JP2010011325A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハードウェアを用いたレンダリングを行っている最中に、当該ハードウェアの動作を停止させる割り込み処理がなされても、当該レンダリングを可及的に早く終了させるようにする。
【解決手段】画像処理コントローラ100は、ハードウェアによりレンダリングを実行している最中に、レンダリングよりも優先して実行すべきイベント(コピージョブ等)の割り込みが指示されると、ハードウェアの動作を一時的に停止する。そして、情報処理コントローラ200は、ハードウェアで行っていたレンダリングを、ソフトウェアにより実行する。したがって、ハードウェアによりレンダリングを行っている最中に、そのハードウェアの動作を停止させる割り込み処理がなされても、ハードウェアの動作の再開を待つことなく、そのレンダリングを可及的に早く終了させることができる。
【選択図】図12

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関し、特に、レンダリングを行うために用いて好適なものである。
近年、デジタル複合機に代表される画像処理装置(画像形成装置)では、白黒印刷からカラー印刷へのシフトが進んでいる。カラー印刷になることにより、画像処理装置で処理する情報量が増大する。また、印刷スピードの高速化への要求が増大し、画像処理装置における処理の高速化が望まれている。このような中で、ホストコンピュータから画像処理装置に入力されるプリントジョブについては、以下のような手法により処理の高速化を行うことが一般的に知られている。
入力されたページ記述言語(PDL)データを解釈してラスタイメージを作成するシステムでは、PDLデータを解釈した上で中間言語であるディスプレイリスト(DL)を作成し、DLをラスタイメージに変換する(レンダリングを行う)のが一般的である。この一連の処理の中で、レンダリングを行う部分は、非常に処理が重いが比較的ハード化しやすい。このため、レンダリングを行う処理の高速化のためにレンダリング専用ハードウェア(ハードレンダラー)をシステムに実装するのが一般的である。
しかしながら、レンダリング専用ハードウェアは、ハードウェアであるがために、レンダリングの途中でワーク用に使用される各種テーブルのサイズが限定される。このため、レンダリング専用ハードウェアでは、複雑なデータを一度でラスタライズできないといった問題があった。そこで、一度にラスタライズできないPDLデータについては、ハードウェアによるレンダリング処理と共に、ソフトウェアによるレンダリング処理を行い、レンダリング処理が早く終了した方のレンダリング処理の結果を使用する技術がある(特許文献1を参照)。
特開2004−66532号公報
ところで、デジタル複合機のような画像処理装置では、一般的に、コピージョブ等は、プリントジョブよりも優先して処理すべきジョブである。そのため、プリントジョブを処理中(ハードウェアレンダラーが、入力されたPDLデータをレンダリングしている最中)に、画像処理装置にコピージョブが入力されると、ハードウェアレンダラーを一時停止し、コピージョブの処理を優先的に実行する必要がある。しかしながら、従来の技術では、このようにすると、PDLデータのレンダリング処理が一時停止してしまい、最終的にPDLデータの処理がそこで停止してしまうという問題点があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、ハードウェアを用いたレンダリングを行っている最中に、当該ハードウェアの動作を停止させる割り込み処理がなされても、当該レンダリングを可及的に早く終了させるようにすることを目的とする。
本発明の画像形成装置は、ハードウェアを用いてレンダリングを行うハードレンダリング手段と、前記レンダリングに優先するイベントの割り込みを検知する検知手段と、前記ハードレンダリング手段によりレンダリングが行われているときに、前記検知手段により割り込みが検知されると、前記ハードレンダリング手段によりレンダリングを行う動作を停止させる停止手段と、前記ハードレンダリング手段によりレンダリングが行われているときに、前記検知手段により割り込みが検知されると、ソフトウェアを用いて当該レンダリングを行うソフトレンダリング手段とを有することを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、ハードウェアを用いてレンダリングを行うハードレンダリングステップと、前記レンダリングに優先するイベントの割り込みを検知する検知ステップと、前記ハードレンダリングステップによりレンダリングが行われているときに、前記検知ステップにより割り込みが検知されると、前記ハードレンダリングステップによりレンダリングを行う動作を停止させる停止手段と、前記ハードレンダリングステップによりレンダリングが行われているときに、前記検知ステップにより割り込みが検知されると、ソフトウェアを用いて当該レンダリングを行うソフトレンダリングステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、ハードウェアを用いてレンダリングが行われているときに割り込みが検知されると、ハードウェアを用いたレンダリングを停止し、その代わりにソフトウェアを用いたレンダリングを行うようにした。したがって、ハードウェアを用いたレンダリングを行っている最中に、当該ハードウェアの動作を停止させる割り込み処理がなされても、当該レンダリングを可及的に早く終了させることができる。よって、レンダリングを含むジョブのパフォーマンスが低下することを可及的に防止することができる。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
<画像形成システム構成>
図1は、画像形成システムの構成の一例を示す図である。
図1において、ファイアーウォール303には、インターネット304と、LAN40に接続されている装置とが接続され、このファイアーウォール303によりセキュリティー管理等が行われる。機器管理サーバ302は、LAN40に接続されたデジタル複合機10、ホストPC20、21、ファイルサーバ301を管理するサーバである。ファイルサーバ301は、LAN40に接続された各装置のユーザが共有するデータを管理するサーバである。
デジタル複合機10は、画像処理装置(画像形成装置)の一例であり、主に画像の入出力機能を有する。このデジタル複合機10において、操作部180は、ユーザが各種の操作を行うためのものである。本実施形態では、操作部180は、タッチパネルを有する表示部を備えている。スキャナ部140は、操作部180やホストPC20、21からの指示に従って画像を読み取るためのイメージスキャナである。プリンタ部120は、ホストPC20、21やファイルサーバ301から送信されたデータを用紙に印刷するプリンタである。
画像処理コントローラ100は、画像処理を主に行う。情報処理コントローラ200は、情報処理を主に行う。画像処理コントローラ100と情報処理コントローラ200は、ローカル通信線70を介して相互に接続されている。画像処理コントローラ100と情報処理コントローラ200の2つのコントローラで、操作部180やホストPC20、21からの指示に基づいてスキャナ部140、プリンタ部120に対する画像データの入出力の制御を行う。例えば、スキャナ部140が取り込んだ画像データを、画像処理コントローラ100や情報処理コントローラ200の内部のメモリに蓄積したり、ホストPC20、21に出力したり、プリンタ部120で印刷したりする等の制御が行われる。
<デジタル複合機10の外観>
図2は、デジタル複合機10の外観構成の一例を示す図である。
画像入力デバイスであるスキャナ部140は、ランプにより光が照射された原稿画像をCCDラインセンサで読み取り、電気信号に変換することで画像データとして処理を行う。ユーザは、原稿用紙をドキュメントフィーダ160にセットし、操作部180から読み取り起動指示を行う。そうすると、ドキュメントフィーダ160は原稿用紙を1枚ずつフィードする。その後、原稿用紙はスキャナ部140に送られ、前述したようにして原稿画像の読み取り動作が行われる。
画像出力デバイスであるプリンタ部120は、画像データを用紙上の画像に変換する部分である。プリンタ部120は、感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式のものであっても、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字する方式のものであっても構わず、プリンタ部120のプリント方式は、特に限定されるものではない。プリント動作は、デジタル複合機10の内部の画像処理コントローラ100からの指示によって開始する。プリンタ部120は、異なる用紙サイズ又は異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット121、122、123、124を有する。また、画像形成された用紙は排紙トレイ130上に排出される。
<デジタル複合機の構成:画像処理コントローラ>
図3は、デジタル複合機10の画像処理コントローラ100の構成の一例を示す図である。
画像処理コントローラ100は、画像入力デバイスであるスキャナ部140や画像出力デバイスであるプリンタ部120に接続して画像処理を行う。また、画像処理コントローラ100は、公衆回線(WAN)50等に接続して画像の入出力を行う。
CPU1100は、画像処理コントローラ100全体を制御するコントローラである。ROM1110は、ブートROMであり、画像処理コントローラ100のブートプログラムを格納している。RAM1120は、CPU1100が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時的に記憶するための画像メモリでもある。
ローカルI/F1130は、画像処理コントローラ100が情報処理コントローラ200と通信するための高速通信I/Fである。そのため、情報処理コントローラ200も、同様のローカルI/F2130を持っている(図4を参照)。ローカルI/F1130、2130は、ローカル通信線70を介して相互に接続されている。ローカルI/F1130は、PCIやPCI_Express等の通信I/Fであってもよい。画像処理コントローラ100と情報処理コントローラ200との間では、画像やコマンド等、様々なデータが転送される。モデム1140は、公衆回線50に接続し、データの入出力を行う。その他、本実施形態では、ハードレンダラーフラグ1500、ソフトレンダリング終了フラグ1510を含むデバイスがシステムバス1300に接続されている。ハードレンダラーフラグ1500、ソフトレンダリング終了フラグ1510の実体は、例えばレジスタである。また、ハードレンダラーフラグ1500、ソフトレンダリング終了フラグ1510に相当する機能を、例えばRAM1120が有していてもよい。ハードレンダラーフラグ1500とソフトレンダリング終了フラグ1510は特徴的なものであるので、これらの詳細については後述する。
イメージバスI/F1150は、システムバス1300と、画像データを高速で転送する画像バス1310とを相互に接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
スキャナI/F1200は、スキャナ部140と相互に接続され、スキャナ部140のCPUと通信を行う。また、スキャナI/F1200は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。その他、スキャナI/F1200は、スキャナ部140に接続されたドキュメントフィーダ160に紙が置かれた場合に割り込みを受けること等も可能である。
プリンタI/F1210は、プリンタ部120と相互に接続され、プリンタ部120のCPUと通信を行う。また、プリンタI/F1210は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。画像圧縮部1220は、多値画像データに対してJPEGで圧縮伸張処理を行ったり、2値画像データに対してJBIG、MMR、MHで圧縮伸張処理を行ったりする。画像回転部1230は、画像データの回転を行う。RIP(Raster image processor)1240は、情報処理コントローラ200で生成され、ハードウェアで処理できる中間言語(本実施形態ではDL(ディスプレイ・リスト))を、ラスタライズデータ(ラスタデータ)に展開する。ここで、ラスタライズデータは、例えばビットマップイメージデータである。尚、以下の説明では、RIP1240が、DLデータをラスタライズデータに展開することを、必要に応じてハードレンダリングと称する。以上のデバイスが、画像バス1310に接続されている。
<デジタル複合機の構成:情報処理コントローラ>
図4は、デジタル複合機10の情報処理コントローラ200の構成の一例を示す図である。
情報処理コントローラ200は、主にデジタル複合機10の情報処理を行うコントローラである。この情報処理コントローラ200は、LAN40や操作部180に接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力やユーザからのコマンドに対応する。また、情報処理コントローラ200は、LAN40や図示しないダウンロードI/Fを使用して、ソフトウェアやアプリケーションプログラムのアップグレードを行い、ソフトウェア処理を容易に拡張できるものである。
CPU2100は、情報処理コントローラ200全体を制御するコントローラである。ROM2110は、ブートROMであり、情報処理コントローラ200のブートプログラム等を格納している。RAM2120は、CPU2100が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時的に記憶するための画像メモリでもある。
ローカルI/F1130は、前述したように情報処理コントローラ200が画像処理コントローラ100と通信を行うための高速I/Fである。HDD2140は、ハードディスクドライブであり、システムソフトウェア、画像データ、ソフトウェアカウンタ値等を格納する。ここで、システムソフトウェアは、コピー機能やFAX機能等、様々な機能を実行するソフトウェアである。本実施形態では、このシステムソフトウェアを、必要に応じてbootableと称する。
bootableは、コピー・FAX・SEND・SCAN・操作部(UI)表示等の機能を実現するためのプログラムであり、RAM2120や、画像処理コントローラ100のRAM1120に展開されて動作する。情報処理コントローラ200は、デジタル複合機10で必要なbootableのみを画像処理コントローラ100に送信する。画像処理コントローラ100は、受信したbootableをRAM1120に展開することでbootableの動作を可能とする。
操作部I/F2150は、UIである操作部180とのインターフェース部であり、操作部180に表示する画像データを操作部180に対して出力する。また、操作部180は、デジタル複合機10のユーザが操作部180に対して入力した情報を、CPU1100に伝える役割をする。
LANC2160は、LAN40に接続し、画像データの入出力や機器制御に関わる情報の入出力を行う。また、LANC2160は、LAN40に接続されているホストPC20、21や図示しない出力用画像データ管理装置から、操作部180による入力操作に応じた出力用画像データを受信する。拡張I/F2170は、音声機能等の拡張機能に対するインターフェースである。PDLテーブル2500は、LAN40から受信した"PDLデータを含むPDLジョブ"の処理状況や、DLデータの格納場所等を示すテーブルである。PDLテーブル2500は特徴的なものであるので、その詳細については後述する。
また、本実施形態では、情報処理コントローラ200は、特徴的な機能として、LAN40から受信したPDLデータを、ソフトウェアによりDLデータに変換する機能を備えている。その他、情報処理コントローラ200は、ハードレンダリング用に生成されたDLデータを、ソフトウェアによりラスタライズデータ(例えばビットマップイメージデータ)に展開することも可能である。以下の説明では、DLデータをソフトウェアによりラスタライズデータに展開することを、必要に応じてソフトレンダリングと称する。ソフトレンダリングが有する機能は、画像処理コントローラ100のRIP1240で実行されるハードレンダリングが有する機能と同じである。
<ハードレンダラーフラグ1500>
図3に示したハードレンダラーフラグ1500は、RIP1240がハードレンダリングしている状態の場合にONとなり、それ以外の場合にOFFとなるフラグである。例えば、ハードレンダラーフラグ1500は、画像処理コントローラ100のRIP1240がDLデータをハードレンダリングしているときにONとなる。また、コピージョブ等の優先度の高い割り込みジョブを画像処理コントローラ100が受信し、RIP1240によるハードレンダリングが一時的に停止している場合でも、ハードレンダリング処理を終了させているわけではない。したがって、本実施形態では、このような場合でもハードレンダラーフラグ1500をONのままにしている。
<ソフトレンダリング終了フラグ1510>
図3に示したソフトレンダリング終了フラグ1510は、ソフトレンダリングが終了したか否かを示すフラグである。ソフトレンダリングが終了すると、情報処理コントローラ200により、ソフトレンダリング終了フラグ1510はONに設定される。そして、画像処理コントローラ100により、ソフトレンダリング終了フラグ1510がOFFに設定される。
<PDLテーブル>
図5は、PDLテーブル2500の内容の一例を詳細に示す図である。前述したように、PDLテーブル2500は、情報処理コントローラ200が受信したPDLデータの処理状況と、DLデータの格納場所とを示すテーブルである。このPDLテーブル2500は、情報処理コントローラ200がPDLデータを受信した場合に、RAM2120又はHDD2140に作成される。図5では、情報処理コントローラ200が受信したPDLジョブが4ページある場合を例に挙げて示している。
図5において、Pageの項目は、情報処理コントローラ200が受信したPDLデータのページを示す。DL生成済フラグの項目は、情報処理コントローラ200が受信したPDLデータからDLデータを生成済か否かを示すフラグの状態を示す。DL格納場所の項目は、情報処理コントローラ200で生成したDLデータの格納場所を示す。DLデータは、主に、HDD2140に格納されるが、RAM2120に格納されるようにしてもよい。レンダリング処理済フラグの項目は、レンダリング処理により、DLデータからラスタライズデータが生成された否かを示す。また、レンダリング処理済フラグの項目には、ハードレンダリング及びソフトレンダリングの何れによってレンダリング処理が実行されたのかを示す情報を含まれる。
図5(a)は、初期状態のPDLテーブル2500の一例を示す図である。すなわち、図5(a)に示すPDLテーブル2500は、PDLデータを受信することによって作成された直後の状態を示す。図5(a)に示すPDLテーブル2500では、全てのページでDLデータが生成されていない。よって、DL格納場所もまだ決まっていない。また、図5(a)に示すPDLテーブル2500では、レンダリングもされていないので、レンダリング処理済フラグが全て未となっている。
図5(b)は、Page1からPage3のDLデータは生成済みであるが、Page4のみがまだDLデータを生成できていない状態におけるPDLテーブル2500の一例を示す図である。Page1からPage3のDLデータは生成済みなので、図5(b)に示すPDLテーブル2500には、生成済みのDLデータの格納場所がDL格納場所に夫々示されている。また、図5(b)に示すPDLテーブル2500では、Page1でのみハードレンダリングによりレンダリング処理が終了していることを示している。
図5(c)は、全てのページのレンダリング処理が終了している状態におけるPDLテーブル2500の一例を示す図である。すなわち、図5(c)に示すPDLテーブル2500は、情報処理コントローラ200が受信した"PDLデータを含むジョブ"の処理が終了した状態を示す。このようにしてレンダリング処理済フラグが全て済になると、情報処理コントローラ200から、該当するDLデータが全て削除される。
また、PDLテーブル2500は、該当する全てのPDLデータがレンダリングされ、全て印刷が終了すると削除される。
<優先割り込み検知テーブル>
図6は、優先割り込み検知テーブルの内容の一例を示す図である。優先割り込み検知テーブルは、画像処理コントローラ100が優先して処理すべき割り込み処理を、画像処理コントローラ100や情報処理コントローラ200が決定するためのテーブルである。
図6に示すような優先割り込み検知テーブルは、画像処理コントローラ100の不揮発性のROM1110に格納されていてもよいし、情報処理コントローラ200のHDD2140に格納されていてもよい。この優先割り込み検知テーブルの内容は、一意に決定されていてもよいし、操作部180やLAN40経由でユーザにより任意に設定されてもよい。図6に示す例では、コピージョブを最も優先して処理し、次にSENDジョブを、その次にPDLジョブを、更にその次にFAXジョブを優先して処理するという優先順位を示している。尚、優先割り込み検知テーブルにより示される優先順位は、フィーダに紙が置かれたこと等、ジョブに限るものではない。
<画像処理コントローラによる制御フローチャート>
図7は、画像処理コントローラ100における処理の一例を説明するフローチャートである。
ステップS101において、画像処理コントローラ100は、情報処理コントローラ200よりDLデータを受信する。
次に、ステップS102において、画像処理コントローラ100は、ハードレンダリングを実行できるか否かを判定する。この判定の結果、コピージョブ等、優先して処理すべきジョブがあれば、ハードレンダリングを開始できるまで待つ。
ハードレンダリングを開始できる状態になると、ステップS103に進む。ステップS103に進むと、画像処理コントローラ100は、RIP1240のレジスタ設定や、メモリの確保等、ハードレンダリングに必要な設定を行う。そして、最後に、画像処理コントローラ100は、ハードレンダラーフラグ1500をONに設定する。
次に、ステップS104において、画像処理コントローラ100は、RIP1240を使用してハードレンダリングを開始する。
以上のように本実施形態では、例えば、ステップS104の処理を行うことによりハードレンダリング手段の一例が実現される。
次に、ステップS105において、画像処理コントローラ100は、ソフトレンダリング終了フラグ1510がONに設定されているか否かを判定する。この判定の結果、ソフトレンダリング終了フラグ1510がONに設定されている場合には、後述するステップS112に進む。
一方、ソフトレンダリング終了フラグ1510がONに設定されていない場合には、ステップS106に進む。ステップS106に進むと、画像処理コントローラ100は、優先割り込み検知テーブルの内容に基づいて、ハードレンダリングの実行を一時的に停止する必要のある割り込みを検知したか否かを判定する。この判定の結果、ハードレンダリングの実行を一時的に停止する必要のある割り込みを検知した場合には、後述するステップS109に進む。
以上のように本実施形態では、例えば、ステップS106の処理を行うことにより検知手段の一例が実現される。
一方、ハードレンダリングの実行を一時的に停止する必要のある割り込みを検知していない場合には、ステップS107に進む。ステップS107に進むと、画像処理コントローラ100は、ステップS104で開始したハードレンダリングが終了したか否かを判定する。この判定の結果、ハードレンダリングが終了していない場合には、前述したステップS105に戻る。
一方、ハードレンダリングが終了した場合には、ステップS108に進む。ステップS108に進むと、画像処理コントローラ100は、ハードレンダリング終了コマンドを情報処理コントローラ200に発行する。ここで、ハードレンダリングが終了したので、画像処理コントローラ100は、ハードレンダラーフラグ1500をOFFに設定する。ハードレンダリングの結果はRAM1120に展開されている。図示しない印刷ジョブを管理するタスクにより、画像処理コントローラ100は、情報処理コントローラ200と通信し、通信した結果に基づいて、ハードレンダリングの結果を処理する。例えば、画像処理コントローラ100は、ハードレンダリングの結果をプリンタ部120に出力したり、必要に応じて一度情報処理コントローラ200に転送したりする。そして、図7のフローチャートによる処理を終了する。
前述したステップS106において、ハードレンダリングの実行を一時的に停止する必要のある割り込みを検知したと判定された場合には、ステップS109に進む。例えば、図6に示した優先割り込み検知テーブルを使用した場合には、例えば、ハードレンダリングを実行している最中に、コピージョブやSENDジョブが画像処理コントローラ100に入力された場合に、ステップS109に進む。
ステップS109に進むと、画像処理コントローラ100は、ハードレンダリングの実行を一時的に停止する。
以上のように本実施形態では、例えば、ステップS109の処理を行うことにより停止手段の一例が実現される。
次に、ステップS110において、画像処理コントローラ100は、優先割り込み検知コマンドを情報処理コントローラ200に発行する。この優先割り込み検知コマンドは、情報処理コントローラ200においてソフトレンダリングを開始させるためのコマンドである。
次に、ステップS111において、画像処理コントローラ100は、割り込みによってハードレンダリングよりも優先して実行する必要のある処理が終了するまで待つ。そして、ハードレンダリングよりも優先して実行する必要のある処理が終了すると、ステップS104に戻り、ハードレンダリングを再開する。
このように本実施形態では、例えば、ステップS111からステップS104に戻ってハードレンダリングを再開することにより、再開手段の一例が実現される。また、例えば、画像処理コントローラ100等が、ハードレンダリングよりも優先して実行する必要のある処理を実行することにより、実行手段の一例が実現される。
また、前述したステップS105において、ソフトレンダリング終了フラグ1510がONに設定されていると判定されると、ステップS112に進む。ステップS112に進むと、画像処理コントローラ100は、ハードレンダラーを初期化し、ハードレンダラーフラグ1500をOFFに設定する。ここで、ハードレンダラーの初期化とは、例えば、RIP1240のレジスタ・モジュールのクリアと、メモリ上にあるレンダリングデータ(DLデータと展開中のラスタライズデータ)のクリアである。そして、図7のフローチャートによる処理を終了する。
以上のように本実施形態では、例えば、ステップS112の処理を行うことにより削除手段の一例が実現される。
<情報処理コントローラによるDL生成時の制御フローチャート>
図8は、DLデータを生成する際の情報処理コントローラ200における処理の一例を説明するフローチャートである。
ステップS201において、情報処理コントローラ200は、LAN40を介して外部装置からPDLデータを受信する。情報処理コントローラ200は、PDLデータを受信すると、そのPDLデータ用のPDLテーブル2500を生成する。
次に、ステップS202において、情報処理コントローラ200は、ステップS201で受信したPDLデータをDLデータに変換する。情報処理コントローラ200は、生成したDLデータを、RAM2120又はHDD2140に格納する。DLデータは、そのページ数が多い場合には、HDD2140に格納されるのが一般的である。ただし、生成したDLデータを十分に保存できるメモリエリアがある場合には、そのメモリエリアを有するRAM2120等のメモリにDLデータを格納してもよい。
情報処理コントローラ200は、DLデータを生成すると、PDLテーブル2500を参照し、そのDLデータが示すページにおけるDL生成済フラグを済にすると共に、DL格納場所に、DLデータを格納した領域を示すデータを格納する。ステップS201で受信したPDLデータを全て処理するまで、ステップS202の処理が繰り返し実行される。
このようにすることによって、ハードレンダリングが再開される前に、ハードレンダリングの代替となるソフトレンダリングが終了した場合でも、DLデータを生成していないPDLデータがあれば、そのPDLデータからDLデータを逐次生成することができる。また、ハードレンダリングが再開される前に、ハードレンダリングの代替となるソフトレンダリングが終了した場合に、ステップS201で新たなPDLデータを受信していると、そのPDLデータからDLデータを生成することもできる。
<情報処理コントローラによるDL生成後の制御フローチャート>
図9は、DLデータを作成した後の情報処理コントローラ200における処理の一例を説明するフローチャートである。
ステップS301において、情報処理コントローラ200は、図8のステップS202で生成したDLデータを、画像処理コントローラ100に転送する。このとき、情報処理コントローラ200は、PDLテーブル2500のDL生成済フラグが済であり、レンダリング処理済フラグが未のDLデータを画像処理コントローラ100に転送する。
ここで、情報処理コントローラ200は、図8のステップS202で1ページ分のDLデータが作成される度に、当該DLデータを転送してもよいし、PDLデータに基づく全ページのDLデータが作成される度に、当該DLデータを転送してもよい。また、情報処理コントローラ200は、この他のタイミングでDLデータを転送してもよい。
次に、ステップS302において、情報処理コントローラ200は、画像処理コントローラ100から優先割り込み検知コマンドを受信したか否かを判定する(図7のステップS110を参照)。この判定の結果、優先割り込み検知コマンドを受信した場合には、後述するステップS306に進む。
一方、優先割り込み検知コマンドを受信していなければ、ステップS303に進む。ステップS303に進むと、情報処理コントローラ200は、画像処理コントローラ100からハードレンダリング終了コマンドを受信したか否かを判定する(図7のステップS108を参照)。
この判定の結果、画像処理コントローラ100からハードレンダリング終了コマンドを受信していない場合には、ステップS302に戻る。一方、画像処理コントローラ100からハードレンダリング終了コマンドを受信した場合には、ステップS304に進む。ステップS304に進むと、次ページのDLデータがあるか否かを判定する。ここで、次ページのDLデータがあるか否かについては、PDLテーブル2500のDL生成済フラグが済であり、且つ、レンダリング処理済フラグが未のページがあるか否かによって判定する。
この判定の結果、DL生成済フラグが済であり、レンダリング処理済フラグが未のページがある場合、つまり、次ページのDLデータがある場合には、ステップS301に戻る。一方、DL生成済フラグが済であり、レンダリング処理済フラグが未のページがない場合、つまり、次ページのDLデータがない場合には、ステップS305に進む。ステップS305に進むと、情報処理コントローラ200は、レンダリングを行ったPDLデータに関するデータ(PDLテーブル2500とDLデータ)を全て削除する。そして、図9のフローチャートによる処理を終了する。
前述したステップS302において、優先割り込み検知コマンドを受信した場合には、ステップS306に進む。ステップS306に進むと、情報処理コントローラ200は、ステップS301で転送したDLデータのソフトレンダリングを開始する。ソフトレンダリングの対象となるDLデータは、PDLテーブル2500のDL生成済フラグが済であり、且つ、レンダリング処理済スラグが未であるページのDLデータであって、最も小さいページ(Page)のDLデータである。そして、情報処理コントローラ200は、ソフトレンダリング開始コマンドを画像処理コントローラ100に発行する。このソフトレンダリング開始コマンドを受信した画像処理コントローラ100は、ソフトレンダリング終了フラグ1510がONに設定されている場合にはOFFに設定する。尚、ソフトレンダリング終了フラグ1510をOFFに設定するタイミングは、このタイミングに限定されない。例えば、後述する図9のステップS312で、ソフトレンダリング終了フラグ1510をOFFに設定するための処理を行うようにしてもよい。
以上のように本実施形態では、例えば、ステップS306の処理を行うことによりソフトレンダリング手段の一例が実現される。
また、前述したように、ハードレンダリングが再開される前に、ハードレンダリングの代替となるソフトレンダリングが終了した場合でも、DLデータを生成していないPDLデータがあれば、そのPDLデータからDLデータを逐次生成するようにしている。したがって、このような場合、ステップS306において、情報処理コントローラ200は、ソフトレンダリングを行っていないDLデータに対してソフトレンダリングを逐次行うことができる。
次に、ステップS307において、情報処理コントローラ200は、ハードレンダラーフラグ1500がOFFか否かを判定する。この判定の結果、ハードレンダラーフラグ1500がOFFである場合には、後述するステップS312に進む。
一方、ハードレンダラーフラグ1500がOFFでない場合(ONである場合)には、ステップS308に進む。ステップS308に進むと、情報処理コントローラ200は、ハードレンダリング終了コマンドを画像処理コントローラ100から受信したか否かを判定する(図7のステップS108を参照)。この判定の結果、ハードレンダリング終了コマンドを画像処理コントローラ100から受信した場合には、後述するステップS312に進む。
一方、ハードレンダリング終了コマンドを画像処理コントローラ100から受信していない場合には、ステップS309に進む。ステップS309に進むと、情報処理コントローラ200は、ステップS306で開始したソフトレンダリングが終了したか否かを判定する。この判定の結果、ソフトレンダリングが終了していない場合には、ステップS307に戻る。
一方、ソフトレンダリングが終了した場合には、ステップS310に進む。ステップS310に進むと、情報処理コントローラ200は、ソフトレンダリング終了コマンドを画像処理コントローラ100に発行する。このソフトレンダリング終了コマンドを受信した画像処理コントローラ100は、ソフトレンダリング終了フラグ1510をONに設定する。
ソフトレンダリングによりラスタライズされた画像データは、必要に応じてJBIG等で圧縮され、画像処理コントローラ100で印刷できる状態になるまでRAM2120又はHDD2140に格納される。情報処理コントローラ200は、図示しない印刷ジョブを管理するタスクにより、画像処理コントローラ100と通信し、通信した結果に基づいて、格納された画像データを、印刷できるタイミングで画像処理コントローラ100に転送する。
次に、ステップS311において、情報処理コントローラ200は、次ページのDLデータがあるか否かを判定する。この判定は、例えばステップS304と同様にして行うことができる。この判定の結果、次ページのDLデータがある場合には、ステップS306に戻る。
一方、次ページのDLデータがない場合には、ステップS312に進む。また、前述したように、ハードレンダラーフラグがOFFに設定されている場合(ステップS307)、ハードレンダリング終了コマンドを受信した場合(ステップS308)にも、ステップS312に進む。ステップS312に進むと、情報処理コントローラ200は、ソフトレンダラーのクリアを行う。そして、ステップS304に進む。ここで、ソフトレンダラーのクリアとは、ソフトレンダリング用に確保したRAM2120のWorkエリアの開放や、ソフトレンダリング用に必要な設定のクリア等の処理を行うことである。このステップS312の処理は、現在処理中のソフトレンダリング処理を中断することを示す。
尚、ステップS307において、ハードレンダラーフラグがOFFに設定されていると判定されてステップS312に進む場合は、ステップS311において、次のページのDLデータがあると判定された場合である。すなわち、ハードレンダリングが可能である状態で、次ページ以降のDLデータをソフトレンダリングしている最中に、ステップS307からステップS312に進む。
以上のように本実施形態では、例えば、ステップS312の処理を行うことにより削除手段の一例が実現される。
<第1の動作例:PDLデータが1ページで、ハードレンダリングのみが実行された場合>
図10は、本実施形態の第1の動作例を説明するタイミングチャートである。第1の動作例では、まず、情報処理コントローラ200が1ページのPDLデータを受信する。そして、画像処理コントローラ100でハードレンダリングのみが実行される。尚、図10では、図の上から下に向けて時間が進むものとする。また、図11は、第1の動作例における、PDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の内容の一例を示す図である。
図10において、まず、タイミングT101で、情報処理コントローラ200は、PDLデータを受信する。このとき、図11(a)に示すようなPDLテーブル2500が生成される。
次に、タイミングT102で、情報処理コントローラ200は、DLデータを作成し、画像処理コントローラ100に、生成したDLデータを転送する。
次に、タイミングT103で、画像処理コントローラ100は、DLデータを受信し、ハードレンダリングを開始する。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図11(b)に示す状態である。
次に、タイミングT104で、画像処理コントローラ100は、ハードレンダリングの終了を検知し、ハードレンダリング終了コマンドを情報処理コントローラ200に発行する。
次に、タイミングT105で、画像処理コントローラ100は、ハードレンダリングにより生成したラスターデータを印刷する。
次に、タイミングT106で、情報処理コントローラ200は、ハードレンダリング終了コマンドを受信する。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図11(c)に示す状態である。
第1の動作例ではPDLデータは1ページであり、次ページのDLデータがないので、タイミングT107で、情報処理コントローラ200は、生成したDLデータを削除する。
<第2の動作例:PDLが1ページで、ハードレンダリング中に優先割り込みが発生した場合1>
図12は、本実施形態の第2の動作例を説明するタイミングチャートである。第2の動作例では、まず、情報処理コントローラ200が1ページのPDLデータを受信する。そして、画像処理コントローラ100でハードレンダリングを実行している最中に優先割り込みが発生し、情報処理コントローラ200でソフトレンダリングを実行する。そして、ソフトレンダリングの方がハードレンダリングよりも早く終了する。また、図12でも、図の上から下に向けて時間が進むものとする。また、図13は、第2の動作例における、PDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の内容の一例を示す図である。
図12において、まず、タイミングT201で、情報処理コントローラ200は、PDLデータを受信する。このとき、図13(a)に示すようなPDLテーブル2500が生成される。
次に、タイミングT202で、情報処理コントローラ200は、DLデータを作成し、画像処理コントローラ100に、生成したDLデータを転送する。
次に、タイミングT203で、画像処理コントローラ100は、DLデータを受信し、ハードレンダリングを開始する。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図13(b)に示す状態である。
次に、タイミングT204で、画像処理コントローラ100は、優先割り込みとしてコピージョブの割り込みを受信する。そして、画像処理コントローラ100は、ハードレンダリングを一時停止し、情報処理コントローラ200に優先ジョブ検知コマンドを発行する。
次に、タイミングT205で、情報処理コントローラ200は、ソフトレンダリングを開始する。
次に、タイミングT206で、情報処理コントローラ200は、ソフトレンダリングの終了を検知し、ソフトレンダリング終了コマンドを画像処理コントローラ100に発行する。
第2の動作例ではPDLデータは1ページであり、次ページのDLデータがないので、タイミングT207で、情報処理コントローラ200は、生成したDLデータを削除する。
また、タイミングT208で、画像処理コントローラ100は、ソフトレンダリング終了コマンドを受信し、ソフトレンダリング終了フラグをONに設定する。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図13(c)に示す状態から図13(d)に示す状態に遷移する。
次に、タイミングT209で、画像処理コントローラ100は、コピージョブの処理の終了を検知し、そのことを情報処理コントローラ200に伝える。
次に、ソフトレンダリング終了フラグがONに設定されているので、タイミングT210で、画像処理コントローラ100は、ハードレンダラーの初期化を行う。本実施形態では、例えば、このタイミングT210における処理を実行することにより、削除手段の一例が実現される。
また、タイミングT211で、情報処理コントローラ200は、ソフトレンダリングにより生成したラスタライズデータを画像処理コントローラ100に転送する。情報処理コントローラ200は、画像処理コントローラ100と通信し、通信した結果に基づいて、印刷できるタイミングを判断し、そのタイミングで、ソフトレンダリングにより生成したラスタライズデータを画像処理コントローラ100に転送する。
次に、タイミングT212で、画像処理コントローラ100は、情報処理コントローラ200からラスタライズデータを受信し、ハードレンダリングで生成したラスタライズデータと受信したラスタライズデータとに基づいて、PDLデータの印刷を実行する。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図13(e)に示す状態である。本実施形態では、例えば、このタイミングT212における処理を実行することにより、形成手段の一例が実現される。
<第3の動作例:PDLが1ページで、ハードレンダリング中に優先割り込みが発生した場合2>
図14は、本実施形態の第3の動作例を説明するタイミングチャートである。第3の動作例では、まず、情報処理コントローラ200が1ページのPDLデータを受信する。そして、画像処理コントローラ100でハードレンダリングしている最中に優先割り込みが発生し、情報処理コントローラ200でソフトレンダリングを実行する。そして、ハードレンダリングの方がソフトレンダリングよりも早く終了する。尚、図14でも、図の上から下に向けて時間が進むものとする。また、図15は、第3の動作例における、PDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の内容の一例を示す図である。
図14において、まず、タイミングT301で、情報処理コントローラ200は、PDLデータを受信する。このとき、図15(a)に示すようなPDLテーブル2500が生成される。
次に、タイミングT302で、情報処理コントローラ200は、DLデータを作成し、画像処理コントローラ100に生成したDLデータを転送する。
次に、タイミングT303で、画像処理コントローラ100は、DLデータを受信し、ハードレンダリングを開始する。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510は、図15(b)に示す状態である。
次に、タイミングT304で、画像処理コントローラ100は、優先割り込みとしてコピージョブの割り込みを受信する。そして、画像処理コントローラ100は、ハードレンダリングを一時停止し、情報処理コントローラ200に優先ジョブ検知コマンドを発行する。
次に、タイミングT305で、情報処理コントローラ200は、ソフトレンダリングを開始する。
また、タイミングT306で、画像処理コントローラ100は、コピージョブの終了を検知し、ハードレンダリングを再開する。
次に、タイミングT307で、画像処理コントローラ100は、ハードレンダリングの終了を検知し、ハードレンダリング終了コマンドを情報処理コントローラ200に発行する。
次に、タイミングT308で、画像処理コントローラ100は、ハードレンダリングで生成したラスタライズデータに基づいて、PDLデータの印刷を実行する。本実施形態では、例えば、このタイミングT308における処理を実行することにより、形成手段の一例が実現される。
また、タイミングT309で、情報処理コントローラ200は、ハードレンダリング終了コマンドを受信し、ソフトレンダラーのクリアを行う。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図15(c)に示す状態である。本実施形態では、例えば、このタイミングT309における処理を実行することにより、削除手段の一例が実現される。
第3の動作例ではPDLデータは1ページであり、次ページのDLデータがないので、タイミングT310で、情報処理コントローラ200は、生成したDLデータを削除する。
<第4の動作例:PDLが2ページで、ハードレンダリング中に優先割り込みが発生し、2ページともソフトレンダリング処理を行った場合>
図16は、本実施形態の第4の動作例を説明するタイミングチャートである。第4の動作例では、まず、情報処理コントローラ200が2ページのPDLデータを受信する。そして、画像処理コントローラ100でハードレンダリングしている最中に優先割り込みが発生し、情報処理コントローラ200で2ページともソフトレンダリングを実行する。尚、図16でも、図の上から下に向けて時間が進むものとする。また、図17は、第4の動作例における、PDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の内容の一例を示す図である。
図16において、まず、タイミングT401で、情報処理コントローラ200は、PDLデータを受信する。このとき、図17(a)に示すようなPDLテーブル2500が生成される。
次に、タイミングT402で、情報処理コントローラ200は、DLデータを作成し、画像処理コントローラ100に、生成したDLデータを転送する。
次に、タイミングT403で、画像処理コントローラ100は、DLデータを受信し、ハードレンダリングを開始する。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図17(b)に示す状態である。
次に、タイミングT404で、画像処理コントローラ100は、優先割り込みとしてコピージョブの割り込みを受信する。そして、画像処理コントローラ100は、ハードレンダリングを一時停止し、情報処理コントローラ200に優先ジョブ検知コマンドを発行する。
次に、タイミングT405で、情報処理コントローラ200は、ソフトウェアレンダリングを開始する。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図17(c)に示す状態である。
次に、タイミングT406で、情報処理コントローラ200は、ソフトレンダリングの終了を検知し、ソフトレンダリング終了コマンドを画像処理コントローラ100に発行する。
次に、タイミングT407で、画像処理コントローラ100は、ソフトレンダリング終了コマンドを受信し、ソフトレンダリング終了フラグ1510をONに設定する。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図17(d)に示す状態である。
また、第4の動作例では、次ページ(2ページ目)のDLデータがあるので、タイミングT408で、情報処理コントローラ200は、2ページ目のDLデータのソフトレンダリングを開始する。
次に、タイミングT409で、情報処理コントローラ200は、ソフトレンダリングの終了を検知し、ソフトレンダリング終了コマンドを画像処理コントローラ100に発行する。
そして、次ページのDLデータがなくなったので、タイミングT410で、情報処理コントローラ200は、生成したDLデータを削除する。
また、タイミングT411では、ソフトレンダリング終了フラグはONの状態のままである。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図17(e)に示す状態である。
次に、タイミングT412で、画像処理コントローラ100は、コピージョブの処理の終了を検知し、そのことを情報処理コントローラ200に伝える。
また、ソフトレンダリングフラグがONに設定されているので、タイミングT413で、画像処理コントローラ100は、ハードレンダラーの初期化を行う。そして、画像処理コントローラ100は、ハードレンダラーフラグ1500をOFFに設定する。本実施形態では、例えば、このタイミングT413における処理を実行することにより、削除手段の一例が実現される。
次に、タイミングT414で、情報処理コントローラ200は、ソフトレンダリングにより生成したラスタライズデータを画像処理コントローラ100に転送する。情報処理コントローラ200は、画像処理コントローラ100と通信し、通信した結果に基づいて、印刷できるタイミングを判断し、そのタイミングで、ソフトレンダリングにより生成したラスタライズデータを画像処理コントローラ100に転送する。第4の動作例では、ソフトレンダリング処理により生成されたラスタライズデータが2ページあるので、2ページ分のラスタライズデータを転送する。
次に、タイミングT415で、画像処理コントローラ100は、情報処理コントローラ200からラスタライズデータを受信し、受信したラスタライズデータに基づいて、PDLデータの印刷を実行する。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図17(f)に示す状態である。本実施形態では、例えば、このタイミングT415における処理を実行することにより、形成手段の一例が実現される。
<第5の動作例:PDLが2ページで、ハードレンダリング中に優先割り込みが発生し、2ページ目をソフトレンダリング中にハードレンダリングが使用可能になった場合>
図18は、本実施形態の第5の動作例を説明するタイミングチャートである。第5の動作例では、まず、情報処理コントローラ200が2ページのPDLデータを受信する。そして、画像処理コントローラ100で1ページ目をハードレンダリングしている最中に優先割り込みが発生し、情報処理コントローラ200で1ページ目のソフトレンダリングを実行する。2ページ目も情報処理コントローラ200でソフトレンダリングを実行するが、第5の動作例では、2ページ目をソフトレンダリングしている最中にハードレンダリングが可能になる。時間軸で示す。尚、図18でも、図の上から下に向けて時間が進むものとする。また、図18では、レンダリングしたPDLデータは、全ページ分一度に情報処理コントローラ200のHDD2140に格納され、全ページのレンダリングが完了した時点で、画像処理コントローラ100にラスタライズデータが転送される場合を例に挙げて示す。
図18において、まず、タイミングT501で、情報処理コントローラ200は、PDLデータを受信する。このとき、図19(a)に示すようなPDLテーブル2500が生成される。
次に、タイミングT502で、情報処理コントローラ200は、DLデータを作成し、作成したDLデータのうち、1ページ目のDLデータを画像処理コントローラ100に転送する。
次に、タイミングT503で、画像処理コントローラ100は、1ページ目のDLデータを受信し、ハードレンダリングを開始する。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図19(b)に示す状態である。
次に、タイミングT504で、画像処理コントローラ100は、優先割り込みとしてコピージョブの割り込みを受信する。そして、画像処理コントローラ100は、ハードレンダリングを一時停止し、情報処理コントローラ200に優先ジョブ検知コマンドを発行する。
次に、タイミングT505で、情報処理コントローラ200は、ソフトウェアレンダリングを開始する。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図19(c)に示す状態である。図19(c)に示すPDLテーブル2500から明らかなように、2ページ目のPDLデータもDLデータへの変換は終了している状態である。
次に、タイミングT506で、情報処理コントローラ200は、ソフトレンダリング終了コマンドを画像処理コントローラ100に発行する。
次に、タイミングT507で、画像処理コントローラ100は、ソフトレンダリング終了フラグ1510をONに設定する。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図19(d)に示す状態である。
また、第5の動作例では、次ページ(2ページ目)のDLデータがあるので、タイミングT508で、情報処理コントローラ200は、2ページ目のDLデータのソフトレンダリングを開始する。
また、タイミングT509で、画像処理コントローラ100は、コピージョブを終了する。
次に、ソフトレンダリング終了フラグがONに設定されているので、タイミングT510で、画像処理コントローラ100は、ハードレンダラーの初期化を行う。そして、画像処理コントローラ100は、ハードレンダラーフラグ1500をOFFに設定し、そのことを情報処理コントローラ200に伝える。
次に、タイミングT511で、情報処理コントローラ200は、ハードレンダラーフラグがOFFに設定されていることを検知し、ソフトレンダラーのクリアを行う。ここで、処理中の2ページ目のソフトレンダリングの設定等がクリアされる。このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図19(e)に示す状態である。尚、前述した図9のフローチャートにおいて、ステップS307からステップS312に進むのは、このようにしてソフトレンダラーのクリアを行う場合である。
次に、次ページ(2ページ目)のDLデータがあるので、タイミングT512で、情報処理コントローラ200は、画像処理コントローラ100に2ページ目のDLデータを転送する。
次に、タイミングT513で、画像処理コントローラ100は、2ページ目のDLデータを受信し、ハードレンダリングを開始する。
次に、タイミングT514で、画像処理コントローラ100は、ハードレンダリングの終了を検知し、情報処理コントローラ200にハードレンダリング終了コマンドを発行する。ここで、画像処理コントローラ100の印刷ジョブを管理するタスクは、ジャー度レンダリングにより生成された2ページ目のラスタライズデータを、情報処理コントローラ200に転送する。この2ページ目のラスタライズデータは、必要に応じてJBIG等で圧縮されてから転送される。
次に、タイミングT515で、情報処理コントローラ200は、ハードレンダリング終了コマンドと、2ページ目のラスタライズデータとを受信する。
そして、次ページDLがなくなったので、タイミングT516で、情報処理コントローラ200は、全てのDLデータを削除する。また、情報処理コントローラ200は、この間に、タイミングT515で受信した2ページ目のラスタライズデータをHDD2140等に格納する。
次に、タイミングT517で、情報処理コントローラ200は、HDD2140に格納されたラスタライズデータを画像処理コントローラ100に転送する。
次に、タイミングT518で、画像処理コントローラ100は、ラスタライズデータを受信し、受信したラスタライズデータに基づいて、PDLデータの印刷を実行する。このときに画像処理コントローラ100が受信するラスタライズデータのうち、1ページ目のラスタライズデータは、ソフトレンダリングにより得られたものであり、2ページ目のラスタライズデータは、ハードレンダリングにより得られたものである。また、このときのPDLテーブル2500、ハードレンダラーフラグ1500、及びソフトレンダリング終了フラグ1510の状態は、図19(f)に示す状態である。本実施形態では、例えば、このタイミングT212における処理を実行することにより、形成手段の一例が実現される。
以上のように本実施形態では、画像処理コントローラ100は、ハードウェアによりレンダリングを実行している最中に、レンダリングよりも優先して実行すべきイベント(コピージョブ等)の割り込みが指示されると、ハードウェアの動作を一時的に停止する。そして、情報処理コントローラ200は、ハードウェアで行っていたレンダリングを、ソフトウェアにより実行する。したがって、ハードウェアによりレンダリングを行っている最中に、そのハードウェアの動作を停止させる割り込みがなされても、ハードウェアの動作の再開を待つことなく、そのレンダリングを可及的に早く終了させることができる。よって、例えばPDLデータ(DLデータ)のレンダリングの実行を含むPDLジョブを処理するパフォーマンスの低下を防止することができる。
また、本実施形態では、ソフトウェアによりレンダリングが完了する前に、優先的に実行すべき処理の実行が終了してハードウェアの動作を再開できるようになると、ハードウェアによるレンダリングを実行する。そして、そのハードウェアによるレンダリングの結果を使用して印刷を実行する(すなわち、ソフトウェアによるレンダリングの結果は破棄する)。したがって、レンダリングの高速化が可能なハードウェアによるレンダリングを可及的に有効に実行することができる。
また、本実施形態では、ソフトウェアによりレンダリングが完了した後にハードウェアの動作を再開できるようになると、ソフトウェアによるレンダリングの結果を使用して印刷を実行する。したがって、ソフトウェアによるレンダリングの結果を適切に使用することができる。
また、本実施形態では、ソフトウェアによるレンダリングが一部分(例えば、あるページまで)完了した後にハードウェアの動作を再開できるようになると、当該完了した部分(途中)までは、ソフトウェアによるレンダリングの結果を使用して印刷を実行する。一方、残りの部分については、ハードウェアによるレンダリングを実行し、そのハードウェアによるレンダリングの結果を使用して印刷を実行する。したがって、ハードウェアによるレンダリング及びソフトウェアによるレンダリングの双方の結果を適切に使用することができる。
(本発明の他の実施形態)
前述した本発明の実施形態における画像形成装置を構成する各手段、並びに画像形成方法の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図7〜図9に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接、あるいは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
尚、前述した各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態を示し、画像形成システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、デジタル複合機の外観構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、デジタル複合機の画像処理コントローラの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、デジタル複合機の情報処理コントローラの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、PDLテーブルの内容の一例を詳細に示す図である。 本発明の実施形態を示し、優先割り込み検知テーブルの内容の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、画像処理コントローラにおける処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、DLデータを生成する際の情報処理コントローラにおける処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、DLデータを作成した後の情報処理コントローラにおける処理の一例を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、第1の動作例を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施形態を示し、第1の動作例における、PDLテーブル、ハードレンダラーフラグ、及びソフトレンダリング終了フラグの内容の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、第2の動作例を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施形態を示し、第2の動作例における、PDLテーブル、ハードレンダラーフラグ、及びソフトレンダリング終了フラグの内容の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、第3の動作例を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施形態を示し、第3の動作例における、PDLテーブル、ハードレンダラーフラグ、及びソフトレンダリング終了フラグの内容の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、第4の動作例を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施形態を示し、第4の動作例における、PDLテーブル、ハードレンダラーフラグ、及びソフトレンダリング終了フラグの内容の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、第5の動作例を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施形態を示し、第5の動作例における、PDLテーブル、ハードレンダラーフラグ、及びソフトレンダリング終了フラグの内容の一例を示す図である。
符号の説明
10 デジタル複合機
100 画像処理コントローラ
120 プリンタ部
140 スキャナ部
180 操作部
200 情報処理コントローラ

Claims (8)

  1. ハードウェアを用いてレンダリングを行うハードレンダリング手段と、
    前記レンダリングに優先するイベントの割り込みを検知する検知手段と、
    前記ハードレンダリング手段によりレンダリングが行われているときに、前記検知手段により割り込みが検知されると、前記ハードレンダリング手段によりレンダリングを行う動作を停止させる停止手段と、
    前記ハードレンダリング手段によりレンダリングが行われているときに、前記検知手段により割り込みが検知されると、ソフトウェアを用いて当該レンダリングを行うソフトレンダリング手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検知手段により割り込みが検知されると、前記レンダリングに優先するイベントに基づく処理を実行する実行手段と、
    前記実行手段による処理の実行が完了すると、前記ハードレンダリング手段によりレンダリングを行う動作を再開させる再開手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ハードレンダリング手段によるレンダリングと、前記ソフトレンダリング手段によるレンダリングとのうち、先に完了したレンダリングの結果に基づいて画像を形成する形成手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ハードレンダリング手段によるレンダリングよりも先に、前記ソフトレンダリング手段によるレンダリングが完了すると、前記ハードレンダリング手段により途中までレンダリングされたデータを削除する削除手段を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ソフトレンダリング手段によるレンダリングよりも先に、前記ハードレンダリング手段によるレンダリングが完了すると、前記ソフトレンダリング手段により途中までレンダリングされたデータを削除する削除手段を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  6. 前記ソフトレンダリング手段により前記レンダリングの一部分が終了してから、前記ハードレンダリング手段によりレンダリングを行う動作が再開すると、前記レンダリングの一部分については、前記ソフトレンダリング手段によるレンダリングの結果に基づいて画像を形成し、前記レンダリングの残りの部分の少なくとも一部については、前記動作が再開された前記ハードレンダリング手段によるレンダリングの結果に基づいて画像を形成する形成手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記ソフトレンダリング手段は、前記ハードレンダリング手段によりレンダリングを行う動作が再開する前に、ソフトウェアを用いて当該レンダリングを完了させた場合であって、更にレンダリングするデータがある場合には、ソフトウェアを用いて当該レンダリングを更に行うことを特徴とする請求項2〜6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. ハードウェアを用いてレンダリングを行うハードレンダリングステップと、
    前記レンダリングに優先するイベントの割り込みを検知する検知ステップと、
    前記ハードレンダリングステップによりレンダリングが行われているときに、前記検知ステップにより割り込みが検知されると、前記ハードレンダリングステップによりレンダリングを行う動作を停止させる停止手段と、
    前記ハードレンダリングステップによりレンダリングが行われているときに、前記検知ステップにより割り込みが検知されると、ソフトウェアを用いて当該レンダリングを行うソフトレンダリングステップとを有することを特徴とする画像形成方法。
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