JP2010007498A - 船舶推進機制御装置 - Google Patents

船舶推進機制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010007498A
JP2010007498A JP2008164991A JP2008164991A JP2010007498A JP 2010007498 A JP2010007498 A JP 2010007498A JP 2008164991 A JP2008164991 A JP 2008164991A JP 2008164991 A JP2008164991 A JP 2008164991A JP 2010007498 A JP2010007498 A JP 2010007498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
starter motor
computer system
reset
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008164991A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyoshi Ichikawa
徳良 市川
Masaru Suzuki
勝 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2008164991A priority Critical patent/JP2010007498A/ja
Priority to US12/485,070 priority patent/US8219269B2/en
Publication of JP2010007498A publication Critical patent/JP2010007498A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H21/00Use of propulsion power plant or units on vessels
    • B63H21/21Control means for engine or transmission, specially adapted for use on marine vessels
    • B63H21/213Levers or the like for controlling the engine or the transmission, e.g. single hand control levers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】エンジン制御装置のコンピュータシステムがリセットしてもエンジンを始動することが可能な船舶推進機制御装置を提供する。
【解決手段】船体52側のバッテリ32の電力を用い、船外機1に配設されたエンジン制御装置11がスタータモータ31を駆動してエンジンを始動する場合に、船体52の大きな船舶で、バッテリ32からの電力供給ケーブル61が長く、そのため、スタータモータ31の駆動時に供給電圧が低下してエンジン制御装置11のコンピュータシステム12がリセットすると、当該エンジン制御装置11に配設されたスタート用アナログ回路16がスタータモータ31を予め設定された所定時間駆動することによりエンジンが始動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、船舶推進機制御装置に関するものであり、特にコンピュータシステムを用いたエンジン制御装置を船外機に搭載し、船体側のバッテリ電力を用いて、当該エンジン制御装置でスタータモータを駆動してエンジンを始動する場合に好適なものである。
船外機は、一般に船尾に配設され、操縦席は、船体の前方に設けられる。船外機のエンジンの始動は、操縦席に設けられたスイッチングパネルなどのリモート操作によって行われる。船体が大きい場合、操縦席と船外機とが大きく離れているため、操縦者はエンジンの回転音を聞き取ることができず、エンジンが始動しているにもかかわらず、スタータモータを駆動し続ける恐れがある。そこで、下記特許文献1では、マイクロコンピュータのようなコンピュータシステムを用いたエンジン制御装置を船外機に搭載している場合、そのエンジン制御装置によってスタータモータを駆動制御し、もってエンジン始動を行うことが開示されている。この先行技術によれば、コンピュータシステムがエンジンの始動を監視しているので、エンジンが始動しているにもかかわらず、スタータモータが駆動され続けるのを回避することができる。
特開平6−213112号公報
しかしながら、エンジン制御装置に搭載されるマイクロコンピュータのようなコンピュータシステムは、供給電圧が所定値以下になるとリセットする。リセットとは、コンピュータシステムが、自己の機能を保持するために、出力を停止することであり、供給電圧が所定値以上に復帰すると、リセットが解除され、コンピュータシステムも復帰する。一方、船外機は、一般に、独自のバッテリを備えていないので、スタータモータを始め、エンジン制御装置のコンピュータシステムも、船体側のバッテリの電力で作動する。船体が大きくなると、バッテリと船外機を連結するケーブルの長さが長くなるので、例えば単位長当たりの抵抗値が小さなケーブルを用いても、ケーブルの抵抗による電圧降下は回避できない。特に、大きな船舶ではエンジンも大きく、その慣性も大きいので、スタータモータの駆動には大きな電力が必要となり、バッテリからの供給電圧がコンピュータシステムのリセット電圧を下回る可能性がある。そして、このように供給電圧がコンピュータシステムのリセット電圧を下回ると当該コンピュータシステムがリセットしてしまい、スタータモータの駆動も停止して、エンジンが始動しない。
本発明は前記諸問題を解決すべく開発されたものであり、コンピュータシステムがリセットしてもエンジンを始動することが可能な船舶推進機制御装置を提供することを目的とするものである。
上記諸問題を解決するため、本発明の船舶推進機制御装置は、船体側のバッテリ電力を用い、コンピュータシステムがスタータモータを駆動してエンジン始動を行う船舶推進機制御装置において、前記コンピュータシステムのリセット時にリセット状態を検出するリセット状態検出装置と、前記リセット状態を検出すると前記スタータモータを予め設定された所定時間駆動してエンジン始動を行うアナログ回路とからなることを特徴とするものである。
この船舶推進機制御装置では、コンピュータシステムがリセットすると、そのリセット状態が検出され、リセット状態が検出されるとアナログ回路がスタータモータを予め設定された所定時間駆動してエンジンが始動されるので、船体の大きな船舶で、バッテリからの電力供給ケーブルが長く、そのため、スタータモータ駆動時に供給電圧が低下してコンピュータシステムがリセットするような場合にあっても、確実にエンジンを始動することができる。
また、本発明の船舶推進機制御装置は、前記アナログ回路は、所定時間を計時するタイマを備え、前記コンピュータシステムが非リセット状態からリセット状態に移行した時点から前記スタータモータの駆動信号を出力すると共に前記タイマをスタートし、前記所定時間経過後、タイマがスタータモータの駆動信号の出力を停止することを特徴とするものである。
この船舶推進機制御装置では、アナログ回路により、コンピュータシステムが非リセット状態からリセット状態に移行した時点からスタータモータの駆動信号を出力すると共にタイマをスタートし、所定時間経過後、タイマがスタータモータの駆動信号の出力を停止するので、万が一、コンピュータシステムがリセットし続けた場合でも、スタータモータを駆動し続けることがない。
また、本発明の船舶推進機制御装置は、前記コンピュータシステムが非リセット状態であるあるときには、当該コンピュータシステムがスタータモータを駆動してエンジン始動を行うことを特徴とするものである。
この船舶推進機制御装置では、供給電圧が低下して、一旦、コンピュータシステムがリセットしてもアナログ回路によりスタータモータが駆動されるので、供給電圧が復帰し、復帰後はコンピュータシステムがスタータモータを駆動して、エンジンを確実に始動させることができる。
また、本発明の船舶推進機制御装置は、前記スタータモータの駆動回路が短絡して当該スタータモータに電流が流れ続けたときに当該スタータモータの駆動回路を遮断する遮断スイッチを介装したことを特徴とするものである。
この船舶推進機制御装置では、スタータモータの駆動回路が短絡しても、遮断スイッチによりスタータモータの駆動回路が遮断されるので、スタータモータに電流が流れ続けるのを回避することができる。
而して、船体側のバッテリ電力を用い、コンピュータシステムがスタータモータを駆動してエンジン始動を行う場合に、コンピュータシステムがリセットすると、そのリセット状態が検出され、リセット状態が検出されるとアナログ回路がスタータモータを予め設定された所定時間駆動することによりエンジンが始動されるので、船体の大きな船舶で、バッテリからの電力供給ケーブルが長く、そのため、スタータモータ駆動時に供給電圧が低下してコンピュータシステムがリセットするような場合にあっても、確実にエンジンを始動することができる。
以下、本発明の船舶推進機制御装置の一実施形態について、図面を引用しながら説明する。
図1は、本実施形態の船舶推進機制御装置を装着した船舶の概略構成図である。この船舶は、オープンデッキタイプの船体52の船尾に船外機1を搭載し、前部にステアリングホイール54、シート55、リモコンレバー56、メインスイッチ及びスタートスイッチを有するスイッチパネル57、メータパネル58等を配設した操縦席を備えている。船外機1内には、後述するカウル内に配設されたエンジンを制御するエンジン制御装置が内装されている。また、スイッチパネル57内には、船外機1を遠隔操作するためのリモートコントロール(以下、リモコンとも記す)制御装置が内装されており、エンジン制御装置とケーブルで接続されている。また、操縦席の下方の船体52の側壁に相当する垂直面又はほぼ垂直面には、所謂トランスポンダ(発信器或いは中継器)からの認証コードを受信するイモビライザ受信装置10が取付けられており、ケーブルでスイッチパネル57のリモコン制御装置に接続されている。
船外機1は、図2に示すように、上方から、カウル3、アッパケース4、ロアケース5の順に組立てられ、図示しないクランプによって、船体52に対し、上下方向及び横方向に揺動可能に取付けられている。カウル3は、トップカウル3Uとロアカウル3Lの組合せからなり、内部にエンジン2を内装している。
また、ロアケース5内には、プロペラ6の回転軸であるプロペラシャフト6aが水平方向に挿通されており、カウル3内からロアケース5内まで延設されたドライブシャフト80の下端は、ベベルギヤで構成される駆動ギヤ85、前進ギヤ86F、後進ギヤ86Rとドグクラッチ87によるシフト変換機構83を介してプロペラシャフト6aに連結されている。そして、ドライブシャフト80と平行に上下方向に配設されたシフトロッド84を、図示しない電子制御装置によって制御される電動モータを含む電動回転機構ESMで回転させることにより、シフト変換機構83が作動して、ニュートラルか、前進か、後進かの何れかに随時変換した状態で、ドライブシャフト80からプロペラシャフト6aに回転力が伝達される。
即ち、シフト変換機構83は、ドライブシャフト80の下端に固定した駆動ギヤ85に、プロペラシャフト6a上に回転自在に配置した前進ギヤ86Fと後進ギヤ86Rとを夫々噛合させ、プロペラシャフト6aに対して摺動可能で回転不能に配設したドグクラッチ87を、前進ギヤ86Fと後進ギヤ86Rとの間に配置して、シフトロッド84の回転(シフトロッド下端のカム面の回転)に連動させてドグクラッチ87をプロペラシャフト6a上で摺動させるようにしたものである。
このようなシフト変換機構83により、電動回転機構ESMでシフトロッド84をその軸回りに回転させることでドグクラッチ87を移動させて、前進ギヤ86Fと後進ギヤ86Rの何れかに噛合させるか、或いは、その中間部で何れとも噛合させないようにすることで、ドライブシャフト80の回転を前進ギヤ86Fか後進ギヤ86Rの何れかを介してプロペラシャフト6aに伝達させるか、或いは、ドライブシャフト80の回転をプロペラシャフト6aに伝達させないニュートラル状態となるようにしている。
船外機1には、図示しないバッテリスイッチ及びバッテリケーブルを介して、船体52側のバッテリが接続され、バッテリからの電力が船外機1の電装部品及びエンジン制御装置に供給される。また、船外機1と船体52側とは、リモコンケーブル及びスロットル・シフトケーブルによって接続されている。本実施形態では、船外機1のエンジン制御装置は、船外機1側に搭載されており、このエンジン制御装置とスイッチパネル57内のリモコン制御装置とをリモコンケーブルで接続する。前述したように、スイッチパネル57内のリモコン制御装置とイモビライザ受信装置10とは接続されているので、エンジン制御装置にイモビライザ受信装置10の認証コード認証結果を送信することで、コード認証後の仕様をエンジン制御装置によって種々に設定することができる。本実施形態では、イモビライザ受信装置10によって認証コードが認証された場合に船外機1のエンジン2の始動を許可するものとし、認証コード認証後にスイッチパネル57によってエンジン始動指令が出力された場合に限ってエンジン2を始動する。コード認証後の仕様は、これに限定されるものではなく、例えば前記バッテリスイッチの投入を可能としたり、前記シフト変換機構のシフトロックを解除したりするようにしてもよい。
図3には、前述した本実施形態のエンジン制御装置(図ではエンジンECU)11及びリモコン制御装置21(図ではリモコンECU)及びスタータモータ31やバッテリ32などの接続状態の詳細を示す。図中の符号I/Fは、全ての機器間での必要な変換を行うインタフェースである。また、図中の符号SPSは、前述したシフト変換機構83による実際のシフト状態を検出するシフトポジションセンサであり、この場合は、実際のシフト状態がニュートラルであることを検出してエンジン制御装置11に出力するものである。エンジン制御装置11及びリモコン制御装置21は、エクステンションハーネスと呼ばれる個別のケーブル61で接続されている。従って、このケーブル61の図示右方が船外機1、図示左方が船体52側ということになる。
エンジン制御装置11及びリモコン制御装置21は、共にマイクロコンピュータなどのコンピュータシステム12、22を搭載している。両者のコンピュータシステム12、22同士は、ケーブル61中の4本の信号線62で直接的に接続され、必要な情報の授受を行う。コンピュータシステム12、22は、何れも直流5Vで作動するので、エンジン制御装置11及びリモコン制御装置22は、何れもバッテリ32からの直流電圧を直流5Vに変換する5V電源回路13、23を備えている。なお、コンピュータシステム12、22は、何れも、例えば供給電圧が6V程度になると、出力を停止する、所謂リセット状態となり、リセット状態の間、ハイレベルのリセット信号RSTが出力される。
図中の符号33は、システムの主電源となるメインスイッチ、符号34は、スタータモータ31によってエンジン2を始動するためのスタートスイッチであり、スイッチパネル57上の図示しないスイッチによって同期して開閉される。また、図中の符号35は、一般にエンジンストップスイッチと呼ばれるストップスイッチであり、同じくスイッチパネル57に設けられている。このストップスイッチ(エンジンストップスイッチ)35を閉じると、エンジン2が強制的に停止する。また、図中の符号36は、レバーポジションセンサであり、リモコンレバーの状態を検出する。
従って、エンジンストップスイッチ35が開状態にあるときに、シフト位置がニュートラルでレバーポジションセンサ36がニュートラル位置のとき、その状態でメインスイッチ33及びスタートスイッチ34が閉じられると、リモコン制御装置22の電源スイッチング素子24が作動して5V電源回路23により直流5V電圧が発生すると共に、リモコン制御装置22からWakeUp信号が出力され、これによりエンジン制御装置11の電源スイッチング素子14が作動してメインリレー37が閉じ、エンジン制御装置11の5V電源回路13により直流5V電圧が発生する。
また、レバーポジションセンサ36がニュートラル位置のとき、スタートスイッチ34の出力がリモコン制御装置22に入力され、リモコンレバー位置がニュートラル状態にあることがリモコン制御装置22のコンピュータシステム22に入力される。リモコン制御装置22のコンピュータシステム22は、リモコンレバー位置がニュートラル状態にあることを通信線62を介してエンジン制御装置11のコンピュータシステム12に送信する。エンジン制御装置11のコンピュータシステム12は、シフトスイッチのニュートラル状態とシフトポジションセンサSPSのニュートラル状態とが整合するときに限って、スタート用スイッチング素子15に駆動信号を出力する。駆動信号を入力したスタート用スイッチング素子15によって、メインリレー37の下流側に接続されているスタータリレー39が閉じ、スタータモータ31に電流が流れて駆動し、エンジン2が始動する。
以上が、スタータモータ31の正規な駆動、即ちエンジン始動のフローである。本実施形態では、エンジン制御装置11のコンピュータシステム12のリセット対策として、スタート用スイッチング素子15のベースと当該コンピュータシステム12との間にスタート用アナログ回路16を介装している。このスタート用アナログ回路16は、例えば図4に示すように、RS型フリップフロップ回路41と、タイマ42などを用いた周知のタイマスイッチ回路で構成される。具体的には、フリップフロップ回路41の出力端Qをスタート用スイッチング素子15のベースに接続すると共に、フリップフロップ回路41のセット端Sをコンピュータシステム12のリセット信号出力端に接続し、両者の間にリレー43を介装する。リレー43の切り替え側出力端には反転器44を介装して、フリップフロップ回路41のセット端Sに接続する。一方、フリップフロップ回路41のリセット端Rにはタイマ42を介装し、タイマ42の入力端をコンピュータシステム12のリセット信号出力端に接続する。タイマ42の出力端には、リレー43のコイルを接続する。なお、このスタート用アナログ回路16の構成は一例であり、この回路構成に限定されるものではない。
タイマ42は、リセット信号の立上がりでスタートし、予め設定された所定時間後にハイレベルの信号が出力する。このリセット信号の立上がりで、コンピュータシステム12が非リセット状態からリセット状態に移行したことが検出される。従って、コンピュータシステム12がリセット状態となってリセット信号がハイレベルになると、フリップフロップ回路41のセット端にハイレベルのリセット信号が入力され、フリップフロップ回路41の出力端Qに接続されているスタート用スイッチング素子15によって、メインリレー37の下流側に接続されているスタータリレー39が閉じ、スタータモータ31に電流が流れて駆動される。この状態が予め設定された所定時間継続されて、例えばエンジン2が始動すると、タイマ42の出力端、即ちフリップフロップ回路41のリセット端Rがハイレベルとなると共に、リレー43が切り替わってフリップフロップ回路41のセット端Sがローレベルとなる。従って、フリップフロップ回路41の出力端Qはローレベルとなり、スタータモータ31の駆動が停止する。
図5には、エンジン始動時、所謂クランキング時の供給電圧の経時変化を示す。同図のリセット電圧が、コンピュータシステム12のリセット電圧である。船体52が大きくなると、船体52側のバッテリ32を船外機1に接続するケーブル61の取り回し長が長くなり、単位長当たりの抵抗値の小さなケーブル61を用いても、その電圧降下は回避できない。そのため、船外機1側、即ちコンピュータシステム12への供給電圧がリセット電圧を下回り、コンピュータシステム12がリセット状態となる可能性がある。しかしながら、本実施形態では、コンピュータシステム12がリセット状態となっても、スタート用アナログ回路16によってクランキングが継続され、当該スタート用アナログ回路16によってエンジン2が始動されるか、或いは供給電圧の復帰に伴って復帰したコンピュータシステム12によってエンジン2が始動される。
このように、本実施形態の船舶推進機制御装置によれば、船体52側のバッテリ32の電力を用い、コンピュータシステム12がスタータモータ31を駆動してエンジン始動を行う場合に、コンピュータシステム12がリセットすると、そのリセット状態を検出し、リセット状態が検出されるとスタート用アナログ回路16がスタータモータ31を予め設定された所定時間駆動することによりエンジン2が始動されるので、船体52の大きな船舶で、バッテリ32からの電力供給ケーブル61が長く、そのため、スタータモータ31の駆動時に供給電圧が低下してコンピュータシステム12がリセットするような場合にあっても、確実にエンジン2を始動することができる。
また、スタート用アナログ回路16により、コンピュータシステム12が非リセット状態からリセット状態に移行した時点でスタータモータ31の駆動信号を出力すると共にタイマ42をスタートし、所定時間経過後、タイマ42がスタータモータ31の駆動信号の出力を停止するので、万が一、コンピュータシステム12がリセットし続けた場合でも、スタータモータ31を駆動し続けることがない。
また、コンピュータシステム12が非リセット状態であるときには、スタート用アナログ回路16ではなく、当該コンピュータシステム12がスタータモータ31を駆動してエンジン始動を行うこととした。このため、供給電圧が低下して、一旦、コンピュータシステム12がリセットした場合でも、スタート用アナログ回路16によりスタータモータ31が駆動されるので、エンジン2の回転に伴って、即ちイナーシャの低減によって供給電圧が復帰し、復帰後はコンピュータシステム12がスタータモータ31を駆動して、エンジンを確実に始動させることができる。
また、本実施形態の船舶推進機制御装置では、前記スタートスイッチ34の上流側及びスタータリレー39の下流側に、例えば過電流で遮断する遮断スイッチ17を介装している。この遮断スイッチ17は、スタータモータ31の駆動回路が短絡して当該スタータモータ31に電流が流れ続けたときに当該スタータモータ31の駆動回路を遮断するためのものであり、これによりスタータモータ31に電流が流れ続けるのを回避して、当該スタータモータ31を保護することができる。
なお、本発明の船舶推進機制御装置が適用される船外機は、前記実施形態に記載されるものに限定されない。また、同様に、本発明の船舶推進機制御装置が適用される船舶は、前記実施形態に記載されるものに限定されない。
本発明の船舶推進機制御装置を搭載した船舶の一実施形態を示す概略構成図である。 図1の船舶に用いられた船外機の外形図である。 図1の船舶に搭載されたエンジン制御回路及びリモコン制御回路のブロック図である。 図3のスタート用アナログ回路のブロック図である。 クランキング時の供給電圧の経時変化を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1は船外機、2はエンジン、3はカウル、4はアッパケース、5はロアケース、6はプロペラ、10はイモビライザ受信装置、11はエンジン制御装置、12はコンピュータシステム、13は5V電源回路、14は電源スイッチング素子、15はスタート用スイッチング素子、16はスタート用アナログ回路、17は遮断スイッチ、21はリモコン制御装置、22はコンピュータシステム、23は5V電源回路、24は電源スイッチング素子、31はスタータモータ、32はバッテリ、33はメインスイッチ、34はスタートスイッチ、35はストップスイッチ、36はレバーポジションセンサ、37はメインリレー、39はスタータリレー、41はフリップフロップ回路、42はタイマ、43はリレー、44は反転器

Claims (4)

  1. 船体側のバッテリ電力を用い、コンピュータシステムがスタータモータを駆動してエンジン始動を行う船舶推進機制御装置において、前記コンピュータシステムのリセット時にリセット状態を検出するリセット状態検出装置と、前記リセット状態を検出すると前記スタータモータを予め設定された所定時間駆動してエンジン始動を行うアナログ回路とからなることを特徴とする船舶推進機制御装置。
  2. 前記アナログ回路は、所定時間を計時するタイマを備え、前記コンピュータシステムが非リセット状態からリセット状態に移行した時点から前記スタータモータの駆動信号を出力すると共に前記タイマをスタートし、前記所定時間計時後、タイマがスタータモータの駆動信号の出力を停止することを特徴とする請求項1に記載の船舶推進機制御装置。
  3. 前記コンピュータシステムが非リセット状態であるときには、当該コンピュータシステムがスタータモータを駆動してエンジン始動を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の船舶推進機制御装置。
  4. 前記スタータモータの駆動回路が短絡して当該スタータモータに電流が流れ続けたときに当該スタータモータの駆動回路を遮断する遮断スイッチを介装したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の船舶推進機制御装置。
JP2008164991A 2008-06-24 2008-06-24 船舶推進機制御装置 Pending JP2010007498A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008164991A JP2010007498A (ja) 2008-06-24 2008-06-24 船舶推進機制御装置
US12/485,070 US8219269B2 (en) 2008-06-24 2009-06-16 Control apparatus for marine propulsion unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008164991A JP2010007498A (ja) 2008-06-24 2008-06-24 船舶推進機制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010007498A true JP2010007498A (ja) 2010-01-14

Family

ID=41432056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008164991A Pending JP2010007498A (ja) 2008-06-24 2008-06-24 船舶推進機制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8219269B2 (ja)
JP (1) JP2010007498A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011174421A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Denso Corp エンジン始動制御装置
US10364011B2 (en) 2016-10-31 2019-07-30 Mistubishi Electric Corporation Engine control apparatus and vessel equipped with the engine control apparatus
US11919402B2 (en) 2020-05-20 2024-03-05 Lg Energy Solution, Ltd. Relay control apparatus and method

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011179446A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Denso Corp エンジン始動制御装置
JP5825167B2 (ja) 2012-03-26 2015-12-02 スズキ株式会社 エンジン始動制御システム
US9931932B2 (en) * 2015-08-17 2018-04-03 James Howard System, method, and device for wireless control of a vehicle's power supply
JP2021160663A (ja) 2020-04-02 2021-10-11 ヤマハ発動機株式会社 船舶推進機の制御システムおよびその制御方法、船舶

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002345298A (ja) * 2001-05-17 2002-11-29 Mitsubishi Electric Corp 車両用発電機の制御装置
JP2003127992A (ja) * 2001-10-24 2003-05-08 Sanshin Ind Co Ltd 船舶のバッテリ消費警告装置、船舶のバッテリ充電残量維持装置
JP2004308486A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp エンジン始動装置
JP2007002812A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Denso Corp エンジン始動制御装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4131098A (en) * 1976-12-20 1978-12-26 Chrysler Corporation Engine timing control circuit having a single pick-up for both starting and running
US4159467A (en) * 1977-08-16 1979-06-26 Joseph Ballin Electronic key for a motor vehicle
US4683859A (en) * 1984-11-09 1987-08-04 Nippondenso Co., Ltd. Apparatus for injecting fuel into internal combustion engine
US5252861A (en) * 1991-07-18 1993-10-12 Eaton Corporation Starter interlock for electronically controlled vehicle
JP3278949B2 (ja) 1993-01-21 2002-04-30 スズキ株式会社 船外機のエンジン回転制御装置
US5713338A (en) * 1995-09-19 1998-02-03 N.S.I. Propulsion Systems, Inc. Redundant ignition system for internal combustion engine
GB2361819B (en) * 1999-01-19 2003-01-08 Battery Alert Ltd Device and method for indicating in-use charging and abnormal discharging of a combustion engine battery following engine turn-off
JP2001132527A (ja) * 1999-11-02 2001-05-15 Sanshin Ind Co Ltd 燃料噴射式4サイクルエンジン
US7078829B2 (en) * 2004-05-28 2006-07-18 Motorola, Inc. Self-powering input buffer
JP4198100B2 (ja) * 2004-09-14 2008-12-17 株式会社ケーヒン スタータ駆動装置
JP4466309B2 (ja) * 2004-10-12 2010-05-26 株式会社デンソー エンジン始動補助システム
JP4428186B2 (ja) * 2004-10-12 2010-03-10 株式会社デンソー エンジン始動補助システム
DE102004058018A1 (de) * 2004-12-01 2006-06-22 Siemens Ag Steuerschaltung für eine Schaltungsanordnung

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002345298A (ja) * 2001-05-17 2002-11-29 Mitsubishi Electric Corp 車両用発電機の制御装置
JP2003127992A (ja) * 2001-10-24 2003-05-08 Sanshin Ind Co Ltd 船舶のバッテリ消費警告装置、船舶のバッテリ充電残量維持装置
JP2004308486A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp エンジン始動装置
JP2007002812A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Denso Corp エンジン始動制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011174421A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Denso Corp エンジン始動制御装置
US10364011B2 (en) 2016-10-31 2019-07-30 Mistubishi Electric Corporation Engine control apparatus and vessel equipped with the engine control apparatus
US11919402B2 (en) 2020-05-20 2024-03-05 Lg Energy Solution, Ltd. Relay control apparatus and method

Also Published As

Publication number Publication date
US8219269B2 (en) 2012-07-10
US20090319106A1 (en) 2009-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010007498A (ja) 船舶推進機制御装置
JP4907935B2 (ja) 船舶
US8437895B2 (en) Marine vessel control apparatus, marine vessel propulsion system, and marine vessel
US7540795B2 (en) Watercraft propulsion apparatus and watercraft
US9376198B2 (en) Serviceable marine pod steering brake system
RU2010137302A (ru) Система управления гондолой турбореактивного двигателя
JP2007253638A (ja) リモコン装置及び船舶
JP4717576B2 (ja) 船舶
JP2007308063A (ja) 船舶用推進機の電子式遠隔制御装置及び船舶
JP4666491B2 (ja) 船舶
EP3895980B1 (en) Control system for marine propulsion device, control method for the same, and marine vessel
JP4276096B2 (ja) 船舶推進装置の電源供給システム
JP6188905B1 (ja) エンジン制御装置、およびそのエンジン制御装置を搭載した船舶
EP3590822A1 (en) Marine propulsion system and ship
JP3886741B2 (ja) 内燃機関制御装置のための電源システム
US10703207B2 (en) Outboard motor
US20150353178A1 (en) Keyless entry control system and control method for outboard motors
JP2010255848A (ja) 船舶用推進システムおよび船舶
JP2010241207A (ja) 船舶用推進システムおよび船舶
JP7480650B2 (ja) 船舶推進システムにおける操作装置
US11530676B2 (en) Power supply system for watercraft
KR101125102B1 (ko) 이중 속도 모터 시동기를 이용한 비상 조타기 모터의 구동방법
JP2009101715A (ja) プラントの制御装置
JP2010226796A (ja) モータ制御装置、およびサンルーフ駆動装置
JP2008273237A (ja) 船舶

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110510

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130312