JP5274398B2 - スクロール流体機械 - Google Patents

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本発明は空気圧縮機、真空ポンプ、冷媒ガス圧縮機、酸素吸入機用圧縮機等として用いられるスクロール流体機械に関するものである。
従来の固定スクロールと旋回スクロールとを備えた流体機械本体を2つ有するスクロール流体機械においては、特許文献1に示されるように、モータのステータをロータの内側に位置させ、回転軸のロータ固定部の一端に設けられた旋回軸支持部の内周面に偏心して回転可能に旋回軸を支持し、旋回軸に2つの旋回スクロールを取り付けている。
特開2005−155567号公報
しかし、このようなスクロール流体機械においては、ステータをロータの内側に位置させており、通常のモータとはステータとロータとの位置関係が逆であるから、モータ部を製造することが非常に困難である。
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、モータ部を製造することが容易であるスクロール流体機械を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明においては、ケーシングと、上記ケーシングに固定された第1、第2の固定スクロールと、上記ケーシングに固定されたステータと、上記ケーシングに回転可能に支持された回転軸と、上記回転軸のロータ固定部に固定されかつ上記ステータと対向したロータと、上記回転軸の上記ロータ固定部の一端に設けられた旋回軸支持部の内周面に偏心して回転可能に支持された旋回軸と、上記旋回軸に取り付けられ、上記旋回軸の両端よりも外方に位置しかつ上記ロータよりも上記旋回軸支持部側に位置する第1、第2の旋回スクロールと、上記旋回軸の偏心旋回を許容しかつ上記旋回軸の自転を防止する自転防止装置とを有するスクロール流体機械において、上記ケーシングのケーシング本体に円柱状支持部を固定し、上記第1の固定スクロールを上記ケーシング本体に固定し、上記第2の固定スクロールを上記円柱状支持部に固定し、上記ステータを上記ケーシング本体に固定し、上記ロータを上記ステータの内側でかつ上記円柱状支持部の外側に位置させる。
この場合、上記第1の旋回スクロールを有する流体機械本体および上記第2の旋回スクロールを有する流体機械本体を圧縮機として使用してもよい。
本発明に係るスクロール流体機械においては、ロータをステータの内側に位置させているから、モータ部を製造することが容易である。
本発明に係るスクロール流体機械を示す概略断面図である。 図1の一部省略A−A断面図である。 本発明に係る他のスクロール流体機械を示す概略断面図である。
図1は本発明に係るスクロール流体機械を示す概略断面図、図2は図1の一部省略A−A断面図である。図に示すように、ケーシング本体1aに円柱状支持部1bが固定され、ケーシング本体1aと円柱状支持部1bとでケーシング1を構成している。また、ケーシング本体1aに第1の固定スクロール2が固定され、円柱状支持部1bに第2の固定スクロール3が固定されている。すなわち、ケーシング1に第1、第2の固定スクロール2、3が固定されている。そして、固定スクロール2、3には渦巻状のラップが設けられている。
また、ケーシング本体1aにステータ4が固定されている。また、中空の回転軸7はステータ4の近傍に位置するロータ固定部7aと旋回軸支持部7bとを有し、旋回軸支持部7bはロータ固定部7aの一端に設けられ、ロータ固定部7aと旋回軸支持部7bとは回転軸7の中心線の方向に並んでおり、ロータ固定部7aの中空部を円柱状支持部1bが貫通している。そして、ロータ固定部7aがケーシング本体1aに軸受5を介して回転可能に支持され、旋回軸支持部7bがケーシング本体1aに軸受6を介して回転可能に支持されている。すなわち、回転軸7がケーシング1に回転可能に支持されている。また、回転軸7のロータ固定部7aの外周面にロータ8が固定され、ロータ8はステータ4と対向し、ロータ8はステータ4の内側でかつ円柱状支持部1bの外側に位置しており、ステータ4、ロータ8等によりモータ(駆動部)が構成されている。
また、回転軸7の旋回軸支持部7bの内周面に軸受9、10を介して旋回軸11が回転可能に支持され、回転軸7の中心線と旋回軸11の中心線とは偏っている。すなわち、旋回軸11は旋回軸支持部7bの内周面に偏心して回転可能に支持されている。また、旋回軸11に第1、第2の旋回スクロール12、13が取り付けられ、旋回スクロール12、13は旋回軸11の中心線方向にのみ移動可能に旋回軸11に取り付けられ、旋回スクロール12、13はそれぞれ旋回軸11の反対側の端部の外方に位置しており、また旋回スクロール12、13はロータ8よりも旋回軸支持部7b側に位置している。また、旋回スクロール12、13には固定スクロール2、3のラップと同一形状のラップが設けられ、旋回スクロール12、13のラップと固定スクロール2、3のラップとが重なり合って、複数の圧縮室が形成され、固定スクロール2、3、旋回スクロール12、13等により2つの流体機械本体が構成されている。また、固定スクロール2、3に旋回スクロール12、13を有する流体機械本体の吸入部と連通した吸入口19、20が設けられ、また旋回スクロール12、13を有する流体機械本体の吐出部が連通しており、固定スクロール2に旋回スクロール12、13を有する流体機械本体の吐出部と連通した吐出口21が設けられている。
また、旋回軸11の旋回スクロール12側すなわち図1紙面上方部に旋回板11aが一体に設けられ、ケーシング1と旋回板11aとの間に突起15、16を有するオルダムリング14が設けられ、ケーシング1、旋回板11aに溝17、18が設けられ、溝17、18は直交しており、溝17、18に突起16、17が係合して、旋回板11a、オルダムリング14等により旋回軸11の偏心旋回を許容しかつ旋回軸11の自転を防止する自転防止装置が構成されている。そして、ケーシング1、モータ、回転軸7、旋回軸11、自転防止装置等により偏心旋回駆動装置が構成されている。
このスクロール流体機械においては、ステータ4の巻線に通電すると、ロータ8、回転軸7が回転し、旋回軸11は回転軸7の中心線を中心として偏心旋回するが、オルダムリング14等からなる自転防止装置が設けられているから、旋回軸11は自転しない。このため、旋回軸11、旋回スクロール12、13がケーシング1、固定スクロール2、3に対して回転せずに偏心旋回するから、旋回スクロール12、13と固定スクロール2、3との間に形成された圧縮室が徐々に縮小する。したがって、空気等の被圧縮ガスは吸入口19、20から吸引され、圧縮室で圧縮されて吐出口21から吐出される。
このようなスクロール流体機械においては、ロータ8をステータ4の内側に位置させているから、モータ部を容易に製造することができ、またロータ8が回転したときのロータ8に作用する遠心力が小さくなるので、ロータ8が損傷することがない。また、通常は、ロータ8をステータ4の内側に位置させたときには、固定スクロール3をケーシング1に固定することができないが、ロータ固定部7aを中空にして、ロータ固定部7aの内部に円柱状支持部1bを貫通させ、円柱状支持部1bに固定スクロール3を固定しているから、ロータ8をステータ4の内側に位置させたとしても、ケーシング1に固定スクロール3を固定することができる。また、旋回スクロール12、13の中心部を旋回軸11が貫通していないから、旋回スクロール12、13の直径を小さくすることができるので、固定スクロール2、3のラップと旋回スクロール12、13のラップとの間の外周部におけるギャップを小さくすることができるため、被圧縮ガスを効率良く圧縮することができる。また、2つの流体機械本体を有するから、旋回スクロール12、13のラップの高さを小さくすることができるので、旋回スクロール12、13を容易にかつ精度良く加工することができるとともに、旋回軸11に作用するスラスト加重が微少になるので、旋回軸11を支持する構造を簡略化することができ、また寿命が向上する。また、旋回軸11の直径を大きくしたとしても、旋回軸11の直径にかかわらずロータ8の外径を小さくすることができるから、ロータ8の回転に関する慣性が大きくなることがないので、駆動部の初期トルクが大きくなることがなく、駆動部を作動させることができなくなることがなく、しかも速度制御を適正に行なうことができる。また、旋回軸11の直径を大きくしたとしても、ステータ4、ロータ8の外径を大きくする必要がないから、ステータタ4、ロータ8の部品を製造するためのプレス機として大型のプレス機を使用する必要もないので、製造コストが安価となる。また、旋回スクロール12を有する流体機械本体、旋回スクロール13を有する流体機械本体でそれぞれ被圧縮ガスを圧縮しているから、流量が多い被圧縮ガスを得ることができる。また、旋回スクロール12、13に突出部を設け、旋回軸11の内側に旋回スクロール12、13の突出部を取り付けているから、旋回スクロールの外周部に旋回駆動部を取り付けた場合と比較して、旋回スクロール12、13を安定して作動させることができる。
なお、旋回スクロール12を有する流体機械本体の大きさと旋回スクロール13を有する流体機械本体の大きさとを相違させてもよい。この場合には、旋回スクロール12を有する流体機械本体、旋回スクロール13を有する流体機械本体で被圧縮ガスを圧縮する順番等を選択することにより、種々の圧力、流量の被圧縮ガスを得ることができる。
図3は本発明に係る他のスクロール流体機械を示す概略断面図である。図に示すように、固定スクロール2に旋回スクロール12を有する圧縮機である流体機械本体の吸入部と連通した吸入口22が設けられ、また旋回スクロール12を有する流体機械本体の吐出部と連通した吐出口23が設けられている。また、固定スクロール3に旋回スクロール13を有する圧縮機である流体機械本体の吸入部と連通した吸入口24が設けられ、また固定スクロール3、円柱状支持部1bに旋回スクロール13を有する流体機械本体の吐出部と連通した吐出口25が設けられている。
このスクロール流体機械においては、ステータ4の巻線に通電すると、旋回スクロール12と固定スクロール2との間に形成された圧縮室が徐々に縮小するから、空気等の被圧縮ガスは吸入口22から吸引され、圧縮室で圧縮されて吐出口23から吐出される。そして、吐出口23から吐出された圧縮ガスを吸入口24から導入すると、旋回スクロール13と固定スクロール3との間に形成された圧縮室が徐々に縮小するから、吸入口24から導入された圧縮ガスがさらに圧縮されて吐出口25から吐出され、高圧の圧縮ガスとなる。
なお、上述実施の形態においては、旋回スクロール12を有する流体機械本体および旋回スクロール13を有する流体機械本体を圧縮機として使用した場合について説明したが、第1の旋回スクロールを有する流体機械本体および第2の旋回スクロールを有する流体機械本体を容積型膨張機として使用してもよく、また第1の旋回スクロールを有する流体機械本体、第2の旋回スクロールを有する流体機械本体のいずれか一方を圧縮機として使用し、他方を容積型膨張機として使用してもよい。
また、上述実施の形態においては、旋回板11a、オルダムリング14等からなる自転防止装置を用いたが、他の自転防止装置を用いてもよい。
1…ケーシング
1a…ケーシング本体
1b…円柱状支持部
2…第1の固定スクロール
3…第2の固定スクロール
4…ステータ
7…回転軸
7a…ロータ固定部
7b…旋回軸支持部
8…ロータ
11…旋回軸
12…第1の旋回スクロール
13…第2の旋回スクロール
14…オルダムリング

Claims (2)

  1. ケーシングと、上記ケーシングに固定された第1、第2の固定スクロールと、上記ケーシングに固定されたステータと、上記ケーシングに回転可能に支持された回転軸と、上記回転軸のロータ固定部に固定されかつ上記ステータと対向したロータと、上記回転軸の上記ロータ固定部の一端に設けられた旋回軸支持部の内周面に偏心して回転可能に支持された旋回軸と、上記旋回軸に取り付けられ、上記旋回軸の両端よりも外方に位置しかつ上記ロータよりも上記旋回軸支持部側に位置する第1、第2の旋回スクロールと、上記旋回軸の偏心旋回を許容しかつ上記旋回軸の自転を防止する自転防止装置とを有するスクロール流体機械において、上記ケーシングのケーシング本体に円柱状支持部を固定し、上記第1の固定スクロールを上記ケーシング本体に固定し、上記第2の固定スクロールを上記円柱状支持部に固定し、上記ステータを上記ケーシング本体に固定し、上記ロータを上記ステータの内側でかつ上記円柱状支持部の外側に位置させたことを特徴とするスクロール流体機械。
  2. 上記第1の旋回スクロールを有する流体機械本体および上記第2の旋回スクロールを有する流体機械本体を圧縮機として使用したことを特徴とする請求項1に記載のスクロール流体機械。
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