JP2010005285A - 家具用脚端具、後付部材及び家具 - Google Patents

家具用脚端具、後付部材及び家具 Download PDF

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Abstract

【課題】 家具用脚端具の使い勝手を向上させる。
【解決手段】 家具用脚端具30は、椅子1の脚部10の下端に取り付けられ、合成樹脂からなる脚端具本体40と、脚端具本体40に対して後付可能に設けられ、脚端具本体40に取り付けられた状態で脚端具本体40に代わり床面と接地する接地部52がフェルトからなる後付部材50とを備える。これによれば、後付部材50が脚端具本体40に対して後付可能で、かつ、接地部52の素材と脚端具本体40の素材とが異なる素材であるので、後付部材50の使用の有無により床面の素材に適した家具用脚端具30の接地面を提供することができる。したがって、家具用脚端具30の使い勝手を向上させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、家具の脚部下端に取り付けられる家具用脚端具に関する。
従来より、椅子や机等の家具の脚部下端に取り付けられ、この家具の移動時に脚部が床面を傷つけてしまうのを防止したり、家具の移動時に脚部と床面との間で生じる引き摺り音を低減したりするための家具用脚端具が知られている。
そして、この種の家具用脚端具としては、床面と接地する接地体がフェルトにて構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、特許文献1に記載の発明では、接地体が脚端具本体に対して取り外し可能に構成されているので、接地体が劣化して交換時期になった場合に、家具用脚端具全体ではなく、接地体のみを交換することで対応することができる。
特許第4029923号
ところで、特許文献1に記載の発明では、接地体(床面との接地面)がフェルトにて構成されているので、プラスチックタイルよりも柔らかいフローリング等の素材で床面が構成されている場合でも、床面に傷がついてしまうのを防止したり、引き摺り音を低減したりすることができる。
しかし、フローリングよりも更に柔らかいカーペット等の素材で床面が構成されている場合には、床面がフローリングの場合に比べて、床面と接地体(フェルト)との摩擦が大きくなるので、接地体が床面に引っ掛かってしまうことがある。
このように接地体が床面に引っ掛かってしまうと、使用者が家具を引き摺らせて移動させる際に家具が動きにくいという問題や、使用者が家具にぶつかった時に、その家具が滑ることなく床に引っ掛かりそのまま転倒してしまうという問題が生じる。
本発明は、上記点に鑑み、家具用脚端具の使い勝手を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、家具の脚部に取り付けられる家具用脚端具であって、脚部の下端に取り付けられ、少なくとも床面との接地面が弾性体からなる脚端具本体と、脚端具本体に対して後付可能に設けられ、脚端具本体に取り付けられた状態で脚端具本体に代わり床面と接地する接地面が、弾性体よりも柔らかい素材からなる後付部材とを備えたことを特徴とする。
以上のような請求項1に記載の発明では、脚端具本体における床面との接地面が弾性体にて構成されているので、後付部材が脚端具本体に取り付けられていない状態でも、プラスチックタイル(ビニール材)等の一般的な床面では傷がついてしまうのをある程度防止することができる。
そして特に、請求項1に記載の発明では、後付部材が脚端具本体に対して後付可能で、かつ、後付部材における床面との接地面の素材は、脚端具本体における床面との接地面の素材とは異なる素材であるので、後付部材の使用の有無により床面の素材に適した家具用脚端具の接地面を提供することができる。したがって、家具用脚端具の使い勝手を向上させることができる。
つまり、請求項1に記載の発明によれば、例えば、フローリング等の傷がつきやすい素材で床面が構成されている場合には、後付部材を脚端具本体に取り付けた状態で家具用脚端具(延いては家具)を使用することで、床面に傷がついてしまうのを防止したり引き摺り音を低減したりすることができる。一方、フローリングよりも更に柔らかいカーペット等の素材で床面が構成されている場合には、後付部材を脚端具本体に取り付けない状態で家具用脚端具を使用することで、家具が床面に引っ掛かってしまうことを抑制することができる。したがって、家具用脚端具の使い勝手を向上させることができる。
また、請求項1に記載の発明では、後付部材が脚端具本体に対して後付可能であるので、脚端具本体が取り付けられた家具として製造し、その家具を半製品として在庫しておき、その受注先(客先)の床面の素材により例えば後付部材を脚端具本体に取り付けて出荷することで、在庫量を圧縮することができる。
また、請求項1に記載の発明では、後付部材が脚端具本体に対して後付可能であるので、上記家具の売却後に、家具用脚端具が取り付けられた家具の使用場所における床面の素材が、例えばプラスチックタイルからフローリングに変更されたとしても、家具の使用者は、自分自身で後付部材を脚端具本体に取り付けることができる。
ところで、後付部材は、単に脚端具本体に覆い被さることで取り付けられる蓋型に構成されていてもよい。しかし、この場合、後付部材が脚端具本体に取り付けられると、後付部材の高さ(厚さ)が家具の高さに加わることとなるので、後付部材使用時における家具全体の高さは、後付部材未使用時における家具全体の高さに対して、後付部材の高さ分だけ高くなってしまう。
そこで、請求項1に記載の発明は、請求項2に記載のように、後付部材を部分的に差し込み可能な開口が脚端具本体に形成され、後付部材が開口に差し込まれた状態で開口内に配置される後付側嵌合部が後付部材に形成され、後付側嵌合部に嵌合するための本体側嵌合部が脚端具本体の開口内に形成されているとよい。
これによれば、脚端具本体に取り付けられた状態の後付部材は、脚端具本体に対して単に覆い被さるのではなく、後付部材の所定部分が脚端具本体の開口(内部)に部分的に埋め込まれることとなるので、後付部材が蓋型に構成されていた場合に比べて、後付部材使用時における家具全体の高さと、後付部材未使用時における家具全体の高さとの差を小さくすることができる。
また、請求項2に記載の発明では、後付部材を脚端具本体の開口に差し込むだけで、本体側嵌合部が後付側嵌合部に嵌合するので、工具を使用することなく簡単に後付部材を脚端具本体に取り付けることができる。
また、請求項2に記載の発明では、後付部材の後付側嵌合部が開口内で本体側嵌合部に嵌合するので、後付部材が脚端具本体に取り付けられた状態において、後付部材のうち、脚端具本体の開口に埋め込まれた部分は脚端具本体の開口を形成する部位に囲まれることとなる。
これに対して、後付部材が蓋型に構成された家具用脚端具は、後付部材が単に脚端具本体に覆い被さることで取り付けられる構成である。したがって、請求項2に記載の発明によれば、後付部材が蓋型に構成された家具用脚端具に比べて、後付部材が簡単に外れてしまうことを防止することができる。
次に、請求項3に記載の発明は、脚部を有する家具であって、請求項1又は請求項2に記載の家具用脚端具を備えたことを特徴とする。
これによれば、後付部材が脚端具本体に対して後付可能で、かつ、後付部材における床面との接地面の素材と、脚端具本体における床面との接地面の素材とが異なる素材であるので、上述した請求項1と同様の効果を得ることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、脚部に形成され、脚端具本体を脚部に固定するためのネジが挿入可能なネジ孔と、脚部に形成され、脚端具本体の一部が入り込むことが可能な凹部と、脚端具本体に形成され、ネジが挿入可能なネジ挿入口と、脚端具本体に形成され、凹部に入り込むことが可能な凸部とを有していることを特徴とする。
これによれば、脚端具本体は家具に対してネジ一本で二ヵ所以上に取り付けられることとなるので、脚端具本体が家具に取り付けられた状態で脚端具本体が動いてしまうのを簡単な構成で防止することができる。
請求項5に記載の後付部材は、家具の脚部の下端に取り付けられて少なくとも床面との接地面が弾性体からなる脚端具本体に対して後付可能に設けられ、少なくとも、脚端具本体に取り付けられた状態で脚端具本体に代わり床面と接地する接地面が、弾性体よりも柔らかい素材からなることを特徴とする。
これによれば、後付部材が脚端具本体に対して後付可能で、かつ、後付部材における床面との接地面の素材と、脚端具本体における床面との接地面の素材とが異なる素材であるので、上述した請求項1と同様の効果を得ることができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.椅子1の構成
図1は本実施形態の椅子1の斜視図であり、図2は図1(b)のAA断面図である。また、図3は図1(b)のBB断面図であり、図4は本実施形態の脚端具30の斜視図である。
本実施形態の椅子1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、脚部10、座部12、及び、背凭れ部14を有して構成されており、この椅子1の脚部10には、本発明の特徴部分である脚端具30が取り付けられている。なお、座部12及び背凭れ部14の構成は、周知のものと同様であるので、詳細な説明は省略する。
脚部10は、図1(a)及び図1(b)に示すように、一本の金属製のパイプ(例えば、スチールパイプ等)が略ロの字状に折り曲げられることで構成された右脚16、同じく一本の金属製のパイプが略ロの字状に折り曲げることで構成された左脚18、及び、各脚16,18を結合する前後一対の脚結合部材20を有して構成されている。
そして、各脚16,18の下端には、図1(a)及び図1(b)に示すように、脚端具30が2つずつ取り付けられている。
具体的に説明すると、脚端具30は、右脚16の下端前方側、右脚16の下端後方側、左脚18の下端前方側、及び、左脚18の下端後方側の4ヶ所に取り付けられている。そして、各脚16,18における脚端具30の取付位置には、図2に示すように、脚端具30の一部(詳しくは、後述の凸部42)が入り込むことが可能な位置決め孔22、及び、脚端具30(詳しくは、後述の脚端具本体40)を脚部10に固定するためのネジ3が挿入可能なネジ孔24がそれぞれ形成されている。
脚端具30は、椅子1の移動時に脚部10が床面を傷つけてしまうのを防止したり、椅子1の移動時に脚部10と床面との間で生じる引き摺り音を低減したりするためのものであり、この脚端具30は、図2〜図4に示すように、脚部10の下端に取り付けられる脚端具本体40、及び、脚端具本体40に対して後付可能に設けられた後付部材50を有して構成されている。
脚端具本体40は、弾性体(本実施形態では合成樹脂)にて一体成形されている。そして、図2に示すように、脚端具本体40の一端側には、脚部10の位置決め孔22に入り込むことが可能な凸部42が形成されており、他端側には、上記ネジ3が挿入可能なネジ挿入口44が形成されている。また、脚端具本体40には、図4に示すように、凸部42とネジ挿入口44との間に、後付部材50を部分的に差し込み可能な略四角形状の開口46が形成されている。
また、開口46内には、図3に示すように、後付部材の一部(後述の爪56)が嵌合するための嵌合部48が形成されている。嵌合部48は、開口46を形成する壁部の略中央部分から開口46の内部へ向かって突出した突起である。
後付部材50は、図2〜図4に示すように、脚端具本体40に取り付けられた状態で脚端具本体40に代わり床面と接地する接地部52、及び、脚端具本体40に取り付けられた状態で脚端具本体40の開口46内に配置される結合部54を有して構成されている。
ここで、本実施形態では、後付部材50が脚端具本体40に取り付けられていない状態では、脚端具本体40の下端が床面との接地面となる。そして、後付部材50が脚端具本体40に取り付けられた状態では、図2及び図3に示すように、後付部材50の下端(接地部52と床面との接地面)が、脚端具本体40の下端よりも床側(椅子1の座部12側とは反対側)に配置される。なお、図1(a)及び図1(b)では、後付部材50の記載を省略している。
また、接地部52は、脚端具本体40を構成する素材(本実施形態では合成樹脂)よりも柔らかい素材(本実施形態ではフェルト)にて構成されており、結合部54は、合成樹脂にて構成されている。
また、結合部54には、図3及び図4に示すように、結合部54が脚端具本体40の開口46に差し込まれた状態で脚端具本体40の嵌合部48に嵌合する(引っ掛かる)一対の爪56が形成されている。つまり、一対の爪56は、後付部材50が脚端具本体40に取り付けられた状態で脚端具本体40の内部に配置される。
また、図2及び図3に示すように、後付部材50が脚端具本体40に取り付けられた状態では、結合部54の下端と脚端具本体40の下端との位置関係が略同一となるようにされている。
2.脚端具30の取付方法
以上のように構成された本実施形態の脚端具30は、例えば、以下の手順で椅子1の脚部10に取り付けられる。
すなわち、図2に示すように、脚端具本体40の凸部42を脚部10の位置決め孔22に挿入し、この状態で脚端具本体40のネジ挿入口44及び脚部10のネジ孔24にネジ3を挿入する。これにより、脚端具本体40を椅子1の脚部10に取り付けることができる。
また、後付部材50を脚端具本体40に取り付ける場合には、図3に示すように、後付部材50の一対の爪56が開口46内に形成された嵌合部48に引っ掛かる(嵌合する)位置まで結合部54を開口46に差し込むだけでよい。
なお、後付部材50は、脚端具本体40が椅子1(脚部10)に取り付けられた後に脚端具本体40に取り付けられてもよいし、脚端具本体40が椅子1に取り付けられる前に脚端具本体40に取り付けられてもよい。
3.本実施形態の特徴
以上説明ように、本実施形態では、脚端具本体40が弾性体(本実施形態では合成樹脂)にて構成されているので、後付部材50が脚端具本体40に取り付けられていない状態でも、プラスチックタイル等の一般的な床面では傷がついてしまうのをある程度防止することができる。
そして特に、本実施形態では、後付部材50が脚端具本体40に対して後付可能で、かつ、後付部材50における床面との接地面の素材(本実施形態ではフェルト)と、脚端具本体40における床面との接地面の素材とが異なる素材(本実施形態では合成樹脂)であるので、後付部材50の使用の有無により床面の素材に適した脚端具30の接地面を提供することができる。したがって、脚端具30の使い勝手を向上させることができる。
つまり、本実施形態によれば、例えば、フローリング等の傷がつきやすい素材で床面が構成されている場合には、後付部材50を脚端具本体40に取り付けた状態脚端具30(延いては椅子1)を使用することで、床面に傷がついてしまうのを防止したり引き摺り音を低減したりすることができる。一方、フローリングよりも更に柔らかいカーペット等の素材で床面が構成されている場合には、後付部材50を脚端具本体40に取り付けない状態で脚端具30を使用することで、椅子1(接地面)が床面に引っ掛かってしまうことを抑制することができる。したがって、脚端具30の使い勝手を向上させることができる。
また、本実施形態では、後付部材50が脚端具本体40に対して後付可能であるので、脚端具本体40が取り付けられた椅子1として製造し、その椅子1を半製品として在庫しておき、その受注先(客先)の床面の素材により例えば後付部材50を脚端具本体40に取り付けて出荷することで、在庫量を圧縮することができる。
また、本実施形態では、後付部材50が脚端具本体40に対して後付可能であるので、この椅子1の売却後に、脚端具30が取り付けられた椅子1の使用場所における床面の素材が、例えばプラスチックタイルからフローリングに変更されたとしても、椅子1の使用者は、自分自身で後付部材50を脚端具本体40に取り付けることができる。
また、本実施形態によれば、脚端具本体40に取り付けられた状態の後付部材50は、脚端具本体40に対して単に覆い被さるのではなく、所定部分(結合部54)が脚端具本体40の開口46(内部)に部分的に埋め込まれるので、後付部材50が蓋型に構成されていた場合に比べて、後付部材50使用時における椅子1全体の高さと、後付部材50未使用時における椅子1全体の高さとの差を小さくすることができる。
また、本実施形態では、脚端具本体40が椅子1の脚部10に対して一本のネジ3で二ヵ所に取り付けられるので、脚端具本体40が椅子1に取り付けられた状態で脚端具本体40が動いてしまうのを簡単な構成で防止することができる。
また、本実施形態では、脚端具本体40の開口46は略四角形状に形成されているので、後付部材50が脚端具本体40に取り付けられた状態では、結合部54の周囲が脚端具本体40の開口46を形成する壁部に囲まれることとなる。したがって、この状態で椅子1を床面上で移動させたり、脚端具30に靴等のつま先部分が当たったりしたとしても、後付部材50が簡単に外れてしまうことを防止することができる。
また、本実施形態では、後付部材50を脚端具本体40の開口46に差し込んで、後付部材50の爪56を脚端具本体40の嵌合部48に嵌合させることにより後付部材50が脚端具本体40に固定されるので、工具を使用することなく後付部材50を脚端具本体40に取り付けることができ、客先(売却先)等での後付部材50の取付作業が簡便である。
4.発明特定事項と実施形態との対応関係
本実施形態では、位置決め孔22が特許請求の範囲に記載された凹部に相当し、爪56が特許請求の範囲に記載された後付側嵌合部に相当し、嵌合部48が特許請求の範囲に記載された本体側嵌合部に相当する。
(第2実施形態)
上記実施形態では、脚端具30が取り付けられる家具として椅子1を例に挙げて説明したが、本実施形態では、脚端具70が取り付けられる家具として、学習机5を例に挙げて説明する。
なお、図5は本実施形態の学習机5の斜視図であり、図6は本実施形態の脚端具70の斜視図である。また、図7は図6のCC断面図であり、図8は本実施形態の後付部材90の取り付け方法を説明する説明図である。
1.学習机5の構成
本実施形態の学習机5は、図5に示すように、略直方体の天板60及び脚部62等を有して構成されており、この学習机5の脚部62には、本発明の特徴部分である脚端具70が取り付けられている。
脚部62は、金属製のパイプにて構成されており、この脚部62は、図5に示すように、略L字状に形成された右脚64、及び同じく略L字状に形成された左脚66、及び、各脚64,66を結合する脚結合部材68を有して構成されている。
そして、各脚64,66の下端には、図5に示すように、脚端具70が2つずつ取り付けられている。
具体的に説明すると、脚端具70は、右脚64の下方前端、右脚64の下方後端、左脚66の下方前端、及び、左脚66の下方後端の4ヶ所に取り付けられている。そして、各脚64,66における脚端具70の取付位置には、図8の破線部分に示すように、脚端具70(詳しくは、後述の脚端具本体80)を脚部62に固定するためのネジ(図示省略)が挿入可能なネジ孔69がそれぞれ形成されている。
脚端具70は、学習机5の移動時に脚部62が床面を傷つけてしまうのを防止したり、学習机5の移動時に脚部62と床面との間で生じる引き摺り音を低減したりするためのものであり、この脚端具70は、図5〜図8に示すように、脚部62の下端に取り付けられる脚端具本体80、及び、脚端具本体80に対して後付可能に設けられた後付部材90を有して構成されている。
脚端具本体80は、弾性体(本実施形態では合成樹脂)にて一体成形されており、この脚端具本体80には、図8に示すように、脚部62の下方前端又は下方後端に取り付けられるカバー部82、及び、カバー部82から下方側に突出するように形成され、床面と接地する接地部84を有して構成されている。
カバー部82には、図8の破線部分に示すように、脚部62の中空部分63に挿入可能な略U字状の挿入部88が形成されている。接地部84には、挿入部88が脚部62の中空部分82に挿入された状態で脚部62のネジ孔69と共にネジ留め可能なネジ挿入口89が形成されている。また、接地部84の左右両側には、後付部材90の後述する爪96が嵌合する(引っ掛かる)ための溝86が形成されている。
後付部材90は、図6〜図8に示すように、脚端具本体80に取り付けられる結合部92、及び、後付部材90(結合部92)が脚端具本体80に取り付けられた状態で脚端具本体80の接地部84に代わり床面と接地する接地部94を有して構成されている。
つまり、後付部材90が脚端具本体80に取り付けられた状態では、後付部材90の下端(接地部94と床面との接地面)が、脚端具本体80の接地部84の下端よりも床側(学習机5の天板60側とは反対側)に配置される。
また、後付部材90の接地部94は、脚端具本体80を構成する素材(本実施形態では合成樹脂)よりも柔らかい素材(本実施形態ではフェルト)にて構成されており、結合部92は、合成樹脂にて構成されている。
また、結合部92には、図7に示すように、後付部材90が脚端具本体80に取り付けられた状態で脚端具本体80の溝86に引っ掛かるための左右一対の爪96が形成されている。
2.脚端具70の取付方法
以上のように構成された本実施形態の脚端具70は、例えば、以下の手順で学習机5の脚部62に取り付けられる。
すなわち、脚端具本体80の挿入部88を脚部62の下方前端又は下方後端の中空部分63に挿入し、この状態で、接地部84のネジ挿入口89、脚部62のネジ孔69の順でネジを挿入する。これにより、脚端具本体80を学習机5の脚部62に取り付けることができる。
また、後付部材90を脚端具本体80に取り付ける場合には、図8に示すように、後付部材90の左右一対の爪96を脚端具本体80の溝86に引っ掛ける(嵌合させる)ように、後付部材90を脚端具本体80に向けて押し込むだけでよい。
なお、後付部材90は、脚端具本体80が学習机5(脚部62)に取り付けられた後に脚端具本体80に取り付けられてもよいし、脚端具本体80が学習机5に取り付けられる前に脚端具本体80に取り付けられてもよい。
3.本実施形態の特徴
以上説明ように、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、脚端具本体80が弾性体(本実施形態では合成樹脂)にて構成されているので、後付部材90が脚端具本体80に取り付けられていない状態でも、プラスチックタイル等の一般的な床面では傷がついてしまうのをある程度防止することができる。
そして特に、本実施形態では、後付部材90が脚端具本体80に対して後付可能で、かつ、後付部材90における床面との接地面の素材(本実施形態ではフェルト)と、脚端具本体80における床面との接地面の素材とが異なる素材(本実施形態では合成樹脂)であるので、上記第1実施形態で述べたように、脚端具70の使い勝手を向上させることができる。
4.発明特定事項と実施形態との対応関係
本実施形態では、カバー部82の挿入部88が特許請求の範囲に記載された凸部に相当し、脚部62の中空部分63が特許請求の範囲に記載された凹部に相当する。また、爪96が特許請求の範囲に記載された後付側嵌合部に相当し、溝86が特許請求の範囲に記載された本体側嵌合部に相当する。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、家具として、椅子1及び学習机5を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、それ以外のもの(例えば、ソファー、電気スタンド、鏡台及びアイロン台等)でもよい。
また、上記実施形態では、後付部材50,90の接地部52,94の素材がフェルトであったが、後付部材50,90の接地部52,94の素材は、脚端具本体40,80における床面との接地面を構成する素材よりも柔らかい素材であればよく、例えば、ゴムや合成皮革や綿やコルクであってもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
第1実施形態の椅子の斜視図である。 図1(b)のAA断面図である。 図1(b)のBB断面図である。 第1実施形態の脚端具の斜視図である。 第2実施形態の学習机の斜視図である。 第2実施形態の脚端具の斜視図である。 図6のCC断面図である。 第2実施形態の後付部材の取付方法を説明する説明図である。
符号の説明
1…椅子、3…ネジ、5…学習机、10…脚部、12…座部、14…背凭れ部、16…右脚、18…左脚、20…脚結合部材、22…位置決め孔、24…ネジ孔、30…脚端具、40…脚端具本体、42…凸部、44…ネジ挿入口、46…開口、48…嵌合部、50…後付部材、52…接地部、54…結合部、56…爪、62…脚部、63…中空部分、64…右脚、66…左脚、68…脚結合部材、69…ネジ孔、70…脚端具、80…脚端具本体、82…カバー部、84…接地部、86…溝、88…挿入部、89…ネジ挿入口、90…後付部材、92…結合部、94…接地部、96…爪。

Claims (5)

  1. 家具の脚部に取り付けられる家具用脚端具であって、
    前記脚部の下端に取り付けられ、少なくとも床面との接地面が弾性体からなる脚端具本体と、
    前記脚端具本体に対して後付可能に設けられ、少なくとも、前記脚端具本体に取り付けられた状態で前記脚端具本体に代わり床面と接地する接地面が、前記弾性体よりも柔らかい素材からなる後付部材と
    を備えたことを特徴とする家具用脚端具。
  2. 前記脚端具本体には、前記後付部材を部分的に差し込み可能な開口が形成され、
    前記後付部材には、前記後付部材が前記開口に差し込まれた状態で前記開口内に配置される後付側嵌合部が形成され、
    前記脚端具本体の開口内には、前記後付側嵌合部に嵌合するための本体側嵌合部が形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の家具用脚端具。
  3. 脚部を有する家具であって、
    請求項1又は請求項2に記載の家具用脚端具を備えたこと
    を特徴とする家具。
  4. 前記脚部に形成され、前記脚端具本体を前記脚部に固定するためのネジが挿入可能なネジ孔と、
    前記脚部に形成され、前記脚端具本体の一部が入り込むことが可能な凹部と、
    前記脚端具本体に形成され、前記ネジが挿入可能なネジ挿入口と、
    前記脚端具本体に形成され、前記凹部に入り込むことが可能な凸部と
    を有していることを特徴とする請求項3に記載の家具。
  5. 家具の脚部の下端に取り付けられて少なくとも床面との接地面が弾性体からなる脚端具本体に対して後付可能に設けられ、
    少なくとも、前記脚端具本体に取り付けられた状態で前記脚端具本体に代わり床面と接地する接地面が、前記弾性体よりも柔らかい素材からなること
    を特徴とする後付部材。
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