JP2010013925A - 階段構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】踏板6(7)の左右幅方向の両端に配備された連結材53(64)により高さ方向に隣り合う踏板6(7)同士を相互に連結し、踏板6(7)に対して左右方向に偏って作用する荷重を全ての踏板6(7)によって分散させて支えることで、左右方向に偏った荷重が作用した踏板6(7)の撓みを抑制する。同様に、踏板6(7)と桁材10(11)との接合部分8(9)に作用する曲げ応力も同様にして桁材10(11)と各踏板6(7)毎の接合部分8(9)に分散して支えることで、左右方向に偏った荷重が作用した踏板6(7)と桁材10(11)との接合部分8(9)の応力集中を抑制する。また、人に不安感を与える振動の発生をも抑える。
【選択図】図1
Description
しかしながら、何れの場合も、踏板の実質的な剛性を確保する必要上、蹴込板あるいは蹴込板に相当する箇所に十分な強度を持たせる必要があり、蹴込板として利用できる素材の機械的な特性に剛性や靱性に関わる制限が生じる不都合がある。
また、デザイン上の観点や採光の都合から蹴込板の使用が望ましくない場合もあり、他の手段によって踏板の撓みや踏板と桁材との接合部分の応力集中を解消する構造が望まれている。
複数の踏板と、前記各踏板を左右幅方向の中央部で支持する桁材とを備え、
高さ方向に隣り合う踏板同士が、前記踏板の左右幅方向の両端に配備された連結材によって相互に連結されていることを特徴とした構成を有する。
また、踏板と桁材との接合部分に作用する曲げ応力も同様にして桁材と各踏板毎の接合部分に分散して支えられるので、左右方向に偏った荷重が作用した踏板と桁材との接合部分の応力集中も効果的に抑制することができる。
更に、人に不安感を与える振動の発生をも抑えることができる。
この結果、桁材によって踏板の中央部を支持する階段構造いわゆる中桁構造の階段にあっても踏板の左右幅方向の端部を建築物の壁面で支える必要はなくなり、また、機械的な特性に優れた手摺や蹴込板を補強手段として配備する必要もなくなるので、相対的な部品点数の削減と施工の簡素化、および、建て付けコストの低減化と作業所要時間の短縮化のメリットを維持したまま、手摺や蹴込板の使用・不使用を含め、デザインを優先した階段設計が可能となる。
前述した通り、下階段部4を独立した1つの階段構造として認識した場合にあっては、下階段部4を基準として、折り返し部2を建築物の上階、また、下階Dsを建築物の下階として把握することができるのであるから、この実施形態にあっては、下階段部4の一部を構成する最上段の踏板6と上階側つまり折り返し部2側の床板3との間が最上段の踏板6の左右幅方向の両端に配備された連結材53,53によって相互に連結されているといって差し支えない。
踏板6,6間で作用する荷重の伝達に必要とされる十分な剛性さえあれば、連結材53の素材はアルミダイキャスト等に制限されない。
また、蹴込板63を採用した構成にあっては、蹴込板63を本体部54の平らな面に蹴込板63を当接させるようにして取り付けができることから、蹴込板63の収まりがよくなるといったメリットがある。
なお、連結材53における本体部54の断面形状をL字型の構成とすることも可能であり、その場合は、本体部54におけるL字のコーナー部分を下段側に位置する踏板6における上り方向の前方側の縁部(前縁)の左右の角部に合わせるようにして取り付けるようにする。
前述した通り、上階段部5を独立した1つの階段構造として認識した場合にあっては、上階段部5を基準として、相対的に、折り返し部2を建築物の下階、また、上階Usを建築物の上階として把握することができるのであるから、この実施形態にあっては、上階段部5の一部を構成する最下段の踏板7と下階側つまり折り返し部2側の床板3との間が最下段の踏板7の左右幅方向の両端に配備された連結材64,64によって相互に連結されているといって差し支えない。
前記第1実施形態では、最下段の踏板6と下階Ds側の床板44との間が連結材53によって相互に連結されていたが、本第3実施形態の階段構造では、上記連結材53に代えて、踏板受け部材80を用いたものである。
支柱81は例えばアルミ製の四角筒状に形成されており、支柱81の下部側は、図12(a)に示すように、踏板6の左右幅方向の両端部の切欠き部6A内を貫通し、支柱81の下端は、最下段の踏板6の裏面に配置された取付け板82にネジ止めにより固定されている。ネジ止めは、取付け板82の裏面に形成された座ぐり部からネジを差し込み、そのネジを支柱81の下端に形成されている螺合部にねじ込むことにより行なわれる。なお、この支柱81と取付け板82との取付構造は、本願出願人が既に出願した手摺の取付構造(特開2004−162518号公報)に開示された取付構造と同じである。
この取付け板82は、図12(a)に示すように、踏板6の裏面に形成された凹部6Bに嵌込まれるようになっている。
なお、支柱81と取付け板82とを溶接等により固着してもよい。
すなわち、支持板83の上端面に形成された座ぐり部からネジを差し込み、そのネジを踏板受け部材80の上端に形成されている螺合部にねじ込むことにより行なわれる。
なお、踏板受け部材80と支持板83とを溶接等により固着してもよい。
踏板受け部材80の下端は、図11(a)、(b)に示すように、座板84に溶接等で固着されており、その座板84の四隅をボルト85で下階Ds側の床板44に固定するようになっている。
なお、踏板受け部材80は、必ずしも支柱81の床板44側延長上に設けなくてもよく、踏板6と床板44との間であればどこに配置してもよい。要は踏板6が支持されていればよいものである。
また、人に不安感を与える振動の発生をも抑えることができる。
前記第1実施形態では、最下段の踏板6と下階Ds側の床板44との間が連結材53によって相互に連結されていたが、本第4実施形態の階段構造では、上記連結材53に代えて、延長連結材90を用いたものである。
すなわち、図13に示すように、延長連結材90は、下から二段目の踏板に設けられていた前記連結材53の下部側を下階Dsの床板44に達する長さ寸法に形成されている。この延長連結材90は、その長手方向途中が最下段の踏板6の背面と連結されると共に長手方向下端部が座板94を介して床板44に固着されている。
なお、踏板6,6間で作用する荷重の伝達に必要とされる十分な剛性さえあれば、延長連結材90はアルミダイキャスト等で形成されたものに制限されない。
また、人に不安感を与える振動の発生をも抑えることができる。
2 折り返し部
3 床板
3a 下部階段側の床板材
3B 上部階段側の床板材
3c 蹴込板
4 下階段部
5 上階段部
6,7 踏板
8,9 踏板受材(踏板と桁材との接合部分)
8a,9a 天面
8B,9B 下面
10,11 桁材
12,13水平部
12a,13a 突き合わせ面
14,15 傾斜部
14a,15a 突き合わせ面
16,17 接続材
18,19,20,21,22,23,24,25 ボルト
26,27 カバー部材
28 壁面内に固設された構造材
29 受梁材
29a 下部側受梁材
29B 上部側受梁材
29c スペーサ
30 サポートシュー
31 取付金具
32 ボルト
33 舌片状突起
34 ベース部
35,36,37 ボルト
38 ブラケット
39,40 木ネジ
41 ボルト
42 ブラケット
43 木ネジ
44,45 床板
46 構造材
46a 手前側の面
47,48 サポートシュー
49,50,51,52 ボルト
53 連結材
54 本体部
55 上部取付片
56 下部取付部
57,58 ネジ穴
59,60 木ネジ
61,62 角溝
63 蹴込板
64 連結材
65 蹴込板
66 上部取付片
67 下部取付片
68 折返し階段
69,70 角溝
71 木ネジ
72 ボルト
80 踏板受け部材
81 手摺用支柱
82 取付け板
83 支持板
84 座板
90 延長連結材
91 本体部
92 上部取付片
93 下部取付部
94 座板
Us 上階
Ds 下階
P1 荷重の作用する位置
C1 傾斜部の中心軸
C2 下階段部の桁材の両端部を結んだ仮想線
C3 傾斜部の中心軸
C4 上階段部の桁材の両端部を結んだ仮想線
M1 傾斜部の中心軸の周りの回転力
M2 桁材の両端部を結ぶ仮想線の周りで桁材全体を回転させようとする回転力
M3 傾斜部の中心軸の周りの回転力
M4 桁材の両端部を結ぶ仮想線の周りで桁材全体を回転させようとする回転力
F1 桁材の傾斜部を左右方向に揺動させようとする力
F2 桁材の水平部を左右方向に揺動させようとする力
F3 桁材の傾斜部を左右方向に揺動させようとする力
F4 桁材の水平部を左右方向に揺動させようとする力
Claims (6)
- 建築物の上階と下階を連絡する階段構造であって、
複数の踏板と、前記各踏板を左右幅方向の中央部で支持する桁材とを備え、
高さ方向に隣り合う踏板同士が、前記踏板の左右幅方向の両端に配備された連結材によって相互に連結されていることを特徴とした階段構造。 - 前記連結材が、桿状の本体部と、前記本体部の上端から本体部の長手方向に直交する向きで延出して高さ方向に隣り合う踏板のうち相対的に上段側に位置する踏板の下面側における上り方向の手前側の端部に連結する上部取付片と、前記本体部の下端から下方に向けて延出して高さ方向に隣り合う踏板のうち相対的に下段側に位置する踏板における上り方向の前方側の縁部に連結する下部取付部によって一体的に構成されていることを特徴とした請求項1記載の階段構造。
- 最下段の踏板と下階側の床板との間が、前記最下段の踏板の左右幅方向の両端に配備された連結材によって相互に連結されていることを特徴とした請求項1または請求項2の内いずれか一項に記載の階段構造。
- 最上段の踏板と上階側の床板との間が、前記最上段の踏板の左右幅方向の両端に配備された連結材によって相互に連結されていることを特徴とした請求項1,請求項2または請求項3の内いずれか一項に記載の階段構造。
- 最下段の踏板の左右幅方向の両端に階段の手摺用支柱が立設され、前記最下段の踏板と下階側の床板との間が、前記最下段の踏板の左右幅方向の両端に配備された踏板受け部材によって相互に連結されていることを特徴とした請求項1または請求項2の内いずれか一項に記載の階段構造。
- 最下段の踏板と下階側の床板から二段目の踏板との間に配備された前記連結材に代えて、前記二段目の踏板から下階側の床板に達する長さの延長連結材を設け、この延長連結材の長手方向途中が前記最下段の踏板の背面と連結されると共に長手方向下端部が前記床板に固着されていることを特徴とした請求項1に記載の階段構造。
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