JP2010011243A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、第1筐体と第2筐体とを回転可能に連結する連結部を有すると共に、第1筐体又は第2筐体を回転させない場合には、第2筐体が第1筐体に形成された凹状の収容部に収容配置される電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】携帯電話機1は、凹状の収容部5を有する表示部側筐体3と、収容部5に収容可能な支持部材6と、支持部材6が表示部側筐体3の収容部5に収容される第1状態と、支持部材6の収容部5への収容が解除され、表示部側筐体3又は支持部材6を回転軸Zを中心に回転可能な第2状態と、に遷移可能に表示部側筐体3と支持部材6を連結する連結部7と、を備える。
【選択図】図9
【解決手段】携帯電話機1は、凹状の収容部5を有する表示部側筐体3と、収容部5に収容可能な支持部材6と、支持部材6が表示部側筐体3の収容部5に収容される第1状態と、支持部材6の収容部5への収容が解除され、表示部側筐体3又は支持部材6を回転軸Zを中心に回転可能な第2状態と、に遷移可能に表示部側筐体3と支持部材6を連結する連結部7と、を備える。
【選択図】図9
Description
本発明は、携帯電話機等の電子機器に関する。
近年、電子機器としての携帯電話機において、テレビ視聴機能等が搭載され、いわゆるワンセグテレビ放送が視聴可能な機種が市場に流通されている。
そして、テレビ視聴機能が搭載された携帯電話機において、ユーザに快適なテレビ画像を提供するため、表示部(表示面)が90度回転可能に構成される機種が存在する。
例えば、表示部が備えられる第2ケーシングの背面を回動手段を介して連結部と接合させることで、表示部が備えられた第2ケーシングを回転可能とした携帯電話機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−114670号公報
しかし、特許文献1の携帯電話機において、連結部は第2ケーシングの背面側の面から厚さ方向に突出して配置される。このため、携帯電話機における厚さが厚くなることや、連結部や回動手段が他の物体にひっかかり邪魔になるという問題があった。
本発明は、第1筐体と第2筐体とを回転可能に連結する連結部を有すると共に、第1筐体又は第2筐体を回転させない場合には、第2筐体が第1筐体に形成された凹状の収容部に収容配置される電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、凹状の収容部を有する第1筐体と、前記収容部に収容可能な第2筐体と、前記第2筐体が前記第1筐体の前記収容部に収容される第1状態と、前記第2筐体の前記収容部への収容が解除され、前記第1筐体又は前記第2筐体を前記第1筐体と前記第2筐体とが重なる方向にのびる回転軸を中心に回転可能な第2状態と、に遷移可能に前記第1筐体と前記第2筐体を連結する連結部と、を備える電子機器に関する。
また、前記第1状態において、前記第2筐体は、前記凹状の収容部における内側面により前記回転軸を中心とした回転が規制されることが好ましい。
また、前記連結部は、前記第1筐体と前記第2筐体との前記回転軸方向における長さが可変になるよう構成されることが好ましい。
また、前記連結部は、前記第2状態における前記第1筐体又は前記第2筐体の一方を前記回転軸を中心に前記第1筐体又は前記第2筐体の他方に対して略90度だけ回転させた第3状態へ遷移可能に前記第1筐体と前記第2筐体とを連結することが好ましい。
また、前記連結部は、前記回転軸と略同軸である中空状の第1円筒部材と、前記第1円筒部材の内側に前記第1円筒部材に対して相対的に前記回転軸方向に移動可能であると共に、前記第1円筒部材に対して相対的に前記回転軸を中心に回転移動可能に配置される第2円筒部材と、を備えることが好ましい。
また、前記第1円筒部材又は前記第2円筒部材における一方には、溝部が形成され、前記第1円筒部材又は前記第2円筒部材における他方には、前記溝部に挿通して該溝部に沿って移動可能なピン部材が形成されることが好ましい。
また、前記溝部は、前記第1円筒部材又は前記第2円筒部材に形成された凹状の溝であり、前記ピン部材は、端部に形成され前記溝部における側面に当接可能な爪部を有することが好ましい。
また、前記溝部には、前記側面に連続して形成され前記爪部が係合可能な被係合部が該溝部の深さ方向において複数形成されることが好ましい。
また、前記ピン部材の位置に応じて前記連結部における回転状態を検出可能な検出素子と、を有することが好ましい。
本発明によれば、第1筐体と第2筐体とを回転可能に連結する連結部を有すると共に、第1筐体又は第2筐体を回転させない場合には、第2筐体が第1筐体に形成された凹状の収容部に収容配置される電子機器を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1から図8により、電子機器としての携帯電話機1における基本構造及び基本動作を説明する。
図1は、閉状態である携帯電話機1の正面図である。図2は、図1の携帯電話機1における側面図である。図3は、開状態である携帯電話機1の正面図である。図4は、図3の携帯電話機1における側面図である。図5は、開状態の表示部側筐体3を手前側に引き出した状態における正面図である。図6は、図5の携帯電話機1における側面図である。図7は、手前に引き出された表示部側筐体3を90度回転させた変形状態における正面図である。図8は、図7の携帯電話機1における側面図である。
図1から図8により、電子機器としての携帯電話機1における基本構造及び基本動作を説明する。
図1は、閉状態である携帯電話機1の正面図である。図2は、図1の携帯電話機1における側面図である。図3は、開状態である携帯電話機1の正面図である。図4は、図3の携帯電話機1における側面図である。図5は、開状態の表示部側筐体3を手前側に引き出した状態における正面図である。図6は、図5の携帯電話機1における側面図である。図7は、手前に引き出された表示部側筐体3を90度回転させた変形状態における正面図である。図8は、図7の携帯電話機1における側面図である。
図1から図8に示すように、携帯電話機1は、各状態に変形可能に構成される。具体的には、携帯電話機1は、図1及び図2に示す閉状態と、図3及び図4に示す第1開状態と、図5及び図6に示す第2開状態と、図7及び図8に示す第3開状態と、に変形(遷移)可能に構成される。
ここで、閉状態とは、後述する操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに重なるように配置された状態である。第1開状態とは、閉状態から操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに重ならないように離間させた状態である。第2開状態とは、第2開状態における操作部側筐体2が図5における手前側(図6における左側)に引き出された状態である。第3開状態とは、第2開状態における操作部側筐体2が回転軸Z(図7及び図8参照)を中心に90度回転され、表示部側筐体3が水平方向に長くなるよう配置された状態である。
図1から図8に示すように、電子機器としての携帯電話機1は、操作部側筐体2と、第1筐体としての表示部側筐体3と、第2筐体としての支持部材6と、表示部側筐体3と支持部材6とを連結する連結部7と、を備える。また、携帯電話機1は、支持部材6及び連結部7を介して操作部側筐体2と表示部側筐体3と開閉可能に連結するヒンジ部4を有する。
操作部側筐体2は、各種キーを含んで構成される操作キー群11と、使用者が通話時に発した音声が入力されるマイク12と、を備える。
操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キーと、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キーと、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う操作部材としての決定操作キーとにより構成される。操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や各種モード、あるいは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押圧することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
マイク12は、操作部側筐体2の長手方向におけるヒンジ部4側と反対の外端部側に配置される。つまり、マイク12は、携帯電話機1が開状態において一方の外端部側に配置される。
操作部側筐体2における一方側の側面には、外部機器(例えば、ホスト装置)と通信を行うためのインターフェース(不図示)が配置される。操作部側筐体2の他方側の側面には、所定の機能が割り当てられているサイドキー(不図示)と、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるインターフェース(不図示)とが配置される。インターフェースは、キャップにより覆われている。各インターフェースは、不使用時にはキャップにより覆われる。
表示部側筐体3は、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバ22とを備える。ここで、表示部21は、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とから構成される。
また、表示部側筐体3は、表示部21と反対側に形成される凹状の収容部5を有する。収容部5には、板状の支持部材6が収容配置される。具体的には、図1及び図2に示す閉状態と、図3及び図4に示す第1開状態とにおいて、支持部材6は表示部側筐体3における収容部5に収容配置される。これにより、図2及び図4に示すように、支持部材6が表示部側筐体3部の外縁(外面)に対して平坦状に収容配置される。
また、支持部材6が表示部側筐体3における収容部5に収容配置された状態において、表示部側筐体3における回転軸Zを中心した回転(後述)が規制される。具体的には、支持部材6が収容部5における内側面に当接することで、表示部側筐体3における回転軸Zを中心とする回転が抑制される。
ヒンジ部4は、内部にヒンジ機構(不図示)を有し、支持部材6及び連結部7を介して操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開閉可能に連結する。詳細には、ヒンジ部4は、操作部側筐体2と支持部材6とを開閉可能に連結する。これにより、操作部側筐体2と、支持部材6に連結部7を介して連結される表示部側筐体3とは、ヒンジ部4により開閉可能に連結される。
連結部7は、表示部側筐体3部と支持部材6とを回転軸Zを中心に互いに回転可能に連結すると共に、表示部側筐体3と支持部材6との距離を変更可能に構成される。連結部7は、支持部材6におけるヒンジ部4と反対の端部側に取り付けられる。また、連結部7は、表示部側筐体3の表示部21と反対側の面における中央部分に取り付けられる。連結部7の内部には、配線等が挿通配置される。
連結部7は、図1及び図2における閉状態と、図3及び図4における第1開状態とにおいて、支持部材6が収容部5の側面に当接されることで回転が規制される。
連結部7は、図5及び図6における第2開状態において、表示部側筐体3と支持部材6との間の距離が長くなるように変形する。言い換えると、連結部7を介して支持部材6に連結される表示部側筐体3は、図5における紙面手前側(図6における紙面左側)に繰り出すよう移動する。表示部側筐体3が、図5における紙面手前側(図6における紙面左側)に繰り出すよう移動することで、連結部7は、回転が規制された状態から回転が可能な状態に遷移する。
連結部7は、第2開状態において、回転軸Zを中心に回転する。つまり、第2開状態において、支持部材6に連結部7を介して連結される表示部側筐体3は、回転軸Zを中心に回転可能となる。第2状態における表示部側筐体3を回転軸Zを中心に90度回転させることで、携帯電話機1は、図7及び図8に示す第3開状態になる。
第2開状態における連結部7が回転軸Zを中心に90度回転することで、図7及び図8に示すように、表示部側筐体3は、表示部21が横長になるよう配置される。第3開状態において、操作部側筐体2は、テレビ画像を視聴するのに適した態様で配置される。
また、後述する検出素子としてのスイッチ100等により、連結部7の回転を検出することで、表示部21における画像表示の態様を切り替えることもできる。例えば、検出素子としてのホール素や磁石を利用した検出手段により検出した連結部7の回転状態に応じて、不図示の制御部が表示部21における画像の表示態様を自動的に切り替えるように構成してもよい。
ここで、連結部7における詳細な構造及び動作は、後に詳述する。
ここで、連結部7における詳細な構造及び動作は、後に詳述する。
次いで、操作部側筐体2及び表示部側筐体3の内部構造について説明する。
操作部側筐体2は、フロントケースと、キー構造部と、キー基板と、ケース体と、基準電位パターン層及び携帯電話機用のRF(Radio Frequency)モジュール等の各種電子部品を備える回路基板と、アンテナ部と、バッテリリッドを備えたリアケースと、バッテリとを備える。
操作部側筐体2は、フロントケースと、キー構造部と、キー基板と、ケース体と、基準電位パターン層及び携帯電話機用のRF(Radio Frequency)モジュール等の各種電子部品を備える回路基板と、アンテナ部と、バッテリリッドを備えたリアケースと、バッテリとを備える。
フロントケースとリアケースとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケースとリアケースとの間には、キー構造部と、キー基板と、ケース体と、回路基板と、アンテナ部が挟まれるようにして内蔵される。
フロントケースには、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3の表示部21と対向する内側面に、キー孔が形成される。キー孔それぞれからは、機能設定操作キーを構成する機能設定操作キー部材の押圧面、入力操作キーを構成する入力操作キー部材の押圧面、及び決定操作キーを構成する決定操作キー部材の押圧面が露出される。この露出した機能設定操作キー部材、入力操作キー部材及び決定操作キー部材の押圧面を押し下げるように押圧することで、対応するキースイッチそれぞれに設けられる後述のメタルドーム(椀状形状)の頂点が押圧され、スイッチ端子に接触して電気的に導通する。
キー構造部は、操作部材と、補強部材としてのキーフレームと、シート部材としてのキーシートと、により構成される。
操作部材は、複数のキー操作部材により構成される。具体的には、機能設定操作キー部材と、入力操作キー部材と、決定操作キー部材とにより構成される。操作部材を構成する各操作キー部材それぞれは、後述するキーフレームを挟んでキーシートに接着される。キーシートに接着された各操作キー部材それぞれにおける押圧面は、上述の通り、キー孔それぞれから外部に露出して配置される。
キーフレームは、孔部が複数形成された金属性の板状部材である。キーフレームは、入力操作キー部材の押圧による回路基板等への悪影響を防ぐための補強部材である。また、キーフレームは導電性の部材であり、入力操作キー部材における静電気を逃がすための部材としても機能する。キーフレームに形成される複数の孔部には、後述するキーシートに形成される凸部が嵌合するように配置される。そして、この凸部に入力操作キー部材が接着される。
キーシートは、可撓性を有するシリコンゴム製のシート状部材である。キーシートには、上述の通り、複数の凸部が形成される。複数の凸部は、キーシートにおけるキーフレームが配置される側の面に形成される。この複数の凸部それぞれは、後述するキースイッチに対応する位置に形成される。
キー基板は、キーシート側に配置される複数のキースイッチを有する。複数のキースイッチそれぞれは、各操作部材に対応する位置に配置される。キー基板に配置されるキースイッチは、椀状に湾曲して立体的に形成された金属板のメタルドームを有する構造になっている。メタルドームは、その椀状形状の頂点が押圧されると、キー基板の表面に印刷された電気回路(図示せず)に形成されるスイッチ端子に接触して電気的に導通するように構成される。なお、キー基板は、複数の絶縁層(絶縁フィルム)の間に配線を挟み込んだものである。
キー基板がケース体における平板部に載置されるので、操作部材それぞれが押圧されることによる圧力や撓みは、ケース体の下方に配置される回路基板に伝達されにくい。
ケース体は、薄型の直方体における一の広い面が開口した形状を有する導電性の部材である。ケース体は、平板部における開口側の面に略垂直に形成されるリブを有する。リブは、回路基板に実装される各種電子部品のうち最も高さのある電子部品の高さと同等又はそれよりも十分に高くなるよう形成される。リブは、平板部の周縁及び内側に基準電位部を構成する基準電位パターン層に対応するように形成される。具体的には、ケース体が回路基板に載置された状態で、基準電位パターン層上に配置されるようにリブが形成される。なお、ケース体は、金属により形成するほか、骨格を樹脂により形成し、その表面に導体膜を形成したものでもよい。
ケース体は、リブの底面が基準電位パターン層に当接されることで、該基準電位パターン層と電気的に接続される。ケース体は、基準電位パターン層と電気的に導通して該基準電位パターン層と同じ大きさの電位を有するようになる。つまり、ケース体は、シールドケースとして機能する。ケース体は、シールドケースとして外部からの高周波等のノイズが回路基板に配置される各種電子部品に作用するのを抑制すると共に、RF(Radio Frequency)回路、CPU回路、電源回路等から放出されるノイズを遮蔽して、他の電子部品やアンテナに接続される受信回路等に作用することを抑制する。具体的には、ケース体におけるリブの底面が基準電位パターン層上に配置されることで、後述する各回路はリブにより囲われると共に平板部の一部により覆われる。リブは、各回路における隔壁として機能し、平板部の一部と共に各回路をシールドする。
回路基板には、アンテナが送受信する信号を処理する信号処理部を含む不図示の各種電子部品や回路が配置される。各種電子部品は、所定の組み合わせにより複数の回路ブロックを形成する。例えば、RF(Radio Frequency)回路、電源回路等を含む各種回路ブロックが形成される。
回路基板におけるケース体側の第1面には、上述の各種電子部品のほか、基準電位部を構成する基準電位パターン層が形成される。基準電位パターン層は、上述の各回路ブロックを区画するように形成される。基準電位パターン層は、回路基板の第1面の表面に導電性の部材を所定パターンで印刷することで形成される。
アンテナ部は、基台上に所定形状のアンテナエレメントが配置されることにより構成さる。アンテナ部は、携帯電話機1におけるヒンジ部4側と反対の端部側に配置される。このアンテナ部のアンテナエレメントは、帯状の板金により形成される。また、アンテナ部は、不図示の給電端子を介して回路基板から給電される。これにより、アンテナエレメントは、給電端子を介して回路基板から給電されると共に、回路基板のRFモジュール等と接続される。
表示部側筐体3は、フロントパネルと、フロントケースと、レシーバ22と、表示部21と、表示部21が接続されたプリント基板と、リアケースと、を備える。
表示部側筐体3は、フロントパネルと、フロントケースと、表示部21と、プリント基板と、リアケースと、とがそれぞれが積層的に配置される。具体的には、フロントケースとリアケースとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。
表示部側筐体3は、フロントパネルと、フロントケースと、表示部21と、プリント基板と、リアケースと、とがそれぞれが積層的に配置される。具体的には、フロントケースとリアケースとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。
そして、フロントケースとリアケースとの間には、表示部21が接続されたプリント基板が挟まれるようにして内蔵される。プリント基板には、不図示のアンプと接続されるスピーカが接続される。
続けて、図9から図14により、連結部7における構造及び動作について詳述する。
図9は、連結部7における分解斜視図である。図10は、図9における領域Aの反対側からみた拡大図である。図11は、閉状態又は第1開状態における連結部7の断面図である。図12は、第2開状態における連結部7の断面図である。図13は、第3開状態における連結部7の断面図である。図14は、連結部7における回転を検出する機構の一例を説明する図である。
図9は、連結部7における分解斜視図である。図10は、図9における領域Aの反対側からみた拡大図である。図11は、閉状態又は第1開状態における連結部7の断面図である。図12は、第2開状態における連結部7の断面図である。図13は、第3開状態における連結部7の断面図である。図14は、連結部7における回転を検出する機構の一例を説明する図である。
図9及び図10により、連結部7は、第1円筒部材としての第1カムプレート7aと、第2円筒部材としてのカムリング7bと、第2カムプレート7cと、を備える。
第1カムプレート7aは、不図示のネジ部材により支持部材6に固定される。
第1カムプレート7aは、不図示のネジ部材が挿通されるネジ孔が形成される板状の部分である第1プレート部71と、第1プレート部71の中央部に形成される円筒状の部分である第1円筒部73と、第1円筒部73の側面に形成される略L字状の第1カム溝75と、を備える。
第1カムプレート7aは、不図示のネジ部材が挿通されるネジ孔が形成される板状の部分である第1プレート部71と、第1プレート部71の中央部に形成される円筒状の部分である第1円筒部73と、第1円筒部73の側面に形成される略L字状の第1カム溝75と、を備える。
第1円筒部73は、回転軸Zと略同軸である中空状の部材である。
第1カム溝75は、回転軸Z方向にのびるように形成される第1溝部75aと、回転軸Zを中心にした回転方向にのびるように形成される第2溝部75bとを有する。
第1カム溝75は、回転軸Z方向にのびるように形成される第1溝部75aと、回転軸Zを中心にした回転方向にのびるように形成される第2溝部75bとを有する。
第1円筒部73の内側には、カムリング7bが回転軸Zを中心に回転可能であると共に、回転軸Z方向へ移動可能に配置される。また、第1カム溝75には、カムリング7bに形成される後述の第1カムピン81が挿通される。
カムリング7bは、第2円筒部77と、第2円筒部77の側面に回転軸Z方向に沿って直線状に形成される第2カム溝79と、第2円筒部77の側面における外側に形成される突起状の第1カムピン81とを有する。
カムリング7bは、第1カムプレート7aにおける第1円筒部73の内側に配置される。具体的には、カムリング7bは、第1カムピン81が第1円筒部73における第1カム溝75に挿通して配置される。これにより、第1カムピン81は第1カム溝75に移動方向を案内される。また、カムリング7bの内側には、第2カムプレート7cにおける後述の第3円筒部85が回転軸Zに移動可能に構成される。カムリング7bにおける第2カム溝79には、第2カムプレート7cにおける第3円筒部85に形成される後述の第2カムピン87が挿通される。
ここで、カムリング7b(第2円筒部77)は、第1円筒部73の内側に第1円筒部73に対して相対的に回転軸Z方向に移動可能であると共に、第1円筒部73に対して相対的に回転軸Zを中心に回転移動可能に配置される。
第2カムプレート7cは、表示部側筐体3の収容部5に形成されカム取り付け部5aに収容された状態で不図示のネジ部材により固定される。第2カムプレート7cは、不図示のネジ部材が挿通されるネジ孔が形成される板状の部分である第2プレート部83と、第2プレート部83の中央部に形成される円筒状の部分である第3円筒部85と、第3円筒部85の側面に突起状に形成される第2カムピン87と、を備える。
第2カムプレート7cにおける第3円筒部85は、カムリング7bの内側に配置される。具体的には、第3円筒部85は、第2カムピン87がカムリング7bの第2カム溝79に挿通して配置される。これにより、第2カムピン87は第2カム溝79に移動方向を案内される。
続けて、図11から図13により、連結部7における動作について説明する。
図11に示すように、支持部材6が収容部5に収容された状態において、連結部7は、回転軸Z方向における長さが最も短い(初期長さL1)状態である。この状態において、連結部7は、回転軸Zを中心に回転できない状態である。つまり、カムリング7bの第1カムピン81が略L字状の第1カム溝75における第1溝部75aに挿通した状態であるので、連結部7は、回転軸Zを中心に回転することが規制される。また、支持部材6が収容部5の側面に当接することでも連結部7における回転が規制されている。
図11に示すように、支持部材6が収容部5に収容された状態において、連結部7は、回転軸Z方向における長さが最も短い(初期長さL1)状態である。この状態において、連結部7は、回転軸Zを中心に回転できない状態である。つまり、カムリング7bの第1カムピン81が略L字状の第1カム溝75における第1溝部75aに挿通した状態であるので、連結部7は、回転軸Zを中心に回転することが規制される。また、支持部材6が収容部5の側面に当接することでも連結部7における回転が規制されている。
次いで、図12に示すように、表示部側筐体3が支持部材6から離間するように引き出されることで、連結部7は、矢印F1方向に距離F1だけ回転軸Z方向にのびるように変形する。具体的には、第1カムプレート7aに対して、カムリング7bは、第1カムピン81が第1カム溝75における第1溝部75aに案内されながら矢印F11だけ移動する。また、カムリング7bに対して、第2カムプレート7cは、第2カムピン87が第2カム溝79に案内されながら矢印F12だけ移動する。このようにして、連結部7は、回転軸Z方向に長くなる(初期長さL1→繰り出し長さL2)。
ここで、第1カムピン81は、第1カム溝75における第2溝部75bに案内される位置に移動される。
ここで、第1カムピン81は、第1カム溝75における第2溝部75bに案内される位置に移動される。
続けて、図13に示すように、連結部7は、第1カムプレート7aに対して、カムリング7b及び第2カムプレート7cが矢印F2方向に回転するよう構成される。カムリング7bにおける第1カムピン81が第1カムプレート7aの第2溝部75bに案内され、カムリング7b及び第2カムプレート7cは、矢印F2方向に回転する。このように連結部7が回転することで、表示部側筐体3は、回転軸Zを中心に矢印F2方向に回転する。
ここで、図14に示すように、カムリング7bの回転により移動する第1カムピン81と、第3開状態における第1カムピン81の位置に配置された検出素子としてのスイッチ100とにより、連結部7における回転状態(位置)を検出できるようにしてもよい。
具体的には、第2開状態から第3開状態になることで位置P1から位置P2移動した第1カムピン81により端子100aが押されることで、スイッチ100は、連結部7における回転を検出する。ここで、連結部7における回転状態(位置)の検出は、ホール素子と磁石を利用した検出手段や、静電容量の変化等を利用した検出手段等を適宜利用することができる。
具体的には、第2開状態から第3開状態になることで位置P1から位置P2移動した第1カムピン81により端子100aが押されることで、スイッチ100は、連結部7における回転を検出する。ここで、連結部7における回転状態(位置)の検出は、ホール素子と磁石を利用した検出手段や、静電容量の変化等を利用した検出手段等を適宜利用することができる。
本実施形態によれば、表示部側筐体3と支持部材6とを回転可能に連結する連結部7を有すると共に、表示部側筐体3又は支持部材6を回転させない場合には、支持部材6が表示部側筐体3に形成された凹状の収容部5に収容配置される携帯電話機1を提供することができる。これにより、携帯電話機1は、閉状態又は第1開状態において、表示部側筐体3における表示部21が配置された面とは反対側の面を略平面状にすることができる。また、これにより、携帯電話機1を薄型化することができる。また、これにより、携帯電話機1における(ポケットやカバン等への)収納性が向上する。また、これにより、外見がスマートでデザイン性が向上された携帯電話機1を提供することができる。
また、本実施形態によれば、第3開状態における位置に繰り出さないと回転軸Zを中心に表示部側筐体3が回転しないように構成されるので、表示部側筐体3が不用意に回転することを抑制できる。これにより、表示部側筐体3や支持部材6等の破損等を抑制できる。
また、本実施形態によれば、カム溝やカムピンを形成した円筒部材を組み合わせることで連結部7を構成しているので、簡易な構造により回転と伸縮が可能な連結部7を構成することができる。また、このような構成を採ることで、回転軸Z方向への移動(伸縮)や回転移動がスムーズに行われる連結部7を提供することができる。また、カム溝の形状やサイズを調整することで、許容以上の移動や回転を簡易に規制することができる。また、繰り出し長さL2に対して連結部7の大きさ(長さ)を小さくすることができるので、省スペースな設計が可能となる。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態において、携帯端末装置として携帯電話機1について説明しているが、これに限定されず、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であってもよい。
また、本実施形態においては、カム溝は円筒部の側面の厚さ方向に連通した溝であるが、これに限定されず、例えば、円筒部の側面に形成された凹状の溝であってもよい。
この場合、図15及び図16に示すように、カムピン300の端部には、凹状のカム溝320との係合を維持するための爪部310を形成してもよい。また、カム溝320の側面には、該側面に連続して形成され爪部310が係合可能な被係合部321、322、323が該カム溝320の深さ方向において複数形成されていてもよい。被係合部321、322、323は、カム溝320がのびる方向に連続して形成される。これにより、カムピン300が傾いたり、カムピン300に引き抜かれ側へ力が加えられた場合、爪部310が被係合部321、322、323に係合することで、カムピン300がカム溝320から離間することが抑制される。
この場合、図15及び図16に示すように、カムピン300の端部には、凹状のカム溝320との係合を維持するための爪部310を形成してもよい。また、カム溝320の側面には、該側面に連続して形成され爪部310が係合可能な被係合部321、322、323が該カム溝320の深さ方向において複数形成されていてもよい。被係合部321、322、323は、カム溝320がのびる方向に連続して形成される。これにより、カムピン300が傾いたり、カムピン300に引き抜かれ側へ力が加えられた場合、爪部310が被係合部321、322、323に係合することで、カムピン300がカム溝320から離間することが抑制される。
また、第1カムプレートaに形成される第1カム溝75は略L字状に形成されるが、これに限定されず、第1カム溝75は、第1円筒部73の側面に沿って螺旋状に形成されていてもよい。この場合、連結部7は、繰り出し移動と、回転移動とを同時に行うことができる。
ここで、携帯電話機1が連結部7を伸長させる側に付勢する不図示の付勢部材と、付勢部材からの付勢力による連結部7の伸長を規制する規制部材とを備える場合において、連結部7は、規制部材による規制が解除されることで自動的に伸長しながら回転する。つまり、規制部材による規制を解除することで、携帯電話機1は、表示部側筐体3が繰り出しながら回転して第3状態になる。
また、例えば、表示部側筐体3を支持部材6側に押圧することで規制部材による規制が解除されるように構成した場合、ユーザが表示部側筐体3を支持部材6側に押圧するだけで、携帯電話機1は、表示部側筐体3が繰り出しながら回転して第3状態になる。
また、例えば、表示部側筐体3を支持部材6側に押圧することで規制部材による規制が解除されるように構成した場合、ユーザが表示部側筐体3を支持部材6側に押圧するだけで、携帯電話機1は、表示部側筐体3が繰り出しながら回転して第3状態になる。
1 携帯電話機
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
4 ヒンジ部
5 収容部
6 支持部材
7 連結部
7a 第1カムプレート
7b カムリング
7c 第2カムプレート
Z 回転軸
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
4 ヒンジ部
5 収容部
6 支持部材
7 連結部
7a 第1カムプレート
7b カムリング
7c 第2カムプレート
Z 回転軸
Claims (9)
- 凹状の収容部を有する第1筐体と、
前記収容部に収容可能な第2筐体と、
前記第2筐体が前記第1筐体の前記収容部に収容される第1状態と、前記第2筐体の前記収容部への収容が解除され、前記第1筐体又は前記第2筐体を前記第1筐体と前記第2筐体とが重なる方向にのびる回転軸を中心に回転可能な第2状態と、に遷移可能に前記第1筐体と前記第2筐体を連結する連結部と、を備える
電子機器。 - 前記第1状態において、前記第2筐体は、前記凹状の収容部における内側面により前記回転軸を中心とした回転が規制される
請求項1に記載の電子機器。 - 前記連結部は、前記第1筐体と前記第2筐体との前記回転軸方向における長さが可変になるように構成される
請求項1又は2に記載の電子機器。 - 前記連結部は、前記第2状態における前記第1筐体又は前記第2筐体の一方を前記回転軸を中心に前記第1筐体又は前記第2筐体の他方に対して略90度だけ回転させた第3状態へ遷移可能に前記第1筐体と前記第2筐体とを連結する
請求項1から3のいずれかに記載の電子機器。 - 前記連結部は、
前記回転軸と略同軸である中空状の第1円筒部材と、
前記第1円筒部材の内側に前記第1円筒部材に対して相対的に前記回転軸方向に移動可能であると共に、前記第1円筒部材に対して相対的に前記回転軸を中心に回転移動可能に配置される第2円筒部材と、を備える
請求項1から4に記載の電子機器。 - 前記第1円筒部材又は前記第2円筒部材における一方には、溝部が形成され、
前記第1円筒部材又は前記第2円筒部材における他方には、前記溝部に挿通して該溝部に沿って移動可能なピン部材が形成される
請求項5に記載の電子機器。 - 前記溝部は、前記第1円筒部材又は前記第2円筒部材に形成された凹状の溝であり、
前記ピン部材は、端部に形成され前記溝部における側面に当接可能な爪部を有する
請求項6に記載の電子機器。 - 前記溝部には、前記側面に連続して形成され前記爪部が係合可能な被係合部が該溝部の深さ方向において複数形成される
請求項7に記載の電子機器。 - 前記ピン部材の位置に応じて前記連結部における回転状態を検出可能な検出素子と、を有する
請求項6から8のいずれかに記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008169675A JP2010011243A (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008169675A JP2010011243A (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | 電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010011243A true JP2010011243A (ja) | 2010-01-14 |
Family
ID=41591166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008169675A Pending JP2010011243A (ja) | 2008-06-27 | 2008-06-27 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010011243A (ja) |
-
2008
- 2008-06-27 JP JP2008169675A patent/JP2010011243A/ja active Pending
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