JP2010008152A - 電子体温計 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者や使用環境の要請に柔軟に対応可能な誤操作防止機能を有する、ユーザビリティに優れた電子体温計を提供する。
【解決手段】電源スイッチを所定時間押下し続けるか、あるいは、電源スイッチを所定回数だけ連続的に押下することで、電源がオフになる電子体温計において、「所定時間」あるいは「所定回数」の設定値をユーザが変更できるようにする。また、電源切断時に、電源をオフするまでの残り時間もしくは残り回数を表示部に表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子体温計に関する。
体温を測定する電子体温計として、感温部を身体の被測定部(腋下、舌下等)に接触させて体温を測定する接触式のものや、鼓膜等からの熱放射を測定する非接触式のものなどが提案されている。一般的な接触式の電子体温計は略ペン状の細長い本体と、本体先端部に設けられた感温部と、本体側面に設けられた測定結果などの表示部と、本体後部もしくは側面に設けられた電源スイッチと、本体に内蔵された測温、演算等を実行する制御部で構成されている。
このような電子体温計において最も一般的な被測定部は腋下であり、使用者は電子体温計を衣服の内側において腋下に数十秒から数分間はさんで測定する。使用者は衣服の内側という見えない位置で電子体温計を腋下に接触させておく必要があり、特に子供などは測定中あるいは、測定後に取り出す際に、誤って電源スイッチを押して電源を切断してしまう可能性がある。
測定結果等が表示される面と同一面ではなく、感温部と反対側の端に埋め込むように電源スイッチを付けて、容易には押下できないように構成したものもあるが、この構成によると、部品点数が増えることによるコストアップや、指先が大きな人には操作が困難という弊害がある。これらを考慮すると、操作スイッチは表示面と同一面に設置することが望ましいが、一方で測定中にスイッチを押下してしまうなどの誤操作が発生しやすくなる。このような誤操作を防ぐために、所定時間のあいだ電源スイッチを押し続けなければ電源が切断されないようにする方法(いわゆる「長押し」)が提案されている(特許文献1、2参照)。電源がオフになるまでの時間(長押し時間)は、誤操作による押下と明確に区別できるように、約1.5秒〜2秒程度に設定されるのが一般的である。
しかしながら、本発明者らの調査により、使用者の年齢(子供、大人、老人など)や、体温計が使用される環境(家庭、医療機関など)によって、好ましい長押し時間に差があることがわかってきた。例えば、幼児や子供の場合は誤操作による電源オフ防止の観点から長押し時間を長めに設定するほうがよいが、大人の場合はあまりに長押し時間が長いと煩わしく感じる可能性がある。また老人や障害者の中には、電源スイッチを長押しすることが困難な者も存在する。このように、特定の使用者にとってメリットのある方法は、別の使用者にとってはデメリットになる可能性がある。したがって、使用者や使用環境に応じた適切な誤操作防止策が望まれる。
また、従来の方法では、予め設定された電源オフまでのスイッチ押下時間を使用者が認識できないため、どれだけスイッチを押し続けると電源がオフされるのかどうかが把握しにくく、ユーザビリティ面での問題も指摘されていた。
なお、体温計ではないが、より複雑な方法として、スイッチの種類と押下時間の長短の組み合わせをパターンとして記憶させ、そのパターン通りにスイッチを押さなければセキュリティを解除できないようにする方法が提案されている(特許文献3参照)。
しかしながら、このような複雑な機能は体温計には過剰であるとともに、体温計のようにスイッチが少ない単純な機器には適用が難しい。しかも、押下時間の長短は感覚的なものであるため、ある使用者が設定したパターン通りに、別の使用者が押下時間の長短の組
み合わせを再現できるとは限らず、電源を切ることができない可能性がある。したがって、複数の者が使用する可能性がある体温計には、このような機能は妥当でなく、より単純かつ確実な誤操作防止策が望まれる。
特開2006−118926号公報 特開平10−125166号公報 特開2005−190335号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、使用者や使用環境の要請に柔軟に対応可能な誤操作防止機能を有する、ユーザビリティに優れた電子体温計を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を採用する。
本発明の第1態様に係る電子体温計は、体温を測定する温度センサと、電源スイッチと、表示部と、設定値を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された設定値に対応する時間のあいだ前記電源スイッチが継続的に押下された場合に、電子体温計の電源をオフにする電源制御部と、ユーザの操作に基づき前記記憶部に記憶されている設定値を変更する設定変更部と、を備える。
「設定値に対応する時間」という表現は、設定値が直接的に時間の長さを表す構成(例えば設定値が「2」という数値で時間が「2秒」)もあれば、テーブル若しくは換算式を用いて設定値から時間を求める構成もとり得ることを意味する。
上記構成によれば、設定された時間以上に電源スイッチを押下し続けなければ電源がオフにならないので、意図しない電源スイッチへの接触等により電源が切断されてしまうことを防止することができる。また、電源がオフになるまでの押下時間をユーザ自身が任意に設定できるので、ユーザの好みや使用環境の要請に柔軟に対応することができ、ユーザビリティに優れた電子体温計を実現することができる。
ところで、電源オフまでの押下時間を任意に設定できるのはユーザにとってはメリットがある反面、ユーザ自身が設定値を忘れてしまった場合や、ユーザ以外の者がその体温計を利用する場合には、電源オフの具体的操作が不明になるというデメリットがある。例えば、押下時間が非常に長い値(10秒)に設定されている場合に、その設定を知らない者は、電源スイッチを普通に長押ししたり何回か押下してみて電源がオフにならないと、電源オフのやり方がわからず困惑するか、体温計の故障を疑う可能性がある。体温計は、家庭、職場、医療機関などにおいて複数の者で共用されることが多いため、特に上記のような問題が生じやすい。
そこで、前記電源制御部は、前記電源スイッチが押下されているあいだ、電源オフまでの残り時間を表す画面を前記表示部に出力することが好ましい。
この構成によれば、電源オフのために電源スイッチの押下を開始すると、押下時間の設定値を把握することができる。さらに、電源スイッチの押下を続ければ、残り時間がカウントダウンされていくため、あとどれくらい押下すれば電源がオフされるのかを視覚的に理解しやすい。なお、残り時間は、数字、文字、図形、画像その他どのような態様で表現しても構わない。
また、前記電源制御部は、前記設定値に対応する回数だけ前記電源スイッチが連続的に押下された場合にも、電子体温計の電源をオフにすることが好ましい。
電源オフの具体的な操作を知らない者や、押下時間の設定値を知らない者は、電源スイッチを長押ししたり繰り返し押下するという操作を試みる蓋然性が高い。よって、長押しと連続押下のいずれの場合でも電源がオフになるような構成にしておくことで、電子体温計のユーザビリティが向上する。また、電源スイッチの連続押下は、電源スイッチを長押しするよりも短時間で電源をオフできるため、長押しが面倒なときや、時間を節約したいときなどにも有効である。
なお、「連続的に押下」とは、予め定められている時間的条件を満足するように複数回の押下が行われることを意味する。例えば、1回目の押下の開始若しくは終了から所定の規定時間以内に2回目の押下が行われた場合に、その1回目と2回目の押下を「連続」とみなせばよい。あるいは、n回の押下に要した総時間が所定の時間以下である場合に、そのn回の押下を「連続」とみなしてもよい。また、「設定値に対応する回数」という表現は、設定値が直接的に回数を表す構成(例えば設定値が「2」という数値で回数が「2回」)もあれば、テーブル若しくは換算式を用いて設定値から回数を求める構成もとり得ることを意味する。
本発明の第2態様に係る電子体温計は、体温を測定する温度センサと、電源スイッチと、表示部と、設定値を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された設定値に対応する回数だけ前記電源スイッチが連続的に押下された場合に、電子体温計の電源をオフにする電源制御部と、ユーザの操作に基づき前記記憶部に記憶されている設定値を変更する設定変更部と、を備える。
この構成によれば、設定された回数以上に電源スイッチを連続押下しなければ電源がオフにならないので、意図しない電源スイッチへの接触等により電源が切断されてしまうことを防止することができる。また、電源がオフになるまでの押下回数をユーザ自身が任意に設定できるので、ユーザの好みや使用環境の要請に柔軟に対応することができ、ユーザビリティに優れた電子体温計を実現することができる。
ところで、電源オフまでの押下回数を任意に設定できるのはユーザにとってはメリットがある反面、ユーザ自身が設定値を忘れてしまった場合や、ユーザ以外の者がその体温計を利用する場合には、電源オフの具体的操作が不明になるというデメリットがある。例えば、押下回数が非常に多い値(10回)に設定されている場合に、その設定を知らない者は、電源スイッチを普通に長押ししたり何回か押下してみて電源がオフにならないと、電源オフのやり方がわからず困惑するか、体温計の故障を疑う可能性がある。体温計は、家庭、職場、医療機関などにおいて複数の者で共用されることが多いため、特に上記のような問題が生じやすい。
そこで、前記電源制御部は、前記電源スイッチが押下されるたび、電源オフまでの残り回数を表す画面を前記表示部に出力することが好ましい。
この構成によれば、電源オフのために電源スイッチの押下を開始すると、押下回数の設定値を把握することができる。さらに、電源スイッチの押下を繰り返せば、残り回数がカウントダウンされていくため、あと何回押下すれば電源がオフされるのかを視覚的に理解しやすい。なお、残り回数は、数字、文字、図形、画像その他どのような態様で表現しても構わない。
また、前記電源制御部は、前記設定値に対応する時間のあいだ前記電源スイッチが継続
的に押下された場合にも、電子体温計の電源をオフにすることが好ましい。
電源オフの具体的な操作を知らない者や、押下時間の設定値を知らない者は、電源スイッチを長押ししたり繰り返し押下するという操作を試みる蓋然性が高い。よって、長押しと連続押下のいずれの場合でも電源がオフになるような構成にしておくことで、電子体温計のユーザビリティが向上する。
前記設定変更部は、所定のスイッチが継続的に押下された時間の長さに応じて前記記憶部に設定する設定値(押下時間または押下回数)を決定することが好ましい。
この構成によれば、ユーザはシンプルかつ直感的な操作で設定値を設定することが可能である。なお、この設定方法は、押下時間を設定する場合に特に好適である。なぜなら、設定時と電源オフ時の操作が同じになるため、電源オフ時の押下時間の長さを体感(確認)しつつ設定を行えるという利点があるからである。
前記設定変更部は、前記所定のスイッチが押下されているあいだ、前記所定のスイッチの継続押下時間を表す画面を前記表示部に出力することが好ましい。
この構成によれば、設定内容を視覚的に確認できるため、設定時の操作性が向上するとともに、設定ミスを防止することができる。
前記設定変更部は、所定のスイッチが押下された回数に応じて前記記憶部に設定する設定値(押下時間または押下回数)を決定してもよい。
この構成によれば、ユーザはシンプルかつ直感的な操作で設定値を設定することが可能である。押下時間の設定にこの方法を利用する場合(例えば、1回押下したら1秒、2回押下したら2秒、のように設定する場合)、設定する押下時間の長さを明確に指定できるという利点がある。また、押下回数の設定にこの方法を利用する場合は、設定時と電源オフ時の操作が同じになるため、電源オフ時の操作を体感(確認)しつつ設定を行えるという利点がある。
前記設定変更部は、前記所定のスイッチが押下されるたびに、前記所定のスイッチの押下回数を表す画面を前記表示部に出力することが好ましい。
この構成によれば、設定内容を視覚的に確認できるため、設定時の操作性が向上するとともに、設定ミスを防止することができる。
前記設定変更部は、電子体温計の電源がオフの状態において、前記所定のスイッチが所定時間のあいだ継続的に押下された場合に、前記設定値を変更する処理を開始することが好ましい。あるいは、前記設定変更部は、電子体温計の電源がオフの状態において、前記所定のスイッチが所定回数連続的に押下された場合に、前記設定値を変更する処理を開始することも好ましい。
この構成によれば、長押しや所定回数連続押下といった所定のスイッチ操作をしなければ設定値変更モードに移行しないため、誤操作や子供のいたずらなどによって設定値が変わってしまう事態を防止できる。また電源オフの状態からのみ設定値変更モードに入ることができるので、体温測定中に意図せず設定値変更モードに入ってしまう事態を防止でき、ユーザビリティの点から好ましい。
前記電源スイッチが前記所定のスイッチを兼ねていることが好ましい。
これにより、体温計のスイッチ数を増やす必要がないので、構造の複雑化やコスト増を抑制できる。
本発明は、上記手段の少なくとも一部を有する電子体温計として捉えてもよいし、上記処理の少なくとも一部を含む電子体温計の制御方法として捉えることもできる。なお、上記手段および処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
本発明によれば、使用者や使用環境の要請に柔軟に対応可能な誤操作防止機能を有する、ユーザビリティに優れた電子体温計を提供することが可能である。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<第1実施形態>
(電子体温計の外観)
図1は本発明の第1実施形態に係る電子体温計の外観を示す図である。
電子体温計1は、概略、表示部3が設けられる幅広の体温計本体と、体温計本体から細長く延びる棒状のプローブと、を備えている。体温計本体は樹脂材からなるハウジングを有し、そのハウジング内に電子部品(後述)を内蔵している。体温計本体の正面には表示部3と電源スイッチ2が設けられている。プローブは測温時に腋下や舌下等の被測定部に挟み込まれる部分であり、樹脂材若しくはエラストマからなる。プローブの先端にはステンレス製の感温部4が設けられ、感温部4の内部には温度センサ(後述)を内蔵している。
(電子体温計の構成)
図2は電子体温計のブロック図である。図2に示すように、電子体温計1は、CPU(中央処理装置)11、温度センサ9、A/Dコンバータ10、電源スイッチ2、電池8、表示部3、ブザー13、記憶部14を備える。
温度センサ9は感温部4から伝導される熱を電気信号に変換する素子であり、例えばサーミスタで構成される。A/Dコンバータ10は、温度センサ9から出力されるアナログ電気信号をデジタル信号に変換する回路であり、例えばCR発振回路で構成される。A/Dコンバータ10から出力されるデジタル信号は、CPU11に取り込まれる。
電源スイッチ2は、電子体温計の電源のオン/オフを切り替えるために利用されるスイッチである。また後述するように、本実施形態では、電源スイッチ2が電源オフ制御に用いる設定値を変更するためのスイッチも兼ねている。本実施形態では、シートスイッチ(メンブレンスイッチ)を用いて表示部3と同一の面に電源スイッチ2を配置することにより、部品点数の削減と構造の単純化によるコスト低減を図るとともに、操作性ならびにデザイン性の向上を図っている。なお、スイッチが表示部3と同一の面に配置されていると、測定中にスイッチを押下してしまうなどの誤操作が発生しやすくなるため、誤操作による電源オフの防止策が必要となる。本実施形態では、後述のように、電源オフのために電源スイッチ2の長押しを要求する。
表示部3は、体温の測定結果や動作状態等の情報を表示するための表示デバイスであり、例えばLCDで構成される。なお表示部として、LCDではなく、LEDや有機ELディスプレイなど他の表示デバイスを利用してもよい。ブザー13は、報知音を発生する報知部である。電池8はCPU11へ電力を供給する電源である。
CPU11は、A/Dコンバータ10から入力されるデジタル信号に基づき体温を測定(計算)する処理、表示部3やブザー13などの制御、電子体温計の電源のオン/オフ制御、記憶部14に記憶されている設定値を変更する処理などを実行する回路である。すなわち、本実施形態ではCPU11が、本発明の電源制御部および設定変更部の機能を担う。記憶部14は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、電源オフ制御に用いる設定値を含む各種のデータ、CPU11により実行されるプログラムなどを記憶している。
(起動処理)
図3は電子体温計の起動処理を示すフローチャートである。
電子体温計の電源がオフの状態において、電源スイッチ2が押下されると(S10)、CPU11は、押下時間の計測を実行する。そして、電源スイッチ2が所定時間のあいだ継続的に押下された場合には(S11;Yes)、CPU11は、電源オフ制御に用いる設定値の変更処理を開始する(S12)。一方、電源スイッチ2の押下時間が所定時間より短かった場合には(S11;No)、CPU11は、通常の体温測定処理を実行する(S13)。
ここで、「所定時間」は、設定値変更モードへ移行するための長押し時間の条件である。その値は製造時に記憶部14に設定されており、例えば2秒程度に設定される。なお、設定値変更モードへ移行するための条件として、長押しではなく、連続押下を要求してもよい。具体的には、電源オフの状態において、電源スイッチ2が所定回数(例えば3回)以上連続的に押下されたら、設定値変更モードに移行するのである。「連続的に押下」とは、予め定められている時間的条件を満足するように複数回の押下が行われることを意味する。この実施形態では、1回目の押下の終了から0.5秒以内に2回目の押下が行われた場合に、その1回目と2回目の押下を「連続」とみなす。
この構成によれば、長押しや連続押下といった所定のスイッチ操作をしなければ設定値変更モードに移行しないため、誤操作や子供のいたずらなどによって設定値が変わってしまう事態を防止できる。また電源オフの状態からのみ設定値変更モードに入ることができるので、体温測定中に意図せず設定値変更モードに入ってしまう事態を防止でき、ユーザビリティの点から好ましい。
(設定値変更処理)
図4は第1実施形態における設定値変更処理を示すフローチャートである。また図5A〜図5Fは設定値変更処理の画面表示例を示す図である。
電子体温計の電源投入時は表示部3が全点灯状態となる。そして設定値変更処理が開始されると(図3のS12)、CPU11は、表示部3の数字部分を点滅させ(図5A)、設定値変更モードに移行したことをユーザに知らせる(S20)。ここで電源スイッチ2の押下を一旦やめて、再度押下すると、押下時間の測定が開始される(S21)。このとき表示部3では、メモリマーク「m」が点滅し、押下時間の測定中であることをユーザに知らせる(図5B)。
CPU11は、電源スイッチ2が継続的に押下されているかどうかを監視し(S22)
、1秒経過するたびに、表示部3のピクト表示を更新する(S23)。図5B〜図5Dの例では、ピクト表示として、電源スイッチ2の継続押下時間を数字(秒数)で表す画面が表示されている。
ユーザが電源スイッチ2の押下をやめると(S22;No)、CPU11は、その時点までの継続押下時間の長さに応じて設定値を決定し、その値を記憶部14に保存する(S24)。このとき表示部3では、メモリマークの点滅が止まり、継続押下時間(設定値)を表す数字が3回点滅し、設定値の変更が完了したことをユーザに知らせる(図5E)。設定値の変更が完了すると、その3秒後に、自動的に体温計の電源がオフになる(図5F)。
この構成によれば、ユーザは、電源スイッチ2を長押しするというシンプルかつ直感的な操作で設定値を設定することが可能である。またピクト表示により設定内容を視覚的に確認できるため、設定時の操作性が向上するとともに、設定ミスを防止することができる。また後述するように、本実施形態の電子体温計は電源オフ時の操作も電源スイッチ2の長押しであるため、電源オフ時の押下時間の長さを実際に体感(確認)しつつ設定を行えるという利点もある。
なお、図5A〜図5Fでは、押下時間を1秒単位で計測し、秒数を数字でピクト表示したが、本発明の構成はこれに限られない。例えば1秒よりも細かい単位で押下時間を計測してもよい。また押下時間の長さを表現できれば、数字でなく、文字や図形や画像などを表示してもよい。図6A〜図6Fは設定値変更処理の他の画面表示例を示すものである。この例では、電源スイッチ2の押下時間が0.5秒を経過するたびに、四角マーク(□)が1つずつ増加していく。これにより0秒から3秒までの設定値を0.5秒刻みで設定することができる。図6Eの例は、四角マークが4つなので、設定値は2秒である。
設定値のデータ形式は任意であるが、押下時間の秒数あるいは四角マークの数を表す整数型のデータを用いることが好ましい。
(体温測定処理)
体温測定処理が開始されると、CPU11は初期化処理を実行した後、体温測定の準備が完了した旨を表示部3に表示する。ユーザが感温部4を腋下等の被測定部に接触させて体温の測定を開始すると、順次、温度センサ9からA/Dコンバータ10を介してCPU11に温度信号が取り込まれる。CPU11は、順次取り込まれる温度とその上昇率などから体温の予測値を算出したり、体温の実測値を算出する。それらの測定結果は表示部3に表示される。また予測値が表示されるタイミングと実測が完了したタイミングには、ブザー13から報知音が出力される。測定結果は、電子体温計の電源がオフされるまで表示部3に表示し続けられる。
(電源切断処理)
図7は第1実施形態における電源切断処理を示すフローチャートである。また図8A〜図8Dは電源切断処理の画面表示例を示す図である。本実施形態では、電源スイッチ2を長押しすることで電子体温計の電源をオフすることができる。
CPU11は、図8Aに示すように測定結果を表示部3に表示した状態で(S40)、電源スイッチ2の押下を監視する(S41)。電源スイッチ2の押下を検知すると(S41;Yes)、CPU11は、記憶部14から設定値を読み込み、その設定値に対応する時間(を表す数字)を表示部3に表示する(図8B)。そして、電源スイッチ2が継続的に押下されているあいだ、CPU11は、時間の経過とともに画面を更新し、表示されている数字を減じていく(S42)(図8C)。つまり、表示部3には、電源オフまでの残
り時間を表す画面が出力されることになる。
そして、設定された時間(ここでは2秒)のあいだ電源スイッチ2の押下が継続すると(S43;Yes)、CPU11は、電子体温計の電源をオフにする(S44)(図8D)。なお、設定された時間よりも前に押下をやめた場合には(S43;No→S41;No)、測定結果の表示に戻る(S40)。
測定中の誤操作で不意に電源がオフになると、電源の再投入と体温測定のやり直しが生じるため、ユーザビリティの点からも、電池寿命の点からも、好ましくない。その点、本実施形態の構成によれば、設定された時間以上に電源スイッチ2を押下し続けなければ電源がオフにならないので、意図しない電源スイッチ2への接触等により電源が切断されてしまう事態を防止することができる。
また、電源がオフになるまでの押下時間をユーザ自身が任意に設定できるので、ユーザの好みや使用環境の要請に柔軟に対応することができ、ユーザビリティに優れた電子体温計を実現することができる。例えば、病院の外来などでは、患者に体温を測定させ、測定結果を記録に残す必要がある。もし患者自身が簡単に体温計の電源をオフできてしまうと、看護師が測定結果を直接確認できなくなり、好ましくない。このような場面では、押下時間を大きい値に設定することが、患者による電源オフ低減策として有効である。
ところで、電源オフまでの押下時間を任意に設定できるのはユーザにとってはメリットがある反面、ユーザ自身が設定値を忘れてしまった場合や、ユーザ以外の者がその体温計を利用する場合には、電源オフの具体的操作が不明になるというデメリットがある。例えば、押下時間が非常に長い値(10秒)に設定されている場合に、その設定を知らない者は、電源スイッチを普通に長押ししたり何回か押下してみて電源がオフにならないと、電源オフのやり方がわからず困惑するか、体温計の故障を疑う可能性がある。体温計は、家庭、職場、医療機関などにおいて複数の者で共用されることが多いため、特に上記のような問題が生じやすい。
しかし、本実施形態の構成によれば、電源オフのために電源スイッチ2の押下を開始すると、図8Bのような画面表示がなされるため、押下時間の設定値を把握することができる。さらに、電源スイッチ2の押下を続ければ、図8Cのように残り時間がカウントダウンされていくため、あとどれくらい押下すれば電源がオフされるのかを視覚的に理解しやすい。
なお、残り時間は、数字、文字、図形、画像その他どのような態様で表現しても構わない。ただし、体温計は、携帯電話や情報端末のような高機能な機器とは異なり、表示面積は小さく、その表示内容も限られるという制約がある。それゆえ、7セグメント表示を利用して視覚的にわかりやすい表示を工夫することが重要になる。図9A〜図9Fは電源切断処理の他の画面表示例を示す図である。電源スイッチ2の押下時間が0.5秒を経過するたびに、四角マーク(□)が1つずつ減少していくことで、電源オフまでの残り時間を表している。
<第2実施形態>
図10は本発明の第2実施形態に係る電子体温計の外観を示す図である。また図11は第2実施形態に係る電子体温計のブロック図である。
上記実施形態では、電源スイッチ2が設定変更用のスイッチを兼ねていたが、第2実施形態では、電源スイッチ2とは別に設定変更用の設定スイッチ5が設けられている。この構成によっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
<第3実施形態>
上記実施形態の設定値変更処理では、スイッチが継続的に押下された時間の長さに応じて設定値を決定しているが、第3実施形態の設定値変更処理では、スイッチが押下された回数に応じて設定値を決定する。
(設定値変更処理)
図12は第3実施形態における設定値変更処理を示すフローチャートである。なお設定変更処理の画面表示は上記実施形態のものと同様なため、図5A〜図5Fの表示例を参照して説明する。
電子体温計の電源投入時は表示部3が全点灯状態となる。そして設定値変更処理が開始されると(図3のS12)、CPU11は、表示部3の数字部分を点滅させ(図5A)、設定値変更モードに移行したことをユーザに知らせる(S30)。ここで電源スイッチ2の押下を一旦やめて、再度押下すると、押下回数の測定が開始される(S31)。このとき表示部3では、メモリマーク「m」が点滅し、押下回数の測定中であることをユーザに知らせる(図5B)。
CPU11は、電源スイッチ2が連続的に押下されているかどうかを監視し(S32)、1回押下されるたびに、表示部3のピクト表示を更新する(S33)。図5B〜図5Dの例では、ピクト表示として、電源スイッチ2の連続押下回数を数字で表す画面が表示されている。
所定時間(例えば1秒)以上電源スイッチ2の押下が検知されない場合(S32;No)、CPU11は、その時点までの押下回数に応じて設定値を決定し、その値を記憶部14に保存する(S34)。このとき表示部3では、メモリマークの点滅が止まり、押下回数(設定値)を表す数字が3回点滅し、設定値の変更が完了したことをユーザに知らせる(図5E)。設定値の変更が完了すると、その3秒後に、自動的に体温計の電源がオフになる(図5F)。
この構成によれば、ユーザは、電源スイッチ2(もしくは設定スイッチ5)を繰り返し押下するというシンプルかつ直感的な操作で設定値を設定することが可能である。またピクト表示により設定内容を視覚的に確認できるため、設定時の操作性が向上するとともに、設定ミスを防止することができる。押下時間の設定にこの方法を利用する場合(例えば、1回押下したら1秒、2回押下したら2秒、のように設定する場合)、設定する押下時間の長さを明確に指定できるという利点がある。また、後述する第4実施形態のように押下回数の設定にこの方法を利用する場合は、設定時と電源オフ時の操作が同じになるため、電源オフ時の操作を体感(確認)しつつ設定を行えるという利点がある。
<第4実施形態>
上記実施形態では、設定された時間のあいだスイッチが長押しされた場合に電源をオフにしたが、第4実施形態では、設定された回数だけスイッチが連続的に押下された場合に電源をオフにする。
押下回数の設定値については、第1実施形態や第3実施形態で述べたのと同様の方法にて設定可能である。すなわち、スイッチをn秒間長押ししたり、n回押下することで、「n」という数値を設定できるが、上記実施形態ではこの数値「n」を時間(秒数)を表す値として利用していたのに対し、この実施形態ではその数値「n」を押下回数を表す値として利用する点が異なるにすぎない。
(電源切断処理)
図13は第4実施形態における電源切断処理を示すフローチャートである。なお電源切断時の画面表示は上記実施形態のものと同様なため、図8A〜図8Dの表示例を参照して説明する。
CPU11は、図8Aに示すように測定結果を表示部3に表示した状態で(S50)、電源スイッチ2の押下を監視する(S51)。電源スイッチ2の押下を検知すると(S51;Yes)、CPU11は、記憶部14から設定値を読み込み、その設定値に対応する押下回数(を表す数字)を表示部3に表示する(図8B)。そして、規定時間(例えば0.5秒)以内に電源スイッチ2が繰り返し押されるたびに(S54)、CPU11は、画面を更新し、表示されている数字を減じていく(S52)(図8C)。つまり、表示部3には、電源オフまでの残り回数を表す画面が出力されることになる。
そして、設定された回数(ここでは2回)だけ電源スイッチ2が連続的に押下されると(S53;Yes)、CPU11は、電子体温計の電源をオフにする(S55)(図8D)。なお、電源スイッチ2を押下する間隔が規定時間を超えた場合には(S54;No)、測定結果の表示に戻る(S50)。
本実施形態の構成でも、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、本実施形態の構成によれば、設定された回数以上に電源スイッチ2の押下を繰り返さなければ電源がオフにならないので、意図しない電源スイッチ2への接触等により電源が切断されてしまう事態を防止することができる。
また、電源がオフになるまでの押下回数をユーザ自身が任意に設定できるので、ユーザの好みや使用環境の要請に柔軟に対応することができ、ユーザビリティに優れた電子体温計を実現することができる。例えば、病院の外来などでは、患者に体温を測定させ、測定結果を記録に残す必要がある。もし患者自身が簡単に体温計の電源をオフできてしまうと、看護師が測定結果を直接確認できなくなり、好ましくない。このような場面では、押下回数を大きい値に設定することが、患者による電源オフ低減策として有効である。
ところで、電源オフまでの押下回数を任意に設定できるのはユーザにとってはメリットがある反面、ユーザ自身が設定値を忘れてしまった場合や、ユーザ以外の者がその体温計を利用する場合には、電源オフの具体的操作が不明になるというデメリットがある。例えば、押下回数が非常に長い値(10秒)に設定されている場合に、その設定を知らない者は、電源スイッチを普通に長押ししたり何回か押下してみて電源がオフにならないと、電源オフのやり方がわからず困惑するか、体温計の故障を疑う可能性がある。体温計は、家庭、職場、医療機関などにおいて複数の者で共用されることが多いため、特に上記のような問題が生じやすい。
しかし、本実施形態の構成によれば、電源オフのために電源スイッチ2の押下を開始すると、図8Bのような画面表示がなされるため、押下回数の設定値を把握することができる。さらに、電源スイッチ2の押下を繰り返せば、図8Cのように残り回数がカウントダウンされていくため、あと何回押下すれば電源がオフされるのかを視覚的に理解しやすい。
この表示は操作を全く知らない者への操作ガイドとして非常に有効である。なぜなら、操作を全く知らない者が電源をオフするとき、まずは1回電源スイッチを押し、それでオフにならなければさらにもう1回電源スイッチを押す可能性が高い。その際に、画面に表示された数字や図形が減少していけば、その者は直感的に電源オフの操作方法を認識できるものと思われる。
<第5実施形態>
第5実施形態では、長押しと連続押下のいずれの方法でも電源をオフできるようにする。その他の構成は上記実施形態のものと同様であるため、説明を省略する。
例えば、設定値として「3」という数値が記憶部14に設定されている場合、CPU11は、電源スイッチ2が3秒間継続的に押下されるか、3回連続的に押下されるか、のいずれかの操作が行われると、体温計の電源をオフにする。
電源オフの具体的な操作を知らない者や、押下時間や押下回数の設定値を知らない者は、電源スイッチを長押ししたり繰り返し押下するという操作を試みる蓋然性が高い。よって、長押しと連続押下のいずれの場合でも電源がオフになるような構成にしておくことで、電子体温計のユーザビリティが向上する。また、電源スイッチの連続押下は、電源スイッチを長押しするよりも短時間で電源をオフできるため、長押しが面倒なときや、時間を節約したいときなどにも有効である。
以上、第1〜第5の実施形態を説明したが、本発明の構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、その技術思想の範囲内で適宜変形することが可能である。例えば、上記実施形態に記載された構成を適宜組み合わせることも好ましい。
また上記実施形態では、数字を減じるかマークの数を減じることによって残り時間(若しくは残り回数)を表示しているが、残り時間や残り回数の表示態様はこれに限らない。例えば、押下時間若しくは押下回数に応じて数字やマークの数を増加させてもよい。数字やマーク数が所定の数に到達した場合に電源がオフになる、ということが分かっていれば、このような表示態様でも残り時間や残り回数を表すことが可能である。あるいは、押下時間若しくは押下回数に応じて、マークの形状や位置が変化していくことで、残り時間や残り回数を表してもよい。
また電源スイッチや設定スイッチの構成、形状、配置などは上記実施形態のものに限られない。例えば電源スイッチや設定スイッチとして、タッチセンサ式のスイッチを用いることも好ましい。タッチセンサの場合は、指先でスイッチに触れる動作(軽く押圧する操作)が「スイッチの押下」に該当する。また、電源スイッチや設定スイッチを体温計本体の端部(感温部と反対側の端)や、表示部とは異なる面(側面や裏面)などに配置してもよい。
図1第1実施形態に係る電子体温計の正面図である。 図2は第1実施形態に係る電子体温計のブロック図である。 図3は第1実施形態に係る電子体温計の起動処理を示すフローチャートである。 図4は第1実施形態に係る電子体温計の設定値変更処理を示すフローチャートである。 図5A〜図5Fは設定値変更処理の画面表示例を示す図である。 図6A〜図6Fは設定値変更処理の他の画面表示例を示す図である。 図7は第1実施形態に係る電子体温計の電源切断処理を示すフローチャートである。 図8A〜図8Dは電源切断処理の画面表示例を示す図である。 図9A〜図9Fは電源切断処理の他の画面表示例を示す図である。 図10は第2実施形態に係る電子体温計の正面図である。 図11は第2実施形態に係る電子体温計のブロック図である。 図12は第3実施形態に係る電子体温計の設定値変更処理を示すフローチャートである。 図13は第4実施形態に係る電子体温計の電源切断処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 電子体温計
2 電源スイッチ
3 表示部
4 感温部
5 設定スイッチ
8 電池
9 温度センサ
10 A/Dコンバータ
11 CPU
13 ブザー
14 記憶部

Claims (13)

  1. 体温を測定する温度センサと、
    電源スイッチと、
    表示部と、
    設定値を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された設定値に対応する時間のあいだ前記電源スイッチが継続的に押下された場合に、電子体温計の電源をオフにする電源制御部と、
    ユーザの操作に基づき前記記憶部に記憶されている設定値を変更する設定変更部と、
    を備えることを特徴とする電子体温計。
  2. 前記電源制御部は、前記電源スイッチが押下されているあいだ、電源オフまでの残り時間を表す画面を前記表示部に出力することを特徴とする請求項1に記載の電子体温計。
  3. 前記電源制御部は、前記設定値に対応する回数だけ前記電源スイッチが連続的に押下された場合にも、電子体温計の電源をオフにすることを特徴とする請求項1または2に記載の電子体温計。
  4. 体温を測定する温度センサと、
    電源スイッチと、
    表示部と、
    設定値を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された設定値に対応する回数だけ前記電源スイッチが連続的に押下された場合に、電子体温計の電源をオフにする電源制御部と、
    ユーザの操作に基づき前記記憶部に記憶されている設定値を変更する設定変更部と、
    を備えることを特徴とする電子体温計。
  5. 前記電源制御部は、前記電源スイッチが押下されるたび、電源オフまでの残り回数を表す画面を前記表示部に出力することを特徴とする請求項4に記載の電子体温計。
  6. 前記電源制御部は、前記設定値に対応する時間のあいだ前記電源スイッチが継続的に押下された場合にも、電子体温計の電源をオフにすることを特徴とする請求項4または5に記載の電子体温計。
  7. 前記設定変更部は、所定のスイッチが継続的に押下された時間の長さに応じて前記記憶部に設定する設定値を決定することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子体温計。
  8. 前記設定変更部は、前記所定のスイッチが押下されているあいだ、前記所定のスイッチの継続押下時間を表す画面を前記表示部に出力することを特徴とする請求項7に記載の電子体温計。
  9. 前記設定変更部は、所定のスイッチが押下された回数に応じて前記記憶部に設定する設定値を決定することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子体温計。
  10. 前記設定変更部は、前記所定のスイッチが押下されるたびに、前記所定のスイッチの押下回数を表す画面を前記表示部に出力することを特徴とする請求項9に記載の電子体温計。
  11. 前記設定変更部は、電子体温計の電源がオフの状態において、前記所定のスイッチが所
    定時間のあいだ継続的に押下された場合に、前記設定値を変更する処理を開始することを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の電子体温計。
  12. 前記設定変更部は、電子体温計の電源がオフの状態において、前記所定のスイッチが所定回数連続的に押下された場合に、前記設定値を変更する処理を開始することを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の電子体温計。
  13. 前記電源スイッチが前記所定のスイッチを兼ねていることを特徴とする請求項7〜12のいずれかに記載の電子体温計。
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