JP2010005235A - ベッド装置 - Google Patents

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【課題】安定した状態でベッドとして使用できるとともに、必要に応じて車椅子としても使用でき、さらには、それらの変換を簡便かつ短時間で行なえるベッド装置を提供する。
【解決手段】人を寝姿勢で載せる平面状形態と人を座姿勢で載せるように椅子状に角度をつけて形成する椅子状形態とに自在に変形する人載せ部12と、人載せ部12の下部に組み付けられて該人載せ部12を所定の高さ位置に支持する走行車体14と、を含む可動架台16と、可動架台16を出入自在に収容し収容状態で人載せ部12の平面状形態の平面に面一となる外枠面36を有する固定架台18と、を備え、可動架台16の固定架台18からの払い出しによる車椅子としての使用と収容による完全ベッドXとしての使用を変換自在としたことを特徴とするベッド装置10から構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、病人、ケガ人、高齢者等の介護等に用いられるベッド装置に関する。
例えば、ベッドで寝たきりの患者や高齢者等を車椅子を利用して移動させる場合がある。この際に患者等が1人で乗り換えることができないときには、介護者が患者等を抱えて車椅子に移乗させることも多く、介護者に労力がかかるとともに、患者にも負担がかかることが多い。例えば、特許文献1には全体がベッド状態になる車椅子が開示されている。特許文献1の車椅子は、車椅子の座席の下に昇降機を取付け、半円形状アームを組み込み、昇降機により座席が押し上げられる際に、背もたれが水平に倒れると共に半円形状のアームによって車椅子の下肢部が水平に持ち上げられて全体がベッド状体となる。患者をベッドから車椅子に移乗する際に車椅子をベッド状態とすると、車椅子とベッドとが同じ高さとなり、患者を水平状態で移乗させて該患者に負担を掛けないようにするものであった。
特開2004−89666号公報
しかしながら、特許文献1の車椅子では、主として患者の移動を目的としておりベッド状態に変更した場合でも自在に移動する構成であるので、常に不安定でぐらついたり不意に移動したりしやすい結果、通常のベッドとして長時間横になったり、或いは医療処置したりする際には安全面に問題があった。すなわち、特許文献1の車椅子をベッド状態にしただけでは安全性に劣り通常のベッドとして実用できなかった。また、患者をベッドから車椅子に移乗させる作業が依然として必要であり、介護者に多大な労力がかかるうえ煩雑で時間がかかるとともに、患者にも負担がかかっていた。また、ベッドと車椅子とをそれぞれ置く場所が必要であるため場所をとり、狭い病室等では使いにくかった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、安定した状態でベッドとして安全に使用できるとともに、必要に応じて車椅子として移動自在に使用でき、さらには、それらの変換を簡便かつ短時間で行なえるベッド装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、人Mを寝姿勢で載せる平面状形態と人を座姿勢で載せるように椅子状に角度をつけて形成する椅子状形態とに自在に変形する人載せ部12と、人載せ部12の下部に組み付けられて該人載せ部12を所定の高さ位置Hに支持する走行車体14と、を含む可動架台16と、可動架台16を出入自在に収容し収容状態で人載せ部12の平面状形態の平面に面一となる外枠面36を有する固定架台18と、を備え、可動架台16の固定架台18からの払い出しによる車椅子Wとしての使用と収容による完全ベッドXとしての使用を変換自在としたことを特徴とするベッド装置10から構成される。
また、人載せ部12は、背部24と座部26と脚部28とが直列状に枢支連結され、固定架台18には人載せ部12を平面状形態としたときに背部24及び脚部28を下部で受けてそれらを載置支持する載置支持機構42が設けられていることとしてもよい。平面状形態及び椅子状形態で背部24と座部26と脚部28との角度を保持するように、例えばラチェット機構やロック機構等その他任意の角度保持機構を備えるとよい。
また、固定架台18は寝姿勢の人を載せた人載せ部12を収容し得る一方向に長い収容部34を有し、収容部34に配置した人載せ部12を寝姿勢の人のいずれかの側方又は長手方向にスライド移動して固定架台18から出入自在に払い出しかつ人載せ部12の収容時の下部からの載置支持を行なう払い出し支持装置52を備えたこととしてもよい。
また、固定架台18は所定の高さ位置Hに自立支持されたコ字状外枠40を含むとともに、人載せ部12は走行車体14により移動自在に支持されつつ外枠40の内側の収容部34に配置可能であり、人載せ部12の脚部28側から脚先端側に向けて可動架台16が出るように設けられ、払い出し支持装置52は、走行車体14の移動経路と移動経路外に出没自在に設けられた載置支持部材46を含むこととしてもよい。
また、可動架台16が固定架台18の収容部34内に進入する際に椅子状形態の人載せ部12と衝合し、その位置で背部側の載置支持位置(44)に背部24を倒させるストッパ62が設けられていることとしてもよい。
また、可動架台16を固定架台18の収容部34内に収容し人載せ部12を平面状形態とした状態でコ字状外枠41の外枠面36と面一となる上面を有する開閉外枠62を備えたこととしてもよい。
本発明のベッド装置によれば、人を寝姿勢で載せる平面状形態と人を座姿勢で載せるように椅子状に角度をつけて形成する椅子状形態とに自在に変形する人載せ部と、人載せ部の下部に組み付けられて該人載せ部を所定の高さ位置に支持する走行車体と、を含む可動架台と、可動架台を出入自在に収容し収容状態で人載せ部の平面状形態の平面に面一となる外枠面を有する固定架台と、を備え、可動架台の固定架台からの払い出しによる車椅子としての使用と収容による完全ベッドとしての使用を変換自在とした構成であるから、完全ベッドとして使用する際には、可動架台を収容することにより人載せ部を安定させることができ、例えば、患者が長時間寝たり、ベッド上での医療処理等を行える安全なベッドして実用できる。さらに、車椅子として使用する際には、人載せ部を椅子状形態に変換して、固定架台の収容部から払い出すだけで簡単に使用でき、患者の移乗や煩雑な作業を必要とせず、軽量力、短時間でスムーズに利用できる。同様に、収容作業も簡便に行える。さらに、可動架台と固定架台を別構造しているので、可動架台を重量化することなく車椅子として使用する際の使い勝手の悪化を抑えることができるとともに、構造を簡略化でき、製造を簡単にできる。また、完全ベッド状態では、可動架台を固定架台に収容するので場所をとることがなく、室内でも利用できる。
また、人載せ部は、背部と座部と脚部とが直列状に枢支連結され、固定架台には人載せ部を平面状形態としたときに背部及び脚部を下部で受けてそれらを載置支持する載置支持機構が設けられている構成とすることにより、固定架台に収容した人載せ部を平面状形態とした際に、該人載せ部にかかる人の荷重に耐えうるような高強度構造を構築して安定性を向上でき、ベッドとして安全性、快適性を向上しうる。
また、固定架台は寝姿勢の人を載せた人載せ部を収容し得る一方向に長い収容部を有し、収容部に配置した人載せ部を寝姿勢の人のいずれかの側方又は長手方向にスライド移動して固定架台から出入自在に払い出しかつ人載せ部の収容時の下部からの載置支持を行なう払い出し支持装置を備えた構成とすることにより、完全ベッドとして使用する際には、払い出し支持装置を走行車体の移動経路に出没して該走行車体の移動を阻害しつつ人載せ部を下から支持して人載せ部の安定性を維持するとともに、車椅子として使用したい場合には、払い出し支持装置を移動経路外に退避させて走行の邪魔になることなく、走行車体を含む可動架台の出し入れ操作をスムーズに行える。
また、固定架台は所定の高さ位置に自立支持されたコ字状外枠を含むとともに、人載せ部は走行車体により移動自在に支持されつつ外枠の内側の収容部に配置可能であり、人載せ部の脚部側から脚先端側に向けて可動架台が出るように設けられ、払い出し支持装置は、走行車体の移動経路と移動経路外に出没自在に設けられた載置支持部材を含む構成とすることにより、コ字状外枠により、可動架台を出し入れ自在に払い出し操作できる固定架台を簡単な構成で具体的に実現できる。さらに、完全ベッドとして使用する際には、載置支持部材を走行車体の移動経路に出没して該走行車体の移動を阻害しつつ、人載せ部の安定性を維持するとともに、車椅子として使用したい場合には、載置支持部材を移動経路外に退避させて走行の邪魔になることなく、人載せ部と走行車体とを含む可動架台の出し入れ操作をスムーズに行える。
また、可動架台が固定架台の収容部内に進入する際に椅子状形態の人載せ部と衝合し、その位置で背部側の載置支持位置に背部を倒させるストッパが設けられた構成とすることにより、例えば、車椅子として使用した可動架台を固定架台に収容する際に、ストッパによる衝合位置まで移動させるだけで人載せ部の収容部における位置決めが自動的に行われるので、位置決めが極めて簡単であり、使い勝手がよい。
また、可動架台を固定架台の収容部内に収容し人載せ部を平面状形態とした状態でコ字状外枠の外枠面と面一となる上面を有する開閉外枠を備えた構成とすることにより、完全ベッドとしての使用中にコ字状外枠から人載せ部が不意に収容部外に離脱するのを良好に防止でき、安全性をより向上しうる。
以下添付図面を参照しつつ本発明のベッド装置の一実施形態について説明する。本実施形態にかかるベッド装置は、例えば患者や高齢者等を安定的に寝せるベッドとして実用できるとともに、必要に応じて変換して車椅子として走行自在に使用できるベッド装置である。図1ないし図13には、本発明のベッド装置の一実施形態を示している。図1、図2、図3に示すように、本実施形態では、ベッド装置10は、人を載せる人載せ部12と走行車体14とを含む可動架台16と、固定架台18と、を備えている。そして、図13にも示すように、可動架台16の固定架台18への収容による完全ベッドXとしての使用(図1参照)と、図3に示すような可動架台16の固定架台18からの払い出しにより車椅子Wとしての使用(図3参照)と、を変換自在としている。
図1、図2、図3、図4に示すように、可動架台16は、人載せ部12と走行車体14とを組み付けて一体化した人載せ可動ユニットからなる。本実施形態では、走行車体14は、例えば、機体20に転動自在に取り付けられた2つの大車輪22と2つの小径な小車輪23とを含み、床面FL上等を自在に走行する4輪走行装置であり、機体20上に人載せ部12を所定の高さ位置Hに支持している。
人載せ部12は、人Mを寝姿勢で載せる平面状形態と、人を座姿勢で載せるように椅子状に角度をつけて形成する椅子状形態と、に自在に変形する可変式の人載せ手段である。本実施形態では、人載せ部12は、例えば、人が寝姿勢での又は人が座姿勢での背中、臀部、脚に対応するように、背部24と座部26と脚部28との順に3つの部位に分割されて、直列状に枢支連結されている。図6、図8にも示すように、人載せ部12は、平面状形態では寝姿勢の人全体を載せるように十分広い平面を形成した、一方向に長い平面視横長矩形状の平板状に形成されている。背部24、座部26、脚部28は、それぞれ横幅が同じで長さが異なる略平板状部材又は枠体状部材からなり、枢支連結部30を介して組み付けられている。人載せ部12の上面側にはマットレス等比較的クッション性のあるマット部材等が敷設されるとよい。なお、図2、図6では、図上、左側が背部24側となる頭方向L1、右側が脚部28側となる方向に脚先方向L2となる。人載せ部12は、座部26の直下位置に走行車体14の機体20が組み付けられており、該座部26が所定の高さ位置Hに平面状形態及び椅子状形態のいずれの形態でも常時略水平に支持されている。座部26に対して走行前方向側に脚部28が、走行後方向側に背部24が配置されるように連結されている。背部24と座部26及び座部26と脚部28とを連結している枢支連結部30は、例えば、枢支軸周りに自在に回動できるとともにラチェット機構等により所要の回動角度で保持できる角度調節機構31からなる。よって、背部24は座部26に対して、少なくとも上面が面一となる0度から上方側に略90度の回動範囲で段階的又は無段階的に自在に回動しつつ所要の回動角度で位置保持される。同様に、脚部28は座部26に対して、少なくとも上面が面一となる0度から背部24とは逆に下方側に略90度の回動範囲で段階的又は無断快適に自在に回動しつつ所要の回動角度で位置保持される。すなわち、走行車体14に水平状に支持された座部26に対して背部24と脚部28とを側面視直線状に(水平状に)配置させることで平面状形態に変換される。一方、載る人の背もたれとなるように背部24を座部26に対して上方側に起すように回動し、人が脚を折り曲げできるように脚部28を座部26に対して垂れ下げ方向に回動することにより椅子状形態に変換される。人載せ部12は、走行車体14との組み付け状態で平面状形態と椅子状形態とを自在に変換可能に設けられている。さらに、人載せ部12には、平面状形態で上下方向に貫通する幅方向に長い矩形状の孔32が長手方向に離隔して複数穿孔されている。この孔32には、人載せ部12の固定架台18への収容状態で、人載せ部12を平面状形態に変形した際に後述の載置支持部材44、46を嵌合状に受けて入れて、面一な平面を形成するようになっている。孔32は、背部24の中間位置に2個と背部24と座部26との連結位置、及び脚部28の中間位置と脚部28と座部26との連結位置に設けられている。なお、人載せ部12に孔32を設けずに該人載せ部の構成要素のみで面一な平面を形成してもよい。また、背部24や脚部26の角度を維持するために、例えば、図示しないボタンにより角度の保持と解除を行なえるロック機構等、その他任意の構成でもよい。また、人載せ部12は走行車体14に対して着脱可能に組み付けられていても良い。また機体20内に簡易便器を収容し座部26に該簡易便器に連通する孔を設けても良い。
図1、図2、図3、図6に示すように、固定架台18は可動架台16を出入り自在に収容する収容部34を有する。そして、可動架台16を収容状態で、人載せ部12の平面状形態の平面に面一となる外枠面36を有しており、該人載せ部12の該平面と外枠面36とにより面一なベッド面を形成して完全ベッドXを構成する。この固定架台18により、走行自在な可動架台16を収容して安定的に人載せ部12を収容配置させ、安全性の高い完全ベッド状態を実現できる。本実施形態では、固定架台18は、4本の支柱38で所定の高さ位置Hに水平に支持された平面視コ字状のコ字状外枠40を含む。コ字状外枠40の上面が外枠面36を構成しており、該外枠面36が走行車体12に支持された人載せ部12の座部26の座面と同じ高さ位置Hに設定されている。コ字状外枠40は、人載せ部12の平面状形態の長手方向長さに対応した長さで平行に離隔対向配置される1対の長辺部401と、人載せ部12の幅に対応した長さで1対の長辺部401の一端部を接続する短辺接続部402と、が一体的に連結されており、内側に人載せ部12を完全収容配置しうる一方に長い横長矩形状の収容空隙を形成しつつ、短辺接続部402と対向した辺側を収容空隙と外部側を連通するように開放している。すなわち、コ字状外枠40の内側の床面上の略方体状の横長直立体空間が可動架台16の収容部34となり、側方の開放403側を介して走行車体12が長手方向に沿って走行移動することにより該可動架台16を自在に出入りさせる。コ字状外枠40の内輪郭形状は、人載せ部12の平面状形態での外形輪郭形状と略同じに設けられており、平面状形態の人載せ部12を略嵌合状に収容する。本実施形態では、コ字状外枠40内へ人載せ部12を収容した状態では、短辺接続部402側が人の頭部側となるように背部24が配置され、コ字開放部側403側が人の脚先側となるように脚部28が配置されるようになっており、人載せ部12の脚部2側から脚先端側に向けて可動架台16が収容部34から払い出し移動するように設けられている。可動架台16がコ字開放部を介してコ字状外枠40から出入り移動する際には、該コ字状外枠40の1対の長辺部401の対向内側面が人載せ部12の主に座部26の払い出し、進入移動のガイド部となる。
図4、図7、図9に示すように、コ字状外枠40には、固定架台18の収容部に可動架台16を収容した状態において、収容部34に収容した人載せ部12を平面状形態としたときに、背部24及び脚部22を下方から受ける載置支持機構42が設けられている。これにより、人載せ部12が人の荷重を受けた際に該荷重に十分に耐えて該人載せ部の安定性を保持できる高強度構造を構成でき、完全ベッドとして使用する際の安全性を向上しうる。載置支持機構42は、背部24を受ける背部載置支持部材44と、脚部28を受ける脚部載置支持部材46と、を含む。
背部載置支持部材44は、例えば、コ字状外枠40の収容部34内の人載せ部12の背部24に対応した位置に、対向する長辺部401間に架設固定された杆状部材からなる。背部載置支持部材44は、背部24と座部26との連結位置と背部の中間位置に互いに離隔配置されながら計3個併設されている。背部載置支持部材44は、長辺部401と連結される両端側に人載せ部12の側枠部12aを嵌合状に受け入れつつ下から受ける溝部48が設けられており、残る中間部には人載せ部12に設けられた孔32に嵌合する矩形状に突設された凸部50として形成される。溝部48の深さは人載せ部12の厚みと略同じ深さで設けられているとともに、凸部50の上面は外枠面36と面一に設定されており、人載せ部12を平面状形態とした際には、該人載せ面12の平面と凸部50の上面及びコ字状外枠40の外枠面36とが面一となる。この状態では、人載せ部12の孔32と凸部50とが嵌合しているので、該人載せ部12がコ字状外枠40に対して不意にコ字状開放403側に払い出し移動(横スライド移動)するのを規制でき、完全ベッドとして使用する際の払い出し規制手段を構成して安定性、安全性を保持する。人載せ部12の背部24を座部26に対して起こすように回動させると該嵌合状態が解除される。すなわち、人載せ部12の背部24の起伏回動操作で簡単に嵌合と解除とを変換することができる。
図4、図7、図9、図11に示すように、脚部載置支持部材46は、例えば、コ字状外枠40の収容部34内の人載せ部12の脚部28に対応した位置に、架設状に配置され該脚部を下から受ける。脚部載置支持部材46は、脚部28と座部26との連結位置と脚部の中間位置に互いに離隔配置されながら計2個併設されている。本実施形態では、該コ字状外枠40の収容部34の脚部に対応する位置は走行車体14の移動経路となることから、図3、図5、図10にも示すように、脚部載置支持部材46は、収容部34内すなわち該走行車体14の移動経路と移動経路外に出没自在に設けられ、払い出し支持装置52を構成している。すなわち、脚部載置支持装置44は、走行車体14の移動経路外に配置させた状態では走行車体14及び人載せ部12を長手方向にスライド移動して固定架台18から出入自在に払い出しできるとともに、収容部34内に配置させた状態では走行車体14の移動を規制しつつ人載せ部12の収容時に該脚部28の下部からの載置支持を行なう。
具体的には、脚部載置支持部材46は、一端側をコ字状外枠の長辺部401に枢支連結部54を介して枢支連結された2個の脚部支持要素46a、46bを含み、該脚部支持要素46a、46bが長手方向に沿って配置された横軸周りに回動可能となっている。脚部支持要素46a、46bを横軸回りに回動させて、コ字状外枠40内の収容部34内に水平状に配置させると、自由端部側を衝き合わせて上記の背部載置支持部材44と略同形状に架設される杆状部材を構成し、人載せ部の脚部28を下から載置支持できる。一方、脚部支持要素46a、46bを横軸回りに上記とは逆に90度回動させると、該脚部支持要素46a、46bはコ字状外枠40の長辺部401の真下に垂下状に配置され、脚部26の載置支持を解除するとともに走行車体14の走行経路外に退避された状態となり、走行車体14及び人載せ部12を出入り自在に払い出しさせ得る。この際、脚部28を下方に回動させることができ、椅子状形態に変換できる。なお、図11に示すように、脚部載置支持部材46を脚部26の載置支持可能な水平状態で維持するように支持する保持装置を備えている。本実施形態では、保持装置は、例えば、脚部支持要素46a、46bの自由端部を下から支持する伸縮折り畳み式の支持脚56を含む。支持脚56は、脚部支持要素46a、46bに枢支連結されており、脚部支持要素46a、46bを退避位置に配置させる際には、縮長されるとともに該脚部支持要素46a、46bに沿うように回動されコンパクトな状態となる。なお、例えば、枢支連結部54をラチェット機構等に角度を保持できる角度調整機構により構成したり、脚部支持要素46a、46bの自由端部を連結保持するロック装置を設けたり等、その他脚部支持要素を水平に位置保持できる任意の構成でもよい。
さらに、脚部載置支持部材46は、背部載置支持部材44と同様に長辺部401と連結される端部側に人載せ部12の側枠部12aを嵌合状に受け入れつつ下から受ける溝部58が設けられており、残る部分に人載せ部12の脚部28に設けられた孔32に嵌合する矩形状に突設された凸部60として形成されている。溝部58の深さは人載せ部12の厚みと略同じ深さで設けられているとともに、脚部支持要素46a、46bの水平状態で凸部60の上面は外枠面36と面一になるように設定されており、人載せ部12を平面状形態とした際には、該人載せ面12の平面と凸部60の上面及びコ字状外枠40の外枠面36とが面一となる。この状態では、人載せ部12の孔32と凸部60とが嵌合しているので、走行車体の移動経路への進出による該移動の規制と相俟って該人載せ部12がコ字状外枠40に対して不意にコ字状開放403側に払い出し移動(横スライド移動)及びするのを規制でき、完全ベッドとして使用する際の払い出し規制手段を構成して安定性、安全性を保持する。脚部支持要素46a、46bの横軸回りの回動変換により、凸部60の人載せ部12の脚部28の孔32との嵌合、解除の変換と走行車体の移動経路内外への出没変換すなわち脚部の載置支持、解除の変換を同時に行う。なお、払い出し支持装置は上記構成に限らず、例えば、脚部載置支持部材を幅方向や長手方向等にスライド又は伸縮等させて出没する構成等その他任意でもよい。なお、背部、脚部載置支持部材44,46の凸部50,60上面側には人載せ部と同様に比較的クッション性のあるマット部材等が敷設されるとよい。
さらに本実施形態では、図3、図4に示すように、可動架台16は人載せ部12を椅子状形態に変形した状態で固定架台18の収容部34からの払い出し、進入することになるが、コ字状外枠40には可動架台14が固定架台18の収容部34内に進入する際に、椅子状形態の人載せ部12の座部26に衝合して該座部26の収容部34内での位置決めひいては人載せ部12全体の収容部内の位置決めをするストッパ62が設けられている。すなわちストッパ62は、可動架台16の該衝合位置で、背部載置支持部材44側に背部24を倒させる位置を位置決めしている。ストッパ62は、例えば、最も座部26側に配置された背部載置支持部材44からなる。すなわち、ストッパ62は背部載置支持部材44で兼用されている。これにより、可動架台16を収容する際には、人載せ部12の座部26の背部側端面にストッパ62が衝合位置まで移動させるだけで、収容部内に正確に位置決めされ、その後人載せ部を平面状形態に変形するだけで簡便に完全ベッドに変換できる。
図1、図3、図9、図12に示すように、コ字状外枠40のコ字開放部側403には、該コ字開放部を開閉する開閉外枠が設けられている。開閉外枠64は、可動架台16を固定架台18の収容部34内に収容し人載せ部12を平面状形態とした状態で、コ字状外枠40の外枠面36と面一となる上面を有している。開閉外枠64は、閉鎖時には、人載せ部12の脚部28の端面に突き当て状に当接し、コ字状外枠40と協働して該人載せ部12の四方を取り囲む矩形枠を形成する。開閉外枠64は、例えば、コ字状外枠40の短辺部402の半分の長さの2つの杆状部材からなる外枠要素64a、64bを含む。外枠要素64a、64bは、一端側をコ字状外枠の長辺部401の端部に枢支連結部66を介して枢支連結されており、長手方向に沿って配置された横軸周りに回動可能となっている。外枠要素64a、64bを横軸回りに回動させると、自由端部側を衝き合わせてコ字開放部403を閉鎖するように架設され、上面がコ字状外枠40の外枠面36と面一になる。一方、外枠要素64a、64bを横軸回りに上記とは逆に90度回動させると、該外枠要素64a、64bは垂下状に配置され、コ字開放部403を開放し人載せ部12及び走行車体14を自在に出入り自在に払い出しさせ得る。なお、外枠要素64a、64bがコ字開放部403を閉鎖する水平状態で維持されるように、例えば、上記の伸縮折り畳み式の支持脚56を設けたり、枢支連結部66をラチェット機構等の角度を保持できる角度調整機構により構成したり、外枠要素64a、64bの自由端部を連結保持するロック装置を設けたり等、その他任意の構成としてもよい。また、開閉外枠は例えば、縦軸回りに回動して開閉する構成や、コ字状外枠の幅方向にスライド又は伸縮等させて開閉する構成等その他任意の構成でもよい。
次に、本実施形態に係るベッド装置10の作用について説明する。例えば、図1、図2に示すように、完全ベッドXとして使用する際には、可動架台16を固定架台18の収容部内に収容させる。人載せ部12を平面状形態に変形し、背部24及び脚部28を載置支持部材44、46に載置支持させると同時に、開閉外枠64を閉鎖する。この際、背部、脚部載置支持部材42、44の凸部50、60が人載せ部の孔32に嵌合するとともに、該人載せ部12はコ字状外枠40と開閉外枠64により取り囲まれており、人載せ部12の平面、載置支持部材の凸部50、60、外枠面36及び開閉外枠64の上面、が面一となりベッド面を形成する。この完全ベッドXでは、走行車体14に支持される人載せ部12が固定架台18に対して不意に移動することなく安定しており、安全性が高く、例えば、患者が長時間寝たり、医療処置用のベッドとしても実用できる。一方、車椅子として使用する場合には、図5に示すように、開閉外枠62を開放し、脚部載置支持装置46を収容部34内から走行車体14の移動経路外に退避させる。そして、人載せ部12の背部24を起すように回動しつつ、脚部28を下方に回動して、椅子状形態に変形する。そして、図4、図13に示すように、走行車体14を走行前方向となる脚部26側に走行させて固定架台18から払い出し、自由に走行移動することができる。完全ベッドから車椅子への変換作業は、簡便であり、短時間で変換でき、使い勝手が良い。さらに、患者等をベッドから別の車椅子に載せ換える必要がなく、患者及び介護者の負担を軽減できる。再び完全ベッドXに戻す場合には、可動架台16を固定架台18に収容する際に、人載せ部の座部26がストッパ62に衝合する位置まで移動させる。これにより、人載せ部12の収容部34における位置決めが自動的に行われる。その衝合位置で背部24を背部載置支持部材44側に倒すとともに、脚部28を上方に回動させて人載せ部12を平面状形態に変形する。その後、脚部載置支持装置46を脚部28の下部の載置支持位置に復帰するとともに開閉外枠64を閉鎖して完全ベッドXに変換される。これにより、可動架台16を固定架台18に収容して完全ベッドとして安定して使用できる状態と、可動架台16を固定架台18から自在に払い出して車椅子として走行自在に使用できる状態と、の変換を極めて簡単かつ短時間ですることができる。
以上説明した本発明のベッド装置は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本発明のベッド装置は、例えば、病人、けが人、高齢者等の介護等に有効に利用できる。
本発明の一実施形態に係るベッド装置の斜視図である。 図1のベッド装置の側面図である。 図1のベッド装置の可動架台を固定架台から払い出して車椅子として使用する状態の説明である。 図1のベッド装置の一部分解斜視図である。 図1のベッド装置の人載せ部を椅子状形態に変換した可動架台の収容状態で説明図である。 図1のベッド装置の平面図である。 図6のA−A線断面図である。 人載せ部の平面図である。 固定架台の平面図である。 可動架台を出入り自在に払い出し可能な状態の固定架台の平面図である。 図9の固定架台のB−B線断面図及び作用説明図である。 図2のC−C線矢視で一部省略した図である。 図1のベッド装置の作用説明図である。
符号の説明
10 ベッド装置
12 人載せ部
14 走行車体
16 可動架台
18 固定架台
24 背部
26 座部
28 脚部
34 収容部
36 外枠面
40 コ字状外枠
42 載置支持機構
44 背部載置支持部材
46 脚部載置支持部材
52 払い出し支持装置
62 ストッパ
64 開閉外枠

Claims (6)

  1. 人を寝姿勢で載せる平面状形態と人を座姿勢で載せるように椅子状に角度をつけて形成する椅子状形態とに自在に変形する人載せ部と、人載せ部の下部に組み付けられて該人載せ部を所定の高さ位置に支持する走行車体と、を含む可動架台と、
    可動架台を出入自在に収容し収容状態で人載せ部の平面状形態の平面に面一となる外枠面を有する固定架台と、を備え、
    可動架台の固定架台からの払い出しによる車椅子としての使用と収容による完全ベッドとしての使用を変換自在としたことを特徴とするベッド装置。
  2. 人載せ部は、背部と座部と脚部とが直列状に枢支連結され、固定架台には人載せ部を平面状形態としたときに背部及び脚部を下部で受けてそれらを載置支持する載置支持機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載のベッド装置。
  3. 固定架台は寝姿勢の人を載せた人載せ部を収容し得る一方向に長い収容部を有し、
    収容部に配置した人載せ部を寝姿勢の人のいずれかの側方又は長手方向にスライド移動して固定架台から出入自在に払い出しかつ人載せ部の収容時の下部からの載置支持を行なう払い出し支持装置を備えたことを特徴とする請求項2記載のベッド装置。
  4. 固定架台は所定の高さ位置に自立支持されたコ字状外枠を含むとともに、人載せ部は走行車体により移動自在に支持されつつ外枠の内側の収容部に配置可能であり、
    人載せ部の脚部側から脚先端側に向けて可動架台が出るように設けられ、
    払い出し支持装置は、走行車体の移動経路と移動経路外に出没自在に設けられた載置支持部材を含むことを特徴とする請求項3記載のベッド装置。
  5. 可動架台が固定架台の収容部内に進入する際に椅子状形態の人載せ部と衝合し、その位置で背部側の載置支持位置に背部を倒させるストッパが設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のベッド装置。
  6. 可動架台を固定架台の収容部内に収容し人載せ部を平面状形態とした状態でコ字状外枠の外枠面と面一となる上面を有する開閉外枠を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載のベッド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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