JP2010009382A - 無線タグ通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体の移動方向を推定すると共に、無線タグとの通信時間を長くして無線タグから情報を確実に取得し、移動体の移動管理を高い信頼性で行う。
【解決手段】無線タグ通信装置1は、リーダ200と、リーダ200と接続されたリーダアンテナ210と、リーダアンテナ210を回動させる駆動モータ12と、無線タグを備えた人Aの通過を検出する重量センサ13,14とを有している。リーダ200は、重量センサ13,14により人Aの存在が検出されると、リーダアンテナ210が人A側を向くように駆動モータ12を制御すると共に、リーダアンテナ210から電波を送信して無線タグTと情報送受信を行う。そして、リーダ200は、無線タグのタグIDが読み取れたときに、重量センサ13,14における人Aの重量検出順序に基づいて、人Aの移動方向を推定する。
【選択図】図7

Description

本発明は、無線タグと無線通信により情報送受信を行う無線タグ通信装置に関する。
物品管理を行う際に、管理対象の物品に無線タグを設け、その保持された情報を非接触で読み取る無線タグ通信装置が既に知られており、RFID(Radio Frequency Identification)システムと称される。
このシステムにおいては、例えばラベル状やカード状の無線タグ(応答器)が、情報を記憶するIC回路部と情報の送受信を行うタグ側アンテナとを備えている。そして、無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても、無線タグ通信装置(質問器)のアンテナよりIC回路部の記憶情報に対してアクセス(情報の読み取り/書き込み)が可能であり、既に様々な分野において実用化が進んでいる。
このような無線タグに対し通信を行う無線タグ通信装置に関する従来技術の一例として、例えば特許文献1に記載のものがある。この従来技術は、一方向へ向かって移動する移動体に設けられた無線タグ(応答器)に対し、円滑な情報送受信を行うためのものである。まず、進入側に位置する第1通信領域(起動領域)において、無線タグ通信装置(質問器)のアンテナから第1通信(無線タグの休止状態を解除する通信)を行う。その後、無線タグがさらに進行方向側の第2通信領域(交信領域)に至ると、これを検知して無線タグ通信装置のアンテナを第2通信領域側へ首振り駆動し、第2通信(データの送受信)を行う。このようにして、休止状態が解除された後、十分に時間が経過した状態の無線タグに対し、安定的な信頼性の高い情報送受信を行うことができる。
特開平5−203735号公報
近年、RFIDシステムを活用して、ゲートの通過管理や入退場・入退室管理を確実に行いたい、というニーズが生じている。このような管理の場合、移動体の移動方向は、検出箇所を超えた一方側から他方側への移動、検出箇所を超えた他方側から一方側への移動、さらには検出箇所に到達した後(検出箇所を通過することなく)戻る移動、など、種々の動きがあり得る。また、上記の管理を行うためには、移動方向の検出以外に移動体自体を識別する情報を確実に取得して、「何が」「どちらへ」移動しているかを検出する必要がある。
上記従来技術においては、無線タグを備えた移動体の移動方向が一方向に決まっており、進入方向の第1領域での第1通信、その後進行方向側の第2領域での第2通信を行うようになっているに過ぎない。また、通信時間を長くする等により、移動体を識別するための情報等を無線タグから確実に取得することについて特に配慮されていない。このため、ゲートの通過管理や入退場・入退室管理において、上記のような移動体の種々の移動方向を確実に推定し、移動体の移動管理を高い信頼性にて行うことは困難であった。
本発明の目的は、移動体の移動方向を推定するとともに、無線タグとの通信時間を長くして無線タグから情報を確実に取得し、移動体の移動管理を高い信頼性で行える無線タグ通信装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、無線タグを備えた移動体を検出する接触式の移動体検出手段と、前記無線タグと無線通信するために設けられ、前記移動体検出手段における前記移動体の検出時には前記移動体の存在方向へ方向変更可能で、前記移動体の非検出時には所定の位置に復帰するように支持されたアンテナと、前記アンテナを用いた前記無線通信により前記無線タグと情報送受信を行う送受信手段と、前記移動体検出手段における検出結果と、前記送受信手段における前記無線タグとの情報送受信結果とに応じて、前記無線タグの識別情報と前記移動体の推定移動方向とを含む移動情報を生成する移動情報生成手段とを有することを特徴とする。
本願第1発明においては、接触式の移動体検出手段を設けている。これにより、移動体検出手段の設置箇所に移動体が侵入すると、移動体による接触によって移動体を検出することができる。接触式とすることにより、赤外線等の非接触の場合よりも高い信頼性で検出を行うことができる。またこのとき、移動体に備えられた無線タグと通信するアンテナが(例えば中立位置等の通常の所定位置から)方向変更可能に支持されている。これにより、上記移動体検出手段の検出結果の時間変動に沿った移動体の存在方向に、アンテナの方向を変更することが可能である。この変更は、移動体が一方側から進入して他方側から進出する場合も、逆に移動体側他方側から進入して一方側から進出する場合も、さらに一方側から進入して当該一方側から進出する場合も、いずれも可能である。そして、このようにアンテナの方向を移動体の存在方向に変更させることにより、アンテナの通信領域内に無線タグが存在する時間を長くとることができる。この結果、無線タグとの情報送受信を確実に行うことができ、無線タグに記憶された無線タグの識別情報や移動体に係わる情報を確実に取得することができる。そして、移動情報生成手段で、上記情報送受信の取得結果と、上記移動体検出手段の検出結果の時間変動に沿った移動体の移動方向とを用いることで、無線タグの識別情報と移動体の推定移動方向とを含む、移動情報を生成することができる。
以上のようにして、本願第1発明においては、移動体の移動方向を推定できるとともに、通信時間を長くして無線タグから情報を確実に取得できるので、移動体の移動管理を高い信頼性で行うことができる。この結果、コスト増大を招くことなく、ゲートの通過管理や入退場・入退室管理を確実に行うことができる。
第2発明は、上記第1発明において、前記送受信手段は、前記移動体検出手段で前記移動体を検出した後に前記情報送受信を開始し、前記アンテナが前記所定の位置に復帰するのに応じて前記情報送受信を終了することを特徴とする。
移動体検出後に電波送信を開始するようにし、アンテナの方向変更が終了し所定位置に復帰するときに電波送信を終了する。これにより、常時電波送信を行う場合よりも他の機器との電波干渉の可能性を低減でき、また消費電力を低減することができる。
第3発明は、上記第1又は第2発明において、前記送受信手段による前記情報送受信を開始後、前記無線タグより情報取得ができなかった場合、前記無線通信における電波の出力を増大させる第1出力制御手段を有することを特徴とする。
これにより、電波送信開始当初の電波出力で情報送受信がうまくいかなかった場合でも、その後の増大した出力によって確実に情報送受信を行うことができる。上述したアンテナの方向変更によって無線タグがアンテナの通信範囲に存在する時間が長いことから、特にこの出力増大の効果が有効である(比較的長い時間、確実に出力を増大できるため)。この結果、移動体に係わる情報の取得における信頼性をさらに高めることができる。
第4発明は、上記第1乃至第3発明のいずれかにおいて、前記移動体検出手段における前記移動体の検出結果に応じて、前記移動体の存在方向へ前記アンテナの方向を変更させるアンテナ方向変更手段を有することを特徴とする。
方向変更可能に支持されたアンテナを、アンテナ方向変更手段が移動体の存在方向へ変更させることで、アンテナの通信領域内に無線タグが存在する時間を長くとることができる。また、移動体が去った後は(その旨の移動体検出手段の検出結果に応じ)、アンテナ方向変更手段で所定の位置に復帰させることが可能である。さらに、移動体検出手段と、アンテナ方向変更手段とを別々の手段で構成することで、両手段を兼用する場合に比べ(それぞれ各機能に特化した)高精度の手段として構成することができる。
第5発明は、上記第4発明において、前記移動体検出手段は、複数箇所にそれぞれ設けた重量センサであり、前記移動情報生成手段は、前記複数箇所の重量センサにおける前記移動体の重量検出順序に基づき、前記移動情報を生成することを特徴とする。
本願第5発明においては、移動体の備える重量を検知することにより、誤検出のない確実な検出を行うことができ、汎用の重量センサを用いるだけで足りるので、コスト増大を抑制することができる。また、例えば一方の重量センサで移動体の重量が検出され他方の重量センサでは検出されず、その後、一方の重量センサで移動体の重量が検出されなくなり他方の重量センサで重量が検出された場合、移動体は、一方の重量センサ側から他方の重量センサ側へ移動したと移動方向を推定することができる。このように複数箇所に分かれた重量センサにおける検出値の有無(大小)を用いることで、その重量センサの配置方向に沿った移動方向の推定を確実に行うことができる。
第6発明は、上記第5発明において、前記重量センサで検出した前記移動体の重量に基づき、前記無線通信における電波の出力を制御する第2出力制御手段を有することを特徴とする。
これにより、例えば重量センサの検出値が比較的大きな値であった場合、移動体が大きなものであったり金属物であって無線通信の阻害が起こりやすいと予想されることから、電波の出力を増大させることが可能となる。この場合、情報送受信の確実性をさらに向上することができる。
第7発明は、上記第1乃至第3発明のいずれかにおいて、前記移動体検出手段は、前記移動体の重量負荷の作用により前記アンテナと一体的に作動しつつ、前記移動体を検出することを特徴とする。
移動体検出手段とアンテナ方向変更手段を別々の手段で構成する場合に比べ、1つの部材で両方の機能を持たせることで構成を簡素化して部品点数を減らし、コスト低減を図ることができる。
第8発明は、上記第7発明において、前記移動体検出手段は、前記アンテナを内蔵し、前記移動体の重量負荷に応じて変形可能な弾性部材から成り、前記弾性部材の変形状態によって前記移動体を検出することを特徴とする。
弾性部材からなる弾性床を移動体の重量負荷に応じて変形させ、その中にアンテナを内蔵させることで、移動体の移動方向に追従してアンテナの方向を変更させることができ、さらに移動体が去った後は所定の位置に復帰させることができる。弾性床の変形が直接アンテナの方向を変更させるので、移動体検出とアンテナ方向変更の動作がスムーズに行われる。また、移動体検出手段とアンテナ方向変更手段とを別々の手段で構成する場合に比べ、1つの部材で両方の機能を持たせることで構成を簡素化して部品点数を減らし、コスト低減を図ることができる。
第9発明は、上記第7発明において、前記移動体検出手段は、前記アンテナに接続され、前記移動体の重量負荷に応じて伸縮可能な複数の伸縮部材から成り、前記伸縮部材の伸縮状態によって前記移動体を検出することを特徴とする。
アンテナに、重量負荷に応じ伸縮可能な複数の伸縮部材を接続する。これにより、移動体の重量付加に応じアンテナを転向(方向変化)させることで移動体の移動方向に追従させ、さらに移動体が去った後は所定の位置に復帰する構成を実現することができる。伸縮可能な複数の伸縮部材の伸縮が直接アンテナの方向を変更させるので、移動体検出とアンテナ方向変更の動作がスムーズに行われる。また、移動体検出手段とアンテナ方向変更手段とを別々の手段で構成する場合に比べ、1つの部材で両方の機能を持たせることで構成を簡素化して部品点数を減らし、コスト低減を図ることができる。
第10発明は、上記第8又は第9発明において、前記移動体検出手段による検出に応じて変動する前記アンテナの方向を検出するアンテナ方向検出手段を有し、前記移動情報生成手段は、前記アンテナ方向検出手段の検出結果の推移に基づき、前記移動情報を生成することを特徴とする。
本願第10発明においては、例えばアンテナ方向検出手段でアンテナの方向が一方側に向いたことが検出され、その後、アンテナの方向が他方側に向いたことが検出された場合、移動体は上記一方側から他方側へ移動したと移動方向を推定することができる。このようにアンテナの方向の検出値を用いることで、重量センサを用いる場合のように複数のセンサの検出値を用いることなく、1つの検出値を用いるだけで移動方向の推定を容易に行うことができる。
本発明によれば、移動体の移動方向を推定するとともに、無線タグとの通信時間を長くして無線タグから情報を確実に取得し、移動体の移動管理を高い信頼性で行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、この実施形態では、無線タグ通信装置を例えば工場やオフィスにおける部屋への入退室管理に適用した場合を例にとって説明する。
図1は、本実施形態の無線タグ通信装置が設置された、入退室管理対象の部屋(この例では倉庫)の一例を表す図である。
図1において、無線タグ通信装置1は、倉庫Gの出入口Goの内側近傍の床下に設置されている。無線タグ通信装置1は、人Aが倉庫Gの出入口Goを入室方向a又は退室方向bに通過するときに、無線タグT(後述の図3参照)との間で無線通信を行う。無線タグTは、倉庫Gを通る人A自身がIDカードとして所持していたり、倉庫Gを通る人Aが手や台車で持ち運ぶ物品に貼付されている。
図2は、無線タグ通信装置1の概略構造を表す構成図である。
図2において、無線タグ通信装置1は、倉庫Gの出入口Goの内側近傍の床下に埋め込まれた筐体11を有している。筐体11の上面は、例えば床面と略同一平面上に位置している。
筐体11内には、リーダ200と、このリーダ200と接続(後述の図3参照)されたリーダアンテナ210、駆動モータ12、及び重量センサ13,14とが配置されている。リーダ200は、リーダアンテナ210を介して無線タグTと通信可能となっている。
リーダアンテナ210は、無線タグTと無線通信を行うためのものである。リーダアンテナ210の中央部には、支軸部210aが設けられている。支軸部210aは、筐体11の内側底面に載置された駆動モータ12の出力軸に取り付けられている。リーダアンテナ210は、通常時には床面に対して所定の位置(この例では床面に対し水平な中立位置)にある。駆動モータ12を回転駆動させると支軸部210aが回転し、これに伴ってリーダアンテナ210が支軸部210aを回転中心として揺動(回動)し、リーダアンテナ210の方向(傾き)が中立位置から変更される(後述の図7参照)。なお、支軸部210a及び駆動モータ12の出力軸にそれぞれ互いに噛み合うピニオンギアを設け、駆動モータ12を回転駆動させると、ピニオンギアを介してリーダアンテナ210が揺動するような構造としてもよい。
重量センサ13,14は、上述した物品を持った人Aや台車等の移動体(以下適宜、単に「移動体」という)の通過を重量によって検出する接触式の移動体検出手段である。重量センサ13は、筐体11の上部内壁面の出入口Go側(入室方向aに沿って手前側)に取り付けられ、重量センサ14は、筐体11の上部内壁面の倉庫内部側(入室方向aに沿って奥側)に取り付けられている。このように移動体検出手段として汎用の重量センサを用いるので、コスト増大を抑制することができる。
図3は、リーダ200の機能構成を含む無線タグ通信装置1の構成を表すブロック図である。なお、図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
図3において、物品を持った人Aや物品に備えられた無線タグTは、情報を記憶するIC回路部150と情報を送受信するタグアンテナ151とを備えた無線タグ回路素子Toを内蔵している。
リーダ200は、リーダアンテナ210を介し無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ無線通信によりアクセスするとともに、その無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理する高周波回路211と、駆動モータ12の駆動制御を行うモータ駆動回路212と、ネットワーク(図示せず)を介して外部の管理装置(サーバ等)220と信号授受の制御を行う通信制御部213と、これら高周波回路211、モータ駆動回路212及び通信制御部213を含むリーダ200全体の制御を行う制御回路214とを有している。
制御回路214は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150から読み出された信号を処理して情報を読み出すとともに、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスするための各種コマンドを生成する。また、制御回路214は、重量センサ13,14の出力信号(検出信号)に基づいて、リーダアンテナ210の方向を人Aや台車等の移動体の存在方向へ変更するようにモータ駆動回路212を制御すると共に、上記移動体の移動方向を推定し、その推定結果を無線タグ回路素子ToのタグIDとともに管理装置220に報告する等といった処理を行う。この処理については、後で詳述する。
図4は、上記高周波回路211の詳細構成を表す機能ブロック図である。なお、図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
図4において、高周波回路211は、リーダアンテナ210を介し無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部142と、リーダアンテナ210により受信された無線タグ回路素子Toからの応答波を入力する受信部143と、送受分離器144とから構成される。
送信部142は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の無線タグ情報にアクセスする(読み取りや書き込み)ための質問波を生成するブロックである。すなわち、送信部142は、周波数の基準信号を発生する水晶振動子145Aと、制御回路214の制御により水晶振動子145Aの出力を分周/逓倍して所定周波数の搬送波を発生させるPLL(Phase Locked Loop)145B及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)145Cと、上記制御回路214から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例では制御回路214からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路146(但し「TX_ASK」信号の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路146により変調された変調波を増幅(この例では制御回路214からの「TX_PWR」信号によって増幅率が決定される増幅)して所望の質問波を生成する増幅率可変送信アンプ147とを備えている。そして、上記発生される搬送波は、例えばUHF帯(又はマイクロ波帯、あるいは短波帯でもよい)の周波数を用いており、上記可変送信アンプ147の出力は、送受分離器144を介しリーダアンテナ210に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部150に供給される。なお、質問波は上記のように変調した信号に限られず、単なる搬送波のみの場合もある。
受信部143は、リーダアンテナ210で受信された無線タグ回路素子Toからの応答波と上記搬送波とを乗算して復調するI相受信乗算回路148と、そのI相受信乗算回路148の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すためのI相バンドパスフィルタ149と、このI相バンドパスフィルタ149の出力を増幅するI相受信アンプ162と、このI相受信アンプ162の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換するI相リミッタ163と、上記リーダアンテナ210で受信された無線タグ回路素子Toからの応答波と上記搬送波が移相器167により位相を90°遅らせた信号とを乗算するQ相受信乗算回路172と、そのQ相受信乗算回路172の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すためのQ相バンドパスフィルタ173と、このQ相バンドパスフィルタ173の出力を増幅するQ相受信アンプ175と、このQ相受信アンプ175の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換するQ相リミッタ176とを備えている。そして、上記I相リミッタ163から出力される信号「RXS−I」及びQ相リミッタ176から出力される信号「RXS−Q」は、上記制御回路214に入力されて処理される。
また、I相受信アンプ162及びQ相受信アンプ175の出力は、強度検出手段としてのRSSI(Received Signal Strength Indicator)回路178にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が制御回路214に入力されるようになっている。このようにして、リーダ200では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの応答波の復調が行われる。
図5は、上記無線タグ回路素子Toの機能的構成の一例を表すブロック図である。なお、図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
図5において、無線タグ回路素子Toは、上述したようにリーダ200のリーダアンテナ210と無線通信若しくは電磁誘導により非接触で信号の送受信を行う上記タグアンテナ151と、このタグアンテナ151に接続された上記IC回路部150とを有している。
IC回路部150は、タグアンテナ151により受信された質問波(応答要求コマンドを含む信号)を整流する整流部152と、この整流部152により整流された質問波のエネルギを蓄積し駆動電源とするための電源部153と、上記タグアンテナ151により受信された質問波からクロック信号を抽出して制御部157に供給するクロック抽出部154と、所定の情報信号を記憶し得るメモリ部155と、上記タグアンテナ151に接続された変復調部156と、上記メモリ部155、クロック抽出部154及び変復調部156等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための上記制御部157とを備えている。
変復調部156は、タグアンテナ151により受信された上記リーダ200のリーダアンテナ210からの質問波の復調を行い、また、上記制御部157からの返信信号を変調し、タグアンテナ151より応答波(識別情報としてのタグIDを含む信号)として送信する。
クロック抽出部154は受信した信号からクロック成分を抽出し、受信した信号のクロック成分の周波数に対応したクロックを制御部157に供給する。
制御部157は、上記変復調部156により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部155において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、この返信信号を上記変復調部156によりタグアンテナ151から返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図6は、リーダ200の制御回路214により実行される制御手順を表すフローチャートである。この例では、リーダ200に電源が投入され起動開始すると、本フローが開始される(「START」位置)。
なお、リーダ200の起動開始時は、リーダ200は待機状態となっている。この待機状態とは、リーダアンテナ210への通電を行わず、リーダアンテナ210からの電波の出力がない(すなわち無線タグ回路素子Toの情報読み取りを行わない)状態である。また、初期条件として、ID読取フラグが「0」にセットされている。
図6において、まずステップS5において、重量センサ13,14の検出信号に基づいて、重量センサ13,14のいずれか一方の上を通る移動体(この例では人A)の存在が検出された否かを判定する。人Aの存在が検出されるまでループ待機し、人Aの存在が検出されたときは判定が満たされ、次のステップS10に移る。
ステップS10では、モータ駆動回路212に制御信号を出力して駆動モータ12を回転させることにより、図7(a)に示すように、リーダアンテナ210が人A側を向くようにリーダアンテナ210を中立位置(水平状態)から回動させる。
次いで、ステップS14において、重量センサ13,14のいずれか一方で検出した人Aの重量に基づき、後述するステップS15においてリーダアンテナ210から送信する電波の出力を決定する(第2出力制御手段)。すなわち、例えば重量センサ13,14の検出値が比較的大きな値であった場合、電波の出力を増大させるように設定する。
その後、ステップS15において、上記ステップS14で設定した出力値となるように高周波回路211に制御信号を出力してリーダアンテナ210への通電を行うことで、リーダアンテナ210から、人Aに備えられた無線タグTの無線タグ回路素子Toに対し応答要求コマンドを含む電波信号を送信する。
次いでステップS20において、一定の条件下において、リーダアンテナ210及び高周波回路211を介し、無線タグTの無線タグ回路素子Toから上記ステップS15での応答要求コマンドに対する応答信号を受信し、かつその受信した信号中にタグIDが含まれていたか否か(=タグIDの読み取りに成功したか否か)を判定する。このときの一定の条件下とは、例えば、一定の時間が経過するまでにタグIDを読み取れたかどうかとしてもよいし、アンテナの方向が人Aの方向に追従して最初にある位置(例えば、中立位置等)に到達するまでにタグIDが読み取れたかどうか、等としてもよい。また、これらを組み合わせて設定するようにしてもよい。タグIDの読み取りに成功した場合には、判定が満たされてステップS25に移り、ID読取フラグを「1」にセットする。
一方、タグIDが読み取れなかった場合には、判定が満たされずにステップS30に移る。このステップS30では、高周波回路211に制御信号を出力してリーダアンテナ210から送信される電波の出力を増大させる(第1出力制御手段)。このとき、予め決められた増量分だけ電波の出力を1回のみ増大させても良いし、予め決められた最大出力となるまで電波の出力を徐々に増大させても良い。
次いでステップS35において、重量センサ13,14の検出信号に基づいて、(無線タグTを備えた人Aが筐体11上を移動することで)重量センサ13,14の他方の上を通る人Aの存在が検出された否かを判定する。人Aの存在が検出された(=人Aが一方の重量センサ側から他方の重量センサ側に移動した)ときは、判定が満たされてステップS40に移り、人Aの存在が検出されない(=人Aが一方の重量センサのみ踏んだが他方の重量センサは踏まなかった;例えば通過を途中で思いとどまり引き返した場合等)ときは、判定が満たされずステップS45に移る。
ステップS40では、モータ駆動回路212に制御信号を出力して駆動モータ12を前述と反対方向に回転させることにより、図7(b)に示すように、リーダアンテナ210が人A側を向くようにリーダアンテナ210を前述と反対方向に回動させる。
次いでステップS50において、上記ステップS20と同様、リーダアンテナ210及び高周波回路211を介し、上記ステップS15での応答要求コマンドに対する応答信号を受信し、かつその受信した信号中にタグIDが含まれていたか否か(=タグIDの読み取りに成功したか否か)を判定する。タグIDの読み取りに成功した場合には、判定が満たされてステップS55に移り、タグIDが読み取れなかった場合には、判定が満たされずステップS60に移る。
ステップS60では、ID読取フラグが「1」であるかどうかを判定する。ID読取フラグが「1」である(=ステップS20においてタグIDが既に一度読み取れている)ときは、判定が満たされてステップS55に移り、ID読取フラグが「1」ではなく「0」である(=ステップS20でタグIDが読み取れていない)ときは、判定が満たされずステップS45に移る。
ステップS55では、高周波回路211に制御信号を出力してリーダアンテナ210への通電を停止することで、リーダアンテナ210からの電波信号(応答要求コマンド)の送信を停止する。
次いでステップS65において、重量センサ13,14における人Aの重量検出順序に基づいて、人Aの移動方向を推定する。具体的には、図7に示すように、まず重量センサ13で人Aの重量が検出され、重量センサ14で人Aの重量が検出されず、その後、重量センサ13で人Aの重量が検出されなくなり、重量センサ14で人Aの重量が検出された場合には、人Aは重量センサ13側から重量センサ14側へ移動したと推定する(前述の例では、出入口Goを介して倉庫G外から倉庫G内への入室方向aへの移動)。このように重量センサ13,14の検出値の有無(あるいは大小でもよい)を用いることで、その重量センサ13,14の配置方向に沿った移動方向の推定を確実に行うことができる。
次いでステップS70において、上記ステップS65での推定結果に基づく人Aの移動方向の推定情報を生成する。そして、その推定情報と、上記ステップS20又はステップS50で取得したタグIDとを含む移動情報を生成する。そして、この移動情報を、通信制御部213及びネットワーク(図示せず)を介して管理装置220に出力(報告)し、ステップS80に移る。
一方、ステップS45では、上記のステップS55と同様に、高周波回路211に制御信号を出力してリーダアンテナ210への通電を停止することで、リーダアンテナ210からの電波信号(応答要求コマンド)の送信を停止する。
次いでステップS75において、エラーである旨を通信制御部213及びネットワーク(図示せず)を介して管理装置220に出力(報告)する。この報告は、例えば以下のような内容となる。
すなわち、ステップS35からステップS45に移行していた場合は、ステップS5において重量センサ13,14のいずれか一方の上を通る人Aの存在が検出されたにもかかわらず、ステップS35において重量センサ13,14の他方の上を通る人Aの存在が検出されなかったということである。この場合、いったん出入口Goを通過して倉庫Gへ入室(又は倉庫Gから退室)ようとしたが、途中で通過を止めてしまった(引き返した)と判断され、ステップS75においてその旨のエラーを出力(報告)する。
また、ステップS60からステップS45に移行していた場合は、ステップS20及びステップS50のいずれにおいても無線タグTのタグIDが読み取れなかった場合である。この場合、人が無線タグTを所有していない、或いは人が持ち運ぶ物品に無線タグTが貼付されていないものと判断され、ステップS75においてその旨のエラーを出力(報告)する。
以上のようにしてステップS75が終了したら、次のステップS80に移る。ステップS80では、モータ駆動回路212に制御信号を出力して駆動モータ12を回転させることにより、リーダアンテナ210を元の中立位置(水平状態)に戻す(図2参照)。
以上において、図6のステップS15、ステップS20、及びステップS50は、各請求項記載の、アンテナを用いた無線通信により無線タグと情報送受信を行う送受信手段を構成する。また、ステップS70は、移動体検出手段における検出結果と、送受信手段における無線タグとの情報送受信結果とに応じて、無線タグの識別情報と移動体の推定移動方向とを含む移動情報を生成する移動情報生成手段を構成する。
また、モータ駆動回路212及び駆動モータ12は、移動体検出手段における移動体の検出結果に応じて、移動体の存在方向へアンテナの方向を変更させるアンテナ方向変更手段を構成する。
以上説明したように、本実施形態の無線タグ通信装置1においては、重量センサ13,14の設置箇所に移動体(上記の例では人A)が侵入すると、接触式の重量センサ13,14によって、赤外線等の非接触の場合よりも高い信頼性で人Aを検出することができる。また、重量センサ13,14により人Aが検出されると、リーダアンテナ210の方向が通常の所定位置(上記の例では中立位置)から人Aの移動方向に追従して変更する(図6のステップS40参照)。この追従は、人Aが例えば入室方向aに通過する場合も、逆に退室方向bに通過する場合も、さらに入室方向a又は退室方向bから進入した後引き返す場合も、いずれも可能である。そして、このような追従により、リーダアンテナ210の通信領域内に無線タグTが存在する時間を長くとることができる。この結果、無線タグTとの情報送受信を確実に行うことができ、無線タグTに記憶された人Aに係わるタグIDを確実に取得することができる。そして、無線タグTとの情報送受信により取得されたタグIDと、重量センサ13,14の検出結果の時間変動に沿った人Aの移動方向とを用いることで、人Aの移動方向の推定情報を生成することができる(図6のステップS65参照)。
以上の結果、(アンテナを複数設けることなく1つのリーダアンテナ210を用いるだけで)人Aの移動方向を推定できると共に、リーダアンテナ210のと無線タグTとの通信時間を長くして無線タグTから人Aに係わるタグIDを確実に取得することができる。この結果、コスト増大を招くことなく、倉庫Gへの人Aの入退室管理を確実に行うことができる。
このとき特に、重量センサ13,14による人Aの検出結果に応じて、駆動モータ12により人Aの存在方向へ向かって(人Aの移動方向に追従して)リーダアンテナ210の方向を変更する(図6のステップS10、ステップS40参照)。これにより、人Aの検出とリーダアンテナ210の方向変更とを一つの手段で行う場合(後述の変形例参照)に比べて、(それぞれ各機能に特化した)高精度の手段として構成することができる。
また、本実施形態では特に、重量センサ13,14のいずれか一方により人Aが検出され、リーダアンテナ210を当該重量センサ側に向けた後に、リーダアンテナ210から電波を出力して無線タグTとの情報送受信を開始する(図6のステップS15参照)。そして、重量センサ13,14の他方により人Aが検出され、リーダアンテナ210を当該重量センサ側に向けた後に、リーダアンテナ210からの電波出力を終了し(図6のステップS45、ステップS55参照)、さらにリーダアンテナ210の位置を中立位置に戻す(図6のステップS80参照)。このような流れとすることにより、常時電波送信を行う場合よりも他の機器との電波干渉の可能性を低減でき、また消費電力を低減することができる。
また、本実施形態では特に、リーダアンテナ210から電波を出力して、無線タグTとの情報送受信を開始した後、無線タグTより人Aに係わるタグIDが取得できなかったときは、リーダアンテナ210からの電波の出力を増大させる(図6のステップS30参照)。これにより、電波送信開始当初の電波出力で情報送受信がうまくいかなかった場合でも、その後の増大した出力によって確実に情報送受信(特に、タグIDの読み取り)を行うことができる。リーダアンテナ210の方向変更によって無線タグTがリーダアンテナ210の通信範囲に存在する時間が長いことから、特にこの出力増大の効果が有効である。この結果、人Aに係わるタグIDの取得における信頼性をさらに高めることができる。
さらに、本実施形態では特に、重量センサ13,14で検出した人Aの重量に基づき、重量センサ13,14の検出値が比較的大きな値であった場合、人Aが大きなものであったり金属物であって無線通信の阻害が起こりやすいと予想し、電波の出力を増大させる(ステップS15参照)。これにより、情報送受信の確実性をさらに向上することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)弾性部材を用いてリーダアンテナの方向を変更する場合
すなわち、上記実施形態のように(駆動モータ12を含む)アンテナ傾き駆動機構によりリーダアンテナ210の方向を変更する代わりに、リーダアンテナ210が内蔵された弾性床を使用する場合である。この場合、移動体の重量負荷に応じて弾性床を変形させてリーダアンテナ210の方向を変更する。
図8は、本変形例における無線タグ通信装置の概略構造及び動作状態を表す説明図である。なお、図2と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
図8において、無線タグ通信装置1Aは、床下に埋め込まれた筐体21を有し、この筐体21内には上記のリーダ200が配置されている。筐体21の上面には、ゴム等からなる弾性床22が固定されている。弾性床22は、移動体(この例では人A)を検出する接触式の移動体検出手段を構成している。弾性床22には、リーダ200と接続(後述の図9参照)された上記のリーダアンテナ210が内蔵されている。
リーダアンテナ210は、図8(a)に示すように、通常時には水平状態(中立位置)となっている。人Aが無線タグ通信装置1Aの上を通ると、図8(b)に示すように、人Aにより弾性床22に上から圧力が加わり、その重量負荷に応じて弾性床22が弾性変形し、これに伴って弾性床22中のリーダアンテナ210が人A側を向くように傾く(つまり弾性床22はリーダアンテナ210と一体的に作動する)。そして、人Aが弾性床22から去ると、図8(a)に示すように、弾性床22が元の状態に戻り、リーダアンテナ210が所定位置(この例ではリーダアンテナ210が水平となる中立位置)に復帰する。
図9は、本変形例の機能的構成を表す機能ブロック図であり、上記実施形態の図3に相当する図である。なお、図3と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
図9において、リーダ200の制御回路214には、リーダアンテナ210の角度(方向)を検出する角度センサ23(アンテナ方向検出手段)が接続されている。角度センサ23は、特に図示はしないが、例えばリーダアンテナ210と共に弾性床22に内蔵されている。
図10は、制御回路214により実行される制御手順を表すフローチャートであり、上記実施形態の図6に相当する図である。なお、図6と同等の手順には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
図10のフローでは、図6のステップS5に代えて新たにステップS105を設けると共に、図6のステップS14が省略されている。すなわちまずステップS105において、上記角度センサ23の検出信号に基づいて、弾性床22に重量が負荷されることで人Aが検出され、リーダアンテナ210が一方側を向くように傾けられたか否かを判定する。人Aが検出されるまでループ待機し、リーダアンテナ210が一方側を向いているときは判定が満たされ、上記ステップS15に移り、上述したように高周波回路211に制御信号を出力してリーダアンテナ210への通電を行うことで、リーダアンテナ210から電波を送信する。
その後、ステップS20を経て上記ステップS25又はステップS30を実行した後、図6のステップS35に代えて設けたステップS135に移る。ステップS135では、角度センサ23の検出信号に基づいて、弾性床22に重量が負荷されることで人Aが検出され、リーダアンテナ210が他方側を向くように傾けられたか否かを判定する。人Aが検出され、リーダアンテナ210が他方側を向いているときは、判定が満たされて上記ステップS50に移り、リーダアンテナ210が他方側を向いていないときは、判定が満たされず上記ステップS45に移る。
その後、上記のステップS55を実行した後、図6のステップS65に代えて新たに設けたステップS165において、角度センサ23の検出結果の推移に基づいて、人Aの移動方向を推定する。具体的には、角度センサ23でリーダアンテナ210が一方側に向いたことが検出され、その後、角度センサ23でリーダアンテナ210が他方側に向いたことが検出された場合、人Aは上記一方側から他方側へ移動したと推定する。このように角度センサ23の検出値を用いることで、重量センサを用いる場合のように複数のセンサの検出値を用いることなく、移動方向の推定を容易に行うことができる。
上記以外の手順は、図6と同等であるので説明を省略する。
本変形例においては、無線タグTとの情報送受信により取得されたタグIDと、角度センサ23の検出結果の時間変動に沿った人Aの移動方向とを用いることで、上記実施形態と同様に、人Aの移動方向を推定し人Aの入退室管理を行うことができる。
また、弾性床22が人Aの検出機能とリーダアンテナ210の方向変更機能とを兼ね備えているので、両機能を別々の手段で構成する場合に比べ、構成を簡素化して部品点数を減らし、コスト低減を図ることができる。さらに、弾性床22の変形が直接リーダアンテナ210の方向を変更させるので、移動体検出とアンテナ方向変更の動作がスムーズに行われるという効果もある。
(2)バネを用いてリーダアンテナの方向を変更する場合
すなわち、上記実施形態のようにアンテナ傾き駆動機構によりリーダアンテナ210の方向を変更する代わりに、リーダアンテナ210と接続された複数のバネを使用する場合である。この場合、人Aの重量負荷に応じて各バネを伸縮させてリーダアンテナ210の方向を変更する。
図11は、本変形例における無線タグ通信装置の概略構造及び動作状態を表す構成図である。なお、図2と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
図11において、無線タグ通信装置1Bは、床下に埋め込まれた筐体31を有し、この筐体31内には上記のリーダ200が配置されている。筐体31の上部には、リーダ200と接続された上記のリーダアンテナ210が配置されている。リーダアンテナ210は、筐体31に支軸部210aを介して揺動(回動)自在に支持されている。
リーダアンテナ210と筐体31との間には、バネ(伸縮部材)32,33が配置されている。バネ32の上端は、リーダアンテナ210の一方側に接続され、バネ32の下端は、筐体31の内側底面の対応する箇所に接続されている。バネ33の上端は、リーダアンテナ210の他方側に接続され、バネ33の下端は、筐体31の内側底面の対応する箇所に接続されている。筐体31には、バネ32,33を貫通させるための複数の貫通穴34が形成されている。バネ32,33は、移動体(この例では人A)を検出する接触式の移動体検出手段を構成している。なお、バネ32,33の数は、1つずつでも良いし、或いは複数ずつあっても良い。
リーダアンテナ210は、図11(a)に示すように、通常時には所定の状態(この例では水平な中立位置)となっている。人Aがリーダアンテナ210の一方側の上を通ると、図11(b)に示すように、人Aによりリーダアンテナ210に上から圧力が加わり、その重量負荷に応じてバネ32,33の一方が付勢力に抗して収縮し、バネ32,33の他方が付勢力に抗して伸長し、リーダアンテナ210が人A側を向くように傾く(つまりバネ32,33はリーダアンテナ210と一体的に作動する)。そして、人Aがリーダアンテナ210から去ると、図11(a)に示すように、バネ32,33が付勢力により元の所定位置(中立位置)に復帰する。
なお、本変形例の機能的構成及び制御回路で実行する制御手順は、上記図9及び図10と同様であるので、説明を省略する。
本変形例においても、上記実施形態と同様、人Aの移動方向を推定し人Aの入退室管理を行うことができる。また、バネ32,33が移動体の検出機能とリーダアンテナ210の方向変更機能とを兼ね備えているので、両機能を別々の手段で構成する場合に比べ、構成を簡素化して部品点数を減らし、コスト低減を図ることができる。さらに、伸縮可能な複数のバネ32,33の伸縮が直接リーダアンテナ210の方向を変更させるので、移動体検出とアンテナ方向変更の動作がスムーズに行える効果もある。
(3)伸縮可能な支持棒を用いてリーダアンテナの方向を変更する場合
すなわち、上記実施形態のようにアンテナ傾き駆動機構によりリーダアンテナ210の方向を変更する代わりに、リーダアンテナ210と接続された複数の伸縮可能な支持棒を使用する場合である。この場合、移動体の重量負荷に応じて各支持棒を伸縮させてリーダアンテナ210の方向を変更する。
図12は、本変形例における無線タグ通信装置の概略構造及び動作状態を表す構成図である。なお、図2及び図11と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
図12において、無線タグ通信装置1Cは上記の筐体31を有し、この筐体31内には上記のリーダ200が配置され、筐体31の上部には上記のリーダアンテナ210が配置されている。
また、筐体31には、リーダアンテナ210を支える複数の支持棒(伸縮部材)41,42が取り付けられている。支持棒41は、筐体31内に配置されたベース43と、このベース43に対して伸縮する伸縮ロッド44とを有している。伸縮ロッド44の先端は、リーダアンテナ210の一方側に接続されている。伸縮ロッド44の基端とベース43の底部との間には、バネ(図示せず)が配置されている。支持棒42は、筐体31内に配置されたベース45と、このベース45に対して伸縮する伸縮ロッド46とを有している。伸縮ロッド46の先端は、リーダアンテナ210の他方側に接続されている。伸縮ロッド46の基端とベース45の底部との間には、バネ(図示せず)が配置されている。支持棒41,42は、移動体(この例では人A)を検出する接触式の移動体検出手段を構成している。なお、支持棒41,42の数は、1つずつでも良いし、或いは複数ずつあっても良い。
リーダアンテナ210は、図12(a)に示すように、通常時には所定の状態(この例では水平な中立位置)となっている。そして、人Aがリーダアンテナ210の一方側の上を通ると、人Aによりリーダアンテナ210に上から圧力が加わり、その重量負荷に応じて伸縮ロッド44,46の一方が縮み、伸縮ロッド44,46の他方が伸び、リーダアンテナ210が人A側を向くように傾く(つまり支持棒41,43はリーダアンテナ210と一体的に作動する)。そして、人Aがリーダアンテナ210から去ると、図12(a)に示すように、バネ(図示せず)の付勢力により伸縮ロッド44,46が元の所定位置(中立位置)に戻り、リーダアンテナ210が中立位置に復帰する。
なお、本変形例の機能的構成及び制御回路で実行する制御手順は、上記図9及び図10と同様であるので、説明を省略する。
本変形例においても、上記実施形態と同様、人Aの移動方向を推定し人Aの入退室管理を行うことができる。また、支持棒41,42が人Aの検出機能とリーダアンテナ210の方向変更機能とを兼ね備えているので、両機能を別々の手段で構成する場合に比べ、構成を簡素化して部品点数を減らし、コスト低減を図ることができる。さらに、伸縮可能な複数の支持棒41,42の伸縮が直接リーダアンテナ210の方向を変更させるので、移動体検出とアンテナ方向変更の動作がスムーズに行える効果もある。
なお、上記変形例においては、リーダアンテナ210を人Aが踏むことで支持棒41,42をリーダアンテナ210と一体的に伸縮作動させるようにしたが、これに限られない。例えば支軸部210aを介し傾動自在に支持されたリーダアンテナ210の上部の一方側及び他方側に、上下動する棒状の2本のロッド(伸縮しない)をそれぞれ当接させ、各ロッドの上部にそれぞれ設けた2つの踏み凸部を筐体31の上面から露出させて配置するようにしてもよい。この場合、2つの踏み凸部のいずれかを人Aが踏むことでその踏み動作をリーダアンテナ210に伝え、リーダアンテナ210が傾動し、上記変形例と同様の効果を得る。
(4)その他
上記実施形態では、筐体11に重量センサ13,14を設けたが、重量センサの数としては3つ以上とし、これらの重量センサの検出値に応じてリーダアンテナ210の傾き(方向)を細かく制御しても良い。
また、以上においては、部屋における入退室管理に本発明を適用した場合を例にとって説明したが、これに限られず、ゲートの通過管理、その他の所定領域・区画への入退場管理に適用してもよい。この場合も上記と同様の効果を得る。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本実施形態の無線タグ通信装置が設置された、入退室管理対象の部屋(倉庫)の一例を表す図である。 無線タグ通信装置の概略構造を表す構成図である。 リーダの機能構成を含む無線タグ通信装置の構成を表すブロック図である。 高周波回路の詳細構成を表す機能ブロック図である。 無線タグ回路素子の機能的構成の一例を表すブロック図である。 制御回路により実行される制御手順を表すフローチャートである。 無線タグ通信装置の動作状態を表す構成図である。 変形例における無線タグ通信装置の概略構造及び動作状態を表す構成図である。 変形例においてリーダの機能構成を含む無線タグ通信装置の構成を表すブロック図である。 変形例において制御回路により実行される制御手順を表すフローチャートである。 他の変形例における無線タグ通信装置の概略構造及び動作状態を表す構成図である。 更に他の変形例における無線タグ通信装置の概略構造及び動作状態を表す構成図である。
符号の説明
1 無線タグ通信装置
1A 無線タグ通信装置
1B 無線タグ通信装置
1C 無線タグ通信装置
12 駆動モータ(アンテナ方向変更手段)
13 重量センサ(移動体検出手段)
14 重量センサ(移動体検出手段)
22 弾性床(移動体検出手段)
23 角度センサ(アンテナ方向検出手段)
32 バネ(伸縮部材、移動体検出手段)
33 バネ(伸縮部材、移動体検出手段)
41 支持棒(伸縮部材、移動体検出手段)
42 支持棒(伸縮部材、移動体検出手段)
210 リーダアンテナ
211 高周波回路
212 モータ駆動回路(アンテナ方向変更手段)
214 制御回路
A 人(移動体)
T 無線タグ

Claims (10)

  1. 無線タグを備えた移動体を検出する接触式の移動体検出手段と、
    前記無線タグと無線通信するために設けられ、前記移動体検出手段における前記移動体の検出時には前記移動体の存在方向へ方向変更可能で、前記移動体の非検出時には所定の位置に復帰するように支持されたアンテナと、
    前記アンテナを用いた前記無線通信により前記無線タグと情報送受信を行う送受信手段と、
    前記移動体検出手段における検出結果と、前記送受信手段における前記無線タグとの情報送受信結果とに応じて、前記無線タグの識別情報と前記移動体の推定移動方向とを含む移動情報を生成する移動情報生成手段と
    を有することを特徴とする無線タグ通信装置。
  2. 前記送受信手段は、
    前記移動体検出手段で前記移動体を検出した後に前記情報送受信を開始し、
    前記アンテナが前記所定の位置に復帰するのに応じて前記情報送受信を終了する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線タグ通信装置。
  3. 前記送受信手段による前記情報送受信を開始後、前記無線タグより情報取得ができなかった場合、前記無線通信における電波の出力を増大させる第1出力制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の無線タグ通信装置。
  4. 前記移動体検出手段における前記移動体の検出結果に応じて、前記移動体の存在方向へ前記アンテナの方向を変更させるアンテナ方向変更手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の無線タグ通信装置。
  5. 前記移動体検出手段は、
    複数箇所にそれぞれ設けた重量センサであり、
    前記移動情報生成手段は、
    前記複数箇所の重量センサにおける前記移動体の重量検出順序に基づき、前記移動情報を生成する
    ことを特徴とする請求項4記載の無線タグ通信装置。
  6. 前記重量センサで検出した前記移動体の重量に基づき、前記無線通信における電波の出力を制御する第2出力制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項5記載の無線タグ通信装置。
  7. 前記移動体検出手段は、
    前記移動体の重量負荷の作用により前記アンテナと一体的に作動しつつ、前記移動体を検出する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の無線タグ通信装置。
  8. 前記移動体検出手段は、
    前記アンテナを内蔵し、前記移動体の重量負荷に応じて変形可能な弾性部材から成り、前記弾性部材の変形状態によって前記移動体を検出する
    ことを特徴とする請求項7記載の無線タグ通信装置。
  9. 前記移動体検出手段は、
    前記アンテナに接続され、前記移動体の重量負荷に応じて伸縮可能な複数の伸縮部材から成り、前記伸縮部材の伸縮状態によって前記移動体を検出する
    ことを特徴とする請求項7記載の無線タグ通信装置。
  10. 前記移動体検出手段による検出に応じて変動する前記アンテナの方向を検出するアンテナ方向検出手段を有し、
    前記移動情報生成手段は、
    前記アンテナ方向検出手段の検出結果の推移に基づき、前記移動情報を生成する
    ことを特徴とする請求項8又は請求項9記載の無線タグ通信装置。
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