JP2010007565A - ブッシュ位置の識別方法 - Google Patents

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俊治 羽生
Kazumasa Taniguchi
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Abstract

【課題】回転軸との信頼性確保と共に、ブッシュの回転方向の位置を精度良く特定するブッシュ位置の識別方法を提供。
【解決手段】板状部材の一方の辺部と他方の辺部で非直線領域を呈する突合せ部98が形成される筒状のブッシュ92とを備え、ブッシュに回転自在に支持される回転軸80の駆動により回転方向の少なくとも特定の位置範囲で燃料を圧送する燃料供給ポンプ1に用いられ、ブッシュにおいて突合せ部98とは異なる周方向の周壁に、直線領域をなすマーク100を設けるマーク形成段階と、ブッシュの軸心92jに対して平行な異なる軌道T1、T2で上記周壁に向けて照明光LR1、LR2を照射する照明光照射段階と、周壁からの反射光のうち、突合せ部からの反射光、及びマークからの反射光を弁別する反射光判定段階とを備え、反射光判定段階において非直線領域、直線領域に対する反射光強度に基づいてブッシュの回転方向の位置を特定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ブッシュ位置の識別方法に関し、例えばディーゼルエンジンの燃料噴射装置において燃料を圧送する燃料供給ポンプの軸受としての巻きブッシュの位置識別方法に適用して好適なものである。
従来、燃料タンクと内燃機関との間に配置され、内部に駆動軸に一体化され偏心回転するカム、カムの外周側に相互に所定の角度間隔で周方向に配置され、往復移動することにより燃料を加圧し、内燃機関に圧送するプランジャ、およびカムとプランジャとの間に配置され、カム及びプランジャの両者に摺接するカムリング(シュー)、駆動軸を回転可能に支持するハウジングを備えた燃料供給ポンプが知られている(特許文献1参照)。
こうした構成の燃料供給ポンプの駆動軸及びハウジング間、カム及びカムリング間には、複数の支持箇所において軸受が設けられており、軸受として巻きブッシュが用いられている。この技術では、駆動軸及びカムは、それぞれハウジング及びカムリングに保持された上記巻きブッシュによって回転可能に支持されるのである。これら駆動軸及び巻きブッシュ間、カム及び巻きブッシュ間には、燃料による潤滑により潤滑油膜が形成され、この潤滑油膜により駆動軸及びカムの焼付きを抑制している。
特開2000−240531号公報
上記特許文献1に開示の燃料供給ポンプでは、駆動軸およびカムと巻きブッシュ間には、プランジャが径方向に往復移動するたびにプランジャから径方向の力が作用する。特に、プランジャの圧送動作に対応する駆動軸およびカムの回転方向の特定位置範囲においては、燃料が燃料噴射圧相当に高圧化されるため、上記回転方向の特定位置範囲に対応する巻きブッシュの部位には、高い負荷が加えられることになるので、上記負荷に対して強度を確保しつつ、焼付きを抑制する必要がある。
ところで、上記巻きブッシュは板状部材を円筒状に形成され、板状部材の一端と他端を突き合わせることにより突合せ部が形成されるものであるから、突合せ部は他の部位より強度が劣る。そのため、発明者らは、上記巻きブッシュの突合せ部が上記回転方向の特定位置範囲に重ならないように、巻きブッシュをカムリングもしくはハウジングの保持部材に装着するべく、ブッシュの回転方向位置を特定する識別方法を検討している。
上記巻きブッシュの軸方向端部に、突合せ部から回転方向に所定位相を置いて、巻きブッシュの外周壁及び内周壁を貫通する切欠き部を設けるというものが考えられる。これにより、切欠き部を視認することにより比較的視認しづらい突合せ部を認識できるため、上記ブッシュの回転方向位置の特定が精度良く実現可能となる。しかしながら、駆動軸、カムなどという回転軸を支持する巻きブッシュの軸方向長さが切欠き部の介在によって短くなることにより、回転軸及び巻きブッシュ間の面圧が増加して信頼性低下を招く懸念がある。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、回転軸との信頼性を確保するとともに、ブッシュの回転方向の位置を精度良く特定するブッシュ位置の識別方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1、3乃至12に記載の発明では、板状部材を筒状に形成されるブッシュであって、板状部材の一方の辺部と他方の辺部で非直線状の突合せ部が形成されるブッシュと、ブッシュに回転自在に支持される回転軸と、内部にブッシュを装着する保持部材とを備え、回転軸を駆動することにより回転方向の少なくとも特定の位置範囲で燃料を圧送する燃料供給ポンプに用いられ、保持部材に装着されるブッシュの回転方向の位置を特定するブッシュ位置の識別方法において、
ブッシュにおいて非直線領域をなす突合せ部とは異なる周方向の周壁に、直線領域をなすマークを設けるマーク形成段階と、ブッシュの軸心に対して平行な異なる軌道で、突合せ部及びマークを含む周壁に向けて照明光を照射する照明光照射段階と、周壁からの反射光を検出し、反射光のうち、突合せ部からの反射光、及びマークからの反射光を弁別する反射光判定段階とを備え、反射光判定段階において、非直線領域、直線領域に対する反射光強度に基づいてブッシュの回転方向の位置を特定することを特徴とする。
かかる発明では、ブッシュにおいて突合せ部とは異なる周方向の周壁に、直線領域をなすマークを設けるので、ブッシュの外周壁及び内周壁を貫通するようなマークを形成するものではない。それ故に、マークに起因する回転軸及びブッシュ間の信頼性低下を回避することができる。
さらに、ブッシュの軸心に対して平行に異なる軌道で、突合せ部及びマークを含む周壁に向けて照明光を照射するので、周壁からの反射光を検出し、周壁とは面一にない突合せ部及びマークからの反射光を弁別することができる。
しかも、マーク及び突合せ部は、直線領域、非直線領域という互いに異なる意匠形状に形成されているので、ブッシュの軸心に対して平行に異なる軌道で照射光を照射されると、直線領域と非直線領域とに対する反射光強度が異なる。故に、直線領域及び非直線領域に対する反射光強度に基づいて突合せ部及びマークを精度良く弁別でき、ひいてはブッシュの回転方向の位置を精度良く特定することができる。
以上の請求項1に記載の発明によれば、回転軸との信頼性を確保するとともに、ブッシュの回転方向の位置を精度良く特定するブッシュ位置の識別方法を得ることができる。
また、請求項2乃至12に記載の発明では、板状部材を筒状に形成されるブッシュであって、板状部材の一方の辺部と他方の辺部で非直線状の突合せ部が形成されるブッシュと、ブッシュに回転自在に支持される回転軸と、内部にブッシュを装着する保持部材とを備え、回転軸を駆動することにより回転方向の少なくとも特定の位置範囲で燃料を圧送する燃料供給ポンプに用いられ、保持部材に装着されるブッシュの回転方向の位置を特定するブッシュ位置の識別方法において、
ブッシュにおいて直線領域をなす突合せ部とは異なる周方向の周壁に、非直線領域をなすマークを設けるマーク形成段階と、ブッシュの軸心に対して平行に異なる軌道で、突合せ部及びマークを含む周壁に向けて照明光を照射する照明光照射段階と、周壁からの反射光を検出し、反射光のうち、突合せ部からの反射光、及びマークからの反射光を弁別する反射光判定段階とを備え、反射光判定段階において、非直線領域、直線領域に対する反射光強度に基づいてブッシュの回転方向の位置を特定することを特徴とする。
かかる発明によれば、マーク及び突合せ部は、非直線領域、直線領域という互いに異なる意匠形状に形成されている。したがって、回転軸との信頼性を確保するとともに、ブッシュの回転方向の位置を精度良く特定するブッシュ位置の識別方法を得ることができる。
また、請求項3乃至4に記載の発明では、照射光は、レーザ光源から照射されるレーザ光であることを特徴とする。
これによると、指向性及び集光性に優れるレーザ光を照明光として用いるので、突合せ部及びマークを含む周壁に向けて、レーザ光を上記異なる軌道上で走査して照射することができる。言い換えると、直線領域のうちの特徴的な直線区分と、非直線領域のうちの特徴的な非直線区分とをレーザ光で走査して照明することができる。それ故に、直線領域及び非直線領域のうちの、直線区分と非直線区分とに対する反射光によって突合せ部及びマークを弁別することができる。したがって、直線領域全体と非直線領域全体とに対する反射光によって突合せ部及びマークを弁別する識別方法に比べて、反射光を受光し、直線領域と非直線領域とに対する反射光を弁別する装置を簡素化することができる。
特に、請求項4に記載の発明によれば、反射光判定段階においては、反射光強度として非直線領域、直線領域に対する反射光数を弁別し、前記反射光数によってブッシュの回転方向の位置を特定することができる。
かかる発明では、突合せ部及びマークを含む周壁に向けて、レーザ光を上記異なる軌道上で走査して照射することになるが、直線領域及び非直線領域のうちの、上記走査により検出される直線区分からの反射光数と非直線区分からの反射光数は異なる。
直線区分及び非直線区分のいずれか一方の区分を基準に走査すると、他方の区分は一方の区分に対応する部位で一方の区分と異なる反射光を生じることになるからである。結果として反射光として検出される反射光数が、非直線領域と前記直線領域とで異なるのである。
また、請求項5乃至6に記載の発明によると、非直線領域、直線領域に対する反射光強度によって突合せ部に対するマークを弁別する。弁別されたマークに基づいてブッシュの回転方向の位置を特定する。マークを回転方向の基準位置として採用すれば、ブッシュにおいてマークの回転方向の位置を基に、突合せ部及びマークを回転方向の所定位置とするブッシュの回転方向の位置を特定することができる。
特に、請求項6に記載の発明によると、マーク及び突合せ部間に回転方向に所定の位相を置いているので、マークの回転方向の位置と、マーク及び突合せ部間に回転方向に所定の位相とを基に、突合せ部を回転方向の基準位置とすることにより、ブッシュの回転方向の位置を特定することができる。
また、請求項7に記載の発明では、マークと突合せ部とは、軸心を挟んで径方向の相反する側に形成されていることを特徴とする。
かかる発明では、直線領域及び非直線領域に対する反射光強度に基づいて突合せ部及びマークを弁別することになるが、マークと突合せ部とを、軸心を挟んで径方向の相反する側に形成するので、回転軸の回転方向に関係なく、突合せ部及びマークが回転方向の所定位置に存在するようにブッシュの回転方向の位置を特定することができる。
また、請求項8乃至9に記載の発明では、直線領域は、前記軸心の軸方向に対して平行に形成されていることを特徴とする。
かかる発明では、突合せ部及びマークを含む周壁に向けて、照明光を上記異なる軌道上で走査して照射することが容易となる。上記ブッシュにおいて軸心の軸方向に対して平行に形成された直線領域を、基準に走査すると、非直線領域が直線領域に対して僅かな意匠形状の違いしかない場合であっても、直線領域に対する非直線領域を弁別することができる。
特に、請求項9に記載の発明では、直線領域に対する非直線領域は、前記軸心の軸方向に対して非平行に形成される直線を含むことを特徴とする。
かかる発明では、非直線領域と直線領域とに僅かな意匠形状の違いしかない場合であっても、直線領域と非直線領域とを弁別するので、軸心の軸方向に対して平行に形成される直線領域に対して、非直線領域を、軸心の軸方向に対して非平行に形成される直線状に形成することができる。
また、請求項10に記載の発明では、非直線領域は、直線領域に対応する区分において断続的に形成されている直線区分を含むことを特徴とする。
かかる発明では、非直線領域は、直線領域に対応する区分において断続的に形成されている直線区分を含む構成とするので、直線区分間を曲線で繋ぐ連続線、または直線区分間を曲線及び直線のいずれの線でも繋がれていない断続線で、非直線領域を形成することができる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符合を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1、2、及び7、8は、本発明の一実施形態による「軸受部材」としてのブッシュを適用した燃料供給ポンプを示している。図1、2はブッシュ及びブッシュ周辺を示しており、図7、8は燃料供給ポンプの全体構成を示している。
図7に示すように、燃料供給ポンプ1は、例えば車両用のコモンレール式燃料噴射装置に用いられ、燃料タンク(図示せず)から吸い上げた燃料を加圧することにより高圧燃料を形成して、内燃機関の各気筒に設けられた燃料噴射弁(図示せず)に吐出供給するものである。
図7、8に示すように、燃料供給ポンプ1のハウジング2は、ハウジング本体20、シリンダヘッド30、および軸受カバー50を備えている。ハウジング本体20及び軸受カバー50はアルミ製である。シリンダヘッド30は鉄製であり、「可動部材」としてのプランジャ35を往復移動可能に支持するシリンダ部31を有している。
シリンダ部31の内部にはプランジャ35を往復移動可能に支持するプランジャ摺動孔31aが形成され、シリンダ部31の外周部が、ハウジング本体20のカム室21に連通する挿入孔29に挿入されて収容されている。このシリンダ部31のプランジャ摺動孔31aと、逆止弁37の弁部材37aの端面と、プランジャ35の端面とにより加圧室32が形成されている。
また、ハウジング本体20には、軸受けカバー50を軸方向に挿入し支持する支持孔28が形成されており、支持孔28はカム室21と連通している。
軸受カバー50は、図7の破線で図示されるボルト等の固定部材でハウジング本体20に固定されている。軸受カバー50には、駆動軸80の両軸端部のうちの一方(図7中の左側軸端部)の駆動力入力部81を軸支する「第1軸受部材」としての第1ブッシュ51が、内部に収容されて装着されている。また、駆動軸の他方(図7中の右側軸端部)のフィードポンプ駆動部82を軸支する「第2軸受部材」としての第2ブッシュ52が、ハウジング本体20に収容されて装着されている。
第1ブッシュ51及び第2ブッシュ52は、それぞれ、軸受カバー50及びハウジング本体20に圧入固定されると共に、上記固定部材により軸受カバー50がハウジング本体20に固定されることにより、第1ブッシュ51及び第2ブッシュ52が同軸上に配置されている。軸受カバー50と、駆動軸80の駆動力入力部81との間は、オイルシール53によりシールされている。
駆動軸80は、駆動力入力部81、フィードポンプ駆動部82、および駆動軸80の回転軸線80jに対して偏心区分を形成するカム83を有しており、駆動力入力部81及びフィードポンプ駆動部82は第1ブッシュ51及び第2ブッシュ52によって回転可能に支持されている。なお、図7において第1ブッシュ51及び第2ブッシュ52はその内径がほぼ同じに形成されているが、第2軸受ブッシュ52の内径D2を第1軸受ブッシュ51の内径D3より小径に形成する構成としてもよい(D2<D3)。
カム83は、カム輪郭が円形状を呈しており、かつ駆動力入力部81及びフィードポンプ駆動部82の中心軸80jに対し偏心して駆動力入力部81及びフィードポンプ駆動部82の間に形成されている。図7、8において、カム83は、その偏心軸83jが、駆動軸80の回転軸線80jに対して偏心量εが与えられて一体成形されている。
ハウジング本体20の内壁、および軸受カバー50の側壁には、それぞれカム83の軸方向端面に摺接する環状のワッシャ部材93、94が設けられており、ワッシャ部材93、94は、ハウジング本体20及び軸受カバー50とは異なる耐摩耗性を有する金属材料で形成されている。
駆動軸80の駆動力入力部81は、内燃機関のクランク軸の駆動力をカム軸などに伝達する駆動力伝達系に嵌着されている。また、駆動軸80のフィードポンプ駆動部81は、「予備圧送部」としてのフィードポンプ22が配置され、フィードポンプ駆動部81の先端部とフィードポンプ22が直接的または継手部材などを介して間接的に連結されている。
フィードポンプ22は、燃料タンクから燃料を吸引し、予備的に加圧(以下、予備加圧という)する低圧供給ポンプであり、予備加圧した燃料を、後述する圧送部側の加圧室32へ供給する。フィードポンプの構造は、インナギア式ポンプに限らず、ベーン式ポンプなどの周知のポンプ構造で構成されている。また、この燃料の一部は、図示しない絞り部を介してカム室21へ正圧の燃料として供給されている。
また、上記燃料供給ポンプ1は、フィードポンプ22より吐出される燃料を更に圧送する圧送部を備えており、この圧送部は、加圧室32と、駆動軸80の上記偏心区分に相当するカム83と、複数(本実施例では、図8に示すように2個)のプランジャ35と、カム83とプランジャ35との間に設けられ、駆動軸80の駆動力をプランジャ35へ伝達するカムリング90とを有するのである。
プランジャ35は、図7、8に示すようにカム83のカム摺動面83aに沿って駆動軸80の周りにほぼ等間隔に配置されている。本実施例では、2つのプランジャ35が駆動軸80を挟んで径方向の相反する側に配置されている。
プランジャ35の径方向内側の端部には、カムリング90の外壁側の摺接部95に対して、図7紙面の垂直方向(図8の左右方向)に相対的に摺接移動可能な「傘部」としてのタペット部35aが一体成形されている。言い換えると、プランジャ35のタペット部35aの端部と、カムリング90の摺接部95の端部とが互いに平行な平面状の端面で形成されており、これによって両端面の相対的な摺接移動がスムースに行なわれる。
カムリング90は鉄系の金属材料で形成され、例えばクロム鋼で形成されている。カムリング90は、外周壁が上記摺接部95に対応する平面状の端面と、円弧状に形成される曲面状の端面とかなる多角形状(本実施例では、四角形状)に形成され、内周壁が円形に形成されている。カムリング90の内周壁には、円形状のカム83と摺動可能に環状を呈する「第3軸受部材」としての第3ブッシュ92が設けられている。第3ブッシュ92はカムリング90の内部に収容されて装着されている。第3ブッシュ92は、図1、8に示すように、カムリング90の内周壁に圧入固定されると共に、駆動軸80のカム80を軸支する。
上記プランジャ35のタペット部35aとシンダヘッド30の間には、シリンダ部31の軸方向に沿ってスプリング36が配置されており、プランジャ35のタペット部35aがカムリング90の摺接部95に向けて常に押し当てられている。このスプリング36の付勢力と、加圧室32内の燃料圧力によってプランジャ35が径方向に受ける作用力(以下、燃料作用力という)とによって、カムリング90の回転が規制され偏心回転する。
言い換えると、カムリング90は、駆動軸80の回転によるカム83の動きに従って、駆動軸80の回転軸線80jの周りを公転する。しかも、上述の如くカムリング90は、プランジャ35の燃料作用力及びスプリング36の付勢力によって常に押さえ付けられているので、カム83に対して相対的に回転可能であるが、カムリング90自体は回転(自転)せず、カム83のみが、公転するカムリング90内で回転するのである。
ここで、上記圧送部は、プランジャ35が図7中の図示下方へ移動することにより加圧室32にフィード燃料が吸入され、プランジャ35が図示上方へ移動することにより加圧室32内の燃料を加圧し圧送することにより燃料を燃料噴射圧相当の燃料圧に高圧化する。加圧室32で燃料噴射圧相当に加圧される燃料は、吸入側の燃料通路34において吸入弁37とフィードポンプ22との間に配置された燃料調量弁(図示せず)により流量が調整される。調整された流量即ち加圧室32への吸入燃料量は、燃料噴射弁に供給する高圧燃料の吐出量を決定する。また、図7に示すように、加圧室32の吸入側の燃料通路33及び吐出側の燃料通路34には、それぞれ逆止弁37、38が設けられており、吸入弁37は加圧室32の吸入時以外は加圧室32への燃料の流入及び流出を制限するものであり、吐出弁38は加圧室32へ逆流するのを防止するものである。
ここで、上述の燃料供給ポンプ1は、内燃機関のクランク軸等から駆動力を得て、駆動軸80が回転駆動されると、カム83が回転し、この回転によりカムリング90が自転することなく公転する。すると、駆動軸80から駆動力がカムリング90を介して伝達される各プランジャ35は、シリンダ部31内のプランジャ摺動孔31aを往復動(図7、8における上下動)する。
このとき、加圧室32には燃料調量弁によって調量された燃料のみが吸入されるので、吸入される燃料量に応じて、例えば図8の上方側のプランジャ35において、プランジャ35の位置(上死点位置)相当の前後期間の大きさが決定され、当該前後期間は、加圧室32内の吸入燃料を加圧し、圧送する圧送期間に相当するのである。この圧送期間は、図3に示す特定の位置範囲Δψ1に相当する。また、図8の下方側のプランジャ35において、上方側のプランジャ35の上記圧送期間に対して180°位相がずれた位置で圧送期間が発生し、当該下方側のプランジャ35の圧送期間は、図3に示す特定の位置範囲Δψ2に相当する。
このような燃料供給ポンプ1では、図3に示すように駆動軸80の回転方向の位置において、上記特定の位置範囲Δψ1、Δψ2で、プランジャ圧送動作により燃料作用力が、カムリング90、第3ブッシュ92、及び駆動軸80のカム83間、即ち第3ブッシュ92に作用するのである。また、駆動軸80の駆動力入力部81及びフィードポンプ駆動部82を軸支する第1ブッシュ51、第2ブッシュ52においても、第3ブッシュ92とほぼ同様に、上記特定の位置範囲Δψ1、Δψ2で、プランジャ圧送動作により燃料作用力が作用するのである。
なお、ここで、第3ブッシュ92対して第3ブッシュ9が装着されるカムリング90は請求範囲に記載の保持部材に相当し、また第1ブッシュ51及び第2ブッシュ52対して両ブッシュ51、52が装着されるハウジング2は保持部材に相当する。駆動軸80の駆動力入力部、フィードポンプ駆動部及びカム83は請求範囲の回転軸に相当する。
以上、燃料供給ポンプ1の基本的構成について説明した。後述するブッシュ位置の識別方法は、第1ブッシュ51、第2ブッシュ52、及び第3ブッシュ53のいずれのブッシュにも適用できるものであり、以下、第3ブッシュ53を一例として説明する。
(第3ブッシュ53の特徴的構成)
第3ブッシュは、図1に示すように、「軸受基材」としての軸受裏金92aと、軸受裏金92aに一体成形された軸受合金92bとを有するすべり軸受であり、軸受裏金92aはプレス鋼板などの鉄系の金属材料で形成され、軸受合金92bは銅合金またはアルミニウム合金などの非鉄系の金属材料から形成される。
第3ブッシュ92は、軸受裏金92a及び軸受合金92bからなる板状部材が、円筒状に形成された巻きブッシュであり、板状部材の一方の辺部96と他方の辺部97を突合わせた突合せ部98を有している。
なお、図2〜9中の第2ブッシュ92においては、軸受裏金92a及び軸受合金92bに区分けされた図示を省略する。
第3ブッシュは、図2及び図6(a)の展開図に示すように、突合せ部98は、一方の辺部96と他方の辺部97の間に僅かな隙間δが存在している。本実施形態では、この隙間δが、突合せ部98を形成する一方の辺部96と他方の辺部97によって非直線状に形成されている。言い換えると、突合せ部98は、隙間δで表される非直線領域98aが介在する。
具体的には、突合せ部98は、ブッシュ92の軸方向(図3のz軸方向、図6の上下方向)に対して平行に形成される直線状の隙間δの区分を有する第1合わせ目981と、この合わせ目981から周方向(図6の左右方向の展開方向)に突出するように迂回して形成される曲線状の隙間δの区分を有する第2合わせ目982とを有している。
第2合わせ目982の上記曲線状の隙間δの区分は、ブッシュ92において一方の辺部96と他方の辺部97とを嵌合する嵌合部99によって形成される。一方の辺部96及び他方の辺部97には、それぞれ、互いに嵌合可能な凹部96aと凸97bが形成されており、凹部96aと凸97bとを嵌合させたときに生じる凹部96a及び凸97bの隙間が、上記曲線状の隙間δの区分を形成するのである。よって、突合せ部98において非直線領域98aを形成する隙間δの大きさは、一定の隙間幅を有するに限らず、隙間幅が一定でないものも存在するのである。
上記突合せ部98の第2合わせ目982は、非直線領域98aを有する突合せ部98において、直線状でない曲線状という形状(以下、意匠(絵柄)形状という)上の非直線区分に相当し、非直線領域98aの特徴部分を示すものである。
また、ブッシュ92には、突合せ部98に対して、ブッシュ92の軸心92j(図4(b)の模式図を参照)を挟んで径方向に相反する側の外周壁に、「マーク」としての直線状の溝100が設けられている。なお、この溝100は、軸心92jの軸方向(図4(a)及び(b)の模式図を参照)に対して平行に形成されている。
溝100は、切削加工やレーザ加工等の除去加工、あるいはプレス加工等の塑性加工によって形成され、図5(c)に示すような周方向幅SWと、外周壁に対する「段差」としての深さSLを有している。溝100の周方向幅SWは、後述する識別装置200において少なくとも意匠形状上の直線であると認識できる幅に形成されるものであれば、僅かな幅であってもよい。言い換えると、例えば燃料供給ポンプの製造工程において、作業者が直接視認することが比較的難しい周方向幅SWに設定されていてもよい。
なお、溝100の軸方向長さSは、突合せ部98の軸方向長さとほぼ同等か、突合せ部の長さより短く形成されている(本実施例では、軸方向長さSが突合せ部98の軸方向長さより短い)。
(第3ブッシュ92の回転方向の位置を識別する識別装置及び識別方法)
識別装置200は、図4(a)に示すように、回転方向の位置(以下、単に「位置」という)を特定する対象物である第3ブッシュ92の突合せ部98及び溝100を認識する認識装置300と、第3ブッシュ92の軸心92jに対して第3ブッシュ92と認識装置300とを相対回転させる移送装置400と、認識装置300及び移送装置400を制御する制御装置500とを備えている。
認識装置300は、第3ブッシュ92に照明光を照射する光源310と、第3ブッシュ92に照射された照明光の反射光を受光する受光装置330とを備えている。本実施形態では、照明光として、指向性及び集光性に優れるレーザ光を使用している。
光源310は、レーザ光による照射スポット領域が、突合せ部98の隙間δ及び溝100の周方向幅SWとほぼ同等か、隙間δ及び周方向幅SWより狭いレーザ光を照射するレーザ光源に設定されている。
また、受光装置330は、受光範囲が比較的小さいものを用いており、第3ブッシュ92の外周壁において特定の反射条件を満足した反射光のみを受光可能に設定されている。
移送装置400は、図4(a)に示すように、第3ブッシュ92を把持すると共に、軸心92jを中心として第3ブッシュ92を回転するターンテーブル等で構成されている。なお、この移送装置400は、ターンテーブルに限らず、軸心92jを中心として回転可能なロボットハンドで構成されていてもよい。
制御装置500は、二つの認識装置300と、移送装置400とをそれぞれ制御する機能を有している。制御装置500は、移送装置400を駆動制御することにより、第3ブッシュ92の外周壁において軸心92jに平行な軌道T1、T2を形成する。また、二つの認識装置300は、異なる軌道T1、T2にレーザ光を照射するように、それぞれ、第3ブッシュ92の外周側に配置されており、制御装置500は各光源310を駆動制御すると共に、各受光装置330で検出されたレーザ光の反射光を判定する。
二つの認識装置300のうち、第1認識装置300は、第1レーザ光LR1を第1軌道T1に向けて照射し、第1軌道T1上にある突合せ部98及び溝100を含む外周壁で反射した反射光のいずれかを受光するように設定されている。また、第2認識装置300は、第1レーザ光LR2を第2軌道T2に向けて照射し、第2軌道T2上にある突合せ部98及び溝100を含む外周壁で反射した反射光のいずれかを受光するように設定されている。
上記第1認識装置300及び第2認識装置300は、いずれも、図5に示す反射条件で反射光を受光するように設定されている。即ち、図5(a)に示す突合せ部98及び溝100以外の外周壁において、各光源310から軌道T1、T2に向けて照射されたレーザ光LR1、LR2が、その外周壁で反射され、当該反射光が常に受光されるように、光源310及び受光装置330が配置されている。
そのような反射条件に設定された光源310及び受光装置330において、図5(b)に示す突合せ部98では、レーザ光LR1、LR2が突合せ部98に照射されると、非直線領域を形成する隙間δ内へ入射し、隙間δ間でレーザ光LR1、LR2が反射する。そのような突合せ部98においては、突合せ部98に向けてレーザ光LR1、LR2が照射されても、受光装置330へ、レーザ光LR1、LR2の反射光が入射することはない。
図5(c)に示す溝100では、その溝100の深さSL分だけ外周壁と面一でないため、受光装置330へ向かう反射光の反射角θは同じであるが、受光装置330の受光範囲外にずれた反射光を生じる。よって、溝100に向けてレーザ光LR1、LR2が照射されても、受光装置330へ、レーザ光LR1、LR2の反射光が入射することはない。
上記突合せ部98及び溝100に向けて照射されたレーザ光LR1、LR2の反射光が受光装置330の受光範囲に入射しないのは、突合せ部98及び溝100のいずれも他の外周壁と面一でないからである。従って、認識装置300においてレーザ光を照明光に使用する場合には、LED、蛍光灯、ハロゲンランプ等の点光源に比べて、突合せ部98の隙間δの大きさ、溝100の深さSWの大きさの影響をほとんど受けることはない。
なお、光源310から第3ブッシュ92の外周壁に照射するレーザ光LR1、LR2の入射方向、及びレーザ光LR1、LR2が外周壁で反射する反射光の反射方向の設定は、図4(a)での反射条件とする場合でも、図4(b)での反射条件とする場合のいずれでもよい。
次に、上記認識装置300において各レーザ光LR1、LR2を各軌道T1、T2に沿って走査すると、図6に示すように受光装置330で検出された反射光の強度として、反射光数が制御装置500で判定される。なお、図6(a)において各軌道T1、T2に示される丸印は、各レーザ光LR1、LR2の走査によるレーザスポット(光跡)の一例を模式的に示すものである。
即ち、具体的には図6(a)に示すように各レーザ光LR1、LR2が同期して走査して溝100を照明すると、図6(b)に示すように第1レーザ光LR1の反射光、及び第2レーザ光LR2の反射光のいずれも受光装置330で検出されず、制御装置500では、Lレベル(反射光数が0)と認識し、認識された反射光の総数を0とカウントする。
また、突合せ部98及び溝100以外の外周壁において、各レーザ光LR1、LR2で走査されると、制御装置500では、各レーザ光LR1、LR2の反射光のいずれに対しても、Hレベル(反射光数が1)と認識し、認識された反射光の総数を2とカウントする。
また、非直線領域98aを有する突合せ部98において各レーザ光LR1、LR2で走査されると、第1レーザ光LR1の反射光は、第2合わせ目982以外の外周壁で反射するので、Hレベル(反射光数が1)と認識される。一方、第2レーザ光LR2の反射光は、第1合わせ目982の隙間δ内に入射してしまうため、Lレベル(反射光数が0)と認識される。よって、レーザ光LR1、LR2で上記溝100を走査すると、制御装置500では、認識された反射光の総数を1とカウントする。
以上によれば、制御装置500においては、各レーザ光LR1、LR2を各軌道T1、T2に沿って走査すると、溝100、突合せ部98、及び突合せ部98及び溝100以外の外周壁を、それぞれ、認識された反射光の総数の0、1、2で識別する。これにより、第3ブッシュ92の位置が、上記制御装置500によって識別された突合せ部98及び溝100によって特定されるのである。
(上記位置特定された第3ブッシュ92、カムリング90、及び駆動軸80の組付け方法)
図3は第3ブッシュ92、カムリング90、及び駆動軸80を組付ける過程を説明する図である。第1ステップでは、例えば図3中の実線で示す矢印方向に第3ブッシュ92をカムリング92の内周壁に圧入することにより第3ブッシュ92をカムリング92に装着する。第2ステップでは、第1ステップで第3ブッシュ92が装着されたカムリング92を、図3中の白抜きで示される矢印方向に、駆動軸80においてフィードポンプ駆動部82を挿通し、カム83に嵌合させる。これによって、第3ブッシュ92、カムリング90、及び駆動軸80からなる組付体が形成される。
上記組付体においては、駆動軸80のカム83の偏心軸83jが図3中のy軸近傍の特定の位置範囲Δψ1、Δψ2内にあるとき、圧送動作中に発生する燃料作用力がカムリング92及び第3ブッシュ92に作用する。そのため、カムリング92に装着する第3ブッシュ92は、上記識別方法によって位置特定されたマークを構成する溝100の位置を、図3中のx軸にほぼ重ね合わせる。これにより、突合せ部98がx軸近傍となる位置に配置される組付体が形成できる。
また、これに限らず、上記識別方法によって位置特定された突合せ部98の位置を、図3中のx軸近傍となる位置ψ3に重ね合わせることによって、上記組付体を形成するようにしてもよい。
以上説明した本実施形態では、第3ブッシュ92において突合わせ部98の位置とは異なる外周壁に、直線状の溝100を設けるので、溝100を形成することで外周壁に対して面一でない直線領域からなるマークが形成される。このような直線状の溝100によるマークは、第3ブッシュ92の外周壁及び内周壁を貫通するようなマークを形成するものではない。それ故にマークに起因する駆動軸80及び第3ブッシュ92間の信頼性低下を回避することができる。
さらに、第3ブッシュ92の軸心に対して平行な異なる軌道T1、T2で、突合せ部98及びマークとしての溝100を含む外周壁に向けてレーザ光を照明光として照射するので、外周壁からのレーザ光の反射光を検出し、外周壁とは面一にない突合せ部98及び溝100のからの反射光を弁別することができる。
しかも、直線状の溝100及び非直線状の突合せ部98は、外周壁とは面一にない直線領域、非直線領域という互いに異なる意匠形状に形成されるので、上記異なる軌道T1、T2に沿って突合せ部98及び溝100を含む外周壁が照射光で照射されると、溝100に対応する直線領域と、突合せ部98に対応する非直線領域とに対する反射光強度が異なるものとなる。それ故に、直線領域及び非直線領域に対する反射光強度に基づいて突合せ部98及び溝100を精度良く弁別でき、ひいては上記駆動軸80、カムリング90、及び第3ブッシュ92からなる組付体において組付けるべき第3ブッシュ93の位置を精度良く特定することができる。
以上によれば、駆動軸80との信頼性を確保するとともに、上記組付体における第3ブッシュ92の位置を精度良く特定するブッシュ位置の識別方法を得ることができる。
また以上説明した本実施形態では、上記異なる軌道T1、T2に沿って突合せ部98及び溝100を含む外周壁を照明する照射光として、指向性及び集光性に優れるレーザ光を用いるので、第3ブッシュ92の外周壁側にある突合せ部98及び溝100に向けて、レーザ光を上記異なる軌道T1、T2で走査して照射することができる。言い換えると、直線領域のうちの特徴的な直線区分と、非直線領域のうちの特徴的な非直線区分とをレーザ光で走査して照明することができるのである。
故に、直線領域及び非直線領域のうちの、直線区分と非直線区分とに対する反射光によって突合せ部98及び溝100を弁別するという識別方法が可能となる。このような識別方法は、直線領域全体と非直線領域全体に対する反射光によって突合せ部98及び溝100を弁別する識別方法に比べて、直線領域全体と非直線領域全体とを認識するための画像処理が不要となる。よって、本実施形態の識別方法では、反射光を受光し、直線領域と非直線領域とに対する反射光を弁別する識別装置300が簡素化できる。
また以上説明した本実施形態では、レーザ光LR1、LR2を異なる軌道T1、T2で突合せ部98及び溝100に向けて走査することになるが、直線領域及び非直線領域のうちの、上記走査により検出される直線区分からの反射光数と非直線区分からの反射光数は異なる。故に、反射光強度として非直線領域、直線領域に対する反射光数で弁別し、弁別された反射光数によって第3ブッシュ92の回転方向の位置を特定することができるようになるのである。
また以上説明した本実施形態では、第3ブッシュ92において溝100と突合せ部98とが、その軸心92jを挟んで径方向の相反する側に形成されているので、駆動軸80の回転方向に関係なく、突合せ部98及び溝100が回転方向の所定位置に存在するように第3ブッシュ92の位置を特定することができる。
また以上説明した本実施形態では、直線状の溝100によって外周壁に形成される直線領域は、第3ブッシュ92の軸心92jの軸方向に対して平行に形成されているので、突合せ部98及び溝100を含む周壁に向けて、照明光を異なる軌道T1、T2で走査して照射することが容易となる。第2ブッシュ92において軸心の軸方向に対して平行に形成された直線領域からなる溝100を、基準に走査すると、突合せ部98による非直線領域が直線領域に対して僅かな意匠形状の違いしかない場合であっても、直線領域に対する非直線領域を弁別することができる。
上記非直線領域が直線領域に対して僅かな意匠形状とは、直線領域に対応する区分において断続的に形成されている直線区分を含む構成をいう。この場合、突合せ部98において、第1合わせ目981に相当する直線区分間を、第2合わせ目982に相当する曲線区分で繋ぐ連続線で形成することができるのである。即ち、非直線領域が直線領域に対して僅かな意匠形状は、直線領域と誤弁別されるおそれがある第1合わせ目981の部位を有していても、第2合わせ目982の部位で弁別が可能となるからである。
(第2実施形態)
第2実施形態を図9、10に示す。第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態では、突合せ部98を直線状とし、溝100を非線形状とする一例を示すものである。
図9(a)に示すように、第3ブッシュ92において突合せ部98は、第1合わせ目981のみで形成され、第1合わせ目981によって外周壁に直線領域が形成されている。また、図9(b)に示すように、溝100は、上記突合せ部98の直線領域に対応する区分において断続的に形成されている直線区分100aを有し、直線区分100a間を、曲線区分100bで繋ぐ連続線で形成されている。溝100は、この連続線によって外周壁に非直線領域が形成されている。
制御装置500においては、図10に示すように、各レーザ光LR1、LR2を各軌道T1、T2に沿って走査すると、溝100、突合せ部98、及び突合せ部98及び溝100以外の外周壁を、それぞれ、認識された反射光の総数の1、0、2で識別される。これにより、第3ブッシュ92の位置が、上記制御装置500によって識別された突合せ部98及び溝100によって特定されるのである。
このような構成にしても、第1実施形態と同様な効果を得ることができるのである。
(第3実施形態)
第3実施形態を図11、12に示す。第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第3実施形態では、第3ブッシュ92において溝100を軸心92jの軸方向に平行に形成されているのに対し、突合せ部98を軸心92jの軸方向に非平行に形成されている一例を示すものである。
図11及び図12(a)に示すように、突合せ部98の第1合わせ目981が、角度Ωで傾斜して形成されている。
このような突合せ部98及び溝100を認識装置300によって各レーザ光LR1、LR2を各軌道T1、T2に沿って走査すると、制御装置500は、図12に示すように、溝100、突合せ部98、及び突合せ部98及び溝100以外の外周壁を、それぞれ、認識された反射光の総数の0、1、2と識別する。これにより、第3ブッシュ92の位置が、上記制御装置500によって識別された突合せ部98及び溝100によって特定されるのである。
このような構成にしても、第1実施形態と同様な効果を得ることができるのである。
(第4実施形態)
第4実施形態を図13に示す。第4実施形態は第2実施形態の変形例である。第4実施形態では、非線形領域を有する溝100として、直線区分間を曲線状及び直線状のいずれの線でも繋がれていない断続線とする一例を示すものである。
このような構成にしても、制御装置500においては、各レーザ光LR1、LR2を各軌道T1、T2に沿って走査すると、溝100、突合せ部98、及び突合せ部98及び溝100以外の外周壁を、それぞれ、認識された反射光の総数の0、1、2で識別されるのである。したがって、第3ブッシュ92の位置が、上記制御装置500によって識別された突合せ部98及び溝100によって特定されるのである。
(第5実施形態)
第5実施形態を図14に示す。第5実施形態は第1実施形態の変形例である。第5実施形態では、第3ブッシュ92においてマークとして直線状の溝ではなく、樹脂製の突起100を設けた一例を示すものである。
このような構成にしても、制御装置500においては、各レーザ光LR1、LR2を各軌道T1、T2に沿って走査すると、突起100、突合せ部98、及び突合せ部98及び突起100以外の外周壁を、それぞれ、認識された反射光の総数の0、1、2で識別されるのである。したがって、第3ブッシュ92の位置が、上記制御装置500によって識別された突合せ部98及び突起100によって特定されるのである。
樹脂製の突起100を有する第3ブッシュ92を、カムリング92に圧入固定する際には、突起100が樹脂で形成されているため、突起100が除去され、圧入状態に影響をほとんど及ぼすことはない。
(第6実施形態)
第6実施形態を図15に示す。第6実施形態は第1実施形態の変形例である。第6実施形態では、突合せ部98と溝100との間に所定の位相γを置いて形成される一例を示すものである。
図15に示すように、突合せ部98と溝100との間に、第1実施形態の位相γ=180°以外の所定の位相γ(例えばγ=90°)が形成されている。この場合、マークを構成する溝100を、x軸基準で位置ψ4(ψ4=180−90°)に重ねて配置する。すると、突合せ部98が、第1実施形態と同様に図15中のx軸近傍の位置ψ3に配置されるのである。
(第7実施形態)
第7実施形態を図16に示す。第7実施形態は第5実施形態の変形例である。第7実施形態では、第3ブッシュ92においてマークとしての樹脂製の突起100を、外周壁に塗布する塗料であって、外周壁と異なる反射率を有する塗料で形成した一例を示すものである。
図16(b)に示すように、上記周壁と異なる反射率を有する塗料で形成された突起100は、その塗料を外周壁上に比較的薄く形成することが可能であり、突起100の段差SLを比較的薄肉に形成することができる。
上記塗料による突起100は、外周壁と異なる反射率を有するため、外周壁に対する段差SLが極僅かである場合であっても、図16(b)に示す突起100での反射光の反射角θSは、図16(a)に示す突合せ部98及び突起100以外の外周壁における反射光の反射角θに対して、異なる反射角となるのである。それ故に、受光装置330の受光範囲外にずれた反射光を生じる。従って、直線領域を呈する突起100に向けてレーザ光LR1、LR2が照射されても、受光装置330へ、レーザ光LR1、LR2の反射光が入射することはない。
このような構成にしても、制御装置500においては、各レーザ光LR1、LR2を各軌道T1、T2に沿って走査すると、突起100、突合せ部98、及び突合せ部98及び突起100以外の外周壁を、それぞれ、認識された反射光の総数の0、1、2で識別されるのである。したがって、第3ブッシュ92の位置が、上記制御装置500によって識別された突合せ部98及び突起100によって特定されるのである。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
(1)例えば以上説明した本実施形態では、第3ブッシュ92の突合せ部98及びマーク(溝、または突起)100を識別し、第3ブッシュ92の位置を特定するというブッシュ位置の識別方法について説明をしたが、ブッシュ位置の識別方法は、第3ブッシュ92に限らず、第1ブッシュ51、あるいは第2ブッシュ52であっても、上記突合せ部及びマークを有する第1ブッシュ51、第2ブッシュ52であれば、いずれのブッシュにも適用することができる。
(2)以上説明した本実施形態では、突合せ部98及びマーク(溝、または突起)100を含む外周壁の異なる軌道T1、T2で照明する照明光としてレーザ光を用い、反射光数に基づいて突合せ部98とマーク(溝、突起)100とを識別した。これに限らず、LED等の光を、照明光として用いてもよい。この場合、レーザ光のように指向性及び集光性が優れるものではないため、反射光数に代えて反射光強度に基づいて突合せ部98とマーク(溝、突起)100とを識別する。
(3)以上説明した第3実施形態においては、軸心92の軸方向に平行な直線領域からなる溝100に対し、その直線領域と異なる領域を有する突合せ部98として、突合せ部98を軸心92の軸方向に非平行に形成される直線状という意匠形状を有するように形成している。そのような突合せ部98によって外周壁に非直線領域が形成されるのである。
本発明の第1実施形態によるブッシュを保持部材に装着した状態を示す正面図である。 図1中のブッシュを示す外観図であって、図2(a)は突合せ部側からみた斜視図、図2(b)はマーク側からみた斜視図である。 ブッシュ、保持部材、及び回転軸を組付ける過程を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の特徴部分を示すブッシュにおいて突合せ部及びマークを識別する装置の一例を示す概略図であって、図4(a)は側面図、図4(b)は平面図である。 図4の装置でブッシュの周壁に向けて照射された照明光による反射光の一例を説明する図であって、図5(a)は突合せ部及びマーク以外の周壁の部位で反射した反射光を示す模式図、図5(b)は突合せ部において反射した反射光を示す模式図、図5(c)はマークにおいて反射した反射光を示す模式図である。 図4の装置において異なる軌道で照明光を照射し、その反射光を受光する過程を説明する図であって、図6(a)は軌道を示すブッシュの展開図、図6(b)は各軌道で受光した反射光のパターンを示す説明図である。 第1実施形態に係わるブッシュを装着する燃料供給ポンプを示す縦断面図であって、図8中のVIII−VIII線断面図である。 図7中のVII−VII線断面図である。 第2実施形態に係わるブッシュを示す外観図であって、図9(a)は突合せ部側からみた斜視図、図9(b)はマーク側からみた斜視図である。 図9のブッシュの周壁に対して異なる軌道で照明光を照射し、その反射光を受光する過程を説明する図であって、図10(a)は軌道を示すブッシュの展開図、図10(b)は各軌道で受光した反射光のパターンを示す説明図である。 第3実施形態に係わるブッシュを示す外観図であって、図11(a)は突合せ部側からみた斜視図、図11(b)はマーク側からみた斜視図である。 図11のブッシュの周壁に対して異なる軌道で照明光を照射し、その反射光を受光する過程を説明する図であって、図12(a)は軌道を示すブッシュの展開図、図12(b)は各軌道で受光した反射光のパターンを示す説明図である。 第4実施形態に係わるブッシュを示す外観図であって、図13(a)は突合せ部側からみた斜視図、図13(b)はマーク側からみた斜視図である。 第5実施形態に係わるブッシュの一部を示す図であって、マークにおいて反射した反射光を示す模式図である。 第6実施形態に係わるブッシュ、保持部材、及び回転軸を組付ける過程を示す斜視図である。 第7実施形態に係わるブッシュの一部を示す図であって、図16(a)は突合せ部及びマーク以外の周壁の部位で反射した反射光を示す模式図、図16(b)はマークにおいて反射した反射光を示す模式図である。
符号の説明
1 燃料供給ポンプ
2 ハウジング
20 ハウジング本体
21 カム室
22 フィードポンプ
30シリンダヘッド
31 シリンダ部
31a プランジャ摺動孔
32 加圧室
35 プランジャ
35a タペット部
36 スプリング
37 吸入弁(逆止弁)
38 吐出弁(逆止弁)
50 軸受カバー
51 第1ブッシュ
52 第2ブッシュ
80 駆動軸(回転軸)
81 駆動力入力部
82 フィードポンプ駆動部
83 カム(偏心区分)
83a 摺動面
90 カムリング(保持部材)
92 第3ブッシュ(ブッシュ)
96 一方の辺部
96a 凹部
97 他方の辺部
97a 凸部
98 突合せ部
98a 非直線領域
981 第1合わせ目
982 第2合わせ目
99 嵌合部
100 溝(マーク)
200 識別装置
300 認識装置
310 光源
330 受光装置
400 移送装置
500 制御装置

Claims (15)

  1. 板状部材を筒状に形成されるブッシュであって、前記板状部材の一方の辺部と他方の辺部で非直線状の突合せ部が形成されるブッシュと、前記ブッシュに回転自在に支持される回転軸と、内部に前記ブッシュを装着する保持部材とを備え、前記回転軸を駆動することにより回転方向の少なくとも特定の位置範囲で燃料を圧送する燃料供給ポンプに用いられ、
    前記保持部材に装着される前記ブッシュの回転方向の位置を特定するブッシュ位置の識別方法において、
    前記ブッシュにおいて前記非直線領域をなす前記突合せ部とは異なる周方向の周壁に、直線領域をなすマークを設けるマーク形成段階と、
    前記ブッシュの軸心に対して平行な異なる軌道で、前記突合せ部及び前記マークを含む前記周壁に向けて照明光を照射する照明光照射段階と、
    前記周壁からの反射光を検出し、前記反射光のうち、前記突合せ部からの反射光、及び前記マークからの反射光を弁別する反射光判定段階とを備え、
    前記反射光判定段階において、前記非直線領域、前記直線領域に対する反射光強度に基づいて前記ブッシュの回転方向の位置を特定することを特徴とするブッシュ位置の識別方法。
  2. 板状部材を筒状に形成されるブッシュであって、前記板状部材の一方の辺部と他方の辺部で直線状の突合せ部が形成されるブッシュと、前記ブッシュに回転自在に支持される回転軸と、内部に前記ブッシュを装着する保持部材とを備え、前記回転軸を駆動することにより回転方向の少なくとも特定の位置範囲で燃料を圧送する燃料供給ポンプに用いられ、
    前記保持部材に装着される前記ブッシュの回転方向の位置を特定するブッシュ位置の識別方法において、
    前記ブッシュにおいて前記直線領域をなす前記突合せ部とは異なる周方向の周壁に、非直線領域をなすマークを設けるマーク形成段階と、
    前記ブッシュの軸心に対して平行に異なる軌道で、前記突合せ部及び前記マークを含む前記周壁に向けて照明光を照射する照明光照射段階と、
    前記周壁からの反射光を検出し、前記反射光のうち、前記突合せ部からの反射光、及び前記マークからの反射光を弁別する反射光判定段階とを備え、
    前記反射光判定段階において、前記非直線領域、前記直線領域に対する反射光強度に基づいて前記ブッシュの回転方向の位置を特定することを特徴とするブッシュ位置の識別方法。
  3. 前記照射光は、レーザ光源から照射されるレーザ光であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブッシュ位置の識別方法。
  4. 前記反射光判定段階では、前記反射光強度として前記非直線領域、前記直線領域に対する反射光数を弁別し、前記反射光数によって前記ブッシュの回転方向の位置を特定することを特徴とする請求項3に記載のブッシュ位置の識別方法。
  5. 前記反射光判定段階では、前記非直線領域、前記直線領域に対する反射光強度によって前記突合せ部に対する前記マークを弁別し、前記弁別された前記マークに基づいて前記ブッシュの回転方向の位置を特定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のブッシュ位置の識別方法。
  6. 前記マークと前記突合せ部とは、回転方向に所定の位相を置いて形成されていることを特徴とする請求項5に記載のブッシュ位置の識別方法。
  7. 前記マークと前記突合せ部とは、前記軸心を挟んで径方向の相反する側に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のブッシュ位置の識別方法。
  8. 前記直線領域は、前記軸心の軸方向に対して平行に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のブッシュ位置の識別方法。
  9. 前記直線領域に対する前記非直線領域は、前記軸心の軸方向に対して非平行に形成される直線を含むことを特徴とする請求項8に記載のブッシュ位置の識別方法。
  10. 前記非直線領域は、前記直線領域に対応する区分において断続的に形成されている直線区分を含むことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のブッシュ位置の識別方法。
  11. 加圧室に吸入された燃料を加圧し、圧送するプランジャと、
    カムが偏心して一体に形成される駆動軸と、
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の保持部材であって、環状を呈して前記カムの外周に設けられ、前記駆動軸の回転にともなって自転することなく公転し、前記駆動軸から前記プランジャへ駆動力を伝達する保持部材と、
    を備えた燃料供給ポンプであることを特徴とするブッシュ位置の識別方法。
  12. 加圧室に吸入された燃料を加圧し、圧送するプランジャと、
    カムが偏心して一体に形成される駆動軸と、
    環状を呈して前記カムの外周に設けられ、前記駆動軸の回転にともなって自転することなく公転し、前記駆動軸から前記プランジャへ駆動力を伝達するカムリングと、
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の保持部材であって、前記カム及び前記カムリングを収容するカム室、前記駆動軸を回転可能に支持する軸孔部、および前記プランジャを径方向に往復移動可能に支持するとともに前記加圧室を形成するシリンダ部を有する保持部材と、
    を備えた燃料供給ポンプであることを特徴とするブッシュ位置の識別方法。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のブッシュ位置の識別方法に用いられるブッシュであることを特徴とするブッシュ。
  14. 前記ブッシュは、
    筒状に形成された板状部材の一方の辺部と他方の辺部とで形成され、非直線状の突合せ部と、
    当該非直線領域を呈する前記突合せ部とは異なる周方向の周壁に設けられ、直線領域を呈するマークと、
    を有していることを特徴とする請求項13に記載のブッシュ。
  15. 前記ブッシュは、
    筒状に形成された板状部材の一方の辺部と他方の辺部とで形成され、直線状の突合せ部と、
    当該直線領域を呈する前記突合せ部とは異なる周方向の周壁に設けられ、非直線領域を呈するマークと、
    を有していることを特徴とする請求項13に記載のブッシュ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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