JP2010012092A - シートバック構造 - Google Patents

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Takahiko Nagasawa
隆彦 長澤
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

【課題】
シートバックの薄形化を図ることである。
【手段】
左右のフレーム3,3間に張設されたバネ体6を有し、少なくとも当該バネ体6の前面にバネ受材1を介してシートパット2を配してなるシートバック構造であり、前記バネ受材1が、略凹状の座面部を有する立体形状に成形された成形不織布からなり、当該座面部を前記バネ体6に近接若しくは接触して配することにより、左右のフレーム間3,3に架設され、 前記フレーム、シートパッド、バネ体、及びバネ受材を被覆する表皮が、少なくとも着座面を覆う前表皮4と、少なくとも背裏を覆う裏表皮5との組み合わせによりなり、当該裏表皮5が、略凹状の後席乗員用ニースペースAを有する立体形状に成形された成形不織布からなると共にこの裏表皮5の後席乗員用ニースペースAが、前記バネ体6に対する近接若しくは接触位置まで窪められたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は自動車用シートのシートバック構造に関する。
従来の一般的なシートバックは左右のフレーム間にS形バネを上下多段状に張架し、そのバネの前面側に発泡体製パッドと一体のバネ受材を配設し、これらを袋状に縫製した表皮で被覆した構造である。
そして、前記バネ受材には例えば実開昭62−190555号公報、実開昭58−111050号公報などに開示するように、異音の発生を防止するために不織布を使用したものがある。
実開昭62−190555号公報 実開昭58−111050号公報
ところで、前記従来品はバネ受材をパッドと一体成形しているため、バネ受材の撓み量が少ない。また、パット等を袋状に縫製した表皮で被覆しているため、バックの背裏部に後部乗員用ニースペースが凹状に成形できない。従って、パッドの厚みを厚くしてクッション性を向上させている。
そのため、シートバック自体の厚さが厚くなり、車内のスペースの有効利用を図ることができない不具合があった。
そこで、本発明はシートバックの薄形化を図ることを目的とする。
以上の目的を達成するための本発明シートバック構造は、
左右のフレーム間に張設されたバネ体を有し、少なくとも当該バネ体の前面にバネ受材を介してシートパッドを配してなるシートバック構造であり、
前記バネ受材が、略略凹状の座面部を有する立体形状に成形された成形不織布からなり、当該座面部を前記バネ体に近接若しくは接触して配することにより、左右のフレーム間に架設され、かつ当該バネ受材の座面部側面が、シートバック前後方向に伸縮変形可能な蛇腹部を部分的に有して形成されるとともに、
前記フレーム、シートパッド、バネ体、及びバネ受材を被覆する表皮が、少なくとも着座面を覆う前表皮と、少なくとも背裏を覆う裏表皮との組み合わせによりなり、当該裏表皮が、略凹状の後席乗員用ニースペースを有する立体形状に成形された成形不織布からなると共にこの裏表皮の後席乗員用ニースペースが、前記バネ体に対する近接若しくは接触位置まで窪められたことを特徴とする構成である。
また、前記バネ受材及び裏表皮をなす成形不織布は、不織布に合成樹脂材料を含浸させることにより立体成形されたものが望ましい。
本発明によれば、バネ受材の略凹状座面部をバネ体に近接若しくは接触して配することによりと裏表皮を前記バネ体に近接若しくは接触させ、また、裏表皮の略凹状後席乗員用ニースペースが、前記バネ体に対する近接若しくは接触位置まで窪められているから、従来品に対して肉厚が薄いシートパッドを使用でき、シートバックの厚みを薄く形成できる。
また、バネ受材を構成する成形不織布が所定の形状に、例えば、シートバックの座面形状に予め成形されている。従って、その前面に設けるシートパッドの形状出しが的確になり、シートパッドが安定し皺など寄ることがないためシートパッドの薄形化を図ることができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る構造のシートバックSBを有する自動車用シートを示し、図中SCはシートクッションで、このシートクッションSCに対してシートバックSBは前後方向にリクライニングデバイスによって傾動可能に取付けられている。
図1において、図中AはシートバックSBの背裏側に設けた後席乗員用ニースペースを示す。
このフットスペースAは合成樹脂材料を含浸させた不織布からなる裏表皮5をプレスなどで略凹状に成形することにより、成形されている。
図2に示すように、本発明に係る構造のシートバックSBは、左右のフレーム3、3間に多段状に張設したS形バネなどのバネ体6と、バネ受材1と、少なくともバネ体6の前面にバネ受材1を介して配してなる発泡体製のシートパッド2と、表皮4、5とから構成されている。
バネ受材1はフレーム3、3の外側からバネ体6の前面を被うように三次元曲面からなる体圧支持可能な略凹状の座面部を有する立体形状にプレスなどで成形し、人体を面で支持できるような硬度で形成している。
そして、このバネ受材1を成形する成形不織布は、合成樹脂材料の含浸量、含浸材などを調節して、ある程度の撓みを確保できる硬さに成形されている。
なお、前記成形不織布は、例えば、実開平7−15448号公報に開示されている材質、成形方法によって成形している。
前記バネ受材1は、その座面部を前記バネ体6に近接若しくは接触して配するように、左右のフレーム間に架設されている。
このバネ受材1の座面部側面左右には、シートバック前後方向に伸縮変形可能な蛇腹部10,10が形成され、この左右の蛇腹部10、10間のバネ受材1の座面部が平行的に、撓むことができるようにしている。
以上のシートパッド2は略全体が従来のこの種のパッドに対して薄いものを使用し、バネ受材1の外側を被うように、且つ、バネ受材1の少なくとも蛇腹部10、10を除く部分に接着されている。
前記フレーム3,3、シートパッド2、バネ体6、及びバネ受材1を被覆する表皮は、少なくとも着座面を覆う前表皮4と、少なくとも背裏を覆う裏表皮5との組み合わせにより構成されている。
図示する前表皮4は従来周知の織物地、合成樹脂製レザー、天然皮革などで、シートパッド2の表面を被う形状に成形され、シートパッド2に一体に接着される。
前記裏表皮5は前表皮4に縫着などによって接ぎ合わされており、前記バネ受材1に対して柔軟性を有する合成樹脂材料を含浸してプレスなどで成形した成形不織布で、前述のフットスペースAが成形されている。
そして、図2に示すように、裏表皮5は、略凹状の後席乗員用ニースペースAを有する立体形状に成形された成形不織布からなると共にこの裏表皮6の後席乗員用ニースペースAが、前記バネ体6に対する近接若しくは接触位置まで窪められている。
従って、シートパッド2の厚さを薄くしても、バネ受材1は蛇腹部10、10によって伸縮するため、シートパッド2の撓み量が大きく、クッション性が損なわれない。そのため、シートバックの薄形化が図れる。
また、裏表皮5とバネ受材1をバネ体6に近接、若しくは接触させているため、更に、シートバックの薄形化を図ることが可能となる。
本発明に係る構造のシートバックの斜視図。 図1のX―X線断面図。
符号の説明
1…バネ受材、10…バネ受材の蛇腹部、2…パッド、3…フレーム、4…前表皮、5…裏表皮 6…バネ体

Claims (2)

  1. 左右のフレーム間に張設されたバネ体を有し、少なくとも当該バネ体の前面にバネ受材を介してシートパットを配してなるシートバック構造であり、
    前記バネ受材が、略凹状の座面部を有する立体形状に成形された成形不織布からなり、当該座面部を前記バネ体に近接若しくは接触して配することにより、左右のフレーム間に架設され、かつ当該バネ受材の座面部側面が、シートバック前後方向に伸縮変形可能な蛇腹部を部分的に有して形成されるとともに、
    前記フレーム、シートパッド、バネ体、及びバネ受材を被覆する表皮が、少なくとも着座面を覆う前表皮と、少なくとも背裏を覆う裏表皮との組み合わせによりなり、当該裏表皮が、略凹状の後席乗員用ニースペースを有する立体形状に成形された成形不織布からなると共にこの裏表皮の後席乗員用ニースペースが、前記バネ体に対する近接若しくは接触位置まで窪められたことを特徴とするシートバック構造。
  2. 前記バネ受け材及び裏表皮をなす成形不織布が、不織布に合成樹脂材料を含浸させることにより立体成形されたものである請求項1または2記載のシートバック構造。











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