JP2010014040A - 偏心駆動スクロール流体機械 - Google Patents

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富石 黄
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Abstract

【課題】偏心穴ブシュの回転中心線方向の全体長さを小さくする。
【解決手段】ケーシング1に固定スクロール2を固定し、組合せアンギュラ玉軸受からなり、スラスト荷重とラジアル荷重とを同時に受けることができる1つの外側軸受4を介して、ケーシング1に偏心穴ブシュ3を回転可能に支持し、偏心穴ブシュ3に駆動軸3bを設け、偏心穴ブシュ3にバランサ8を取り付け、組合せアンギュラ軸受からなり、スラスト荷重とラジアル荷重とを同時に受けることができる1つの内側軸受6を介して、偏心穴ブシュ3の偏心穴3a内に旋回スクロール5を回転可能に支持し、オルダムリング7を有する自転防止装置を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は空気圧縮機、真空ポンプ、冷媒ガス圧縮機、酸素吸入機用圧縮機等として用いられる偏心駆動スクロール流体機械、たとえばベルト駆動を行なうことができる偏心駆動スクロール流体機械に関するものである。
従来のベルト駆動を行なうことができる偏心駆動スクロール流体機械においては、特許文献1に示されるように、ベルトによって回転される駆動軸の両側を軸受で支持している。
特開2006−183561号公報
しかし、このような偏心駆動スクロール流体機械においては、駆動軸の軸方向の全体長さが大きくなってしまう。
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、偏心穴ブシュの回転中心線方向の全体長さを小さくすることができる偏心駆動スクロール流体機械を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明においては、ケーシングと、上記ケーシングに固定された固定スクロールと、上記ケーシングに1つの外側軸受を介して回転可能に支持された偏心穴ブシュと、上記偏心穴ブシュの偏心穴内に1つの内側軸受を介して回転可能に支持された旋回スクロールと、上記旋回スクロールの偏心旋回を許容しかつ上記旋回スクロールの自転を防止する自転防止装置とを具備することを特徴とする。
また、上記外側軸受および上記内側軸受がスラスト荷重とラジアル荷重とを同時に受けることができることを特徴としてもよい。
また、上記旋回スクロールが、上記内側軸受によって支持された基部とスクロール部とに分割され、上記基部と上記スクロール部とは相対的にラジアル方向の移動が可能であることを特徴としてもよい。
また、上記旋回スクロールが、上記内側軸受によって支持された基部とスクロール部とに分割され、上記基部と上記スクロール部との間に圧力室が形成され、上記固定スクロールのラップと上記旋回スクロールのラップとによって形成された圧縮室と上記圧力室とを連通する連通孔を上記旋回スクロールに設けたことを特徴としてもよい。
また、上記圧力室の周辺部のスラスト方向の隙間に第1のシール部材を設けたことを特徴としてもよい。
また、上記圧力室の周辺部のラジアル方向の隙間に第2のシール部材を設けたことを特徴としてもよい。
また、上記圧力室の周辺部にシール機能を有する弾性体を設けたことを特徴としてもよい。
また、上記旋回スクロールに作用する上記偏心穴ブシュの回転中心線と直角の方向のガス荷重と遠心力との合力をFr、上記旋回スクロールに作用する偏心穴ブシュ3の回転中心線方向のガス荷重をFa、上記合力Frの作用点と上記旋回スクロールのスラスト座面との距離をHとしたとき、旋回スクロール5の上記スラスト座面の直径Dを次式、
D>2H・Fr/Fa
を満たすように定めたことを特徴としてもよい。
本発明に係る偏心駆動スクロール流体機械においては、ケーシングに1つの外側軸受を介して回転可能に偏心穴ブシュを支持し、偏心穴ブシュの偏心穴内に1つの内側軸受を介して旋回スクロールを回転可能に支持しているから、偏心穴ブシュの回転中心線方向の全体長さを小さくすることができる。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に係る偏心駆動スクロール流体機械を示す断面図である。図に示すように、ケーシング1に固定スクロール2が固定され、固定スクロール2には渦巻状のラップが設けられている。また、組合せアンギュラ玉軸受からなり、スラスト荷重とラジアル荷重とを同時に受けることができる1つの外側軸受4を介して、ケーシング1に偏心穴ブシュ3が回転可能に支持され、偏心穴ブシュ3は偏心穴3aを有しており、偏心穴ブシュ3の本体の中心線と偏心穴3aの中心線とは偏っている。すなわち、偏心穴3aは偏心穴ブシュ3の本体に偏心して設けられている。また、偏心穴ブシュ3には駆動軸3bが設けられ、駆動軸3bはケーシング1から突出しており、駆動軸3bはケーシング1に固定された電磁クラッチ(図示せず)を介してベルト駆動される。また、偏心穴ブシュ3にバランサ8が取り付けられている。また、組合せアンギュラ軸受からなり、スラスト荷重とラジアル荷重とを同時に受けることができる1つの内側軸受6を介して、偏心穴ブシュ3の偏心穴3a内に旋回スクロール5が回転可能に支持され、旋回スクロール5には渦巻状のラップが設けられている。そして、固定スクロール2のラップと旋回スクロール5のラップとが重なり合っており、複数の圧縮室10が形成されている。また、固定スクロール2に吐出口9が設けられ、吐出口9は圧縮室10に連通しており、固定スクロール2、旋回スクロール5等により流体機械本体が構成されている。また、旋回スクロール5の外周部にオルダムリング7が設けられ、オルダムリング7にケーシングキーおよび旋回キーが設けられ、ケーシングキー、旋回キーがケーシング1に設けられたキー溝、旋回スクロール5に設けられたキー溝に係合しており、オルダムリング7等によって旋回スクロール5の偏心旋回を許容しかつ旋回スクロール5の自転を防止する自転防止装置が構成されている。
この偏心駆動スクロール流体機械においては、駆動軸3bをベルト駆動すると、偏心穴ブシュ3が回転し、旋回スクロール5は偏心穴ブシュ3の中心線を中心として偏心旋回するが、自転防止装置が設けられているから、旋回スクロール5は自転しない。このため、固定スクロール2と旋回スクロール5との間に形成された圧縮室10が徐々に縮小する。したがって、被圧縮流体は圧縮室10で圧縮されて吐出口9から吐出される。
このような偏心駆動スクロール流体機械においては、ケーシング1に1つの外側軸受4を介して回転可能に偏心穴ブシュ3を支持し、偏心穴ブシュ3の偏心穴3a内に1つの内側軸受6を介して旋回スクロール5を回転可能に支持しているから、偏心穴ブシュ3の回転中心線方向の装置全体長さを小さくすることができる。
(第2の実施の形態)
図2は本発明に係る他の偏心駆動スクロール流体機械を示す図である。図に示すように、旋回スクロール5が、内側軸受6によって支持された基部5aとスクロール部5bとに分割され、基部5aとスクロール部5bとは相対的にラジアル方向の移動が可能である。
このような偏心駆動スクロール流体機械においては、基部5aとスクロール部5bとは相対的にラジアル方向の移動が可能であるから、スクロール部5bに過大な応力が作用するのを防止することができる。また、遠心力により旋回スクロール5のラップが固定スクロール2のラップに近接するか接触して隙間を小さくできるので、圧縮室10間の漏れが少なくなり、被圧縮流体を効率よく圧縮することができる。
(第3の実施の形態)
図3は本発明に係る他の偏心駆動スクロール流体機械を示す図である。図に示すように、基部5aとスクロール部5bとの間に圧力室12が形成され、圧力室12の周辺部のスラスト方向の隙間に第1のシール部材11(軸方向シール部材)が設けられ、圧縮室10と圧力室12とを連通する連通孔13が旋回スクロール5に設けられている。
このような偏心駆動スクロール流体機械においては、連通孔13により圧縮室10と圧力室12とが連通されているから、圧力室12内の圧力が圧縮室10内の圧力と等しくなるので、固定スクロール2のラップの先端部が旋回スクロール5に押し付けられ、また旋回スクロール5のラップの先端部が固定スクロール2に押し付けられる。このため、圧縮室10間の漏れが少なくなり、被圧縮流体を効率よく圧縮することができる。
(第4の実施の形態)
図4は本発明に係る他の偏心駆動スクロール流体機械を示す図である。図に示すように、基部5aとスクロール部5bとの間に圧力室22が形成され、圧力室22の周辺部のラジアル方向の隙間にOリングなどの第2のシール部材21(径方向シール部材)が設けられ、圧縮室10と圧力室22とを連通する連通孔23が旋回スクロール5に設けられている。
このような偏心駆動スクロール流体機械においても、第3の実施の形態と同様に、被圧縮流体を効率よく圧縮することができる。
(第5の実施の形態)
図5は本発明に係る他の偏心駆動スクロール流体機械を示す図である。図に示すように、基部5aとスクロール部5bとの間に圧力室32が形成され、圧力室32の周辺部にシール機能を有する弾性体31が設けられ、圧縮室10と圧力室32とを連通する連通孔33が旋回スクロール5に設けられている。
このような偏心駆動スクロール流体機械においても、第3の実施の形態と同様に、被圧縮流体を効率よく圧縮することができる。
(第6の実施の形態)
図6は本発明に係る他の偏心駆動スクロール流体機械の一部を示す図である。図において、Frは旋回スクロール5に作用する偏心穴ブシュ3の回転中心線と直角の方向のガス荷重と遠心力との合力、Faは旋回スクロール5に作用する偏心穴ブシュ3の回転中心線方向のガス荷重、Dは旋回スクロール5のスラスト座面5cの直径、Hは合力Frの作用点とスラスト座面5cとの距離、Ftotは合力Frとガス荷重Faとの合力、θは合力Ftotの向きが偏心穴ブシュ3の回転中心線となす角度である。そして、直径Dが次式を満たすように定められている。
Htanθ<D/2
すなわち、直径Dが次式を満たすように定められている。
D>2H・Fr/Fa
このような偏心駆動スクロール流体機械においては、ベクトルである合力Ftotを示す線がスラスト座面5cの内側を通るから、合力Ftotによっては外側軸受4、内側軸受6にはこじる力が作用しない。この結果、外側軸受4、内側軸受6の全周にわたって一方向のスラスト荷重が発生し、また外側軸受4、内側軸受6の転動体が受けるスラスト荷重は円周上のどの位置でも一方向であり、さらに外側軸受4、内側軸受6の内輪と外輪とがいかなる位置においても離反する荷重を受けない。したがって、1つの外側軸受4によって偏心穴ブシュ3を支持し、1つの内側軸受6によって旋回スクロール5を支持したとしても、偏心穴ブシュ3、旋回スクロール5を安定して支持することができる。
なお、上述実施の形態においては、外側軸受4、内側軸受6として組合せアンギュラ玉軸受を用いたが、外側軸受、内側軸受として深溝玉軸受、テーパころ軸受などを用いてもよい。
本発明に係る偏心駆動スクロール流体機械を示す図である。 本発明に係る他の偏心駆動スクロール流体機械を示す図である。 本発明に係る他の偏心駆動スクロール流体機械を示す図である。 本発明に係る他の偏心駆動スクロール流体機械を示す図である。 本発明に係る他の偏心駆動スクロール流体機械を示す図である。 本発明に係る他の偏心駆動スクロール流体機械の一部を示す図である。
符号の説明
1…ケーシング
2…固定スクロール
3…偏心穴ブシュ
3a…偏心穴
3b…駆動軸
4…外側軸受
5…旋回スクロール
5a…基部
5b…スクロール部
5c…スラスト座面
6…内側軸受
7…オルダムリング
10…圧縮室
11…第1のシール部材
12…圧力室
13…連通孔
21…第2のシール部材
22…圧力室
23…連通孔
31…弾性体
32…圧力室
33…連通孔

Claims (8)

  1. ケーシングと、上記ケーシングに固定された固定スクロールと、上記ケーシングに1つの外側軸受を介して回転可能に支持された偏心穴ブシュと、上記偏心穴ブシュの偏心穴内に1つの内側軸受を介して回転可能に支持された旋回スクロールと、上記旋回スクロールの偏心旋回を許容しかつ上記旋回スクロールの自転を防止する自転防止装置とを具備することを特徴とする偏心駆動スクロール流体機械。
  2. 上記外側軸受および上記内側軸受がスラスト荷重とラジアル荷重とを同時に受けることができることを特徴とする請求項1に記載の偏心駆動スクロール流体機械。
  3. 上記旋回スクロールが、上記内側軸受によって支持された基部とスクロール部とに分割され、上記基部と上記スクロール部とは相対的にラジアル方向の移動が可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の偏心駆動スクロール流体機械。
  4. 上記旋回スクロールが、上記内側軸受によって支持された基部とスクロール部とに分割され、上記基部と上記スクロール部との間に圧力室が形成され、上記固定スクロールのラップと上記旋回スクロールのラップとによって形成された圧縮室と上記圧力室とを連通する連通孔を上記旋回スクロールに設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の偏心駆動スクロール流体機械。
  5. 上記圧力室の周辺部のスラスト方向の隙間に第1のシール部材を設けたことを特徴とする請求項4に記載の偏心駆動スクロール流体機械。
  6. 上記圧力室の周辺部のラジアル方向の隙間に第2のシール部材を設けたことを特徴とする請求項4に記載の偏心駆動スクロール流体機械。
  7. 上記圧力室の周辺部にシール機能を有する弾性体を設けたことを特徴とする請求項4に記載の偏心駆動スクロール流体機械。
  8. 上記旋回スクロールに作用する上記偏心穴ブシュの回転中心線と直角の方向のガス荷重と遠心力との合力をFr、上記旋回スクロールに作用する偏心穴ブシュ3の回転中心線方向のガス荷重をFa、上記合力Frの作用点と上記旋回スクロールのスラスト座面との距離をHとしたとき、旋回スクロール5の上記スラスト座面の直径Dを次式、
    D>2H・Fr/Fa
    を満たすように定めたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の偏心駆動スクロール流体機械。
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