JP2010006978A - ゲル状増粘組成物 - Google Patents

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祐介 遠藤
Keiichi Kurosaka
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Abstract

【課題】 多価アルコールのような極性有機溶剤の液だれやべたつき、皮膚表面での伸び・なじみの悪さなどの使用性を改善したゲル状増粘組成物を提供する。
【解決手段】水膨潤性粘土鉱物と、無機性値/有機性値が1.5以上、沸点が150℃以上である極性有機溶剤とからなるゲル状増粘組成物。水膨潤性粘度鉱物としては、ベントナイト、モンモリロナイト、サポナイト、バイデライト、ヘクトライト、スチブンサイト、ソーコナイト、ノントロナイトなどのスメクタイト系粘土、バーミキュライト、ハロイサイト、膨潤性マイカなどの天然粘土、もしくは合成粘土、またはこれらの混合物などが用いられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゲル状増粘組成物に関し、詳しくは極性有機溶剤と水膨潤性粘土鉱物らなるゲル状増粘組成物に関する。
化粧品、医薬品などの分野では、その剤型保持のため種々の有機または無機化合物が増粘剤として使用されている。増粘剤を化粧品、医薬品の分野に利用する場合、これらは人体に使用するものであるため、高い安全性を必要とするのは当然のことながら、同時に外用として皮膚に対して使用されるものの場合には、使用したときの感触、即ち、使用性の善し悪しが重要なファクターとなってくる。
例えば高分子系の増粘剤は、安全性も比較的高く、少量の添加で良好な増粘ゲル化能を発揮するが、皮膚に使用した場合は高分子特有のぬめり感のある好ましくない使用性を有する。無機化合物としては、モンモリロナイトやサポナイトなどのスメクタイト系粘土鉱物が、増粘・ゲル化の目的効果に応じて適宜使用されている。
モンモリロナイト、サポナイトなどのスメクタイト系粘土鉱物を化粧料に配合した場合、増粘性の他にも、該化粧料は(1)べたつきがなく、滑らかでさわやかな感触を有する、(2)皮膚表面で伸びが良く、皮膜を形成して接着する、(3)エマルジョンやサスペンジョンの安定性が向上する、(4)ローションやシャンプーのクレンジング性能が向上する、(5)水や石鹸による洗い落とし性が改善するなどの性質が付与されることが知られている。即ち、粘土鉱物を配合することにより、化粧料の液性が変化すると共に、その使用後の質感、仕上がり感を向上することができるものである。
特にモンモリロナイト、サポナイトなどのスメクタイト系粘土鉱物は、化粧料に上記のような好ましい使用感を付与すると共に、高分子粘剤と同等の増粘効果を示し、安価で、しかも化粧料を容器から取り出す際の液切れを良くするなどの利点を有している。
また、化粧品、医薬品などの分野においてその触感、使用性の善し悪しに関わるひとつの要素として挙げられるものが保湿剤である。保湿剤は製品の水分蒸発を防ぐと共に、皮膚表面の水分の調整をして、皮膚、毛髪にうるおいのあるしっとり感を与える目的で配合される。皮膚角質層の水分量が、皮膚の健康維持や外界からの様々な刺激からの防御機能に密接に関係し、皮膚の老化防止、うるおい、滑らかさなどの感触に大きな役割を果たしている。この角質層の水分保持は通常NMF(天然保湿成分)と皮脂膜によってコントロールされているが、老化もしくは外界からの刺激などで容易にその機能が低下することから、化粧品でその保温成分を補うことは、基礎化粧品の大切な効能の一つである。
化粧品に配合される保湿剤としては、以前よりグリセリン、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール類が多く用いられている。中でもグリセリンは、冬の寒い時期におこる肌のひび割れ、あかぎれの改善に有効であるとして、患部に塗布する形で利用されてきた。
しかし、グリセリンは液状であるため、皮膚に塗布する際は脱脂綿やガーゼなどにしみこませてから患部に塗布しなければならないという使用性の悪さと、皮膚表面での伸び・なじみが悪く、使用後には特有のべたつきを感じるという触感の悪さがデメリットとして挙げられてきた。このグリセリンなどの多価アルコールのべたつきは化粧料に配合した場合にも同様の感触を与えるため、その改善が望まれていた。
また、上記問題に対して、滑らかでさわやかな感触を付与することが可能である上記水膨潤性粘土鉱物は、多価アルコールの様な極性有機溶剤中で全く分散せず、凝集、沈殿してしまうため、分散および増粘させるためには無機電解質を添加することが必須であった。
特開2005−126301号公報
従って、本発明は、上記問題を克服し、多価アルコールのような極性有機溶剤の液だれやべたつき、皮膚表面での伸び・なじみの悪さなどの使用性を改善したゲル状増粘組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題に鑑み種々研究した結果、無機性値/有機性値が1.5以上であり、加えて、沸点が150℃以上である極性有機溶剤を、無機電解質を添加することなく、予め水に分散させた水膨潤性粘土鉱物によって増粘し、スメクタイト系粘土鉱物特有のさっぱりとした好ましい使用感を付与したチクソトロピックなゲル状増粘組成物を提供することで、グリセリンのような極性有機溶剤のべたつきや液だれ、皮膚表面での伸び・なじみの悪さなどの使用性を改善しうることを見出し、本発明をなすに至ったものである。
すなわち本発明は、
(1)水膨潤性粘土鉱物と、無機性値/有機性値が1.5以上、沸点が150℃以上である極性有機溶剤とからなるゲル状増粘組成物、
(2)前記極性有機溶剤と、予め水に分散させた前記水膨潤性粘土鉱物とを、無機電解質を添加することなく、混合した後、濃縮して形成されたことを特徴とする(1)項記載のゲル状増粘組成物、
(3)前記水膨潤性粘度鉱物がスメクタイト系粘土、天然粘土、もしくは合成粘土、またはこれらの混合物であることを特徴とする(1)または(2)記載のゲル状増粘組成物、
(4)前記水膨潤性粘度鉱物がベントナイト、モンモリロナイト、サポナイト、バイデライト、ヘクトライト、スチブンサイト、ソーコナイト、およびノントロナイトからなる群から選ばれたスメクタイト系粘土であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項に記載のゲル状増粘組成物、
(5)前記水膨潤性粘度鉱物がバーミキュライト、ハロイサイト、および膨潤性マイカからなる群から選ばれた天然粘土あることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項に記載のゲル状増粘組成物、および、
(6)レオメーター(Rheometrics社製、RDA−II)による23℃、パラレルプレートの計測において、10−1rad/s以下の角速度で、tanδが1.0以下(ただし、tanδ=G’’(損失弾性率(Pa))/G’(貯蔵弾性率(Pa)))または複素粘性率が10,000Pa・S以上であることを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1項に記載のゲル状増粘組成物
を提供するものである。
ここで、複素粘性率(η(ETA))は以下の式で表される値である。
Figure 2010006978
(式中、ωは角速度を表す。)
本発明のゲル状増粘組成物は、ゲル特有の堅い触感を持たせることなく、グリセリンのような極性有機溶剤の皮膚表面での伸び・なじみの悪さ、べたつきや液だれなどの使用性を改善することが可能である。
水膨潤性粘土鉱物と、無機性値/有機性値が1.5以上、沸点が150℃以上である極性有機溶剤とからなるゲル状増粘組成物。
本発明に用いられる水膨潤性粘土鉱物はスメクタイト系粘土、天然粘土、もしくは合成粘土、またはこれらの混合物であることが好ましい。
水膨潤性粘土鉱物の具体例としては、ベントナイト、モンモリロナイト、サポナイト、バイデライト、ヘクトライト、スチブンサイト、ソーコナイト、ノントロナイト等のスメクタイト系粘土、または、バーミキュライト、ハロイサイト、膨潤性マイカなどの天然粘土又は合成粘土若しくはこれらの混合物が挙げられる。これらの中ではスメクタイト系粘土が好ましく、ベントナイト、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライトが特に好ましい。
水に分散させる前の水膨潤性粘土鉱物粉末の粒径に関しては特に限定されるものでないが、例えば、ベントナイト、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライトを水で十分に分散させた際の平均粒径は0.02μm〜2μmが好ましく、0.1μm〜1.5μmがさらに好ましい。
本発明に用いられる極性有機溶剤は、無機性値/有機性値が1.5以上である。ここで、本発明における無機性値および有機性値とは、有機概念図に基づく有機化合物の有機性と無機性の概念から規定される数値で、本発明における無機性値および有機性値は、井上博夫、他著「有機化合物分離法」、裳華房(1990)、1〜18頁の記載に基づいて定義されたものである。
本発明における無機性値/有機性値、2.5以上であることが好ましく、3.5〜5.0がさらに好ましい。
本発明に用いられる極性有機溶剤は沸点が150℃以上であり、200℃以上が好ましく、250〜500℃がさらに好ましい。
本発明に用いられる極性有機溶剤の具体例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール等の2価アルコール類、グリセリン等の3価アルコール類、ジグリセリン、ポリグリセリン等の多価アルコール類、トリエタノールアミン等のアミン類、メチルカルビトール、エチルカルビトール、n−ブチルカルビトール等のカルビトール類が挙げられる。これらの中では無機性値/有機性値が3.0以上であるグリセリン、ジグリセリンなどが好ましい。
本発明のゲル状増粘組成物は、上記極性有機溶剤と、予め水に分散させた上記水膨潤性粘土鉱物とを、無機電解質を添加することなく、混合した後、濃縮して形成されたものであることが好ましい。
本発明において水膨潤性粘土鉱物を水に分散させる際の好ましい水の量は、粘土に対し、1,000重量%〜10,000重量%、更に好ましくは2,500重量%〜5,000重量%である。
極性有機溶剤と、予め水に分散させた上記水膨潤性粘土鉱物との混合の際には、水膨潤性粘土鉱物の分散液に極性有機溶媒を添加することが、良好な分散状態の混合物が容易に得られるので好ましい。極性有機溶剤と、予め水に分散させた上記水膨潤性粘土鉱物との混合比は、例えば、モンモリロナイト、合成サポナイト、合成ヘクイトライは4%分散液で、有機溶剤:分散液(質量比)が1:1程度が好ましく、合成マイカは10%分散液で、有機溶剤:分散液(質量比)が1:2程度が好ましく、固形分の濃度を増すほど、ゲルの粘弾性は増加する。
上記の極性有機溶剤と水膨潤性粘土鉱物が混合された分散液は、例えば80℃で油浴するにより、濃縮して、ゲル状とすることが好ましい。
本発明において得られるゲル状増粘組成物は、10−1rad/s以下の角速度で、tanδが1.0以下(23℃,Rheometrics社製RDA−II,パラレルプレートで計測時)、もしくは複素粘性率(
Figure 2010006978
)が10,000Pa・S以上(23℃,Rheometrics社製RDA−II,パラレルプレートで計測時)であることが好ましい。
上記の測定条件におけるtanδ(ただし、tanδ=G’’(損失弾性率(Pa))/G’(貯蔵弾性率(Pa)))は0.5以下であることがさらに好ましく、0.3〜0.4であることが特に好ましい。
また、上記の測定条件における複素粘性率は12000Pa・S以上であることがさらに好ましく、15000〜20000Pa・Sであることが特に好ましい。
本発明のゲル状増粘組成物は、ゲル性が大きく、増粘性も大きい組成物、およびゲル性が小さく、増粘性も大きい組成物以外にも、ゲル性が大きく、増粘性が小さい組成物、およびゲル性が小さく、増粘性が大きい組成物といった、特異な性質を有する組成物とすることができる。
次に、本発明を下記の実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではなく、上述した説明と下記の開示から容易に想到する様々な態様は、本発明の特許請求の範囲に包含されるべきものである。
実施例1
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG、分散液における平均粒径D50 1.5〜1.7μm)固形分4%分散液50mlにグリセリン(無機性値/有機性値=5.00)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴することにより53mlに濃縮し、実施例1のゲル状増粘組成物を得た。
実施例2
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlにジグリセリン(無機性値/有機性値=3.50)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴することにより53mlに濃縮し、実施例2のゲル状増粘組成物を得た。
実施例3
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlにトリエタノールアミン(無機性値/有機性値=3.08)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴することにより53mlに濃縮し、実施例3のゲル状増粘組成物を得た。
実施例4
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlに1,3−ブチレングリコール(無機性値/有機性値=2.50)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴することにより53mlに濃縮し、実施例4のゲル状増粘組成物を得た。
実施例5
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlに1,4−ブチレングリコール(無機性値/有機性値=2.50)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴することにより53mlに濃縮し、実施例5のゲル状増粘組成物を得た。
実施例6
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlにエチレングリコール(無機性値/有機性値=5.00)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴することにより53mlに濃縮し、実施例6のゲル状増粘組成物を得た。
実施例7
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlにジエチレングリコール(無機性値/有機性値=2.75)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴することにより53mlに濃縮し、実施例7のゲル状増粘組成物を得た。
実施例8
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlにトリエチレングリコール(無機性値/有機性値=2.00)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合したものを80℃で湯浴することにより53mlに濃縮し、実施例8のゲル状増粘組成物を得た。
実施例9
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlにプロピレングリコール(無機性値/有機性値=3.33)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴することにより53mlに濃縮し、実施例9のゲル状増粘組成物を得た。
実施例10
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlにジプロピレングリコール(無機性値/有機性値=1.83)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴することにより53mlに濃縮し、実施例10のゲル状増粘組成物を得た。
実施例11
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液60mlにジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル(無機性値/有機性値=1.57)30mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴することにより33.5mlに濃縮し、実施例11のゲル状増粘組成物を得た。
実施例12
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50m1にペンタメチレングリコール(無機性値/有機性値=2.00)50m1を添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴することにより53mlに濃縮し、実施例12のゲル状増粘組成物を得た。
実施例13
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液60mlにヘキシレングリコール(無機性値/有機性値=1.67)30mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴することにより33.5mlに濃縮し、実施例13のゲル状増粘組成物を得た。
実施例14
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlにポリエチレングリコール400(無機性値/有機性値=2.27)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴することにより53mlに濃縮し、実施例14のゲル状増粘組成物を得た。
比較例1
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlにベンジルアルコール(無機性値/有機性値=0.82)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合し、比較例1の組成物を得た。
比較例2
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlにエチルメチルケトン(無機性値/有機性値=0.81)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合し、比較例2の組成物を得た。
比較例3
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlに酢酸エチル(無機性値/有機性値=0.75)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合し、比較例3の組成物を得た。
比較例4
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlに2−エチルヘキサノール(無機性値/有機性値=0.71)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合し、比較例4の組成物を得た。
比較例5
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50m1にメチルイソブチルケトン(無機性値/有機性値=0.59)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合し、比較例5の組成物を得た。
比較例6
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlに酢酸ブチル(無機性値/有機性値=0.50)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合し、比較例6の組成物を得た。
比較例7
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50m1にブタノール(無機性値/有機性値=1.25)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合し、比較例7の組成物を得た。
比較例8
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlに2−メチル−1−プロパノール(無機性値/有機性値=1.25)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合し、比較例8の組成物を得た。
比較例9
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlにアセトン(無機性値/有機性値=1.08)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合し、比較例9の組成物を得た。
比較例10
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlにメタノール(無機性値/有機性値=5.00)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴して濃縮し、比較例10の組成物を得た。
比較例11
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlにエタノール(無機性値/有機性値=2.50)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴して濃縮し、比較例11の組成物を得た。
比較例12
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlにイソプロパノール(無機性値/有機性値=2.00)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴して濃縮し、比較例12の組成物を得た。
比較例13
予め水に分散させたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)固形分4%分散液50mlに2−ジメチルアミノエタノール(無機性値/有機性値=2.13)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合して分散液を得た。次にこの分散液を80℃で湯浴して濃縮し、比較例13の組成物を得た。
試験例1
分散性試験
上記実施例1〜14および比較例10〜13における分散液、並びに比較例1〜9の組成物を23℃にて1日静置し、その分散性を肉眼にて測定した。分散状態を以下の基準にて表1に示した。なお、完全に分散:A、やや沈降:B、完全に沈降:C、で記した。
また、実施例1〜14および比較例10〜13の濃縮後の組成物の外観を表1に示す。
なお、表1には、用いた極性有機溶剤名、並びに、極性有機溶剤の有機性値、無機性値、無機性値/有機性値、沸点を合せて示した。
Figure 2010006978
表1からわかるように、予め水に分散させたベントナイトは無機性値/有機性値が1.5〜5.0である実施例1〜14および比較例10〜13の極性有機溶剤に対して良好な分散性を示した。それに対して無機性値/有機性値が0.5〜1.25である比較例1〜9の極性有機溶剤においては、予め水に分散させたベントナイトは分散せず、完全に沈降した。また、沸点が150℃以下である比較例10〜13は濃縮時にアルコール分が蒸発し、外観がゲル状のものに形成することができなかた。これに対して、沸点が150℃以上である実施例1〜14は、濃縮後に外観がゲル状の増粘組成物を生成した。ここで、「外観がゲル状」とは濃縮後の組成物を50mlスクリュー瓶に25ml入れ、瓶を90度傾けた直後に流動性が見られない状態を意味する。
試験例2
傾斜試験水膨潤性粘土鉱物と極性有機溶剤からなる増粘組成物がゲル(コロイド溶液が流動性を失ったもの)であることを検証するために傾斜試験を行った。
実施例1、2、および14で得た増粘組成物を50mlスクリュー瓶に試料を25ml入れたときの液面に線を引き、90度傾斜、23℃で24時間静置後に液面の傾斜角度を測定した。結果を表2に示す。
Figure 2010006978
表2からわかるように、傾斜試験の結果は水膨潤性粘土鉱物と極性有機溶剤からなる増粘組成物は流動性を失ったゲル状増粘組成物であることを示した。
試験例3
実施例1で得た増粘組成物(極性溶剤:グリセリン,粘土鉱物=ベントナイト)およびグリセリンの粘性の変化をレオメーター(Rheometrics社RDA−II,パラレルプレート,23℃,0.05〜100[rad/s])で測定した。結果を図1に示す。なお、図1において、縦軸は粘度[Pa・s]、横軸は角速度[rad/s]である。また、図中、■は実施例1、●はグリセリンを表す。
図1から分かるように、グリセリンはひずみの大きさに係らず粘性が一定の値を示すニュートン流体であるのに対して、グリセリンとベントナイトからなる増粘組成物(実施例1)は、ひずみが大きくなるにつれ、粘性が低下する非ニュートン粘性を示していることから、グリセリンとベントナイトを混合し、濃縮することによってグリセリンの液性が変わったことが分かる。
試験例4
実施例1の増粘組成物(極性溶剤:グリセリン,粘土鉱物=ベントナイト)および実施例14の増粘組成物(極性溶剤:ポリエチレングリコール400,粘土鉱物:ベントナイト)の動的粘弾性をレオメーター(Rheometrics社RDA−II,パラレルプレート,23℃,0.05〜100[rad/s])で測定した。結果を図2(実施例1)および図3(実施例14)に示す。
なお、図2〜3において、縦軸はPa、横軸は角速度[rad/s]である。また、◆はG’(貯蔵弾性率)を表し、■はG’’(損失弾性率)を表す。
図2、図3から分かるように、グリセリンとベントナイトからなる増粘組成物(実施例18)およびPEG400とグリセリンからなる増粘組成物(実施例19)は、ひずみ(角速度)が小さいときはG’(貯蔵弾性率)>G’’(損失弾性率)でゲルであることを示しているが、ひずみが大きくなると粘弾性がG’(貯蔵弾性率)<G’’(損失弾性率)というゾルの状態になるチクソトロピックなゲルであることを示した。
試験例2〜4の結果から、水膨潤性粘土鉱物であるベントナイトでグリセリンを流動性の無いゲルの状態にすることによって、グリセリンの液だれの問題は解決された。さらに、得られたゲルが、スメクタイト系粘土鉱物の特徴であるチクソトロピー性を有していることから、皮膚に塗布する際には加えられる力でゲルからゾルの状態に変わるため、塗布時にゲル特有の堅さを感じることもない。
試験例5
実施例2の増粘組成物(極性溶剤:ジグリセリン、粘土鉱物:ベントナイト)および実施例3の増粘組成物(極性溶剤:トリエタノールアミン、粘土鉱物:ベントナイト)の動的粘弾性と複素粘性率の変化をレオメーター(Rheometrics社RDA−II,パラレルプレート,23℃,0.05〜100[rad/s])で測定した。
動的粘弾性試験および粘性試験の結果を図4(実施例2)および図5(実施例3)に示す。なお、図4〜5において、縦軸はPa(G’、G’’)およびPa・s(ETA)、横軸は角速度[rad/s]である。また、◆はG’(貯蔵弾性率)を、■はG’’(損失弾性率)を、▲はETA(複素粘性率)粘度を表す。
図4に示すよう、アルコールの種類によっては、チクソトロピックなゲルではなく、図4に示すように大きなひずみを加えてもG’(貯蔵弾性率)>G’’(損失弾性率),tanδが1.0以下を保つゲルや、高粘性のため見かけ上流動性は持たないが図5に示すようにひずみが小さいときにはG’(貯蔵弾性率)<G’’(損失弾性率)であり、ひずみが大きくなると粘弾性がG’(貯蔵弾性率)>G’’(損失弾性率),tanδが1.0以下となるレオトロピックなゲルを示すものもあり、これらは液だれしない化粧品原料として利用出来る。
なお、各種水膨潤性粘土鉱物の極性有機溶剤に対するゲル化能評価実施例1〜14に用いたベントナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名クニピアG)の主成分はスメクタイト系粘土鉱物であるモンモリロナイトである。
実施例15
予め水に分散させた合成サポナイト(クニミネ工業株式会社製;商品名スメクトンSA、分散液における平均粒径0.092μm)固形分4%分散液50mlにグリセリン(無機性値/有機性値=5.00)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合した分散液を80℃で湯浴することにより53mlに濃縮し、実施例15のゲル状増粘組成物を得た。ここで用いられた合成サポナイトはモンモリロナイトと同じくスメクタイト系粘土鉱物である。
実施例16
予め水に分散させた合成ヘクトライト(コープケミカル株式会社製;商品名ルーセンタイトSWN、分散液における平均粒径50〜100nm)固形分4%分散液50mlにグリセリン(無機性値/有機性値=5.00)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合した分散液を80℃で湯浴することにより53mlに濃縮し、実施例16のゲル状増粘組成物を得た。ここで用いられた合成ヘクトライトは、モンモリロナイトと同じくスメクタイト系粘土鉱物である。
実施例17
予め水に分散させた合成マイカ(コープケミカル株式会社製;商品名ソマシフME−100、分散液における平均粒径5〜7μm)固形分10%分散液100m1にグリセリン(無機性値/有機性値=5.00)50mlを添加し、撹拌機(ASE ONE製、LABORATORY HIGH POWER MIXER)にて回転数1,000rpm、10分間撹拌、混合した分散液を80℃で湯浴することにより61mlに濃縮し、実施例17のゲル状増粘組成物を得た。
試験例6
実施例15〜17における分散液を用いて、試験例1と同様に分散性試験を行った。また、実施例15〜17の増粘組成物を用いて試験例2同様の傾斜試験を行った。
試験の結果を、濃縮後の増粘組成物の外観の状態とともに表3に示す。
また、合せて、試験例3と同様の動的粘弾性試験も行った
Figure 2010006978
表3の結果からわかるように、スメクタイト系の粘土鉱物である合成サポナイト、合成ヘクトライト、及びベントナイト以外の水膨潤性粘土鉱物である合成マイカとグリセリンからなる増粘組成物は傾斜角度が0°であり、流動性は認められなかった。
また、動的粘弾性試験の結果は、図2と同様のチクソトロピックなゲルの挙動を示した。これらのことから、モンモリロナイト以外のスメクタイト系粘土鉱物およびベントナイト以外の水膨潤性粘土鉱物を用いた場合でもグリセリンのような極性有機溶剤をゲル化出来ることが示された。
試験例7
官能性評価無機性値/有機性値が1.5以上であり、加えて、沸点が150℃以上である極性有機溶剤のうち、皮膚表面での伸び・なじみが悪く、べたつくという点で特に使用感が悪いとされるグリセリンについて、実施例1で得たゲル状増粘組成物との触感の比較を被験者10名による官能評価アンケートによって評価した。
実施例1のゲル状増粘組成物、またはグリセリンを、室温23℃において利き手で逆の手の甲に少量乗せ、利き手で伸ばすように広げた時の使用感を評価した
評価の内容は、
(1)皮膚表面での伸び・なじみやすさについて、良い=5点、やや良い=4点、どちらとも言えない=3点、やや悪い=2点、悪い=1点、
(2)感触(さらつき・べたつき感)について、サラサラする=5点、ややサラサラする:4点、どちらとも言えない=3点、ややべたつく:2点、べたつく=1点、
の5段階評価とし、平均値を求めた。
官能評価アンケートの結果を表4に示す。
Figure 2010006978
表4からわかるように、両方の質問事項において平均点を比較すると、グリセリンよりもグリセリンとベントナイトからなる本発明のゲル状増粘組成物の方が高く、グリセリンの皮膚表面での伸び・なじみの悪さ及び、べたつき感の改善が見られた。
試験例3の結果を示すグラフである。 試験例4の実施例1の増粘組成物を用いた結果を示すグラフである。 試験例4の実施例14の増粘組成物を用いた結果を示すグラフである。 試験例5の実施例2の増粘性組成物を用いた結果を示すグラフである。 試験例5の実施例3の増粘性組成物を用いた結果を示すグラフである。

Claims (6)

  1. 水膨潤性粘土鉱物と、無機性値/有機性値が1.5以上、沸点が150℃以上である極性有機溶剤とからなるゲル状増粘組成物。
  2. 前記極性有機溶剤と、予め水に分散させた前記水膨潤性粘土鉱物とを、無機電解質を添加することなく、混合した後、濃縮して形成されたことを特徴とする請求項1記載のゲル状増粘組成物。
  3. 前記水膨潤性粘度鉱物がスメクタイト系粘土、天然粘土、もしくは合成粘土、またはこれらの混合物であることを特徴とする請求項1または2記載のゲル状増粘組成物。
  4. 前記水膨潤性粘度鉱物がベントナイト、モンモリロナイト、サポナイト、バイデライト、ヘクトライト、スチブンサイト、ソーコナイト、およびノントロナイトからなる群から選ばれたスメクタイト系粘土であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のゲル状増粘組成物。
  5. 前記水膨潤性粘度鉱物がバーミキュライト、ハロイサイト、および膨潤性マイカからなる群から選ばれた天然粘土あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のゲル状増粘組成物。
  6. レオメーター(Rheometrics社製、RDA−II)による23℃、パラレルプレートの計測において、10−1rad/s以下の角速度で、tanδが1.0以下(ただし、tanδ=G’’(損失弾性率(Pa))/G’(貯蔵弾性率(Pa)))または複素粘性率が10,000Pa・S以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のゲル状増粘組成物。
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