JP2010017209A - 放射線画像処理装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1回当たりのキャリブレーション作業に掛かる時間を短縮する。
【解決手段】データベースDB内の複数の欠陥画素情報R(k,m)のうち、更新すべき欠陥画素情報R(k,m)が決定されるとともに、その欠陥画素情報R(k,m)を取得するための放射線照射量および蓄積時間が決定される。そして、決定された放射線照射量および蓄積時間による放射線撮影が行われ、基準画像Prefが取得される。次に、基準画像Prefから中央領域CRもしくは周辺領域ARのいずれか一方が分割領域DRとして選択され、分割領域DR内の欠陥画素Pxの検出が行われる。そして、検出した欠陥画素Pxの位置情報が欠陥画素情報R(k,m)としてデータベースDBに記憶される。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線検出器のキャリブレーションを行う放射線画像処理装置および方法に関するものである。
従来、医療分野などにおいて、被写体を透過した放射線の照射により被写体に関する放射線画像を記録する放射線検出器が各種提案、実用化されている。上記放射線検出器としては、たとえば、放射線の照射により電荷を発生するアモルファスセレンを利用した放射線検出器があり、そのような放射線検出器として、アクティブマトリクス基板を用いたいわゆるTFT読取方式と呼ばれるものが提案されている。アクティブマトリクス基板は、複数の分割電極と、各分割電極によって収集された電荷をそれぞれ蓄積する複数の蓄積容量と、各蓄積容量に蓄積された電荷をそれぞれ読み出すための複数のTFTスイッチとを備えている。
ここで、放射線検出器には欠陥画素が含まれている場合があり、欠陥画素による画質の劣化を防止するために、予め検出された欠陥画素位置における画素値を補正することが行われている。
特に、特許文献1においては、放射線の照射量を変更しながら複数の画像情報を取得し、複数の画像情報を用いて欠陥画素を検出し補正する方法が開示されている。また、特許文献2においては、撮像素子(CCD、CMOS等)の欠陥画素が電荷の蓄積時間に応じて広がるのを考慮し、蓄積時間毎に補正範囲を変化させて欠陥画素の補正を行う方法が開示されている。
特開2001−427号公報 特開2007−129339号公報
上述した特許文献1、2の方法により欠陥画素の補正を行う場合、放射線検出器全体について補正の基準となる基準画像の取得を行う必要がある。しかし、特許文献1、2のように放射線照射量毎もしくは蓄積時間毎に異なる補正条件を設定するためには、異なる放射線照射量毎もしくは異なる蓄積時間毎に複数の放射線画像の取得を行う必要があるため、欠陥画素の検出および補正条件の算出に時間が掛かってしまうという問題がある。また、特許文献1、2の場合に限らず、一定の放射線照射量もしくは一定の蓄積時間で基準画像を取得する場合についても、キャリブレーションに掛かる時間の短縮化が望まれている。
そこで、本発明は、1回当たりの欠陥画素の検出に掛かる時間を短縮することができる放射線画像処理装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の放射線画像処理装置は、放射線検出器に放射線源から放射線が一様に照射されたときまたは放射線が照射されないときに放射線検出器において検出される基準画像を取得する画像取得手段と、画像取得手段において取得された基準画像を複数の分割領域に分割し、分割領域を異なる頻度で選択する領域選択手段と、領域選択手段において選択された分割領域内の画素の中から欠陥画素の位置を検出する欠陥画素検出手段と、欠陥画素検出手段により検出された欠陥画素の位置を欠陥画素情報として記憶し更新するデータベースとを備えたことを特徴とするものである。
本発明の放射線画像処理方法は、放射線検出器に放射線源から放射線が一様に照射されたときまたは放射線が照射されないときに放射線検出器において検出される基準画像を取得し、取得した基準画像を複数の分割領域に分割して各分割領域を異なる頻度で選択し、選択した分割領域内の画素の中から欠陥画素を検出し、検出した欠陥画素の位置を欠陥画素情報としてデータベースに記憶し更新することを特徴とするものである。
なお、複数の分割領域は、基準画像を複数の領域に分割することにより形成されたものであればどのような領域であってもよく、たとえば基準画像の中央に位置する中央領域と中央領域に隣接した基準画像の四隅を含む周辺領域とを有するものであってもよい。このとき、周辺領域が中央領域よりも選択される頻度が多いものであってもよいし、中央領域が周辺領域よりも選択される頻度が多いものであってもよい。
また、データベースは異なる放射線照射量毎、蓄積時間毎もしくは照射時間毎にそれぞれ欠陥画素情報を記憶したものであってもよい。このとき、複数の欠陥画素情報が異なる頻度で更新されるものであってもよい。つまり、データベースは、放射線照射量毎の複数の欠陥画素情報または蓄積時間毎もしくは照射時間毎の複数の欠陥画素情報のいずれか1つを有するものであればよく、さらには放射線照射量毎および蓄積時間毎もしくは照射時間毎の双方の欠陥画素情報を有していてもよい。
本発明の放射線画像処理装置および方法によれば、放射線検出器に放射線源から放射線が一様に照射されたとき、または放射線が照射されないときに放射線検出器において検出される基準画像を取得する画像取得手段と、画像取得手段において取得された基準画像を複数の分割領域に分割し、分割領域を異なる頻度で選択する領域選択手段と、領域選択手段において選択された分割領域内の画素の中から欠陥画素の位置を検出する欠陥画素検出手段と、欠陥画素検出手段により検出された欠陥画素の位置を欠陥画素情報として記憶し更新するデータベースとを備えたことにより、欠陥画素の検出が基準画像全体ではなく一部の領域について行われるため、1回当たりのキャリブレーションに必要な時間を短縮することができる。
なお、複数の分割領域が基準画像を中央に位置する中央領域と中央領域に隣接した基準画像の四隅を含む周辺領域とを有するものであり、領域選択手段が中央領域よりも周辺領域の方を多い頻度で選択するものであるとき、被写体を介さずに直接放射線が照射される場合が多く光導電層の結晶化が進みやすい周辺領域について高い頻度でキャリブレーションを行うことにより、欠陥画素情報の信頼性を向上させることができる。
また、複数の分割領域が基準画像を中央に位置する中央領域と中央領域に隣接した基準画像の四隅を含む周辺領域とを有するものであり、領域選択手段が周辺領域よりも中央領域の方を多い頻度で分割領域として選択するものであれば、関心領域になりやすい放射線検出器の中央領域ついて高い頻度でキャリブレーションを行うことにより、欠陥画素情報の信頼性を向上させることができる。
さらに、データベースが異なる放射線照射量毎、蓄積時間毎もしくは照射時間毎にそれぞれ欠陥画素情報を記憶したものであり、複数の欠陥画素情報が異なる頻度で検出されるものであるとき、使用頻度の高い放射線照射量、蓄積時間もしくは照射時間に対応した欠陥画素情報の更新頻度を高くして欠陥画素情報の信頼性を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の放射線画像処理装置の一実施形態について説明する。図1は本実施形態の放射線画像処理装置1の概略構成を示す断面図である。図1の放射線画像検出システム100は、放射線源3、放射線検出器2、放射線画像処理装置1を備えており、放射線源3と放射線検出器2との間に被写体Sが位置し撮影が行われる。放射線検出器2はいわゆるTFT読取方式の放射線検出器を備えたものであって2次元上に複数の画素が配列された構成を有している。なお、放射線検出器2はいわゆる光読み出し方式のような線状電極がストライプ状に配列された構造を有するものであってもよい。そして、放射線源3から放射線検出器2に対し放射線が照射されたとき、被写体Sを透過した放射線が放射線検出器2において検出され放射線画像Pとして検出される。放射線検出器2において検出された放射線画像は放射線画像処理装置1において各種画像処理が施される。なお、放射線検出器2および放射線源3の動作は撮影制御手段60により制御されている。
放射線画像処理装置1は、画像取得手段10、画像補正手段20を備えている。画像取得手段10は放射線検出器2から放射線画像Pを取得するものである。画像補正手段20は放射線検出器2の欠陥画素において取得された画素値を補間する補正を行い補正後の放射線画像P10を出力するものである。具体的には、放射線検出器2内に存在する欠陥画素Pxの位置情報が欠陥画素情報R(k,m)としてデータベースDBに記憶されており、画像補正手段20はデータベースDBに記憶された欠陥画素情報R(k,m)に基づいて欠陥画素Pxの位置を特定し画素値の補間を行う。この欠陥画素情報R(k,m)には、図2に示すように放射線画像Pを構成する各画素のうち欠陥画素Pxが存在する位置が記憶されている。なお、画像補正手段20における画素値の補間方法として、たとえば欠陥画素周辺の画素値に基づいて補間する方法、欠陥画素Pxを含む画素ラインのメディアン値もしくは移動平均値を用いて補間する方法等の公知の技術を用いることができる。
ここで、データベースDBには図3に示すように異なる放射線照射量および/または蓄積時間毎にそれぞれPx異なる欠陥画素情報R(k,m)(たとえばk=4、m=5)が記憶されている。つまり、放射線照射量あるいは蓄積時間がそれぞれ異なるときには欠陥画素Pxの出現パターンが異なる。たとえば図4に示すように放射線照射量が少ないもしくは蓄積時間が短いときには欠陥画素が現れる領域は小さく、放射線照射量が多くなるもしくは蓄積時間が長くなるにつれて欠陥画素が現れる領域が広がっていく。そこで、画像補正手段20は撮影制御手段60から放射線画像Pを取得したときの放射線照射量または蓄積時間に関する情報の少なくとも1つを取得し、取得した放射線照射量および/または蓄積時間に基づいてデータベースDBから欠陥画素情報R(k,m)を取得する。その後、画像補正手段20は、取得した欠陥画素情報R(k,m)に基づいて欠陥画素Pxの位置を特定し欠陥画素Pxの画素値を補間する補正を行う。これにより、放射線検出器に対する放射線照射量および/または蓄積時間によって欠陥画素Pxの出現パターンが異なる場合であっても補正誤差が生じないようにすることができる。なお、放射線検出器2における蓄積時間に代えて放射線源3における放射線の照射時間を用いるようにしてもよく、この場合であっても上述と同様に補正することができる。
上述したデータベースDBに記憶される欠陥画素情報R(k,m)は、放射線画像処理装置1において放射線検出器2に一様な放射線を照射したときに取得された基準画像Prefに基づいて取得されるものである。なお、この基準画像Prefは、一様な放射線が照射されたときに取得されたものに限らず、放射線が照射されない状態で取得した無曝射画像からなるものであってもよい。放射線画像処理装置1は欠陥画素情報R(k,m)を取得するための領域選択手段30、欠陥検出手段40を備えている。
領域選択手段30は、画像取得手段10において取得された基準画像Prefを複数の分割領域DRに分割し、各分割領域DRを異なる頻度で選択するものである。領域選択手段30は基準画像Prefを分割する際の分割領域DRの情報を有し、たとえば図5に示すように、分割領域DRは、基準画像Prefの中央に位置する中央領域CRと中央領域CRに隣接した基準画像Prefの四隅を含む周辺領域ARとからなっている。そして、領域選択手段30は基準画像Pref内の中央領域CRと周辺領域ARとのいずれか一方を分割領域DRとして選択する。
さらに、領域選択手段30は、各分割領域DR(中央領域CRと周辺領域AR)を異なる頻度で選択するものであり、いずれの分割領域DRを選択するか否かはスケジュール管理手段50により制御されている。スケジュール管理手段50は中央領域CRよりも周辺領域ARを多い頻度で分割領域DRとして選択されるように領域選択手段30を制御する。たとえば中央領域CRが週に1回だけ分割領域DRとして選択されるのに対し、周辺領域ARは日に1回分割領域DRとして選択されるようにする。これにより、被写体を介さずに直接放射線が照射される場合が多く光導電層の結晶化が進みやすい周辺領域ARについて高い頻度でキャリブレーションを行うことにより、欠陥画素情報R(k,m)の信頼性を向上させることができる。
あるいは、領域選択手段30は周辺領域ARよりも中央領域CRの方を多い頻度で選択するようにしてもよい。たとえば周辺領域ARが週に1回だけ分割領域DRとして選択されるのに対し、中央領域CRは日に1回分割領域DRとして選択される。このように関心領域になりやすい放射線検出器2の中央領域CRついて高い頻度でキャリブレーションを行うことにより、欠陥画素情報R(k,m)の信頼性を向上させることができる。
図1の欠陥検出手段40は領域選択手段30において選択された分割領域DR内の複数の画素の中から画素値のばらつきに基づき欠陥画素Pxを検出するものである。たとえば中央領域CRが分割領域DRとして選択されたとき、欠陥検出手段40は中央領域CRの画素の中から欠陥画素Pxを検出し欠陥画素情報R(k,m)をデータベースDBに記憶・更新する。なお、欠陥画素の検出手法としてたとえば予め記憶した基準画素値と比較して検出する方法等の公知の技術を用いることができる。
このとき、欠陥画素情報R(k,m)の更新は複数の欠陥画素情報R(k,m)毎にそれぞれ異なる頻度で行われるものであり、この更新スケジュールはスケジュール管理手段50により管理されている。たとえばスケジュール管理手段50は、使用頻度の高い放射線照射量および/または蓄積時間による基準画像Prefを1日に1回取得し、使用頻度の低い放射線照射量および/または蓄積時間による基準画像Prefの取得が週に1回取得するように制御する。このように、複数の欠陥画素情報R(k,m)の使用頻度に応じてキャリブレーションの頻度を変えることにより、1度にすべての欠陥画素情報R(k,m)に対応した枚数の基準画像Prefを取得することによるキャリブレーションに必要な時間が長くなるのを防止し、1回当たりのキャリブレーションの時間を短縮することができる。
図6は本発明の放射線画像処理方法の好ましい実施形態を示すフローチャートであり、図1から図6を参照して放射線画像処理方法について説明する。まず、スケジュール管理手段50においてデータベースDB内の複数の欠陥画素情報R(k,m)のうち、更新すべき欠陥画素情報R(k,m)が決定されるとともに、その欠陥画素情報R(k,m)を取得するための放射線照射量および/または蓄積時間が決定される(ステップST1)。
そして、撮影制御手段60において、スケジュール管理手段50において決定された放射線照射量および/または蓄積時間による放射線撮影が行われ、放射線検出器2および画像取得手段10において基準画像Prefが取得される(ステップST2)。次に、領域選択手段30において、スケジュール管理手段50の制御により基準画像Prefから中央領域CRもしくは周辺領域ARのいずれか一方が選択される(ステップST3)。その後、欠陥検出手段40により分割領域DR内の欠陥画素Pxの検出が行われ(ステップST4)、検出した欠陥画素Pxの位置情報が欠陥画素情報R(k,m)としてデータベースDBに記憶される(ステップST5)。更新すべき欠陥画素情報R(k,m)が残っているか否かがスケジュール管理手段50において判断され、更新すべき欠陥画素情報R(k,m)が残っている場合、上記ステップST1〜ST5の作業が繰り返し行われる。
上記実施の形態によれば、放射線検出器2に放射線源3から放射線が一様に照射されたときまたは放射線を照射せずに放射線検出器2において検出された基準画像Prefを取得する画像取得手段10と、画像取得手段10において取得された基準画像Prefを複数の分割領域DRに分割し、複数の分割領域DRのうちいずれか1つを分割領域DR毎に異なる頻度で選択する領域選択手段30と、領域選択手段30において選択された分割領域DR内の画素の中から欠陥画素Pxの位置を検出する欠陥検出手段40と、欠陥検出手段40により検出された欠陥画素Pxの位置を欠陥画素情報R(k,m)として記憶するデータベースDBとを備えたことにより、欠陥画素Pxの検出が基準画像Prefの一部の領域について行われるため、1回当たりのキャリブレーションに必要な時間を短縮することができる。
なお、複数の分割領域DRが基準画像Prefの中央に位置する中央領域CRと中央領域CRに隣接した基準画像Prefの四隅を含む周辺領域ARとを有するものであり、領域選択手段30が中央領域CRよりも周辺領域ARの方を多い頻度で選択するものであるとき、被写体Sを介さずに直接放射線が照射される場合が多く光導電層の結晶化が進みやすい周辺領域ARについて高い頻度でキャリブレーションを行うことにより、欠陥画素情報R(k,m)の信頼性を向上させることができる。
また、複数の分割領域DRが基準画像を中央に位置する中央領域CRと中央領域CRに隣接した基準画像Prefの四隅を含む周辺領域ARとを有するものであり、領域選択手段が周辺領域ARよりも中央領域CRの方を多い頻度で分割領域DRとして選択するものであれば、関心領域になりやすい放射線検出器2の中央領域ついて高い頻度でキャリブレーションを行うことにより、欠陥画素情報R(k,m)の信頼性を向上させることができる。
さらに、データベースDBが異なる放射線照射量毎、蓄積時間毎もしくは照射時間毎にそれぞれ欠陥画素情報R(k,m)を記憶したものであり、複数の欠陥画素情報R(k,m)が異なる頻度で検出されるものであるとき、使用頻度の高い放射線照射量に対応した欠陥画素情報R(k,m)の更新頻度を高くして欠陥画素情報R(k,m)信頼性を向上させることができる。
本発明の実施形態は上記実施形態に限定されない。たとえば、放射線画像は、被写体に放射線を曝射することにより放射線検出器2で検出されたものであればなんでもよく、たとえばマンモグラフィ装置により取得された放射線画像や胸部撮影により取得された放射線画像であってもよいし、医用画像に限らず非破壊検査に用いられる放射線画像であってもよい。
また、各欠陥画素位置情報R(k,m)毎にそれぞれ更新頻度が異なる場合について例示しているが、すべての欠陥画素位置情報R(k,m)について同一の頻度で更新を行うようにしてもよい。この場合であっても、基準画像Prefの一部についてのキャリブレーションが行われるため、1回のキャリブレーションに必要な時間を短縮することができる。
さらに、上記実施の形態において、複数の欠陥画素情報R(k,m)を用いて補正する場合について例示しているが、一定の放射線照射量および/または蓄積時間において欠陥画素情報R(k,m)を検出する場合にも適用することができる。
また、データベースDBに放線量毎および蓄積時間毎に欠陥画素情報R(k,m)が記憶されている場合について例示しているが、放射線毎または蓄積時間毎のいずれか一方のみ応じた欠陥画素情報R(k)もしくはR(m)が記憶されていてもよい。
さらに、図5において、基準画像Prefのうち、中央領域CRと周辺領域ARと分割領域DRとしてキャリブレーションする場合について例示しているが、領域分割の方法はこれに限定されず、たとえば図7(A)に示すように中央領域CR、中間領域MR、周辺領域ARとに分けたものであってもよいし、図7(B)に示すように中央領域CRを十字状に形成し、中央領域CRに隣接した4つの周辺領域AR1〜AR4に分けたものであってもよい。さらには、上記中央領域CRおよび周辺領域AR等を生成する場合に限らず、全体を均等に2分割、4分割、9分割等することにより分割領域DRを生成するようにしてもよい。
本発明の放射線画像処理装置の好ましい実施形態を示す断面図 図2の欠陥画素情報R(k,m)の一例を示す模式図 図1のデータベースに記憶された欠陥画素情報R(k,m)の一例を示す表 放射線照射量および蓄積時間により欠陥画素が広がる様子を示す図 図1の領域選択手段において選択される分割領域の一例を示す模式図 図1の放射線画像処理装置の動作例を示すフローチャート 図1の領域選択手段における分割領域の別の一例を示す模式図
符号の説明
1 放射線画像処理装置
2 放射線検出器
3 放射線源
10 画像取得手段
20 画像補正手段
30 検出制御手段
30 領域選択手段
40 欠陥検出手段
50 スケジュール管理手段
60 撮影制御手段
AR 周辺領域
CR 中央領域
DB データベース
DR 分割領域
P、P10 放射線画像
Pref 基準画像
Px 欠陥画素
R(k,m) 欠陥画素位置情報
S 被写体

Claims (5)

  1. 放射線検出器に放射線源から放射線が一様に照射されたとき、または該放射線が照射されないときに前記放射線検出器において検出される基準画像を取得する画像取得手段と、
    該画像取得手段において取得された前記基準画像を複数の分割領域に分割し、該各分割領域を異なる頻度で選択する領域選択手段と、
    該領域選択手段において選択された前記分割領域内の画素の中から欠陥画素を検出する欠陥画素検出手段と、
    該欠陥画素検出手段により検出された前記欠陥画素の位置を欠陥画素情報として記憶し更新するデータベースと
    を備えたことを特徴とする放射線画像処理装置。
  2. 前記複数の分割領域が前記基準画像の中央に位置する中央領域と該中央領域に隣接した前記基準画像の四隅を含む周辺領域とを有するものであり、前記周辺領域の方が前記中央領域よりも選択される頻度が多いことを特徴とする請求項1記載の放射線画像処理装置。
  3. 前記複数の分割領域が前記基準画像の中央に位置する中央領域と該中央領域に隣接した前記基準画像の四隅を含む周辺領域とを有するものであり、前記中央領域が前記周辺領域よりも選択される頻度が多いことを特徴とする請求項1記載の放射線画像処理装置。
  4. 前記データベースが異なる放射線照射量毎、蓄積時間毎もしくは照射時間毎にそれぞれ前記欠陥画素情報を記憶したものであり、複数の前記欠陥画素情報がそれぞれ異なる頻度で更新されるものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の放射線画像処理装置。
  5. 放射線検出器に放射線源から放射線が一様に照射されたとき、または該放射線が照射されないときに前記放射線検出器において検出される基準画像を取得し、
    取得した前記基準画像を複数の分割領域に分割して該各分割領域を異なる頻度で選択し、
    選択した前記分割領域内の画素の中から欠陥画素を検出し、
    検出した前記欠陥画素の位置を欠陥画素情報としてデータベースに記憶し更新する
    ことを特徴とする放射線画像処理方法。
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