JP2010011191A - 記録装置および記録制御方法、再生装置および再生制御方法、出力装置および出力制御方法、並びにプログラム - Google Patents

記録装置および記録制御方法、再生装置および再生制御方法、出力装置および出力制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツを複数の装置により取り扱う場合であっても、より確実かつ適切にコンテンツの色域圧縮を行うことができるようにする。
【解決手段】記録デバイス101は、画像データを記録媒体である光ディスク110に記録する。このとき、記録デバイス101は、ユーザ指定等に基づいて画像データの色域圧縮を制御する。再生デバイス102は、光ディスク110に記録されている画像データを読み出し、バス123を介して出力デバイス103に供給する。このとき、再生デバイス102は、再生デバイス102および出力デバイス103の能力等に応じて画像データの色域圧縮を制御する。本発明は、例えば、光ディスク記録再生装置に適用することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録装置および記録制御方法、再生装置および再生制御方法、出力装置および出力制御方法、並びにプログラムに関し、特に、コンテンツを複数の装置により取り扱う場合であっても、より確実かつ適切に色域圧縮を行うことができるようにした記録装置および記録制御方法、再生装置および再生制御方法、出力装置および出力制御方法、並びにプログラムに関する。
近年、色の表現領域が異なる様々な種類のデジタル画像デバイスが増加している。特に画像表示デバイスの色域拡大は目覚しく、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイから、プラズマディスプレイやLCD(Liquid Crystal Display)、更には有機ELディスプレイ(OELD(Organic ElectroLuminescence Display))に至る過程において色域は著しく拡大している。また、sRGB(standard RGB)色域外の色を撮像することができるデジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像デバイスも数多く登場しており、撮像された広色域画像データを、広色域ディスプレイをはじめとする様々な色域のデバイスに、色の不一致や高輝度・高彩度色回りを抑制してスムーズに出力する方法が求められている。
デバイス間の色の不一致問題を解決するカラーマッチングの主な方法として、例えば以下の3つの方法が挙げられる。
まず、ICC(International Color Consortium)プロファイルを用いる方法である。ICCプロファイルとは、ICCという機関が定義している画像デバイスの特性を記述したファイルであり、通常、1つの画像ファイルを出力する際には、入力デバイス用ICCプロファイルと出力デバイス用ICCプロファイルの2つのプロファイルを必要とする。入力デバイス用のICCプロファイルは画像ファイルに埋め込まれている場合が多く、その画像を、PC(Personal Computer)を通して他のデバイスに出力する時に、PC上のICCプロファイルをサポートしたアプリケーションが出力デバイスのICCプロファイルを用いて適切に色域マッチングを行って画像を出力する。この方法はPCを用いて画像処理変換をするか、出力デバイス側でICCプロファイルをサポートことが前提となっている。
また、デバイス間の色域差を意識することなく、色を一致させるシステムとしてsRGB空間を用いる方法がある。sRGBとは、IEC(国際電気標準会議)が1998年10月に策定した、色空間の国際標準規格であり、パソコンの機種の違いや、ディスプレイやプリンタなど機器の違いなどの異なる環境間で色の再現性を確保するために定められた色空間で、CRTディスプレイの色域をベースに策定された。例えば、デジタルカメラとパソコン、ディスプレイ、プリンタがすべてsRGBに対応していれば、撮影した画像をディスプレイに表示したり印刷したりするときに、特に何の処理を施すこともなく色の見えを一致させることができる。ICCプロファイルベースのワークフローと比べると、PCを介す必要がなく、格段と処理が簡易となり便利だが、sRGBは他の色空間に比べて表現できる色の範囲が狭く、エメラルドグリーン、濃いシアン、オレンジ、明るい赤や黄色などは表現不可能である。このため、写真やグラフィックデザインを専門的に扱うプロ用途などには不向きである。
さらに、主にデジタルスチルカメラ、プリンタ業界を中心としてExif(Exchangeable image file format)規格を用いて色の一致を図る動きがある。Exifとは画像ファイルを記録するためのフォーマット規格であり、JEITA(社団法人電子情報技術産業協会)が提案・策定し、ファイルシステムの規格であるDCF(Design rule for Camera file system)と併せて、ほとんどのデジタルカメラメーカーはこのフォーマットを使用している。具体的には、画像ファイルのヘッダ情報として色空間を記載できるために、プリンタ側はこのヘッダ情報を読み取る事によって、より適切にプリンタ色域に色変換を行う事が可能となった。特にExif Ver2.21になり、サポート色空間に以前のバージョンでサポートされていたsRGBに加えて、印刷業などの業務分野で標準的に使われているsRGBよりも色域が広いAdobe RGBを利用することができるようになったため、従来sRGBでは表現できなかった印刷可能なエメラルドグリーン・濃いシアンが表現可能となった。Exif規格を用いて印刷を行うワークフローはExif Printと呼ばれている。これはプリンタ側にExifヘッダを読み取る機能が付いていれば実現できるので、PCを介す必要がなく、プリンタにメモリーカードをダイレクトに差し込んで印刷することを可能とした。このExifと同様の規格にPIM(PRINT Image Matching)がある。
しかしながら、例えばICCプロファイルを用いる方法の場合、画像ファイルにICCプロファイルを埋め込む必要があるために、画像ファイルサイズが不要に大きくなってしまう恐れがあった。また、PCアプリまたは出力デバイス側でICCプロファイルを読み取って適切な処理を施すCMM(Color Matching Module)の作成が必須となるが、このCMMが各社独自の思想によって作成されるため、入力・出力デバイスの共通部分の色域の色の一致は保障されても、お互いの色域外の色については考慮されることが少なく、色域外となりやすい高低輝度・高彩度色については、自然クリップによって色回りが発生することが多々ある。
自然クリップとは、外部から供給された画像データの色域外の色が、装置の色域内の色で強制的に表現される現象を示す。例えば、RGBで表わされるある色のR成分のみが、色域のR成分の最大値より大きい場合、その色のR成分は、色域のR成分の最大値で表わされることになる(自然クリップ)。このとき、この自然クリップによって元の色のRGBのバランスが崩れ、色相が変化する。このような色相の変化のことを色回りと称する。つまり、本来の色と異なる色で表現されるので、このような色回りの発生は好ましくない。
また、例えば、sRGBを用いる方法の場合、想定色域が標準的PC用CRTモニタであるために、色域が狭い。sRGBのワークフローではデバイス間で色域圧縮を行う処理が入らないため、sRGB色域外の色については自然クリップが発生し、高低輝度・高彩度色に関しては、色回りが発生する。このため、sRGBを用いると、一般的プリンタで印刷可能な濃いシアン・グリーン系の色、また、近年色域が飛躍的に拡張しているLCDで表示可能な赤なども適切に表現することができない恐れがある。
さらに、PIMやExifを用いる方法の場合、ExifやPIMによって定義される画像ヘッダ情報に対応して、出力デバイスが処理をすることが必須となるので、出力デバイス側の処理負荷が大きくなる恐れがある。また、処理の内容が出力デバイス依存になるので、入力デバイスの意図した色再現性が再現されるかどうかは保障されない恐れもある。
また、これらの方法はすべて、主に静止画像を処理するための方法であり、リアルタイム処理が要求される動画像のカラーマッチングには不向きである。
そこで、デバイスに依存しない実用的な色再現技術を実現するために、デバイス間で適切にカラーマッチングを行う方法が考えられている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
例えば、特許文献1に記載の方法では、2次元平面上において、2直線を用いて入力系の色再現領域を4分割し、それぞれの領域毎に圧縮方向を変化させて色域圧縮が行われる。
また、例えば、特許文献2に記載の方法では、代表的な色である赤(R)、緑(G)、青(B)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(黄)、黒(K)、および白(W)の8点の色度座標のみが授受され、それらの中間色の変換は、代表8色の変換結果に応じて行われる。
このような色域変換のアルゴリズムは、これらの方法以外にも様々に考えられている。
特開平09−098298号公報 特開平07−236069号公報
しかしながら、全てのデバイスに最適な色域は存在しない。例えばデバイスの表示能力に対して色域が狭すぎたり、デバイスのデータ伝送能力または処理能力に対してデータ量が大きすぎたり、処理が複雑になったりする恐れがあった。
したがって、特に、任意の複数の装置で1つのコンテンツを共有するようなシステム、例えば、撮像、記録、再生、および表示(出力)等を互いに異なる装置で行うようなシステムにおいては、システムを構成する装置によって色域を制御しなければならなかった。一般に、撮影デバイスは色域が広く、表示デバイスは色域が狭いので、撮像(画像データ生成)から表示(画像出力)までの間において画像データの色域を圧縮する必要があった。
コンテンツの色域がデバイスの能力に対して狭すぎると、画像データの表現能力を不要に低下させてしまうし、コンテンツの色域がデバイスの能力に対して広すぎると、デバイスの故障の原因となる恐れもあった。
そのため、どのような装置の組み合わせであっても確実かつ適切な色域制御を行うことが求められるが、上述したように、適切な色域はデバイス毎に異なるので、デバイスの構成に合わせて色域の制御方法(色域圧縮方法)を決定しなければならないが、そのような要求を満たすシステムは存在しなかった。
本発明は、このような状況に鑑みて提案されたものであり、コンテンツを複数の装置により取り扱う場合であっても、より確実かつ適切にコンテンツの色域圧縮を行うことができるようにするものである。
本発明の一側面は、ユーザにより指定されるユーザ指定条件に基づいて、コンテンツの色域変換方法を制御する色域変換制御手段と、前記色域変換制御手段の制御に従って前記コンテンツの色域を変換する色域変換手段と、前記色域変換制御手段の制御に従った前記色域変換手段により前記色域が変換された前記コンテンツ、または、前記色域変換制御手段の制御に従った前記色域変換手段により前記色域が変換されなかった前記コンテンツを記録媒体に記録する記録手段とを備える記録装置である。
前記色域変換制御手段は、前記コンテンツの前記色域を前記ユーザにより指定された色域に変換させるように制御することができる。
前記色域変換制御手段は、前記コンテンツの前記色域を前記ユーザにより指定されたファイル形式に対応する色域に変換させるように制御することができる。
本発明の一側面は、また、記録制御方法であって、ユーザにより指定されるユーザ指定条件に基づいて、コンテンツの色域変換方法を決定し、決定された色域変換方法に従って前記コンテンツの色域を変換し、前記色域が変換された前記コンテンツ、または、前記色域が変換されなかった前記コンテンツを記録媒体に記録する制御を行う記録制御方法である。
本発明の一側面は、さらに、記録制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記記録制御方法は、ユーザにより指定されるユーザ指定条件に基づいて、コンテンツの色域変換方法を決定し、決定された色域変換方法に従って前記コンテンツの色域を変換し、前記色域が変換された前記コンテンツ、または、前記色域が変換されなかった前記コンテンツを記録媒体に記録する制御を行うプログラムである。
本発明の他の側面は、記録媒体に記録されているコンテンツを読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出された前記コンテンツの色域の変換状態を確認する変換状態確認手段と、前記変換状態確認手段により、前記コンテンツの前記色域が後段の出力デバイスの色域に変換されていないことが確認された場合、前記出力デバイスに関する情報に基づいて、前記コンテンツの色域変換方法を制御する色域変換制御手段と、前記色域変換制御手段の制御に従って前記コンテンツの前記色域を変換する色域変換手段とを備える再生装置である。
前記色域変換制御手段は、前記出力デバイスの製造元が前記再生装置の製造元と一致するか否かによって、前記コンテンツの色域変換方法を制御することができる。
前記色域変換制御手段は、前記出力デバイスの色域変換アルゴリズムのバージョンが前記再生装置の色域変換アルゴリズムよりも上位であるか否かによって、前記コンテンツの色域変換方法を制御することができる。
本発明の一側面は、また、再生制御方法であって、記録媒体に記録されているコンテンツを読み出す制御を行い、読み出された前記コンテンツの色域の変換状態を確認し、前記コンテンツの前記色域が後段の出力デバイスの色域に変換されていないことが確認された場合、前記出力デバイスに関する情報に基づいて、前記コンテンツの色域変換方法を決定し、決定された色域変換方法に従って前記コンテンツの前記色域を変換する再生制御方法である。
本発明の一側面は、さらに、コンピュータに再生制御方法を実行させるプログラムであって、前記再生制御方法は、記録媒体に記録されているコンテンツを読み出す制御を行い、読み出された前記コンテンツの色域の変換状態を確認し、前記コンテンツの前記色域が後段の出力デバイスの色域に変換されていないことが確認された場合、前記出力デバイスに関する情報に基づいて、前記コンテンツの色域変換方法を決定し、決定された色域変換方法に従って前記コンテンツの前記色域を変換するプログラムである。
本発明のさらに他の側面は、コンテンツの色域の変換状態を確認する変換状態確認手段と、前記変換状態確認手段により、前記コンテンツの前記色域が自身の装置の色域に変換されていないことが確認された場合、前段の再生デバイスに関する情報に基づいて、前記コンテンツの色域変換方法を制御する色域変換制御手段と、前記色域変換制御手段の制御に従って前記コンテンツの前記色域を、前記自身の装置の色域に変換する色域変換手段と、前記自身の装置の色域を有する前記コンテンツを出力する出力手段とを備える出力装置である。
本発明のさらに他の側面は、また、出力制御方法であって、コンテンツの色域の変換状態を確認し、前記コンテンツの前記色域が前記自身の装置の色域に変換されていないことが確認された場合、前段の再生デバイスに関する情報に基づいて、前記コンテンツの色域変換方法を決定し、決定された色域変換方法に従って前記コンテンツの前記色域を、前記自身の装置の色域に変換し、前記自身の装置の色域を有する前記コンテンツの出力を制御する出力制御方法である。
本発明のさらに他の側面は、さらに、コンピュータに出力制御方法を実行させるプログラムであって、前記出力制御方法は、コンテンツの色域の変換状態を確認し、前記コンテンツの前記色域が自身の装置の色域に変換されていないことが確認された場合、前段の再生デバイスに関する情報に基づいて、前記コンテンツの色域変換方法を決定し、決定された色域変換方法に従って前記コンテンツの前記色域を、前記自身の装置の色域に変換し、前記自身の装置の色域を有する前記コンテンツの出力を制御するプログラムである。
本発明の一側面においては、ユーザにより指定されるユーザ指定条件に基づいて、コンテンツの色域変換方法が制御され、コンテンツの色域が変換され、色域が変換されたコンテンツ、または、色域が変換されなかったコンテンツが記録媒体に記録される。
本発明の他の側面においては、記録媒体に記録されているコンテンツが読み出され、読み出されたコンテンツの色域の変換状態が確認され、コンテンツの色域が後段の出力デバイスの色域に変換されていないことが確認された場合、出力デバイスに関する情報に基づいて、コンテンツの色域変換方法が制御され、コンテンツの色域が変換される。
本発明のさらに他の側面においては、コンテンツの色域の変換状態が確認され、コンテンツの色域が自身の装置の色域に変換されていないことが確認された場合、前段の再生デバイスに関する情報に基づいて、コンテンツの色域変換方法が制御され、コンテンツの色域が、自身の装置の色域に変換され、自身の装置の色域を有するコンテンツが出力される。
本発明によれば、コンテンツの色域を圧縮することができる。特に、コンテンツを複数の装置により取り扱う場合であっても、より確実かつ適切にコンテンツの色域圧縮を行うことができる。
図1は、本発明を適用した情報処理システムの主な構成例を示すブロック図である。
図1に示される情報処理システム100は、撮影などによる画像データの生成(またはシステム外部からの画像データの取得)、そのコンテンツとしての画像データの記録媒体への記録、記録媒体からの画像データの読み出し(再生)、並びに、再生された画像データの画像の表示(出力)等の、コンテンツ(画像データ)に関して各種処理を実行するとともに、それらの処理に合わせて、コンテンツとしての画像データの色域の圧縮をより確実かつ適切に行うシステムである。
なお、以下においては、説明の便宜上、色域を圧縮する場合について説明する。もちろん、同様の手法で色域を拡張することもできるがその説明は省略する。つまり、以下に説明する色域圧縮に関する処理は、色域圧縮および色域拡張の両方を含む「色域変換」に関する処理とすることができる。
情報処理システム100は、記録デバイス101、再生デバイス102、および出力デバイス103を有する。
記録デバイス101は、例えば撮像により得られた、若しくはシステム外部より取得した画像データを記録媒体である光ディスク110に記録する。このとき、記録デバイス101は、画像データの色域を圧縮するか否か、する場合はどのように行うか等を制御する。
再生デバイス102は、光ディスク110に記録されている画像データを読み出し、バス123を介して出力デバイス103に供給する。このとき、再生デバイス102は、画像データの色域を圧縮するか否か、する場合は、再生デバイス102または出力デバイス103のいずれで行うか等を制御する。
出力デバイス103は、バス123を介して再生デバイス102より供給された画像データの画像を表示する。このとき、出力デバイス103は、再生デバイス102の制御に従って、色域圧縮を行うか否か等を制御する。
光ディスク110は、書き込み(追記または書き換え)可能な記録媒体である。光ディスク110の例として、例えば、CD-R(Compact Disc - Recordable)、CD-RW(Compact Disc - Rewritable)がある。また、例えば、DVD±R(Digital Versatile Disc ± Recordable)、または、DVD±RW(Digital Versatile Disc ± Rewritable)がある。さらに、例えば、DVD-RAM(Digital Versatile Disc - Random Access Memory)、BD-R(Blu-ray Disc - Recordable)、または、BD-RE(Blu-ray Disc - Rewritable)がある。記録デバイス101や再生デバイス102が対応しているのであれば、これらの規格以外の光ディスク(記録媒体)であってももちろんよい。
図2は、記録デバイス101の詳細な構成例を示すブロック図である。図2に示されるように、記録デバイス101は、撮像部151、ユーザ指定受付部152、色域圧縮制御部153、色域圧縮処理部154、および記録部155を有する。撮像部151は、ユーザ指定受付部152により受け付けられたユーザ指示に基づいて被写体を撮像し、その画像データを生成し、色域圧縮制御部153に供給する。
色域圧縮制御部153は、ユーザの指定に基づいて色域圧縮について最適な方法を選択する。色域圧縮処理部154は、その色域圧縮制御部153の制御に基づいて(選択された方法で)、画像データの色域を圧縮したり、圧縮後の色域を示す色域メタデータを生成したりする。なお、色域圧縮制御部153から記録部155に向かう矢印は、記録デバイス101が色域圧縮処理部154を有していない場合の構成例を示している。
記録部155は、色域圧縮処理部154より供給された画像データ(色域メタデータが生成された場合は、その色域メタデータも)、または、色域圧縮制御部153より供給された画像データをコンテンツとして光ディスク110に記録する。
図3は、再生デバイス102の詳細な構成例を示すブロック図である。図3に示されるように、再生デバイス102は、再生部201、色域圧縮制御部202、色域圧縮処理部203、および通信部204を有する。再生部201は、光ディスク110に記録されたコンテンツ(画像データ(色域メタデータが付加されている場合は色域メタデータも))を読み出し、色域圧縮制御部202の圧縮状況確認部211に供給する。
色域圧縮制御部202は、再生部201により読み出された画像データ(および色域メタデータ)に対して、色域圧縮に関する処理の制御を行う。例えば、色域圧縮制御部202は、読み出された画像データに対して、さらに色域圧縮を行うか否か、行う場合は、この再生デバイス102で行うか、それとも後段の出力デバイス103で行うか等を選択する。色域圧縮制御部202は、圧縮状況確認部211、情報交換部212、および判定部213を有する。圧縮状況確認部211は、光ディスク110より読み出された画像データの色域を参照し、色域が既に圧縮されているのか否か等、色域圧縮の状況について確認を行う。情報交換部212は、通信部204を介して、出力デバイス103と通信し、色域圧縮に関する情報の授受を行う。判定部213は、圧縮状況確認部211および情報交換部212により得られた情報に基づいて、色域圧縮について判定を行う。
色域圧縮処理部203は、色域圧縮制御部202の制御にしたがって色域圧縮を行う。なお、色域圧縮制御部202から通信部204に向かう矢印は、再生デバイス102が色域圧縮処理部203を有していない場合の構成例を示している。
通信部204は、出力デバイス103と通信を行い色域圧縮に関する情報を授受したり、画像データ(および色域メタデータ)を出力デバイス103に供給したりする。
図4は、出力デバイス103の詳細な構成例を示すブロック図である。図4に示されるように、出力デバイス103は、通信部251、情報提供部252、色域圧縮処理部253、および出力部254を有する。通信部251は、再生デバイス102と通信を行い、色域圧縮に関する情報を授受したり、画像データ(および色域メタデータ)を再生デバイス102より取得したりする。
情報提供部252は、通信部251を介して再生デバイス102に色域圧縮に関する情報を提供する。色域圧縮処理部253は、通信部251を介して供給される画像データの色域圧縮を行う。なお、通信部251から出力部254に向かう矢印は、出力デバイス103が色域圧縮処理部253を有していない場合の構成例を示している。
出力部254は、LCDやプラズマディスプレイ等よりなり、画像データの画像を表示(出力)する。
記録デバイス101の色域圧縮制御部153は、画像データを光ディスク110に記録する際に、画像データの色域の圧縮を制御する。図5のフローチャートを参照して、記録時制御処理の流れの例を説明する。
記録時制御処理が開始されると、色域圧縮制御部153は、ステップS101において、記録デバイス101が色域圧縮処理機能、すなわち色域圧縮処理部154を有するか否かを判定し、有すると判定した場合、処理をステップS102に進める。ステップS102において色域圧縮制御部153は、ユーザ指定受付部152により受け付けられたユーザ指定において、情報処理システム100の標準ターゲット色域が指定されたか否かを判定する。標準ターゲット色域は、情報処理システム100において、画像データの最終的な色域であるターゲット色域の標準値として予め定められた色域である。色域圧縮制御部153は、圧縮後の色域として、ユーザによりその標準ターゲット色域が指定されたか否かを判定する。標準ターゲット色域が指定されたと判定した場合、色域圧縮制御部153は、処理をステップS103に進め、色域圧縮処理部154を制御して、標準ターゲット色域により本圧縮を行う。
本圧縮とは、画像データの色域を、画像出力時の色域、すなわち、最終的な色域に圧縮することである。例えば撮影時の画像の色域は十分に大きく無制限と同等である。しかしながら、そのままでは再生デバイス102や出力デバイス103を破壊してしまう恐れがあるので、画像データの色域圧縮が行われる。このとき、出力デバイス103より画像が出力される際の色域に圧縮することを本圧縮と称する。通常の場合、この本圧縮のときのターゲット色域は、標準ターゲット色域である。また、不要に色域を狭くしても無意味であるので、一般的には本圧縮時のターゲット色域が最も狭い色域となる。つまり、情報処理システム100において使用される色域の中で最も狭い色域は、標準ターゲット色域である。
色域圧縮制御部153は、ステップS104において、記録部155を制御して、本圧縮により得られた本圧縮データを、その色域メタデータ(標準ターゲット色域メタデータ)とともに光ディスク110に記録し、記録時制御処理を終了する。
これに対して、ステップS102において、標準ターゲット色域が指定されていないと判定した場合、色域圧縮制御部153は、処理をステップS105に進め、ユーザ指定受付部152において受け付けられたユーザ指定において指定される仮ターゲット色域により仮圧縮を行う。
仮圧縮とは、本圧縮以外の圧縮のことであり、通常の場合、この仮圧縮においては、本圧縮時のターゲット色域よりも広い色域がターゲット色域とされる。例えば図1の記録デバイス101は、出力デバイス103の存在の有無に関係なく画像データを光ディスク110に記録する。つまり、記録デバイス101は、この時点で出力デバイスの色域がどのようなものであるか分からず、ターゲット色域が決められないので本圧縮を行うことができない。しかしながら、撮影時の画像データのままでは、再生デバイス102や出力デバイス103にとって色域が広すぎるので、安全のため(後段において故障が発生しないようにするため)にも、画像データの色域を何らかのターゲット色域に圧縮するのが望ましい。そこで色域圧縮制御部153は、ユーザ指定に基づいて仮のターゲット色域を定め、画像データの色域圧縮を行う。このような圧縮を仮圧縮と称する。
仮圧縮が終了すると、色域圧縮制御部153は、ステップS106において、記録部155を制御して、仮圧縮により得られた仮圧縮データを、その色域メタデータ(仮ターゲット色域メタデータ)とともに光ディスク110に記録し、記録時制御処理を終了する。
なお、ステップS101において、記録デバイス101が色域圧縮処理機能(すなわち、色域圧縮処理部154)を有していないと判定した場合、色域圧縮制御部153は、色域圧縮を行うことができないため、処理をステップS107に進め、記録部155を制御して、色域圧縮していない非圧縮データを、その記録デバイスの色域を示す記録デバイス色域メタデータとともに光ディスク110に記録し、記録時制御処理を終了する。
以上のように、色域圧縮制御部153は、ユーザに指定されたターゲット色域を判定し、色域圧縮処理部154を制御して、画像データをその指定された色域に圧縮することができる。なお、色域圧縮が本圧縮であり、ターゲット色域が標準ターゲット色域であり、かつ、情報処理システム100の全てのデバイスが標準ターゲット色域のことを既知である場合、記録部155が、ステップS104において、本圧縮データのみを光ディスク110に記録するようにすることができる。
なお、図5のフローチャートにおいては、本圧縮を行うかまたは仮圧縮を行うかの選択を、ユーザが指定するターゲット色域により決定するように説明したが、色域圧縮制御部153は、これ以外の条件に基づいてこの選択を行うようにしても良い。例えば、図6のフローチャートに示されるように、ユーザが指定する画像データの保存ファイル形式に基づいて選択するようにしてもよい。
図6のフローチャートは図5のフローチャートに対応し、記録時制御処理の流れの例を示す。色域圧縮制御部153は、図6のステップS122において、ユーザ指定受付部152により受け付けられたユーザ指定において指定される保存ファイル形式がビットマップであるか否かを判定する。
ビットマップの場合、データはRGBで構成されるため、色域は基本的にsRGB(standard RGB)に限定される。sRGBとは、IEC(国際電気標準会議)が1998年10月に策定した、色空間の国際標準規格であり、パソコンの機種の違いや、ディスプレイやプリンタなど機器の違いなどの異なる環境間で色の再現性を確保するために定められた色空間で、CRTディスプレイの色域をベースに策定された。例えば、デジタルカメラとパソコン、ディスプレイ、プリンタがすべてsRGBに対応していれば、撮影した画像をディスプレイに表示したり印刷したりするときに、特に何の処理を施すこともなく色の見えを一致させることができる。ICCプロファイルベースのワークフローと比べると、PCを介す必要がなく、格段と処理が簡易となり便利だが、sRGBは他の色空間に比べて表現できる色の範囲が狭く、エメラルドグリーン、濃いシアン、オレンジ、明るい赤や黄色などは表現不可能である。このため、写真やグラフィックデザインを専門的に扱うプロ用途などには不向きである。
また、ビットマップの場合ヘッダ情報等が無いため画像データの素性が知れないことも多く、どのような色域か補償されない(未知である)。したがって、デバイスの故障などが起きないように安全のため、色域はとりあえず圧縮するのが望ましい。
そこで、色域圧縮制御部153は、保存ファイル形式としてビットマップをユーザに指定された場合、処理をステップS123に進め、色域圧縮処理部154を制御してsRGBにより本圧縮を行い、ステップS124において、記録部155を制御して本圧縮データをsRGB指定メタデータとともに光ディスク110に記録する。
それ以外の処理は、図5の各処理と同様であるので説明は省略する。
以上のように、記録デバイス101は、色域圧縮機能を有している場合、ユーザが指定したターゲット色域や、ユーザが指定した保存ファイル形式、すなわち、ユーザ指定条件に基づいて、画像データの色域を本圧縮するか、若しくは仮圧縮する。その場合、記録デバイス101は、画像データと共に色域メタデータも光ディスク110に記録する。
再生デバイス102の再生部201が光ディスク110から読み出した画像データ(および色域メタデータ)に対して、圧縮状況確認部211は、圧縮の状況について確認する。判定部213は、図7のフローチャートに示されるように再生時判定処理を行い、確認結果に基づいて判定を行う。
つまり、判定部213は、ステップS141において、読み出された画像データ(再生データ)のヘッダ情報、フラグ情報、または色域メタデータ等の各種情報に基づいて、再生データが非圧縮データ、仮圧縮データ、または本圧縮データのいずれであるかを判定し、ステップS142にいて、色域の圧縮状態に応じた再生時制御処理を実行し、再生時判定処理を終了する。
最初に、図8のフローチャートを参照して、再生データが非圧縮データまたは仮圧縮データであると判定された場合、すなわち、出力されるまでに少なくとも後1回色域圧縮が必要な場合、における再生時制御処理の流れの例を説明する。
情報交換部212は、ステップS161において、出力デバイス103との通信を確認し、ステップS162において出力デバイス103との通信が可能か否かを判定する。通信が可能な場合、ステップS163において、判定部213は、再生デバイス102で色域圧縮可能か否か、すなわち、色域圧縮処理部203を有しているか否かを判定する。色域圧縮可能な場合、情報交換部212は、ステップS164において、出力デバイス103に問い合わせ、出力デバイス103の色域圧縮能力を確認し、ステップS165において、出力デバイス103において色域圧縮可能か否かを判定する。
出力デバイス103が色域圧縮不可能な場合、情報交換部212は、出力デバイス103にアクセスし、出力デバイス103の色域情報を取得する。ステップS167において、色域圧縮処理部203は、色域圧縮制御部202に制御され、出力デバイス103の色域情報を用いて本圧縮を行う。ステップS168において、通信部204は、色域圧縮制御部202に制御され、ステップS167の処理において得られた本圧縮データを出力デバイス103に供給する。このとき、通信部204は、必要に応じて標準ターゲット色域を、本圧縮データとともに出力デバイス103に供給する。
また、ステップS165において出力デバイス103で色域圧縮が可能と判定した場合、処理はステップS169に進む。
ステップS169において、情報交換部212は、出力デバイス103と情報を交換し、出力デバイス103の製造元を確認し、ステップS170において、再生デバイス102と出力デバイス103の製造元が一致するか否かを判定する。製造元が一致する場合、再生デバイス102からみて出力デバイス103の色域は既知である。また、圧縮のアルゴリズム等も互いに対応している場合が多い。したがって、出力デバイス103の製造元が再生デバイス102の製造元に一致する場合、非圧縮データや仮圧縮データをそのまま出力デバイス103に渡しても比較的安全である。
そこで、通信部171は、色域圧縮制御部202に制御されて、非圧縮データまたは仮圧縮データを色域メタデータと共に出力デバイス103に供給する。これに対して、再生デバイス102と出力デバイス103の製造元が互いに一致しない場合、画像データをそのまま出力デバイス103に渡すのは危険であるため、再生デバイス102において本圧縮を行うようにし、処理をステップS166に戻し、それ以降の処理を繰り返す。つまり、本圧縮データが出力デバイスに供給される。
また、ステップS163において再生デバイス102において色域圧縮が不可能である場合、判定部213は、ステップS172に処理を進める。情報交換部212は、ステップS172において、出力デバイス103の色域圧縮能力を確認し、判定部213は、その確認結果に基づいて、出力デバイスで色域圧縮可能か否かを判定する。出力デバイス103で色域圧縮可能であれば、処理をステップS171に戻し、出力デバイス103に本圧縮させる。出力デバイス103も色域圧縮できない場合、処理はステップS174に進む。
また、ステップS162において、出力デバイス103との双方向通信ができないと判定した場合、判定部213は、処理をステップS174に進める。ステップS174において、色域圧縮制御部202は、エラー処理を各部に実行させ、再生時制御処理を終了する。つまり、この場合、再生デバイス102および出力デバイス103の両方とも色域圧縮することができないか、若しくは、再生デバイス102と出力デバイス103との間で双方向通信ができない(色域圧縮に必要な情報の交換ができない)ため、画像データの出力が中止される。
このように再生デバイス102は、双方向通信の可否、色域圧縮能力の有無、およびデバイスの製造元等によって再生デバイス102および出力デバイス103における色域圧縮を制御する。この場合、再生デバイス102が主導権を持ち制御を行うので、これに対して出力デバイス103は、図9のフローチャートに示されるように出力時制御処理を実行し、再生デバイス102からの要求に応答する。
つまり、ステップS191において、通信部251は、再生デバイス102との通信を確認し、ステップS192において、双方向通信可能か否かを判定する。双方向通信可能と判定した場合、通信部251は、処理をステップS193に進める。
ステップS193において、情報提供部252は、再生デバイス102より色域圧縮能力を確認されたか否かを判定し、通信部251を介して色域圧縮能力を確認されたと判定した場合、ステップS194において、通信部251を介して、色域圧縮能力を再生デバイス102に通知する。またステップS193において、色域圧縮能力を確認されていないと判定した場合、情報提供部252は、ステップS194の処理を省略する。
ステップS195において、情報提供部252は、再生デバイス102より出力デバイス103の色域情報を要求されたか否かを判定し、要求されたと判定した場合、ステップS196において、通信部251を介して、出力デバイス103の色域を示す色域情報を再生デバイス102に供給する。またステップS195において、色域情報を要求されていないと判定した場合、情報提供部252は、ステップS196の処理を省略する。
ステップS197において、通信部251は、再生デバイス102より本圧縮データを供給されたか否かを判定し、供給されたと判定した場合、ステップS198において、その本圧縮データを取得し、出力部254に供給する。またステップS197において、本圧縮データを供給されていないと判定した場合、通信部251は、ステップS198の処理を省略する。
ステップS199において、情報提供部252は、再生デバイス102より製造元を確認されたか否かを判定し、通信部251を介して製造元を確認されたと判定した場合、ステップS200において、通信部251を介して、製造元(メーカ)を再生デバイス102に通知する。またステップS199において、製造元を確認されていないと判定した場合、情報提供部252は、ステップS200の処理を省略する。
ステップS201において、通信部251は、再生デバイス102より非圧縮データまたは仮圧縮データが、その色域メタデータとともに供給されたか否かを判定し、供給されたと判定した場合、ステップS202において各データを取得し、ステップS203において、出力デバイス自身の色域情報を用いて画像データの本圧縮を行い、本圧縮データを出力部254に供給する。またステップS201において、非圧縮データまたは仮圧縮データを供給されていないと判定した場合、通信部251は、ステップS202およびステップS203の処理を省略する。
ステップS204において、情報提供部252は、出力時制御処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS193に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS204において終了すると判定した場合、処理はステップS205に進む。ステップS205において出力部254は、本圧縮データ(またはその画像)を出力し、出力時制御処理を終了する。また、ステップS192において、双方向通信が不可能であると判定された場合、情報提供部252は、処理をステップS205に進め、本圧縮データを出力させ、出力時制御処理を終了する。
以上のように、各種条件に応じて制御を行うことにより、再生デバイス102および出力デバイス103は、コンテンツを複数の装置により取り扱う場合であっても、より確実かつ適切にコンテンツの色域圧縮を行うことができる。
なお、以上においては、再生デバイス102および出力デバイス103の両方で色域圧縮可能な場合、再生デバイス102および出力デバイス103の製造元に基づいてどちらで色域圧縮を行うかを制御するように説明したが、これに限らず他の条件にしたがって、どちらで色域圧縮を行うかを制御するようにしてもよい。例えば、図10のフローチャートに示されるように、各デバイスが有する色域圧縮アルゴリズムのバージョンの関係に従って制御するようにしてもよい。図10は、図8のフローチャートに対応するフローチャートである。したがって、図10のステップS221乃至ステップS234の各処理は、基本的に、図8のおステップS161乃至ステップS174と同様に実行される。
図10に示されるように、ステップS229において、情報交換部212は、出力デバイス103の色域圧縮アルゴリズムを確認する。ステップS230において、判定部213は、色域圧縮アルゴリズムのバージョンは、出力デバイス103より再生デバイス102の方が上位(新しい)か否かを判定する。判定部213は、再生デバイス102のバージョンの方が上位であると判定した場合、処理をステップS226に戻し、ステップS226乃至ステップS228の各処理をステップS166乃至ステップS168(図8)の場合と同様に実行し、色域圧縮処理部203を制御して画像データの本圧縮を再生デバイス102において行う。
また、ステップS230において、出力デバイス102のバージョンの方が上位であると判定した場合、判定部213は、処理をステップS231に進め、ステップS171(図8)の場合と同様に、非圧縮データまたは仮圧縮データを、その色域メタデータとともに出力デバイス103に供給し、本圧縮処理を出力デバイス103にさせる。
また、これに対する出力時制御処理は、図11のフローチャートのように実行される。図11は、図9のフローチャートに対応するフローチャートである。したがって、図11のステップS251乃至ステップS265の各処理は、基本的に、図8のおステップS191乃至ステップS205と同様に実行される。
ただし、ステップS199およびステップS200の代わりに、図11に示されるように、情報提供部252は、ステップS259およびステップS260を実行する。ステップS259において、情報提供部252は、再生デバイス102より色域圧縮アルゴリズムを確認されたか否かを判定し、確認されたと判定した場合、ステップS260において、通信部251を介して、色域圧縮アルゴリズム情報を再生デバイス102に提供する。ステップS259において、色域圧縮アルゴリズムを確認されていないと判定した場合、情報提供部252は、ステップS260の処理を省略する。
以上のように、再生デバイス102および出力デバイス103は、互いの色域圧縮アルゴリズムのバージョン情報に基づいて、どちらで色域圧縮を行うかを制御することができる。これにより、再生デバイス102および出力デバイス103は、コンテンツを複数の装置により取り扱う場合であっても、より確実かつ適切にコンテンツの色域圧縮を行うことができる。
なお、図7の判定処理により、記録デバイス101において本圧縮が行われたと判定した場合、再生デバイス102および出力デバイス103は、その本圧縮データをそのまま授受する。つまり、図12のフローチャートに示されるように、色域圧縮制御部202は、通信部204を制御して、本圧縮データを出力デバイス103に供給させる。これに対して出力デバイス103も、図13のフローチャートに示されるように、ステップS301において通信部251は、本圧縮データを取得する。また、ステップS302において、出力部254は、その本圧縮データを出力する。
以上のように、記録デバイス101、再生デバイス102、および出力デバイス103は、多様な条件に基づいて色域圧縮の制御を行うので、より確実かつ適切にコンテンツの色域圧縮を行うようにすることができる。
なお、以上においては、再生デバイス102と出力デバイス103における色域圧縮の制御において、再生デバイス102が主導権を持ち制御を行うように説明したが、出力デバイス103が制御の主導権を持つようにしてもよい。その場合、再生デバイス102は、出力デバイス102からの要求に応答する。つまり、上述した再生デバイス102と出力デバイス103の場合と構成や処理内容が互いに入れ替わる。
図14は、この場合の再生デバイス102の構成例を示すブロック図である。図14に示されるように、この場合、再生デバイス102は、色域圧縮処理部202の代わりに情報提供部402を有する。情報提供部402は、図4の情報提供部252と同様であり、相手デバイス(この場合、出力デバイス103)からの要求に基づいて、自身のデバイス(この場合、再生デバイス102)の情報を、通信部(この場合通信部204)を介して相手デバイス(この場合、出力デバイス102)に供給する。
図15は、この場合の出力デバイス103の構成例を示すブロック図である。図15に示されるように、この場合、出力デバイス102は、情報提供部252の代わりに、色域圧縮制御部452を有する。色域圧縮制御部452は、図3の色域圧縮制御部202と同様に、色域圧縮の制御処理を行う。ただし、色域圧縮制御部452は、出力デバイス103側から色域圧縮の制御処理を行う。色域圧縮制御部452は、圧縮状況確認部461、情報交換部462、および判定部463を有する。これらは、それぞれ、圧縮状況確認部211、情報交換部212、および判定部213に対応する。自身のデバイスが再生デバイスであるか出力デバイスであるか以外は、基本的に同様である。
この場合、出力デバイス103が実行する、記録デバイス101において本圧縮が行われなかった場合の出力時制御処理は、図16のフローチャートに示されるように、図8のフローチャートを参照して説明した再生時制御処理と同様に実行される。実行するデバイスが再生デバイス102であるか出力デバイス103であるかの違い以外は、基本的に同様に実行される。つまり、図16のステップS401乃至ステップS414は、図8のステップS1661乃至ステップS174と同様に実行される。
ただし、ステップS405において出力デバイス103では色域圧縮できないと判定した場合、つまり、再生デバイス102でのみ色域圧縮可能であると判定した場合、情報交換部462は、ステップS406において出力デバイス103自身の色域情報を提供し、再生デバイス102に本圧縮を実行させる。そして、ステップS407において通信部251がその本圧縮データを取得すると、ステップS408において、出力部254は、その本圧縮データを出力する。
また、ステップS410において再生デバイス102と出力デバイス103の製造元が一致すると判定した場合、ステップS411において、通信部251が非圧縮データまたは仮圧縮データをその色域メタデータとともに取得し、ステップS412において色域圧縮処理部253が本圧縮を行う。
さらに、ステップS404において再生デバイス102で色域圧縮可能でないと判定された場合、処理はステップS413に進み、判定部463は、出力デバイス103で色域圧縮可能であるか否かを判定する。
また、これに対して再生デバイス102による再生時制御処理は、図17のフローチャートに示されるように実行される。この処理は基本的に出力デバイス103からの要求に応答するものであり、実行するデバイスが出力デバイス103から再生デバイス102に代わったこと意外は、基本的に図9のフローチャートを参照して説明した出力時制御処理と同様に実行される。つまり、ステップS431乃至ステップS442の各処理は、ステップS191乃至ステップS205の各処理と同様に実行される。
ただし、図9の場合のように、出力デバイス103が再生デバイス102の色域を用いることはないので、再生デバイス102は、色域情報を要求されない。また、再生デバイス102は、非圧縮データ、仮圧縮データ、およびそれらの色域メタデータを取得する代わりに、出力デバイス103の要求に応じて供給する(ステップS440およびステップS441)。さらに、再生デバイス102は、出力デバイス103からの要求に基づいて本圧縮を行い、本圧縮データを出力デバイス103に供給する(ステップS437乃至ステップS439)。
もちろん、再生デバイス102が主導権を持つ場合と同様に、製造元の代わりに色域圧縮アルゴリズムのバージョンを判定に利用するようにしてもよい。その場合の出力時制御処理の流れは、図18のフローチャートのようになる。つまり、ステップS469およびステップS470の処理以外、ステップS461乃至ステップS474の各処理は、図16のステップS401乃至ステップS414の各処理と同様に実行される。また、ステップS469およびステップS470は、図10のステップS229およびステップS230と、実行するデバイスが異なる以外、基本的に同様に実行されるのでその説明は省略する。
図19は、図18の出力時制御処理に対応する再生時制御処理の流れの例を説明するフローチャートである。図19に示されるように、この場合の再生時制御処理は、基本的に図17の場合と同様に実行される。つまり、図19のステップS491乃至ステップS502の各処理は、図17のステップS431乃至ステップS442の各処理と同様に実行される。ただし、図19の場合、図17のステップS435およびステップS436の処理の代わりに、ステップS495およびステップS496の各処理が行われる。ステップS495およびステップS496の処理は、図11のステップS259およびステップS260と基本的に同様であるのでその説明は省略する。
以上のように、再生デバイス102と出力デバイス103における色域圧縮の制御において、出力デバイス103が制御の主導権を持つ場合も、記録デバイス101、再生デバイス102、および出力デバイス103は、多様な条件に基づいて色域圧縮の制御を行うので、より確実かつ適切にコンテンツの色域圧縮を行うようにすることができる。
次に、より具体的なシステムの例について説明する。図20に示される情報処理システム500は、ビデオカメラ501で撮影した動画を、テープに記録時にDCI(Digital Cinema Initiative)仕様のデジタルシネマ用色空間に色域圧縮する。その後、ビデオカメラ501とTV502をHDMI(High-Definition Multimedia Interface)により互いに接続してTVの色域情報を入手し、再生時にビデオカメラにて、TVの色域へ色域圧縮して表示する。
この実施例において、ビデオカメラ501は、図1に示される記録デバイス101および再生デバイス102の両方の機能を持つデバイス130に相当し、TV502は出力デバイスに相当する。接続状態としては、図20の様にビデオカメラ501とTV502はHDMI503で接続されていると想定する。
ビデオカメラ501で撮影された動画はxvYCC色空間という輝度・色差信号空間に記録されるものとする。xvYCCとはIEC(国際電気標準会議)にて2006年に制定され、IEC 61966-2-4 Ed1.0として国際標準定義となっている動画記録用色空間である。人間が知覚できる色の95%以上が記録可能であり、民生用ビデオカメラが感知できる色を記録するだけの十分な色域を保持している。この実施例において、記録映像コンテンツが動画、記録デバイス色域情報がxvYCCとなる。
テープ記録時に1回目の色域圧縮が行われる。この圧縮の仮出力デバイス色域は、DCI仕様のデジタルシネマ用色空間(DCI-P3)であり、その色度情報は図21に示すテーブル511やグラフの通りである。DCIとは、ハリウッド7大スタジオがデジタルシネマ仕様決定のために2002年3月に設立した合同会社であり、デジタルシネマ用の映像コンテンツを提供するための業界標準フォーマットを決定している機関である。DCIが発行しているDigital Cinema System Specification Ver.1.1(April 12, 2007)にて、デジタルシネマ映像コンテンツを保存するためのフォーマット、DCDM(Digital Cinema Distribution Master)の定義をしている。DCI-P3は別名DTIM(Digital Theater Interim Master)と呼ばれ、元はアメリカの映画テレビ技術者協会であるSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)が定義したもの。DCIにおいてはこの色域をreference projectorの色域として採用している。DCI-P3の色域をxvYCC空間で表すと、図22に示すようなCuspテーブル521の形に表現できる。このCuspテーブルを仮出力デバイス色域情報として、所定の色域圧縮方法を用いてデジタルシネマ用色空間に色域圧縮を行う。圧縮結果の映像信号はDCDMフォーマットに記録される。DCDMフォーマットの色空間はDCI-P3であると定義できるので、この映像コンテンツはDCI-P3色域メタデータが添付されているのと同等である。圧縮結果である仮出力映像コンテンツはDCDMフォーマットでテープに記録される。
テープに記録された仮出力映像コンテンツが再生される際、ビデオカメラ501はまずHDMI503経由でTV502の色域情報を得る。この場合、接続時のネゴシエーションにおいてEDID(Extended Display Identification Data)を用いた接続情報のやり取りがおこなわれる。この時にEDIDの中にTV502の色域情報である色域Bの情報を書き込んでおけば、ビデオカメラはTV502との接続時にTV502の色域情報を入手可能である。今、TV502の色域をB709とすると、色度情報は図23に示すテーブル531の通りなので、Cuspテーブルを用いると図24のテーブル541の様に表すことができる。図24に示す色相2°間隔のデータが出力デバイス色域メタデータとしてEDIDに書き込まれ、HDMI503経由で通信でビデオカメラに送信される。そして再生時に、2回目の色域圧縮が行われる。図22に示したDCI-P3色域を仮出力デバイス色域、図24に示したTV502の色域を出力デバイスの色域として、所定の色域圧縮方法で圧縮を行う。圧縮結果であるTV色域の最終出力映像コンテンツがHDMI503経由でTV502へ送信される。TV502は、送信された最終出力映像コンテンツをTV502にて表示する。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、例えば、図25に示されるようなパーソナルコンピュータとして構成されるようにしてもよい。
図25において、パーソナルコンピュータ600のCPU601は、ROM602に記憶されているプログラム、または記憶部613からRAM603にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM603にはまた、CPU601が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU601、ROM602、およびRAM603は、バス604を介して相互に接続されている。このバス604にはまた、入出力インタフェース610も接続されている。
入出力インタフェース610には、キーボード、マウスなどよりなる入力部611、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部612、ハードディスクなどより構成される記憶部613、モデムなどより構成される通信部614が接続されている。通信部614は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース610にはまた、必要に応じてドライブ615が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア621が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部613にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、例えば、図25に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc - Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア621により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM602や、記憶部613に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、以上において、1つの装置として説明した構成を分割し、複数の装置として構成するようにしてもよい。逆に、以上において複数の装置として説明した構成をまとめて1つの装置として構成されるようにしてもよい。また、各装置の構成に上述した以外の構成を付加するようにしてももちろんよい。さらに、システム全体としての構成や動作が実質的に同じであれば、ある装置の構成の一部を他の装置の構成に含めるようにしてもよい。つまり、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 記録デバイスの詳細な構成例を示す模式図である。 再生デバイスの詳細な構成例を示す模式図である。 出力デバイスの詳細な構成例を示す模式図である。 記録時制御処理の流れの例を説明するフローチャートである。 記録時制御処理の流れの他の例を説明するフローチャートである。 再生時判定処理の流れの例を説明するフローチャートである。 再生時制御処理の流れの例を説明するフローチャートである。 出力時制御処理の流れの例を説明するフローチャートである。 再生時制御処理の流れの、他の例を説明するフローチャートである。 出力時制御処理の流れの、他の例を説明するフローチャートである。 再生時制御処理の流れの、さらに他の例を説明するフローチャートである。 出力時制御処理の流れの、さらに他の例を説明するフローチャートである。 再生デバイスの他の構成例を示す模式図である。 出力デバイスの他の構成例を示す模式図である。 出力時制御処理の流れの、さらに他の例を説明するフローチャートである。 再生時制御処理の流れの、さらに他の例を説明するフローチャートである。 出力時制御処理の流れの、さらに他の例を説明するフローチャートである。 再生時制御処理の流れの、さらに他の例を説明するフローチャートである。 本発明を適用した情報処理システムの、より具体的な例を示すブロック図である。 DCI-P3のxy色度情報の例を示す模式図である。 Cuspテーブルの例を示す模式図である。 BT709のxy色度情報の例を示す模式図である。 Cuspテーブルの例を示す模式図である。 本発明を適用したパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
100 情報処理システム, 101 記録デバイス, 102 再生デバイス, 103 出力デバイス, 110 光ディスク, 153 ユーザ指定受付部, 153 色域圧縮制御部, 154 色域圧縮処理部, 202 色域圧縮制御部, 203 色域圧縮処理部, 211 圧縮状況確認部, 212 情報交換部, 213 判定部, 252 情報提供部, 253 色域圧縮処理部, 402 情報提供部, 452 色域圧縮制御部, 461 圧縮状況確認部, 462 情報交換部 463 判定部

Claims (13)

  1. ユーザにより指定されるユーザ指定条件に基づいて、コンテンツの色域変換方法を制御する色域変換制御手段と、
    前記色域変換制御手段の制御に従って前記コンテンツの色域を変換する色域変換手段と、
    前記色域変換制御手段の制御に従った前記色域変換手段により前記色域が変換された前記コンテンツ、または、前記色域変換制御手段の制御に従った前記色域変換手段により前記色域が変換されなかった前記コンテンツを記録媒体に記録する記録手段と
    を備える記録装置。
  2. 前記色域変換制御手段は、前記コンテンツの前記色域を前記ユーザにより指定された色域に変換させるように制御する
    請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記色域変換制御手段は、前記コンテンツの前記色域を前記ユーザにより指定されたファイル形式に対応する色域に変換させるように制御する
    請求項1に記載の記録装置。
  4. 記録制御方法であって、
    ユーザにより指定されるユーザ指定条件に基づいて、コンテンツの色域変換方法を決定し、
    決定された色域変換方法に従って前記コンテンツの色域を変換し、
    前記色域が変換された前記コンテンツ、または、前記色域が変換されなかった前記コンテンツを記録媒体に記録する制御を行う
    記録制御方法。
  5. 記録制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記記録制御方法は、
    ユーザにより指定されるユーザ指定条件に基づいて、コンテンツの色域変換方法を決定し、
    決定された色域変換方法に従って前記コンテンツの色域を変換し、
    前記色域が変換された前記コンテンツ、または、前記色域が変換されなかった前記コンテンツを記録媒体に記録する制御を行う
    プログラム。
  6. 記録媒体に記録されているコンテンツを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された前記コンテンツの色域の変換状態を確認する変換状態確認手段と、
    前記変換状態確認手段により、前記コンテンツの前記色域が後段の出力デバイスの色域に変換されていないことが確認された場合、前記出力デバイスに関する情報に基づいて、前記コンテンツの色域変換方法を制御する色域変換制御手段と、
    前記色域変換制御手段の制御に従って前記コンテンツの前記色域を変換する色域変換手段と
    を備える再生装置。
  7. 前記色域変換制御手段は、前記出力デバイスの製造元が前記再生装置の製造元と一致するか否かによって、前記コンテンツの色域変換方法を制御する
    請求項6に記載の再生装置。
  8. 前記色域変換制御手段は、前記出力デバイスの色域変換アルゴリズムのバージョンが前記再生装置の色域変換アルゴリズムよりも上位であるか否かによって、前記コンテンツの色域変換方法を制御する
    請求項6に記載の再生装置。
  9. 再生制御方法であって、
    記録媒体に記録されているコンテンツを読み出す制御を行い、
    読み出された前記コンテンツの色域の変換状態を確認し、
    前記コンテンツの前記色域が後段の出力デバイスの色域に変換されていないことが確認された場合、前記出力デバイスに関する情報に基づいて、前記コンテンツの色域変換方法を決定し、
    決定された色域変換方法に従って前記コンテンツの前記色域を変換する
    再生制御方法。
  10. コンピュータに再生制御方法を実行させるプログラムであって、
    前記再生制御方法は、
    記録媒体に記録されているコンテンツを読み出す制御を行い、
    読み出された前記コンテンツの色域の変換状態を確認し、
    前記コンテンツの前記色域が後段の出力デバイスの色域に変換されていないことが確認された場合、前記出力デバイスに関する情報に基づいて、前記コンテンツの色域変換方法を決定し、
    決定された色域変換方法に従って前記コンテンツの前記色域を変換する
    プログラム。
  11. コンテンツの色域の変換状態を確認する変換状態確認手段と、
    前記変換状態確認手段により、前記コンテンツの前記色域が自身の装置の色域に変換されていないことが確認された場合、前段の再生デバイスに関する情報に基づいて、前記コンテンツの色域変換方法を制御する色域変換制御手段と、
    前記色域変換制御手段の制御に従って前記コンテンツの前記色域を、前記自身の装置の色域に変換する色域変換手段と、
    前記自身の装置の色域を有する前記コンテンツを出力する出力手段と
    を備える出力装置。
  12. 出力制御方法であって、
    コンテンツの色域の変換状態を確認し、
    前記コンテンツの前記色域が前記自身の装置の色域に変換されていないことが確認された場合、前段の再生デバイスに関する情報に基づいて、前記コンテンツの色域変換方法を決定し、
    決定された色域変換方法に従って前記コンテンツの前記色域を、前記自身の装置の色域に変換し、
    前記自身の装置の色域を有する前記コンテンツの出力を制御する
    出力制御方法。
  13. コンピュータに出力制御方法を実行させるプログラムであって、
    前記出力制御方法は、
    コンテンツの色域の変換状態を確認し、
    前記コンテンツの前記色域が自身の装置の色域に変換されていないことが確認された場合、前段の再生デバイスに関する情報に基づいて、前記コンテンツの色域変換方法を決定し、
    決定された色域変換方法に従って前記コンテンツの前記色域を、前記自身の装置の色域に変換し、
    前記自身の装置の色域を有する前記コンテンツの出力を制御する
    プログラム。
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