JP2010010756A - テレビ放送信号増幅装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テレビ放送信号を増幅するテレビ放送信号増幅装置において、テレビ放送がアナログ放送からデジタル放送に移行した際に消費電力を充分低減できるようにする。
【解決手段】切換スイッチ32が、VHF増幅回路8へ電源電圧を供給する側に切り換えられているときには、UHF増幅回路10にも電源電圧をそのまま供給して、アクティブLPF26のカットオフ周波数を770MHzに設定する。一方、切換スイッチ32がVHF増幅回路8への電源供給を遮断する側に切り換えられると、抵抗40によりUHF増幅回路10への供給電流を抑えて、その最大出力レベルを低減すると共に、アクティブLPF26のカットオフ周波数を710MHzに切り換え、更に、VHF帯のテレビ放送信号の入力経路を抵抗58により終端する。
【選択図】図1

Description

本発明は、テレビ放送信号を増幅して端末側に出力するテレビ放送信号増幅装置に関する。
従来、受信アンテナにて受信されたテレビ放送信号を増幅し、伝送線(同軸ケーブル等)を介して端末側に出力するテレビ放送信号増幅装置(所謂ブースタ)として、VHF帯のテレビ放送信号とUHF帯のテレビ放送信号とをそれぞれ増幅する2種類の増幅回路(VHF増幅回路及びUHF増幅回路)を備えたものが知られている。
また、現在、地上波によるテレビ放送は、VHF帯及びUHF帯の電波を利用するアナログ放送と、UHF帯の電波のみを利用するデジタル放送とが存在し、これら各放送でサイマル放送が行われているが、アナログ放送は、2011年に終了し、その後、地上波テレビ放送は、デジタル放送だけになる。
そこで、この種のテレビ放送信号増幅装置においては、VHF増幅回路への電源供給経路を遮断するスイッチを設け、アナログ放送が終了した際には、このスイッチを操作してVHF増幅回路の動作を停止させることで、VHF帯の不要な信号(ノイズ等)が端末側に出力されるのを防止することが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2004−320416号公報
上記提案のテレビ放送信号増幅装置によれば、アナログ放送が終了したときに、VHF増幅回路の動作を停止させることができるので、テレビ放送信号増幅装置全体の消費電力を抑えて、省エネ化を図ることができる。
しかし、上記提案のテレビ放送信号増幅装置では、スイッチが切り換えられても、UHF増幅回路はそのまま動作するので、UHF増幅回路での消費電力は変わらず、電力を無駄に消費してしまうという問題があった。
つまり、デジタル放送は、アナログ放送に比べて電波妨害に強く、テレビ放送信号増幅装置からの出力レベルが、アナログ放送では画質が劣化してしまうレベルであっても、デジタル放送では鮮明な画像が得られることがあるため、放送局からのデジタル放送の電波の送信電力は、アナログ放送に比べて低くなっている。
このため、テレビ放送信号増幅装置において、デジタル放送のテレビ放送信号のみを増幅すればよい場合には、UHF増幅回路の消費電力を低減させて、その最大出力レベル(定格出力)を低下させることができる。
しかし、上記提案のテレビ放送信号増幅装置は、アナログ放送の終了時に、スイッチを介してVHF増幅回路の動作を停止させることができるだけであるので、UHF増幅回路の消費電力を低減させることができず、充分な省エネ化を図ることができなかった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、テレビ放送信号を増幅するテレビ放送信号増幅装置において、テレビ放送がアナログ放送からデジタル放送に移行した際に消費電力を充分低減できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、UHF帯のテレビ放送信号を増幅するUHF増幅回路と、前記UHF増幅回路にUHF帯のテレビ放送信号を入力する第1フィルタ手段とを備えたテレビ放送信号増幅装置において、外部操作若しくは外部から入力される切換指令に従い、前記UHF増幅回路の消費電力を低減して前記UHF帯のテレビ放送信号の最大出力レベルを低下させる出力切換手段を設けたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のテレビ放送信号増幅装置において、前記第1フィルタ手段は、前記UHF帯のテレビ放送信号の通過周波数帯域幅を調整可能に構成されており、前記出力切換手段は、前記UHF増幅回路の消費電力を低減すると同時に、前記第1フィルタ手段のテレビ放送信号の通過周波数帯域幅を狭くすることを特徴とする。
次に、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のテレビ放送信号増幅装置において、VHF帯のテレビ放送信号を増幅するVHF増幅回路と、前記VHF増幅回路にVHF帯のテレビ放送信号を入力する第2フィルタ手段と、前記UHF増幅回路及びVHF増幅回路にて増幅されたテレビ放送信号を混合して端末側に出力する混合手段とを備え、前記出力切換手段は、前記UHF増幅回路の消費電力を低減すると同時に、前記VHF増幅回路への電源供給を遮断して、前記VHF増幅回路の動作を停止させることを特徴とする。
また次に、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のテレビ放送信号増幅装置において、前記出力切換手段は、前記VHF増幅回路への電源供給を遮断すると同時に、前記第2フィルタ手段へのVHF帯のテレビ放送信号の入力経路を、当該入力経路の伝送インピーダンスにて終端することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れかに記載のテレビ放送信号増幅装置において、前記出力切換手段は、外部操作によって電源供給経路を切り換える切換スイッチからなることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れかに記載のテレビ放送信号増幅装置において、前記出力切換手段は、当該テレビ放送信号増幅装置に接続されたテレビ放送信号の伝送線を介して入力される切換指令信号に従い電源供給経路を切り換える制御回路にて構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載のテレビ放送信号増幅装置によれば、外部操作若しくは外部から入力される切換指令に従い、UHF増幅回路の消費電力を低減して、UHF帯のテレビ放送信号の最大出力レベルを低下させる出力切換手段が設けられている。
このため、請求項1に記載のテレビ放送信号増幅装置によれば、例えば、アナログ放送が終了した際、出力切換手段を操作するか、或いは、出力切換手段に切換指令を入力することにより、UHF増幅回路での消費電力を低減させることができる。
なお、UHF増幅回路の消費電力を低減させると、UHF増幅回路からの最大出力レベルが低下するが、上述したように、放送局からのデジタル放送の電波の送信電力は、アナログ放送に比べて低く設定されているため、UHF増幅回路の最大出力レベルの低下量が、放送局からの送信電力の低下量に対応するよう、消費電力の低減量を設定すれば、UHF増幅回路で生じる歪みや端末側で得られる画像が劣化することはない。
次に、請求項2に記載のテレビ放送信号増幅装置においては、出力切換手段が、UHF増幅回路の消費電力を低減すると同時に、第1フィルタ手段のテレビ放送信号の通過周波数帯域幅を狭くする。
これは、UHF帯のアナログ放送では、470MHz〜770MHzの周波数範囲内の電波が使用されるのに対し、デジタル放送では、470MHz〜710MHzの周波数範囲内の電波が使用されるためである。
つまり、請求項2に記載のテレビ放送信号増幅装置においては、アナログ放送が終了した際に、出力切換手段を動作させて、UHF増幅回路の消費電力を低減した際、同時に、第1フィルタ手段のテレビ放送信号の通過周波数帯域幅を狭くすることで、UHF増幅回路が不要信号(周波数が710MHzを超える信号等)を増幅するのを防止し、これによって、UHF増幅回路での消費電力を抑えると共に、不要信号が端末側に出力されるのを防止するのである。
次に、請求項3に記載のテレビ放送信号増幅装置には、VHF増幅回路と、VHF増幅回路にVHF帯のテレビ放送信号を入力する第2フィルタ手段と、UHF増幅回路及びVHF増幅回路にて増幅されたテレビ放送信号を混合して端末側に出力する混合手段とが設けられており、出力切換手段は、UHF増幅回路の消費電力を低減すると同時に、VHF増幅回路への電源供給を遮断して、VHF増幅回路の動作を停止させる。
従って、この請求項3に記載のテレビ放送信号増幅装置によれば、アナログ放送が終了した際に、出力切換手段を動作させることで、VHF増幅回路での消費電力を「0」にして、テレビ放送信号増幅装置全体での消費電力を低減することができる。
また、請求項4に記載のテレビ放送信号増幅装置において、出力切換手段は、VHF増幅回路への電源供給を遮断すると同時に、第2フィルタ手段へのVHF帯のテレビ放送信号の入力経路を、その経路の伝送インピーダンスにて終端する。
このため、UHF増幅回路とVHF増幅回路とが設けられたテレビ放送信号増幅装置において、VHF増幅回路の動作を停止した際、ヘッドエンド側から入力されるVHF帯の不要信号(ノイズ等)が当該増幅装置内を通過して、端末側に出力されるのを防止できる。
なお、本発明(請求項1〜請求項4)のテレビ放送信号増幅装置において、出力切換手段は、請求項5に記載のように、外部操作によって電源供給経路を切り換える切換スイッチにて構成してもよく、或いは、請求項6に記載のように、当該テレビ放送信号増幅装置に接続されたテレビ放送信号の伝送線を介して入力される切換指令信号に従い電源供給経路を切り換える制御回路にて構成してもよい。
そして、出力切換手段を請求項6に記載のように構成すれば、端末側からの遠隔操作によって、UHF増幅回路の消費電力を初めとする各種切換を行うことができるようになり、逆に、出力切換手段を請求項5に記載のように構成すれば、UHF増幅回路の消費電力を初めとする各種切換を遠隔操作で行うことはできないものの、テレビ放送信号増幅装置に切換スイッチを設けるだけでよいため、装置構成を簡単にすることができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された実施形態のテレビ放送信号増幅装置全体の構成を表すブロック図である。
本実施形態のテレビ放送信号増幅装置は、UHF帯及びVHF帯のテレビ放送信号を増幅し、同軸ケーブルを介して端末側に出力するためのもの(ブースタ)であり、VHF帯のテレビ放送信号を入力するためのVHF入力端子2と、UHF帯のテレビ放送信号、若しくはUHF帯及びVHF帯のテレビ放送信号を混合した混合信号を入力するためのUHF入力端子4と、増幅後のテレビ放送信号を出力するための出力端子6と、VHF帯のテレビ放送信号を増幅するVHF増幅回路8と、UHF帯のテレビ放送信号を増幅するUHF増幅回路10と、を備える。
そして、VHF入力端子2に入力されたVHF帯のテレビ放送信号は、直流信号成分を遮断しテレビ放送信号を通過させるコンデンサ11,12を介して、VHF帯のテレビ放送信号のみを選択的に通過させる、カットオフ周波数が例えば222MHzに設定されたローパスフィルタ(LPF)14に入力される。なお、以下の説明において、コンデンサは、全て、直流信号成分を遮断しテレビ放送信号を通過させるためのものである。
また、UHF入力端子4にUHF帯のテレビ放送信号と共に入力されたVHF帯のテレビ放送信号は、LPF14と同様に構成されたLPF22、及び、高周波スイッチ20を介して、LPF14に入力される。
なお、高周波スイッチ20は、UHF入力端子4にUHF帯のテレビ放送信号とVHF帯のテレビ放送信号とを混合入力する際に手動でオン状態に切り換えられる信号入力切換用のスイッチである。また、
そして、LPF14に入力されたVHF帯のテレビ放送信号は、LPF14にて、不要信号成分が除去された後、VHF増幅回路8に入力され、VHF増幅回路8にて所定ゲインで増幅される。
一方、UHF入力端子4に入力されたUHF帯のテレビ放送信号は、UHF帯のテレビ放送信号のみを選択的に通過させる、カットオフ周波数が例えば470MHzのハイパスフィルタ(HPF)24、及び、カットオフ周波数を770MHz及び710MHzの何れかに設定可能なアクティブLPF26を介して、UHF増幅回路10に入力され、UHF増幅回路10にて所定ゲインで増幅される。
そして、各増幅回路8、10にて増幅されたVHF帯及びUHF帯のテレビ放送信号は、LPF16及びHPF28に入力されて、その出力側で混合され、コンデンサ18及び出力端子6を介して、端末側へ出力される。なお、LPF16及びHPF28は、それぞれ、LPF14及びHPF24と同様のカットオフ周波数に設定されている。
次に、出力端子6には、同軸ケーブルを介して端末側から供給される電源電圧(例えば、直流15V)を取り込み、高周波信号の通過を阻止するチョークコイル30の一端が接続されており、このチョークコイル30の他端は、切換スイッチ32に接続されると共に、高周波信号除去用のコンデンサ41を介してグランドに接地されている。
切換スイッチ32は、電源電圧をVHF増幅回路8に供給するか、VHF増幅回路8への供給を遮断するかを切り換えるためのものであり、もう一つの切換スイッチ36と連動して、手動操作により切り換えられる。
そして、この切換スイッチ32が、電源電圧をVHF増幅回路8に供給する側に切り換えられると(図に示す切換位置にあるとき)、切換スイッチ32から、チョークコイル34を介して、VHF増幅回路8へ電源電圧が供給され、VHF増幅回路8が動作する。なお、チョークコイル34からVHF増幅回路8への電源供給ラインは、高周波信号除去用のコンデンサ43を介してグランドに接地されている。
また、切換スイッチ32のチョークコイル34側接点は、抵抗46及びチョークコイル48を介して、アクティブLPF26に接続されている。また、抵抗46とチョークコイル48との接続点には、アクティブLPF26への入力電圧の上限を所定のツェナー電圧以下に制限するためのツェナーダイオード50と、一端がグランドに接地されたコンデンサ52が接続されている。そして、ツェナーダイオード50は、カソードが抵抗46とチョークコイル48との接続点に接続され、アノードはグランドに接地されている。
このため、切換スイッチ32が電源電圧をVHF増幅回路8に供給する側に切り換えられているとき、アクティブLPF26には、ツェナーダイオード50のツェナー電圧で決まる一定のチューニング電圧V1が入力され、アクティブLPF26は、このチューニング電圧V1により、カットオフ周波数が770MHzに設定される。なお、アクティブLPF26の構成については、後述する。
次に、切換スイッチ32と連動して切り換えられる切換スイッチ36は、UHF増幅回路10の電源供給ラインにチョークコイル38を介して接続されており、切換スイッチ32が電源電圧をVHF増幅回路8に供給する側に切り換えられた際には、そのチョークコイル38の他端を、切換スイッチ32のチョークコイル34側接点に接続する位置(図に示す切換位置)に切り換えられる。
また、切換スイッチ36は、切換スイッチ32が電源電圧をVHF増幅回路8に供給する側とは反対側に切り換えられた際には、切換スイッチ32のチョークコイル34側接点とは反対側接点に抵抗40を介して接続される。
このため、VHF増幅回路8の動作時には、UHF増幅回路10に、切換スイッチ32、切換スイッチ36及びチョークコイル38を介して、電源電圧が供給され、VHF増幅回路8の動作停止時には、UHF増幅回路10に、切換スイッチ32、抵抗40、切換スイッチ36及びチョークコイル38を介して、電源電圧が供給されることになる。
従って、VHF増幅回路8の動作停止時にUHF増幅回路10に供給される電流は、抵抗40により制限されることになり、VHF増幅回路8の動作停止時には、UHF増幅回路10の消費電力(延いてはUHF増幅回路10からのテレビ放送信号の最大出力レベル)が、VHF増幅回路8の動作時よりも抑制されることになる。
また、このようにUHF増幅回路10への供給電流を制限する抵抗40の切換スイッチ32側端部は、コンデンサ59を介してグランドに接地されると共に、チョークコイル54を介して、コンデンサ11と12との間のテレビ放送信号(VHF帯)の入力経路に接続されている。
そして、この入力経路には、PINダイオード56のアノードが接続されており、更に、このPINダイオード56のカソードは、この入力経路(換言すればVHF帯のテレビ放送信号を伝送してくる同軸ケーブル)の伝送インピーダンスと略同じ抵抗(例えば75Ω)を有する抵抗58を介して、グランドに接地されている。
このため、PINダイオード56には、VHF増幅回路8の動作停止時に電流が流れ、VHF帯のテレビ放送信号の入力経路が、その伝送インピーダンスを有する抵抗58にて終端されることになる。
次に、図2は、アクティブLPF26の構成及びカットオフ周波数の切換動作を表す説明図である。
図2(a)に示すように、アクティブLPF26は、UHF帯のテレビ放送信号を入出力する入力端子60及び出力端子70を備え、これら各端子60、70間には、入力端子60側から順に、コンデンサ61、コイル62、64、66及びコンデンサ67が設けられている。
また、コイル62と64との間、及び、コイル64と66との間には、それぞれ、コイル62、64、66と共にローパスフィルタを構成するために、一端がグランドに接地された容量可変コンデンサ72、76、及び、一端がグランドに接地されたバリキャップ74、78が接続されている。
また、コイル66と、コンデンサ67との間には、チョークコイル79の一端が接続されており、チョークコイル79の他端は、コンデンサ71を介してグランドに接地されると共に、可変抵抗80の可動接点に接続されている。
なお、可変抵抗80は、一端が接地されており、他端にチューニング電圧を受けて、チューニング電圧を分圧した分圧電圧をバリキャップ74、78に印加するものである。
そして、このアクティブLPF26は、図2(b)に示すように、チューニング電圧が0Vであるときに、容量可変コンデンサ72、76の容量を調整することにより、VHF増幅回路8の動作停止時のカットオフ周波数が710MHzとなるように設定され、チューニング電圧がツェナーダイオード50により設定される所定電圧V1であるとき、可変抵抗80による分圧抵抗を調整することで、VHF増幅回路8の動作停止時のカットオフ周波数が770MHzとなるように設定されている。
以上説明したように、本実施形態のテレビ放送信号増幅装置によれば、切換スイッチ32が、VHF増幅回路8へ電源電圧を供給して、VHF増幅回路8を動作させる側に切り換えられているときには、UHF増幅回路10にも電源電圧がそのまま供給されると共に、アクティブLPF26のカットオフ周波数が770MHzに設定されることから、VHF帯及びUHF帯の各テレビ放送信号をそれぞれ増幅することができる。
これに対し、切換スイッチ32がVHF増幅回路8への電源供給を遮断する側に切り換えられると、単にVHF増幅回路8の増幅動作が停止されるだけでなく、抵抗40によりUHF増幅回路10への供給電流が抑制されて、UHF増幅回路10の最大出力レベルが低減されると共に、アクティブLPF26のカットオフ周波数が710MHzに切り換えられて、UHF増幅回路10へ入力可能なUHF帯のテレビ放送信号の周波数帯域幅が狭くなり、更に、VHF帯のテレビ放送信号の入力経路が抵抗58により終端される。
このため、本実施形態のテレビ放送信号増幅装置によれば、例えば、アナログ放送が終了した際、切換スイッチ32を、VHF増幅回路8への電源供給を遮断する側に切り換えるようにすれば、VHF増幅回路8及びアクティブLPF26での消費電力を「0」にすると共に、UHF増幅回路10での消費電力を低減させて、テレビ放送信号増幅装置での消費電力量を必要最小限に抑えることができる。
また、このように、VHF増幅回路8への電源供給を遮断する側に切り換えた際には、UHF増幅回路10に710MHzを超える不要信号が入力されるのを防止できると共に、VHF帯の不要信号が装置内に入力されるのを防止できることから、これらの不要信号が出力端子6から端末側に伝送されるのを防止し、端末側に出力されるテレビ放送信号の信号品質を向上することができる。
なお、本実施形態において、HPF24及びアクティブLPF26は、本発明の第1フィルタ手段に相当し、LPF14、22は、本発明の第2フィルタ手段に相当し、切換スイッチ32、36及びこれに接続された各素子は、本発明の出力切換手段に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、手動操作される切換スイッチ32、36にて、VHF増幅回路8及びUHF増幅回路10への電源供給等を切り換えるものとして説明したが、例えば、端末側から伝送線(同軸ケーブル)を介して電源電圧を供給する電源装置に、電源電圧への制御信号(パルス信号、トーン信号等)の重畳、若しくは、電源電圧の極性又は電圧値の切り換え等によって、電源供給の切換指令信号を送信する指令回路を設け、使用者が、この切換回路を動作させることにより、テレビ放送信号増幅装置に電源供給の切換指令を送信するようにしてもよい。
この場合、テレビ放送信号増幅装置には、図3に例示するように、端末側から供給される電源電圧に基づき、切換指令信号の有無を判別する判別回路82と、この判別回路82による判別結果に従い、VHF増幅回路8、UHF増幅回路10、アクティブLPF26及びPINダイオード56への供給電圧を、上記実施形態と同様に切り換える制御回路84とを設ける必要があるが、端末側からの遠隔操作によって、VHF増幅回路8の動作停止、UHF増幅回路10の消費電力等を切り換えることができることから、使用者は、切換操作を簡単に行うことができる。
また、上記実施形態では、VHF増幅回路8の動作停止時にUHF増幅回路10の消費電力を低減する際には、UHF増幅回路10への電源供給経路に抵抗40を接続して、この抵抗40によりUHF増幅回路10への供給電力を抑制するものとしたが、例えば、図4に示すように、UHF増幅回路10を構成する出力トランジスタ90のベース電圧を設定する分圧抵抗を、電源電圧側の抵抗R1と、グランド側の直列抵抗R2、R3とから構成し、この直列抵抗R2、R3の内、グランド側の抵抗R3には、その両端を短絡するためのスイッチング素子(トランジスタ)88を設けて、VHF増幅回路8の動作停止時にこのスイッチング素子88をオンするようにしてもよい。
つまり、このようにすれば、VHF増幅回路8の動作停止時には、VHF増幅回路8の動作時(スイッチング素子88のOFF時)に比べて、出力トランジスタ90のベース電圧(バイアス電圧)が低くなって、出力トランジスタ90に流れる電流(バイアス電流及び出力電流)が低下し、UHF増幅回路10での消費電力が低減されることになる。
よって、UHF増幅回路10の出力トランジスタ90のバイアス回路を図4に示すように構成して、切換スイッチ32の切換操作若しくは外部からの切換指令に連動してスイッチング素子88をオンさせるようにしても、上記実施形態と同様、VHF増幅回路8の動作停止時に、UHF増幅回路10での消費電力を低減することができるようになる。
一方、上記実施形態では、VHF帯及びUHF帯のテレビ放送信号をそれぞれ増幅する増幅回路を備えたテレビ放送信号増幅装置について説明したが、本発明は、UHF帯のテレビ放送信号のみを増幅するテレビ放送信号増幅装置であっても、或いは、VHF帯及びUHF帯のテレビ放送信号の増幅回路に加えて、BS、CSといった衛星放送の受信信号(中間周波信号)を増幅する増幅回路を備えたテレビ放送信号増幅装置であっても、上記実施形態と同様に適用することができる。
実施形態のテレビ放送信号増幅装置の構成を表すブロック図である。 アクティブLPFの構成及びカットオフ周波数の切換動作を表す説明図である。 テレビ放送信号増幅装置の変形例を表すブロック図である。 消費電力を低減可能なUHF増幅回路の構成例を表す回路図である。
符号の説明
2…VHF入力端子、4…UHF入力端子、6…出力端子、8…VHF増幅回路、10…UHF増幅回路、11,12,18,41,42,43,44,52,53,59,61,67,71…コンデンサ、14,22,16…LPF、20…高周波スイッチ、24,28…HPF、26…アクティブLPF、30,34,38,48,54,79…チョークコイル、32,36…切換スイッチ、40,46,58…抵抗、50…ツェナーダイオード、56…PINダイオード、60…入力端子、62,64,66…コイル、70…出力端子、72,76…容量可変コンデンサ、74,78…バリキャップ、80…可変抵抗、82…判別回路、84…制御回路、88…スイッチング素子(トランジスタ)、90…出力トランジスタ、R1,R2,R3…分圧抵抗。

Claims (6)

  1. UHF帯のテレビ放送信号を増幅するUHF増幅回路と、
    前記UHF増幅回路にUHF帯のテレビ放送信号を入力する第1フィルタ手段と、
    を備えたテレビ放送信号増幅装置において、
    外部操作若しくは外部から入力される切換指令に従い、前記UHF増幅回路の消費電力を低減して前記UHF帯のテレビ放送信号の最大出力レベルを低下させる出力切換手段を設けたことを特徴とするテレビ放送信号増幅装置。
  2. 前記第1フィルタ手段は、前記UHF帯のテレビ放送信号の通過周波数帯域幅を調整可能に構成されており、
    前記出力切換手段は、前記UHF増幅回路の消費電力を低減すると同時に、前記第1フィルタ手段のテレビ放送信号の通過周波数帯域幅を狭くすることを特徴とする請求項1に記載のテレビ放送信号増幅装置。
  3. VHF帯のテレビ放送信号を増幅するVHF増幅回路と、
    前記VHF増幅回路にVHF帯のテレビ放送信号を入力する第2フィルタ手段と、
    前記UHF増幅回路及びVHF増幅回路にて増幅されたテレビ放送信号を混合して端末側に出力する混合手段と、
    を備え、前記出力切換手段は、前記UHF増幅回路の消費電力を低減すると同時に、前記VHF増幅回路への電源供給を遮断して、前記VHF増幅回路の動作を停止させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテレビ放送信号増幅装置。
  4. 前記出力切換手段は、前記VHF増幅回路への電源供給を遮断すると同時に、前記第2フィルタ手段へのVHF帯のテレビ放送信号の入力経路を、当該入力経路の伝送インピーダンスにて終端することを特徴とする請求項3に記載のテレビ放送信号増幅装置。
  5. 前記出力切換手段は、外部操作によって電源供給経路を切り換える切換スイッチからなることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のテレビ放送信号増幅装置。
  6. 前記出力切換手段は、当該テレビ放送信号増幅装置に接続されたテレビ放送信号の伝送線を介して入力される切換指令信号に従い電源供給経路を切り換える制御回路にて構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のテレビ放送信号増幅装置。
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