JP2010015760A - 組電池及び組電池の組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池ケースに収納される複数の組電池の電極端子の高さを合わせることによって、電力伝達ロスを少なくすることができる組電池及び組電池の組立方法を提供する。
【解決手段】複数の単電池1を電池ケース2に収納し、隣り合う前記単電池1の電極端子同士が電気接続部材4を介して接続された組電池であって、前記複数の単電池1が当接して該複数の単電池1の電極端子7の高さを同一高さにするための当接部材3と、該当接部材3に前記複数の単電池1が当接した状態に維持するべく、前記電池ケース2の底部上面と該複数の単電池1の底面との間の隙間を埋めるための充填材Zとを備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の単電池を電池ケースに収納し、隣り合う前記単電池の電極端子同士が電気接続部材を介して接続された組電池及び組電池の組立方法に関する。
近年において、複数の単電池を直列に接続することによって大きな電力を発生させ、その大きな電力を用いて車両を走行させるための電動モータを駆動することが行われている。
前記複数の単電池は電池ケースに収納され、隣り合う単電池の電極端子同士が電気接続部材を介して接続されて組電池を構成するようになっている。
具体的には、上方が開放された箱型の電池ケースに複数の単電池を収納してから、収納された複数の単電池のうちの隣り合う単電池の電極端子同士を電気接続部材を介して接続し、その接続後、電池ケースの上面を閉じる蓋板を装着することにより、単電池の電極端子の頂部を下方に押圧して単電池を電池ケースに固定して組電池の組立が完了する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−140023号公報(図1,図3参照)
ところで、前記単電池は、上端に開口を備えたステンレス鋼板製の外側ケース内に、発電要素を非水電解液と共に収納し、収納後の外側ケースの開口を閉じるステンレス鋼板製の蓋板を外側ケースの上端内側に嵌め込むとともに溶接により固定して構成されたものが知られている。尚、前記蓋板には、電極端子が取り付けられている。
前記のように外側ケースの上端内側に蓋板を嵌め込んで溶接する構成では、外側ケースに対する蓋板の高さ位置を精度よく設定することができないため、蓋板に取り付けられた電極端子の高さが組電池毎に異なることがある。このような製作誤差が生じた複数の組電池を電池ケースにケース底面に載置して収納すると、隣り合う組電池の電極端子を電気接続部材を介して接続する際に、次のような不都合があった。
つまり、本来は水平姿勢にて接続されるはずの電気接続部材が、高さの異なる電極端子同士に掛け渡すと、高さの違いを吸収できないため、斜めになってしまう。このため、電気接続部材と電極端子とが接触する部分が狭い範囲になってしまい、電気接続部材の抵抗が水平姿勢の時よりも大きくなり、電力伝達ロスが大きくなることがあった。
本発明は前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、電池ケースに収納される複数の単電池の電極端子の高さを合わせることによって、電力伝達ロスを少なくすることができる組電池及び組電池の組立方法を提供するものである。
本発明の組電池は、前述の課題解決のために、複数の単電池を電池ケースに収納し、隣り合う前記単電池の電極端子同士が電気接続部材を介して接続された組電池であって、前記複数の単電池が当接して該複数の単電池の電極端子の高さを同一高さにするための当接部材と、該当接部材に前記複数の単電池が当接した状態に維持するべく、前記電池ケースの底部上面と該複数の単電池の底面との間の隙間を埋めるための充填材とを備えたことを特徴としている。
また、複数の単電池を電池ケースに収納し、隣り合う前記単電池の電極端子同士が電気接続部材を介して接続された組電池を組み立てる方法であって、前記複数の単電池を前記電池ケースに収納し、該収納した複数の単電池の電極端子の高さ位置が同一高さとなるように該複数の単電池を位置合わせし、その位置合わせした状態において前記電池ケースの底部上面と前記複数の単電池の底面との隙間に合成樹脂を注入して該隙間を埋めることを特徴とする組電池の組立方法であってもよい。
上記のように当接部材に複数の単電池が当接して該電極端子の高さ位置を同一高さにすることによって、隣り合う単電池の電極同士を電気接続部材によって接続する際に、電気接続部材が斜めになることがなく、水平姿勢を保つことができる。そして、その状態で充填材によって電池ケースの底部上面と複数の単電池の底面との間の隙間を埋めることによって、当接部材に複数の単電池を当接した状態、つまり電極端子の高さ位置を同一高さに維持することができる。尚、隣り合う単電池の電極同士を前記電気接続部材によって接続するタイミングは、当接部材によって複数の単電池を当接して該電極端子の高さ位置を同一高さにした時点又は、充填材によって電池ケースの底部上面と複数の単電池の底面との間の隙間を埋めて、複数の単電池の電極端子の高さ位置を同一高さに維持された時点のいずれであってもよい。
前記電極端子が、前記電気接続部材に面接触するフラットな上面を有する接合部と、この接合部から上方に突出して前記電気接続部材が接続される接続部とを備え、前記複数の単電池の接合部の上面の高さを同一高さにしてもよい。
上記のように電気接続部材に面接触するフラットな上面を有する接合部の広い上面に、電気接続部材の下面を接触させることによって、接合部に対する電気接続部材の電気抵抗を小さく抑えることができ、隣り合う一方の単電池から他方の単電池へ電気接続部材を介して伝達される電力の伝達ロスを少なくすることができる。
前記当接部材が、前記単電池が収納された電池ケースの開口部を覆う蓋体からなり、その蓋体に、前記各単電池を構成する蓋板の偏平な上端面が当接する当接部を備えている。
蓋板の偏平な上端面と電気接続部材が接触する電極端子面との距離は、製造誤差の発生が少ない。その製造誤差の発生が少ない蓋板の偏平な上端面に当接部材の当接面を当接させることによって、複数の組電池の電極端子の高さの位置合わせを精度よく行える利点がある。また、当接部材を電池ケースの開口部を覆う蓋体に兼用することによって、蓋体と当接部材とを別々に備える場合に比べて、部材点数の削減化を図ることができる。
複数の単電池が当接して該単電池の電極端子の高さ位置を同一高さに維持するための当接部材と、該当接部材に前記複数の単電池を当接した状態に維持するべく、前記電池ケースの底部上面と該複数の単電池の底面との間の隙間を埋めるための充填材とを備える、又前記組電池の組立方法を用いることによって、電極端子の高さ位置を同一高さにすることができるから、隣り合う単電池の電極端子同士を電気接続部材を介して接続する際に、電気接続部材が斜めになることがなく、水平姿勢を保って電極端子に電気接続部材を確実に接触させることができる。
しかも、充填材を備えることで、単電池を当接部材と電池ケースとの間で隙間無く挟み込んだ状態にすることができるから、例えば車両に組電池を搭載して使用する場合に、複数の単電池が電池ケース内で上下動してガタついてしまうことがない。このことから、電気接続部材で接続されている電極端子に単電池の上下動による機械的応力が集中して加わることがないから、応力集中による破損等のない耐久性に優れた組電池を構成することができる。
従って、電力伝達ロスを少なくすることができる高効率な組電池及び組電池の組立方法を提供することができるだけでなく、耐久性にも優れたものにすることができる。
図1及び図2には、組電池Dを示している。
この組電池Dは、4個の角型の単電池1が厚み方向に平行となるように並べられた状態で合成樹脂製の電池ケース2に収納され、合成樹脂製の蓋体3によって電池ケース2の開口が閉じられるとともに4個の単電池1が電池ケース2側に押圧され、隣り合う単電池1,1同士が電気接続部材である平板状のバスバー4を介して直列に接続されて、構成されている。
ここでは、角型の単電池1を示しているが、長円筒型又は円筒型などの単電池であってもよい。前記バスバー4は、板状で長方形状となる金属製の部材からなり、長手方向両端のそれぞれに、後述する棒状接続部7b,8bを挿入可能な円形の貫通孔(図示せず)を備えている。また、前記単電池1としては、非水電解質リチウム二次電池を例に挙げて説明するが、複数の単電池が収納された組電池であれば、各種の電池にも本発明は適用できる。
前記単電池1は、図7に示すように、上方開放型のステンレス鋼板製の外側ケース5内に、発電要素(図示せず)を非水電解液と共に収納し、収納後の外側ケース5の開口を閉じるステンレス鋼板製の蓋板6を外側ケース5の上端内側に嵌め込み、嵌め込んだ蓋板6の上端とこれに重なり合っている外側ケース5の上端とを溶接により一体化(固定)して、構成されている。
詳述すれば、前記外側ケース5は、長方形状の底板部5aと、この底板部5aの4辺から上方へ立ち上がる4つの縦板部5b,5c,5d,5eとからなり、それら縦板部5b,5c,5d,5eの上端に、その上端を外側に折り曲げることによりほぼ水平方向に沿う環状の折曲部5fを備えさせている。また、前記折曲部5fに上方から当接して重なり合うことができるように前記蓋板6の上端を外側に折り曲げてほぼ水平方向に沿う折曲部6fを、蓋板6の上端に備えさせている。従って、前述のように、外側ケース5の内側に蓋板6を嵌め込むことによって、外側ケース5の折曲部5fと蓋板6の折曲部6fとが上下方向で重なり合い、その重ね合った部分を溶接することにより、発電要素と非水電解液が入った外側ケース5を密封状態にしている。前記のように2つの折曲部5f,6fを折り曲げ形成するだけでなく、それら2つの折曲部5f,6fを溶接することから、上側に位置する折曲部6fの上面の高さが単電池1毎に異なり、製造誤差を発生することがある。このことから、単電池1の外周縁上端面、つまり上側に位置する折曲部6fの上面から蓋板6に備える後述する電極端子7,8を構成する接合部7a,8aの上面までの距離が、単電池1毎に異なる、つまり、電極端子7,8を構成する接合部7a,8aの上面の高さ位置が、単電池1毎に異なることになる。
前記蓋板6の長手方向両端に、プラス側の電極端子7とマイナス側の電極端子8とを突出させて備えている。
また、前記各電極端子7又は8は、電気接続部材4に面接触するフラットな上面を有する板状の接合部7a又は8aと、この接合部7a又は8aから上方に突出して前記電気接続部材4が接続される棒状接続部7b又は8bとを備えている。尚、前記接合部7a又は8aは、互いに接近する側に延びる延出部7c又は8cを更に備えている。
前記接合部7a又は8aは、図4及び図7に示すように、蓋板6の上面にビス止めされた合成樹脂製の枠部材9に載置支持され、しかもこの枠部材9によって接合部7a又は8aの外周縁を取り囲むことで水平方向での移動が阻止された状態になっている。なお、前記枠部材9の上端面9aは、前記接合部7a又は8aの上端面よりも低くなっており、前記バスバー4の下面が接合部7a又は8aの上端面に確実に接触できるようになっている。そして、前記接合部7a又は8aに形成の貫通孔7K又は8Kを通して前記棒状接続部7b又は8bを上方に突出している。
前記棒状接続部7b又は8bは、円柱状で外面に螺子が形成され、図1に示すナット10を螺合することができるようになっている。従って、図1において隣り合う単電池1,1の同一端側同士の電極端子7,8を構成する棒状接続部7b又は8bに前記バスバー4の両端の貫通孔を貫通させてから、棒状接続部7b,8bの上端にナット10,10を螺合させることによって、隣り合う単電池1,1を直列に接続することができるようになっている。図1に示す11は、バスバー4とナット10との間に介在させたワッシャーである。尚、互いに隣り合う単電池1,1の同一端側の電極端子が互いに異なる極になるように4個の単電池1を配置することになる。
前記電池ケース2は、図1〜図5及び図8に示すように、上方が開放された箱型に構成され、底板部2aと、この底板部2aの外周縁の4辺から上方に立ち上がる4枚の縦板部2b,2c,2d,2eとを備えている。前記底板部2aには、単電池1からの熱をケース外へ放出するための複数(図5では8個)の開口2Gが形成されている。また、前記底板部2aの上面には、電池ケース2内に収納される単電池1,1間を下部側で仕切るための3枚の仕切板部2Sが上方へ所定長さだけ立ち上げられている。この仕切板部2Sは、相対向する2枚の縦板部2c,2e間に渡る長さに形成されており、電池ケース2の補強部材にもなっている。また、前記4枚の縦板部のうちの相対向する2枚の縦板部2c,2eにも、単電池1からの熱をケース外へ放出するための複数(図8では3個)の開口2Kが形成されている。
前記蓋体3は、電池ケース2の上方開口をほぼ覆うことができる外形寸法に構成され、電池ケース2内に収納される単電池1,1間を上部側で仕切るために下方に垂下した3枚の仕切板部3Sと、電池ケース2内に収納される単電池1のうちの両側に位置する単電池1,1と電池ケース2の内面との間に入り込んで両側に位置する単電池1,1の位置決めを行うために下方に垂下した位置決め用の板部3Mと、収納される各単電池1の蓋板5の上面のうちの長手方向両端に位置する電極端子間における上面の特定2箇所でそれぞれ当接する当接体3Hとを備えている。従って、前記蓋体3は、それら一対の当接体3H,3Hに前記4個の単電池1の特定2箇所を当接させることで該4個の単電池1の電極端子の高さを同一高さにするための当接部材を兼用構成している。尚、前記3枚の仕切板部3Sの長手方向一端が、横長状の第1縦板部3Xにて連結され、他端が位置決め用の板部3M,3Mまで渡る横長状の第2縦板部3Yにて連結されている。
詳述すれば、前記各当接体3Hは、単電池1の幅方向に所定間隔を置いて配置された一対の当接部3h,3hを備えており、各単電池1の蓋板5の上面の4箇所が、当接体3H,3Hの当接部3h,3h、3h,3hに当接するようになっている。つまり、前記単電池1の外周縁上端面が当接するのではなく、単電池2の蓋板5のフラットな上面が当接するように当接部3h,3h、3h,3hを備えさせている。これは、前述した製造誤差を発生する単電池1の外周縁上端面ではなく、蓋板5の上面から電極端子7,8を構成する接合部7a,8aの上面との距離が、全ての単電池1において同一になり易く、寸法精度を出し易い利点を利用しようとするものである。つまり、単電池2の蓋板5のフラットな上面に当接させることによって、電極端子7,8を構成する接合部7a,8aの上面の高さ位置をすべて(4個)の単電池1において同一高さにすることができるという利点がある。前記各当接部3hは、板状体でなり、扁平な接当下面3Lを備えている。実際には、前記蓋板5の上面には、プラスマイナスの符号が刻印された金属製で長方形のプレートPが固定されており、このプレートPのフラットな上面P1のうちの長手方向両端の上面が当接部3h,3h、3h,3hに当接するようにしている。
従って、例えば車両に組電池を搭載して使用する場合に、接合部7a又は8aを当接部3h,3h、3h,3hに当接させると、上下振動により発生する応力が接合部7a又は8aに集中して加わり、接合部7a又は8aの亀裂や破損等を招き易い不都合があるが、前記のようにプレートPのフラットな上面P1が当接部3h,3h、3h,3hに当接していることから、上下振動により発生する応力が接合部7a又は8aに加わることがなく、接合部7a又は8aの亀裂や破損等を確実に回避することができる。前記プレートPのフラットな上面P1にのみ当接部3h,3h、3h,3hに当接させる構成の他、接合部7a又は8aを含む他の場所にも当接させる構成にして、上下振動により発生する応力が分散するようにしてもよい。また、4個の単電池1の電極端子の高さを同一高さにするという目的のみを達成することであれば、接合部7a又は8aが当接部3h,3h、3h,3hに当接する構成であってもよい。
また、前記蓋体3の長手方向両端に位置する前記板部3M,3Mの外面に、前記電池ケース2の縦板部2b,2dの上端の2ヶ所に形成した係止孔2F,2Fに係止可能な一対の突起3T,3Tを備えている。従って、蓋体3を電池ケース2の上端内側に嵌め込むことによって、蓋体3の突起3T,3Tが電池ケース2の係止孔2F,2Fに係止して蓋体3を電池ケース2に仮止めすることができるようになっている。そして、仮止めされた状態において、電池ケース2の縦板部2b,2c,2d,2eにそれぞれ備えた複数の貫通孔2Hを通してビスBを挿入し、蓋体3に備えさせた貫通孔3AにビスBの先端をねじ込むことによって、蓋体3を電池ケース2に強固に固定することができるようになっている。
前記のように当接部材3の当接部3h,3h、3h,3hに単電池1のプレートPの上面P1が当接した状態を維持するために、前記電池ケース2の底部上面と前記4個の単電池1の底面との間の隙間を埋めるための充填材Zを備えている。
この充填材Zとしては、シリコーンゴムでなるゴム状弾性体が好ましいが、各種の合成樹脂や発泡性合成樹脂などで構成したものであってもよい。この充填材Zは、予め成型したものを電池ケース2の底部上面に予め載置しておいてもよいし、後述するように電池ケース2の底部上面と4個の単電池1の底面との間の隙間に、溶剤などにより溶融されたシリコーンゴムを注入し、硬化させることにより備えさせることもできる。
前記溶融されたシリコーンゴムを注入して電池ケース2の底部上面と4個の単電池1の底面との間の隙間を埋める場合について説明する。
まず、前記電池ケース2内に4個の単電池1を収納する(単電池収納工程)。単電池1の収納が完了した後、蓋体3を電池ケース2に嵌め込んで仮止めしてから、ビスBを用いて前述のように蓋体3を電池ケース2に強固に固定する(蓋固定工程)。続いて、隣り合う単電池1,1の電極端子7,8同士をバスバー4を介して接続する(電極端子接続工程)。このとき、2つのナット10,10を棒状接続部7b,8bにそれぞれ同じように螺合することによって、バスバー4を水平姿勢にし、バスバー4による電極端子7,8同士の接続を完了するのである。次に、図6に示すように、電池ケース2を引っくり返して電池ケース2の上と下とが逆になるように配置する。このとき、前記当接部材3の当接部3h,3h、3h,3hに単電池1のプレートPの上面P1が当接した状態になり、4個の単電池1の電極端子の接合部7a,8aの上面の高さが同一高さになると同時に、電池ケース2の底部上面(底部内面)2Xと4個の単電池1の底面(下面)5Xとの間に隙間Y(例えば0.5mm程度の小さな隙間)が発生する。そして、図5に示す電池ケース2の底板部2aに形成された貫通孔2Mを通して前記隙間Yの一部に溶融状態のシリコーンゴムを注入する。そして、シリコーンゴムが時間経過とともに固化することにより、組電池の組立を完了する。前記のようにシリコーンゴムが固化することにより、当接部材3の当接部3h,3h、3h,3hに単電池1のプレートPの上面P1が当接した状態を維持させることができるようになっている。尚、前記シリコーンゴムを注入する前に、隣り合う単電池1,1の電極端子7,8同士をバスバー4を介して接続しているが、シリコーンゴムを注入して固化した後、隣り合う単電池1,1の電極端子7,8同士をバスバー4を介して接続してもよい。このようにシリコーンゴムを注入して固化させることによって、隣り合う単電池1,1の電極端子7,8を構成する接合部7a,8aの上面の高さ位置を同一にしてから、隣り合う単電池1,1の電極端子7,8同士をバスバー4を介して接続する方が、バスバー4による接続作業がやり易い利点がある。
前記実施形態では、シリコーンゴムを、単電池1の長手方向両端それぞれの下面とこれに対応する電池ケース2の底部上面との間にのみ注入したが、単電池1の外周縁全域にシリコーンゴムを注入してもよく、注入箇所は自由に変更することができる。
また、前記実施形態では、電池ケース2内に4個の単電池1を収納した場合を示したが、2個以上であれば何個収納してもよい。また、複数の単電池1が収納された電池ケース2を複数配置し、それら配置された一方の電池ケース2の単電池1の電極端子と他方の電池ケース2の単電池1の電極端子とをバスバー4を介して接続して実施することもできる。
また、前記実施形態では、複数の単電池1を直列に接続して使用する場合を説明したが、並列に接続して使用してもよい。また、すべての(4個の)単電池1を接続したが、特定数、例えば4個の場合には、2個の単電池1をそれぞれ接続し、それら2系統からの別々の出力電力をそれぞれ使用する構成であってもよいし、また、2個の単電池1のみを接続して残る2個の単電池1は接続しないで単独で使用するようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では、電池ケース2の上端開口を覆う蓋体3を設けたが、蓋体3を省略してもよい。この場合、複数の単電池1の電極端子の高さを同一高さにするための当接部材として、例えば棒状又は板状の部材、あるいはワイヤーを電池ケース2の相対向する一対の縦板部2c,2e間又は2b,2d間の上端に掛け渡して実施することになる。
組電池の斜視図である。 組電池の平面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 電池ケースの底面図である。 充填材を電池ケース内に注入するために図4の組電池を引っくり返した組電池の断面図である。 単電池の斜視図である。 電池ケースの斜視図である。 蓋体の斜視図である。 蓋体の底面図である。
符号の説明
1…単電池、2…電池ケース、2F…係止孔、2G,2K…開口、2H,2M…貫通孔、2S…仕切板部、2a…底板部、2b,2c,2d,2e…縦板部、3…蓋体(当接部材)、3A…貫通孔、3H…当接体、3L…接当下面、3M…板部、3S…仕切板部、3T…突起、3h…当接部、3X…第1縦板部、3Y…第2縦板部、4…バスバー(電気接続部材)、5…外側ケース、5…蓋板、5a…底板部、5b,5c,5d,5e…縦板部、5f,6f… 折曲部、6…蓋板、7,8…電極端子、7c,8c…延出部、7K,8K…貫通孔、7a,8a…接合部、7b,8b…棒状接続部、9…枠部材、9a…上端面、10…ナット、B…ビス、D…組電池、P…プレート、P1…上面、Y…隙間、Z…充填材

Claims (4)

  1. 複数の単電池を電池ケースに収納し、隣り合う前記単電池の電極端子同士が電気接続部材を介して接続された組電池であって、
    前記複数の単電池が当接して該複数の単電池の電極端子の高さを同一高さにするための当接部材と、該当接部材に前記複数の単電池が当接した状態に維持するべく、前記電池ケースの底部上面と該複数の単電池の底面との間の隙間を埋めるための充填材とを備えたことを特徴とする組電池。
  2. 前記電極端子が、前記電気接続部材に面接触するフラットな上面を有する接合部と、この接合部から上方に突出して前記電気接続部材が接続される接続部とを備え、前記複数の単電池の接合部の上面の高さを同一高さにする請求項1記載の組電池。
  3. 前記当接部材が、前記単電池が収納された電池ケースの開口部を覆う蓋体からなり、その蓋体に、前記各単電池を構成する蓋板の偏平な上端面が当接する当接部を備えている請求項1又は2記載の組電池。
  4. 複数の単電池を電池ケースに収納し、隣り合う前記単電池の電極端子同士が電気接続部材を介して接続された組電池を組み立てる方法であって、
    前記複数の電池を前記電池ケースに収納し、該収納した複数の電池の電極端子の高さ位置が同一高さとなるように該複数の電池を位置合わせし、その位置合わせした状態において前記電池ケースの底部上面と前記複数の単電池の底面との隙間に合成樹脂を注入して該隙間を埋めることを特徴とする組電池の組立方法。
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