JP2010012429A - 紫外線照射水処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紫外線照射装置内部の処理対象水の流れ方を考慮して適正な紫外線照度を確保し、適切な紫外線照射量を実現できる紫外線照射水処理装置を提供する。
【解決手段】処理水が流入する容器20と、容器内を通流する被処理水に紫外線を照射する紫外線ランプ30A〜30Fと、1本または複数本の紫外線ランプがそれぞれ収納された複数のランプ保護管31A〜31Fと、容器内で被処理水の流速が速い部分のほうが遅い部分よりも紫外線照射量が多くなるように紫外線ランプの状態を制御する手段とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、浄水処理や下水処理・食品排水処理・薬品排水処理・遠洋船舶バラスト水処理等において、藻類・微生物・病原性原虫等を不活化もしくは無害化するために紫外線を被処理水に照射する紫外線照射水処理装置に係り、例えば、紫外線の照射効率の高い紫外線照射水処理装置に関する。
近年、紫外線を照射して消毒する紫外線消毒は、上下水処理やプールなどの殺菌消毒処理、食品工業における水処理などの水処理全般において、水に含まれる病原性の微生物、特に最近ではウィルスの殺菌及び消毒を目的とした応用が推進されている。
紫外線消毒は、特に、浄水処理で問題となっている耐塩素性病原菌クリプトスポリジウムやジアルジアの対策として、非常に効果的な消毒方法である。クリプトスポリジウムやジアルジアは、従来の消毒技術である塩素消毒では不活化できないが、紫外線を僅かに照射するだけで不活化が可能である(例えば、非特許文献1を参照)。この非特許文献1には、クリプトスポリジウムやジアルジアの2log以上の不活化には、紫外線を10mJ/cm2以上の照射で有効であると記載されている。
紫外線消毒を行う場合に、消毒対象の目標不活化率に対して、必然的に必要な紫外線の照射量が決定される。紫外線の照射量を一定にした運用を行うと、環境状況によっては、過剰な照射となることがある。紫外線の照射が過剰になると、紫外線の発光源である紫外線ランプの寿命が短くなり、かつ紫外線発光に要する電力を浪費する要因となる。一方、浄水処理では、人間が体内に摂取する飲料水となるために紫外線量が10mJ/cm2以上の紫外線を確実に照射する必要がある。
このような技術的背景から紫外線照射方法について種々の提案がなされている。例えば特許文献1では、従来の紫外線照射水処理装置により紫外線消毒を行う場合に、紫外線消毒装置を効率良く、かつ確実に運用するため、紫外線強度(照度)の減衰特性(紫外線ランプからの距離の2乗に応じて紫外線強度が減衰する性質)を考慮し、被処理流体が旋回しつつ常に紫外線ランプ近傍に流れるように、容器の入口管と出口管との配置を工夫した紫外線照射技術を提案している。
また、紫外線照射技術では、ほとんどの場合、紫外線ランプが保護管に収納された構造を有している。しかしながら、保護管としては、耐衝撃性よりも紫外線の透過効率の方が優先されるため、結晶石英や合成石英ガラスといった比較的衝撃に弱い材料が使用される。これに伴い、紫外線照射水処理装置には、無理な力や突発的な衝撃により、保護管や紫外線ランプが破損し易い状況にある。紫外線ランプや保護管が破損した場合、ランプ内の水銀や石英ガラスの破片が処理流体に混入する不都合を生じることになる。
このような不都合を解消する技術として例えば特許文献2が提案されている。特許文献2に記載された従来装置では、センサが紫外線ランプの破損を検出した時に、紫外線照射装置への通水を遮断することにより、紫外線照射装置内の水銀汚染の拡大を防止している。しかし、紫外線照射装置への通水を遮断するまでの間に、紫外線照射装置内の水銀で汚染された処理水が下流側の浄水工程に混入するおそれがある。
一方、前述した特許文献1において、紫外線ランプの破損時に水銀で汚染された処理水が下流側の浄水工程に混入することを防止するために、紫外線照射装置に固液分離機能を付加したことにより、水銀や破片などの固形分を処理水から分離する技術が提案されている。
水道協会雑誌(2004年6月)第73巻第6号第60頁 特開2007−144386号公報 特開2004−188274号公報
上述した特許文献1の装置では、容器内部の被処理水の流れ方が複雑になり、特に被処理水の流速が速い部分と遅い部分とを生じる。このため、流速が速い部分を流れる被処理水の紫外線照射量(紫外線強度と照射時間との積)が不足し、適正な紫外線照射を行うことができない場合がある。
流速が速い部分の紫外線照射量を増やすためには、その部分の紫外線照度(紫外線強度)を高くするか、あるいは処理流量を減少させて流速を下げることにより照射時間を長くする必要がある。しかし、後者の処理流量を減らす方法では、ランプから発光される紫外線を有効に利用していないため消毒効率が悪くなる。従って、実用的で高効率な紫外線消毒においては、容器内の被処理水の流れにあわせて、流れが速い部分の紫外線照度を高くした紫外線照射水処理装置を実現することが重要な課題である。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、紫外線照射装置内部の処理対象水の流れ方を考慮して適正な紫外線照度を確保し、適切な紫外線照射量を実現できる紫外線照射水処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る紫外線照射水処理装置は、処理水が流入する容器と、前記容器内を通流する被処理水に紫外線を照射する紫外線ランプと、1本または複数本の前記紫外線ランプがそれぞれ収納された複数のランプ保護管と、前記容器内で被処理水の流速が速い部分のほうが遅い部分よりも紫外線照射量が多くなるように前記紫外線ランプの状態を制御する手段と、を有することを特徴とする。
本発明において、被処理水の流速が速い部分のほうを遅い部分よりも紫外線照射量を多くする紫外線ランプ状態制御手段として、(1)流速が速い部分に紫外線ランプを配置すること、(2)流速が遅い部分より流速が速い部分の紫外線ランプの本数を増やすこと、(3)流速が遅い部分より流速が速い部分の紫外線ランプの出力を高くすること、のうちの何れか1つまたは複数を組み合わせることができる。これにより紫外線ランプの配置状態や出力状態などを制御してランプから発光される紫外線を有効に利用することができる。
また、容器内で被処理水の流速が速い部分と遅い部分の流れを有する手段として、(A)被処理水が流入する容器は円筒形状の側面部を有し、側面部の内周の接線方向に沿って容器の外壁に被処理水を流入させるための被処理水を流入させるための被処理水入口管と処理水を流出するための処理水出口管を備えるか、あるいは(B)容器の中心軸に、中心軸と平行に処理水出口管を備えて、容器内を被処理水が旋回しながら流れる旋回流として処理水を出口管から排出させるか、あるいは(C)被処理水が流入する容器は円筒形状の側面部を有し、容器の中心軸と直交する被処理水入口管と処理水出口管を備えて、被処理水を容器の中心軸と直交する向きに高流速で流入させることにより、容器の被処理水入口管の接続した側面部の反対側の側面部外壁近傍領域の流速を速くする、のうちの何れか1つを用いることができる。
本発明によれば、装置内部の処理水の流れ方と、適正な紫外線照度を確保し、高効率に処理する紫外線照射水処理装置が提供される。このような紫外線照射水処理装置であれば、結果として適正な紫外線量を確保できるため、紫外線照射水処理装置の消費電力の省力化や、紫外線発光源である紫外線ランプなどの寿命を相対的に長くすることが可能となる。
以下、添付の図面を参照して本発明を実施するための種々の形態について説明する。
(第1の実施形態)
先ず図1〜図3を参照して本発明の第1の実施形態に係る紫外線照射水処理装置10を説明する。本実施形態の紫外線照射水処理装置10は、入口管22から容器20内に被処理水W1を流入させ、これに紫外線を照射して殺菌消毒の処理をし、処理した処理水W2を出口管23より流出させるものである。
紫外線照射水処理装置10の容器20は、円筒形状の側面部21を有し、その両端部には端面部24A、24Bが設けられている。被処理水入口管22および処理水出口管23は容器20の側面部21に設けられている。被処理水入口管22は、側面部21の内周壁の接線Tに沿って被処理水W1が流入するような向き(X軸方向)に容器外壁に取り付けられた管である。
処理水出口管23は、容器20から処理水W2を流出させるために、側面部21に取り付けられた管である。ここで、処理水出口管23は、被処理水入口管22から流入した被処理水W1の流線の方向に沿って側面部21の外壁に設置される。さらに詳しくは、処理水出口管23は、側面部21の内周壁の接線Tに沿って処理水W2が流出するような向き(X軸方向)に容器外壁に取り付けられる。容器20内において円滑な旋回流を形成するためには、被処理水入口管22および処理水出口管23の内径をそれぞれ容器20の内径の50%以下とすることが好ましい。
被処理水入口管22および処理水出口管23は、互いに離れた端部領域21Aと他の端部領域21Bにそれぞれ取り付けられる。また、被処理水入口管22と処理水出口管23とは互いに中心軸がずれるように偏心して容器20に取り付けられる。
容器20の内部には、6本の保護管31A〜31Fにそれぞれ収納された紫外線ランプ30A〜30Fが配置されている。紫外線ランプ30A〜30Fは、側面部21の中心軸Sと平行なZ軸方向に配列され、かつ中心軸S側より側面部21の内壁側に位置している。また、紫外線ランプ30A〜30Fは、中心軸Sを中心とする円周上に等ピッチ間隔となるように配置されている。保護管31A〜31Fの両端は端面部24A,24Bにそれぞれ取り付け支持されている。
本実施形態の装置10では、容器20の内のりの半径をrとした場合に、紫外線ランプ30A〜30Fが配置されるランプ配置半径r1が容器半径rの50%以上(r1≧r/2)となるように設定する。さらに、紫外線ランプ30A〜30Fよりもさらに内側のスペース、すなわち中心軸S側に別の紫外線ランプを追加して配置するようにしてもよい。その場合は、紫外線ランプ30A〜30Fを、さらに側面部21の内周壁寄りに配置することが望ましい。
本実施形態では、紫外線ランプ30A〜30Fとして両端に電極を取り付けた石英管を用いる。石英管の内部は、ほぼ真空状態であり、水銀蒸気のみが存在する。このような状態の石英管の両電極間を高電圧放電させると、電子が水銀蒸気を励起させて紫外線を発するようになる。本実施形態では、200nm〜300nmの波長の紫外線を発生する紫外線ランプを用いることができるが、特に、254nmの波長の紫外線を発生するものを用いる。発生した紫外線に被処理水W1を暴露することにより、被処理水W1中の消毒対象物質が無害化される。なお、紫外線ランプ30A〜30Fの直径(外径)は2〜10cm程度のものを用いる。
保護管31A〜31Fは、被処理水W1が各紫外線ランプ30A〜30Fに直接接触しないようにするために、各紫外線ランプ30A〜30Fを保護するためのものである。そのため、各紫外線ランプ30A〜30Fを包むように個別に設置される。なお、この保護管31A〜31Fは、石英ガラスにより形成され、端面部24A,24Bに設置される。
図2に示すように、紫外線ランプ30A〜30Fは2本1組の3つのグループからなり、各グループのランプに制御器50によって制御される3つの電源41,42,43から別々に給電されるようになっている。すなわち、ランプ給電回路において、第1の電源41は第1グループのランプ30B,30Eに接続され、第2の電源42は第2グループのランプ30A,30Fに接続され、第3の電源43は第3グループのランプ30C,30Dに接続されている。制御器50は、被処理水W1の流速に応じて3つの電源41,42,43の動作を制御するものであり、これにより3つのグループのランプ(30B,30E),(30A,30F),(30C,30D)に対する給電量がそれぞれ制御されるようになっている。
次に、本実施形態に係る紫外線照射水処理装置10の作用について説明する。
まず、被処理水W1が被処理水入口管22を通り、容器20内に流入してくる。ここで、被処理水入口管22は、容器20の内周壁の接線Tに沿う向き(X軸方向)に取り付けられているので、図1中に矢印で示すように、流入する被処理水W1は容器20の内部で旋回する。
図3は容器中央断面の流速分布を示すベクトル図である。図中にてベクトルの腕が長いほど流速が速い部分を示す。この図から明らかなように、被処理水W1は、側面部21の内周壁寄りで流速が速くなるような旋回流Wcとなる。この際、紫外線ランプ30A〜30Fから、254nm付近の波長の紫外線が照射される。波長が254nm付近の紫外線は、殺菌線として働き、被処理水中の耐塩素微生物のクリプトスポリジウムや他の微生物・大腸菌等の菌類・ウィルス・藻類等を不活化する。
紫外線により消毒された被処理水W1は、処理水出口管23を通って容器20から処理水W2として排出される。このように処理された処理水W2は、次の浄水工程に送られて浄化処理されるか、または需要者に直接給水されることになる。
以上説明したように、本実施形態の紫外線照射水処理装置10によれば、被処理水入口管22の軸心が側面部21の内周の接線Tに沿う向き(X軸方向)となるように被処理水入口管22を設けているので、容器20の内部で被処理水W1を円滑に旋回させることができる。さらに被処理水W1を旋回させることにより、被処理水W1の流速は、容器20の側面部21の内壁側のほうが、側面部21の中心軸S側よりも速くなる。
本実施形態の装置10では被処理体水W1の流速が速い部分に紫外線ランプ30A〜30Fを配置している。このため、図3に示すように、被処理水W1を紫外線ランプ30A〜30Fに有効に接触させながら流すことができ、紫外線の照射効率を高めることができる。換言すれば、ランプ配置半径r1に沿って通流する被処理水の旋回流Wcを生じさせるので、紫外線を無駄なく被処理水W1全体に照射することができる。
紫外線量Q(mJ/cm2)は、紫外線照度L(mW/cm2)と照射時間T(sec)との積から求まる(Q=L×T)。
本実施形態の装置10では、被処理水W1を旋回流Wcにしているので、流速が速い部分と遅い部分を生じるが、流速の速い部分は、通過時間は短くなるため、流速が速い部分に紫外線ランプを配置して、紫外線照度を高くすることにより、効率良く10mJ/cm2以上の紫外線量を被処理水W1に照射することができる。このため、クリプトスポリジウムの人への感染力を失活させることができる。
また、本実施形態の装置10では、第1及び第2の電源41,42から第1グループのランプ30B,30Eおよび第2グループのランプ30A,30Fへの給電量を大きくすることにより、流速が速くなる(すなわち照射時間Tが短い)図2中の左側領域への紫外線照度Lを増大させる一方で、第3の電源43から第3グループのランプ30C,30Dへの給電量を小さくすることにより、流速が遅くなる(すなわち照射時間Tが長い)図2中の右側領域への紫外線照度Lを減少させることができる。このように被処理水W1の流速に応じてランプからの紫外線照度を増加または減少させることにより、左側領域と右側領域とで紫外線量Qをほぼ同レベルにバランスさせることができ、装置全体からみて紫外線の利用効率を高めることができる。
(第2の実施形態)
次に図4と図5を参照して第2の実施形態の紫外線照射水処理装置11を説明する。なお、本実施形態において上記の実施形態と重複する部分の説明は省略する。
本実施形態の紫外線照射水処理装置11は、上記第1の実施形態の装置10の容器と異なる形状の容器を備えている。すなわち、本実施形態の装置11の容器20は、縦型の円筒形状の側面部21および逆円錐形状の下部を有している。被処理水入口管22は、上記の装置と同様に軸心が容器内周壁の接線Tに沿う向き(X軸方向)に取り付けられ、かつ、上方の端面部24A寄りの側面部21に取り付けられた管である。これに対して、処理水出口管23は、軸心がZ軸に沿って下方に向けて延び出し、容器20の最下部(反対側の端部)に取り付けられた管である。
なお、容器20の径と処理水出口管23の径とを同じにして、容器の下部を逆円錐状に絞り込むことなく、処理水出口管23を容器20に取り付けるようにしてもよい。容器20の内部において円滑な旋回流を形成するためには、被処理水入口管22の内径を側面部21の内径の50%以下にすることが望ましい。
容器20の内部には4本のランプ保護管31A〜31Dが中心軸Sのまわりに均等配置されている。保護管31A〜31Dは、石英ガラスにより形成され、その上端が容器の端面部24Aにそれぞれ支持されている。保護管31A〜31Dは、被処理水W1が各紫外線ランプ30A〜30Dおよび32A〜32Dと直接接触しないようにするために、各紫外線ランプ30A〜30Dおよび32A〜32Dを保護するためのものである。そのため、各紫外線ランプ30A〜30Dおよび32A〜32Dを包むように設置される。ただし、紫外線ランプの本数と保護管の本数は一致しない。
4本の保護管31A〜31Dの各々には2本1組の紫外線ランプ(30A,32A),(30B,32B),(30C,32C),(30D,32D)がそれぞれ直列に収納されている。これらの紫外線ランプ30A〜30D,32A〜32Dは、側面部21の中心軸Sと平行な向き(Z軸方向)に、かつ側面部21の内壁寄りに配置される。また、紫外線ランプ30A〜30D,32A〜32Dは、図4に示すように側面部21の中心軸Sと同心に螺旋状に配置される。
本実施形態においても、2本1組の紫外線ランプ(30A,32A),(30B,32B),(30C,32C),(30D,32D)よりもさらに内側のスペース、すなわち中心軸S側に別の紫外線ランプを追加して配置するようにしてもよい。その場合は、紫外線ランプ(30A,32A),(30B,32B),(30C,32C),(30D,32D)をさらに側面部21の内周壁寄りに配置することが望ましい。
次に、本実施形態に係る紫外線照射水処理装置11の作用について説明する。
まず、被処理水W1が被処理水入口管22を通り、容器20内に流入してくる。ここで、被処理水入口管22の軸心が容器20の内周壁の接線Tに沿う向きにしているので、流入する被処理水W1は容器20内で旋回するようになる。
図5に紫外線照射水処理装置11内部の被処理水W1の流跡線図を示す。被処理水W1は、側面部21の内壁側の流速が速くなるような旋回流Wcとなる。この旋回流Wcは、上段に配置したランプ30A〜30Dから紫外線(254nm付近の波長)を照射された後に、下段に配置したランプ32A〜32Dから同じ波長の紫外線を照射される。波長が254nm付近の紫外線は、殺菌線として働き、被処理水中の耐塩素微生物のクリプトスポリジウムや他の微生物・大腸菌等の菌類・ウィルス・藻類等を不活化する。
紫外線により消毒された被処理水W1は、処理水出口管23から処理水W2として排出される。そして、処理水W2が、次の浄水工程に送られたり、需要者に直接給水されたりすることになる。
本実施形態の装置11によれば、被処理水W1の流速は、側面部21の内壁側で大きく、中心軸S側で小さい旋回流となる。その流速が速い部分に位置するように紫外線ランプ30A〜30D,32A〜32Dがらせん状に配置されている。このため、被処理水W1を、紫外線ランプ30A〜30D、32A〜32Dに有効に接触させながら通流させることができ、紫外線の照射効率を大幅に高めることができる。換言すれば、被処理水W1の旋回流を生じさせ、その旋回流に沿って紫外線ランプ30A〜30D、32A〜32Dがらせん状に配置されているので、紫外線を無駄なく効率良く被処理水W1全体に照射することができる。
(第3の実施形態)
次に図6〜図8を参照して第3の実施形態の紫外線照射水処理装置12を説明する。なお、本実施形態において上記の実施形態と重複する部分の説明は省略する。
本実施形態の紫外線照射水処理装置12は、上記第1の実施形態の紫外線照射水処理装置10の容器の形状を変えたものであり、形状変更した容器20の下部に汚染物質の回収機構をさらに備えている。具体的には、回収機構として、汚染物質トラップ容器70および汚染物質回収配管80を容器下部に備えている。紫外線照射水処理装置12の容器20は、上部から順に蓋部27、流入部28、縮径部29、円筒形状の胴部21、逆円錐形状の排出部25、接続部26および汚染物質トラップ容器70を備えている。
被処理水入口22は、容器20において最大直径をもつ流入部28に取り付けられている。図7に示すように、被処理水入口22は、上記装置と同様に軸心が容器内周壁の接線Tに沿う向き(X軸方向)に取り付けられている。
一方、処理水出口管23は、図6に示すように、容器20の中心軸Sと同心に配置され、支持板23Lに支持された状態で、支持板23Lから上方に向かってZ軸方向に延び出している。処理水出口管23の下端を支持する支持板23Lは、紫外線ランプの31A〜31Fの最下端よりもさらに下方に位置するように配置されている。本実施形態の装置12では、蓋部27は中央が円柱形状に凹んだ凹部27Hを有する。この凹部27Hの高さは流入部28の高さにほぼ等しい。このため、本実施の形態では、流入部28の高さ分だけ蓋部27が押し下げられ、これにより紫外線ランプ30A〜30Fの全体が流入部28よりも下方のスペースに押し下げるようにしている。
汚染物質トラップ容器70は、容器下部において逆円錐形状の排出部25に接続部26を介して接続され、排出される被処理水W1および被処理水W1に含まれる汚染物質Dを捕捉し蓄積するための容器である。汚染物質回収配管80は、汚染物質トラップ容器70に蓄積された汚染物質Dを回収するためのものであり、定期的に開閉操作される排出弁を備えている。この排出弁を所定の回収日時に開くことにより、汚染物質トラップ容器70に蓄積された汚染物質Dを排出させることができる。
紫外線ランプ30A〜30Fは、図7に示すように、被処理水入口管22が接続された側(図中の左側)でランプ本数が少なく(30E,30Fの2本)、その反対側(図中の右側)でランプ本数が多く(30A,30B,30C,30Dの4本)なるように配置する。また、図示しない制御器で給電量を制御することにより、被処理水入口管22が接続された側の反対側の紫外線ランプ30B、30Cの出力を他の紫外線ランプ30A、30D〜30Fの出力より高くする。
次に、本実施形態に係る紫外線照射水処理装置12の作用について説明する。
まず、図示しないポンプの駆動により被処理水W1が被処理水入口管22を通って容器20内に流入してくる。容器20内に流入してきた被処理水W1は、側面部21の周方向に配列された6本の紫外線ランプ30〜30Fの外周近傍を図7中の時計方向に流れる。
次いで、被処理水W1は、容器20の上端から下端に至るまで容器内スペースを万遍なく流通する。すなわち、被処理水W1は、容器20内を螺旋状に旋回しながら下方に向かって流れる。なお、旋回する被処理水W1の流線を模式的にあらわすと、例えば図8に示すようである。通常の場合は、被処理水W1が容器20内を旋回しながら紫外線が照射されている状態となっている。しかし、何らかの外乱に起因して突発的な衝撃等を受けることにより、保護管31A〜31Fが割れ、さらに紫外線ランプ30A〜30Fが破損する場合がある。この場合、紫外線ランプ30A〜30Fおよび保護管31A〜31Fを構成する石英ガラス片が被処理水W1に混入したり、紫外線ランプ30A〜30Fに内封された水銀が被処理水W1に漏洩したりする。このような石英ガラス片や水銀等は、被処理水W1を汚染する汚染物質Dとなる。ここで、被処理水である水の比重1に対して、石英ガラスの比重は2.2、水銀の比重は13.5程度である。このように重たい物質を含んだ被処理水を容器内で旋回させると、遠心分離作用により比重の重い物質が旋回方向の外側に押し出される。すなわち、内部の旋回流により遠心力が働き、内側を流れる流体から重い物質が分離されることになる。分離されたガラスや水銀等の異物は、側面部21の内壁21Wに到達し、その内壁21Wに沿って重力の作用で下方のトラップ容器70に集められる。
本実施形態に係る紫外線照射水処理装置12によれば、汚染物質Dが被処理水W1に混入した場合でも、被処理水W1の螺旋状の旋回流による遠心分離作用と重力作用とにより、汚染物質トラップ容器70へ汚染物質Dを確実に導くことができる。これにより、汚染物質Dが混入した処理水W2の流出を防ぐことができる。
また、図8に示すように被処理水入口管22が接続された側と反対側の被処理水W1の流速が速くなる場合がある。その場合、本実施の形態のように紫外線ランプ30A〜30Fは、被処理水入口管22が接続された側の反対側の領域でランプ本数が多くなるように配置され、さらに反対側の紫外線ランプ30B、30Cの出力を紫外線ランプ30A、30D〜30Fよりランプ出力を高くしているため、すなわち、流速が速い部分に多くの紫外線ランプが設置され、かつ、出力が高い紫外線ランプを使用している。そのため、被処理水W1を、紫外線ランプ30A〜30Fに最も効率よく接触させながら通流させることができ、紫外線の照射効率をさらに高めることができる。
以上説明したように、本実施形態の紫外線照射水処理装置12によれば、被処理水W1の全体に紫外線を無駄なく照射することができる。また、突発的な衝撃等により紫外線ランプが破損した場合でも、遠心分離作用により汚染物質Dを処理水W2に混入させることがなく、安全かつ確実に紫外線照射を行なうことができる。
なお、浄水処理施設等は社会的インフラとして、保守点検時を除いて常時稼動しているものである。そのため、紫外線照射水処理装置12にも常に被処理水W1が流入してくる。このように常に被処理水W1が流入してくる場合に、不用意に汚染物質回収配管80を開くと、水撃作用(ウォーターハンマー)により紫外線ランプ30A〜30Fおよび保護管31A〜31Fが破損するおそれがある。しかし、本実施形態の装置12は、汚染物質Dを一時的に蓄積しておくことができる汚染物質トラップ容器70を備えているため、定期的な保守点検が行なわれるまで排出弁を開くことがなく、突発的な水撃作用による紫外線ランプおよび保護管の破損を有効に防ぐことができる。
(第4の実施形態)
次に図9と図10を参照して本発明の第4の実施形態に係る紫外線照射水処理装置13を説明する。なお、本実施形態において上記の実施形態と重複する部分の説明は省略する。
本実施形態の紫外線照射水処理装置13は、上記第3の実施形態の装置12の紫外線ランプの本数、種類、配置(ランプの向き)を変更し、被処理水入口管22の接続側やその反対側に関係なく旋回流を均一に発生させるようにしている。具体的には、紫外線ランプ30A〜30F、32A〜32Fは、各々の長手軸が容器20の中心軸Sと交差するようにほぼ水平に支持され、図9に示すように全体として螺旋階段をなすような配置となっている。なお、図9では図示を省略しているが、上記実施形態の装置と同様に、紫外線ランプ30A〜30F、32A〜32Fは、それぞれ保護管31A〜31Fおよび33A〜33Fの中に収納された状態で図示しない支持部材により側面部21の内壁に支持固定されている。
次に本実施形態の紫外線照射水処理装置13の作用について説明する。
容器20内に流入してきた被処理水W1は、側面部21の周方向の螺旋状に配置された12本の紫外線ランプ30A〜30F、32A〜32Fの近傍を螺旋状に、かつ図10中の時計方向に流れる。このとき、紫外線ランプ32A〜32Dから254nm付近の波長の紫外線が被処理水W1に照射される。波長が254nm付近の紫外線は、殺菌線として働き、被処理水中の耐塩素微生物のクリプトスポリジウムや他の微生物・大腸菌等の菌類・ウィルス・藻類等を不活化する。紫外線により消毒された被処理水W1は、処理水出口管23を通って容器20から処理水W2として排出される。
本実施形態の紫外線照射水処理装置13によれば、容器20の中心軸Sと同じ軸とした螺旋状に紫外線ランプ30A〜30F、32A〜32Fが配置されており、また、ランプ自体が被処理水W1の整流ガイドの作用をする。このため、本実施形態の装置13では上記第3の実施形態の装置12のように被処理水入口管22の接続側の反対側の被処理水W1の流速が速くなりすぎることなく、ランプ30A〜30F、32A〜32Fの配列に沿って被処理水W1をほぼ均一な速さで旋回させることができる。すなわち、容器20の内部スペースを有効に紫外線照射に活用でき、紫外線照射効率の向上と装置の小型化を実現できる。
また、紫外線ランプの石英管31A〜31F、31A〜31F内部の圧力(水銀蒸気圧)を上げることにより紫外線出力を大きくした中圧水銀紫外線ランプのように長さが短い紫外線ランプを使用できる。
ちなみに上記第3の実施形態の装置12では、旋回流を有効に活用するために紫外線ランプの長さを長くするのが好ましく、大出力化が困難な低圧水銀紫外線ランプを使用することが多い。しかし、本実施形態の装置13では、長さが短い紫外線ランプであっても旋回する被処理水W1に対して十分な量の紫外線を照射できる。よって、本実施形態の装置13においては、大出力の中圧紫外線ランプを使用できるようになるため、同じ処理量の場合、低出力の低圧水銀ランプでは多くのランプが必要になり装置が大型化、装置構造が複雑になる。一方、高出力の中圧水銀紫外線ランプが使える本実施の形態では、装置構造の簡易化、小型化、低コスト化が可能になる。
(第5の実施形態)
次に図11〜図13を参照して本発明の第5の実施形態に係る紫外線照射水処理装置を説明する。なお、本実施形態において上記の実施形態と重複する部分の説明は省略する。
本実施形態の紫外線照射水処理装置14は、上記第1の実施形態の装置10における被処理水入口管22と処理水出口管23の容器20への接続方法を変更している。具体的には、容器20の中心軸S(Z方向)に対して直交するX方向に被処理水入口管22および処理水出口管23の中心軸が重なるように、被処理水入口管22および処理水出口管23は側面部の2つの端部21Aと端部21Bにそれぞれ接続されている。
本実施形態の装置14では、被処理水W1を容器20の内部で旋回させることはできないが、被処理水の流れの速い部分と遅い部分を発生させることができ、被処理水入口管22と処理水出口管23が接続された容器20の側面部21の反対側の内壁近傍の流速が速くなる。
紫外線ランプ30A〜30Fは、図12に示すように、被処理水入口管22が接続された側(図中の右側)よりもその反対側(図中の左側)のほうでランプ本数が多くなるように配置する。すなわち、被処理水入口管22の接続側に2本のランプ30C,30Dを配置し、その反対側に4本のランプ30A,30B,30E,30Fを配置する。さらに、ランプ給電量を制御することにより、反対側に配置した中央2本のランプ30A、30Fの出力を他の4本のランプ30B〜30Eの出力より高くする。
図13は、本実施形態の装置14内を流れる被処理水の中心断面の流速ベクトルを矢印で模式的に表した図である。ベクトルの長さが水の流速を表わしている。この図から明らかなように、被処理水入口管22と処理水出口管23が接続された側の反対側において内壁近傍の流速が速くなる。すなわち、容器20内において図11中に白矢印で示した被処理水の流れWが主要な流れとなり、その部分の流速が速い。
本実施の形態では紫外線ランプ30A〜30Fは、被処理水入口管22が容器20に接続された側よりもその反対側のほうがランプの本数が多くなるように配置されている。さらに、被処理水入口管22の接続側の反対側の紫外線ランプ30B、30Cの出力を他の紫外線ランプ30A、30D〜30Fの出力より高くしている。すなわち、流速が速い部分に多くの紫外線ランプが設置され、かつ、出力が高い紫外線ランプを使用している。そのため、被処理水W1を、紫外線ランプ30A〜30Fに最も効率よく接触させながら通流させることができ、紫外線の照射効率を高めることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、上述した実施の形態と他の実施の形態とを適宜に組み合せて実施することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る紫外線照射水処理装置の全体の概要を示す内部透視斜視図。 第1の実施形態の装置のブロック断面図。 第1の実施形態の装置の容器中央断面における流速ベクトルを模式的に示す図。 本発明の第2の実施形態に係る紫外線照射水処理装置の全体の概要を示す内部透視斜視図。 第2の実施形態の装置内部の被処理水の流れ方を示す流跡線図。 本発明の第3の実施形態に係る紫外線照射水処理装置の全体の概要を示す内部透視断面図。 第3の実施形態の装置の横断面図。 第3の実施形態の装置内部の被処理水の流れ方を示す流跡線図。 本発明の第4の実施形態に係る紫外線照射水処理装置の全体の概要を示す内部透視斜視図。 第4の実施形態の装置の横断面図。 本発明の第5の実施形態に係る紫外線照射水処理装置の全体の概要を示す内部透視斜視図。 第5の実施形態の装置の横断面図。 第5の実施形態の装置の容器中央断面における被処理水の流速ベクトルを模式的に示す図。
符号の説明
10,11,12,13,14…紫外線照射水処理装置、
20…容器、21…側面部(胴部)、21A,21B…端部領域、
22…被処理水入口管、23…処理水出口管、24A,24B…端面部、
30A〜30F、32A〜32F…紫外線ランプ、31A〜31F…保護管、
25…排出部(逆円錐部)、26…接続部、27…蓋部、27H…凹部、
28…側面部(流入部)、29…側面部(縮径部)、
41,42,43…電源、50…制御器、
61…流速が大きい水流、62…流速が小さい水流、
70…汚染物質トラップ容器、80…汚染物質回収配管、
D…汚染物質。

Claims (9)

  1. 処理水が流入する容器と、
    前記容器内を通流する被処理水に紫外線を照射する紫外線ランプと、
    1本または複数本の前記紫外線ランプがそれぞれ収納された複数のランプ保護管と、
    前記容器内で被処理水の流速が速い部分のほうが遅い部分よりも紫外線照射量が多くなるように前記紫外線ランプの状態を制御する手段と、
    を有することを特徴とする紫外線照射水処理装置。
  2. 前記紫外線ランプ状態制御手段として、前記容器内で被処理水の流速が速い部分に前記紫外線ランプからの紫外線が照射されるように、前記複数のランプ保護管を配置することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記紫外線ランプ状態制御手段として、前記容器内で被処理水の流速が速い部分のほうを遅い部分より前記紫外線ランプの数が多くなるように、前記複数のランプ保護管を配置することを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の装置。
  4. 前記紫外線ランプ状態制御手段として、前記容器内で被処理水の流速が速い部分に設置する前記紫外線ランプの出力を前記容器内で被処理水の流速が遅い部分に設置する前記紫外線ランプの出力よりも高くすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記容器は、
    円筒形状の側面部と、
    流入する被処理水が前記胴部の内周壁の接線方向に流れるように前記側面部に連通する被処理水入口管と、
    紫外線照射処理された処理水を前記胴部から排出する処理水出口管と、
    を備え、
    前記被処理水入口管および前記処理水出口管は、被処理水が前記側面部のなかで前記容器の中心軸まわりの中央領域よりも前記側面部の内周壁近傍領域のほうで流速が速くなる旋回流となって通流するように、前記側面部に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記容器は、
    円筒形状の側面部と、
    流入する被処理水が前記側面部の内周壁の接線方向に流れるように前記側面部に連通する被処理水入口管と、
    前記側面部の中心軸と平行に配置され、紫外線照射処理された処理水を前記側面部から排出する処理水出口管と、
    を備え、
    前記被処理水入口管および前記処理水出口管は、被処理水が前記側面部のなかで前記容器の中心軸まわりの中央領域よりも前記胴部の内周壁近傍領域のほうで流速が速くなる旋回流となって通流するように、前記側面部に配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の装置。
  7. 前記複数の紫外線ランプは、前記側面部内での被処理水の旋回流に沿うように螺旋状に配置されることを特徴とする請求項5または6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記複数の紫外線ランプは、その長手軸が前記容器の軸と交差するように配置されていることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記容器は、
    円筒形状の側面部と、
    前記側面部の中心軸と交差する軸心を有し、被処理水を前記側面部に流入させる被処理水入口管と、
    前記側面部の中心軸と交差する軸心を有し、紫外線照射処理された処理水を前記側面部から排出させる処理水出口管と、
    を備え、
    前記被処理水を前記容器の中心軸と交差するように前記側面部に流入させ、前記処理水を前記処理水出口管から排出させることにより、前記胴部の前記被処理水入口管の接続した前記側面部の反対側の内周壁近傍の流速を速くすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の装置。
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