JP2010010023A - 表示用部材およびそれを用いた押釦スイッチ用部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示を切替えることができると共に、表示が大きく視認しやすい表示用部材およびそれを用いる押釦スイッチ用部材を提供する。
【解決手段】少なくとも第1の表示領域10と第2の表示領域20とが一部で重なっている重複表示領域30を表示面に有する表示用部材1,100であって、重複表示領域30を除く上記第1の表示領域10は、第1のフィルタ層51を有し、重複表示領域30を除く第2の表示領域20は、第2のフィルタ層52を有し、第1のフィルタ層51は、第2のフィルタ層52より第1の所定波長帯域の光を透過しやすく第2の所定波長帯域の光を透過しにくく、第2のフィルタ層52は、第1のフィルタ層51より第2の所定波長帯域の光を透過しやすく第1の所定波長帯域の光を透過しにくく、重複表示領域30は、第1の所定波長帯域の光および第2の所定波長帯域の光の両方を透過するものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、内部光源の点灯時に所定の文字等のみを視認できる表示用部材およびそれを用いた押釦スイッチ用部材に関する。
従来、夜間や暗所でも文字、数字あるいは記号等の表示を明瞭に視認できるようにした照光式の表示用部材が、標識、サイン、看板若しくはディスプレイ等の表示装置、あるいは電子機器の操作面等の様々な用途で用いられている。
また、多機能化が進む小型電子機器において、各機能の操作に必要な操作釦が増える、あるいは、1つの操作釦を複数の機能に割り当てるために操作面に付される表示が増える傾向がある。したがって、所望の操作釦を見つけにくいという問題が生じている。さらに、操作釦の数あるいは表示が増加するために、操作面の意匠性が損なわれるという問題も生じている。
この問題に対応して、複数の表示を付した表示用部材であって、所定の表示部分に特定の色の光のみを透過できるフィルタを用いるという発明が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−242302号公報(特許請求の範囲等)
上述の発明を用いると、所望の表示のみを視認することができる。例えば、所望の色の内部光源を点灯させると、その色の光を透過できるフィルタが設けられた表示を視認できるようになる。一方、他の色の光を透過できるフィルタが設けられた領域の表示は、視認できないものとなる。したがって、一方の表示には、特定の色の光を透過できるフィルタを設け、他方の表示には、他の色の光のみを透過できるフィルタを設けることで、一方の表示のみをユーザに視認させることができる。
しかし、ある色の光を通過するフィルタと他の色の光を通過するフィルタとが重ねられた場合には、どちらの色も透過できない領域になる。そのため、ある色の光を通過するフィルタが設けられた表示と、他の色の光を通過するフィルタが設けられた表示とは、重ならないように設けられる必要がある。したがって、限られた領域に割り当てられる表示が多くなるために、各表示が小さくなり、所望の表示が視認しにくくなるという問題が生じる。
そこで、本発明は、上記課題を解決すること、すなわち、表示を切替えることができると共に、表示を視認しやすい表示用部材およびそれを用いる押釦スイッチ用部材を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る表示用部材は、少なくとも第1の表示領域と第2の表示領域とが一部で重なっている重複表示領域を表示面に有する表示用部材であって、重複表示領域を除く第1の表示領域は、第1のフィルタ層を有し、重複表示領域を除く第2の表示領域は、第2のフィルタ層を有し、第1のフィルタ層は、第2のフィルタ層よりも、第1の所定波長帯域の光を透過しやすく、かつ第2のフィルタ層よりも第2の所定波長帯域の光を透過しにくい層であり、第2のフィルタ層は、第1のフィルタ層よりも、第2の所定波長帯域の光を透過しやすく、かつ第1のフィルタ層よりも第1の所定波長帯域の光を透過しにくい層であり、重複表示領域は、第1の所定波長帯域の光および第2の所定波長帯域の光の両方を透過するものとしている。
このような表示用部材とすることで、第1の表示領域と第2の表示領域とが重複しているにも関わらず、第1の表示領域のみを視認させることもできるし、第2の表示領域のみを視認させることもできる。すなわち、表示を切替えることができる。また、表示を重ね合わせて配置できるため、表示を大きくすることができる。ここで、少なくとも第1の表示領域と第2の表示領域とが一部で重なっているとは、第1の表示領域および第2の表示領域以外の領域が、第1の表示領域および第2の表示領域に重なっている場合も含むことを意味する。
また、別の発明では、上述の発明に加え、重複表示領域は、第1の所定波長帯域の光および第2の所定波長帯域の光の両方を透過する第3のフィルタ層を含むものとしている。
このような表示用部材とすることで、第1の表示領域と第2の表示領域とが重複しているにも関わらず、第1の表示領域のみを視認させることもできるし、第2の表示領域のみを視認させることもできる。また、重複表示領域30と、重複表示領域30を除く第1の表示領域10、あるいは重複表示領域30と、重複表示領域30を除く第2の表示領域20との、光の強度および色調を同程度にすることができるため、外観のよいものとなる。
また、別の発明では、上述の発明に加えて、重複表示領域は、第1のフィルタ層を構成する材料を分散配置する第1の分散配置領域と、第2のフィルタ層を構成する材料を分散配置する第2の分散配置領域とを互いに重ならないように備える層を含むものとしている。
このような表示用部材とすることで、第1の表示領域と第2の表示領域とが重複しているにも関わらず、第1の表示領域または第2の表示領域を視認させることができる。また、第1のフィルタ層を構成する材料と第2のフィルタ層を構成する材料を用いて、重複表示領域30と、重複表示領域30を除く第1の表示領域10、あるいは重複表示領域30と、重複表示領域30を除く第2の表示領域20との、色調を同程度にできる。
また、別の発明では、上述の発明に加え、外部から、第1の表示領域および第2の表示領域の視認性を低下させるように表示面を隠蔽する隠蔽層と、第1の表示領域および第2の表示領域を除く表示面の領域を、表示面の裏側からの光を遮光する遮光層と、を有するものとしている。
このような表示用部材とすることで、所望の表示が点灯している際に、点灯していない方の表示が一層見えにくくなる。さらに、内部光源の消灯時にも、操作面から表示が薄く視認されにくいものとなる。
また、別の発明では、上述の表示用部材を用いてなる押釦スイッチ用部材としている。
このような押釦スイッチ用部材とすることで、押釦スイッチ用部材を小型化しても、表示を見やすいものとなる。さらに、照光色を変えることで、必要な表示のみを表示できるので、任意の押釦を見つけ易い。
本発明によれば、表示を切替えることができると共に、表示を視認しやすくできる。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る表示用部材1の平面図である。図2は、図1の表示用部材1の表示を切替えた場合の平面図である。
表示用部材1が、その裏側(図1における紙面裏側)から後述の第1の光源により照光されると、第1の表示領域10(図1の丸の内側斜線部分)のみが光を透過する。このため、ユーザは、第1の表示領域10のみを視認できる。
一方、表示用部材1が、後述の第2の光源により裏側から照光されると、第1の表示領域10の代わりに、第2の表示領域20(図2の三角形の内側斜線部分)のみが光を透過する。このため、ユーザは、第2の表示領域20のみを視認できる。なお、第1の光源および第2の光源の両方の光源が消灯している場合には、ユーザは、第1の表示領域10および第2の表示領域20の両方を視認できない。
図3は、図1の第1の表示領域10の位置と図2の第2の表示領域20の位置との関係を説明するための平面図である。
第1の表示領域10の中心と第2の表示領域20の中心は、略同一であるため、第1の表示領域10と第2の表示領域20は、一部重複している。その第1の表示領域10と第2の表示領域20とが重複する領域を、以後、重複表示領域30という。
図4は、本実施の形態に係る表示用部材1を、図3中のA―A線で切断した場合の断面を拡大して示す拡大断面図である。
表示用部材1は、透明フィルム2の片面側に、隠蔽層3、遮光層4および受容層5をこの順で積層してなる。受容層5の一部には、第1のフィルタ層51、第2のフィルタ層52およびフィルタ層53(以後、フィルタ層51,52,53という。)が形成されている。また、丸を模した第1の表示領域10および三角形を模した第2の表示領域20の内側には、遮光層5が形成されていない。なお、以後、透明フィルム2の隠蔽層3が設けられていない面側を「表側」といい、その逆側を「裏側」という。
透明フィルム2は、厚さ10〜500μmの樹脂フィルムを用いることが好ましい。ここで、透明とは、実質的に光を透過させるものであればよく、全光透過率70%以上、好ましくは90%以上である。透明フィルム2としては、市販の熱可塑性樹脂シートを使用出来るが、特に限定されるものではない。透明フィルム2としては、好適には、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂とポリエステル系樹脂からなるポリマーアロイ、ABS系樹脂、AS系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂あるいはPET系樹脂を採用できる。それらの中でも、透明性、耐候性、表面光沢および加工性に優れるアクリル樹脂を用いることが好ましい。なお、透明フィルム2の代わりに、透明なガラス等を用いてもよい。
隠蔽層3は、所望の表示が点灯している際に、点灯していない表示を一層見えにくくするための層である。さらに、隠蔽層3を第1の光源および第2の光源の両方が消灯している場合に、操作面から表示が視認されにくいものとなる。隠蔽層3は、所定の光量の光を吸収できるため、光量が少ない場合には、光を透過しない。一方、光量が多い場合には、隠蔽層3は、吸収可能な光量を超えた分の光を透過する。すなわち、隠蔽層3は、光半透過機能を有する層である。そのため、隠蔽層3は、内部光源を図4に示す矢印方向(すなわち、裏側)から照光している場合に、第1の光源および第2の光源からの光を透過させることができる。したがって、隠蔽層3は、例えば、全光線透過率が約20%になるよう調整された、黒色あるいは黒色に白色を混合した灰色等のインクが、約1〜20μmの厚さで積層されている。なお、内部光源の光の強度に合わせてその黒色の濃度を調整することで、全光線透過率を調整できる。また、黒色の顔料としては、例えば、カーボンブラックのような微粒子状の炭素材料を用いることができ、その含有量および分散状態の制御により、所望の透過率に調整することができる。
隠蔽層3の裏側に形成される遮光層4は、非透光性のインク、例えば黒色のインクにて約1〜30μmの厚さで形成される。ここで、非透光性とするためには、全光線透過率が1%以下であることが好ましい。また、遮光層4は、第1の光源および第2の光源の点灯時に、操作面に向かって照射された光が、第1の表示領域10および第2の表示領域20以外の領域から漏れないように遮光する層である。また、遮光層4が形成されていない領域は、透光領域として、メディウムインク層41が形成されている。
遮光層4の裏側に形成される受容層5は、透光性のメディウムインクにて約1〜2μmの厚さで形成されている。その受容層5のうち、遮蔽層2と重ならない領域には、受容層5の一部として、フィルタ層51,52,53が形成されている。本実施の形態において、フィルタ層51,52,53は、染料系インクにより形成される印刷層である。染料系の着色剤にて着色すると、顔料系の着色剤により着色した場合よりも、着色部の光全光線透過率が高いため、染料系の着色剤にて着色することが好ましい。
本実施の形態において、フィルタ層51は、重複表示領域30を除く第1の表示領域10と重なる領域に設けられる。フィルタ層51は、所定の波長領域の光のみを透過率80%以上で透過できるのに対し、他の波長領域の光の透過率が、20%以下の層である。例えば、フィルタ層51は、波長が600nm以上の可視光を透過率80%以上透過する一方で、波長が600nm以下の可視光を吸収するので、波長が600nm以下の可視光の透過率は、20%以下の層である。フィルタ層51としては、例えば、赤色のインク層を好適に採用できる。
フィルタ層51が形成された領域に、波長が600nm以上の可視光(すなわち、赤色光)を含む光を照射すると、フィルタ層51は、赤色光のみを透過させる。したがって、ユーザは、表示用部材1の表面に、赤色に光るフィルタ層51の領域を視認できる。
一方、フィルタ層51が形成された領域に、波長が600nm以下の可視光のみを含む光(例えば、LEDから発せられた青色光)を照射すると、ユーザは、表示用部材1の表面にフィルタ層51が設けられた領域を視認できない。なぜなら、フィルタ層51が、波長が600nm以下の可視光を吸収してしまうからである。
フィルタ層52は、受容層5のうち、重複表示領域30を除く第2の表示領域20に重なる部分に設けられる。フィルタ層52は、フィルタ層51が透過できる波長領域の光を透過率20%以下しか透過しないのに対し、フィルタ層51が透過できない波長領域の光を80%以上で透過できる層である。例えば、フィルタ層52は、波長が500nm以下の可視光を透過する一方で、波長が500nm以上の可視光を吸収あるいは反射する層である。そのようなフィルタ層52としては、例えば、青色のインク層を好適に採用できる。
フィルタ層52が形成された領域に、波長が500nm以下の可視光(すなわち、青色光)を含む光を照射すると、フィルタ層52は、青色光のみを透過させる。したがって、ユーザは、表示用部材1の表面に、青色に光るフィルタ層52の領域を視認できる。
一方、フィルタ層52が形成された領域に、波長が500nm以上の可視光のみを含む光(例えば、LEDから発せられた赤色光)を照射すると、ユーザは、表示用部材1の表面にフィルタ層52が設けられた領域を視認できない。なぜなら、フィルタ層52が、波長が500nm以上の可視光を吸収してしまうからである。
フィルタ層53は、重複表示領域30と重なる領域に設けられる。フィルタ層53は、フィルタ層51が透過できる波長領域の光を透過率80%以上で透過できると共に、フィルタ層52が透過できる波長領域の光も透過率80%以上で透過できる層である。そのようなフィルタ層53としては、例えば、薄い黄色のインク層を採用できる。
例えば、フィルタ層53が、430nmから780nmの波長の光を通すような層であるとすると、当該フィルタ53に430nmから480nmの波長の青色光を入射すると、フィルタ層53は、青色光を出射する。したがって、ユーザは、表示用部材1の表面に、青色に光るフィルタ層53の領域を視認できる。
一方、フィルタ層53が650nmから780nmの波長の赤色光を入射すると、フィルタ層53は、赤色光を出射する。したがって、ユーザは、表示用部材1の表面に、赤色に光るフィルタ層53の領域を視認できる。
第1の光源は、第1の所定波長帯域の光として、フィルタ層51を透過できると共に、フィルタ層52において吸収される波長領域の光を主として発する光源である。本実施の形態では、フィルタ層51は、赤色光を透過する層としているため、第1の光源は、約600nm〜780nmの波長領域の光を発する光源である。第1の光源は、少なくとも第1の表示領域10および重複表示領域30を表示用部材1の裏側から照射するが、第1の表示領域10および重複表示領域30だけではなく、第2の表示領域20も照射するようにしてもよい。
一方、第2の光源は、第2の所定波長帯域の光として、フィルタ層52を透過できると共に、フィルタ層51において吸収される波長領域の光を主として発する光源である。本実施の形態では、フィルタ層52は、青色光を透過する層としているため、第2の光源は、約400nm〜500nmの波長領域の光を発する光源である。第2の光源は、少なくとも第2の表示領域20および重複表示領域30を表示用部材1の裏側から照射するが、第2の表示領域20および重複表示領域30だけではなく、第1の表示領域10も照射してもよい。
第1の光源および第2の光源としては、所望の波長領域の光を主として発する光源であればどのような光源でも用いることができるが、特に、発光ダイオード(Light Emitting Diode 以後、LEDという。)を用いることが好ましい。なぜなら、LEDが発する光は、所望しない波長領域の光をほとんど含まず、かつ、電球等と比べて、発する光の波長の分布幅が狭いからである。LEDが発する光の波長領域は、LEDを構成する材料のバンドギャップにより決定される。
上述の本発明の第1の実施の形態において、表示用部材1の裏面側から第1の光源が第1の表示領域10および第2の表示領域20を照光すると、第1の表示領域10のみが、表示用部材1の表面にて視認される。なぜなら、フィルタ層52は、第1の光源の発する波長の光を吸収してしまうため、第1の光源が発する光は、重複表示領域30を除く第2の表示領域20を透過できないからである。赤色光を発する第1の光源を点灯すると、ユーザには、重複表示領域30を含む第1の表示領域10が赤色に見える。
一方、表示用部材1の裏面側から第2の光源が第1の表示領域10および第2の表示領域20を照光すると、第2の表示領域20のみが、表示用部材1の表面にて視認される。青色光を発する第2の光源を点灯すると、重複表示領域30を含む第2の表示領域20が青色に見える。したがって、第1の実施の形態においては、第1の表示領域10と第2の表示領域20とが一部で重なっているにも関わらず、重複表示領域30を含む第1の表示領域10、あるいは重複表示領域30を含む第2の表示領域20を光らせることができる。
次に、本実施の形態に係る表示用部材1の製造方法について説明する。図5は、本実施の形態に係る表示用部材1の製造工程を説明するためのフローチャートである。
まず、透明フィルム2として、厚さ10〜500μmのアクリルフィルムを用意する。その裏側の面に、全光線透過率が約40%に調整された黒色インク(以後、ハーフBKという。)にて、厚さ1〜2μmの隠蔽層3を熱転写印刷にて形成する(ステップS101)。
次に、第1の表示領域10および第2の表示領域20以外の部分に、黒色インキを用いて厚さ1〜2μmの遮光層4を熱転写印刷にて形成する(ステップS102)。また、遮光層4が形成されていない領域には、メディウムインキ層を設ける。
次に、メディウムインキを用いて、厚さ1〜2μmの受容層5を熱転写印刷にて形成する(ステップS103)。
次に、染料インクにより受容層5の内部にフィルタ層51、フィルタ層52およびフィルタ層53の領域を形成する(ステップS104)。具体的には、赤色の染料系インクをフィルタ層51の領域に浸透させ、青色の染料インクをフィルタ層52の領域に浸透させる。さらに、薄黄色のインクをフィルタ層53の領域に浸透させる。その結果、フィルタ層51,52,53の各領域を着色できる。なお、染料系インクは、受容層5の内部に浸透されているため、着色部分の凹凸が生じず、平滑な表面を保持できる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る表示用部材100について、図面を参照しながら説明する。
図6は、第2の実施の形態に係る表示用部材1の平面図である。また、図7は、図6の表示用部材1をB−B線で切断した場合の断面図である。なお、第1の実施の形態にて用いる要素と同じものには、同じ番号を用いて説明する。
第2の実施の形態において、表示用部材100は、透明フィルム2の片面側に、隠蔽層3を積層している。隠蔽層3の透明フィルム2とは逆の面には、遮光層4、第1のフィルタ層51、第2のフィルタ層52が形成されている。
遮光層4は、第1の実施の形態と同様に、第1の表示領域10および第2の表示領域を除く領域に設けられている。また、フィルタ層51は、重複表示領域300を除く第1の表示領域10と重なる領域に設けられる。フィルタ層52は、重複表示領域300を除く第2の表示領域10と重なる領域に設けられている。また、フィルタ層51およびフィルタ層52と遮光層4との間に間隙が形成されないように、フィルタ層51およびフィルタ層52は、遮光層4と端部が重なるように形成されている。
第2の実施の形態において、重複表示領域300は、フィルタ層51を構成するインクを分散配置した微小なドットとフィルタ層52を構成する顔料インクを分散配置した微小ドットが互いに重ならないように配置して構成される。重複表示領域300を構成する微小ドットは、第1の表示領域10および第2の表示領域20と比較して十分に小さい。例えば、第1の表示領域10および第2の表示領域20の縦横の寸法が数ミリである場合には、直径0.05〜0.3mm程度の大きさの微小ドットで重複表示領域300を構成することが好ましい。なお、微小ドットは、円ではなく、多角形でもよい。また、隣接する微小ドットが一部で重複あるいは離間してもよい。
このような重複表示領域300を形成することにより、第1の表示領域10と第2の表示領域20が一部で重複し、かつ、その重複表示領域300に別のインク層を設けなくても、重複表示領域300をそれぞれ含む第1の表示領域10あるいは第2の表示領域20を、ユーザに視認させることができる。重複表示領域300に配置されるドットは、微小であり、かつ光がドットの周囲へ拡散するので、重複表示領域300全体が所定の色に光っているようにユーザが視認するからである。すなわち、ユーザにとっては、第1の光源が重複表示領域300を照光する場合にも、第2の光源が重複表示領域300を照光する場合にも、重複表示領域300の全域が発光しているように見えるからである。
次に、第2の実施の形態に係る表示用部材100の製造方法を、説明する。図8は、本実施の形態に係る表示用部材100の製造工程を説明するためのフローチャートである。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、厚さ10〜500μmのアクリルフィルムを透明フィルム2として用いる。透明フィルム2の裏側の面には、全光線透過率が約40%に調整されたハーフBKからなる隠蔽層3を、スクリーン印刷にて厚さ1〜2μmで形成する(ステップS201)。
次に、第1の表示領域10および第2の表示領域20以外の部分に、黒色インキを用いて厚さ1〜2μmの遮光層4をスクリーン印刷にて形成する(ステップS202)。遮光層4を形成した後に、スクリーン印刷あるいはグラビア印刷等により、フィルタ層51およびフィルタ層52を、隠蔽層3の裏面側に形成する(ステップS203)。また、ステップS203では、重複表示領域300に、フィルタ層51およびフィルタ層52を構成する顔料インクを、互いに重ならないように分散配置させて微小ドットを形成する。しかし、重複表示領域300において、フィルタ層51とフィルタ層52とは、微小ドットの大きさと比較して十分に小さい領域(例えば、微小ドットの領域の3分の1以内の領域)が重複してもよい。逆に、重複表示領域300において、フィルタ層51とフィルタ層52とは、微小ドットの大きさと比較して十分に小さい領域の間隙を介して離間してもよい。
(第3の実施の形態)
次に、本発明に係る押釦スイッチ用部材500の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する押釦スイッチ用部材500の各実施の形態は、上述と同様の構成を有する表示用部材1をその構成部材の一部として含む。なお、表示用部材1の代わりに、表示用部材100を含むものとしてもよい。
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る押釦スイッチ用部材500の外観図である。図10は、図9のC−C線にて押釦スイッチ用部材500を切断した際の断面図である。なお、図10に示す断面図では、図を見やすくする目的で、厚さ方向の縮尺を変更している。
押釦スイッチ用部材500は、電子機器の操作部に用いられる。電子機器の内部、すなわち、使用面から見て裏側に、図示しない第1の光源および第2の光源が配置されている。そして、第1の光源および第2の光源は、必要に応じて点灯あるいは消灯する。
先に述べた第1の実施の形態に係る表示用部材1は、キーシート101として使用することができる。また、キーシート101の表面には、キートップ102が接着層103を介して設けられている。各キートップ102の下方にあるキーシート101の裏面には、キートップ102の押し込み時にスイッチをオン・オフ可能なように、下方に突出する押圧子(不図示)が配置されている。
キートップ102は、押釦の領域を明確にすると共に、押圧時のクリック感を良好にするために設けられる。また、キートップ部102は、内部光源(不図示)が点灯した際に文字等の表示が確認できるように、透明樹脂から好適に形成される。透明樹脂としては、熱可塑性樹脂が好適に用いられる。具体的には、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂あるいはポリスチレン系樹脂が好適に用いられる。
第1の光源の点灯により、各キートップ102の部分に形成されている第1の表示領域10が光を透過する。したがって、ユーザは、第1の表示領域10が形成する文字、数字若しくは図形等の表示部分のみを視認できる。一方、第2の光源の点灯により、各キートップ102の部分に形成されている第2の表示領域20が光を透過する。したがって、ユーザは、第2の表示領域20が形成する文字、数字若しくは図形等の表示部分のみを視認できる。
すなわち、第3の実施の形態に係る押釦スイッチ用部材500においては、第1の光源および第2の光源の点灯を切替えることにより、キートップ102の機能表示を切替えることができる。また、第1の表示領域10と第2の表示領域20とを一部重複させるように配置できるため、キートップ102の表側の面の全面に両表示領域を大きく形成することができる。したがって、キートップ102の表示が見やすくなる。
以上、本発明に係る表示用部材1、100およびそれを用いた押釦スイッチ用部材500の好適な実施の形態について説明したが、本発明は、上述の各実施の形態に何ら限定されることなく、種々変形した形態にて実施可能である。
たとえば、各実施の形態では、第1の表示領域10と第2の表示領域20とが一部重複して形成されているが、2つの領域に限らない。3つ以上の領域が重複するようなものとしてもよい。また、第1の表示領域の全領域が第2の表示領域に含まれるような形態としてもよいし、その逆の形態としても良い。
また、第1の実施の形態において、重複表示領域30は、フィルタ層53を有するものとしたが、フィルタ層53は、必須ではない。重複表示領域が、第1の光源からの光も第2の光源からの光も透過できる場合には、第1の光源の点灯時にも第2の光源の点灯時にも、光る領域となる。しかし、重複領域30がフィルタ層53を含む場合には、重複表示領域30と、重複表示領域30を除く第1の表示領域10、あるいは重複表示領域30と、重複表示領域30を除く第2の表示領域20との、光の強度および色調を同程度にすることができるため、外観のよいものとなる。
また、第1の実施の形態では、フィルタ層51を赤色インク層、フィルタ層52を青色インク層およびフィルタ層53を薄い黄色のインク層としたが、このような色のインク層に限らない。しかし、フィルタ層51の色とフィルタ層52の色とが補色の関係にあることが望ましい。なぜなら、第1の光源および第2の光源の発する光の波長領域が大きく異なるため、一のフィルタ層を光らせるための光源が発する光に含まれる最大波長に近い光あるいは最小波長に近い光が、他のフィルタ層から透過してしまうのを低減できるからである。
また、第2の実施の形態において、重複表示領域300は、2種類のドットを配置した領域であるが、このような形態に限らない。たとえば、細いライン状でもよい。また、第2の実施の形態において、ドットの配置は、規則的であるが不規則的であってもよい。また、ドットの形状は、丸型、多角形あるいはその他のどのような形状であっても良い。
また、第1の実施の形態では、フィルタ層の形成方法として染料系インクによる印刷を採用している。さらに、他の層の形成方法としては、熱転写印刷を採用している。しかし、そのような印刷に限らず、第2の実施の形態のように、他の印刷方法を採用しても良い。たとえば、インクジェット印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷、オフセット印刷あるいはレーザ印刷等を用いてもよい。また、各層の形成方法としては、印刷以外の方法も採用できる。例えば、色付きのセロハン紙等を介在させるような形態としてもよい。しかし、柔軟な樹脂フィルム上に、上述の各印刷法にて各層を形成することは、薄くかつ柔軟な表示用部材1,100を得ることができるために、より好ましい。
また、各実施の形態では、透明フィルム2、隠蔽層3、遮光層4および受容層5を、表側からこの順に積層しているが、この順に限らない。透明フィルム2は、無くても良いし、透明フィルムの表側に隠蔽層3が形成されていてもよい。また、隠蔽層3の次に受容層5が形成されていてもよい。また、他の目的を有する層を各層の間に介在させても良い。たとえば、接着層等を介在させても良いし、表面改質層を介在させても良い。また、隠蔽層3は必須ではない。しかし、隠蔽層3を設けることで、隠蔽層3の裏側がみえにくくなるため、あたかも第1の表示領域10あるいは第2の表示領域20のみが表示されているように見える。また、遮光層4と受容層5とを重ねるのではなく、遮光層4が形成されていない領域に、フィルタ層51,52,53が入り込むような形態でフィルタ層51,52,53が形成されていてもよい。また、受容層5は、必須の層ではない。
また、各実施の形態では、微粒子状の炭素材料を黒色顔料の含有量およびその分散状態により、隠蔽層3の透過率を調整しているが、このような方法を採用しなくてもよい。例えば、一種類以上の金属を全光線透過率60%程度になるように薄く蒸着したハーフミラー層を形成することもできる。ハーフミラー層は、例えば、アルミニウム、クロミウム、インジウム、金、銀若しくは銅等の金属、あるいは、酸化ケイ素若しくは酸化チタン等の金属酸化物を真空蒸着、熱転写、ホットスタンプ、めっき、スパッタリングあるいはイオンめっき等により形成できる。このようなハーフミラー層は、表面からの弱い光を反射することができる。したがって、裏面から光が照射されていない状態では、表示体の裏側がより見えにくいものとすることができる。隠蔽層3は、また、黒色ではない色の顔料にて隠蔽層3あるいは遮光層4を形成してもよい。例えば、濃藍色等により隠蔽層3あるいは遮光層4が形成されていても良い。しかし、単位量当たりの全光線吸収量が大きい黒色顔料を用いることで、少量の顔料により所望の透過率に調整できる。
また、携帯電話以外の電子機器に押釦スイッチ部材500を用いてもよい。図11は、リモートコントローラの押釦に第1の実施の形態および第2の実施の形態に係る表示用部材1,100を採用した場合の図である。さらに、第3の実施の形態では、表示用部材1,100を押釦スイッチ用部材500に採用しているが、表示用部材1,100は押釦スイッチ用部材500以外に用いてもよい。例えば、電子機器の筐体に表示用部材1,100を設けても良い。
また、内部に照光手段を有する電子機器以外の物に表示用部材1,100を採用しても良い。例えば、標示物としてそのまま用いることもできる。図12は、標示物として表示用部材1,100を用いた場合の外観図である。図12のように、看板を変えることなく1つの看板で表示内容を変化させることができる。また、図13は、自動車等の車両が備える計測器の外観図である。図13のように、走行速度計(いわゆる、スピードメータ)の表示を、車両のエンジンの回転数を示す回転速度計(いわゆる、タコメータ)の表示に切替えできる。
また、上述の実施の形態では、内部光源を点灯することにより文字等の表示部分が透光するために、その表示部分が視認できる。しかし、文字等の部分を遮光し、文字等の部分以外を透光領域とする表示用部材1,100としてもよい。
また、第3の実施の形態において、押釦スイッチ用部材500は、別に成形されたキートップ102が、表示用部材1,100の表面側に固着されたものとしているが、このような形態に限らない。例えば、表示用部1,100がキートップ102の配置にあわせて各キートップ102の間に凹部を有する形に成形され、その表示用部材1,100の裏側の凹部に、キートップ102のコア材を充填することで、キートップ102と表示用部材1,100とを一体として構成できる。また、溶融樹脂を射出してフィルムの裏側の凹部にコア材を充填する場合には、コア材として、熱可塑性樹脂が好適に用いられる。
また、第3の実施の形態において、キートップ102は必須ではない。キートップ102を有さない押釦スイッチ用部材の場合には、ユーザは、表示により押圧部分を視認できる。また、操作面に触れた際の間隔で押釦の位置を確認できるように、押圧部分に突起を設けるような形状としてもよい。
また、上述の各実施の形態において、第1の光源および第2の光源は、表示用部材1,100の裏面側から、第1の表示領域10および第2の表示領域20を照射するものとしているが、このような形態に限らない。たとえば、ライトガイドを表示用部材1,100の裏面側に配置することで、第1の光源および第2の光源を、第1の表示領域10あるいは第2の表示領域20とは重ならない位置に配置できる。ライトガイドとしては、ポリウレタンやシリコーン樹脂等の透光性の材料から構成され、かつ、第1の表示領域10および第2の表示領域20で重なる部分に凹凸部を有するシート状の部材を採用できる。ライトガイドの外周端部に当接あるいは隣接させて、シート平面に平行に光を発する第1の光源あるいは第2の光源を配置する。このような構成とすることで、第1の光源あるいは第2の光源から発せられた光は、ライトガイド内部に入射されて、ライトガイドと空気層との界面で全反射を繰り返しながらライトガイドの内部へ広がる。また、光は、ライトガイドの裏面側に設けられた凹凸部で乱反射する。そして、乱反射した光の進行方向とライトガイドの内面とが成す入射角は、臨界角よりも小さいため、凹凸部で乱反射した光は、空気層とライトガイドとの界面で全反射せずに、操作面側へ出射する。したがって、ライトガイドの裏面であって、照光しようとする領域に凹凸部を設けることで、所望の領域を照光できるものとなる。また、ライトガイドのZ軸方向の厚さを、第1の光源あるいは第2の光源のZ軸方向の高さよりも薄いものとする場合には、ライトガイドの裏面側から第1の光源あるいは第2の光源の裏面側に当接するように傾斜する受光部を、ライトガイドの第1の光源側および第2の光源側の端部に有していてもよい。このような受光部を有するライトガイドは、第1の光源側および第2の光源側から発せられる光をライトガイド内部に集光できる。
本発明は、例えば、押釦用スイッチ部材を搭載した携帯電子端末を製造あるいは使用する産業において利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る表示用部材に第1の表示領域が表示されている場合の平面図である。 図1の表示用部材に第2の表示領域が表示されている場合の平面図である。 図1の第1の表示領域と図2の第2の表示領域との位置関係を説明する平面図である。 図3のA−A線で表示用部材を切断した場合の断面図である。 第1の実施の形態に係る表示用部材を製造する工程を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る表示用部材の平面図である。 図6のB−B線で表示用部材を切断した場合の断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る表示用部材を製造する工程を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る押釦スイッチ用部材の平面図である。 図9の押釦スイッチ用部材をC−C線で切断した場合の断面図である。 本発明の変形例を示す斜視図である。 本発明の変形例を示す斜視図である。 本発明の変形例を示す平面図である。
符号の説明
1,100 表示用部材
3 隠蔽層
4 遮光層
10 第1の表示領域
20 第2の表示領域
30,300 重複表示領域
51 フィルタ層(第1のフィルタ層)
52 フィルタ層(第2のフィルタ層)
53 フィルタ層(第3のフィルタ層)
500 押釦スイッチ用部材

Claims (5)

  1. 少なくとも第1の表示領域と第2の表示領域とが一部で重なっている重複表示領域を表示面に有する表示用部材であって、
    上記重複表示領域を除く上記第1の表示領域は、第1のフィルタ層を有し、
    上記重複表示領域を除く上記第2の表示領域は、第2のフィルタ層を有し、
    上記第1のフィルタ層は、上記第2のフィルタ層よりも、第1の所定波長帯域の光を透過しやすく、かつ、上記第2のフィルタ層よりも第2の所定波長帯域の光を透過しにくい層であり、
    上記第2のフィルタ層は、上記第1のフィルタ層よりも、第2の所定波長帯域の光を透過しやすく、かつ、第1のフィルタ層よりも第1の所定波長帯域の光を透過しにくい層であり、
    上記重複表示領域は、上記第1の所定波長帯域の光および上記第2の所定波長帯域の光の両方を透過することを特徴とする表示用部材。
  2. 前記重複表示領域は、前記第1の所定波長帯域の光および前記第2の所定波長帯域の光の両方を透過する第3のフィルタ層を含むことを特徴とする請求項1に記載の表示用部材。
  3. 前記重複表示領域は、前記第1のフィルタ層を構成する材料を分散配置する第1の分散配置領域と、前記第2のフィルタ層を構成する材料を分散配置する第2の分散配置領域とを互いに重ならないように備える層を含むことを特徴とする請求項1に記載の表示用部材。
  4. 外部から、前記第1の表示領域および第2の表示領域の視認性を低下させるように前記表示面を隠蔽する隠蔽層と、
    前記第1の表示領域および前記第2の表示領域を除く前記表示面の領域を、前記表示面の裏側からの光を遮光する遮光層と、
    を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の表示用部材。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の表示用部材を用いてなることを特徴とする押釦スイッチ用部材。
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