JP2009116233A - 画像形成装置および画像形成装置における像担持体の帯電方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】転写後に感光体2に付着する残留トナーや放線生成物等の異物が第1帯電部材8により、異物の帯電位と同極性のバイアスで帯電される。第1帯電部材8で帯電された感光体2上の異物が、トナーの帯電位と逆極性のバイアスが印加される第2帯電部材9により捕集される。第2帯電部材9により捕集された異物は、バイアスが印加される回収ローラ10により回収される。このとき、回収ローラ10に印加されるバイアスを制御することにより、回収ローラ10の通過後の第2帯電部材9には少なくとも研磨機能を有する一定量の外添剤が付着される。この外添剤が付着された第2帯電部材9で感光体2が帯電され、かつ感光体に堆積した異物が掻き削られる。
【選択図】 図1
Description
画像形成ユニット寿命情報としては、例えば像担持体寿命情報およびトナーカートリッジ情報等がある。また、像担持体寿命情報としては、例えば画像形成ユニットにおける印字枚数の情報等がある。すなわち、印字枚数が多くなってくると例えばブラシ毛のへたり等の第2帯電部材の経年劣化によりクリーニング性および帯電性が劣ってくる。このため、印字枚数が予め設定された設定印字枚数以上多くなってきたときは、回収ローラのバイアスは高めに設定するようにする。逆に、印字枚数が設定印字枚数より少ないときは、回収ローラのバイアスは低めに設定するようにする。このように画像形成ユニットにおける印字枚数の情報に基づいて回収ローラのバイアスを制御することにより、研磨機能を有するある一定量の外添剤が第2帯電部材に付着する。
図1は、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の一例を模式的にかつ部分的に示す図である。
また、第2帯電部材9も同様に帯電ブラシ部材であるブラシローラからなり、感光体2を帯電するものである。また、この第2帯電部材9はトナーの帯電位と逆極性のバイアス(直流電圧)が印加されることで、第1帯電部材8で帯電された感光体2上の転写残りトナーをブラシ毛9aで捕集するようになっている。
図3に示すように、画像形成装置1は、回収ローラ10のバイアス制御を行う回収ローラバイアス制御装置12を備えている。この回収ローラバイアス制御装置12は、印字濃度の判定装置13からの、これまでの印字において累積した印字濃度の判定データに基づいて回収ローラ10へのバイアスを設定する。そして、回収ローラバイアス制御装置12は、設定したバイアスとなるように回収ローラ10へバイアスを印加するバイアス印加装置14を制御する。バイアス印加装置14は、回収ローラバイアス制御装置12が設定したバイアスを回収ローラ10に印加する。
ある一定量の外添剤を第2帯電部材9に付着させるための、回収ローラ10のバイアス制御の一例について説明する。
更に、回収ローラクリーニングブレード11は、回収された回収ローラ10上の転写残りトナーを回収ローラ10から除去して回収ローラ10をクリーニングするようになっている。
現像装置5はトナー母粒子に少なくとも帯電補助機能および研磨機能をそれぞれ有する外添剤が添加されたトナーを用いている。その場合、トナー母粒子には、例えばポリエステルやスチレンアクリル等の従来公知のトナー物質を用いることができる。また、帯電補助機能を有する外添剤にも、例えばシリカやチタニア等の従来公知の帯電制御剤を用いることができる。更に、研磨機能を有する外添剤には、例えば酸化セリウム、チタン酸ストロンチウム、あるいはアルミナ等の従来公知の外添剤を用いることができる。その場合、研磨機能を有する外添剤の粒子は、例えば図5(a)に示すように角張ったキュービック状の形状、図5(b)に示すように針状の形状、あるいは図5(c)に示すように円形度の低い(円形度は90以下が望ましい)形状にされる。もちろん、研磨機能を有する外添剤の粒子は、研磨可能な形状であれば他の形状にすることもできる。
そして、現像ローラ上に所定の層厚に規制されたトナーを、この現像ローラによって感光体2の方へ搬送し、かつ搬送したトナーで感光体2上の静電潜像を現像して感光体2上にトナー像を形成するものである。
前述の図1に示す例では、帯電装置3の第1帯電部材8に、回転するブラシローラが用いられているが、図6に示すように、この例の画像形成装置では帯電装置3の第1帯電部材8に、固定のブラシが用いられている。
この例の画像形成装置1の他の構成は、前述の例と同じである。また、この例の画像形成装置1の作用効果は、前述の例と実質的に同じである。
使用したトナーのトナー母粒子は、表2に示す2種類の母粒子(1)および(2)を用いた。
更に、比較例8および9のように、白ベタ印字時での回収ローラ10のバイアスを全面5%濃度印字パターンの印字時での回収ローラ10のバイアス以上に設定すると、良好な画質が得られないことが確認された。
これにより、本発明に係る帯電装置3、画像形成装置1および像担持体の帯電方法は、所期の効果を得ることができることを確認することができた。
Claims (9)
- トナー母粒子に少なくとも研磨機能を有する外添剤が添加されたトナーのトナー像が転写された後の像担持体に接触しかつトナーの帯電位と同極性のバイアスが印加される第1帯電部材と、前記第1帯電部材より前記像担持体移動方向に配置されかつ前記像担持体に接触するとともに前記トナーの帯電位と逆極性が印加される第2帯電部材と、バイアスが印加されかつ前記第2帯電部材に接触して前記第2帯電部材に付着するトナーを回収する回収部材と、画像形成ユニット寿命情報または画像形成条件情報に基づいて前記回収部材に印加されるバイアスを制御する回収部材バイアス制御装置とを少なくとも備えていることを特徴とする帯電装置。
- トナー母粒子に少なくとも研磨機能を有する外添剤と帯電補助機能を有する外添剤とが添加されたトナーのトナー像が形成される像担持体に接触しかつトナーの帯電位と同極性のバイアスが印加される第1帯電部材と、前記第1帯電部材より前記像担持体移動方向に配置されかつ前記像担持体に接触するとともに前記トナーの帯電位と逆極性が印加される第2帯電部材と、バイアスが印加されかつ前記第2帯電部材に接触して前記第2帯電部材に付着するトナーを回収する回収部材と、前記回収部材に印加されるバイアスを制御する回収部材バイアス制御装置とを少なくとも備えていることを特徴とする帯電装置。
- 前記第1および第2帯電部材に、ともに帯電ブラシ部材が用いられていることを特徴とする請求項1または2記載の帯電装置。
- 少なくとも前記第2帯電部材の帯電ブラシ部材がブラシローラであることを特徴とする請求項3記載の帯電装置。
- 前記回収部材は回収ローラであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載の帯電装置。
- 静電潜像およびトナー像が形成される像担持体と、この像担持体を帯電する帯電装置と、前記像担持体に露光により静電潜像を書き込む露光装置と、前記像担持体上の静電潜像を、トナー母粒子に少なくとも帯電補助機能を有する外添剤が添加されたトナーで現像して前記像担持体にトナー像を形成する現像装置と、前記像担持体上のトナー像を転写媒体に転写する転写装置とを少なくとも備え、
前記帯電装置は、請求項1ないし4のいずれか1記載の帯電装置であることを特徴とする画像形成装置。 - トナー母粒子に少なくとも研磨機能を有する外添剤と帯電補助機能を有する外添剤とが添加されたトナーで像担持体にトナー像を形成し、前記像担持体に形成されたトナー像の転写後に像担持体に付着する残留トナーを、前記トナーの帯電位と同極性のバイアスが印加される第1帯電部材により帯電し、前記第1帯電部材で帯電された像担持体上の転写残りトナーを、前記トナーの帯電位と逆極性のバイアスが印加される第2帯電部材により捕集し、前記第2帯電部材により捕集されたトナーを、バイアスが印加される回収部材により回収し、回収部材に印加されるバイアスを制御することにより、回収部材の通過後の前記第2帯電部材に付着する前記外添剤の量を制御し、この制御された量の外添剤が付着された第2帯電部材で前記像担持体を帯電することを特徴とする画像形成装置における像担持体の帯電方法。
- トナー母粒子に少なくとも帯電補助機能を有する外添剤が添加されたトナーで像担持体にトナー像を形成し、前記像担持体に形成されたトナー像の転写後に像担持体に付着する残留トナーを、前記トナーの帯電位と同極性のバイアスが印加される第1帯電部材により帯電し、前記第1帯電部材で帯電された像担持体上の転写残りトナーを、前記トナーの帯電位と逆極性のバイアスが印加される第2帯電部材により捕集し、前記第2帯電部材により捕集されたトナーを、バイアスが印加される回収部材により回収し、回収部材に印加されるバイアスを制御することにより、回収部材の通過後の前記第2帯電部材に付着する前記外添剤の量を制御し、この制御された量の外添剤が付着された第2帯電部材で前記像担持体を帯電することを特徴とする画像形成装置における像担持体の帯電方法。
- 前記回収部材に印加されるバイアスを、印字される画像データの印字濃度に基づいて制御することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置における像担持体の帯電方法。
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