JP2010018149A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】EPSにおいて、故障時でもアシスト力を弱めることなく、最終的なアシスト停止を回避する。
【解決手段】EPSのECUは、トルクセンサのホールから得られる2つの電気的出力に基づき、電動モータへの通電を制御する。そして、ECUのマイコンは、エンジン起動時に、電動モータに通電させて相対回転変位量を発生させるとともにトルクセンサから電気的出力を発生させることで、ホールICの中で故障したものを特定する故障器特定手段として機能する。これにより、マイコンは故障器を高精度に特定することができるとともに、非故障器から得られる電気的出力に基づいて、アシスト力を弱めることなく、EPSによるアシストを続行することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、電動モータの出力により舵輪の操舵をアシストする電動パワーステアリング装置(以下、EPSと呼ぶ)に関するものである。
従来から、EPSにおける電動モータへの通電は、主として、乗員により舵輪に与えられるトルクに基づき制御されている。また、このトルクは、例えば、ステアリングシャフトに組み込まれたトルクセンサにより検出されて電子制御装置(ECU)に出力され、ECUは、検出されたトルクに応じて電動モータの通電制御を実行している。
近年、EPSの搭載は、軽自動車ばかりでなく、普通乗用車においても一般的となっており、EPSにより舵輪の操舵がアシストされる車両は、顕著に増加している。このため、ごく稀にEPSが故障したときに、EPSによるアシストが停止して乗員の操舵感が急激に変動するのを回避するため、何らかの対策を採っておく必要があり、様々な制御手段が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、特許文献1のEPSによれば、EPSに故障が発生した場合でも、EPSによるアシストを全面的に停止するのではなく、EPS故障時の制御方式に従って電動モータの動作制御を続行し、乗員の操舵感が急激に変動するのを回避している。
ところで、特許文献1の制御手段は、アシストの続行によって操舵感の急激な変動を回避することを主目的としているので、アシスト力は限定的な弱いものであり、応急処置としての対策と考えられる。このため、特許文献1の制御手段によれば、アシスト力を徐々に下げていき、最終的にはアシストを停止することが必要となる。
そして、エンジン停止後、再度、エンジンを起動してもアシスト力が弱い、またはアシストが停止された状態が維持されており、乗員は、操舵に違和を感じながら運転を行うことになってしまう。
そこで、今後の更なる改善策として、EPS故障時でもアシスト力を弱めることなく、最終的なアシスト停止を回避できるような制御手段が要求されている。
特開2007−283891号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、EPS故障時でもアシスト力を弱めることなく、最終的なアシスト停止を回避できるような制御手段を提供することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載のEPSは、舵輪の操舵をアシストする出力を発生する電動モータと、舵輪と転舵輪との間で、舵輪に与えられたトルクの伝達経路をなすシャフトと、シャフトに組み込まれ、舵輪側のシャフトと転舵輪側のシャフトとの相対回転変位量に応じて、トルクを検出するための複数の電気的出力を発生するトルク検出手段と、複数の電気的出力に基づき電動モータへの通電を制御する制御手段とを備える。
また、トルク検出手段は、相対回転変位量に応じて変化する磁束を発生する磁束発生手段と、磁束発生手段で発生した磁束に応じて電気的出力を発生する複数の出力発生手段とを有する。そして、制御手段は、エンジン起動時に、電動モータに通電させて相対回転変位量を発生させるとともにトルク検出手段から複数の電気的出力を発生させることで、複数の出力発生手段の中から故障した出力発生手段を特定する故障器特定手段を有する。
また、故障器特定手段は、電気的出力が一時的に所定の閾値を跨いで変化するように、電動モータに通電させる電流値を一時的に変動させ、電気的出力が、電流値の一時的な変動により閾値を跨いで変化したか否かを判定することで、複数の出力発生手段の中から故障した出力発生手段を特定する。
これにより、故障器特定手段は、故障した出力発生手段(以下、故障器と呼ぶ)を高精度に特定することができる。つまり、電動モータに通電させる電流値が一時的に変動すれば、相対回転変位量も一時的に変動して磁束発生手段で発生する磁束も変動する。このため、特定対象となっている出力発生手段に故障が発生していなければ、電気的出力も一時的に閾値を跨いで変化する。
そこで、電動モータに通電させる電流値を一時的に変動させたときに、特定対象となっている出力発生手段の電気的出力が一時的に閾値を跨いで変化したか否かを判定することで、特定対象となっている出力発生手段が故障器であるか否かを確実に判定することができる。そして、故障器から得られる電気的出力の利用を停止し、他の故障していない出力発生手段から得られる電気的出力に基づいて制御を続行すれば、アシスト力を弱めることなく、またアシストを停止することなくEPSによるアシストを続行することができる。
また、EPSの故障では、機械構造的な部分が故障することはほとんど考えられず、トルク検出手段の信号出力系統に何らかの不具合がごく稀に発生するのみと考えられる。そこで、トルク検出手段に複数の出力発生手段が備わっている場合に、上記のような制御手段を構築しておくことで、EPSの故障に対してほぼ完全に対処でき、アシスト力を弱めることなく、またアシストを停止することなくEPSによるアシストを続行することが可能となる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載のEPSによれば、故障器特定手段は、電流値の一時的な変動を複数回繰り返す。
これにより、電流値の一時的な変動、および電気的出力の一時的な変化が安定して繰り返されるようになる。このため、電気的出力が閾値を跨いで変化したか否かの判定に対する信頼性を高めることができるので、結果的に、故障器特定に対する信頼性を高めることができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載のEPSによれば、故障器特定手段は2つの異なる閾値を記憶しており、2つの閾値の内、大きい方の閾値を大側閾値として記憶し、小さい方の閾値を小側閾値として記憶している。また、故障器特定手段は、電気的出力が大側閾値を一時的に上回る上回り超過と、電気的出力が小側閾値を一時的に下回る下回り超過とが交互に生じるように、電流値を大側および小側に交互に一時的に変動させる。
そして、故障器特定手段は、電気的出力に上回り超過および下回り超過が、両方とも発生したか否かを判定することで、複数の出力発生手段の中から故障器を特定する。
これにより、例えば、電気的出力が電流値の変動に応じて変化するものの大側または小側にずれている場合でも、確実に故障器として特定することができる。このため、故障器特定に対する信頼性を高めることができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載のEPSによれば、故障器特定手段は、電流値を正弦関数または余弦関数に従わせることで一時的に変動させる。
これにより、電気的出力は、一時的に変化した時の極大部または極小部において安定する。このため、故障器特定に対する信頼性を高めることができる。
〔請求項5の手段〕
請求項5に記載のEPSによれば、制御手段は、複数の出力発生手段の中に故障器があるか否かを判定する故障判定手段と、複数の出力発生手段の中に故障器があると判定されたときに、複数の出力発生手段の中に故障器があることを記憶する故障履歴記憶手段とを有する。そして、故障器特定手段は、複数の出力発生手段の中に故障器があることを故障履歴記憶手段が記憶しているときに電流値を一時的に変動させる。
これにより、制御手段は、故障器の存在が確認された場合にのみ、故障器特定の処理を実行する。このため、効率的に故障器を特定することができる。
最良の形態1のEPSは、舵輪の操舵をアシストする出力を発生する電動モータと、舵輪と転舵輪との間で、舵輪に与えられたトルクの伝達経路をなすシャフトと、シャフトに組み込まれ、舵輪側のシャフトと転舵輪側のシャフトとの相対回転変位量に応じて、トルクを検出するための複数の電気的出力を発生するトルク検出手段と、複数の電気的出力に基づき電動モータへの通電を制御する制御手段とを備える。
また、トルク検出手段は、相対回転変位量に応じて変化する磁束を発生する磁束発生手段と、磁束発生手段で発生した磁束に応じて電気的出力を発生する複数の出力発生手段とを有する。そして、制御手段は、エンジン起動時に、電動モータに通電させて相対回転変位量を発生させるとともにトルク検出手段から複数の電気的出力を発生させることで、複数の出力発生手段の中から故障した出力発生手段を特定する故障器特定手段を有する。
また、故障器特定手段は、電気的出力が一時的に所定の閾値を跨いで変化するように、電動モータに通電させる電流値を一時的に変動させ、電気的出力が、電流値の一時的な変動により閾値を跨いで変化したか否かを判定することで、複数の出力発生手段の中から故障器を特定する。
また、故障器特定手段は、電流値の一時的な変動を複数回繰り返す。
さらに、故障器特定手段は2つの閾値を記憶しており、2つの閾値の内、大きい方の閾値を大側閾値として記憶し、小さい方の閾値を小側閾値として記憶している。また、故障器特定手段は、電気的出力が大側閾値を一時的に上回る上回り超過と、電気的出力が小側閾値を一時的に下回る下回り超過とが交互に生じるように、電流値を大側および小側に交互に一時的に変動させる。
そして、故障器特定手段は、電気的出力に上回り超過および下回り超過が、両方とも発生したか否かを判定することで、複数の出力発生手段の中から故障器を特定する。
さらに、故障器特定手段は、電流値を正弦関数または余弦関数に従わせることで一時的に変動させる。
また、制御手段は、複数の出力発生手段の中に故障器があるか否かを判定する故障判定手段と、複数の出力発生手段の中に故障器があると判定されたときに、複数の出力発生手段の中に故障器があることを記憶する故障履歴記憶手段とを有する。そして、故障器特定手段は、複数の出力発生手段の中に故障器があることを故障履歴記憶手段が記憶しているときに電流値を一時的に変動させる。
〔実施例の構成〕
実施例のEPS1を図面に基づいて説明する。
EPS1は、図1に示すように、電動モータ2の出力により舵輪3の操舵をアシストするものであり、主として、乗員により舵輪3に与えられるトルクに基づき制御されている。また、このトルクは、例えば、ステアリングシャフト(以下、シャフト4と呼ぶ)に組み込まれたトルクセンサ5により検出されてECU6に出力され、ECU6は、検出されたトルク等に応じて電動モータ2への通電制御を実行している。
すなわち、EPS1は、舵輪3の操舵をアシストする出力を発生する電動モータ2と、舵輪3に与えられたトルクの伝達経路をなすシャフト4と、シャフト4に組み込まれ、舵輪3側のシャフト4と転舵輪8側のシャフト4との相対回転変位量(以下、単に相対回転変位量と略す)に応じて、トルクを検出するための電気的出力を発生するトルクセンサ5と、トルクセンサ5から得られる電気的出力に基づき、電動モータ2への通電を制御するECU6とを備える。
なお、以下の説明では、トルクセンサ5よりも舵輪3側のシャフト4をインプットシャフト9と呼び、トルクセンサ5よりも転舵輪8側のシャフト4をアウトプットシャフト10と呼ぶ。
そして、舵輪3に与えられたトルクが、シャフト4からラックアンドピニオン機構11等を介して転舵輪8に伝達され、転舵輪8が転舵される。また、電動モータ2の出力が、例えばラックアンドピニオン機構11に伝達されて、転舵輪8の転舵、つまり舵輪3による操舵がアシストされる。
なお、電動モータ2には、直流モータ、ブラシレスDCモータ、スイッチトリラクタンスモータ、埋込磁石型同期モータ等、種々の形式のモータを採用することができる。
トルクセンサ5は、図2および図3に示すように、相対回転変位量に応じて変化する磁束を発生する磁束発生手段13と、磁束発生手段13で発生した磁束に応じて、電気的出力を発生する2つの出力発生手段15、16とを有する。
磁束発生手段13は、例えば、インプットシャフト9と一体的に回転する磁石17、アウトプットシャフト10と一体的に回転するとともに、磁石17から生じる磁束を集める櫛歯状のヨーク19、両端が、各々、ピン20によりインプット、アウトプットシャフト9、10に係止され、舵輪3の操舵に応じて捩れるトーションバー21等により構成されている。
出力発生手段15、16は、各々、ヨーク19を介してリング22により集められた磁束に感磁するホール素子、ホール素子が感磁した磁束の磁束密度、および印加電圧に応じた電気的出力を発生する出力回路等により構成されるホールICである(以下、出力発生手段15、16をホールIC15、16とする)。
ここで、ホールIC15、16は、図3に示すように、各々、電気的出力をECU6に出力するための出力端子24、25を有する。また、ホールIC15、16は、電源14から印加電圧を受けるための共通の入力端子26、および接地するための共通のGND端子27を有する。さらに、ホールIC15、16と各端子との配線間にはノイズ除去用のコンデンサ28が配され、主に外乱としての電磁波を吸収できるように配線が組まれている。
なお、電源14から印加電圧を受けるための共通の入力端子26、および接地するための共通のGND端子27の替わりに、ホールIC15、16ごとに、印加電圧を受けるための入力端子、および接地するためのGND端子を配してもよい。
このような構成により、トルクセンサ5では、舵輪3の操舵によりトーションバー21が捩れると、磁石17とヨーク19とが互いに相対変位するので、ホール素子が感磁する磁束の磁束密度が変化して、ホールIC15、16からそれぞれ得られる電気的出力が変化する。
この結果、トルクセンサ5は、相対回転変位量に応じて変化する磁束を発生することができる。
また、ホールIC15、16は、トーションバー21の捩れ量(つまり、相対回転変位量、延いては、舵輪3に与えられたトルク)が同じでも、異なる大きさの電気的出力を発生するように設けられている。例えば、ホールIC15、16から得られる電気的出力は、トルクの変化に応じて、互いに異なる出力線L1、L2に沿うように変化する(図4参照)。
ここで、出力線L1、L2は、図4に示すように、電気的出力が上限値VHと下限値VLとの間で変化するように設定されており、さらに、上限値VHと下限値VLとの中間値VMを通る直線Lmに関して線対称となるように設定されている。なお、直線Lmは、縦軸を電気的出力、横軸をトルクとした場合に、「電気的出力=中間値VM」の関係を満たす相関線として表されるものである。また、舵輪3を右側に切るときのトルクは正値で示され、舵輪3を左側に切るときのトルクは負値で示されているものとする。
そして、出力線L1によれば、例えば、トルクが負の領域で変化し、かつトルクの絶対値が負側の閾値TLよりも大きい範囲で変化するとき、電気的出力は下限値VLを示し、トルクが正の領域で変化し、かつトルクの絶対値が正側の閾値THよりも大きい範囲で変化するとき、電気的出力は上限値VHを示す。また、トルクが閾値TLと閾値THとの間の範囲で変化するとき、電気的出力は(トルク、電気的出力)の座標系で(TL、VL)と(TH、VH)とを結ぶ正の傾きを有する一次相関線に沿って変化する。
また、出力線L2によれば、例えば、トルクが負の領域で変化し、かつトルクの絶対値が負側の閾値TLよりも大きい範囲で変化するとき、電気的出力は上限値VHを示し、トルクが正の領域で変化し、かつトルクの絶対値が正側の閾値THよりも大きい範囲で変化するとき、電気的出力は下限値VLを示す。また、トルクが閾値TLと閾値THとの間の範囲で変化するとき、電気的出力は(トルク、電気的出力)の座標系で(TL、VH)と(TH、VL)を結ぶ負の傾きを有する一次相関線に沿って変化する。
なお、出力線L1、L2は、ECU6のマイコン30に記憶されており、トルク検出値の算出等の各種の制御処理に利用される。
ECU6は、図3に示すように、ホールIC15、16から電気的出力の入力を受けて電動モータ2への通電を制御するための演算処理等を行うマイコン30、電動モータ2の駆動回路31、ノイズ除去用のコンデンサ28、トルクセンサ5から得られる電気的出力を安定させるプルダウン抵抗32等が基板上に搭載されて構成されている。また、マイコン30は、制御処理および演算処理を行うCPU、各種のデータおよびプログラム等を記憶するROM、RAMおよびEEPROM等の記憶装置、入力装置、ならびに出力装置等を含んで構成される周知構造を有する。
そして、マイコン30は、トルクセンサ5から得られる電気的出力、その他のセンサから得られる電気的出力に基づいて、電動モータ2の通電制御に必要な各種の検出値を得るとともに、例えば、電動モータ2に通電させる電流の指令値を算出する。さらに、マイコン30は、算出した指令値に基づき、駆動回路31に与える制御信号を合成して出力する。この結果、電動モータ2では指令値に応じた通電が行われ、トルクに応じたアシストが行われる。
〔実施例の特徴〕
実施例のEPS1の特徴を、図面を用いて説明する。
まず、ECU6のマイコン30は、エンジン起動時に、電動モータ2に通電させて相対回転変位量を発生させるとともにトルクセンサ5から電気的出力を発生させることで、ホールIC15、16の中で故障したものを特定する故障器特定手段として機能する(以下、ホールIC15、16の中で、故障器特定手段により故障したものと特定されたものを故障器と呼び、故障器特定手段により故障したものと特定されなかったものを非故障器と呼ぶ)。
なお、故障器特定手段の機能により発生する相対回転変位量は、電動モータ2がアウトプットシャフト10に与えるトルクにより発生するものであり、舵輪3に与えられたトルクがインプットシャフト9に伝わることで発生する相対回転変位量とは異なる方向からトルクが伝えられて発生する。
また、故障器特定手段の機能として、マイコン30は、エンジン起動時の相対回転変位量の発生に基づく電気的出力が一時的に所定の閾値を跨いで変化するように、電動モータ2に通電させる電流値を一時的に変動させる。そして、マイコン30は、電気的出力が電流値の一時的な変動により閾値を跨いで変化したか否かを判定することで故障器を特定する。
ここで、マイコン30は、トルクに関する閾値TL、THとは別に電気的出力に関する2つの異なる閾値を記憶しており、2つの閾値の内、大きい方の閾値を大側閾値として記憶し、小さい方の閾値を小側閾値として記憶している。
そして、マイコン30は、図5に示すように、電気的出力が大側閾値を一時的に上回る上回り超過と、電気的出力が小側閾値を一時的に下回る下回り超過とが交互に生じるように、電流値を大側および小側に交互に一時的に変動させる。
このとき、マイコン30は、電流値を正弦関数または余弦関数に従わせることで、電流値を大側および小側に交互に一時的に変動させる。また、マイコン30は、このような電流値の一時的な変動を複数回繰り返す。
そして、マイコン30は、電気的出力に上回り超過および下回り超過が両方とも発生したか否かを判定することで、故障器を特定する。
すなわち、マイコン30は、図5(a)に示すように、例えば、エンジン起動時に電流値が正弦関数に従うように電動モータ2に通電させて、電流値を大側および小側に交互に一時的に変動させる。
この結果、例えば、図5(b)に示すように、ホールIC15の電気的出力が正弦関数に従って変動し、大側閾値を跨いで上回るとともに小側閾値を跨いで下回った場合、マイコン30は、電気的出力に上回り超過および下回り超過が両方とも発生したと判定し、ホールIC15を非故障器と特定する。また、ホールIC16の電気的出力が、例えば、一定値を維持して推移し、大側閾値を上回ることもなく、小側閾値を下回ることもなかった場合、マイコン30は、ホールIC16を故障器と特定する。
また、マイコン30は、ホールIC15、16の中に故障器があるか否かを判定する故障判定手段として機能する。例えば、マイコン30は、ホールIC15、16から得られる電気的出力の和sumVを、常時、算出している。そして、マイコン30は、和sumVが中間値VMを2倍した数値2VMに許容範囲αを加算した上限2VM+αよりも大きくなったり、数値2VMから許容範囲αを減算した下限2VM−αよりも小さくなったりしたときに、ホールIC15、16の中に故障したものがあると判定する。
さらに、マイコン30は、ホールIC15、16の中に故障器があると判定されたときに故障器があることを記憶する故障履歴記憶手段として機能する。すなわち、マイコン30は、自身が有するEEPROMを故障履歴記憶手段として機能させ、このEEPROMに故障器があることを記憶させる。
そして、マイコン30は、エンジン起動時のイニシャルチェックにおいて、EEPROMの故障履歴を読み出し、ホールIC15、16の中に故障器があることが記憶されているときに、故障器特定手段の機能として電動モータ2への通電を実行し、電流値を正弦関数に従って一時的に変動させる。
〔実施例の制御方法〕
実施例のEPS1の制御方法を、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
なお、フローチャートは、エンジン運転中の処理を示すもの(図6(a)参照)と、エンジン起動時の処理を示すもの(図6(b)参照)とに分かれている。
まず、エンジン運転中には、ステップS1で、ホールIC15、16から得られる電気的出力に基づいて、和sumVを算出する。次に、ステップS2で、和sumVが2VM±αの範囲内にあるか否かを判定する。そして、和sumVが2VM±αの範囲内にないと判定した場合(NO)、ホールIC15、16の中に故障器があると判定し、ステップS3に進んで、EEPROMに故障器があることを記憶する。なお、和sumVが2VM±αの範囲内にあると判定した場合(YES)、このフローを終了する。
次に、エンジン起動時には、ステップS4で、ホールIC15、16の中に故障器があることをEEPROMが記憶しているか否かを判定する。そして、故障器があることをEEPROMが記憶していると判定した場合(YES)、ステップS5に進んで故障器を特定するための処理を実行する。また、故障器があることをEEPROMが記憶していないと判定した場合(NO)、ステップS6に進んで通常の制御処理を続ける。
ステップS5では、電流値が正弦関数に従うように電動モータ2に通電させて、電流値を大側および小側に交互に一時的に変動させる。そして、電流値の一時的な変動により、ホールIC15、16から得られる各々の電気的出力に、上回り超過および下回り超過が両方とも発生したか否かを判定することで、ホールIC15、16が、各々、故障器であるか非故障器であるかを特定する。そして、ステップS7に進んで非故障器の電気的出力に基づく電動モータ2の制御を行う。
〔実施例の効果〕
実施例のEPS1によれば、ECU6は、トルクセンサ5のホールIC15、16から得られる2つの電気的出力に基づき、電動モータ2への通電を制御する。そして、ECU6のマイコン30は、エンジン起動時に、電動モータ2に通電させて相対回転変位量を発生させるとともにトルクセンサ5から電気的出力を発生させることで、ホールIC15、16の中で故障したものを特定する故障器特定手段として機能する。
また、故障器特定手段の機能として、マイコン30は、エンジン起動時の相対回転変位量の発生に基づく電気的出力が一時的に所定の閾値を跨いで変化するように、電動モータ2に通電させる電流値を一時的に変動させる。そして、マイコン30は、電気的出力が電流値の一時的な変動により閾値を跨いで変化したか否かを判定することで故障器を特定する。
これにより、マイコン30は故障器を高精度に特定することができる。つまり、電動モータ2に通電させる電流値が一時的に変動すれば、相対回転変位量も一時的に変動して磁束発生手段13で発生する磁束も変動する。このため、ホールIC15、16に故障が発生していなければ、ホールIC15、16から得られる電気的出力も一時的に閾値を跨いで変化する。
そこで、電動モータ2に通電させる電流値を一時的に変動させたときに、ホールIC15、16の電気的出力が一時的に閾値を跨いで変化したか否かを判定することで、ホールIC15、16ごとに故障器であるか否かを確実に判定することができる。そして、故障器から得られる電気的出力の利用を停止し、非故障器から得られる電気的出力に基づいて制御を続行すれば、アシスト力を弱めることなく、またアシストを停止することなくEPS1によるアシストを続行することができる。
また、EPS1の故障では、機械構造的な部分が故障することはほとんど考えられず、トルクセンサ5の信号出力系統に何らかの不具合がごく稀に発生するのみと考えられる。そこで、トルクセンサ5に2つのホールIC15、16が備わっている場合に、上記のようなECU6を構築しておくことで、EPS1の故障に対してほぼ完全に対処でき、アシスト力を弱めることなく、またアシストを停止することなくEPS1によるアシストを続行することが可能となる。
また、マイコン30は、電流値の一時的な変動を複数回繰り返す。
これにより、電流値の一時的な変動、および電気的出力の一時的な変化が安定して繰り返されるようになる。このため、電気的出力が閾値を跨いで変化したか否かの判定に対する信頼性を高めることができるので、結果的に、故障器特定に対する信頼性を高めることができる。
また、マイコン30は、大側閾値および小側閾値の2つの閾値を記憶しており、電気的出力が大側閾値を一時的に上回る上回り超過と、電気的出力が小側閾値を一時的に下回る下回り超過とが交互に生じるように、電流値を大側および小側に交互に一時的に変動させる。そして、マイコン30は、電気的出力に上回り超過および下回り超過が両方とも発生したか否かを判定することで故障器を特定する。
これにより、例えば、電気的出力が電流値の変動に応じて変動するものの大側または小側にずれている場合でも、確実に故障器として特定することができる。このため、故障器特定に対する信頼性を高めることができる。
また、マイコン30は、電流値を正弦関数または余弦関数に従わせることで一時的に変動させる。
これにより、電気的出力は、一時的に変化した時の極大部または極小部において安定する。このため、故障器特定に対する信頼性を高めることができる。
さらに、マイコン30は、ホールIC15、16の中に故障器があるか否かを判定し、故障器があると判定されたときに故障器があることをEEPROMに記憶する。そして、マイコン30は、故障器があることをEEPROMが記憶しているときに、故障器特定のために電流値を一時的に変動させる。
これにより、マイコン30は、故障器の存在が確認された場合にのみ、故障器特定の処理を実行する。このため、効率的に故障器を特定することができる。
〔変形例〕
実施例のEPS1によれば、トルクセンサ5は、2つのホールIC15,16を有していたが、3つ以上のホールICを有するようにトルクセンサ5を構成してもよい。この場合、非故障器が2つ以上あれば、これらの非故障器について、さらに別途の手段により出力異常がないか否かを確認し、出力異常のない非故障器により得られる電気的出力に基づき電動モータ2の通電制御を続けることができる。
また、実施例のEPS1によれば、マイコン30は、エンジン運転中に、ホールIC15、16の中に故障したものがあるか否かを判定し、故障器があると判定された場合、エンジン起動後に故障器の特定を行ったが、ホールIC15、16の中に故障器があるか否かを判定せず、エンジン起動のたびに故障器を特定するようにしてもよい。
また、実施例のEPS1によれば、マイコン30は、電動モータ2の電流値が正弦関数に従うように電動モータ2に通電させて、電流値を大側および小側に交互に一時的に変動させていたが、このような態様に限定されない。例えば、マイコン30は、電流値が3角波に従うように電動モータ2に通電させてもよく、オンオフのパルスに従うように電動モータ2に通電させてもよい。さらに、マイコン30は、電流値を大側または小側の一方側にのみ一時的に変動させて、電気的出力に上回り超過または下回り超過の一方のみを発生させるようにしてもよく、複数回ではなく一回のみ電流値を一時的に変動させてもよい。
電動パワーステアリング装置の構成図である。 トルクセンサの構成図である。 電動パワーステアリング装置の部分的回路構成図である。 トルクセンサから得られる電気的出力とトルクとの相関図である。 (a)は電動モータに通電させる電流値の推移を示すタイムチャートであり、(b)はトルクセンサの電気的出力の推移を示すタイムチャートである。 (a)はエンジン運転中の電動パワーステアリング装置の制御フローを示すフローチャートであり、(b)はエンジン起動時の電動パワーステアリング装置の制御フローを示すフローチャートである。
符号の説明
1 EPS(電動パワーステアリング装置)
2 電動モータ
3 舵輪
4 シャフト
5 トルクセンサ(トルク検出手段)
6 ECU(制御手段)
8 転舵輪
9 インプットシャフト(舵輪側のシャフト)
10 アウトプットシャフト(転舵輪側のシャフト)
13 磁束発生手段
15 ホールIC(出力発生手段)
16 ホールIC(出力発生手段)
30 マイコン(故障器特定手段、故障判定手段、故障履歴記憶手段)

Claims (5)

  1. 舵輪の操舵をアシストする出力を発生する電動モータと、
    前記舵輪と転舵輪との間で、前記舵輪に与えられたトルクの伝達経路をなすシャフトと、
    このシャフトに組み込まれ、前記舵輪側の前記シャフトと前記転舵輪側の前記シャフトとの相対回転変位量に応じて、前記トルクを検出するための複数の電気的出力を発生するトルク検出手段と、
    前記複数の電気的出力に基づき前記電動モータへの通電を制御する制御手段とを備え、
    前記トルク検出手段は、前記相対回転変位量に応じて変化する磁束を発生する磁束発生手段と、この磁束発生手段で発生した磁束に応じて前記電気的出力を発生する複数の出力発生手段とを有し、
    前記制御手段は、エンジン起動時に、前記電動モータに通電させて前記相対回転変位量を発生させるとともに前記トルク検出手段から前記複数の電気的出力を発生させることで、前記複数の出力発生手段の中から故障した前記出力発生手段を特定する故障器特定手段を有し、
    この故障器特定手段は、
    前記電気的出力が一時的に所定の閾値を跨いで変化するように、前記電動モータに通電させる電流値を一時的に変動させ、
    前記電気的出力が、前記電流値の一時的な変動により前記閾値を跨いで変化したか否かを判定することで、前記複数の出力発生手段の中から故障した前記出力発生手段を特定することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記故障器特定手段は、前記電流値の一時的な変動を複数回繰り返すことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記故障器特定手段は2つの異なる前記閾値を記憶しており、
    2つの前記閾値の内、大きい方の前記閾値を大側閾値として記憶し、小さい方の前記閾値を小側閾値として記憶しており、
    前記故障器特定手段は、
    前記電気的出力が前記大側閾値を一時的に上回る上回り超過と、前記電気的出力が前記小側閾値を一時的に下回る下回り超過とが交互に生じるように、前記電流値を大側および小側に交互に一時的に変動させ、
    前記電気的出力に前記上回り超過および前記下回り超過が、両方とも発生したか否かを判定することで、前記複数の出力発生手段の中から故障した前記出力発生手段を特定することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の内のいずれか1つに記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記故障器特定手段は、前記電流値を正弦関数または余弦関数に従わせることで一時的に変動させることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の内のいずれか1つに記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記制御手段は、
    前記複数の出力発生手段の中に故障した前記出力発生手段があるか否かを判定する故障判定手段と、
    前記複数の出力発生手段の中に故障した前記出力発生手段があると判定されたときに、前記複数の出力発生手段の中に故障した前記出力発生手段があることを記憶する故障履歴記憶手段とを有し、
    前記故障器特定手段は、前記複数の出力発生手段の中に故障した前記出力発生手段があることを前記故障履歴記憶手段が記憶しているときに、前記電流値を一時的に変動させることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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