JP2010018976A - 車両遠隔操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望の防犯性を確保する。
【解決手段】車両遠隔操作装置10は、操作信号を発信可能な携帯端末11と、携帯端末11から発信される操作信号を受信してアンサーバックを実行可能な車載制御装置12とを備え、車載制御装置12は、操作信号の受信強度を検出する受信強度検出部31と、受信強度と所定値とを比較する受信強度比較部32と、受信強度比較部32による比較結果において受信強度が所定値以下である場合にアンサーバックの実行を禁止するアンサーバック制御部33とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、所望の防犯性を確保することが可能な車両遠隔操作装置を提供することを目的とする。
本発明の第2態様に係る車両遠隔操作装置によれば、より一層、防犯性を向上させることができる。
本発明の第3態様に係る車両遠隔操作装置によれば、受信強度の検出を容易におこなうことができる。
そして、車載制御装置12は、例えば通信装置21と、処理装置22と、アクチュエータ23とを備え、処理装置22は、受信強度検出部31と、受信強度比較部32と、アンサーバック制御部33と、機器制御部34とを備えて構成されている。
なお、携帯端末11から出力される操作信号は、車両の各種機器の動作を指示する指令信号であって、例えば車両ドアの解錠および施錠を指示する各解錠信号および施錠信号と、スライドドアおよびテールゲートなどの自動開閉扉の開閉を指示する開閉信号と、電動シートおよび電動リフトなどの動作を指示する駆動信号となどである。
また、通信装置21は、処理装置22のアンサーバック制御部33から出力されるアンサーバックによる応答信号を所定の車両側識別情報と共に発信する。
なお、通信装置21には複数のアンテナが備えられてもよい。
処理装置22の受信強度比較部32は、受信強度検出部31により検出された受信強度と所定値とを比較し、受信強度が所定値以下であるか否かを判定する。
機器制御部34は、操作信号として、例えば車両ドアの解錠および施錠を指示する各解錠信号および施錠信号に対しては、車両ドアの施錠および解錠をおこなうアクチュエータ(例えば、ドアロックアクチュエータ)23を駆動制御し、例えばスライドドアおよびテールゲートなどの自動開閉扉の開閉を指示する開閉信号に対しては、自動開閉扉の開閉をおこなうアクチュエータ(例えば、開閉アクチュエータ)23を駆動制御し、例えば電動シートおよび電動リフトなどの動作を指示する駆動信号に対しては、電動シートおよび電動リフトを駆動するアクチュエータ23を駆動制御する。
例えば車両のイグニッションスイッチ(図示略)のオフ状態(車両の停止状態)であって、車両ドアが施錠されているときに、操作信号として解錠信号を通信装置21により受信した場合には、機器制御部34は車両ドアの解錠を指示する指令信号をアクチュエータ(例えば、ドアロックアクチュエータ)23へ出力する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS01の判定処理を繰り返し実行する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS02に進む。
そして、ステップS03においては、受信強度が所定値未満であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS04に進み、このステップS04においては、アンサーバックを実行し、エンドに進み、処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS05に進む。
この判定結果が「YES」の場合には、上述したステップS04に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS06に進む。
そして、ステップS06においては、アンサーバックのうち所定動作(例えば、車両探索に係る動作であって、車両側でのハザードランプ(図示略)の点灯およびブザー(図示略)の吹鳴と、携帯端末11側での車両の存在方向の報知など)の実行を禁止し、エンドに進み、処理を終了する。
これにより、例えば図4に示すように、操作者による入力操作や車両毎などに応じて所定値として、車載制御装置12の通信装置21の最低受信感度Rthよりも大きく、かつ、携帯端末11からの距離の検知可能上限距離Lthよりも短い第1所定距離Laに対応する第1所定電界強度Raが設定された状態では、処理装置22の受信強度検出部31により検出された受信強度が所定値よりも小さいときには、携帯端末11と車載制御装置12との距離が第1所定距離Laよりも長く、一方、処理装置22の受信強度検出部31により検出された受信強度が所定値以上のときには、携帯端末11と車載制御装置12との距離が第1所定距離Laよりも短いと判定されることになる。
また、操作者による入力操作や車両毎などに応じて所定値として、車載制御装置12の通信装置21の最低受信感度Rthよりも大きく、かつ、第1所定電界強度Raよりも小さく、かつ、携帯端末11からの距離の検知可能上限距離Lthよりも短いと共に第1所定距離Laよりも長い第2所定距離Lbに対応する第2所定電界強度Rbが設定された状態では、処理装置22の受信強度検出部31により検出された受信強度が所定値よりも小さいときには、携帯端末11と車載制御装置12との距離が第2所定距離Lbよりも長く、一方、処理装置22の受信強度検出部31により検出された受信強度が所定値以上のときには、携帯端末11と車載制御装置12との距離が第2所定距離Lbよりも短いと判定されることになる。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS11の判定処理を繰り返し実行する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS12に進む。
そして、ステップS13においては、受信強度が所定値未満であるか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS15に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS14に進む。
そして、ステップS14においては、アンサーバックのうち所定動作(例えば、車両探索に係る動作であって、車両側でのハザードランプ(図示略)の点灯およびブザー(図示略)の吹鳴と、携帯端末11側での車両の存在方向の報知など)の実行禁止の継続が指示されているか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS16に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS15に進む。
また、ステップS16においては、携帯端末11に対する操作者の所定入力操作、例えば通常操作以外の特殊な操作であって、携帯端末11に具備される複数の入力ボタンに対する所定順序での特殊な操作などに応じて発信される指令信号によってアンサーバックの実行許可を指示するアンサーバック許可指令が出力されているか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、上述したステップS15に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS17に進む。
そして、ステップS17においては、アンサーバックのうち所定動作(例えば、車両探索に係る動作であって、車両側でのハザードランプ(図示略)の点灯およびブザー(図示略)の吹鳴と、携帯端末11側での車両の存在方向の報知など)の実行を禁止する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS20に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS19に進む。
そして、ステップS19においては、時間Tの計時を開始する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS24に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS21に進む。
そして、ステップS21においては、アンサーバック禁止回数Nが所定回数Nth以上であるか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進み、処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS23に進む。
そして、ステップS24においては、アンサーバック禁止回数Nを初期化すると共に、時間Tの計時を終了し、時間Tを初期化する。そして、エンドに進み、処理を終了する。
11 携帯端末
12 車載制御装置
21a アンテナ
31 受信強度検出部(受信強度検出手段)
32 受信強度比較部(比較手段)
33 アンサーバック制御部(アンサーバック禁止手段)
Claims (3)
- 操作信号を発信可能な携帯端末と、前記携帯端末から発信される前記操作信号を受信してアンサーバックを実行可能な車載制御装置とを備える車両遠隔操作装置であって、
前記車載制御装置は、
受信した前記操作信号の受信強度を検出する受信強度検出手段と、
前記受信強度と所定値とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果において前記受信強度が前記所定値以下である場合に前記アンサーバックの実行を禁止するアンサーバック禁止手段と
を備えることを特徴とする車両遠隔操作装置。 - 前記アンサーバック禁止手段は、前記比較手段による比較結果において前記受信強度が前記所定値以下となる前記操作信号を所定時間に亘って所定回数以上受信した場合に前記アンサーバックの実行を禁止し、前記アンサーバックの実行を禁止した以後に前記比較手段による比較結果において前記受信強度が前記所定値よりも大きくなった場合であっても前記アンサーバックの実行禁止を継続することを特徴とする請求項1に記載の車両遠隔操作装置。
- 前記車載制御装置は、受信感度が異なる複数の受信手段を備え、
前記受信強度検出手段は、前記複数の受信手段毎での前記操作信号の受信状態に基づき、前記操作信号の受信強度を検出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両遠隔操作装置。
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