JP2010018395A - 排出トレイ及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数サイズの用紙に対して簡単な構成でジャムや脱落の防止を可能とする排出トレイ及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】排出トレイ20の上面21には、A3用紙P1の下流側への移動を規制する第1ストッパ25と、A4用紙P2の移動を規制する第2ストッパ29とが設けられている。第1ストッパ25は上面21に収納可能であり、第2ストッパ29は、アクチュエータ31を有すると共に上面21に回動自在に軸支され、A3用紙が排出されるときにはアクチュエータ31が搬送力により下流側に押圧されて上面21に沿って倒伏しており、A4用紙P2が排出されるとアクチュエータ31がA4用紙P2の重量により下方に押圧されて起立する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置において排出された用紙が積載される排出トレイに関する。
従来、画像形成装置には、装置本体から排出される印字済みの用紙を積載する排出トレイが設けられており、排出トレイには用紙の脱落を防止するためにストッパが設けられている。例えば、特許文献1では、排出トレイの排出方向先端の位置に、排紙方向に対して斜め上方に傾斜したストッパ部を有する線条体トレイを設けることにより、所定寸法よりもサイズが大きい用紙であっても用紙先端をストッパに沿って排出方向へ逃がすことができ、用紙の脱落を防止する方法が開示されている。
しかし、排出用紙の下カール(正カール)がきつい場合には、ストッパの傾斜角度が小さいと用紙の勢いを十分に抑制できないため、用紙のストック性が低下し、極端な場合には排出トレイから脱落するおそれがある。また、用紙の勢いを確実に抑制するためには、ストッパの角度を排出方向に対して略垂直に突出させることが望ましい。
そこで、ストッパを可動式にする方法が提案されている。例えば、特許文献2には、排出口の前方に引き出し及び収納自在に支持された排出トレイにストッパを回動自在に軸支し、排出トレイを収納するとストッパをトレイ上面と略平行な姿勢とし、排出トレイを引き出すとストッパを自重によりトレイ上面から突出させることにより、排出トレイを引き出すだけで用紙の飛び出しを防止すると共に排出トレイを閉じたときのデザイン性を向上させる方法が開示されている。
また、特許文献3には、排出する用紙を突き当てるストッパ位置からトレイ上に載置される用紙を取り出し容易とする方向に、ストッパを回動自在とすることにより、トレイ上に載置された用紙の取り出しを容易とする方法が開示されている。
特開2002−114434号公報 特開2006−016171号公報 特開2005−075609号公報
しかし、特許文献2では、ストッパを突出させるために排出トレイを引き出さなければならず、作業が煩雑となるおそれがある。また、特許文献2及び3ではストッパの位置を所定サイズに固定したまま該所定サイズよりもサイズの大きな用紙を排出した場合、用紙の先端がストッパを超えることができず、ジャムを招くおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑み、複数サイズの用紙に対して簡単な構成でジャムや脱落の防止を可能とする排出トレイ及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、排出ローラから排出されるサイズが異なる複数の用紙を上面に載置する排出トレイであって、用紙の排出方向にサイズの異なる2種類の用紙のうち長い方の第1の用紙の前記排出方向下流側への移動を規制する第1のストッパと、前記第1のストッパよりも前記排出ローラ側に軸支され、前記上面に沿って前記下流側に倒伏し前記第1の用紙の前記下流側への移動を許容する第1の位置と、前記上面から起立し前記第1の用紙よりも短い方の第2の用紙の前記下流側への移動を規制する第2の位置と、に回動可能な第2のストッパと、が設けられ、前記第2のストッパは、用紙が排出されないとき若しくは前記第1の用紙が排出されるときには前記第1の位置に回動しており、前記第2の用紙が排出されると該第2の用紙の重量により下方に押圧され前記第1の位置から前記第2の位置に回動することを特徴としている。
また本発明は、前記第2のストッパは、前記第2の用紙の先端が当接可能な当接面を有する板状部材から成り、前記当接面には、前記第1の用紙が排出されると前記第1の用紙の搬送力により前記下流側に押圧され、前記第2の用紙が排出されると前記第2の用紙の先端部が載置され該用紙の重量により下方に押圧される突出部が設けられたことを特徴としている。
また本発明は、前記第2のストッパは、該ストッパの支軸よりも前記下流側に重心を有することを特徴としている。
また本発明は、前記突出部は、前記当接面から頂点が突出する側面視略三角形状に形成されており、前記頂点は、前記支軸よりも前記排出方向上流側に配置されることを特徴としている。
また本発明は、前記第1のストッパは、前記上面に収納可能であることを特徴としている。
また本発明は、前記排出トレイを備えた画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、用紙が排出されないとき若しくは第1の用紙が排出されるときには第2のストッパは第1の位置に回動しており、第1の用紙は下流側に移動できるため、第1のストッパにより第1の用紙の移動を規制することができる。また、第2の用紙が排出されると第2のストッパは第2の用紙の重量により下方に押圧され第1の位置から第2の位置に回動するため、第2のストッパにより第2の用紙の移動を規制することができる。
これにより、第2のストッパを手動で移動させることなく、簡単な構成で複数サイズの用紙に対してジャムの発生を防止すると共に排出トレイからの脱落を防止することができ、用紙のストック性を向上させることができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の排出トレイにおいて、第2のストッパを第2の用紙の先端が当接可能な当接面を有する板状部材から構成し、当接面に、第1の用紙が排出されると第1の用紙の搬送力により下流側に押圧され、第2の用紙が排出されると第2の用紙の先端部が載置され該用紙の重量により下方に押圧される突出部を設けることとした。これにより、第1の用紙を確実に下流側に移動させてジャムの発生を防止すると共に、第2の用紙の重量により第2のストッパを下方に押圧し易くして確実に第2の用紙の移動を規制することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1または第2の構成の排出トレイにおいて、第2のストッパが該ストッパの支軸よりも下流側に重心を有することにより、用紙が排出されないとき若しくは第1の用紙が排出されるとき、より簡単に且つ確実に第2のストッパを第1の位置に回動させておくことができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の排出トレイにおいて、突出部を、当接面から頂点が突出する側面視略三角形状に形成し、頂点を、支軸よりも排出方向上流側に配置することにより、三角形の上流側斜面が第2の用紙の先端の排出速度を減速させ、頂点付近で第2の用紙の先端を停止させることができる。これにより、第2のストッパを起立させ易くなり、より確実に第2の用紙の移動を規制することができる。特に、1枚目の用紙が排出されたときに効果的である。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1〜第4のいずれかの構成の排出トレイにおいて、第1のストッパを上面に収納可能とすることにより、作業性に優れると共に排出トレイをより小型化することができる。
また、本発明の第6の構成によれば、第1〜第5のいずれかの構成の排出トレイを備えた画像形成装置とすることにより、画像形成された用紙のジャムの発生を防止すると共に複数サイズの用紙のストック性を向上させることができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の排出トレイを備えた画像形成装置(複写機)の構成を示す側面断面図である。
図1に示すように、画像形成装置1の筐体2の下部には給紙部3が配置されている。この給紙部3には印刷前の用紙Pが積載して収容され、ここから1枚ずつ分離して用紙Pが送り出される。なお、給紙部3には3段の給紙カセット4が備えられており、これらの給紙カセット4は、用紙の補給作業を容易にするためそれぞれ独立して筐体2に対して、引出可能に構成されている。また、図1において筐体2の右側面の上部には、給紙カセット4に収容されている用紙Pとは異なるサイズの用紙を使用する場合や、OHPシートのように1枚ずつ供給する場合に使用される手差し給紙部5が備えられている。
そして、筐体2内には、上記給紙部3又は手差し給紙部5から供給された用紙Pを後述する転写部11へと搬送する用紙搬送部6が設けられている。この用紙搬送部6の用紙搬送方向下流側であって、転写部15のすぐ上流側には、レジストローラ7が配設されている。レジストローラ7は、用紙Pの斜め送りを矯正しつつ後述する画像形成部10で形成されるトナー像と同期をとって、転写部15に向けて用紙Pを送り出す。
また、筐体2の上面には原稿送り部8が配置されており、筐体2内の上部には原稿送り部8の下方に位置するように光学部9が配設されている。原稿送り部8は、原稿の複写を行う場合に、文字、図形、模様等の画像が描かれた原稿を積載するものであり、原稿送り部8に積載された原稿は1枚ずつ分離して内部へと取り込まれ、光学部9によってその画像データが読み取られるよう構成されている。
光学部9の下方には、レジストローラ7の用紙搬送方向下流側に画像形成部10と転写ローラとから成る転写部15が設けられている。画像形成部10では、図示しない帯電器により感光体ドラム12が一様に帯電された後、光学部9によって読み取られた画像データに基づいて露光ユニット11により感光体ドラム12上に原稿画像に対応した静電潜像が形成され、この静電潜像が現像ユニット13により現像されてトナー像が形成される。そして、このトナー像が転写部15にて、前記レジストローラ7によって同期をとって送られてきた印刷前の用紙Pへと転写される。感光体ドラム上に残った残留トナーはクリーニング部14により除去される。
転写部15の用紙搬送方向下流側には定着部16が備えられており、転写部15にて未定着トナー像が転写された用紙Pは定着部16へと搬送される。定着部16へと搬送された用紙Pは、定着部16に備えられた加熱ローラ及び加圧ローラにより挟持搬送されつつ加熱及び加圧されることによってトナー像が溶融定着される。そして、定着部16の下流側には、分岐部17が備えられており、定着部12から排出された用紙Pは排出路18を搬送され、排出ローラ19により排出トレイ20に排出される。なお、用紙受けトレイ21を水平に引き出し、分岐部17から用紙Pを直進させて用紙受けトレイ21に排出することもできる。
排出トレイ20は用紙Pの排出方向に沿って排出ローラ19の下方に配置される上流側端部20aから装置本体右側壁部に配置される下流側端部20bにかけて設けられ、上流側端部20aから下流側端部20bまで上方に向かって緩やかに傾斜している。かかる排出トレイ20について、以下、詳細に説明する。
図2は、第2ストッパが倒伏しているときの排出トレイの周辺を示す部分斜視図であり、図3は、図2の領域S1周辺の拡大図であり、図4は、側面断面図である。また、図5は、第1ストッパが引き出されたときの排出トレイ周辺を示す部分斜視図であり、図6は、図5の領域S2周辺の拡大図である。また、図7は、A4用紙が排出されるときのストッパの回動状態を示す図であり、図7(a)はストッパが倒伏した状態を示す図であり、図7(b)は、起立した状態を示す図である。図1と共通する部分には共通する符号を付して説明を省略する。図1と共通する部分には共通する符号を付して説明を省略する。
図2及び図3に示すように、排出トレイ20は、第1ストッパ(第1のストッパ)25と第2ストッパ(第2のストッパ)29を備えている。排出トレイ20の上面21において用紙Pの排出方向と垂直方向中央部には、排出方向に沿って排出トレイ20の下流側端部20bから中央部20cにかけて下方に窪んだ凹状部23が形成されている。凹状部23には、第1ストッパ25と第2ストッパ29が設けられている。
図4及び図5に示すように、第1ストッパ25は、凹状部23の底部と略同じ大きさの略矩形状の板状部材から形成され、排出方向下流側端部が上面視略コの字状に切り欠かれている。第1ストッパ25のコの字の突出端部25aは、凹状部23における排出方向下流側端部に回転自在に軸支されており、凹状部23に収納された状態(図2参照)から、排出トレイ20よりも外側に突出する状態(図5参照)まで手動により回転できるようになっている。
第1ストッパ25の自由端部25bには、用紙Pの排出方向下流側への落下を防止するための規制部27が配置されている。規制部27は板状部材から成り、一端が第1ストッパ25の自由端部25bに軸支され、第1ストッパ25に沿って倒伏して折り畳まれた状態と、第1ストッパ25から略垂直に起立して突出する状態との間で回転できるようになっている。
これにより、排出方向に最大長サイズ(例えば、ここではA3用紙P1とする)のA3用紙P1が排出されるときには第1ストッパ25を外側に引き出し、規制部27を起立させることにより、排出されたA3用紙P1を積載すると共に規制部27によりA3用紙P1の排出方向下流側への移動を規制してその落下を防止することができる。
また、A3用紙P1を排出しないとき等、不要なときには、規制部27を折り畳み、規制部27と共に第1ストッパ25を凹状部23に収納することができる(図2参照)。一方、最大長サイズよりも排出方向に短い所定の標準サイズ(例えば、ここではA4用紙とする)のA4用紙P2が排出されるときには排出トレイ20の上面21に積載される。
図2、図3及び図6に示すように、第2ストッパ29は、略矩形状の板状部材から成り、第1ストッパ25のコの字状の切り欠きに嵌合するよう形成されており、凹状部23に軸支されている。第2ストッパ29の上面はA4用紙P2の先端が当接可能な当接面30を形成しており、当接面30には、略L字状の棒状部材からなるアクチュエータ(突出部)31が突設されている。
また、図7に示すように、アクチュエータ31のL字の短片31aの先端は、第2ストッパ29の排出方向中央部よりも上流側(図の左側)寄りに固定されており、長片31bの先端は、第2ストッパ29の上流側端部29aよりも上流側且つ下方に突出している。また、アクチュエータ31は、第2ストッパ29と側面視略直角三角形状を形成しており、その頂点は支軸32よりも排出方向上流側(図の左側)に配置されている。
また、図6及び図7に示すように、第2ストッパ29におけるアクチュエータ31の短辺31aとは反対側面には、支軸32を有する突出片が設けられており、支軸32は凹状部23に回転自在に支持されている。また、第2ストッパ29は凹状部23の底部に沿って倒伏して第2ストッパ29の間に嵌め込まれ、図7(a)に示すように排出トレイ20の凹状部23に収納された状態(第1の位置)と、図7(b)に示すように凹状部23から略垂直に起立して突出する状態(第2の位置)との間で回動できるようになっている。
また、第2ストッパ29の排出方向における重心は、支軸32よりも下流側となるよう設定されている。これにより、用紙が排出されていない(第2ストッパ29に負荷がかかっていない)ときには、第2ストッパ29は凹状部23に収納されるようになっている。また第2ストッパ29は、アクチュエータ31上にA4用紙P2が載置されると、A4用紙P2の重量によりアクチュエータ31を押し下げ、第2ストッパ29を回動させることにより起立させるように、重心の位置が設定されている。また、起立状態において、アクチュエータ31の短辺31aは、凹状部23内に配置され、A4用紙P2の排出及び積載を妨げないようになっている。
かかる重心は、例えば第2ストッパ29、アクチュエータ31及び支軸32の大きさや配置等に基づき予め予備実験等により設定することができる。また、第2ストッパ29は、該ストッパが起立したときA4用紙P2の先端が当接面30と当接してその脱落を防止できるような位置に配置されている。
次に第2ストッパ29の動作について説明する。まず、A4用紙P2が排出されるときの第2ストッパ29の動作について説明する。図8は、用紙が排出される前の第2ストッパの状態を示す側面断面図であり、図9は、A4用紙が排出されるときの第2ストッパの回動状態を示す図であり、図9(a)は用紙排出前の状態を示す図であり、図9(b)は、用紙排出途中の状態を示す図であり、図9(c)は、用紙排出後の状態を示す図である。また、図10は、A4用紙が排出トレイに載置された状態を示す側面断面図である。
A4用紙P2が排出されていない状態では、図8及び図9(a)に示すように第2ストッパ29は倒伏している。A4用紙P2が排出されA4用紙P2の先端がアクチュエータ31上に掛かると、その重量により第2ストッパ29が起立状態へと回動を開始する。これにより、A4用紙P2の先端が当接面30に当接し、かかる当接面により先端が揃えられる。そして、図9(b)に示すようにA4用紙P2の重量による押圧力F1によってアクチュエータ31が下方に押圧され、図9(c)に示すように第2ストッパ29が起立する。
これにより、図10に示すようにA4用紙P2が排出トレイ20に積載され、第2ストッパ29によりA4用紙P2の排出方向下流側への落下を防止することができる。そして、引き続き排出されるA4用紙P2がその上に順次積載される。また、アクチュエータ31の上にA4用紙P2が積載されていくことにより、A4用紙P2からアクチュエータ31に作用する押圧力F1が大きくなり、第2ストッパ29をより安定して起立させることができ、A4用紙P2の保持力を高めることができる。
また、ここではアクチュエータ31を、当接面30から頂点が突出する側面視略三角形状に形成し、その頂点を支軸32よりも排出方向上流側に配置したため、アクチュエータ31の上流側斜面がA4用紙P2の先端の排出速度を減速させ、頂点付近でA4用紙P2の先端を停止させることができる。これにより、第2ストッパ29を起立させ易くなり、より確実にA4用紙P2の移動を規制することができる。特に、1枚目の用紙が排出されたときには、未だ用紙重量が小さいため効果的である。しかし、アクチュエータ31の形状等は、A3用紙P1の下流側への移動を許容し、A4用紙P2の下流側への移動を規制するよう回動可能であれば、特に限定されるものではない。
次に、A3用紙P1が排出されるときの第2ストッパ29の動作について説明する。図11は、A3用紙が排出されるときのストッパの回動状態を示す図であり、図11(a)は用紙排出前の状態を示す図であり、図11(b)は、用紙排出途中の状態を示す図であり、図11(c)は、用紙排出後の状態を示す図である。また、図12は、A3用紙が排出トレイに載置された状態を示す側面断面図である。
A3用紙P1が排出される場合には、前述の図4に示すように予め第1ストッパ25を排出トレイ20から引き出すと共に、規制部27を第1ストッパ25から起立させておく。A3用紙P1が排出されていない状態では、A4用紙P2の場合と同様、図11(a)に示すように第2ストッパ29は倒伏している。
この状態からA3用紙P1が排出されると、図11(b)に示すようにA3用紙P1の先端はアクチュエータ31に一旦乗り上げ、A3用紙P1の重量によりアクチュエータ31に下方への押圧力F1が作用する。しかし、排出ローラ19の搬送力によりA3用紙P1は排出方向下流側に強制的に搬送(排出)されるため、A3用紙P1の先端が当接面30と当接し、第2ストッパ29を排出方向下流側に押圧力(搬送力)F2で押圧する。また、A3用紙P1は、アクチュエータ31の頂点を排出方向下流側に搬送力F2で摺動しながら移動する(排出される)。
このように、A3用紙P1の重量による押圧力F1よりも排出ローラ19の搬送力による押圧力F2の方がはるかに大きいため、押圧力F2により第2ストッパ29は搬送方向下流側に回動し、図11(c)に示すように第2ストッパ29は倒伏した状態を保つことができる。
これにより、図12に示すようにA3用紙P1は、第2ストッパ29によって妨げられることなく下流側に排出される。そして、第1ストッパ25によりA3用紙P1の排出方向下流側への落下を防止することができる。その後、引き続き排出されるA3用紙P1がその上に順次積載される。なお、A3用紙P1の排出後、アクチュエータ31上にA3用紙P1の排出方向中央部が積載された場合であっても、第2ストッパ29は起立することなく倒伏している。
上記の通り、第1ストッパ25と第2ストッパ29とを設けたため、A4用紙P2が排出されるときには第2ストッパ29が起立してA4用紙P2の落下を防止する一方、A3用紙P1が排出されるときには第2ストッパ29は倒伏したままであり、A3用紙P1が第2ストッパ29の下流側へ移動することができ、第1ストッパ25によりA3用紙P1の落下を防止することができ、A4用紙P2及びA3用紙P1のストック性を向上させることができる。また、第2ストッパ29がA3用紙P1の排出を妨げないため、ジャムの発生を防止することができる。
このとき、第2ストッパ29を手動により移動させたり着脱したりすることなくA4用紙P2及びA3用紙P1の排出及びこれらの落下を防止できるため、簡単な構成となり、作業性に優れる。なお、第1ストッパ25は、ユーザの使用状況に応じ、排出トレイ20から引き出したままA4用紙P2及びA3用紙P1を排出させても、A3用紙P1を排出するときのみ引き出してもよい。
ここでは、第1ストッパ25を排出トレイ20に収納可能としたため、用紙Pのサイズや必要に応じて簡単に第1ストッパ25を収納したり引き出したりすることができ、作業性に優れる。また、排出トレイ20を小型化することもできる。しかし、第1ストッパ25は、本実施形態に特に限定されるものではなく、その他、排出トレイ20に収納できるよう図示しないガイドレール等を用いて摺動可能に支持することもできる。また、第1ストッパ25は必ずしも収納する必要はなく、第1ストッパ25を引き出した状態で排出トレイ20に固定しておくこともできる。
また、ここでは第2ストッパ29から側面視略三角形状に突出するアクチュエータ31を用いたため、簡単な構成で第2ストッパ29の回動が可能となる。しかし、このようなアクチュエータ31の大きさや形状等は、第2ストッパ29の上面から突出し、A4用紙P2の重量により第2ストッパ29を起立させることが可能であり、且つA3用紙P1の搬送力により第2ストッパ29を倒伏した状態に保つことが可能であれば、特に限定されるものではない。例えばその他、アクチュエータ31を側面視半円形状に形成することもできる。
また、ここでは第2ストッパ29の重心を支軸32よりも下流側に設定したため、用紙が排出されないとき若しくはA3用紙P1を排出するとき、より簡単に且つ確実に第2ストッパ29を倒伏させておくことができる。しかし、第2ストッパ29はA4用紙P1の重量により起立可能であれば、その他、引張りバネや巻きバネ等により第2ストッパ29の下流側端部を下方に付勢等することにより第2ストッパ29を倒伏させておくこともできる。
また、ここでは、排紙トレイ20に第2ストッパ29を1つ設けたが、排出方向に沿って第2ストッパ29を複数設け、複数のサイズの用紙に対応させることもできる。また、ここでは最大長を有する用紙Pの一例としてA3用紙P1を用い、A3用紙P1よりも排出方向に短い用紙Pの一例としてA4用紙P2を用いたが、かかる用紙Pのサイズは特に限定されるものではなく、ユーザの使用目的、使用状況等に応じて任意に用紙Pのサイズを設定することができる。
その他本発明は、本実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば本実施形態では、排出トレイ20に第1ストッパ25及び第2ストッパ29を設けたが、用紙受けトレイ21(図1参照)にこれらを設けることもできる。また、本実施形態においては画像形成装置の一例として複写機を示したが、その他、例えばプリンタや、タンデム型の画像形成装置や複写機等にも適用できる。
本発明は、排出ローラから排出されるサイズが異なる複数の用紙を上面に載置する排出トレイであって、用紙の排出方向にサイズの異なる2種類の用紙のうち長い方の第1の用紙の前記排出方向下流側への移動を規制する第1のストッパと、前記第1のストッパよりも前記排出ローラ側に軸支され、前記上面に沿って前記下流側に倒伏し前記第1の用紙の前記下流側への移動を許容する第1の位置と、前記上面から起立し前記第1の用紙よりも短い方の第2の用紙の前記下流側への移動を規制する第2の位置と、に回動可能な第2のストッパと、が設けられ、前記第2のストッパは、用紙が排出されないとき若しくは前記第1の用紙が排出されるときには前記第1の位置に回動しており、前記第2の用紙が排出されると該第2の用紙の重量により下方に押圧され前記第1の位置から前記第2の位置に回動するものである。
これにより、第2のストッパを手動で移動させることなく、簡単な構成で複数サイズの用紙に対してジャムの発生を防止すると共に排出トレイからの脱落を防止することができ、用紙のストック性を向上させることができる。
また、第2のストッパを第2の用紙の先端が当接可能な当接面を有する板状部材から構成し、当接面に、第1の用紙が排出されると第1の用紙の搬送力により下流側に押圧され、第2の用紙が排出されると第2の用紙の先端部が載置され該用紙の重量により下方に押圧される突出部を設けることにより、第1の用紙を確実に下流側に移動させてジャムの発生を防止すると共に、第2の用紙の重量により第2ストッパを下方に押圧し易くして確実に第2の用紙の移動を規制することができる。
また、第2のストッパが該ストッパの支軸よりも下流側に重心を有することにより、用紙が排出されないとき若しくは第1の用紙が排出されるとき、より簡単に且つ確実に第2のストッパを第1の位置に回動させておくことができる。また、突出部を、当接面から頂点が突出する側面視略三角形状に形成し、頂点を、支軸よりも排出方向上流側に配置することにより、第2のストッパを起立させ易くなり、より確実に第2の用紙の移動を規制することができる。
また、第1のストッパを上面に収納可能とすることにより、作業性に優れると共に排出トレイをより小型化することができる。また、上記排出トレイを備えた画像形成装置とすることにより、画像形成された用紙のジャムの発生を防止すると共に複数サイズの用紙のストック性を向上させることができる。
は、本発明の排出トレイを備えた画像形成装置の構成を示す側面断面図である。 は、第2ストッパが倒伏しているときの排出トレイの周辺を示す部分斜視図である。 は、図2の領域S1周辺の拡大図である。 は、図2の領域S1周辺の側面断面図である。 は、第1ストッパが引き出されたときの排出トレイ周辺を示す部分斜視図である。 は、図5の領域S2周辺の拡大図である。 は、ストッパの回動状態を示す図であり、図7(a)は倒伏した状態を示す図であり、図7(b)は、起立した状態を示す図である。 は、用紙が排出される前の第2ストッパの状態を示す側面断面図である。 は、A4用紙が排出されるときの第2ストッパの回動状態を示す図であり、図9(a)は用紙排出前の状態を示す図であり、図9(b)は、用紙排出途中の状態を示す図であり、図9(c)は、用紙排出後の状態を示す図である。 は、A4用紙が排出トレイに載置された状態を示す側面断面図である。 は、A3用紙が排出されるときのストッパの回動状態を示す図であり、図11(a)は用紙排出前の状態を示す図であり、図11(b)は、用紙排出途中の状態を示す図であり、図11(c)は、用紙排出後の状態を示す図である。 は、A3用紙が排出トレイに載置された状態を示す側面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
19 排出ローラ
20 排出トレイ
21 上面
23 凹状部
25 第1ストッパ(第1のストッパ)
25a 突出端部
25b 自由端部
27 規制部
29 第2ストッパ(第2のストッパ)
30 当接面
31 アクチュエータ(突出部)
32 支軸

Claims (6)

  1. 排出ローラから排出されるサイズが異なる複数の用紙を上面に載置する排出トレイであって、
    用紙の排出方向にサイズの異なる2種類の用紙のうち長い方の第1の用紙の前記排出方向下流側への移動を規制する第1のストッパと、
    前記第1のストッパよりも前記排出ローラ側に軸支され、前記上面に沿って前記下流側に倒伏し前記第1の用紙の前記下流側への移動を許容する第1の位置と、前記上面から起立し前記第1の用紙よりも短い方の第2の用紙の前記下流側への移動を規制する第2の位置と、に回動可能な第2のストッパと、が設けられ、
    前記第2のストッパは、用紙が排出されないとき若しくは前記第1の用紙が排出されるときには前記第1の位置に回動しており、前記第2の用紙が排出されると該第2の用紙の重量により下方に押圧され前記第1の位置から前記第2の位置に回動することを特徴とする排出トレイ。
  2. 前記第2のストッパは、前記第2の用紙の先端が当接可能な当接面を有する板状部材から成り、
    前記当接面には、前記第1の用紙が排出されると前記第1の用紙の搬送力により前記下流側に押圧され、前記第2の用紙が排出されると前記第2の用紙の先端部が載置され該用紙の重量により下方に押圧される突出部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の排出トレイ。
  3. 前記第2のストッパは、該ストッパの支軸よりも前記下流側に重心を有することを特徴とする請求項1または2に記載の排出トレイ。
  4. 前記突出部は、前記当接面から頂点が突出する側面視略三角形状に形成されており、
    前記頂点は、前記支軸よりも前記排出方向上流側に配置されることを特徴とする請求項3に記載の排出トレイ。
  5. 前記第1のストッパは、前記上面に収納可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の排出トレイ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の排出トレイを備えた画像形成装置。
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JP2017226527A (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート積載トレイ及びそれを備えたシート後処理装置並びに画像形成装置

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