JP2010005566A - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents

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Katsuyuki Fujita
克幸 藤田
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Abstract

【課題】HCの低温浄化性能に優れた排ガス浄化用触媒を提供する。
【解決手段】本発明の排ガス浄化用触媒は、ハニカム状のモノリスの表面に、RhがOSC材に担持されてなるRh/OSC材を含有する下層10がコーティングされており、当該下層10の表面に、Pdがアルミナに担持されてなるPd/アルミナと、RhがZrPr若しくはZrGdに担持されてなるRh/ZrPr若しくはRh/ZrGdとを含有する上層20がコーティングされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、排ガス浄化用触媒に関する。
自動車などから排出される排ガスには、炭化窒素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)などの有害物質が含まれている。そこで、このような排ガスを浄化するために、各種の排ガス浄化用触媒が開発されている。具体的には、ハニカム状のモノリスの表面に、貴金属(例えば、Pt、PD、Rhなど)が担持された多孔質基材(例えば、アルミナなど)を含有するコーティング層が形成されたものが知られている。
ところで、自動車の加減速時には、A/F(=空燃比)の値が急激に変動し、この変動に伴って、排ガス浄化用触媒は、NOxの浄化率が低下してしまう。そこで、NOxの浄化率の低下を防止するために、前述したコーティング層内に、セリアジルコニア複合酸化物などの酸素吸蔵放出材(以下「OSC(Oxygen Storage Capacity)材」という。) を配合したものが知られている。さらに、OSC材の性能を向上させるために、OSC材にRhを担持させたRh/OSC材も知られている。このRh/OSC材は、排ガスが最初に触媒と接触する箇所、すなわち、触媒の最上層に配置されるのが一般的である。一方、Pdがアルミナに担持されてなるPd/アルミナは、触媒の下層に配置されるのが一般的である(図1(b)の「従来の触媒構成例」参照)。
しかしながら、このように一般的な構成を有する排ガス浄化用触媒にあっては、排ガスの低温時におけるHCの浄化性能(以下「HCの低温浄化性能」という。)が低いという問題があった。とりわけ、近年では、排ガス規制が厳しくなっているため、HCの低温浄化性能を向上させることは、大きな課題となっている。
なお、一般的な構成を有する排ガス浄化用触媒であっても、前述したPdを増量すれば、HCの低温浄化性能は、ある程度向上する。しかし、Pdを増量したとしても、HCの低温浄化性能は、次第に飽和してしまう(図2の「従来の構成」参照)。その理由としては、次のような要因が考えられる。すなわち、Pdが早期活性してHCを浄化するためには、Pdが酸化状態に保たれる必要がある。ところが、前述した如く、触媒の上層に強力なOSC材(特に、前述したRh/OSC材)が存在する場合には、触媒の下層に供給される酸素量が制限されることとなる。そのため、Pdを増量すれば、低温のHC浄化性能は向上するものの、次第に飽和してしまうのである。
このように、一般的な構成を有する排ガス浄化用触媒では、HCの低温浄化性能が低いため、厳しい排ガス規制をクリアすることができないことが懸念される。そこで、HCの低温浄化性能に優れた排ガス浄化用触媒の開発が望まれていたのである。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、HCの低温浄化性能に優れた排ガス浄化用触媒を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の排ガス浄化用触媒は、ハニカム状のモノリスの表面に、RhがOSC材に担持されてなるRh/OSC材を含有する下層がコーティングされており、当該下層の表面に、Pdがアルミナに担持されてなるPd/アルミナと、RhがZrPr若しくはZrGdに担持されてなるRh/ZrPr若しくはRh/ZrGdとを含有する上層がコーティングされていることを特徴とする。
本発明の如く、Rh/OSC材を含有する層を下層に配置し、他方、Pd/アルミナを含有する層を上層に配置することにより、上層に含まれるPdが酸化状態に保たれやすくなるため、HCの低温浄化性能が向上する。しかも、この上層には、Pd/アルミナのみならず、Rh/ZrPr若しくはRh/ZrGdが含まれているため、HCの低温浄化性能がよりいっそう向上する。
本発明によれば、HCの低温浄化性能に優れた排ガス浄化用触媒を提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
図1(a)は本発明の触媒構成を示す概略図、図1(b)は従来の触媒構成例を示す概略図である。また、図2は、図1の構成の効果を示す模式図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本発明の排ガス浄化用触媒及び従来の排ガス浄化用触媒は、いずれも、ハニカム状のモノリスの表面に下層10,11がコーティングされており、当該下層の10,11表面に上層20,21がコーティングされている。
但し、図1(a)に示すように、本発明の排ガス浄化用触媒にあっては、下層10には、Rh/OSC材とアルミナが含まれており、上層20には、Pd/アルミナと、Rh/ZrPr若しくはRh/ZrGdとが含まれている。なお、上層20は、下層10のOSC材へのガス拡散性を阻害しない程度の薄層とし、25〜45g/lとする。逆に、下層10は、NOxとO吸着サイトを確保するために厚層とし、120〜200g/lとする。
一方、図1(b)に示すように、従来の排ガス浄化用触媒にあっては、下層11には、Pd/アルミナが含まれており、上層21には、Rh/OSC材とRh/アルミナとが含まれている。
そして、図2に示すように、本発明の排ガス浄化用触媒の場合には、Pdの配合量が増加するに伴って、HCの低温浄化性能は、漸次増加することとなる。これに対し、従来の排ガス浄化用触媒の場合には、Pdの配合量が増加するに伴って、HCの低温浄化性能は、ある程度増加するものの、次第に飽和してしまうこととなる。
さらに、本発明者らは、このような効果を確認するために、本発明の排ガス浄化用触媒及び従来の排ガス浄化用触媒について、それぞれ、エンジンベンチ20h後の実車評価試験を行った。その試験結果を図3に示す。この実車評価試験において、Rhについては全て0.2g/lとし、Pdについては2.0g/l又は3.0g/lとした。
図3(a)に示すように、本発明の排ガス浄化用触媒の場合には、COの低温浄化性能のみならず、HCの低温浄化性能も大きく向上した。一方、図3(b)に示すように、従来の排ガス浄化用触媒の場合には、Pdの増量に伴って、COの低温浄化性能はある程度向上したものの、HCの低温浄化性能はそれほど向上しなかった。
このように、本発明の排ガス浄化用触媒の場合には、従来の排ガス浄化用触媒の場合と比べ、HCの低温浄化性能に優れた効果を示すことが判明した。
(a)は本発明の触媒構成を示す概略図、(b)は従来の触媒構成例を示す概略図である。 図1の構成の効果を示す模式図である。 実車評価試験結果を示すグラフである。
符号の説明
10,11 下層
20,21 上層

Claims (1)

  1. ハニカム状のモノリスの表面に、RhがOSC材に担持されてなるRh/OSC材を含有する下層がコーティングされており、
    当該下層の表面に、Pdがアルミナに担持されてなるPd/アルミナと、RhがZrPr若しくはZrGdに担持されてなるRh/ZrPr若しくはRh/ZrGdとを含有する上層がコーティングされていることを特徴とする排ガス浄化用触媒。
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