JP5417277B2 - 画像処理装置及び方法、並びに放射線撮影システム - Google Patents

画像処理装置及び方法、並びに放射線撮影システム Download PDF

Info

Publication number
JP5417277B2
JP5417277B2 JP2010169395A JP2010169395A JP5417277B2 JP 5417277 B2 JP5417277 B2 JP 5417277B2 JP 2010169395 A JP2010169395 A JP 2010169395A JP 2010169395 A JP2010169395 A JP 2010169395A JP 5417277 B2 JP5417277 B2 JP 5417277B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
defective pixel
pixel
frequency
grid
radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010169395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012029720A (ja
Inventor
健 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2010169395A priority Critical patent/JP5417277B2/ja
Publication of JP2012029720A publication Critical patent/JP2012029720A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5417277B2 publication Critical patent/JP5417277B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/52Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/5258Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis involving detection or reduction of artifacts or noise

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

本発明は、X線等の放射線の強度分布を検出することにより得られた画像データの画像処理を行う画像処理及び方法、並びに放射線撮影システムに関し、特に、画像データ中の欠損画素を補正する技術に関する。
近年、医療分野において、従来のX線フィルムに代えて、X線を電気信号に変換して画像として出力するX線画像検出装置が普及しつつある。このX線画像検出装置では、X線発生器からから被写体に向けてX線を照射し、被写体を透過したX線の強度分布を画像化することによりX線画像を得る。
X線が被写体を透過する際には、被写体内部で散乱線が発生し、その散乱線によって画像にボケが生じる。この散乱線を除去するために、X線グリッドを被写体とX線画像検出装置の検出面との間に配置することが行われている。X線グリッドは、X線を吸収する吸収体(鉛など)と、X線を透過させる透過体(アルミニウムなど)とを格子状に交互に並べて構成される。散乱線は、透過体及び吸収体に対して斜めに進行し、吸収体に入射して吸収されることにより除去される。一方、散乱線以外のX線(直接線)は、透過体及び吸収体にほぼ平行に進行するため、透過体を通過してX線画像検出装置に入射して検出される。このため、X線グリッドを透過したX線の強度分布は、透過体及び吸収体に対応した縞目模様を有している。
X線画像検出装置は、2次元状に配列された検出素子(画素)によってX線の強度分布を離散的に検出するため、画素ピッチにより決まるサンプリング周波数の影響により、X線の線強度分布内に存在する縞目模様は、X線画像内にモアレ縞として現れる。このモアレ縞は、グリッドの縞目に対して垂直方向に低域通過フィルタ処理等のモアレ縞除去処理を施すことによりX線画像から除去可能である。
また、X線画像検出装置には、検出素子の欠陥等によって、画素値が極端に大きくなったり小さくなったりすることがある。このような異常な値を示す画素は、欠損画素と呼ばれている。欠損画素には、検出素子の異常により生じる「点状欠損」以外に、検出素子に接続される走査線や信号線の異常により生じる「線状欠損」がある。点状欠損は、周辺画素値に基づく平均的な補間により殆どの場合修復可能である。しかし、モアレ縞の縞目に沿って線状欠損が生じると、補間処理により線状欠損は完全には除去しきれない。このため、モアレ縞の周期が部分的に乱れ、モアレ縞除去処理後にアーチファクトが生じることが知られている(特許文献1、2参照)。
特許文献1では、欠損画素を基準としてグリッド縞に直交する方向に、モアレ縞の1周期分に相当する画素数だけ離れた画素の画素値を用いて補正を行うことが提案されている。特許文献2では、欠損画素を基準としてグリッド縞に直交する方向から複数の画素を選択し、それらの画素値を用いて線形予測式に基づいて欠損画素の補正値を算出することが提案されている。
特開2008−136520号公報 特許第3793039号公報
しかしながら、特許文献1に記載の補正方法では、モアレ縞の周波数に対してサンプリング周波数が整数倍でない場合には、欠損画素からモアレ縞の1周期分に相当する箇所に画素が存在しないため、精度のよい補正値が得られないといった問題がある。また、特許文献1に記載の補正方法では、モアレ縞が長波長となった場合には、遠く離れた画素の画素値を用いて補正が行われるため、別のアーチファクトが生じる可能性がある。
特許文献2に記載の補正方法は、線形予測式を用いるため、モアレ縞の周波数に対してサンプリング周波数が整数倍でない場合にも対応可能であるが、線形予測式は複雑であり、時間がかかるといった問題がある。具体的には、特許文献2に記載の補正方法では、モアレ縞に対する欠損画素の位置や、モアレ縞のコントラストが異なる場合には、線形予測式に基づいた複雑な計算をそれぞれ個別に行わなければならず、長大な時間が要される。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、モアレ縞の周波数に対してサンプリング周波数が整数倍でない場合においても簡便かつ迅速に欠損画素の補正を可能とする画像処理及び方法、並びに放射線撮影システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、放射線を被写体に照射する放射線発生手段と、被写体で発生した散乱線を除去するグリッドと、グリッドを通過した放射線を検出して画像データを生成する放射線画像検出手段とを備えた放射線撮影システムに用いられ、画像データの欠損画素を基準として、グリッド縞に直交する方向から選択した複数の周辺画素の画素値を用いて該欠損画素の補正値を算出する欠損画素補正手段を備えた画像処理装置において、グリッド縞に直交するx方向に関する欠損画素の位置xを基準として、x方向正側に並ぶ周辺画素の位置を順にx,x,・・・,x、負側に並ぶ周辺画素の位置を順にx−1,x−2,・・・,x−iとし、数式(A)及び数式(B)を少なくとも近似的に満たす重み付け係数A,A,・・・,Aを、数式(C)に適用することにより、欠損画素の補正値P(x)を算出することを特徴とする。
Figure 0005417277
Figure 0005417277
Figure 0005417277
ここで、iは2以上の整数、P(x)はx方向正側の周辺画素の値、P(x−n)はx方向負側の周辺画素の値、fはx方向に関する画像データ中のモアレ縞の周波数、pはx方向に関する画素ピッチである。
なお、前記放射線画像検出手段により得られた画像データを解析することによりモアレ縞の周波数fを検出するモアレ周波数検出手段と、モアレ縞の周波数fの所定範囲を複数に区分した区間ごとに、重み付け係数A,A,・・・,Aを記憶した重み付け係数記憶手段と、前記複数の区間のうち、前記モアレ周波数検出手段により検出された周波数fに対応する区間から重み付け係数A,A,・・・,Aを選択する重み付け係数選択手段と、を備えることが好ましい。
また、欠損画素の補正した画像データからグリッド縞を除去するグリッド縞除去手段を備えることが好ましい。
また、モアレ周波数検出手段により検出されたモアレ縞の周波数fが、所定の周波数より低い場合に、前記画像データを、欠損画素の補正をせずに前記グリッド縞除去手段に入力することが好ましい。
また、重み付け係数A,A,・・・,Aは、i≧3の場合、値が0でない最も下位の係数が正となるように決定されたものであることが好ましい。
また、x方向正側または負側の周辺画素の隣接画素間に所定以上の画素値の差がある場合に、欠損画素に近接する周辺画素の画素値P(x)及びP(x−1)を平均することにより、欠損画素の補正値P(x)を算出することが好ましい。
また、欠損画素が、モアレ縞の縞目方向に連続した線状欠損画素であるか、点状欠損画素等のその他の欠損であるか、種別を判別し、すべての欠損画素について、近接画素を用いた補正を行った後、前記線状欠損画素について、前記数式(C)を用いた補正を行うことを特徴とする請求項1から6いずれか1項に記載の画像処理装置。
また、本発明の画像処理方法は、放射線を被写体に照射する放射線発生手段と、被写体で発生した散乱線を除去するグリッドと、グリッドを通過した放射線を検出して画像データを生成する放射線画像検出手段とを備えた放射線撮影システムに用いられ、画像データの欠損画素を基準として、グリッド縞に直交する方向から選択した複数の周辺画素の画素値を用いて該欠損画素の補正値を算出する欠損画素補正手段を備えた画像処理方法において、グリッド縞に直交するx方向に関する欠損画素の位置xを基準として、x方向正側に並ぶ周辺画素の位置を順にx,x,・・・,x、負側に並ぶ周辺画素の位置を順にx−1,x−2,・・・,x−iとし、数式(A)及び数式(B)を少なくとも近似的に満たす重み付け係数A,A,・・・,Aを、数式(C)に適用することにより、欠損画素の補正値P(x)を算出することを特徴とする。
Figure 0005417277
Figure 0005417277
Figure 0005417277
ここで、iは2以上の整数、P(x)はx方向正側の周辺画素の値、P(x−n)はx方向負側の周辺画素の値、fはx方向に関する画像データ中のモアレ縞の周波数、pはx方向に関する画素ピッチである。
放射線を被写体に照射する放射線発生手段と、被写体で発生した散乱線を除去するグリッドと、グリッドを通過した放射線を検出して画像データを生成する放射線画像検出手段と、グリッド縞に直交するx方向に関する欠損画素の位置xを基準として、x方向正側に並ぶ周辺画素の位置を順にx,x,・・・,x、負側に並ぶ周辺画素の位置を順にx−1,x−2,・・・,x−iとし、数式(A)及び数式(B)を少なくとも近似的に満たす重み付け係数A,A,・・・,Aを、数式(C)に適用することにより、欠損画素の補正値P(x)を算出して欠損画素の補正を行う画像処理手段と、を備えたことを特徴とする。
Figure 0005417277
Figure 0005417277
Figure 0005417277
ここで、iは2以上の整数、P(x)はx方向正側の周辺画素の値、P(x−n)はx方向負側の周辺画素の値、fはx方向に関する画像データ中のモアレ縞の周波数、pはx方向に関する画素ピッチである。
本発明は、数式(A)及び数式(B)を少なくとも近似的に満たす重み付け係数A,A,・・・,Aを、数式(C)に適用することにより、欠損画素の補正値P(x)を算出して欠損画素の補正を行うものであるため、モアレ縞の周波数に対してサンプリング周波数が整数倍でない場合でも補正が可能である。また、本発明は、欠損画素の位置やモアレ縞のコントラストや平均値に依らず、モアレ縞の周波数fにのみ依存した重み付け係数A,A,・・・,Aを用いて補正を行うものであるため、簡便かつ迅速に欠損画素の補正を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るX線撮影システムの模式図である。 X線グリッドの構成を示す図であり、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。 X線画像検出器の構成を示す構成図である。 画像処理部の構成を示すブロック図である。 モアレ縞のx方向に関するプロファイルを示すグラフである。 グラデーションが生じた場合のモアレ縞のx方向に関するプロファイルを示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る補正処理を説明するフローチャートである。 モアレ縞に生じる段差を例示するグラフである。 本発明の第3実施形態に係る補正処理を説明するフローチャートである。
(第1実施形態)
図1において、X線撮影システム10は、被写体Hを載置する天板11と、被写体Hに向けてX線焦点12aからX線を発生するX線管12と、被写体Hを透過したX線を検出してX線画像データを出力するX線画像検出器13とを備える。X線画像検出器13は、X線を電気信号に変換してX線画像を生成するフラットパネル型X線検出器である。
また、X線撮影システム10は、高電圧発生部14、X線管制御部15、検出制御部16、画像処理部17、主制御部18、メモリ19、入力部20、及びモニタ21を備えている。高電圧発生部14は、管電圧や管電流を発生する。X線管制御部15は、高電圧発生部14を制御し、管電圧や管電流をX線管12に与えてX線を発生させる。また、X線管制御部15は、X線管12に設けられたコリメータ(図示せず)の照射野の設定制御などを行う。
検出制御部16は、X線画像検出器13の検出動作を制御する。画像処理部17は、X線画像検出器13から出力されたX線画像データに種々の画像処理を施す。主制御部18は、各部を統括的に制御する。メモリ19は、画像処理されたX線画像データを記憶する。入力部20は、主制御部18に対して撮影条件や撮影指示などの操作指示を入力する。モニタ21は、画像処理されたX線画像データに基づく画像表示や、入力部20により入力する際の撮影条件等のメニュー表示などを行う。
X線画像検出器13の入射面側には、X線が被写体Hを透過する際に発生する散乱線を除去するためのX線グリッド22が固設されている。図2(a)に示すように、X線グリッド22は、一方向に延伸した吸収体22a及び透過体22bが、その延伸方向と直交する方向に交互に配列されてなる。吸収体22aは、X線を吸収する鉛などの材料で形成される。透過体22bは、X線を透過させるアルミニウムや樹脂などの材料で形成される。
また、X線グリッド22は、図2(b)に示すように、吸収体22aの断面形状がX線管12のX線焦点12aに対して指向性を有する、いわゆる集束グリッドである。被写体Hにより散乱され、X線焦点12aからの直進性が消失された散乱線は、吸収体22aに入射して吸収される。散乱線以外のX線(直接線)は、吸収体22a及び透過体22bにほぼ平行に進行するため、透過体22bを通過してX線画像検出器13に入射して検出される。このため、X線グリッド22を透過したX線の強度分布は、透過体22bに対応した縞目模様(以下、グリッド縞と言う)を有する。
図3において、X線画像検出器13は、X線を電荷に変換して蓄積する複数の画素30がx方向及びy方向に沿って2次元マトリクス配列されてなる受像部31と、画素30からの電荷の読み出しを制御するゲートドライバ32と、画素30から読み出された電荷をデジタル形式の画像データに変換して出力する出力回路33とから構成される。
画素30は、アモルファスセレン等のX線変換層(図示せず)によりX線が変換されることにより生じる電荷を収集する画素電極30aと、スイッチング素子としての薄膜トランジスタ(TFT)30bとを備える。TFT30bは、ゲート電極が走査線34に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方が信号線35に接続され、他方が画素電極30aに接続される。走査線34と信号線35とは格子状に配線される。走査線34はゲートドライバ32に接続され、信号線35は出力回路33に接続される。
ゲートドライバ32は、走査線34を1行ずつ順に活性化し、TFT30bを1行ずつオン状態とする。画素電極30aに収集された電荷は、TFT30bがオン状態になると信号線35に読み出され、出力回路33に入力される。
出力回路33は、積分アンプ36、マルチプレクサ(MUX)37、及びA/D変換器38を備える。積分アンプ36は、各信号線35に対して個別に接続される。積分アンプ36は、信号線35から入力される電荷を積算し、電圧信号に変換して出力する。すべての積分アンプ36の出力側には、共通にMUX37が接続される。MUX37の出力側には、A/D変換器38が接続される。
MUX37は、複数の積分アンプ36から順に1つの積分アンプ36を選択し、選択した積分アンプ36から出力される電圧信号をA/D変換器38に入力する。A/D変換器38は、入力された電圧信号をデジタル化して出力する。
X線画像検出器13は、信号線35の延伸方向(y方向)がX線グリッド22の吸収体22a及び透過体22bの延伸方向とほぼ平行に配置される。X線画像検出器13は、2次元マトリクス配列された画素30によってX線グリッド22を透過したX線の強度分布を離散的に検出するため、グリッド縞は、X線画像内にモアレ縞として現れる。X線画像検出器13のx方向へのサンプリング周波数fは、x方向への画素ピッチpを用いて「1/p」と表される。また、x方向へのグリッド縞の周波数f(以下、グリッド周波数fと言う)は、前述の配列ピッチPを用いて「1/P」と表される。
x方向へのモアレ縞の周波数f(以下、モアレ周波数fと言う)は、グリッド周波数fがナイキスト周波数f(=f/2)以下の場合には、グリッド周波数fと同一である。一方、モアレ周波数fは、グリッド周波数fがナイキスト周波数fより大きい場合には、ナイキスト周波数fで折り返された、いわゆる折り返し周波数として表される。
図4において、画像処理部17は、モアレ周波数検出部40、重み付け係数記憶部41、重み付け係数選択部42、欠損画素情報記憶部43、欠損画素補正部44、及びモアレ縞除去部45を備える。モアレ周波数検出部40は、X線画像検出器13により出力される画像データを周波数解析することにより、x方向へのモアレ周波数fを検出する。この周波数解析は、離散フーリエ変換等の周知の方法を用いて行われる。なお、モアレ周波数検出部40は、モアレ周波数fに画素ピッチpを乗じることにより規格化された規格化モアレ周波数fpを出力する。
重み付け係数記憶部41は、複数の規格化モアレ周波数fpに対して重み付け係数を予め記憶している。この重み付け係数は、詳しくは後述するが、欠損画素を周辺画素の画素値を用いて補正する際に、周辺画素の画素値に乗じる係数である。重み付け係数選択部42は、モアレ周波数検出部40から出力された規格化モアレ周波数fpに基づき、最適な重み付け係数を重み付け係数記憶部41から選択する。
欠損画素情報記憶部43は、X線画像検出器13により出力される画像データの欠損画素情報を記憶している。欠損画素補正部44は、欠損画素情報記憶部43に記憶された各欠損画素を、欠損画素を基準としてx方向に配列された複数の周辺画素の画素値を用いて補正する。具体的には、欠損画素補正部44は、周辺画素の画素値に、重み付け係数選択部42により選択された重み付け係数を乗じることにより欠損画素の補正値を算出し、画像データ中の欠損画素を、算出した補正値で置き換える。
モアレ縞除去部45は、欠損画素補正部44により欠損補正がなされた画像データに対して、x方向に対応する方向に低域通過型フィルタを施すことにより、画像データからモアレ縞を除去する。モアレ縞除去部45によりモアレ縞が除去された画像データは、主制御部18を介してメモリ19に入力される。
また、主制御部18は、モアレ周波数検出部40から出力される規格化モアレ周波数fpを監視しており、この規格化モアレ周波数fpが所定の最低周波数より低い場合には、破線46に示すように、画像処理部17に入力された画像データを、欠損画素補正部44を経由せずにモアレ縞除去部45に入力する。モアレ縞が低周波数である場合に、欠損補正によって逆にアーチファクトが生じることがあるため、主制御部18は、このアーチファクトを回避するように、規格化モアレ周波数fpが所定の最低周波数より低い場合に欠損補正を禁止している。
次に、重み付け係数記憶部41に記憶すべき重み付け係数の決定方法を説明する。まず、モアレ周波数fのモアレ縞のx方向に関する画素値P(x)を次式(1)で表す。
Figure 0005417277
ここで、B,C,φは、それぞれモアレ縞のコントラスト、平均値、位相を表す定数である。
次に、図5に示すように、x方向に関する欠損画素の位置をxとし、該欠損画素からx方向正側に並ぶ画素の位置を順にx,x,・・・,xとし、x方向負側に並ぶ画素の位置を順にx−1,x−2,・・・,x−iとする。ここで、iは、正の整数であり、欠損画素補正に用いる周辺画素数の1/2に相当する。
次式(2)に示すように、重み付け係数A,A−nを、それぞれ周辺画素数の画素値P(x),P(x−n)に乗じ、nについて加算したものを、欠損画素の補正値P(x)とする。
Figure 0005417277
ここで、次式(3)のように重み付け係数A,A−nを規定すると、上記式(2)は上記式(1)を用いて式(4)に変形される。
Figure 0005417277
Figure 0005417277
画素ピッチpは、次式(5)の関係を満たすため、上記式(4)は、式(6)に変形される。
Figure 0005417277
Figure 0005417277
三角関数の加法定理を用いることにより、上記式(6)は、次式(7)に変形される。
Figure 0005417277
上記式(7)に上記式(1)を適用すると、次式(8)が得られる。
Figure 0005417277
上記式(8)が成立するためには、右辺の第一項がP(x)、右辺の第二項が0となればよい。すなわち、次式(9a),(9b)を満たせばよい。
Figure 0005417277
Figure 0005417277
そして、上記式(9a),(9b)は、次式(10a),(10b)に変形される。
Figure 0005417277
Figure 0005417277
上記式(10a),(10b)を満たす重み付け係数Aは、規格化モアレ周波数fpをパラメータとして決定することができる。特に、i=2の場合には、重み付け係数A,Aは、規格化モアレ周波数fpをパラメータとして一義的に決定される。i≧3の場合には、上記式(10a),(10b)を満たす重み付け係数A,A,・・・,Aの組が複数存在するため、それらから1組を選択的に決定すればよい。
なお、i=1の場合には、上記式(10a),(10b)から、規格化モアレ周波数fpが整数であること(すなわち、モアレ周波数fがサンプリング周波数f(=1/p)の整数倍であること)が要請される。i=1の場合は、特許文献1に記載の従来技術に相当しており、本実施形態からは除外する。すなわち、本実施形態では、iは2以上の整数である。
重み付け係数記憶部41には、例えば、表1に示すような重み付けテーブルが記憶される。表1は、i=2の場合の規格化モアレ周波数fpと、重み付け係数A,Aとを関連付けたものである。重み付け係数A,Aは、規格化モアレ周波数fpが取り得る1/2.0〜1/4.0の範囲を10段階に区分した各区間に対して1組ずつ記憶されている。この重み付け係数A,Aは、各区間の中央値を用いて、上記式(10a),(10b)から算出した値である。例えば、区間「1/3.4≦fp<1/3.2」の中央値は「1/3.1」であり、この場合の重み付け係数A,Aは、それぞれ1.95,−1.45である。なお、1区間の数値範囲は、所望される補正値P(x)の精度に応じて決定すればよい。
Figure 0005417277
規格化モアレ周波数fpの範囲「1/2.0〜1/4.0」の上限「1/2.0」は、ナイキスト周波数に対応しており、この上限以上の規格化モアレ周波数fpはモアレ周波数検出部40から出力されない。また、下限「1/4.0」は、主制御部18により欠陥補正が禁止される前述の最低周波数に対応する。
次に、表2は、i=4の場合の重み付けテーブルを例示する。この場合は、重み付け係数A〜Aのうちから2つの係数を選択的に決定した上で、上記式(10a),(10b)により残りの2つの係数を求めればよい。
Figure 0005417277
表2では、重み付け係数A〜Aのうち、値が0でない最も下位の係数が正となるように重み付け係数A〜Aを決定している。例えば、区間「1/3.4≦fp<1/3.2」では、値が0でない最も下位の係数はAであり「0.25」と正の値に設定されている。区間「1/2.6≦fp<1/2.4」では、係数はAの値が0であるため、値が0でない最も下位の係数はAであり、係数Aは、「1.00」と正の値に設定されている。
値が0でない最も下位の係数が正となるように重み付け係数A〜Aを決定することは、図6に示すように、モアレ縞のプロファイルにグラデーションが生じている(平均値に変化がある)場合に有用である。グラデーションは、被写体Hの輪郭部や、厚みの変化部などで生じる。
同図は、xの負側でモアレ縞の平均値が一定であり、正側で平均値が関数「g(x)=0.5Bfx」に従って変化している。また、同図では、「x=0.1/f」、「fp=1/2.7」としている。ここで、B=1,C=1,φ=0とすると、P(x)≒1.420、P(x)≒0.579、P(x)≒2.576、P(x)≒1.301、P(x−1)≒0.008、P(x−2)≒1.773、P(x−3)≒0.930、P(x−4)≒0.322が得られる。
表2から「fp=1/2.7」の場合の重み付け係数A〜Aを選択し、上記式(2)を用いて欠損画素の補正値P(x)を算出すると、P(x)≒1.99が得られる。この場合のP(x)の本来の値は約1.64であるため、その誤差は約0.35である。
これに対して、値が0でない最も下位の係数が負である例として、A=−0.25、A=−0.74、A=1.00、A=0.48を用いると、上記式(2)から、P(x)≒2.21が得られる。上記P(x)の本来の値との誤差は約0.57である。
このように、値が0でない最も下位の係数が正となるように決定された重み付け係数A〜Aを用いることにより、モアレ縞のプロファイルにグラデーションが生じた場合でも比較的精度よく欠損画素の補正値が算出される。このような重み付け係数Aの決定方法は、i≧3の場合に適用可能である。
以下、上記構成による作用について説明する。入力部20を用いて撮影条件が設定され、撮影開始指示が与えられることより、X線管12からX線の照射が行われ、被写体Hを透過し、X線グリッド22により散乱線が除去されたX線がX線画像検出器13により検出される。
画像処理部17では、まず、モアレ周波数検出部40により、X線画像検出器13により得られた画像データのx方向へのモアレ周波数fが検出され、画素ピッチpを乗じた規格化モアレ周波数fpが重み付け係数選択部42に出力される。重み付け係数選択部42は、入力された規格化モアレ周波数fpに基づき、重み付け係数記憶部41に記憶された上記表1や表2のテーブルから1組の重み付け係数A,A,・・・,Aを選択して、欠損画素補正部44に入力する。
欠損画素補正部44は、欠損画素情報記憶部43から欠損画素情報を取得し、画像データの各欠損画素について、上記式(2)に基づき、欠損画素の補正値P(x)を算出し、算出した補正値P(x)で欠損画素の画素値を置換する。欠損画素補正部44により欠損画素補正がなされた画像データは、モアレ縞除去部45に入力され、モアレ縞除去部45によりモアレ縞除去処理が行われる。モアレ縞除去部45によりモアレ縞が除去された画像データは、メモリ19に格納され、この画像データに基づくX線画像がモニタ21に表示される。
なお、モアレ周波数検出部40によりモアレ周波数fが所定の最低周波数より低い場合には、X線画像検出器13により得られた画像データは、欠損画素補正部44を介さずに、モアレ縞除去部45に入力され、モアレ除去処理が行われる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態において、モアレ縞に急激な変化(段差)が生じた場合には、上記欠損補正を行ってもその段差部分でアーチファクトが残存する可能性がある。このアーチファクトを回避するために、本実施形態では、欠損画素補正部44は、図7に示す補正処理を行う。なお、欠損画素補正部44以外の構成は、第1実施形態と同一である。
まず、欠損画素補正部44は、欠損画素情報記憶部43から欠損画素情報を取得し、1つの欠損画素を選択する(ステップS10)。次いで、選択した欠損画素を基準としてx方向に並ぶ補正用の周辺画素の画素値を画像データから抽出する(ステップS11)。ここでは、例えば、i=4として、P(x)、P(x)、P(x)、P(x)、P(x−1)、P(x−2)、P(x−3)、P(x−4)の8個の周辺画の画素値を抽出する。
次いで、欠損画素を基準としてx方向正側の周辺画素の画素値P(x)、P(x)、P(x)、P(x)の間、または、x方向負側の周辺画素の画素値P(x−1)、P(x−2)、P(x−3)、P(x−4)の間に、図8に示すような段差があるか否かについて判定する(ステップS12)。この段差判定は、隣接する画素の画素値が所定値以上の差(例えば、画素値の比率が2以上)を有するかを判定することにより行う。同図は、P(x)とP(x)との間に段差が生じている場合を例示している。
このように段差が生じている場合には(ステップS13でYES)、欠損画素に近接する周辺画素の画素値P(x)及びP(x−1)を用い、これらを単純平均することにより、補正値P(x)を算出して欠損画素を補正する(ステップS14)。一方、段差がない場合には(ステップS13でNO)、重み付け係数選択部42から入力された重み付け係数A,A,・・・,Aを用い、上記式(2)に基づいて補正値を算出して欠損画素を補正する(ステップS15)。
そして、ステップS14またはステップS15の後、補正を行った欠損画素が最終の欠損画素であるか否かを判定し、未補正の欠損画素がある場合には(ステップS16でNO)、ステップS10に戻って未補正の欠損画素を選択し、同様な処理を繰り返す。一方、未補正の欠損画素がない場合には(ステップS16でYES)、処理を終了する。
以上の通り、本実施形態では、補正に用いる周辺画素間に段差がある場合には、近接画素のみを用いて補正を行うため、段差によるアーチファクトが低減される。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上記第1実施形態では、補正に用いる周辺画素が欠損画素である場合には、補正によりアーチファクトが生じる可能性がある。このアーチファクトを低減するために、本実施形態では、欠損画素補正部44は、図9に示す補正処理を行う。なお、欠損画素補正部44以外の構成は、第1実施形態と同一である。
まず、欠損画素補正部44は、欠損画素情報記憶部43から欠損画素情報を取得する(ステップS20)。次いで、欠損画素情報に基づき、欠損画素が、モアレ縞の縞目方向に連続した「線状欠損画素」であるか、「点状欠損画素」等のその他の欠損であるか、種別を判別する(ステップS21)。
次いで、第1補正処理として、線状欠損画素とその他の欠損画素とのすべての欠損画素について、近接画素を用いた補正処理を施す(ステップS22)。そして、第2補正処理として、「線状欠損画素」のみについて、第1実施形態と同様の重み付け係数を用いた補正を行う(ステップS23)。第2補正処理に用いる周辺画素が欠損画素であったとしても、その欠損画素は第1補正処理で事前に補正されるため、第2補正処理に与える影響は軽減される。
このように、本実施形態では、補正によるアーチファクトが軽減され、「線状欠損画素」が精度良く補正される。本実施形態の第2補正処理として、第2実施形態の補正処理を用いてもよいことは言うまでもない。
なお、上記第1実施形態では、規格化モアレ周波数fpをモアレ周波数検出部40で生成しているが、モアレ周波数検出部40に限られず、重み付け係数選択部42で生成してもよい。
また、上記第1実施形態では、重み付け係数Aを規格化モアレ周波数fpに対応させて重み付け係数記憶部41に記憶させているが、画素ピッチpは固定値であるため、モアレ周波数fに対応させて重み付け係数Aを記憶してもよい。さらに、モアレ周波数fに対応する物理量であれば、モアレ縞の波長や、単位長さ当りの縞目数等、その他のパラメータに対応させて重み付け係数Aを記憶してもよい。
また、上記第1実施形態では、欠損画素情報を予め欠損画素情報記憶部43に記憶させているが、被写体Hを配置しない状態でキャリブレーション撮影を行い、X線画像検出器13により得られる画像データから欠損画素情報を検出するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では、X線画像検出器13として、X線を直接電荷に変換する直接変換型検出器を用いて説明したが、これに代えて、X線を蛍光体により一旦可視光に変換し、変換した可視光を光電変換素子により電荷に変換する間接変換型検出器を用いてもよい。
また、上記第1実施形態では、放射線としてX線を例にして説明したが、X線に限られず、γ線等を用いてもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
10 X線撮影システム
12 X線管
13 X線画像検出器
17 画像処理部
18 主制御部
22 X線グリッド
22a 吸収体
22b 透過体
30 画素
30a 画素電極
30b TFT
36 積分アンプ

Claims (9)

  1. 放射線を被写体に照射する放射線発生手段と、被写体で発生した散乱線を除去するグリッドと、グリッドを通過した放射線を検出して画像データを生成する放射線画像検出手段とを備えた放射線撮影システムに用いられ、画像データの欠損画素を基準として、グリッド縞に直交する方向から選択した複数の周辺画素の画素値を用いて該欠損画素の補正値を算出する欠損画素補正手段を備えた画像処理装置において、
    グリッド縞に直交するx方向に関する欠損画素の位置xを基準として、x方向正側に並ぶ周辺画素の位置を順にx,x,・・・,x、負側に並ぶ周辺画素の位置を順にx−1,x−2,・・・,x−iとし、数式(A)及び数式(B)を少なくとも近似的に満たす重み付け係数A,A,・・・,Aを、数式(C)に適用することにより、欠損画素の補正値P(x)を算出することを特徴とする画像処理装置。
    Figure 0005417277
    Figure 0005417277
    Figure 0005417277
    ここで、iは2以上の整数、P(x)はx方向正側の周辺画素の値、P(x−n)はx方向負側の周辺画素の値、fはx方向に関する画像データ中のモアレ縞の周波数、pはx方向に関する画素ピッチである。
  2. 前記放射線画像検出手段により得られた画像データを解析することによりモアレ縞の周波数fを検出するモアレ周波数検出手段と、
    モアレ縞の周波数fの所定範囲を複数に区分した区間ごとに、重み付け係数A,A,・・・,Aを記憶した重み付け係数記憶手段と、
    前記複数の区間のうち、前記モアレ周波数検出手段により検出された周波数fに対応する区間から重み付け係数A,A,・・・,Aを選択する重み付け係数選択手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 欠損画素の補正した画像データからグリッド縞を除去するグリッド縞除去手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. モアレ周波数検出手段により検出されたモアレ縞の周波数fが、所定の周波数より低い場合に、前記画像データを、欠損画素の補正をせずに前記グリッド縞除去手段に入力することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 重み付け係数A,A,・・・,Aは、i≧3の場合、値が0でない最も下位の係数が正となるように決定されたものであることを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. x方向正側または負側の周辺画素の隣接画素間に所定以上の画素値の差がある場合に、欠損画素に近接する周辺画素の画素値P(x)及びP(x−1)を平均することにより、欠損画素の補正値P(x)を算出することを特徴とする請求項1から5いずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 欠損画素が、モアレ縞の縞目方向に連続した線状欠損画素であるか、点状欠損画素等のその他の欠損であるか、種別を判別し、すべての欠損画素について、近接画素を用いた補正を行った後、前記線状欠損画素について、前記数式(C)を用いた補正を行うことを特徴とする請求項1から6いずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 放射線を被写体に照射する放射線発生手段と、被写体で発生した散乱線を除去するグリッドと、グリッドを通過した放射線を検出して画像データを生成する放射線画像検出手段とを備えた放射線撮影システムに用いられ、画像データの欠損画素を基準として、グリッド縞に直交する方向から選択した複数の周辺画素の画素値を用いて該欠損画素の補正値を算出する欠損画素補正手段を備えた画像処理方法において、
    グリッド縞に直交するx方向に関する欠損画素の位置xを基準として、x方向正側に並ぶ周辺画素の位置を順にx,x,・・・,x、負側に並ぶ周辺画素の位置を順にx−1,x−2,・・・,x−iとし、数式(A)及び数式(B)を少なくとも近似的に満たす重み付け係数A,A,・・・,Aを、数式(C)に適用することにより、欠損画素の補正値P(x)を算出することを特徴とする画像処理方法。
    Figure 0005417277
    Figure 0005417277
    Figure 0005417277
    ここで、iは2以上の整数、P(x)はx方向正側の周辺画素の値、P(x−n)はx方向負側の周辺画素の値、fはx方向に関する画像データ中のモアレ縞の周波数、pはx方向に関する画素ピッチである。
  9. 放射線を被写体に照射する放射線発生手段と、
    被写体で発生した散乱線を除去するグリッドと、
    グリッドを通過した放射線を検出して画像データを生成する放射線画像検出手段と、
    グリッド縞に直交するx方向に関する欠損画素の位置xを基準として、x方向正側に並ぶ周辺画素の位置を順にx,x,・・・,x、負側に並ぶ周辺画素の位置を順にx−1,x−2,・・・,x−iとし、数式(A)及び数式(B)を少なくとも近似的に満たす重み付け係数A,A,・・・,Aを、数式(C)に適用することにより、欠損画素の補正値P(x)を算出して欠損画素の補正を行う画像処理手段と、
    を備えたことを特徴とする放射線撮影システム。
    Figure 0005417277
    Figure 0005417277
    Figure 0005417277
    ここで、iは2以上の整数、P(x)はx方向正側の周辺画素の値、P(x−n)はx方向負側の周辺画素の値、fはx方向に関する画像データ中のモアレ縞の周波数、pはx方向に関する画素ピッチである。
JP2010169395A 2010-07-28 2010-07-28 画像処理装置及び方法、並びに放射線撮影システム Expired - Fee Related JP5417277B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010169395A JP5417277B2 (ja) 2010-07-28 2010-07-28 画像処理装置及び方法、並びに放射線撮影システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010169395A JP5417277B2 (ja) 2010-07-28 2010-07-28 画像処理装置及び方法、並びに放射線撮影システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012029720A JP2012029720A (ja) 2012-02-16
JP5417277B2 true JP5417277B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=45843904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010169395A Expired - Fee Related JP5417277B2 (ja) 2010-07-28 2010-07-28 画像処理装置及び方法、並びに放射線撮影システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5417277B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6294632B2 (ja) * 2013-10-21 2018-03-14 キヤノン株式会社 放射線撮影装置およびその制御方法、放射線画像処理装置および方法、並びに、プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
WO2015059886A1 (ja) * 2013-10-21 2015-04-30 キヤノン株式会社 放射線撮影装置およびその制御方法、放射線画像処理装置および方法、並びに、プログラムおよびコンピュータ可読記憶媒体
JP2018075173A (ja) * 2016-11-09 2018-05-17 キヤノン株式会社 X線撮像装置
KR102260218B1 (ko) * 2019-07-17 2021-06-02 연세대학교 원주산학협력단 고정형 다중 슬릿 콜리메이터를 이용한 엑스선 영상 생성 장치 및 방법
JP7508342B2 (ja) 2020-11-25 2024-07-01 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP7419307B2 (ja) * 2021-09-07 2024-01-22 キヤノン株式会社 画像処理装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3755144B2 (ja) * 1999-04-30 2006-03-15 コニカミノルタホールディングス株式会社 放射線撮影装置
JP3793053B2 (ja) * 2001-07-23 2006-07-05 キヤノン株式会社 放射線画像処理装置、画像処理システム、放射線画像処理方法、記憶媒体及びプログラム
JP4991258B2 (ja) * 2006-11-30 2012-08-01 株式会社日立メディコ X線画像診断装置
JP5121504B2 (ja) * 2008-02-28 2013-01-16 富士フイルム株式会社 放射線画像撮影装置及び画像処理装置
JP4962618B2 (ja) * 2008-04-22 2012-06-27 株式会社島津製作所 X線透視画像におけるモアレの除去方法、およびそれを用いたx線撮像装置
JP5370362B2 (ja) * 2008-06-27 2013-12-18 コニカミノルタ株式会社 画像補正処理装置及び画像補正処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012029720A (ja) 2012-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5475737B2 (ja) 放射線撮影装置及び画像処理方法
JP5417277B2 (ja) 画像処理装置及び方法、並びに放射線撮影システム
JP5378335B2 (ja) 放射線撮影システム
JP6549535B2 (ja) 放射線画像撮影システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム
WO2010092615A1 (ja) 放射線撮像装置
JP5404179B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム
JP5848697B2 (ja) X線画像診断装置
US9655570B2 (en) Radiological image processing apparatus and radiological image processing program
JP5526775B2 (ja) 放射線撮像装置
JP6215011B2 (ja) X線診断装置
JP5282645B2 (ja) 放射線撮影装置
JP2013116313A (ja) 放射線撮影装置及び放射線撮影方法
JP5441850B2 (ja) 画像処理装置及び方法、並びに放射線撮影システム
JP2011019591A (ja) X線撮影装置、x線検出器における欠損画素の補間方法、および、x線検出器における欠損マップの作成方法
JP6451400B2 (ja) 画像処理システム及び画像処理装置
JP4980769B2 (ja) 放射線撮像装置及び方法
JP5635169B2 (ja) 放射線撮影システム
JP5610480B2 (ja) 放射線画像処理装置及び方法
JP2013128698A (ja) 二次元アレイx線検出器におけるゲイン補正方法およびx線撮影装置
JP2013042788A (ja) 放射線撮影装置及びアンラップ処理方法
JP2010017209A (ja) 放射線画像処理装置および方法
WO2013088878A1 (ja) 放射線撮影方法及び装置
WO2013027536A1 (ja) 放射線撮影装置及び放射線撮影方法
JP5365475B2 (ja) 放射線撮像装置
JP7383673B2 (ja) 画像処理装置、放射線撮影システム、画像処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5417277

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees