JP2010005736A - 危険物把持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地中或いは地表に遺棄された対象物の中から目標の対象物のみを確実に把持でき、落下等の発生が確実に防止できる危険物把持装置を提供する。
【解決手段】対象物Wを吸着する真空吸引機構55のバキュームパッド58a〜58dに対し、第1把持爪22及び第2把持爪42の基端側把持爪部23、43をバキュームパッド58a〜58dから離れる上方の開放位置に揺動して目標とする対象物Wとの接触を確実に回避した状態で目標とする対象物Wのみを吸着する。また、把持位置に揺動した第1把持爪22の基端側把持爪部23と第2把持爪42の基端側把持爪部43によって対象物Wを把持すると共に、バキュームパッド58a〜58dと把持位置に揺動した第1把持爪22及び第2把持爪42の各先端側把持爪29、49によって上下方向から対象物Wを把持する。
【選択図】図3

Description

本発明は、地中或いは地表に遺棄された危険物を把持する危険物把持装置に関し、特に地中に埋設或いは地表に遺棄された砲弾や化学弾、遺棄化学兵器などの危険物を安全に回収する作業機械などに装着される危険物把持装置に関する。
地中に埋設或いは地表に遺棄された砲弾や化学弾、遺棄化学兵器などの危険な遺物を掘り出して回収する作業を人力で行うことは極めて危険であり、作業機械などで機械的に回収することが好ましい。
一方、砲弾や化学弾、遺棄化学兵器などの回収の対象物は乱雑な状態で長期に亘り不整地に埋設或いは地表に遺棄されており、表面材料が酸化や腐蝕により脆弱化している可能性がある。
このような砲弾や化学弾、遺棄化学兵器などの対象物を作業機械に設けられた把持装置によって一度に複数把持すると、その対象物が不安定な状態で把持され、移動する際に把持している対象物が落下するとその衝撃で爆発したり、内部の化学剤が漏れることがあり極めて危険である。また、把持装置との接触により対象物が破損することが懸念される。
対象物を1つ毎に把持して移動する把持装置として、例えば特許文献1がある。特許文献1に開示される把持装置は、作業機械に旋回及び上下揺動自在に取り付けられた作業アームの先端部に回転部を介して結合されたブラケットに一対の第1把持爪及び第2把持爪が揺動自在に設けられ、この対向配置された一対の第1把持爪と第2把持爪の3つの把持爪で対象物を把持する。また、第2把持爪をブラケットに対して回転自在とし、この第2把持爪を接合した対象物の間に挿入して回転することで、互いに接合した対象物を分離する。
また、特許文献2には、複数の把持爪に関節を設け、各関節部を超音波モータにより駆動して対象物を把持爪の先端で把持する把持装置が開示されている。
さらに、特許文献3には、供給される空気等の流体圧で折曲する筒状の軟質材で形成した複数の把持爪及び対象物を真空吸着する吸着体を備え、積層された多数の対象物の中から吸着体により一本の対象物を吸着して取り出し、流体圧で屈曲する把持爪によって対象物を把持する把持装置が開示されている。
特開2003−25268号公報 特開平1−295782号公報 特開平8−323676号公報
上記特許文献1の把持装置によると、ブラケットに揺動自在に設けられた一対の第1把持爪と第2把持爪の先端で複数の対象物が遺棄された中から目標とする1つの対象物を隣接する他の対象物に接触することなく把持して取り出すことは極めて困難である。更に、一対の第1把持爪と第2把持爪の先端で比較的重量の大きな砲弾や化学弾、遺棄化学兵器などの対象物を落とさないように把持するためにはある程度の把持力を必要となるが、長年土中に埋設されていた対象物の表面材料は酸化や腐蝕により脆弱化している可能性があり、強い力で把持すると破損することが懸念され、砲弾や化学弾、遺棄化学兵器などの破損は極めて危険である。
一方、特許文献2の把持装置にあっても、超音波モータによって駆動する多関節の把持爪によって、互いに接して隣接する複数の対象物の中から1つの対象物を他の対象物に接触することなく把持することは困難である。特に、複数の把持爪の先端で比較的重量の対象物を把持するにはある程度の把持力が必要であり、表面材料が脆弱化した対象物を破損させることが懸念される。
特許文献3の把持装置にあっては、吸着体により対象物を吸着して持ち上げた後、複数の把持爪により把持することから、隣接する複数の対象物の中から1つの対象物を把持することができる。しかし、複数の把持爪の先端で比較的重量の大きな対象物を取り落とさないように把持するにはある程度の把持力が必要であり、対象物を破損することが懸念される。
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、地中或いは地表に遺棄された対象物の中から目標の対象物のみを確実に把持でき、かつ落下などの発生が防止できる危険物把持装置を提供することにある。
上記目的を達成する危険物把持装置の発明は、柱状の対象物を吸着する真空吸引機構及び該真空吸引機構に吸着保持された対象物を把持する複数の把持爪を備えた危険物把持装置において、作業機械によって昇降可能に支持されるブラケットと、該ブラケットの下部に配設されたバキュームパッドを有する真空吸引機構と、把持されるべき対象物の延在方向に沿って延在すると共に上記ブラケットに対向配置された第1把持爪回転軸及び第2把持爪回転軸と、該第1把持爪回転軸に該軸方向に離間して基端が回動自在に支持された複数の第1把持爪と、上記第2把持爪回転軸に上記離間した第1把持爪の間に対応して基端が回転自在に支持された第2把持爪とを備え、上記各第1把持爪は、基端が上記第1把持爪回転軸に回動自在に支持された基端側把持爪部と、該基端側把持爪部の先端に揺動自在に支持された先端側把持爪と、上記基端側把持爪部を上記対象物に側方から接する把持位置と上記バキュームパッドより上方の開放位置との間で揺動せしめる基端側把持爪部用アクチュエータと、上記基端側把持爪部が把持位置において先端側把持爪を該先端側把持爪が下方から上記対象物に接する把持位置と該把持位置から離反する開放位置との間で揺動せしめる先端側把持爪用アクチュエータとを備え、上記第2把持爪は、基端が上記第2把持爪回転軸に回動自在に支持された基端側把持爪部と、該基端側把持爪部の先端に揺動自在に支持された先端側把持爪と、上記基端側把持爪部を上記対象物に側方から接する把持位置と上記バキュームパッドより上方の開放位置との間で揺動せしめる基端側把持爪部用アクチュエータと、上記基端側把持爪部が把持位置において先端側把持爪が下方から上記対象物に接する把持位置と該把持位置から離反する開放位置との間で揺動せしめる先端側把持爪用アクチュエータとを備え、上記第1把持爪及び第2把持爪の基端側把持爪部が共に開放位置に保持した状態で上記真空吸引機構のバキュームパッドで対象物を吸着すると共に、把持位置における第1把持爪及び第2把持爪の各基端側把持爪部により上記対象物を側方から把持し、かつ把持位置における各先端側把持爪により下方から把持することを特徴とする。
この発明によると、目標とする対象物を吸着する真空吸引機構のバキュームパッドに対し、第1把持爪及び第2把持爪の基端側把持爪部をバキュームパッドから上方に離れる開放位置に揺動することにより、隣接する他の対象物に把持装置等が接触することなく、目標とする対象物のみ吸着して取り出すことができる。
更に、把持位置に揺動した第1把持爪の基端側把持爪部と第2把持爪の基端側把持爪部によって対象物を両側から把持できると共に、バキュームパッドと把持位置に揺動した各先端側把持爪によって上下方向から対象物を把持することができ、対象物に過度の把持力が作用することなく対象物を確実に把持できる。
請求項2に記載の発明は、請求項1の危険物把持装置において、上記第1把持爪及び第2把持爪の各基端側把持爪部が把持位置であって、かつ開放位置における第1把持爪の先端側把持爪の先端と第2把持爪の先端側把持爪の先端と間の距離が、対象物の径より小であることを特徴とする。
この発明によると、開放位置における第1把持爪の先端側把持爪と第2把持爪の先端側把持爪の先端間の離間距離が対象物の径より小さく設定することから、基端側把持爪用アクチュエータや先端把持爪用アクチュエータが故障する等の不具合が発生した場合でも把持した対象物の落下が各先端側把持爪により未然に防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2の危険物把持装置において、上記各基端側把持爪部用アクチュエータ及び先端側把持爪用アクチュエータが、エアシリンダであることを特徴とする。
この発明によると、各基端側把持爪部用アクチュエータ及び先端側把持爪用アクチュエータを空気圧で作動するエアシリンダにより構成することにより、電気的なスパークやオイル漏れなどの不具合の発生がなく、これらによる砲弾や化学弾、遺棄化学兵器などの対象物への影響が回避でき、作業の安全性が向上する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項の危険物把持装置において、上記真空吸引機構は、上記バキュームパッドが把持される対象物の延在方向に沿って複数配置されたことを特徴とする。
この発明によると、複数のバキュームパッドにより対象物を安定した状態で吸着固定することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4の危険物把持装置において、上記対象物が不均衡な状態で上記各バキュームパッドにより吸着されたときには、第1把持爪及び第2把持爪による対象物の把持動作を中止することを特徴とする。
この発明によると、不均衡な状態で対象物がバキュームパッドに吸着されたときには、第1把持爪及び第2把持爪による対象物の把持動作を中止することにより、対象物の落下を未然に防止することができる。
本発明によると、把持装置等が隣接する他の対象物に接触することなく目標とする対象物のみを吸着して持ち上げることができる。更に、把持位置に揺動した第1把持爪の基端側把持爪部と第2把持爪の基端側把持爪部によって両側から対象物が把持できると共に、バキュームパッドと把持位置に揺動した第1把持爪及び第2把持爪の各先端側把持爪によって対象物が上下方向から把持され、対象物に過度の把持力が作用することなく確実に把持できる。
以下、本発明における危険物把持装置の一実施の形態を、砲弾や化学弾、遺棄化学兵器などの把持の対象物Wが径Dの円柱形状である場合を例に図1乃至図13を参照して説明する。
図1は把持装置11を備えた作業機械1の概要を示す斜視図である。作業機械1は、車輪3を備えた下部機体4と、この下部機体4に旋回機構5を介して旋回可能に取り付けられた上部機体6を備えた機体2を有し、上部機体6に上下揺動自在に作業アーム7を取り付ける。作業アーム7の先端に回転金具8を介して回転自在に吊下アーム9を垂下支持し、吊下アーム9の下端に把持装置11を取り付ける。また、吊下アーム9の上部に操作ハンドル9aを取り付ける。
把持装置11は、作業機械1の上部機体6の旋回及び作業アーム7の上下揺動及び操作ハンドル9aによる吊下アーム9の回転等によって対象物Wを把持する位置と把持した対象物Wを載置する位置との間で移動する。
把持装置11の構成について、図2乃至図12を参照して説明する。図2は把持装置11の斜視図であり、図3は模式的に示す図2のA矢視図、図4は模式的に示す図2のB矢視図、図5は模式的に示す図2のC矢視図、図6は模式的に示す図3のI−I線断面図である。なお、説明の便宜上は把持装置11によって把持した状態における対象物Wを仮想線で示し、かつ対象物Wの長さ方向の中心軸延在方向を対象物中心軸Lと称す。
把持装置11は、矩形の上面部12a及び該上面部12aの対向する側縁から下方及び対象物中心軸Lと直交する方向に沿って延在して対向配置された一対の側面部12bと12cを備えたブラケット12を有する。ブラケット12の上面部12aの上面に対象物中心軸L方向に沿って延在する取付ブラケット12dを取り付け、吊下支持軸13を介してブラケット12を吊下アーム9の下端部に揺動可能に吊下する。また、上面部12aの下面中央に対象物中心軸Lと直交する方向に沿って延在するシリンダ支持ブラケット12eを設ける。
更に、取付ブラケット12dと吊下アーム9との間に揺動アクチュエータとなるエアシリンダ14を架設し、このエアシリンダ14の伸縮によって吊下支持軸13を中心とし把持装置11が揺動する。また、操作ハンドル9aによって吊下アーム9を回転することによってその操作ハンドル9aの回転量に応じて吊下アーム9が回転し、その中心軸線Zを中心に把持装置11が回転する。
ブラケット12の両側面12bと12cとの間に対象物中心軸L方向に延在する第1把持爪回転軸21及び第2把持爪回転軸41が平行配置する。
第1把持爪回転軸21に、この第1把持爪回転軸21の軸方向中央部に互いに離間して一対の第1把持爪22が揺動自在に支持し、第2把持爪回転軸41の軸方向中央部に両第1把持爪22の間に対応して第2把持爪42を揺動可能に支持する。
第1把持爪回転軸21に揺動自在に支持される各第1把持爪22は、図3及び図4に示すように、第1把持爪回転軸21にブッシュ24を介して基端が回動自在に支持された一対の板状部材25からなる基端側把持爪部23を有し、各板状部材25は、図3及び図4に実線で示す把持位置において基端から先端側に移行するに従って中心軸線Zから次第に離れる傾斜部25Aと、この傾斜部25Aの先端から中心軸線Zに沿って下方に延在する把持部25Bを有する略L字状に屈曲形成する。
両基端側把持爪部23を形成する各板状部材25の傾斜部25Aを貫通して延在する係止軸26aを配置する。ブラケット12に配設されたシリンダ支持ブラケット12eの端部と係止軸26aとの間に、伸縮して各基端側把持爪部23を図3に実線で示す把持位置と仮想線23aで示す開放位置との間で揺動せしめる基端側把持爪部用アクチュエータを配設する。基端側把持爪部用アクチュエータは、シリンダ支持ブラケット12eの一端に係止軸26bを介し基端側把持爪部用エアシリンダ27の基端27aを揺動自在に連結し、そのエアシリンダ27のシリンダロッド27bの先端部を係止軸26aに揺動可能に連結して構成する。エアシリンダ27の伸長動作によって各基端側把持爪部23が把持位置に維持し、エアシリンダ27の収縮動作に伴って各基端側把持爪部23が同期して第1把持爪回転軸21を中心に後述するバキュームパッド58a〜58dから上方に離れた仮想線23aで示す開放位置に揺動する。
基端側把持爪部23の先端にそれぞれ先端側把持爪回転軸28を介して先端側把持爪29を揺動可能に支持する。各先端側把持爪29はそれぞれの先端側把持爪回転軸28に軸支される基部から互いに離反方向に突出する把持部29b及び基端29dを有する。把持部29bは上縁に沿って滑らかな円弧状で先端29aに至る把持面29cを形成する。
各基端側把持爪部23と先端側把持爪29との間に、先端側把持爪29を図3に実線で示す開放位置と仮想線で示す把持位置に揺動せしめる先端側把持爪用アクチュエータをそれぞれ配置する。先端側把持爪用アクチュエータは、各基端側把持爪部23の板状部材25間に架設した係止軸30に先端側把持爪用エアシリンダ31の基端31aを揺動可能に連結し、そのエアシリンダ31のシリンダロッド31bの先端部を先端側把持爪29の基端29dに設けた係止軸32に揺動自在に連結して構成する。エアシリンダ31が伸長した状態で先端側把持爪29は図3に仮想線で示す把持位置に保持し、エアシリンダ31の収縮に伴って実線で示す開放位置に揺動する。また、先端側把持爪29が開放位置においてエアシリンダ31が最短縮状態となり、係止軸30と係止軸32との間の最短離間距離が規制されて先端側把持爪29を開放位置に保持する。
一方、第2把持爪回転軸41に揺動自在に支持される第2把持爪42は、図3及び図5に示すように、第2把持爪回転軸41にブッシュ44を介して基端が回動自在に支持された一対の板状部材45からなる基端側把持爪部43を有し、板状部材45は、図3及び図5に実線で示す把持位置において基端から先端側に移行するに従って中心軸線Zから次第に離れる傾斜部45Aと、この傾斜部45Aの先端から中心軸線Zに沿って延在する把持部45Bを有す略L字状に屈曲形成する。
基端側把持爪部43の各板状部材45の傾斜部45Aを貫通して延在する係止軸46aを配置する。
ブラケット12のシリンダ支持ブラケット12eの他端部と係止軸46aとの間に、伸縮して各基端側把持爪部43を図3に実線で示す把持位置と仮想線43aで示す開放位置との間で揺動せしめる基端側把持爪部用アクチュエータを配設する。基端側把持爪部用アクチュエータは、シリンダ支持ブラケット12eの他端に係止軸46bを介して基端側把持爪部用エアシリンダ47の基端47aを揺動自在に連結し、そのエアシリンダ47のシリンダロッド47bの先端部を係止軸46aに揺動可能に連結することによって構成する。エアシリンダ47を伸長することによって各基端側把持爪部43を把持位置に保持し、エアシリンダ47の収縮動作に伴って各基端側把持爪部43が第2把持爪回転軸41を中心にバキュームパッド58a〜58dから上方に離れた仮想線43aで示す開放位置に揺動する。
基端側把持爪部43の先端に先端側把持爪回転軸48を介して先端側把持爪49を揺動可能に支持する。先端側把持爪49は先端側把持爪回転軸48に軸支される基部から互いに離反方向に突出する把持部49b及び基端49dを有する。把持部49bは上縁に沿って滑らかな円弧状で先端49aに至る把持面49cを形成する。
基端側把持爪部43と先端側把持爪49との間に、先端側把持爪49を図3に実線で示す開放位置と仮想線で示す把持位置に揺動する先端側把持爪用アクチュエータを配置する。先端側把持爪用アクチュエータは、基端側把持爪部43の板状部材45間に架設した係止軸50に先端側把持爪用エアシリンダ51の基端51aを揺動連結し、そのエアシリンダ51のシリンダロッド51bの先端部を先端側把持爪49の基端49dに設けた係止軸52に揺動自在に連結して構成する。エアシリンダ51が伸長した状態で先端側把持爪49を図3に仮想線で示す把持位置に保持し、エアシリンダ51の収縮に伴って実線で示す開放位置に揺動する。また、先端側把持爪49が開放位置においてエアシリンダ51が最短縮状態となり、係止軸50と係止軸52との間の最短離間距離を規制して先端側把持爪49の揺動端を開放位置に規制する。
これら、一対の第1把持爪22及び第2把持爪42は、図3に示すように第1把持爪22及び第2把持爪42の各基端側把持爪部23、43が把持位置で、かつ先端側把持爪29及び49が共に把持位置において、対象物中心軸L方向に見て第1把持爪22及び第2把持爪42の基端側把持爪部23、43における把持部25Bと45Bの離反距離はほぼ対象物Wの径Dと同じか若干大きく設定され、かつ互いの先端側把持爪29及び49の先端29aと49aが仮想線で示すように互いにオーバラップする。一方、先端側把持爪29及び49が開放位置においては先端29aと49aとの離間距離dを対象物Wの径Dより小さく設定する。これにより、第1把持爪22と第2把持爪42の把持部25Bと45Bとの間に把持される対象物Wに作用する把持力が極めて少なく、かつ下方から先端側把持爪29、49によって保持されて把持された対象物Wを安定した状態で保持できる。
一対の第1把持爪22と第2把持爪42の間においてブラケット12の側面部12bと12cの下端中央に掛け渡されて対象物中心軸L方向に沿って延在する真空吸引機構55を配置する。
真空吸引機構55は、側面部12bと12cの下端中央に掛け渡されて支持された吸引機構保持部56を有し、吸引機構保持部56は筒状で内部が隔壁によって区画された複数のチャンバ、本実施の形態では対象物中心軸L方向に沿って4つに区画されたチャンバ57a〜57dを形成する。各チャンバ57a〜57dはそれぞれ独立した回路により図示しない負圧供給源に開閉バルブ等を介在して連結される。
一方、吸引機構保持部56の下面に各チャンバ57a〜57dに対応して対象物中心軸L方向に沿って4つの吸着ノズル、即ちゴム製のバキュームパッド58a〜58dを配設し、各バキュームパッド58a〜58dは対応する各チャンバ57a〜57dの吸気及び排気等による圧力に応じて作用する。
また、第1把持爪22及び第2把持爪42に配置される基端側把持爪部用エアシリンダ27と47はスピードコントローラの調整により同期作動し、各第1把持爪22に配置されるそれぞれの先端側把持爪用エアシリンダ31及び第2把持爪42に配置される先端側把持爪用エアシリンダ51はそれぞれ単独で作動する。これらの作動制御の詳細な説明は省略する。
次に、図7乃至図13を参照して把持装置の作動を説明する。
図7乃至図13は、地中に埋設或いは地表に遺棄された対象物Wの回収作業における把持装置11による把持動作の概要を順に示す。
地中に埋設され、或いは地表60に遺棄された対象物Wの回収作業にあたり、作業機械1の上部機体6の旋回、作業アーム7の揺動及び操作ハンドル9aの操作により吊下アーム9の下端に支持された把持装置11を回収すべき目標の対象物Wの上方に移動する。
そして、図7に示すように把持装置11の基端側把持爪部用エアシリンダ27及び47を収縮動作して各第1把持爪22の基端側把持爪部23を第1把持爪回転軸21を中心に対象物中心軸Lから離れた開放位置に揺動し、かつ第2把持爪42の基端側把持爪部43を第2把持爪回転軸41を中心に対象物中心軸Lから離れた図3に仮想線43aで示す開放位置に揺動すると共に、各第1把持爪22に配置されたそれぞれの先端側把持爪用エアシリンダ31を収縮動作して各先端側把持爪29を開放位置に揺動し、同様に第2把持爪42に配置された先端側把持爪用エアシリンダ51を収縮動作して先端側把持爪49を開放位置に揺動する(ステップS1)。
次に、第1把持爪22のそれぞれの基端側把持爪部23及び先端側把持爪29、第2把持爪42の基端側把持爪部43及び先端側把持爪49を開放位置に保持した状態で、操作ハンドル9a等の操作により把持装置11を下降及び揺動して、図8に示すように対象物中心軸Lに沿って配置された真空吸着機構55のバキュームパッド58a〜58dを把持しようとする目標の対象物Wの上面に、その対象物中心軸線L方向に偏在することなく接触する位置に位置決めする(ステップS2)。
このバキュームパッド58a〜58dを目標の対象物Wに接触させる把持装置11の位置決め作業は、バキュームパッド58a〜58dから各第1把持爪22及び第2把持爪42が上方に離れた開放位置に保持した状態で行うことから、把持装置11を隣接する他の対象物Wと接触させることなく目標とする対象物Wに対して容易に位置決めできる。
次に、対象物Wに各バキュームパッド58a〜58dを接触させた位置決め状態で、真空吸引機構55の各チャンバ57a〜57d内を減圧し、各バキュームパッド58a〜58dにより対象物Wを吸着する(ステップS3)。
次に、作業機械1の作業アーム7を上方に揺動して対象物Wを吸着した把持装置11を、図9に示すように上昇させて対象物Wを地表60から予め設定された距離だけ持ち上げる(ステップS4)。この把持装置11による対象物Wの持ち上げに際し、各第1把持爪22の基端側把持爪部23及び先端側把持爪29、第2把持爪42の基端側把持爪部43及び先端側把持爪49が共に開放位置に保持され、かつ目標とする対象部Wの上面を吸着する各バキュームパッド58a〜58dが把持装置11の最下位において対象物中心軸Lに沿って配置されることから、目標とする対象物W及び把持装置11を他の対象物Wに接触させることなく目標とする対象物Wのみを地表60から持ち上げることができる。
また、把持装置11による対象物Wの持ち上げにあたり、対象物Wの外表面の破損や変形等に起因して各バキュームパッド58a〜58dによる吸着力不足や各バキュームパッド58a〜58dに対して対象物Wの荷重が不均衡に作用して対象物Wの落下が懸念されるときには把持装置11による対象物Wの吸着による持ち上げを中止して対象物Wの落下を未然に防止する。この各バキュームパッド58a〜58dによる吸着力不足の例としてはバキュームパッド58a〜58dと対象物Wとの密着が不十分で吸着力が十分に達成できない場合や、バキュームパッド58a〜58dの内のいずれか1つのバキュームパッドによる吸着の場合がある。また不均衡な吸着の例としては、対象物Wに対し偏在したバキュームパッド58aと58b、或いはバキュームパッド58cと58dのみが吸着作用する等がある。
続いて、対象物Wを吸着して所定位置まで対象物Wを持ち上げて停止した後、図10に示すように、基端側把持爪部用エアシリンダ27を伸長して各第1把持爪22の基端側把持爪部23を同期させて開放位置から保持位置に揺動して各基端側把持爪部23の把持部25Bをそれぞれ対象物Wの側面に接触させる。同様に基端側把持爪部用エアシリンダ47を伸長して第2把持爪42の基端側把持爪部43を開放位置から保持位置に揺動して基端側把持爪部43の把持部45Bを対象物Wの側面に接触させる(ステップS5)。
これによりバキュームパッド58a〜58dによって吸着保持された対象物Wは、一方の側面における対象物中心軸Lの延在方向に離間した2つの部分にそれぞれの第1把持爪22の基端側把持爪部23の把持部25Bが接触する一方、他方の側面における対象物中心軸Lの延在方向における各第1把持爪22の把持部25Bの間の部分に第2把持爪42の基端側把持爪部43の把持部45Bが接触して対象物Wを両側面側から対象物中心軸Lに沿った状態で把持する。
また、この把持された状態では、先端側把持爪29及び49が開放位置において先端側把持爪29の先端29aと先端側把持爪49の先端との離間距離dが対象物Wの径Dより小さく設定されているので、対象物Wの下方が一対の第1把持爪22の開放位置に保持された先端側把持爪29及び第2把持爪42の開放位置に保持された先端側把持爪49によって覆われて対象物Wの落下が有効的に防止できる。
次に、図11に示すように各第1把持爪22にそれぞれ配置された先端側把持爪用エアシリンダ31を伸長して各先端側把持爪29を開放位置から把持位置に揺動して各把持面29cを対象物Wの下面に接触させて下方から支持する一方、第2把持爪42に配置された先端側把持爪用エアシリンダ51を伸長して先端側把持爪49を開放位置から把持位置に揺動して把持面49cを対象物Wの下面に接触させて下方から支持する(ステップS6)。
この各先端側把持爪29及び49を開放位置から把持位置に揺動して把持された対象物Wは、一方の側面における対象物中心軸Lの延在方向に離間した2つの部分に接する各第1把持爪22の基端側把持爪部23の把持部25Bと他方の側面に接する第2把持爪42の基端側把持爪部43の把持部45Bによって両側から挟持されると共に、対象部物中心軸Lに沿って配設されたバキュームパッド58a〜58dと互いに対象物中心軸Lに沿って離間した先端側把持爪29及び49とによって上下方向から挟持される。これにより対象物Wを各第1把持爪22の基端側把持爪部23と第2把持爪42の基端側把持爪部43及びバキュームパッド58a〜58dと先端側把持爪29及び49によって過度の把持力が作用することなく把持できる。
対象物Wを把持した把持装置11は、作業機11の上部機体6の旋回、作業アーム7の揺動及び操作ハンドル9aの操作により吊下アーム9の下端に支持されて対象物Wを把持した把持装置11を、回収した対象物Wを載置する例えば搬送装置の荷台61の上方に移送する。この作業機1の上部機体6の旋回や作業アーム7の揺動にあたっては、把持装置11に揺動や振動が伴うが、対象物Wは把持装置11に安定した状態で把持され、落下等の不具合の発生が防止できる。
搬送装置の荷台61等の上方に搬送した後、図12に示すように真空吸引機構55のバキュームパッド58a〜58dによって対象物Wを吸着固定した状態で、各第1把持爪22にそれぞれ配置された先端側把持爪用エアシリンダ31を収縮して各先端側把持爪29を把持位置から開放位置に揺動し、同様に第2把持爪42に配置された先端側把持爪用エアシリンダ51を収縮して先端側把持爪49を把持位置から開放位置に揺動する(ステップS7)。
更に、図13に示すように把持装置11の基端側把持爪部用エアシリンダ27及び47を収縮動作して各第1把持爪22の基端側把持爪部23及び第2把持爪42の基端側把持爪部43を開放位置に揺動し、第1把持爪22及び第2把持爪42による対象物Wの把持を解除する(ステップS8)。
第1把持爪22のそれぞれの基端側把持爪部23及び先端側把持爪29、第2把持爪42の基端側把持爪部43及び先端側把持爪49を開放位置に保持した状態で真空吸引機構55のバキュームパッド58a〜58dによって対象物Wを吸着固定した把持装置11を作業アーム7の下降等により緩やかに下降させ、対象物Wを荷台61等に載置する。しかる後、真空吸引機構55のバキュームパッド58a〜58dによる対象物Wの吸着を解除して把持装置11から対象物Wを切り離し、把持装置11を上昇させて待避させる。
従って、上記のように構成された本実施の形態によると、対象物Wを吸着するバキュームパッド58a〜58b等の真空吸引機構55に対し、第1把持爪22及び第2把持爪42をバキュームパッド58a〜58dから離れる上方の開放位置に揺動可能に配設することにより、持ち上げの目標とする対象物W及び把持装置11を他の対象物Wとの接触を確実に回避した状態で目標とする対象物Wのみを地表60から持ち上げることができる。更に、一方の側面における対象物中心軸Lの延在方向に離間した2つの部分に接する各第1把持爪22の基端側把持爪部23と他方の側面に接する第2把持爪42の基端側把持爪部43によって両側から対象物Wを挟持できると共に、対象物中心軸Lに沿って配設されたバキュームパッド58a〜58dと互いに対象物中心軸Lに沿って離間した先端側把持爪29及び49とによって上下方向から挟持することにより、対象物Wを各第1把持爪22の基端側把持爪部23と第2把持部42の基端側把持爪部43及びバキュームパッド58a〜58dと先端側把持爪29及び49によって過度の把持力が作用することなく確実に把持できる。
また、各第1把持爪22の各先端側把持爪29及び第2把持爪42の先端側把持爪49をそれぞれ別個の先端側把持爪用エアシリンダ31、51により作動させることにより、他の先端側把持爪に影響されることなく対象物Wを把持することができる。更に、基端側把持爪部用アクチュエータ及び先端側把持爪用アクチュエータとしてエアシリンダを用いることから、電動モータや高周波モータをアクチュエータとして使用した際に発生することが懸念される電気的スパーク等がなく対象物Wへの引火が未然に防止でき、また、油圧シリンダ等と異なり油漏れ等による対象物Wや環境への影響も回避できる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態では4つのバキュームパッド58a〜58d及び一対の第1把持爪22及び1つの第2把持爪42を備えた例について説明したが、バキュームパッド及び第1把持爪や第2把持爪等は把持する対象物の大きさや形状によって適宜変更できる。また、対象物の大きさ等に応じて複数の把持装置を備えることもできる。
実施の形態に係る把持装置を備えた作業機械の概要を示す斜視図である。 同じく、実施の形態に係る把持装置の斜視図である。 模式的に示す図2のA矢視図である。 模式的に示す図2のB矢視図である。 模式的に示す図2のC矢視図である。 模式的に示す図3のI−I線断面図である。 把持装置の作動状態を示す図である。 把持装置の作動状態を示す図である。 把持装置の作動状態を示す図である。 把持装置の作動状態を示す図である。 把持装置の作動状態を示す図である。 把持装置の作動状態を示す図である。 把持装置の作動状態を示す図である。
符号の説明
1 作業機械
11 把持装置
12 ブラケット
21 第1把持爪回転軸
22 第1把持爪
23 基端側把持爪部
27 基端側把持爪部用エアシリンダ(基端側把持爪部用アクチュエータ)
29 先端側把持爪
29a 先端
31 先端側把持爪用エアシリンダ(先端側把持爪用アクチュエータ)
41 第2把持爪回転軸
42 第2把持爪
43 基端側把持爪部
47 基端側把持爪部用エアシリンダ(基端側把持爪部用アクチュエータ)
49 先端側把持爪
49a 先端
51 先端側把持爪用エアシリンダ(先端側把持爪用アクチュエータ)
55 真空吸引機構
56 吸着機構保持部
58a〜58d バキュームパッド
60 地表
W 対象物(砲弾、化学弾、遺棄化学兵器等の危険物)

Claims (5)

  1. 柱状の対象物を吸着する真空吸引機構及び該真空吸引機構に吸着保持された対象物を把持する複数の把持爪を備えた危険物把持装置において、
    作業機械によって昇降可能に支持されるブラケットと、
    該ブラケットの下部に配設されたバキュームパッドを有する真空吸引機構と、
    把持されるべき対象物の延在方向に沿って延在すると共に上記ブラケットに対向配置された第1把持爪回転軸及び第2把持爪回転軸と、
    該第1把持爪回転軸に該軸方向に離間して基端が回動自在に支持された複数の第1把持爪と、
    上記第2把持爪回転軸に上記離間した第1把持爪の間に対応して基端が回転自在に支持された第2把持爪とを備え、
    上記各第1把持爪は、
    基端が上記第1把持爪回転軸に回動自在に支持された基端側把持爪部と、
    該基端側把持爪部の先端に揺動自在に支持された先端側把持爪と、
    上記基端側把持爪部を上記対象物に側方から接する把持位置と上記バキュームパッドより上方の開放位置との間で揺動せしめる基端側把持爪部用アクチュエータと、
    上記基端側把持爪部が把持位置において先端側把持爪を該先端側把持爪が下方から上記対象物に接する把持位置と該把持位置から離反する開放位置との間で揺動せしめる先端側把持爪用アクチュエータとを備え、
    上記第2把持爪は、
    基端が上記第2把持爪回転軸に回動自在に支持された基端側把持爪部と、
    該基端側把持爪部の先端に揺動自在に支持された先端側把持爪と、
    上記基端側把持爪部を上記対象物に側方から接する把持位置と上記バキュームパッドより上方の開放位置との間で揺動せしめる基端側把持爪部用アクチュエータと、
    上記基端側把持爪部が把持位置において先端側把持爪が下方から上記対象物に接する把持位置と該把持位置から離反する開放位置との間で揺動せしめる先端側把持爪用アクチュエータとを備え、
    上記第1把持爪及び第2把持爪の基端側把持爪部が共に開放位置に保持した状態で上記真空吸引機構のバキュームパッドで対象物を吸着すると共に、把持位置における第1把持爪及び第2把持爪の各基端側把持爪部により上記対象物を側方から把持し、かつ把持位置における各先端側把持爪により下方から把持することを特徴とする危険物把持装置。
  2. 上記第1把持爪及び第2把持爪の各基端側把持爪部が把持位置であって、かつ開放位置における第1把持爪の先端側把持爪の先端と第2把持爪の先端側把持爪の先端と間の距離が、対象物の径より小であることを特徴とする請求項1に記載の危険物把持装置。
  3. 上記各基端側把持爪部用アクチュエータ及び先端側把持爪用アクチュエータが、エアシリンダであることを特徴とする請求項1または2に記載の危険物把持装置。
  4. 上記真空吸引機構は、上記バキュームパッドが把持される対象物の延在方向に沿って複数配置されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の危険物把持装置。
  5. 上記対象物が不均衡な状態で上記各バキュームパッドに吸着されたときには、第1把持爪及び第2把持爪による対象物の把持動作を中止することを特徴とする請求項4に記載の危険物把持装置。
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