JP2010019838A - 多相システムに関する性質を決定するための方法及び装置 - Google Patents

多相システムに関する性質を決定するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多相システムの性質を決定するための方法及び装置を提供する。
【解決手段】多相システムに関する性質を決定するための方法及び装置が提供される。方法では、それぞれが多相システムのサンプルを含むサンプルチューブのアレイが形成される。反復過程が、それぞれのサンプルに対する透過及び/後方散乱した値の少なくとも2つのデータセットを生成するために用いられ、それぞれのサンプルに対するデータセットが、サンプルの少なくとも1つの性質を決定するために処理される。装置は、サンプルチューブのアレイがその上で組み立てられるサポートと、波ソース及びそれぞれのサンプルに対する透過及び/又は後方散乱した値のデータセットを生成する少なくとも1つの波検出器と、波ソースを反復して操作して、それぞれのサンプルに対するデータセットを処理してサンプルの少なくとも1つの性質を決定するコンピュータ手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本出願は、2008年7月8日に出願された英国仮出願番号第0812455.4号の優先権を主張する。
本発明は、多相システムに関する性質を決定するための方法及び装置に関する。
ディスパージョン又はエマルジョン等のような多相システムの性質を決定することには、非常な興味が持たれている。
多相システムの一例には、具体的には調理の過程において、水で膨潤したデンプン(スターチ:starch)粒及び米粒のような親水コロイドによって形成されたものがある。そのようなシステムの膨潤した体積は、特に食品産業では、様々な応用における特定のデンプンの潜在的適合性を決定することの助けとして特に興味が持たれる。これまでは、膨潤した体積は、既知の体積の水において所定量のデンプン粉を調理し、結果として得られた多相システムを実験用の測定シリンダの中に置き、それを24時間静置し、続いて静置されたデンプンの体積がシリンダから読み取られることによって決定される。明らかに、この方法によってデータを得ることは、労力及び費用がかかる。
飲料産業において興味が持たれる多相システムの他のタイプには、とりわけ、水、芳香油、アラビアガムのような安定剤、着色剤、及び他の添加剤から構成されるオイル・イン・ウォータ・エマルジョンが含まれる。多くの飲料は長い保存期間が求められるので、そのような飲料において用いられるエマルジョンシステムは長期間にわたる安定性が重要である。従って、エマルジョンシステムにおける不安定度は、非常に不安定でない限りは、通常少なくとも1月は必要とされる。もし、これよりも短ければ、システムの人間の観察者に視覚的に明らかになる。このタイプのエマルジョンシステムの安定性/不安定性を決定するそのような期間は、新しいエマルジョンの遅い開発及びせん断不安定性及び原材料の品質等のような技術的問題への解決方法の遅い識別の両方をもたらす。
十分に理解されるように、同様の問題が生じる多相システムの性質に特に興味が持たれる多くの他の応用がある。多くの応用においてそのようなシステムの安定性に興味がもたれる一方で、他の応用ではそのようなシステムを不安定にする能力が主な目的になり得ることが認識されるだろう。
米国特許第5783826号では、可動の電磁気放射体及び検出器システムのためのハウジングから構成され、サンプルを含むセルが中に挿入されて垂直に保持される装置を用いて多相システムからデータを特定することが提案されている。放射体/検出器システムは、その中のサンプルから後方散乱した放射を測定することが操作可能である。もし望むならば、セル内のサンプルを通り抜けた放射を得ることもできる。放射体/検出器システムをセルに対して段階的に動かすことによって、サンプルの相プロファイルが生成され得る。時間間隔ごとにサイクルを繰り返すことは、サンプルにおける不安定性を示す相プロファイルの変化を明らかにするかも知れない。しかし、これもまた時間がかかる。そして、もし、多数の多相システムが分析されるのならば、そのような数を処理するために十分な数の装置を用意することは大きな設備投資となる。
米国特許第6466319号は、測定セルをサスペンジョンの中に入れ、例えば凝集又はある他の凝集メカニズムによって、寸法が増加した粒子によって生み出された後方散乱の量を決定する間、例えば撹拌することによって、粒子がそこに均一に分散されることを維持することによって液体のサスペンジョン(suspension)の安定性を決定することを開示する。
米国特許第6691057号は、米国特許第5783826号において提案される線形スキャンの間に起こり得る多相システム内の潜在的な迅速な変化によって生じる誤差を避けるために、セルに沿った全ての点の瞬間的なスキャンを得るための放射を用いて、サンプルセルの長さ全体を照射することを提案している点を除いて米国特許第5783826号と同様である。更に、米国特許第6691057号は、重力沈降の補助としてセルを傾けることによって、セルにおける沈降過程を加速することも開示している。放射体/検出器システムもまた、それらとサンプルセルとの間の方向を維持するために傾けられる。
本発明は、多相システムに関する性質を決定するための方法及び装置に関しており、この多相システムでは多数のサンプルが迅速に処理される。好ましくは、そのような方法及び装置では、そのような多相システムの性質は比較的に迅速に決定されるか、又は、測定にかなりの時間がかかるような物理的過程がゆっくりの場合には、そのような決定のコストは最小限にできる。
本発明によれば、多相システムに関する性質を決定するための方法は、
a)それぞれが多相システムのサンプルを含むサンプルチューブのアレイを形成することと、
b)反復過程において、それぞれのサンプルに対する透過及び/又は後方散乱した放射の値の少なくとも2つのデータセット(data set)を生成することと、
c)それぞれのサンプルに対する上記データセットを処理して上記サンプルの少なくとも1つの性質を決定することと、
を備える。
「サンプルチューブ」という用語は、本明細書では、放射が通り抜けること又はサンプルから受け取った放射が後方散乱されることを許容する、サンプルに対する任意の適切な容器を対象にすることを意図する。典型的には、容器は、円形又は長方形の横断面を有するサンプルチューブを都合良くは含み、用いられる放射への高い透過率を有する材料によって形成される。
好ましくは、本発明の方法は、上記データセットを記憶(store)することを備える。
好ましくは、本発明の方法は、それぞれのチューブに向けて波を送信し、透過及び/又は後方散乱した波を検出することによって、それぞれのデータセットを生成することを備える。
好ましい実施形態では、本発明の方法は、それぞれのチューブに向けて電磁気放射を送信し、透過及び/又は後方散乱した放射を検出することによって、それぞれのデータセットを生成することを備える。上記電磁気放射は、紫外線、可視光線又は赤外線内に好ましくはあり、上記電磁気放射は、100μmから10nmの範囲、具体的には10μmから200nmの範囲の波長を好ましくは有する。
他の実施形態では、上記方法は、それぞれのチューブに向けて音波を送信し、透過及び/又は後方散乱した音波を検出することを備える。
ある実施形態では、上記方法は、上記サンプルの軸方向の範囲の少なくとも全体を実質的に波にさらすのと同時に、透過及び/又は後方散乱した波を線状のソース(source)として検出して上記サンプルに対するデータセットを形成することを備える。
好ましい実施形態では、上記方法は、波ソースを上記チューブに対して軸方向に動かして上記チューブ内の上記サンプルの軸方向の範囲の少なくとも全体を順次波にさらし、透過及び/又は後方散乱した波を検出することを備える。好ましくは、上記方法は、上記音ソースを連続して動かし、時間間隔をあけて検出した透過及び/又は後方散乱した波をサンプリングすることによって、それぞれのサンプルに対する上記データセットを生成することを備える。
上記時間間隔は、サンプル高さへの送信の意味あるプロットが生成されるような送信測定の数を与えるように選択される。典型的には、仮に20秒スキャンに対して、少なくとも10測定が記録されるべきであり、より好ましくは少なくとも100測定が、特に好ましくは400測定が、記録されるべきである。ある好ましい実施形態では、20秒スキャンに対して、少なくとも100測定が、より好ましくは約1000測定が記録されるべきである。
従って、上記時間間隔は、0.001秒と2秒との間で選択され、より好ましくは0.01秒と0.1秒との間で、特に好ましくは0.01秒と0.05秒との間で選択される。典型的には、上記時間間隔は20秒スキャンの間で0.02秒であり、1000送信測定をもたらす。
完全なスキャンの間の時間は、それぞれのサンプルに対して、典型的には1秒から1月に、より好ましくは1分から1日に変化し得る。
ある好ましい実施形態では、上記方法は、固定したチューブのアレイを形成することを備える。更に好ましい実施形態では、上記方法は、上記アレイ内の上記チューブに対して上記波ソースを動かすことを備える。このことは、アレイ内のチューブ内のサンプルは、全てのテスト期間の間は平静なままであるという利点を有する。
本発明の一実施形態では、上記方法は、それぞれの上記チューブに対して1つの波ソースを動かして、その波ソースからデータセットを生成することを備える。
本発明のある好ましい実施形態では、上記方法は、上記アレイ内の少なくとも2つのチューブに対して少なくとも2つの波ソースを同時に動かして、それらのチューブからデータセットを同時に生成することを備える。
好ましくは、上記方法は、上記チューブを平行な軸の共通の組とそろえることによって、上記アレイを形成することを備える。
本発明の好ましい実施形態では、これは、2つの互いに直交する参照表面に関して、第1の参照表面は垂直であり且つそれぞれのチューブの側面に接触しており、第2の参照表面は水平であり且つそれぞれのチューブの基部と接触するように、それぞれのチューブを保つことによって達成される。
ある好ましい実施形態では、上記方法は、サンプリング開始参照表面を設けることを備えており、上記サンプリング開始参照表面の検出は、上記チューブに対する軸方向における上記波ソースの動作の間に、上記時間間隔で検出された透過及び/又は後方散乱した波のサンプリングを開始する。
特に好ましい実施形態では、上記サンプリング開始参照表面は、上記水平表面よりも下にあり且つ上記水平表面と平行な第3の参照表面を備える。この場合には、上記方法は、上記波ソースを上記第3の参照表面の下から上記チューブに対して軸方向に動かすことと、検出された透過及び/又は後方散乱した波をモニタして上記第3の参照表面を検出することと、上記第3の参照表面が検出された時、上記時間間隔で検出された透過及び/又は後方散乱した波のサンプリングを開始すること、とを備える。
参照表面を用いて上記サンプリングを開始することによって、例えば、チューブの基部の厚さの小さな違いによるスキャンの変化が避けられ得る。また、第2及び第3の参照表面の間の距離が、2次的な距離校正として用いられ、且つスキャンニングシステムが正しく機能していることを確認するための検査として用いられ得る。
スキャンは、通常、ソースによって、所定の距離がカバーされると終了する。適当なサンプルを用いて使用され得る他の実施形態では、スキャンは、検出された透過及び/又は後方散乱した波をモニタリングし、液体のトップに到着した時を計算して決定することによって終了する。
他の好ましい実施形態では、上記方法は、上記アレイ内のそれぞれのチューブに対する第1のデータセットを順々に反復して生成することと、次に、それぞれのチューブに対する第2及び次のデータセットを順々に反復して生成すること、を備える。代わりに、上記方法は、上記アレイ内のサブセット内のそれぞれのチューブに対する第1のデータセットを順々に反復して生成することと、次に、上記サブセット内のそれぞれのチューブに対する第2及び次のデータセットを順々に反復して生成することと、次に、上記アレイ内の第2及び次のサブセットに対してこの過程を繰り返すこと、とを備える。
また更に他の実施形態では、上記方法は、十分に柔軟性を有しており、チューブ又はチューブのサブセットのアレイのスキャンニングの順番が、ランダムプログラムを用いて取り組まれるか、又は、測定に着手する前にオペレータによってあらかじめ定められた順番に従うことが許容される。
また、上記方法は、システム内に配置された全てのサンプルに対して、最多数の適切な指定時刻に作動するスキャンを達成するべく、スキャンをスケジューリングするステップを含んでも良い。他の実施形態では、上記方法は、あらかじめ生成されたデータセットから検出された変化の程度に基づいて測定を実行する順番を決定することを含んでも良い。
上記アレイは、好ましくは少なくとも2つのチューブを、より好ましくは少なくとも20のチューブを,特に好ましくは少なくとも100のチューブを備え得る。上記アレイは、好ましくは1000以下のチューブを、より好ましくは500以下のチューブを備える。典型的には、上記アレイは、200,300又は400のチューブを備え得る。
本発明の方法では、全てのサンプルが上記アレイ内に同時に配置される必要はないが、サンプル限度容量が満たされるまでは追加のサンプルを加えることが可能である。また、新しいサンプルによって更なる情報が要求されないサンプルに対しては、満たされたアレイにおいて何時でもサンプルを交換することが可能である。
また、本発明によれば、多相システムに関する性質を決定するための装置は、それぞれが多相システムのサンプルを含んでいるサンプルチューブのアレイがその上で組み立てられるサポート(support)と、波ソース及びそれぞれのサンプルに対して透過及び/又は後方散乱した値を検出するための少なくとも1つの波検出器と、上記波ソースを反復して操作するためのコンピュータ手段と、を備え、上記少なくとも1つの検出器は、それぞれのサンプルに対する透過及び/又は後方散乱した値のデータセットを生成し、上記コンピュータ手段は、それぞれのサンプルに対する上記データセットを処理して上記サンプルの少なくとも1つの性質を決定する。
好ましくは、上記コンピュータ手段は、上記データセットを記憶し得る。
好ましくは、上記装置は、電磁気放射を送信し得る波ソースを備え、上記少なくとも1つの検出器はそのような放射を検出し得る。
他の実施形態では、上記装置は、音波を送信し得る波ソースを備え、少なくとも1つの検出器はそのような波を検出し得る。
ある実施形態では、上記装置は、線状のソースとして波を生成し得る波ソースを備えており、その波ソースによって上記サンプルの軸方向の範囲の少なくとも全体が、波ソースからの出力に実質的にさらされ、上記少なくとも1つの検出器は線状のソースとしての透過及び/又は後方散乱した波を受け取ることができる。
ある好ましい実施形態では、上記装置は、点ソースとして波を生成し得る波ソースを備え、上記少なくとも1つの検出器は、点ソースとしての透過及び/又は後方散乱した波を受け取ることができ、上記波ソース及び上記少なくとも1つの検出器は、チューブに対して軸方向に一体として動作可能であり、上記チューブ内の上記サンプルの軸方向の範囲の少なくとも全体を順次放射にさらし、且つ透過及び/又は後方散乱した波を検出する。
好ましくは、上記コンピュータは、上記ソースを連続して動かし、時間間隔をあけて検出された透過及び/又は後方散乱した波をサンプリングすることによって、それぞれのサンプルに対する上記データセットを生成するようにプログラムされる。
上記時間間隔は、サンプル高さへの送信の意味あるプロットが生成されるような送信測定の数を与えるように選択される。典型的には、仮に20秒スキャンに対して、少なくとも10測定が記録されるべきであり、より好ましくは少なくとも100測定が、特に好ましくは400測定が、記録されるべきである。ある好ましい実施形態では、20秒スキャンに対して、少なくとも100測定が、より好ましくは約1000測定が記録されるべきである。
従って、上記時間間隔は、0.001秒と2秒との間で選択され、より好ましくは0.01秒と0.1秒との間で、特に好ましくは0.01秒と0.05秒との間で選択される。典型的には、上記時間間隔は20秒スキャンの間で0.02秒であり、1000送信測定をもたらす。
次の完全なスキャンは、それぞれのサンプルに対して、典型的には、1秒から1月と1分から1日との間の時間によって分けられ得る。
ある好ましい実施形態では、上記サポートは、少なくとも1つのデータ取得期間の間は可動ではなく、上記波ソースは、上記サポートに対して可動であり、それ故アレイ内で上記サポートによって支持されるチューブに対しても可動である。このことは、アレイ内のチューブ内のサンプルは、全てのテスト期間の間は平静なままであるという利点を有する。
本発明のある実施形態では、上記装置は、上記チューブのそれぞれに対して可動でありチューブからデータセットを生成する1つの波ソースを備える。
ある好ましい実施形態では、上記装置は、それぞれが関連する少なくとも1つの検出器を有する少なくとも2つの波ソースを備えており、上記少なくとも2つの波ソースは上記アレイ内の少なくとも2つのチューブに対して可動であり、チューブからデータセットを同時に生成する。
好ましくは、その上でチューブのアレイが組み立てられる上記サポートは、上記アレイを形成するそれぞれのチューブに対して、上記チューブを平行な軸の共通の組とそろえることが可能なサポート手段を備える。
本発明の好ましい実施形態では、このことは、2つの互いに直交する参照表面を有するサポート手段であって、第1の参照表面は垂直であり且つそれぞれのチューブの側面に接触可能であり、第2の参照表面は水平であり且つそれぞれのチューブの基部に接触可能であるサポート手段と、それぞれのチューブを2つの上記参照表面と接触した状態に保つための保持手段と、によって達成される。
ある好ましい実施形態では、上記装置は、サンプリング開始参照表面を備えており、上記サンプリング開始参照表面の検出は、上記チューブに対する軸方向における上記波ソースの動作の間に、上記時間間隔で検出された透過及び/又は後方散乱した波のサンプリングを開始する。
特に好ましい実施形態では、上記サンプリング開始参照表面は、上記サポート手段上に第3の参照表面を備えており、上記第3の参照表面は、上記第2の水平な表面よりも下にあり且つ上記第2の水平な表面と平行である。この場合には、上記コンピュータは、上記波ソースを上記第3の参照表面の下側のスタート位置から上記チューブに対して軸方向に動かすことと、検出された透過及び/又は後方散乱した波をモニタして上記第3の参照表面を検出することと、上記第3の参照表面の検出の後に、上記時間間隔で検出される透過及び/又は後方散乱した波のサンプリングを開始すること、とがプログラムされる。
ある好ましい実施形態では、それぞれのチューブがアレイを形成するための上記サポート手段は、そこから2つのチューブサポート部材が実質的に垂直に突き出る基部を備える。上記第1の参照表面は上記部材の内の1つの上に形成され、上記保持手段は、好ましくは弾力的な保持手段は、2つの上記部材の間に配置されるチューブが上記第1の参照表面と接触した状態が保持されるように他方の上記部材の上に支えられる。上記基部の上記上方及び下方の表面は、上記第2及び第3の参照表面を備えており、上記保持手段は、また、チューブの基部が上記第2の参照表面と接触するのを保持するように機能する。
認識されるように、表面間の関係は、再現性及び結果の正確さを保証するべく相当の精度を備えて形成されることが要求される。従って、表面は機械加工表面であることが好ましい。表面の機械加工は、機械的な機械加工か、又は、好ましくは表面がレーザ切断によって形成され得る。
好ましくは、アレイ内のチューブの列に対する上記サポート手段は、お互いの総体であり、即ち上記サポート手段は、そこからサポート部材の対が突き出る共通の基部上に形成される。いくつかのそのような総体のサポート手段が、平行に、且つお互いに水平及び垂直にそろえられて、その上に上記チューブが組み立てられる上記サポートを形成するように、正確に組み立てられる。
本明細書において上述したように、本発明の方法及び装置は、多相システムの安定性及び不安定性に興味が持たれる多くの応用の分野において実用性を有する。しかしながら、そのようなシステムは、食品応用における親水性コロイド、飲料エマルジョンの分野におけるオイル・イン・ウォータ・エマルジョン、パーソナルケアの分野におけるオイル・イン・ウォータ・エマルジョン及びオイル分野等に制限されるものではない。
本発明は、下記の実施形態及び添付の図面を参照して以下に説明される。
図1は、本発明の装置の部分斜視図である。 図2は、図1において示されるサンプルラックの一部分の拡大斜視図であり、ラック内に位置するサンプルチューブのスキャンを通して部分的に位置するスキャニングアッセンブリを示す。 図3は、説明される1つのサンプル位置のみを備えた完全なシステムの図面である。 図4は、サンプルチューブ内のサンプルの透過プロファイルのグラフとして発達させ且つ表示するために必要なスキャニングアッセンブリの連続した動きを説明するために、お互いに異なる位置における図3に示されたスキャニングアッセンブリ及びサンプルチューブを示す図面である。 図5は、サンプルチューブ内のサンプルの透過プロファイルのグラフとして発達させ且つ表示するために必要なスキャニングアッセンブリの連続した動きを説明するために、お互いに異なる位置における図3に示されたスキャニングアッセンブリ及びサンプルチューブを示す図面である。 図6は、サンプルチューブ内のサンプルの透過プロファイルのグラフとして発達させ且つ表示するために必要なスキャニングアッセンブリの連続した動きを説明するために、お互いに異なる位置における図3に示されたスキャニングアッセンブリ及びサンプルチューブを示す図面である。 図7は、サンプルチューブ内のサンプルの透過プロファイルのグラフとして発達させ且つ表示するために必要なスキャニングアッセンブリの連続した動きを説明するために、お互いに異なる位置における図3に示されたスキャニングアッセンブリ及びサンプルチューブを示す図面である。 図8は、各段階におけるチューブの連続したスキャンによって生成された透過グラフと共に、丁度混合された時の調理されたデンプンサンプルを含むサンプルチューブの図面である。 図9は、各段階におけるチューブの連続したスキャンによって生成された透過グラフと共に、部分的に沈降した時の調理されたデンプンサンプルを含むサンプルチューブの図面である。 図10は、各段階におけるチューブの連続したスキャンによって生成された透過グラフと共に、全部が沈降した時の調理されたデンプンサンプルを含むサンプルチューブの図面である。 図11は、本発明の装置において用いられるサンプルラックの好ましい実施形態の一部を示す図面である。 図12は、図11と似ているが、多数の放射ソース及び検出器を示す図面である。
図1及び図2を参照して、本発明の装置10は、XYZロボット14が備え付けられたフレーム12を有する。ロボット14は、フレーム12に対して例えばX方向における動作のためにアーム20が備え付けられた水平なトラックを形成するべく、フレーム12の向かい合った上側に備え付けられた一対の平行なレール16,18を有する。アッセンブリ22が、Y方向におけるアーム20に沿った動作のためにアーム20上に備え付けられており、アッセンブリ22はそこに従属して垂直に方向付けられたアーム24を有する。スキャニングアッセンブリ26は、アーム24に対して(Z方向における)動作のためにアーム24上に備え付けられており、スキャニングアッセンブリ26は、2つの垂直に方向付けられた平行なサポート部材28,30を有する。サポート部材28,30それぞれは、放射ソース32及び放射検出器34を支える。
放射ソース32は、紫外線、可視光線又は赤外線放射のソースであることが好ましく、例えば、ランプ、光放射ダイオード(LED)又はレーザであっても良い。好ましくは、ソース32は、可視光線放射を送信できるLEDである。検出器34は、放射ソース32に対する検出器34の位置に依存して、透過又は後方散乱した紫外線、可視光線又は赤外線放射を検出できる。ある好ましい実施形態では、検出器34は、ソース32の反対側に位置づけられて透過された放射を検出する。検出器34は、例えばフォトダイオード、光電子増倍管又はカメラのような、光検出器であって良い。好ましくは、検出器34は、可視光線放射を検出できる固体のフォトダイオードである。
トラック16,18に沿ってアーム20を動かし、アーム20に沿ってアッセンブリ22を動かし、及びアーム24に沿ってスキャニングアッセンブリ26を動かすために、モータ(図示せず)が備えられている。モータは、典型的には、連続モードで動作するステップモータであり、スキャニングアッセンブリ26がフレーム12に対して非常に正確に位置付けられることを可能にする。それ故、スキャニングアッセンブリ26が、フレーム12上に位置付けられるサンプルラック40(図1のフレーム12の上に明らかに示される)によって支えられるサンプルチューブ36に対しても、非常に正確に位置付けられることを可能にする。
サンプルラック40は、上方及び下方の垂直方向に間隔をあけたプレート42,44を有しており、それぞれのプレートは400個のホール46,48を有し、アレイのホール46,48はお互いにそろえられており、それによってホール46,48の対はそれぞれ共通の垂直な軸を有する。従って、ホール46,48の対それぞれに配置されたサンプルチューブ36は、すべて平行な軸の共通の組にそろえられている。
ホール46,48の表面(periphery)は、サンプルチューブ36をその縦方向の軸が本質的に垂直になるように位置づける、第1及び第2の参照表面を形成する。上方のプレート42のホール46は、サンプルチューブ36がホール46内に密接に適合する大きさになっており、一方、下方のプレート44のホール48は、ホール46よりも少し小さく、下方プレート44に対してチューブ36の基部を置くように働く。他の実施形態では、下方プレート44のホール48は、ホール46と同じ寸法であるが、ホール48は下方プレート44の中を完全には通り抜けない。
サンプルラック40の下方プレート44は、また、ホール46の各列と隣のホール46の各列の部分との間に平行スロット50を備えており、それによって、ホール46の各列は一対の隣接するスロット50によって囲まれている。スロット50は、それぞれ、ホール46の列の長さよりも少し長い。スロット50は、サポート部材28,30を許容し、それ故、スキャニングアッセンブリ26の放射ソース32及び検出器34が、特定の列においてサンプルチューブ36の両側において、チューブ36の全ての軸方向の長さを垂直方向に縦断できるように(図2参照)、隣接するスロット50の対を通り抜けることを許容する。
適切な制御及び処理ソフトウェアがロードされたコンピュータ52が、装置10の動作を制御するために備えられている(図3参照)。
典型的には、装置10は以下のように操作される。
サンプルラック40は、分析される多相システムを含むサンプルチューブ36が、部分的に又は完全に満たされて装着される。サンプルチューブ36は、手動又は自動チューブ処理装置(図示せず)を用いて、ラック40の中に装着される。サンプルチューブ36の装着の間、ラック40は装置10のフレーム12上に位置付けられるか、又は、サンプルチューブ36が中に装着されると手動か又は自動ラック処理装置(図示せず)を用いてラックが導入されるフレーム12から離れて位置付けられる。
多くの多相システムは比較的急速に分離し始めるので、好ましい実施形態では、ラック40は、サンプルチューブ36が中に装着される間は、フレーム12の上に位置付けられる。このことは、コンピュータ52が、検討中の多相サンプルに対する適切な期間内にサンプルチューブ36の最初のスキャンニングを予定することをできるようにする。
コンピュータ52は、ロボット14のモータを制御して最初のサンプルチューブ36の下にスキャニングアッセンブリ26を位置付け、次に、放射ソース32及び検出器34がチューブ36の両側で一対の隣接するスロット50の中を通り抜けて、図3から図7を参照して以下に詳細に説明するように、チューブ36の中身をスキャンするように、アッセンブリ26を垂直に動かす。
次に図3を参照して、1つのサンプル位置において、サンプルラック40のプレート42,44は、上述したように、サンプルチューブ36を垂直な位置に支持する。サンプルチューブ36は、粒子状の物質39、例えば調理済みのデンプン粒子、が分散された液体38で満たされて示されている。粒子39は部分的に沈降している。
上述したように、スキャニングアッセンブリ26は、光ビーム33を生成するためのLED32と、送信された光を検出するためのフォトダイオード34とを有する。
図4を参照して、LED32は、フォトダイオード34に向けられて、スキャニングアッセンブリ26内に配置され支持された状態が示される。LED32及びフォトダイオード34は、それらの主軸が同一直線上にあるようにそろえられる。アッセンブリ26は、アッセンブリ26上の位置に固定されたサンプルチューブ36と共に、スタンバイ位置において示される。アッセンブリ26がこのスタンバイ位置にいる時は、コンピュータ52がデータを取得しておらず、従って、透過を記録していないので、ディスプレイ54上のグラフは、いかなる透過も記録していない。
図5では、スキャニング過程が開始されており、スキャニングアッセンブリ26は、図4に示されるそのスタンバイ位置から、サンプルラック40の下方プレート44の下側の表面を通り過ぎて、LED32及びフォトダイオード34がサンプルチューブ36の両側になる位置まで、垂直に動く。LED32及びフォトダイオード34が、プレート44の下側の表面を通り過ぎる時、光ビームが遮られる。この遮りは、コンピュータ52が、フォトダイオード34によって受信された透過信号を記録すること及びディスプレイ54上に示されるグラフ上にそれを示すことを開始する基準として用いられる。LED32及びフォトダイオード34がプレート44を通り過ぎると、透過は本質的にゼロになる。そして、ほとんどの光がサンプルチューブ36のこの高さにおいて分散する粒子39によって止められるので、フォトダイオード34は、低い又はほとんどゼロの透過に続く透過段差56を記録する。
スキャニングアッセンブリ26がサンプルチューブ36に対して垂直に上昇すると、図6に示すように、光ビームを遮る粒子の数が減少して、フォトダイオード34による光ビーム33の透過が検出されて記録される。
スキャニングアッセンブリ26がまた更にチューブ36を上昇すると、図7に示すように、サンプルチューブ36内の液体38には本質的に粒子がいなくなり、従って、フォトダイオード34によって受信された光ビームの透過のレベルが高くなり且つグラフは水平になる。
次に、図8から図10が参照される。
図8に示すように、混合後時間ゼロにおける良く混合されたデンプンのディスパージョン(dispersion)では、デンプン粒子39は、サンプルチューブ36内の液体の至る所で分散している。チューブ36がスキャンされて得られた透過プロットは、多数の特徴を有している。LED32及びフォトダイオード34がサンプルチューブ36の透明なガラスの基部を通り過ぎる時に透過におけるピーク56が生じるまでは、LED32及びフォトダイオード34がプレート44を通り過ぎる時に、透過は本質的にゼロである。このピーク56の後には、光が分散したデンプン粒子によって遮られる非常に低い透過の領域が続く。そして、透過ピーク58が、液体ー空気界面における光の通り抜けにより生じる。最後に、光ビームが液体界面ー空気界面よりも上方のほこり及び凝縮を通り抜ける場所である、騒がしく比較的高い透過領域60が見られる。
図9では、沈降は現在進行している所ではあるが、デンプン粒子39は、短い時間の間で沈降しており、いくつかの大きなデンプン粒子39は完全に沈降している。サンプルチューブ36がスキャンされた時に得られる透過プロットでは、図8に対して述べられているように、同じ基本的特徴が見られる。しかし、スキャニングアッセンブリ26がチューブ36に対して垂直に動く時に、ここではデンプンの分散が増加する透過の領域62を示すことに対応する透過が、著しい違いであり、増加する透過は、チューブ36のトップからボトムへ下に降下していくという、デンプン粒子の緩やかな沈降を反映している。
図10では、全てのデンプン粒子39がここではサンプルチューブ36のボトムに固まった状態で、デンプン粒子39が完全に沈降することが許容されている。サンプルチューブ36がスキャンされて得られた透過プロットでは、図8に対して述べられているように、同じ基本的特徴が見られる。しかし、ここではプロットは、固まったデンプン粒子に対応する低い透過領域64と、デンプン粒子39の上方に残された透明な上澄みの液体に対応する高い透過領域66という、2つの違った領域を示す。
多相システムの振る舞いは、本発明の方法及び装置を用いて、以下のように分析され得る。
安定なエマルジョン:連続した透過プロットにおいてほとんど変化がない場合には、安定なエマルジョンが存在する。
不安定なエマルジョン:多相システムが、沈殿、クリーム化、多層への分離、又は色が薄くなることを示す場合には、不安定なエマルジョンが存在する。
沈殿が生じると、プロットは、沈殿物が集まっているサンプルチューブのボトム近くで、ほとんどないか又はゼロの透過の領域を示し、連続したプロットは、沈殿物が堆積している場所の上方のサンプルチューブの領域における透過の増加を示す。もし要求されれば、そのようなデータから、沈殿物の高さ、従って堆積を導き得る。
クリーム化は、粒子が、例えばオイル・イン・ウォータ・エマルジョンにおける油滴が、サンプルチューブ内の液体のトップに昇る点において、沈殿の反対である。この場合には、連続した透過プロットは、チューブの低い領域における透過の増加、及びチューブの上方領域における透過のほとんどない変化又は減少のいずれか、を示す。
多層への分離は、例えば細かい粒子が存在するシステムにおいて起こり得る。それ故、大きな粒子は沈殿し、より細かい粒子はサスペンジョン中に留まるが、帯の中に蓄積する傾向がある。そのような帯は、外観、及び沈殿物が堆積しているのとは異なるチューブの領域内の減少した透過のスパイクの成長によって、連続した透過プロットから明らかである。
色が薄くなることは、時間と共に、チューブの長さにわたる透過の緩やかな増加によって、検出可能である。
次ぎに、図11を参照して、サンプルラックの好ましい実施形態が説明される。
サンプルラック70は、垂直に方向付けられたプレート72,74の対を有する(一つの対のみが示される)。それぞれの対におけるプレート72,74は、ボルト及びスペーサチューブ(図示せず)のような適切な固定手段によって、お互いに間隔をあけて平行な関係に正確に支えられる。プレート72,74のそれぞれの対は、それによってラック70が装置のフレーム12上に備え付けられ得る水平に方向づけられた平行なサポートバー(図示せず)によって支えられた固定アッセンブリ(図示せず)の中で、その端部において固定される。プレート72,74の対は、隣接するプレート72,74の対から離れて間隔をあけて備え付けられており、それによって、スキャニングアッセンブリ26のLED32及びフォトダイオード34が、プレート72,74の対の両側において垂直に上に向かって動き得る。
プレート72,74の各対は、多数の、例えば8つの、垂直に方向付けられたスロット76,78それぞれを備えている。各プレート72のスロット76は、各プレート74のスロット78とそろえられている。スロット76,78は、プレート72,74の中に精密に機械加工されて、第1の垂直に方向付けられた参照表面80,82それぞれを、スロット76,78の一面に提供し、また、スロット76,78の基部を形成する第2の水平に方向付けられた参照表面84,86それぞれを、スロット76,78の他の面に提供する。参照表面80,82と参照表面84,86とはお互いに直交する。
スロット76,78の向かい合い垂直に方向付けられた壁面88,90それぞれは、一対のリセス92,94及び96,98それぞれを備えている。一対のリセス92,94及び96,98それぞれでは、リセスは、鋭角にしかし水平軸に対して反対の角度でそれらの間を通っており、プレート72,74内に2等辺台形に形成された部分100,102を形成する。一対のプレート72,74それぞれでは、それらの端部がループを形成するように結ばれているスプリングのような弾性部材104が、そろえられた一対のリセス92,94及び96,98それぞれにおいて、張力を受けて配置される。
スロット76,78の寸法及びスロットのそれぞれの対におけるプレート72,74の間の間隔は、使用するとき、チューブ36(1つのみ示される)が、それぞれの対のプレート72,74における隣接する対のスロット76,78によって定められるポケット内に位置付けられ得るようなものであり、弾性部材104は、サンプルチューブ36を押し込んで垂直に方向付けられた参照表面80,82と接触するために用いられる。サンプルチューブ36は、チューブの基部が水平に方向付けられた参照表面84,86、即ちスロット76,78の基部、と接触するまで下に押される。
このことは、光ビームがサンプルチューブ36の表面に対して垂直に入射し且つ出射することが重要なので、円形の断面のサンプルチューブ36を用いる時に特に重要である。これは、光ビームが、サンプルチューブ36の垂直方向の中央線を正確に横切ることを要求する。円形の断面のサンプルチューブ36に対して他の作動が要求されず、従って、この実施形態において説明されたように正確に機械加工された参照表面80,82,84、86が、光ビームがサンプルチューブ36の中央線を横切ることを可能にする、ということが好ましい。
具体的には、図12に示すように、このことは、また、1つのパスにおいてサンプルチューブの列を一緒にスキャンするべく、対応するフォトダイオード34を備える多数のLED32を使用することを可能にする。図12に示すように、8個のサンプルチューブ36の列に対して、スキャニングアッセンブリ26は、サポート部材28の上方の端部に固定された水平なアーム29に備え付けられた8個のLED32を有する。対応するアーム(図示せず)が、サポート部材30の上方の端部に固定されており、そこに備え付けられた8個のフォトダイオード34を有する。この配置は、サンプルチューブ36内の8個のサンプルの列が同時に分析されることを可能にする。多数のフォトダイオード34からの信号は、信号処理システムによって、例えばコンピュータ52に搭載される1つの多チャンネルアナログートゥーデジタルコンバータカードによって、パラレルに同時に取得される。
明らかなように、多数のソース/検出器配置手段を用いるこの装置の実施形態では、望むならば、ロボット14はXZロボットに単純化され得る。
他の実施形態(図示せず)では、正確に機械加工された本発明の装置に対する部品を得ることが不可能か又は費用がかかるか、又は円形の断面のサンプルチューブの品質が良くない、即ちそれらが同一の寸法ではない、場合には、それぞれの検出器/ソースは、サンプルチューブの幅を横切る初期化スキャンによって決定され得るサンプルチューブの中央線に、検出器/ソースを独立して動かす細かい作動メカニズムを備えていても良い。作動メカニズムの好ましい形態は、印加された電圧がピエゾ結晶の少なくとも1つの次元の変化を引き起こすピエゾ作動メカニズムである。そのようなメカニズムは、なされるべき非常に小さい正確な位置決め調整を許容する。
実施例
下記の実施例は、更に本発明を示し且つ説明するために示されるが、いかなる意味においても本発明を制限するものとしてとらえられるべきではない。
1.a)それぞれが多相システムのサンプルを含むサンプルチューブのアレイを形成することと、
b)反復過程において、それぞれのサンプルに対する透過及び/又は後方散乱した値の少なくとも2つのデータセットを生成することと、
c)それぞれのサンプルに対する上記データセットを処理して上記サンプルの少なくとも1つの性質を決定することと、
を備える多相システムに関する性質を決定するための方法。
2.それぞれのチューブに向けて波を送信し、透過及び/又は後方散乱した波を検出することによって、それぞれのデータセットを生成することを備える実施例1に記載の方法。
3.それぞれのチューブに向けて電磁気放射を送信し、透過及び/又は後方散乱した放射を検出することによって、それぞれのデータセットを生成することを備える実施例1又は2に記載の方法。
4.波ソースを上記チューブに対して軸方向に動かして上記チューブ内の上記サンプルの軸方向の範囲の少なくとも全体を順次波にさらし、透過及び/又は後方散乱した波を検出することを備える実施例2又は3に記載の方法。
5.固定したチューブのアレイを形成することと、上記アレイ内の上記チューブに対して上記波ソースを動かすこと、とを備える実施例2から4のいずれかに記載の方法。
6.上記アレイ内の少なくとも2つのチューブに対して少なくとも2つの波ソースを同時に動かして、それらのチューブからデータセットを同時に生成することを備える実施例2から5のいずれかに記載の方法。
7.2つの互いに直交する参照表面に関して、第1の参照表面は垂直であり且つそれぞれのチューブの側面に接触しており、第2の参照表面は水平であり且つそれぞれのチューブの基部と接触するように、それぞれのチューブを保つことによって、上記アレイを形成することを備える実施例1から6のいずれかに記載の方法。
8.サンプリング開始参照表面を設けることを備える実施例1から7のいずれかに記載の方法。
9.上記データセットを記憶することを備える実施例1から8のいずれかに記載の方法。
10.それぞれが多相システムのサンプルを含んでいるサンプルチューブのアレイがその上で組み立てられるサポートと、波ソース及びそれぞれのサンプルに対して透過及び/又は後方散乱した値を検出するための少なくとも1つの波検出器と、上記波ソースを反復して操作するためのコンピュータ手段と、を備え、上記少なくとも1つの検出器は、それぞれのサンプルに対する透過及び/又は後方散乱した値のデータセットを生成し、上記コンピュータ手段は、それぞれのサンプルに対する上記データセットを処理して上記サンプルの少なくとも1つの性質を決定する多相システムに関する性質を決定するための装置。
11.電磁気放射を送信し得る波ソースを備え、上記少なくとも1つの検出器はそのような放射を検出し得る実施例10に記載の装置。
12.点ソースとして波を生成し得る波ソースを備え、上記少なくとも1つの検出器は、点ソースとしての透過及び/又は後方散乱した波を受け取ることができ、上記波ソース及び上記少なくとも1つの検出器は、チューブに対して軸方向に一体として動作可能であり、上記チューブ内の上記サンプルの軸方向の範囲の少なくとも全体を順次放射にさらし、且つ透過及び/又は後方散乱した波を検出する実施例10又は11に記載の装置。
13.上記コンピュータが、上記ソースを連続して動かし、時間間隔をあけて検出された透過及び/又は後方散乱した波をサンプリングすることによって、それぞれのサンプルに対する上記データセットを生成するようにプログラムされる実施例10から12のいずれかに記載の装置。
14.上記サポートは少なくとも1つのデータ取得期間の間は可動ではなく、上記波ソースは、上記サポートに対して可動であり、それ故アレイ内で上記サポートによって支持されるチューブに対しても可動である実施例10から13のいずれかに記載の装置。
15.それぞれが関連する少なくとも1つの検出器を有する少なくとも2つの波ソースを備えており、上記少なくとも2つの波ソースは、上記アレイ内の少なくとも2つのチューブに対して可動であり、チューブからデータセットを同時に生成する実施例10から14のいずれかに記載の装置。
16.その上でチューブのアレイが組み立てられる上記サポートは、上記アレイを形成するそれぞれのチューブに対して、2つの互いに直交する参照表面を有するサポート手段であって、第1の参照表面は垂直であり且つそれぞれのチューブの側面に接触可能であり、第2の参照表面は水平であり且つそれぞれのチューブの基部に接触可能である、サポート手段と、それぞれのチューブを2つの上記参照表面と接触した状態に保つための保持手段と、を備える実施例10から15のいずれかに記載の装置。
17.サンプリング開始参照表面を備える実施例10から16のいずれかに記載の装置。
18.上記コンピュータ手段は上記データセットを記憶可能である実施例10から17のいずれかに記載の装置。
請求項において、「備えている(comprising)」又は「備える(comprises)」は、「記載される要素を含むが、他の要素を含むことを除外しない」ことを意味することを意図しており、「構成されている(consisting of)」又は「構成する(consists of)」は、「挙げられている要素以外の微量の要素を上回るものを除外する」ことを意味することを意図しており、「本質的に構成されている(consisting essentially of)」は、「クレームされた組み合わせに対していかなる本質的に意味のある他の要素も除外する」ことを意味することを意図している。

Claims (2)

  1. a)それぞれが多相システムのサンプルを含むサンプルチューブのアレイを形成することと、
    b)反復過程において、それぞれのサンプルに対する透過及び/又は後方散乱した値の少なくとも2つのデータセットを生成することと、
    c)それぞれのサンプルに対する前記データセットを処理して前記サンプルの少なくとも1つの性質を決定することと、
    を備える多相システムに関する性質を決定するための方法。
  2. それぞれが多相システムのサンプルを含んでいるサンプルチューブのアレイがその上で組み立てられるサポートと、
    波ソース及びそれぞれのサンプルに対して透過及び/又は後方散乱した値を検出するための少なくとも1つの波検出器と、
    前記波ソースを反復して操作するためのコンピュータ手段と、
    を備え、
    前記少なくとも1つの検出器は、それぞれのサンプルに対する透過及び/又は後方散乱した値のデータセットを生成し、前記コンピュータ手段は、それぞれのサンプルに対する前記データセットを処理して前記サンプルの少なくとも1つの性質を決定する、多相システムに関する性質を決定するための装置。
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