JP2010013246A - エレベータの映像配信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】かごドアの窓を積極的に活用し、防犯の他に、エレベータの運行時に乗客に必要な映像を見られるようにする。
【解決手段】乗場ドア駆動装置カバー23及び昇降路転落防止板24に跨って設置された映像表示パネル30と、かご呼び登録階の階床及び当該登録階のフロアに関する映像を記憶する映像情報記憶装置31と、乗りかご14の出発階のドア閉信号に基づいて、前記映像情報記憶装置31から当該出発階に最も近い直近の登録階の階床及びフロアに関する映像を読出し、映像表示パネルに配信し表示する映像情報配信部33とを備え、乗りかごの運行時、乗りかご内からかごドア16の防犯窓17を通して映像表示パネル30に表示される映像が見られるようにする防犯窓付きエレベータの映像配信装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータかごの窓を通して乗客に映像を提供するエレベータの映像配信装置に関する。
エレベータかご内の防犯抑止を図るために、かごドア及び乗場ドアに防犯窓を設けた防犯窓付きエレベータが提案されている。
図9は従来の防犯窓付きエレベータにおける昇降路内側から見た乗場側の状態を表わした一例図である(特許文献1)。
同図において1は各階床の乗場ドア、2は各階床の乗場ドア1に取り付けられた防犯窓、3は乗場ドア駆動装置4を覆うカバー、5は昇降路転落防止板(フェッシャー)である。なお、乗りかご側にも同様に防犯窓が設けられている。
昇降路転落防止板5は、乗場敷居と乗りかごの敷居の隙間を125mm以下とし、乗客が万が一かごドアを開けた場合でも転落しないように設けられている。
このようなエレベータでは、かごドア及び乗場ドア1に防犯窓2が取り付けられているので、乗りかごが各階乗場に停止する直前から走行開始直後までの間、乗場側から乗りかご内部を見ることができるので、防犯効果を得ることができる。
しかし、かごドアの防犯窓が各階乗場から過ぎたとき、乗りかご内側から乗場ドア駆動装置カバー3及び昇降路転落防止板5が見えるだけであり、防犯効果は得られない。その結果、乗りかご内の乗客は、ある階の乗場を出発し目的階に到着するまでの間、かご内に表示装置が備えられている場合には当該表示装置の方向に注目するか、あるいはかごドアの防犯窓側に向いていることが多い。特に、乗りかごに防犯窓が備えられている場合、防犯窓から見える外部に注目する傾向がある。
特開平09−086814号公報
従って、以上のような防犯窓付きエレベータは、防犯窓を通して乗りかご内部を見ることができるために防犯効果が期待できるが、エレベータが動き始めてしまうと、かごドアの防犯窓から乗場側や昇降路内の機器がそのまま見えるだけであり、全く窓の役割が果さなくなる問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、かごドアの窓を積極的に活用し、乗客に必要な映像を提供するエレベータの映像配信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、乗りかごのかごドア及び乗場ドアにそれぞれ防犯窓が取り付けられたエレベータシステムにおいて、昇降路内側に配置される乗場ドア駆動装置カバー及び昇降路転落防止板の表面部に跨って設置された各階間の映像表示パネルと、かご呼びによる登録階の階床及び当該登録階のフロアに関する映像を記憶する映像情報記憶手段と、前記乗りかごの現在階のドア閉信号または出発信号に基づいて、前記映像情報記憶手段から当該現在階から最も近い直近の登録階の階床及び当該登録階のフロアに関する映像を読出し、前記現在階と直近の登録階の間または前記各階間に設置される映像表示パネルに配信し表示する映像情報配信手段とを備え、前記乗りかごの運行時、当該乗りかご内から前記かごドアの防犯窓を通して前記映像表示パネルに表示される映像が見られるようにするエレベータの映像配信装置である。
なお、前記かご呼びによる登録階の階床及び当該登録階のフロアに関する映像に代えて、前記登録階の売り場の販売に関する案内映像または防犯効果を高める映像を前記映像情報記憶手段に記憶し、前記乗りかごの運行時に当該映像情報記憶手段から案内映像または前記防犯効果を高める映像を読出し、前記映像表示パネルに配信し表示するようにしてもよい。
また、本発明は、昇降路内側に配置される乗場ドア駆動装置カバー及び昇降路転落防止板の表面部に跨って設置された各階間の映像表示パネルと、地震発生またはエレベータシステムの故障に関する緊急事態に対処する状況項目ごとに乗客に報知する映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、エレベータ制御装置の運行制御手段またはエレベータシステムの外部から入力される緊急事態に対処する状況情報に基づき、前記映像情報記憶手段から当該状況情報に応じた項目の前記映像情報を読出し、少なくとも前記現在階と直近の登録階の間に設置される映像表示パネルに配信し表示する映像情報配信手段とを備え、
前記乗りかごの運行時、当該乗りかご内から前記かごドアの防犯窓を通して前記映像表示パネルに表示される緊急事態に対処する映像情報が見られるようにしたエレベータの映像配信装置である。
なお、上記防犯窓に代えて、当該防犯窓よりも適宜な大きさのサイズの窓を設置し、大型サイズの前記映像表示パネルで前記映像情報を表示可能としてもよく、また、乗りかごを構成するリターンパネル部や幕板部に適宜な大きさの窓を設置し、これらの窓からも前記映像表示パネルに表示される前記映像情報が見られるようにしてもよい。
本発明によれば、かごドアの窓を積極的に活用し、防犯効果の他に、エレベータの運行時に乗客に必要な映像を見られるようにするエレベータの映像配信装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2は本発明に係るエレベータの映像配信装置における第1の実施形態を説明する図であって、図1は基本的な構成図、図2(a)は昇降路内側から乗場ドア側を見た図、図2(b)は乗りかご内側から昇降路側を見た図である。
エレベータの映像配信装置は、一般的なエレベータシステム10に設けられる。
エレベータシステム10は、建物昇降路11内の適宜な高さ位置または昇降路11上部に設置される巻上機12と、この巻上機12に巻き掛けられた主索13を介して昇降可能に吊り下げられる乗りかご14と、エレベータ制御装置15とが設けられている。乗りかご14のかごドア16には防犯窓17が設けられている。17はつり合いおもりである。
一方、各階の乗場20側には開閉可能に乗場ドア21が取り付けられている。乗場ドア21にはかごドア16と同様に防犯窓22が設けられている。23は乗りかご14のかごドア16に連動して動作する乗場ドア21を開閉する乗場ドア駆動装置(図示せず)を保護する乗場ドア駆動装置カバー、24は乗場ドア駆動装置カバー23から隣接階の乗場床に跨って設置される昇降路転落防止板である。
エレベータ制御装置15は、ホール呼びまたはかご呼びを受けたとき呼び登録すると共に、巻上機12に運転駆動指令を送出し、目的階(行先階)に向けて乗りかご14を運転する。
このようなエレベータシステム10において、乗場ドア駆動装置カバー23と昇降路転落防止板24とに跨って、LED、有機EL、液晶等の発光素子で構成された薄肉の映像表示パネル30が取り付けられている。
映像表示パネル30は、少なくともかごドア16の防犯窓17から見えるように縦長方向に設けられ、必要に応じてかごドア16の防犯窓17の数に合わせて複数枚設置され、エレベータ制御装置15とは有線または無線により接続されている。
エレベータ制御装置15は、記憶装置31を備え、機能的には少なくともエレベータを運行制御する運行制御部32及び映像情報配信部33が設けられている。
記憶装置31には、エレベータの運行に関する各種の情報を時系列的に記憶する運行情報記憶領域31a及び各階間に設置される映像表示パネル30に映像を配信するための映像情報を記憶する映像情報記憶領域31bが形成されている。
映像情報記憶領域31bには、例えば各階床の文字映像や各階床に設置される映像カメラから取り込んだホールの状態を表わす映像情報等が記憶される。
運行制御部32は、ホール呼びまたはかご呼びを登録した後、巻上機12に運転駆動指令を送出し、目的階に向けて乗りかご14を運行するとともに、その運行状況情報およびエレベータシステム10の各所から必要な情報を取得し、記憶装置31の運行情報記憶領域31aに順次蓄積する。
映像情報配信部33は、各階床に設置される映像カメラの各階映像情報を取り込んで映像情報記憶領域31bに記憶し、運行制御部32から受け取る運行状況情報に基づき、各階間に設置される映像表示パネル30に映像を配信し表示する。
次に、以上のようなエレベータの映像配信装置の動作について、図3を参照して説明する。
乗客が乗りかご14に乗り込んで図2(b)に示すかご操作パネル35の行先階ボタンを操作すると、エレベータ制御装置15の運行制御部32は、かご呼びの受け付け順に登録し、映像情報配信部33に通知する。
このとき、乗りかご14は、到着した階に停止しているが、この停止中以外にも任意の階に到着する直前や停止階からの出発直後、防犯窓17から乗場20側を見ることができるので、防犯効果が得られる。
映像情報配信部33は、図3に示すように運行制御部32からドア閉信号または出発信号を受けると、かご呼びによる登録階有りか否かを判断する(S1)。ここで、登録階有りと判断すると、かご呼びによる登録階のうち出発階(現在階)から最も直近の登録階の映像を映像情報記憶領域31bから読み取り(S2)、出発階と直近の登録階との間または各階間に配置される映像表示パネル30に直近の登録階床の映像,例えば「次は2階です」の文字映像または直近の登録階のホール状況映像を表示する(S3)。
その結果、乗りかご14内の乗客は、かごドア16の防犯窓17を通して映像表示パネル30上に表示される映像を見ることができ、窓としての役割を十分に果すことができる。
乗りかご14が目的階である直近の登録階に到着して乗客を降ろすと、次の直近の登録階に出発するためにかごドア16が閉じる。
映像情報配信部33は、運行制御部32からドア閉信号または出発信号を受けると(S4)、次の直近の登録階有りかを判断し(S5)、有りの場合にはステップS2に移行し、次の直近の登録階の映像を映像情報記憶領域31bから読み取り、出発階と直近の登録階との間または各階間に配置される映像表示パネル30に直近の登録階床の映像,例えば「次は2階です」の文字映像または直近の登録階のホール状況映像を表示する(S3)。
ステップS5において、次の直近の登録階が無いと判断されたとき、継続処理であれば、ステップS1に移行し、繰り返し同様の処理を実行する。
従って、以上のような実施の形態によれば、かご呼びに基づく登録階への運転時、直近の登録階床または直近の登録階のホール状況映像を映像表示パネル30に表示するので、乗客は防犯窓17を利用して直近の登録階の映像を見ることができ、防犯窓17を有効に活用することができる。また、映像表示パネル30に直近の登録階のホール状況映像を表示することにより、見慣れない風体の良くない人がいるとか、不穏な状況・気配を感じた乗客は自身の意思のもとに他の階に降りることもできる。
また、乗りかご14が出発階から直近の登録階に走行する際、出発階と直近の登録階との間に配置される映像表示パネル30のみ映像情報を表示するようにすれば、無駄な表示をすることなく、省エネ化にも貢献する。
なお、上記実施の形態では、映像表示パネル30に直近の登録階床または直近の登録階のホール状況映像を表示したが、例えばデパートなどの建物のエレベータシステムの場合には乗りかご14の運行に応じて、図4に示すように直近の登録階床の売り場案内、特売情報等の案内映像36を表示してもよい。
映像配信装置における一連の処理は前述した通りである。
このような構成によれば、映像表示パネル30に直近の登録階の案内映像36が表示されるので、かご内の乗客が防犯窓17を通してデパートの案内映像36を見ることができ、デパートなどの宣伝効果を高めることができる。
さらに、直近の登録階床の映像または直近の登録階のホール状況映像に代えて、例えば「現在防犯警戒中」とか、「テレビカメラでかご内を監視中」等の文字情報を映像表示パネル30に表示し、エレベータ運行中のかご内の防犯効果を高めるように活用してもよい。(第2の実施の形態)
図5は本発明に係るエレベータの映像配信装置における第2の実施形態を説明する図であって、昇降路内側から乗場ドア側を見た図である。なお、エレベータの映像配信装置の基本的な構成は図1と同じであるので、同一または等価な部分の説明には図1の符号を用いて説明する。
通常、エレベータシステム10においては、昇降路11のピット部などに地震計(加速度計)を設置し、この地震計で計測された情報がエレベータ制御装置15に送られている。エレベータ制御装置15の運行制御部32は、地震計から送られてくる計測情報から地震の大きさを表わす情報(例えば震度)などに変換し、建物やエレベータに影響を与える震度に達したとき、乗りかご14を地震管制運転で運行するシステムとなっている。
エレベータの映像配信装置としては、予め映像情報記憶領域31bに地震発生に関する状況項目ごとに乗客に知らせる緊急情報を記憶する。
例えば地震発生初期−地震発生有り情報、地震管制運転−地震管制運転中・運転停止階情報、運転停止による運転可能時−最寄り階停止情報、運転停止による運転困難−乗客がパニックに陥ることなく落ち着いて冷静な行動を促す情報、保守員が自ら到着するまでの時間情報、救出するまでの時間情報等である。
さらに、地震発生時、エレベータ制御装置15は、エレベータ管理センタ(図示せず)から地震に関する情報を受け取ることもできる。エレベータ管理センタは、地震情報サービス機関から地震情報を受け取り、あるいは自ら地震に関する情報を計測し、通信ネットワークを通して各箇所に設置するエレベータシステムに提供するサービスも行われている。エレベータ制御装置15は、受け取った地震情報を解析し、映像情報記憶領域31bに記憶される地震発生に関する状況項目と連携し、随時最適な緊急情報37を取り出し、映像表示パネル30に表示するものとする
次に、以上のようなエレベータの映像配信装置の動作について、図6を参照して説明する。
運行制御部32は、通常運転中に地震発生を検出すると、映像情報配信部33に通知する。映像情報配信部33は、通知内容から地震地震発生有りと判断すると(S11)、映像情報記憶領域31bの地震発生に関する状況項目を参照し、地震発生初期項目から地震地震発生有り情報を取り出し、出発階と直近の登録階との間または各階間に配置される映像表示パネル30に、「地震発生有り」の情報を表示する(S12)。
このとき、運行制御部32は、地震発生による情報が所定の震度値例えば建物やエレベータに影響を与える震度値を超えたか否かを判断し、超えた場合には地震管制運転モードに切り替えて地震管制運転を実行するとともに、映像情報配信部33に通知する。
映像情報配信部33は、運行制御部32から所定の震度値を超えたことの通知を受ける。このとき、乗りかご14は地震管制運転中となっている。映像情報配信部33は、所定の震度値を超えたことの通知を受けると、乗りかご14が地震管制運転中に運転停止状態となったかを判断する(S14)。
映像情報配信部33は、運行制御部32から運転停止の通知を受けていないとき、映像情報記憶領域31bの地震管制運転項目から地震管制運転中・運転停止階情報を取り出し、映像表示パネル30に「地震管制運転中・運転停止階」の情報を表示する(S15)。映像情報配信部33は、運行制御部32から所定の階床に到達した通知を受けると、表示を消去する。
映像情報配信部33は、ステップS14において、運転停止の通知を受けたとき、運行制御部32から運転可能または運転不可情報の通知を受ける(S16)。
運転可能である通知を受けると、映像情報記憶領域31bから運転停止による運転可能時の項目に基づいて最寄階停止情報を取り出し、映像表示パネル30に「最寄の階に停止します」の情報を表示する(S17)。運転不可とする通知を受けときは、映像情報記憶領域31bから運転停止による運転困難の項目から冷静な行動を促す情報を取り出し、映像表示パネル30に「例えば保守員が向かっているので落ち着いて待ってください」とする冷静な行動を促す情報を表示する(S18)。そして、運行制御部32から救出に関する時間情報を受けると(S19)、映像表示パネル30に「保守員の到着するまでの時間情報、救出するまでの時間情報等」を表示する(S20)。
従って、以上のような実施の形態によれば、地震発生時に出発階と直近の登録階との間または各階間に配置される映像表示パネル30に地震に関する緊急情報37を表示するので、かご内の乗客は防犯窓17を利用して地震に関する緊急情報37を見ることにより、不安や苛立ちを和らげる効果を得ることができる。
なお、この実施の形態では、かご内から地震発生に関する緊急情報37を見えるようにしたが、例えばエレベータシステムの故障により乗りかご14が緊急停止した場合にも同様に故障管制運転モードに入るので、状況項目ごとの緊急情報37を映像表示パネル30に表示することもできる。
これにより、地震や故障等のエレベーの緊急時、防犯窓17を有効に利用し、乗客の気分を和らげるための情報を乗客に提供できる。
また、第1の実施の形態では、映像情報配信部33が運行制御部32からドア閉信号または出発信号を受けて、映像情報記憶領域31bに記憶される映像情報を選択し、映像表示パネル30に表示するようにしたが、第2の実施の形態においても、ドア閉信号または出発信号を受けたとき、その時点で受け取る地震発生による情報項目に基づいて適切に緊急情報を取り出して映像表示パネル30に表示することができる。
(第3の実施の形態)
図7は本発明に係るエレベータの映像配信装置における第3の実施形態を説明する図であって、かご内からかごドア側を見たときの状態を表わす図である。基本的な構成は図1と同様であるので、ここではその説明を省略する。
前記実施の形態は、かごドア16に予め規定されたサイズの防犯窓17を取り付けた例を前提として説明したが、防犯窓17のサイズに限定することなく、防犯窓17のサイズよりも大きい任意のサイズ及び任意形状の窓40としてもよい。
かごドア16の窓40のサイズを大きくすると、それに伴って映像表示パネル30のサイズも大型化することができる。従って、この例では、かごドア16の窓40が乗場ドア21に設けられる防犯窓22よりも大きなサイズとなる。
これにより、大きなサイズの窓40及び映像表示パネル30を取り付けることにより、かご内の乗客が見やすくなり、また見栄えの向上、宣伝効果の向上を図ることができる。
また、他の例としては、乗場ドア21に防犯窓22を設置せず、映像表示パネル30を設置したものであってもよい。この場合には、各階床間に映像表示パネル30を設置している他、乗場ドア21の面部に映像表示パネル30を設置するので、特にかご14の停止時、昇降時に拘らず、常に映像表示パネル30の映像を見ることができる。なお、乗りかご14の運行時の映像表示は、第1、第2の実施の形態と同一である。
(第4の実施の形態)
図8は本発明の第4の実施形態を説明する図であって、かご内側から昇降路側を見たときの状態を表わす図である。基本的な構成は図1と同様であるので、ここではその説明を省略する。
この実施の形態は、上記実施の形態で設けた窓17、40の他に、さらに乗りかご14を構成するリターンパネルプ41や幕板部42に窓43を追加し、上記実施の形態の効果を奏するようにしてもよい。
この例では、かご14内から乗場側の昇降路内側の大部分が映像表示パネル30とすることができるので、大きな宣伝効果を高めることができる。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
本発明に係るエレベータシステムに映像配信装置を適用したときの一例としての基本構成図。 本発明に係るエレベータの情報配信装置の第1の実施の形態を説明する図であって、同図(a)は昇降路内側から乗場ドア側を見た図、図2(b)は乗りかご内側から昇降路側を見た図。 図1に示す映像情報配信部の動作の一例を説明するフローチャート。 本発明に係るエレベータの情報配信装置の第1の実施の形態の他の例を説明する図。 本発明に係るエレベータの情報配信装置の第2の実施の形態を説明する図であって、乗りかご内側から昇降路側を見た図。 図1に示す映像情報配信部の動作の一例を説明するフローチャート。 本発明に係るエレベータの情報配信装置の第3の実施の形態を説明する図であって、乗りかご内側から昇降路側を見た図。 本発明に係るエレベータの情報配信装置の第4の実施の形態を説明する図であって、乗りかご内側から昇降路側を見た図。 防犯窓を取り付けた従来のエレベータシステムを説明する図であって、昇降路内側から乗場ドア側を見た図。
符号の説明
10…エレベータシステム、11…昇降路、12…巻上機、14…乗りかご、15…エレベータ制御装置、16…かごドア、17…防犯窓、20…乗場、21…乗場ドア、22…防犯窓、23…乗場ドア駆動装置カバー、24…昇降路転落防止板、30…映像表示パネル、31…記憶装置、32…運行制御部、33…映像情報配信部、36…案内映像、37…緊急情報、40…窓、41…リターンパネル部、42…幕板部。

Claims (5)

  1. 乗りかごのかごドア及び乗場ドアにそれぞれ防犯窓が取り付けられたエレベータシステムにおいて、
    昇降路内側に配置される乗場ドア駆動装置カバー及び昇降路転落防止板の表面部に跨って設置された各階間の映像表示パネルと、
    かご呼びによる登録階の階床及び当該登録階のフロアに関する映像を記憶する映像情報記憶手段と、
    前記乗りかごの出発階のドア閉信号または出発信号に基づいて、前記映像情報記憶手段から当該出発階から最も近い直近の登録階の階床及び当該登録階のフロアに関する映像を読出し、前記出発階と直近の登録階の間または前記各階間に設置される映像表示パネルに配信し表示する映像情報配信手段とを備え、
    前記乗りかごの運行時、当該乗りかご内から前記かごドアの防犯窓を通して前記映像表示パネルに表示される映像が見られるようにしたことを特徴とするエレベータの映像配信装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータの映像配信装置において、
    前記かご呼びによる登録階の階床及び当該登録階のフロアに関する映像に代えて、前記登録階の売り場の販売に関する案内映像または防犯効果を高める映像を前記映像情報記憶手段に記憶し、前記乗りかごの運行時に当該映像情報記憶手段から案内映像または前記防犯効果を高める映像を読出し、前記映像表示パネルに配信し表示することを特徴とするエレベータの映像配信装置。
  3. 乗りかごのかごドア及び乗場ドアにそれぞれ防犯窓が取り付けられたエレベータシステムにおいて、
    昇降路内側に配置される乗場ドア駆動装置カバー及び昇降路転落防止板の表面部に跨って設置された各階間の映像表示パネルと、
    地震発生またはエレベータシステムの故障に関する緊急事態に対処する状況項目ごとに乗客に報知する映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、
    エレベータ制御装置の運行制御手段またはエレベータシステムの外部から入力される緊急事態に対処する状況情報に基づき、前記映像情報記憶手段から当該状況情報に応じた項目の前記映像情報を読出し、少なくとも出発階と直近の登録階の間に設置される映像表示パネルに配信し表示する映像情報配信手段とを備え、
    前記乗りかごの運行時、当該乗りかご内から前記かごドアの防犯窓を通して前記映像表示パネルに表示される緊急事態に対処する映像情報が見られるようにしたことを特徴とするエレベータの映像配信装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のエレベータの映像配信装置において、
    前記かごドアに取り付けられる規定サイズの防犯窓に代えて、当該防犯窓よりも適宜な大きさのサイズの窓を設置し、大型サイズの前記映像表示パネルで前記映像情報を表示可能としたことを特徴とするエレベータの映像配信装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のエレベータの映像配信装置において、
    前記乗りかごを構成するリターンパネル部や幕板部に適宜な大きさの窓を設置し、これらの窓からも前記映像表示パネルに表示される前記映像情報が見られるようにしたことを特徴とするエレベータの映像配信装置。
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