JP2002004676A - 車両用キーレスエントリー装置 - Google Patents

車両用キーレスエントリー装置

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JP2002004676A
JP2002004676A JP2000186425A JP2000186425A JP2002004676A JP 2002004676 A JP2002004676 A JP 2002004676A JP 2000186425 A JP2000186425 A JP 2000186425A JP 2000186425 A JP2000186425 A JP 2000186425A JP 2002004676 A JP2002004676 A JP 2002004676A
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直樹 川島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 夜間時に使用を確実に控えることができ、昼
間は確認し易い合図である確認音出力手段を有効利用で
きる車両用キーレスエントリー装置を提供することにあ
る。 【解決手段】ドア2の施錠あるいは解錠を車両から離れ
て指令することができるトランスミッター(遠隔指令手
段)6と、遠隔指令手段による指令に基づきドア2の施
錠あるいは解錠が行われた際に確認音を出力するホーン
(確認音出力手段)9を備えた車両用キーレスエントリ
ー装置において、昼夜を判定する日射センサ(昼夜判定
手段)8と、昼夜判定手段からの判定に基づき夜間と判
定した場合には、確認音出力手段からの確認音の出力を
禁止するドアロックコントローラ5のアンサバック禁止
部(禁止手段)a−2を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドアの施錠
あるいは解錠を車両から離れて指令することができる車
両用キーレスエントリー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用キーレスエントリー装置は携帯自
在な発信器である遠隔指令手段を用いて車両より離れた
位置からドアの施錠あるいは解錠を指令することができ
る。ところで、キーレスエントリー装置ではドアの施錠
あるいは解錠指令を受けると、これに応じてドアの施錠
あるいは解錠を実行すると共に切換え作動を実行したこ
とを指令者に伝えるべくアンサバック(作動確認信号)
を発している。このアンサバックとしてはルームランプ
点滅、ハザード点滅、プザー吹鳴、ホーン吹鳴等が採用
されており、その中で、最も分かり易いのはホーン吹鳴
である。このホーンは指令者が車両から目を離し、ある
いは背を向けていても容易に確認することができ、しか
も、ホーンは一般的に音圧が大きいため車両から比較的
遠く離れていてもよく聞こえ、車両の位置確認にも都合
がよい。
【0003】このように、ホーン吹鳴をアンサバックと
した車両用キーレスエントリー装置としては、キーレス
エントリーの施解錠操作をする度にホーン吹鳴する基本
装置に代えて、キーレスエントリーの施解錠操作を複数
回連続して行った場合にホーン吹鳴するものがある。こ
の場合、1回のロック操作でホーンは鳴らず、2回目以
降のロック操作、すなわち、念のために同一操作を繰り
返した場合にのみホーンが鳴る。なお、このような装置
の一例が特開平11−148261号公報に開示されて
いる。更に、キーレスエントリーの操作を、一定時間、
例えば1秒間内に2回行った場合にホーン吹鳴するキー
レスエントリー装置も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両用キー
レスエントリー装置として用いるホーンのような確認音
出力手段は確認し易い合図であり、有効利用できるので
あるが、アンサバックとして使用する上で、場所や時間
帯により他人に対して迷惑となる場合がある。特に、夜
間時にはその使用を控えることが望まれ、キーレスエン
トリーの操作をする度にホーン吹鳴することは望ましく
ない。
【0005】また、ユーザーの意志でホーン吹鳴有無を
選択することができるようにしたり、特開平11−14
8261号公報に開示されるようにキーレスエントリー
の操作を連続して行った場合にホーン吹鳴するように構
成できる。しかし、例えば、同一操作を2回行った場合
にのみホーンが鳴る構成とした場合であっても、夜間時
において、l回操作した後これを忘れて次に操作すれ
ば、実は2回目の操作とみなされ、鳴ってしまうし、ユ
ーザーはl回目の操作と思っていても2回目だったとい
うことがあり、操作忘れや操作ミスで間違っで2回以上
の操作をしてホーンを鳴らすことが多い。更に、一定時
間内に2回行なわなければ鳴らない構成であっても、鳴
らしては行けない夜間にユーザーが誤操作すればホーン
が鳴ることとなる。このように従来技術ではホーン等の
確認音出力手段の作動をユーザー操作に任せており、鳴
らすことが望まれていない夜間時にホーン等を鳴らして
しまう可能性があり、ユーザーの誤操作に対して有効で
はなかった。
【0006】本発明は、上述の課題に基づき夜間時に使
用を確実に控えることができ、昼間は確認し易い合図で
ある確認音出力手段を有効利用できる車両用キーレスエ
ントリー装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、車両用ドアの施錠あるいは
解錠を車両から離れて指令することができる遠隔指令手
段と、前記遠隔指令手段による指令に基づき前記車両用
ドアの施錠あるいは解錠が行われた際に確認音を出力す
る確認音出力手段を備えた車両用キーレスエントリー装
置において、昼夜を判定する昼夜判定手段と、前記昼夜
判定手段からの判定に基づき夜間と判定した場合には、
前記確認音出力手段からの確認音の出力を禁止する禁止
手段を備えたことを特徴としている。遠隔指令手段から
の施錠あるいは解錠指令に応じて、車両用ドアの施錠あ
るいは解錠を行うと共に確認音出力手段で確認音を出力
するという機能に加えて、昼夜判定手段で昼夜を判定
し、夜間と判定した場合には禁止手段が確認音出力手段
からの確認音の出力を禁止させる。なお、夜間における
アンサバックにはルームランプ点滅やハザード点滅を選
択的に代替使用できる。このため、昼間には確認し易い
合図である確認音出力手段をアンサバックとして有効利
用でき、夜間には確認音出力手段の吹鳴を強制的に止め
て、周辺住民への配慮を優先することができ、たとえ操
作者が遠隔指令手段を誤操作しても確実に確認音出力手
段の吹鳴を阻止できる。
【0008】請求項2の発明では、請求項1記載の車両
用キーレスエントリー装置において、上記確認音出力手
段はホーンであることを特徴としている。この場合、既
存装置であるホーンをアンサバックとして有効利用で
き、装置の低コスト化を図れる。好ましくは、上記確認
音出力手段はブザー又はベルの少なくとも一方であると
してもよい。この場合、各種の音量、音色のブザー又は
ベルの少なくとも一方を選択使用でき、装置の多様化を
図れる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1、図2には本発明の一実施形
態としての車両用キーレスエントリー装置1を示した。
この車両用キーレスエントリー装置1は4ドアの車両C
に装着され、前後左右の各ドア2に装備される施解錠用
のドアロックアクチュエータ3と、運転席のドア2の内
壁側に取り付けられるドアロックスイッチ4と、これら
4つのアクチュエータ3及びドアロックスイッチ4が接
続されるドアロックコントローラ5と、車両内であるリ
ア側ドア2に装着されドアロックコントローラ5に接続
されたレシーバー7と、レシーバー7のアンテナ10に
変調信号(ロック、アンロック信号)を出力する携帯用
のトランスミッター6とを備える。車両の前後左右の各
ドア2は図示しないラッチ及びストライカからなる周知
のドアロック装置を備え、そのドアロック装置にドアロ
ックアクチュエータ(以後単にアクチュエータと記す)
3が接続される。アクチュエータ3は内部に図示しない
ソレノイドを備え、同ソレノイドがドアロックスイッチ
4を接続しているドアロックコントローラ5からの施解
錠出力を受けることでドアロック、アンロックの切換え
操作力を発するように形成される。
【0010】レシーバー7はリア側のドア2のベルトラ
イン近傍に位置するように(図示せず)アンテナ10を
配備しており、アンテナ10で受けたトランスミッター
6からの変調信号の内、必要な信号(予め登録されてい
る暗証コードを含む)を受信回路701により抽出し、
増幅し、ロック、アンロック信号s1をドアロックコン
トローラ5に出力する。携帯用のトランスミッター6は
車両用ドアの施錠あるいは解錠を車両から離れて指令す
ることができる遠隔指令手段としての送信機である。こ
れは施錠ボタン14および解錠ポタン15を備え、施錠
ボタン14を押すことによりドアの施錠(ドアロック)
を指令する変調信号(予め登録されている暗証コードを
含む)が送信され、解錠ボタン15を押すことによりド
アの解錠(ドアアンロック)を指令する変調信号(予め
登録されている暗証コードを含む)が送信される。
【0011】ドアロックコントローラ5はその入力ポー
トA1にレシーバー7やドアロックスイッチ4からのロ
ック、アンロック信号s1を受け、日射センサ8より日
射信号s2を、イグニッションキースイッチ(以後単に
IGスイッチ)13よりオン、オフ信号s3を受け、し
かも、オートライトスイッチ16よりオンオフ信号s4
が入力される。ドアロックコントローラ5はレシーバー
7の受信回路701の出力に基づき所定の演算制御を行
う制御部A2と、制御部A2からの信号に基づきドア2
の施錠および解錠のための施解錠出力d1を各ドア2の
アクチュエータ3に発するドアロック出力回路A3と、
制御部A2からの信号に基づきホーン9に向けてホーン
出力d2を発するホーン出力回路A4,室内灯11に点
滅出力d3を発する室内灯出力回路A5、前後左右のハ
ザードランプ12に点滅出力d4を発するハザード出力
回路A6とを備える。なお、ドアロックコントローラ5
の電源回路17はIGスイッチ13に開閉操作される2
連リレー18を介し主電源19及び補助電源20に接続
され、リレー18のオン時に主電源19が、オフ時に補
助電源20が接続される。
【0012】日射センサ8は昼夜を判定する昼夜判定手
段であり、車両Cの図示しないインストルメントパネル
等の上向き面等に装備され、光電変換素子で検出された
光量信号を図示しないA/D変換器を介し制御部A2に
日射強度SUNとして入力するように構成される。オー
トライトスイッチ16はそのオン操作時において、ドア
ロックコントローラ5内の後述のオートライト制御部a
−3を駆動し、車両Cの図示しない照明灯や補助灯を自
動切換する。
【0013】制御部A2は基本機能部a−1、アンサバ
ック禁止部a−2及びオートライト制御部a−3として
機能する。基本機能部a−1は、IGスイッチ13のオ
フ時において、レシーバー7やドアロックスイッチ4か
らのロック、アンロック信号s1を受け、ドアロック信
号s1の入力に応じて、ドアロック出力回路A3を介し
て各アクチュエータ3にドアロック出力d1を送出す
る。この時、ドアロック信号s1が入力したことより、
車内灯出力回路A5を介し室内灯11に点滅出力d3
を、ハザード出力回路A6を介し各ハザードランプ12
に点滅出力d4を発し第1のアンサバック機能を発揮さ
せる。しかも、レシーバー7からのドアロック信号s1
の入力が所定時間Ta内に2度以上入力すると、ホーン
出力回路A4を介しホーン9にホーン吹鳴のためのホー
ン出力d2を、車内灯出力回路A5を介し室内灯11に
点滅出力d3を、ハザード出力回路A6を介し各ハザー
ドランプ12に点滅出力d4を発する第2のアンサバッ
ク機能を発揮させる。
【0014】更に、この基本機能部a−1に接続される
アンサバック禁止部a−2は日射センサ8からの日射強
度SUNと判定値である日射強度閾値Scとを比較し、
日射強度閾値Sc未満では夜間判定をし、その際、ホー
ンアンサバックを禁止する禁止信号Saを発する。この
禁止信号Saの入力時には基本機能部a−1はホーン駆
動判定が成されていてもその出力を禁止し、第2のアン
サバック機能に代えて、第1のアンサバック機能を発揮
させる。オートライト制御部a−3は、オートライトス
イッチ16のオン操作時において、日照センサ8の日射
強度SUNを複数のしきい値と比較して、その日射強度
レベルに応じて図示しない車両の照明灯、補助灯の切換
えを自動的に行う。しかも、図示しない照明灯の灯火
時、すなわち、夜間時には、照明灯点灯信号srを基本
機能部a−1に発し、昼夜を判定する昼夜判定手段とし
て機能する。
【0015】次に、図1の車両用キーレスエントリー装
置1の動作について説明する。図1のドアロックコント
ローラ5はIGスイッチ13のオフ時(図1の実線はオ
ン時)において補助電源20に接続された状態にある。
ここで、車外の操作者が携帯用のトランスミッター6の
施錠ボタン14を押すことで、レシーバー7の受信回路
701がドアロック信号s1を基本機能部a−1に出力
し、ここで基本機能部a−1はドアロック信号s1の入
力によりドアロック出力d1をドアロック出力回路A3
を介して全てのドア2のアクチュエータ3に出力し、施
錠処理する。同時に、ドアロック信号がs1入力したこ
とより、第1のアンサバック機能を発揮させ、室内灯1
1及びハザードランプ12を所定の点滅モードで駆動
し、ドアロックの確認を行える。
【0016】更に、ドアロックコントローラ5は基本機
能部a−1の制御として行う図示しないメインルーチン
の途中で所定時間割込み処理として、昼夜判定ルーチン
を実行する。ここでは、図3に示すように、ステップs
1で最新の日射強度SUNや照明灯の灯火信号等のデー
タを取り込む。ステップs2では日射センサ8からの日
射強度SUNと判定値である日射強度閾値Scとを比較
し、日射強度閾値Sc未満では夜間判定をしてステップ
s4に、昼間判定ではステップs3に進む。ステップs
3ではオートライト制御部a−3における照明灯の灯火
信号srがオン状態か否か判定し、オフ、非灯火時には
ステップs5に進み、ホーンアンサバック許可、すなわ
ち、ホーンアンサバック禁止信号Saの出力を停止し、
オフのままでメインルーチンにリターンし、点灯時には
ステップs4に進む。夜間時と判定されステップs4に
達すると、ここではホーンアンサバック禁止信号Saを
出力し、メインルーチンに戻る。
【0017】このようにドアロックコントローラ5は、
ホーンアンサバック禁止信号Saのオンオフを常時判定
している。このような状態で、操作者が1回目の施錠ボ
タン14の押圧操作の後、所定時間Ta内に施錠確認の
ため、再度、施錠ボタン14を押圧すると、1回目と同
様に受信回路701がドアロック信号s1を基本機能部
a−1に出力し、基本機能部a−1はドアロック出力を
各アクチュエータ3に出力し、全てのドア2を再度施錠
する。同時に、基本機能部a−1は、所定時間Ta内に
2度目のドアロック信号が入力したことを判定し、更
に、現在、ホーンアンサバック禁止信号Saがオンか否
かを判断し、昼間でオフ時には第2のアンサバック機能
を発揮させるべく、ホーン出力回路A4を介しホーン9
にホーン出力d2を、車内灯出力回路A5を介し室内灯
11に点滅出力d3を、ハザード出力回路A6を介し各
ハザードランプ12に点滅出力d4を発し、これらの各
アンサバックがすべて駆動し、ドアロックの再確認を容
易に行える。
【0018】一方、基本機能部a−1は、夜間時におい
て所定時間Ta内に2度目のドアロック信号が入力した
場合、ホーンアンサバック禁止信号Saの入力を検出し
ており、この時には第1のアンサバック機能を発揮さ
せ、室内灯11及びハザードランプ12を所定の点灯モ
ードで駆動し、ドアロックの再度の確認を行い、ホーン
9は非作動とする。これにより、夜間時のホーン吹鳴を
確実に控えることができる。この場合、操作者が夜間時
であることを忘れていたり、2回目の施錠ボタン14の
押圧操作を誤って1回目と間違えたりして、施錠ボタン
14を誤操作しても確実にホーンアンサバックを禁止で
きる。
【0019】なお、車両の近傍に操作者が戻り、車両を
探すような状況下で、施錠ボタン14を2回押圧する
と、昼間でホーンアンサバック禁止信号の非入力時にあ
れば第2のアンサバック機能を発揮させ、ホーン9吹
鳴、室内灯11点滅、ハザードランプ12点滅を行え、
車両の位置を容易に認識できる。この場合も、夜間時で
あればたとえ操作者が施錠ボタン14を誤って2度押圧
操作しても確実にホーンアンサバックを禁止し、第1の
アンサバック機能を発揮させ、室内灯11点滅、ハザー
ドランプ12点滅のみを実行させることができる。
【0020】この後、車両に達した操作者は解錠ボタン
15を押圧すると、受信回路701がドアアンロック信
号s1を基本機能部a−1に出力し、基本機能部a−1
はドアアンロック信号s1の入力によりドアアンロック
出力をドアロック出力回路A3を介して全てのドア2の
アクチュエータ3に出力し、解錠処理する。同時に、ド
アアンロック信号s1が入力したことより、第1のアン
サバック機能を発揮させ、室内灯11及びハザードラン
プ12を所定の点滅モードで駆動し、ドアアンロックの
確認を行える。なお、操作者が1回目の解錠ボタン14
の押圧操作の後、所定時間Ta内に誤操作で、再度、解
錠ボタン15を押圧すると、1回目と同様に基本機能部
a−1はドアアンロック出力を各アクチュエータ3に出
力し、全てのドア2を再度解錠する。同時に、基本機能
部a−1は、1回目と同様に第1のアンサバック機能を
発揮させ、室内灯11及びハザードランプ12を所定の
点滅モードで駆動し、ドアアンロックの確認を行える。
このように、ドアアンロック時にはホーン吹鳴は実施し
ない。
【0021】図1の車両用キーレスエントリー装置1で
は、確認音出力手段として既存装置であるホーン9をア
ンサバックとして有効利用でき、装置の低コスト化を図
れる。なお、図1の車両用キーレスエントリー装置1で
はドアアンロック時においてホーンアンサバックを実施
しないものとしたが、これに限定されるものではなく、
場合によりドアアンロック時においても、ドアロック時
と同様に、所定時間Ta内に2回目の解錠ボタン15の
押圧操作が成された場合にホーンアンサバックを含む第
2のアンサバック機能を発揮させるように構成してもよ
い。この場合も、夜間時には禁止信号Saを出力し、第
1のアンサバック機能を発揮させることとなり、図1の
装置と同様の作用効果が得られる。
【0022】図1の車両用キーレスエントリー装置1で
は、確認音出力手段として既存装置であるホーン9をア
ンサバックとして有効利用でき、装置の低コスト化を図
れる。なお、場合により、図1のホーン9に代えて、図
示しないブザーやベル、あるいはこれらの少なくとも一
方を確認音出力手段として用いてもよい。この場合、各
種の音量、音色のブザー又はベルの少なくとも一方を選
択使用でき、装置の多様化を図れる。上述のところにお
いて、車両用キーレスエントリー装置1は、昼夜を判定
する昼夜判定手段として、日照センサ8とオートライト
スイッチ16のオンで駆動するオートライト制御部a−
3を用い、これらの内、少なくとも一方が夜間を判定す
るとホーンアンサバック禁止信号Saを発して、ホーン
アンサバックを強制的に禁止していたが、場合により日
照センサ8のみとして装置の簡素化を図ってもよい。ま
た、昼夜判定には絶対時間を元にして判定してもよい。
【0023】更に、図1の車両用キーレスエントリー装
置1は第1のアンサバック機能時に比べ、第2のアンサ
バック機能時にはホーン吹鳴と室内灯11点滅とハザー
ドランプ12点滅とを行うとして説明したが、これに代
えて、単にホーン吹鳴のみとしてもよく、ホーン吹鳴に
加えて、室内灯11かハザードランプ12のいずれか一
方との組み合わせとしてもよく、これらの場合も、図1
の装置と同様の作用効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、昼夜
を判定しておき、夜間と判定した場合には確認音出力手
段からの確認音の出力を禁止させるので、昼間には確認
し易い合図である確認音出力手段をアンサバックとして
有効利用でき、夜間には確認音出力手段の吹鳴を強制的
に止めて、周辺住民への配慮を優先することができ、た
とえ操作者が遠隔指令手段を誤操作しても確実に確認音
出力手段の吹鳴を阻止できる。請求項2の発明は、ホー
ンを用いたので、既存装置であるホーンをアンサバック
として有効利用でき、装置の低コスト化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての車両用キーレスエ
ントリー装置の概略構成図である。
【図2】図1の車両用キーレスエントリー装置の制御機
能を示すブロック図である。
【図3】図1の車両用キーレスエントリー装置のドアロ
ックコントローラが行う昼夜判定ルーチンのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 車両用キーレスエントリー装置 2 ドア 5 ドアロックコントローラ 6 トランスミッター(遠隔指令手段) 8 日射センサ(昼夜判定手段) 9 ホーン(確認音出力手段) a−1 基本機能部 a−2 アンサバック禁止部(禁止手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用ドアの施錠あるいは解錠を車両から
    離れて指令することができる遠隔指令手段と、前記遠隔
    指令手段による指令に基づき前記車両用ドアの施錠ある
    いは解錠が行われた際に確認音を出力する確認音出力手
    段を備えた車両用キーレスエントリー装置において、 昼夜を判定する昼夜判定手段と、 前記昼夜判定手段からの判定に基づき夜間と判定した場
    合には、前記確認音出力手段からの確認音の出力を禁止
    する禁止手段を備えたことを特徴とする車両用キーレス
    エントリー装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両用キーレスエントリー
    装置において、 上記確認音出力手段はホーンであることを特徴とする車
    両用キーレスエントリー装置。
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