーブルデータ995を用いて変換される。続くS44では、上記変換後の画像データ(256段階の多値データ)がドットを打つ/打たないに応じた2値データに更に変換される。そして、画像データの送信に先立ち、S45にて、S43での色補正処理に用いたγテーブルデータに対応したキャリブレーション番号データをプリンタ1に送信する。その後、S46にて画像データをプリンタ1に向けて送信し、処理が終了する。なお、本実施形態に係る構成では、上記のようにホストコンピュータたるパソコンPC側で色補正処理が実行されるためプリンタ1の負荷軽減が図られている。
本実施の形態の画像形成システムでは、図7に示すキャリブレーション実行処理が行われる度に、新たに得られたγテーブルデータ995がパソコンPCに自動的に送信され(S22:図7)、しかも、パソコンPCではそのγテーブルデータ995が256入力変換部732にて利用可能となるように記憶される(S33:図8)。そして、このように記憶されたγテーブルデータ995は、新たなγテーブルデータ995が受信される度に、更新される(S33:図8)。
なお、プリンタ1からキャリブレーションデータが自動的に送信されるパソコンは、当該プリンタ1にLAN等を介して接続される全てのパソコンであってもよく、プリンタ1にて予め登録されたパソコンであってもよい。また、本実施形態では、図7のS22に示すように、プリンタ1でのキャリブレーション実行処理の実施に伴い、キャリブレーションデータがパソコンPCに自動的に送信されるようにしているが、S22の処理を省略し、パソコンPCから要求があった場合にプリンタ1からパソコンPCへとキャリブレーションデータが送信されるようにしてもよい。いずれにしても、プリンタ1からパソコンPCへとキャリブレーションデータが送信されることに基づいて、パソコンPCにてγテーブルデータ995がキャリブレーション番号データと対応付けられた状態で利用可能に記憶されることとなる。
次に、印刷処理について説明する。
まず図5を参照して印刷処理の概要を説明すると、本実施形態に係るプリンタ1は、パソコンPCにて色補正処理が施された画像データを受信し、上述の印刷実行部830が画像データに基づき、記録エンジン7及び定着部8を駆動して用紙Pにその画像データに対応した画像を印刷するようになっている。その一方で、不揮発性メモリ10dに記憶される最新のキャリブレーション番号データ815と、画像データと対応する受信キャリブレーション番号データ831とを比較部833にて比較し、パソコンPCにて行われる色補正処理が適正であるか否かを判断するようにしている。即ち、送信されてきた画像データに係る色補正処理が最新のγテーブルデータ(色補正データ)995によるものであるか否かに基づいて、色補正処理が適正であるか否かを判断している。なお、後述のS53の処理(図10参照)とCPU10a(図4)とが上記の比較部833として機能している。
そして、パソコンPCにて行われる色補正処理が適正でないと判断されたとき(即ち、最新でないγテーブルデータによる不適正な色補正処理がなされた場合)、エラー表示を行い、その色補正処理に係る画像データに基づく画像形成を禁止するように構成されている。なお、本実施形態では、CPU10aが受信手段、判断手段、禁止手段に相当している。
次に、図10を参照し、上記の印刷処理について具体的に説明する。
図10は印刷処理を例示するフローチャートである。本実施形態に係る印刷処理は、短い時間間隔で定期的に実施されるようになっており、当該処理が開始されると、まず、S51にてパソコンPCから印刷指令があったか否かを判断する。印刷指令がない場合には、S51にてNoに進み当該処理を終了する。印刷指令があった場合には、S51にてYesに進み、S52にてパソコンPCから送信されるキャリブレーション番号データを受信する。次いで、受信したキャリブレーション番号データ(受信キャリブレーション番号データ831)が、プリンタ内部のデータ、即ち不揮発性メモリ10dに記憶される最新のキャリブレーション番号データ815と等しいか否かをS53にて判断する。
そして、受信したキャリブレーション番号データが最新のキャリブレーション番号データと等しい場合には、S53にてYesに進み、S56の処理に移る。一方、受信したキャリブレーション番号データが最新のキャリブレーション番号データと等しくない場合、S53にてNoに進み、S54にて表示部11(図4)によるエラー表示を行う。エラー表示は、例えば表示部11に「キャリブレーションデータが適切ではありません」等の、色補正処理が適正でない旨を直接又は間接的に伝えるコメント情報を表示するように行うことができる。このように、本実施形態では、色補正処理が適正でないと判断された際に報知を行うようにしているため、不適正な状況が生じていることをユーザが把握しやすく、迅速な対応を行いやすくなっている。なお、本実施形態では、表示部11が報知手段に相当しているが、この例に限らず、例えばブザー等の音声手段によって報知を行ってもよく、ホストコンピュータたるパソコンPCにエラー情報を出力して報知を行うようにしてもよい。
S54にてエラー表示を行った後には、印刷を続行するか否かを問い合わせる情報を表示部11に表示する。ここでは、「そのまま印刷を実行しますか?」などといったユーザに選択を促すコメント情報が表示部11に表示されるようになっており、その表示後、所定期間情報が入力されない場合、或いは、ユーザから印刷中止を指示する情報が入力された場合、S55にてNoに進み、S58にて取得した画像データを消去する処理を実施する。一方、S55においてユーザから印刷続行を指示する情報が入力された場合には、S55にてYesに進む。そしてこのようにS55にてYesに進む場合、或いは上述のようにS53にてYesに進む場合には、S56にて画像データを受信し、S57にて印刷を実施することとなる。
本構成では、S54のエラー表示後、印刷を続行するか否かを問い合わせる情報が表示部11に表示されることで、画像形成が一旦禁止されるようになっているが、図10のS56及びS57に示すように、上記画像形成の禁止を解除して、不適正な色補正処理が施された画像データを、記録エンジン7によって画像形成させる解除機能を有している。従って、不適正な状態であっても即座に画像形成することを望むユーザにとって都合のよい構成となっている。なお、ここではCPU10aが解除手段に相当している。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2について、図11ないし図13を参照して説明する。なお、本実施形態は、図1ないし図4及び図6ないし図8については実施形態1と同一である。また、図5のソフトウエア的構成については、比較部833に相当するものが制御部10側に設けられずにパソコンPC側に設けられる点、受信キャリブレーション番号データ831がプリンタ1側に送信されない点が異なっているがそれ以外の構成は図5と同一である。従って、同一の部分については説明を省略することとする。一方、印刷指令処理及び印刷処理は、実施形態1と異なっており、図11、図13のような処理がなされるようになっている。
本実施形態では、ホストコンピュータたるパソコンPCによる色補正処理(S106の処理:図11)が施される前に、当該色補正処理が適正であるか否かを判断し、色補正処理が適正でないと判断された場合に、色補正処理を禁止するようにしている。なお、本実施形態に係る電気的構成は上述したように図4に示すものと同様であり、パソコンPC内のCPU(図示略)が判断手段、補正手段、補正禁止手段に相当している。
図11に示すように、本実施形態に係る印刷指令処理では、まずS101にてユーザから印刷指令があったか否かを判断する。印刷指令がない場合にはS101にてNoに進み当該処理を終了する。印刷指令があった場合には、S101にてYesに進み、プリンタ1(図1、図2等参照)に対してキャリブレーション番号データを要求する。プリンタ1では、図5と同様に、不揮発性メモリ10dにおいて最新のキャリブレーション番号データ815が記憶されており、図12に示すキャリブレーション番号送信処理により、この最新のキャリブレーション番号データが815がパソコンPCに送信されることとなる。このキャリブレーション番号送信処理は、図12に示すように、プリンタ1内において、短い時間間隔で定期的に実行される処理であり、当該処理が実行されると、まずS121にてパソコンPCからキャリブレーション番号データの送信要求があったか否かを判断する。図11のS102が実行され送信要求がなされている場合、S121にてYesに進み、S122にて、パソコンPCに対し不揮発性メモリ10dに記憶される最新のキャリブレーション番号データ815を送信する。一方、送信要求がなされていない場合には、S121にてNoに進み当該処理を終了する。
図12のS122にてキャリブレーション番号データ送信処理がなされた場合、図11のS103の処理において当該キャリブレーション番号データを受信する。そして、S104にてその受信したキャリブレーション番号データが、パソコンPC内に記憶されるキャリブレーション番号データと等しいか否かを判断する。キャリブレーション番号データが等しくない場合にはS104にてNoに進み、パソコンPCの画面上にS54(図10)と同様のエラー表示を行う(S109)。
一方、S104にてキャリブレーション番号データが等しいと判断された場合、S105にて画像処理が実行され、アプリケーションによって作成されたデータが256段階(8bit)の画像データに変換される。続くS106は色補正処理に相当するものであり、その変換後の画像データについて、更に上記S33にて記憶されたγテーブルデータを用いて色補正を行う。この処理は上述のS43(図9)と同様であり、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラック)の各色に対して256段階の濃度に設定されたデータが、各色に対応したγテーブルデータ995を用いて変換される。続くS107では、上記変換後の画像データ(256段階の多値データ)がドットを打つ/打たないに応じた2値データに更に変換される。そして、S108にて画像データをプリンタ1に向けて送信し、処理が終了する。プリンタ1では、この画像データを取得して図13のような印刷処理を実施する。この印刷処理は、短い時間間隔で定期的に実施される処理であり、パソコンPCから印刷指令があった場合、S131にてYesに進み、S132にて画像データを受信し、S133にて印刷を行うようになっている。なお、パソコンPCから印刷指令がない場合にはS131にてNoに進み当該処理を終了する。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3について、図14及び図15を参照して説明する。
なお、本実施形態は、図1ないし図8については実施形態1と同一である。また、印刷指令処理及び印刷処理は、実施形態1と異なっており、図14、図15のような処理がなされるようになっている。
本実施形態では、プリンタ1にて色補正処理が適正でないと判断した場合、適正な色補正処理を行うためのデータをパソコンPC側に出力するようになっている。即ち、色補正処理が適正でないと判断される場合、適正なγテーブルデータ995がパソコンPC側に出力され、パソコンPC側で無駄なく適切に対処できるようになっている。
図14に示す印刷指令処理は、短い時間間隔で定期的に実施される処理であり、まずS201にてユーザから印刷指令があったか否かを判断する。印刷指令がない場合にはS201にてNoに進み当該処理を終了する。印刷指令があった場合には、S201にてYesに進み、S202にて画像処理が実行され、アプリケーションによって作成されたデータが256段階(8bit)の画像データに変換される。続くS203は色補正処理に相当するものであり、その変換後の画像データについて、更に上記S33にて記憶されたγテーブルデータを用いて色補正を行う。この処理は上述のS43(図9)と同様であり、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラック)の各色に対して256段階の濃度に設定されたデータが、各色に対応したγテーブルデータ995を用いて変換される。続くS204では、上記変換後の画像データ(256段階の多値データ)がドットを打つ/打たないに応じた2値データに更に変換される。その後、S205にて用いたγテーブルデータに対応するキャリブレーション番号データをプリンタ1に送信し、次いでS206にて画像データを送信する。画像データが終了した後は、S207の処理に移る。S207は、プリンタ1からの返答を待つ待機処理である。
図15は、本実施形態に係る印刷処理を例示している。この印刷処理も、短い時間間隔で定期的に実施されるようになっており、当該処理が開始されると、まず、S220にてパソコンPCから印刷指令があったか否かを判断する。印刷指令がない場合には、S220にてNoに進み当該処理を終了する。印刷指令があった場合には、S220にてYesに進み、パソコンPCから送信されるキャリブレーション番号データを受信する(S221)。次いで、受信したキャリブレーション番号データ(受信キャリブレーション番号データ831(図5))が、プリンタ内部のデータ、即ち不揮発性メモリ10dに記憶される最新のキャリブレーション番号データ815と等しいか否かをS222にて判断する。
そして、受信したキャリブレーション番号データが最新のキャリブレーション番号データと等しい場合には、S222にてYesに進み、S223にて画像データを受信し、S224にて印刷を実施する。さらに印刷の実施後に、パソコンPCに対し、当該パソコンPCでの色補正処理に用いた色補正データが正常である旨の情報(具体的にはγテーブルデータが最新である旨の情報)を送信する(S225)。
一方、受信したキャリブレーション番号データが最新のキャリブレーション番号データと等しくない場合、S222にてNoに進み、S226にて取得した画像データを消去する。そして、パソコンPCに対し、当該パソコンPCでの色補正処理に用いた色補正データが異常である旨の情報(具体的にはγテーブルデータが最新でない旨の情報)を送信する(S227)。
図14に戻り、S225の情報或いはS227の情報がプリンタ1から送られてきた場合、S207にてYesに進み、その送られてきた情報に基づいて色補正処理が適正であったか否かを判断する。色補正処理が適正であった場合、即ち、最新のγテーブルデータに基づいて色補正処理がなされていた場合(S225の処理による情報を取得した場合)、S208にてYesに進み、当該処理を終了する。一方、色補正処理が適正でなかった合、即ち、最新ではないγテーブルデータに基づいて色補正処理がなされた場合(S227の処理による情報を取得した場合)、S208にてNoに進み、パソコンPCの画面上にてユーザに対し最新のキャリブレーションデータ(γテーブルデータ及びキャリブレーション番号データ)を取り直すことを促す表示を行う(S209)。これに対し、取り直す旨の指示情報が入力された場合、S210にてYesに進み、最新のキャリブレーションデータを取り直す処理を行う(S211)。一方、S210にて取り直す旨の指示情報が入力されなかった場合、或いは一定期間情報入力が無かった場合、S210にてNoに進み当該処理を終了することとなる。
なお、実施形態3では、「適正な色補正処理を行うためのデータ」として、プリンタ1の不揮発性メモリ10dに記憶される最新のγテーブルデータを例示しているが、「適正な色補正処理を行うためのデータ」として新たなγテーブルデータをプリンタ1にて生成し、これをパソコンPCに出力する構成であってもよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、画像形成装置の例としてレーザプリンタを挙げたが、本発明は、インクジェットプリンタ等の他種のプリンタ、ファクシミリ装置、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能などを備えた複合機等の各種画像形成装置に適用できる。
(2)上記実施形態では、画像形成装置からホストコンピュータに送信する色補正データとしてγテーブルデータを例示したが、γテーブルデータを生成する基礎となる上述の測定濃度データなどあってもよい。この場合、画像形成装置から送信される測定濃度データに基づいてホストコンピュータ側でγテーブルデータを生成するようにすればよい。また、色補正データを生成する生成手段についても、上記実施形態のようにγテーブルデータを生成する手段によって構成してもよく、濃度パッチを検出して測定濃度データを生成する手段によって構成してもよい。
(3)上記実施形態では、「識別情報」が、画像形成装置で生成される例を示したが、ホストコンピュータ側で生成されるものであってもよい。例えば、画像形成装置から色補正データ(例えば上述のγテーブルデータ)を取得した日時をホストコンピュータにおいて識別情報として記憶し、印刷の際にホストコンピュータから画像データと対応付けて取得した日時を画像形成装置に送信するようにする。そして、プリンタ側で、「ホストコンピュータが色補正データを取得した日時」と、「当該プリンタにおける色補正データの最新更新日」とを比較することにより色補正処理が最新の色補正データに基づくものであるか否かを判断するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、特許請求の範囲でいう判断手段、禁止手段が画像形成装置側に設けられた例を示したが、これら判断手段、禁止手段はホストコンピュータ側に設けられていてもよい。例えば、パソコンPCでの色補正処理後(又は色補正処理前)、パソコンPCから画像形成装置に対し問い合わせを行い、当該色補正処理が最新の色補正データに基づくものか否かをパソコンPC側で判断し、最新でない場合には画像データを画像形成装置に送信しない等(例えばエラー信号を送信するなど)の処理を行うようにしてもよい。
本発明の実施形態1に係る画像形成システムの概要を表す外観図 図1の画像形成システムで使用されるプリンタの内部構成を例示する概略断面図 図2のプリンタにより形成される測定用パッチを例示する説明図 画像形成システムの電気的構成を例示するブロック図 画像形成システムのソフト的な構成を表す制御ブロック図 γテーブルデータによって構成されるγテーブルの具体例について概念的に説明する説明図 プリンタにて実行されるキャリブレーション実行処理を例示するフローチャート パソコンにて実行されるキャリブレーションデータ受信処理を例示するフローチャート パソコンにて実行される印刷指示処理を例示するフローチャート プリンタにて実行される印刷処理を例示するフローチャート 実施形態2に係る印刷指令処理を例示するフローチャート 実施形態2に係るキャリブレーション番号送信処理を例示するフローチャート 実施形態2に係る印刷処理を例示するフローチャート 実施形態3に係る印刷指令処理を例示するフローチャート 実施形態3に係る印刷処理を例示するフローチャート
1...カラーレーザプリンタ(画像形成装置)
7...記録エンジン(画像形成手段)
10a...CPU(受信手段、判断手段、禁止手段、生成手段、出力手段、決定手段、解除手段)
10d...不揮発性メモリ(記憶手段)
11...表示部(報知手段)
111...濃度検知センサ(測定手段)
992...測定用パッチ(パッチ)
995...γテーブルデータ(色補正データ)
PC...パソコン(ホストコンピュータ)
SY...画像形成システム

Claims (10)

  1. 色補正処理に用いる色補正データを生成する生成手段と、
    前記色補正データ、及び、当該色補正データに対する識別情報をホストコンピュータに対して出力する出力手段と、
    前記生成手段によって生成された最新の色補正データに対する最新の識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記ホストコンピュータにて前記色補正処理が施された画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した前記画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、
    前記色補正処理に用いられる色補正データに対する識別情報と、前記記憶手段に記憶された前記最新の識別情報とを比較することにより、当該色補正処理が適正であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記色補正処理が適正でないと判断されたとき、前記画像データに基づく前記画像形成手段による画像形成を禁止する禁止手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記識別情報は、前記色補正データの生成元毎の固有情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成手段によって形成されたパッチの濃度を測定する測定手段を備え、
    前記生成手段は、前記測定手段による測定結果に基づいて前記色補正データを生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記判断手段によって前記色補正処理が適正でないと判断された際に報知を行う報知手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記禁止手段による禁止を解除し、前記判断手段によって適正でないと判断された色補正処理が施された画像データを、前記画像形成手段によって画像形成させる解除手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記判断手段は、前記ホストコンピュータによる前記色補正処理が施される前に、当該色補正処理が適正であるか否かを判断することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記判断手段によって前記色補正処理が適正でないと判断した場合、適正な色補正処理を行うための色補正データを前記ホストコンピュータに出力することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 色補正処理を行う補正手段を備えたホストコンピュータと、
    前記色補正処理に用いる色補正データを生成する生成手段、前記色補正データ及び当該色補正データに対する識別情報を前記ホストコンピュータに対して出力する出力手段、前記生成手段によって生成された最新の色補正データに対する最新の識別情報を記憶する記憶手段、前記ホストコンピュータにて前記色補正処理が施された画像データを受信する受信手段、及び、前記受信手段によって受信した前記画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段を有する画像形成装置と、
    前記色補正処理に用いられる色補正データに対する識別情報と、前記記憶手段に記憶された前記最新の識別情報とを比較することにより、当該色補正処理が適正であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記色補正処理が適正でないと判断されたとき、前記画像データに基づく前記画像形成手段による画像形成を禁止する禁止手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  9. 前記判断手段は、前記ホストコンピュータによる前記色補正処理が施される前に、当該色補正処理が適正であるか否かを判断するように構成され、
    前記判断手段により前記色補正処理が適正でないと判断された場合に、前記色補正処理を禁止する補正禁止手段を備えたことを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 前記判断手段は、前記ホストコンピュータによる前記色補正処理が施される後に、当該色補正処理が適正であるか否かを判断するように構成され、
    前記判断手段によって前記色補正処理が適正でないと判断された場合、前記画像形成装置から、適正な色補正処理を行うための色補正データが前記ホストコンピュータに対して出力されるようになっており、
    前記ホストコンピュータにおける前記補正手段は、前記適正な色補正処理を行うためのデータに基づいて前記色補正処理を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像形成システム。
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