JP2010020203A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】転写後に感光体2に残留する転写残りトナーと外添剤を、バイアスが印加された第1ブラシローラ3aで帯電状態にする第1の帯電工程と、第1の帯電工程により帯電された転写残りトナーと外添剤を、これらを引き寄せるバイアスが印加された第2ブラシローラ4aに引き寄せる第1の除去工程と、第2ブラシローラ4aで除去されない転写残りトナーと外添剤を、コロナ帯電器5でトナーの極性と逆の極性に帯電する第2の帯電工程と、第2の帯電工程で帯電された転写残りトナーと外添剤を、感光体2の2周目に第1ブラシローラ3aおよび第2ブラシローラ4aの少なくとも一方に引き寄せる第2の除去工程とを少なくとも備える像担持体のクリーニング方法。
【選択図】 図1
Description
はコロナ帯電器でトナーの極性と逆の極性に帯電され、像担持体の2周目の回転でローラ帯電器およびクリーニング部材の少なくとも一方に引き寄せられて除去される。これにより、転写残りトナーと外添剤を像担持体から確実に除去することが可能となる。
図1は、本発明にかかる像担持体のクリーニング方法を行う画像形成装置の実施の形態の一例を模式的にかつ部分的に示す図である。
この例の画像形成装置1においては、負帯電トナーを用いて画像形成が行われる。もちろん、正帯電トナーを用いて画像形成を行うこともできる。以下の説明では、画像形成装置1は負帯電トナーを用いるものとして説明するが、正帯電トナーを用いる場合には、以下の説明の各部材の帯電の電位を逆極性とすればよい。また、トナーは、トナー母粒子とこのトナー母粒子に外添される外添剤とを有しているが、以下の説明では、トナー母粒子を単にトナーという。
後の感光体2の表面がローラ帯電バイアスV1(V)と同極性の比較的強い電位に帯電される。また、感光体2の表面に残留する転写残りトナーとこのトナーから遊離した外添剤は、それらの帯電極性が正負不揃いである(負帯電トナーを用いているので、ほとんどの転写残りトナーと外添剤は0V(未帯電)または正帯電である)。しかし、これらの転写残りトナーおよび外添剤のうち、ローラ帯電バイアスV1(V)と逆極性に比較的強く帯電されている転写残りトナーおよび外添剤は、第1ブラシローラ3aに静電気的に引き寄せられてブラシ毛3bに付着する。
なお、ローラ帯電器3には、ブラシローラ3a以外に、帯電ゴムローラ等の他のローラ帯電器を用いることができる。
V)が印加される。これにより、コロナ帯電器5はトナーと逆極性(正極性)のコロナ放電で感光体2が正極性(トナーと逆極性)に帯電されることで、感光体2の表面の電位が下げられて均され、感光体表面電位が画像形成時に設定される電位に設定される。このとき、第2ブラシローラ4aを通過した転写残りトナーおよび外添剤も正極性に帯電される。
画像形成装置1の画像形成動作が開始されると、感光体2が回転され、コロナ帯電器5によって感光体2の表面が画像形成時に設定される負極性電位に一様に帯電される。次いで、露光装置6によって感光体2の表面が露光されて像の書込みが行われ、感光体2上に負極性電位が低下した静電潜像が形成される。この感光体2上の静電潜像が現像装置7からの負帯電トナーによって非接触現像され、感光体2上にトナー像が形成される。感光体2上のトナー像は、転写装置8による転写工程で紙等の転写材や中間転写媒体等の転写媒体9に転写される。従来の画像形成装置と同様に、転写媒体9が紙等の転写材である場合には、図示しない定着装置によって定着されて転写材に定着画像が形成される。また、転写媒体9が中間転写媒体である場合には、中間転写媒体上に転写されたトナー像が第2の転写装置(不図示)によって更に転写材に転写された後、前述と同様に定着装置によって定着されて転写材に定着画像が形成される。
れた新たな遊離外添剤、転写残りトナーと外添剤正極性に帯電された転写残りトナーと外添剤など、正負極性のいずれかに帯電されたトナーおよび外添剤と未帯電のトナーおよび外添剤とが混在するようになる。これらのトナーおよび外添剤は、転写装置8の方へ移動する。そして、負帯電のトナー像は転写装置8によって転写媒体9に転写される。しかし、正極性に帯電された転写残りトナーと外添剤、未帯電のトナーと外添剤は転写媒体9に転写されず、転写後に新たに残留する転写残りトナーと外添剤とともにローラ帯電器3の方へ移動する。そして、正極性に帯電された転写残りトナーと外添剤はローラ帯電器3の第1ブラシローラ3aに引き寄せられる(第2の除去工程)。このようにして、転写後に感光体2に残留する転写残りトナーと外添剤は1周目に除去されなくても、感光体2の2周目に確実に除去されるようになる。したがって、転写残りトナーと外添剤が長期にわたって感光体2に滞留し続けて蓄積することは防止される。
まず、実施例1について表1に示す。
感光体2上に未帯電トナーと外添剤が存在するようになる。
次に、実施例2について表2に示す。
れらの転写残りトナーと外添剤が第2ブラシローラ4aに来ると、正極性に帯電された転写残りトナーと外添剤が、前述のクリーニングバイアスVbr2(V)が印加された第2ブラシローラ4aに引き寄せられ、感光体2から除去される(第1の除去工程)。
Claims (7)
- 転写後に像担持体に残留する転写残りトナーと外添剤を、バイアスが印加されたローラ帯電器で帯電状態にする第1の帯電工程と、
前記第1の帯電工程により帯電された転写残りトナーと外添剤を、これらを引き寄せるバイアスが印加されたクリーニング部材に引き寄せる第1の除去工程と、
前記クリーニング部材で除去されない転写残りトナーと外添剤を、コロナ帯電器でトナーの極性と逆の極性に帯電する第2の帯電工程と、
第2の帯電工程で帯電された転写残りトナーと外添剤を、前記像担持体の2周目に前記ローラ帯電器および前記クリーニング部材の少なくとも一方に引き寄せる第2の除去工程と、
を少なくとも備えることを特徴とする像担持体のクリーニング方法。 - 前記ローラ帯電器に印加するバイアスの極性が正負のいずれか一方であることを特徴とする請求項1に記載の像担持体のクリーニング方法。
- 回転可能に設けられかつ潜像が形成される像担持体と、
前記像担持体に潜像を書き込む露光装置と、
前記像担持体の潜像を、所定の極性に帯電されかつ外添剤が外添されたトナーで非接触現像する非接触現像装置と、
前記像担持体上の現像されたトナー像を転写媒体に転写する転写装置と、
バイアスが印加されて、転写後に前記像担持体に残留する転写残りトナーおよび外添剤を、帯電状態にするローラ帯電器と、
前記ローラ帯電器により帯電された転写残りトナーおよび外添剤を引き寄せるバイアスが印加されて、これらの転写残りトナーおよび外添剤を引き寄せるクリーニング部材と、
前記クリーニング部材で除去されない転写残りトナーと外添剤を、前記トナーの極性と逆の極性に帯電するコロナ帯電器と、
を少なくとも備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記ローラ帯電器は第1のブラシローラであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記クリーニング部材は第2のブラシローラであることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
- 前記トナーの体積平均粒径が5μm以下であることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1に記載の画像形成装置。
- 前記トナーの円形度が0.96以上であることを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1に記載の画像形成装置。
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