JP2010005205A - スプリンクラーヘッド用保護カバー及びスプリンクラー配管 - Google Patents

スプリンクラーヘッド用保護カバー及びスプリンクラー配管 Download PDF

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Abstract

【課題】 スプリンクラー配管に装着された状態のスプリンクラーヘッドを保護すること。
【解決手段】 先端にスプリンクラーヘッドが固定されたスプリンクラー配管の先端部に装着可能な上下開口筒状のスプリンクラーヘッド保護用カバーであって、上記スプリンクラー配管の先端部のフランジに装着可能な環状装着部と、該環状装着部の一方縁側に設けられた筒状の中空多孔防護枠と、該中空多孔防護枠の下端に設けられた下部開口環とから構成され、上記環状装着部を上記フランジに固定したとき、上記中空多孔防護枠が上記スプリンクラーヘッドの外周面を所定間隔を介して被覆すると共に、上記環状装着部の上記フランジへの固定状態において、上記下部開口環が上記スプリンクラーヘッドの下端より下方に位置するように構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は未設のスプリンクラー配管の先端に予めスプリンクラーヘッドを装着した状態のスプリンクラーヘッド付配管において、スプリンクラーヘッドを保護するためのスプリンクラーヘッド用保護カバー及びその保護カバーを装着したスプリンクラー配管に関するものである。
建築物の天井又は壁面等にスプリンクラーを設置する際、現場に、スプリンクラー配管と、箱詰めされた複数のスプリンクラーヘッドを別々に持ち込み、現場において、天井裏に上記スプリンクラー配管を敷設し、そのスプリンクラー配管の先端にスプリンクラーヘッドを装着する作業が行われている。
この場合、スプリンクラーヘッドには保護キャップが取り付けられており、当該ヘッドを上記天井のスプリンクラー配管に装着した後に、上記保護キャップを取り外すことが行われている(特許文献1,2,3)。
また、最近では作業の効率化のために、工場において、スプリンクラー配管の先端に予めスプリンクラーヘッドを装着しておき、スプリンクラーヘッド付の配管を現場に持ち込み、当該スプリンクラーヘッド付の配管を、天井にそのまま敷設することが行われている。
特開昭62−74380号 特開平8−755号 特開2000−107318号
ところで、特許文献1〜3に記載のスプリンクラーヘッドの保護キャップは、スプリンクラーヘッド単体をまとめて運搬する場合等において、スプリンクラーヘッド同士の接触等からスプリンクラーヘッドを保護する機能を有しているが、上述のようにスプリンクラーヘッド付配管としてスプリンクラーヘッドを配管先端に装着した状態で、長いスプリンクラー配管を運搬する場合等においては、配管に装着されたスプリンクラーヘッド部分が他の物品と衝突する可能性が高まるため、当該配管に装着状態のスプリンクラーヘッドを振動或いは衝突等から保護するためのより効果的な対策が望まれる。
また、従来は運搬中の温度管理は、スプリンクラーヘッド運搬収納用の箱内に断熱材を用いること等により行ってきたが、スプリンクラーヘッドを配管先端に装着した状態で運搬する場合は、運搬中の温度管理をいかにして行うかが課題となる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、スプリンクラーヘッド付配管を運搬する上で、効果的にスプリンクラーヘッドを保護するためのスプリンクラーヘッド用保護カバー及びその保護カバーを装着したスプリンクラー配管を提供することを目的とする。また、運搬中の温度管理をも容易に行うことのできるスプリンクラーヘッド用保護カバー及びその保護カバーを装着したスプリンクラー配管を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、先端にスプリンクラーヘッドが固定されたスプリンクラー配管の先端部に装着可能な上下開口筒状のスプリンクラーヘッド用保護カバーであって、上記スプリンクラー配管のスプリンクラーヘッド取付部近傍の先端管部に装着可能な環状装着部と、該環状装着部の一方縁側に設けられた筒状の中空多孔防護枠とから構成され、上記環状装着部を上記先端管部に固定することにより、上記中空多孔防護枠が上記スプリンクラー配管の先端に取り付けられたスプリンクラーヘッドの外周面を該面に対して所定間隔を以って被覆すると共に、上記環状装着部の上記先端管部への固定状態において、上記中空多孔防護枠の下部が上記スプリンクラーヘッドの下端より下方に位置するように構成されたものであることを特徴とするスプリンクラーヘッド用保護カバーにより構成される。
上記スプリンクラー配管のスプリンクラーヘッド取付部近傍の先端管部とは、例えばスプリンクラー配管(1)の先端(1’)の中空フランジ(6)の部分をいう。上記中空多孔防護枠の下部とは、例えば中空多孔防護枠の下端に設けられた開口環(11)とすることができるが、開口環を設けずに中空多孔防護枠(10)の下端の環状開口縁とすることもできる。従って、スプリンクラーヘッドの装着されたスプリクラー配管の先端管部に本発明に係るスプリンクラーヘッド用保護カバーを装着すると、当該保護カバーがスプリンクラーヘッドを覆い、また当該保護カバーはスプリンクラー配管側に固定されるので、当該保護カバーが外部からの振動等のスプリンクラーヘッドへの直接の伝達を抑制し得てスプリンクラーヘッドを保護することができる。スプリンクラーヘッドに保護キャップを装着しているときは、上記中空多孔防護枠の下端は上記保護キャップの下端より下方に位置するように構成することが好ましい。
第2に、上記筒状の中空多孔防護枠が、上下部分に少径部を有し、中央部分に大径部を有する樽形状をなしているものであることを特徴とする上記第1記載のスプリンクラーヘッド用保護カバーにより構成される。
中空多孔防護枠の上下部分とは例えば中空多孔防護枠(10)の連結部(13a,13b)をいい、中央部分とは例えば中空多孔防護枠(10)の最大径部(13c)をいう。このように構成すると、外部からの衝撃等により上記保護カバーがある程度変形したとしても、内部のスプリンクラーヘッドを適切に保護することができる。
第3に、上記筒状の中空多孔防護枠が、円柱形状であることを特徴とする上記第1記載のスプリンクラーヘッド用保護カバーにより構成される。
このように構成すると、外部からの衝撃等により内部のスプリンクラーヘッドを保護し得ると共に、スプリンクラー配管として運搬する場合等においてスペース効率を向上することができる。
第4に、上記中空多孔防護枠の外面に温度表示ラベルを貼着したものであることを特徴とする上記第1〜3の何れかに記載のスプリンクラーヘッド用保護カバーにより構成される。
上記温度表示ラベルは、例えば温度を色の変化で表示し得る不可逆性示温材を用いることが好ましい。このように構成すると、運搬途中にスプリンクラーヘッドがどのような温度環境に置かれたかを確認することができる。
第5に、先端にスプリンクラーヘッドが固定されたスプリンクラー配管の上記先端管部に、上記環状装着部を以って上記スプリンクラーヘッド用保護カバーを装着したものであることを特徴とする上記第1〜4の何れかに記載のスプリンクラーヘッド用保護カバーを装着したスプリンクラー配管により構成される。
このように構成すると、スプリンクラー配管の運搬時においてスプリンクラーヘッドを効果的に保護することができると共に、現場においてスプリンクラー設備の設置作業をより効率的に行うことができる。
本発明のスプリンクラーヘッド用保護カバーによると、当該保護カバーがスプリンクラー配管先端のスプリンクラーヘッドを覆い、また当該保護カバーはスプリンクラー配管側に固定されるので、振動、衝撃等からスプリンクラーヘッドを効果的に保護することができる。
また、スプリンクラーヘッド用保護カバーを装着したスプリンクラー配管によると、スプリンクラー配管の運搬時においてスプリンクラーヘッドを効果的に保護することができると共に、現場においてスプリンクラー設備の設置作業をより効率的に行うことができる。
また、温度表示ラベルを確認することにより、スプリンクラーヘッドの運搬中の温度管理をも行うことができるものである。
所定長のスプリンクラー配管1の先端部1’を直角に屈曲し、該先端部1’に突出した中空雄ネジに取付け用六角中空ナット2の雌ネジ部の上部を螺入して取り付ける。
上記六角中空ナット2の下部雌ネジ部にスプリンクラーヘッド3の上端取付用中空雄ネジ4を螺入し、該雄ネジ4の下部にスプリンクラーヘッド3を設ける。このスプリンクラーヘッド3は、感熱グラスバルブを使用したもの、感熱溶融体を使用したもの等、各種の感熱構造を有するものが用いられる。このスプリンクラーヘッド3には樹脂製の保護キャップ5が下方から全体に被覆されている。
上記スプリンクラー配管1の先端部1’と上記取付用六角ナット2との間に、円形の中空フランジ6を介在させて、該フランジ6を上記先端部1’と上記六角ナット2との間に一体的に締付けて挟持する。図1では円形フランジ6を示しているが、このフランジ6の形状は四角形、六角形等の多角形状をとり得るものである(図3、図5は四角形状のフランジ6を示している)。尚、上記中空フランジ6と上記六角ナット2(ソケット部分)を一体として一部品で形成してもよい。また、本実施形態では上記フランジ6の部分を先端管部とする。また、上記中空フランジ6と六角ナット2から構成されるソケット部分は各種形態が考えられるのであり、上記実施形態に限定されない。
中空フランジ6の外周面には図1に示すように中空部中心に向う複数(本実施形態では2個)の螺孔7,7を穿設する。
このスプリンクラー配管1は、上記実施形態の他、各種の形態が考えられる。例えば、配管先端部分をステンレスフレキ管により構成し、六角ナット2及びフランジ6の部分(ソケット部分)を任意の方向に向けることができるようにしたもの、その他、合成樹脂管、鋼管を用いたものであっても良い。
14は(図2参照)、上記スプリンクラー配管1の上記中空フランジ6に装着することで、上記スプリンクラーヘッド3を保護するスプリンクラーヘッド用保護カバーであり、上記中空フランジ6に嵌合装着するための環状装着部8と、該装着部8の下側(一方縁側)に該装着部8と一体に形成され中央が膨出した樽状の中空多孔防護枠10と、該防護枠10の下端に設けられた開口環11とから構成され、合成樹脂により一体的に形成されている。
上記環状装着部8は、装着する上記フランジ6に嵌合し得るように、該フランジ6の形状と相似形状をなすものであり、上記フランジ6が円形であれば、該環状装着部8も円形(図2に示す円柱形状)、上記フランジ6が多角形(六角形等)であれば、該環状装着部8も多角形(多角柱、六角柱等)に形成されるものである。図2は円柱形状の環状装着部8を示す。
上記樽状の中空多孔防護枠10は、図2に示すように、全体としては、横断面が円環状の樽型をなすものであり、上側の上記環状装着部8との連結部13a、及び下側の開口環11との連結部13bが最小径であり、これら最小径の連結部13a,13bから徐々にその直径を拡大して行き、その中央部に最大径部13cが存在するような中空の樽形状となっている。
そして、上記中空多孔防護枠10には、上段に周方向に複数の略方形の貫通孔10aが貫設され、中段に周方向に複数の略方形の貫通孔10bが貫設され、さらに下段に周方向に複数の略方形の貫通孔10cが貫設され、これにより、上段から下段に向けて弧状縦枠10’、中段の貫通孔10bと下段の貫通孔10c、及び中段の貫通孔10bと上段の貫通孔10aの間に環状横枠10”が形成されている。即ち、上記保護カバー14は図2に示すように上方から下方に向かう4本の弧状縦枠10’と、上下2本の横枠10”との一体交差枠として構成されている。
そして、上記中空多孔防護枠10の下端には円柱形状の開口環11が上記防護枠10と一体的に形成されている。
このような形状のスプリンクラーヘッド用保護カバー14は、弾性のある合成樹脂により一体成形で構成されているため、中空多孔防護枠10の弧状縦枠10’及び環状横枠10”は外側から内側方向への圧力が作用して内側方向に変形したとしても、その弾性により容易に図2の樽形状に復帰し得るように構成されており、これにより、保護カバー14内部に位置するスプリンクラーヘッド3を保護するものである。
上記環状装着部8には上記螺孔7,7と符合する位置に複数の透孔(ネジ孔)7’,7’が穿設されており、これらの透孔7’,7’から上記螺孔7,7に蝶ネジ9,9を螺入することによって上記環状装着部8を上記フランジ6に着脱自在に固定することができる(図3参照)。勿論上記環状装着部8の内径は、上記取付ナット2の外径及び上記保護キャップ5の外径よりも大である。
このスプリンクラーヘッド用保護カバー14は、図3のように上記フランジ6に環状装着部8を以って装着した状態においては、該カバー14の下端が上記保護キャップ5の下端(U字形取手)5’よりさらに下方に延出するように構成し、該下端の開口環11の内径を上記保護キャップ5の外径より大とする。
図2において15は温度表示ラベルであり、上記保護カバー14の弧状縦枠10’に貼着されている。この温度表示ラベルは、特定温度になると変色して当該特定温度になったことを表示するものであり、一度変色するともとの色に戻らない不可逆性示温材を使用する。このように構成すると、運搬途中に仮に上記特定温度以上になった場合は、上記温度表示ラベル15の表示色によりその旨認識することができるため、当該スプリンクラーヘッドについては内部を点検する等の検査を行うことができる。また、上記スプリンクラーヘッド用保護カバー14は、スプリンクラーヘッドの温度管理の面からみると、中空多孔構造であるためカバー14内部に空気が滞留することがなく、温度上昇を防止することができるものである。
尚、本実施形体ではスプリンクラーヘッド用保護カバー14の材質は合成樹脂としたが、弾力性を有する金属で構成しても良い。
本発明に係るスプリンクラーヘッド用保護カバーは、上述のように構成されるものであるから、スプリンクラーヘッド3が先端部に装着されたスプリンクラー配管1において、上記スプリンクラーヘッド3に保護キャップ5を装着した状態で、上記配管1の上記フランジ6にスプリンクラーヘッド用保護カバー14の環状装着部8を嵌合装着する。
即ち、保護キャップ5の装着されたスプリンクラーヘッド3にその下端部側から上記保護カバー14の環状装着部8を挿通し、該環状装着部8を上記中空フランジ6の外周に嵌合装着する。
そして、図3に示すように、環状装着部8の透孔7’、7’に蝶ネジ9,9を挿入し、これら蝶ネジ9,9を上記フランジ6の螺孔7,7に螺合することにより、当該スプリンクラーヘッド用保護カバー14を上記フランジ6に固定する。
この状態においては、上記キャップ5の装着されたスプリンクラーヘッド3は、その全周に亙り、当該保護キャップ5と所定の間隔をおいて、上記保護カバー14の中空多孔防護枠10が存在することになり、また、上記保護キャップ5の下端のU字形取手5’の部分も上記保護カバー14の開口環11の内側に収納された状態となる(図3、図4の状態)。即ち、上記環状装着部8を上記フランジ6に固定することにより、上記中空多孔防護枠10が上記スプリンクラー配管1の先端に取り付けられたスプリンクラーヘッド3の外周面を、該面に対して所定間隔を以って被覆する。
従って、図4に示すように、スプリンクラーヘッド3の装着された所定長さのスプリンクラー配管1の状態で運搬を行い、現場に持ち込むことになるが、この際、スプリンクラーヘッド3の部分にはスプリンクラーヘッド用保護カバー14が装着されているので、運搬途中において当該保護カバー14部分が他の物品に当接したとしても、保護カバー14の弧状縦枠10’或いは環状横枠10”が振動を吸収し得るため、内部のスプリンクラーヘッド3に伝達される振動を減衰させることができ、該ヘッド3を保護することができる。
また、上記弧状縦枠10’及び上記環状横枠10”が変形して当接による衝撃を吸収するため、内部のスプリンクラーヘッド3を保護することができる。
また、運搬途中において当該保護カバー14部分が他の物品に当接したとしても、保護カバー14の弧状縦枠10’或いは環状横枠10”が変形することにより、衝撃を吸収し得るため、内部のスプリンクラーヘッド3に当接による衝撃が直接加わることはない。
また、特に、スプリンクラーヘッド用保護カバー14は保護キャップ5と異なり、スプリンクラーヘッド3自体には装着されておらず、その環状装着部8がスプリンクラー配管1側のフランジ6に装着されているため、スプリンクラー用保護カバー14に対して加わる振動、衝撃等はスプリンクラーヘッド3に直接伝達されない構造となっており、従って、スプリンクラーヘッド1に対する極めて高い保護効果を発揮し得るものである。
現場において、スプリンクラー配管を取り付けるには、蝶ネジ9,9を緩めてスプリンクラーヘッド用保護カバー14を上記フランジ6から取り外し、その状態で天井12裏に配管1を敷設し、天井12の開口12’内にスプリンクラーヘッド3を図1に示すように配設し、当該ヘッド3を上記スプリンクラー配管1の先端部に装着する。
その後、上記保護キャップ5の下端に設けた半円環又はU字形取手5’をペンチ又はフック等で挟持して保護キャップ5を下方に牽引し又は中心線cの回りに回動することによって上記保護キャップ5をスプリンクラーヘッド3から分離し、天井12の開口部12’からスプリンクラーヘッド3を露出させて作業を終了する。
図5に示すものは、本発明に係るスプリンクラーヘッド用保護カバーの他の実施形体を示すものであり、上記実施形態と同一部分又は対応部分には同一符号を付している。この保護カバー14は、中空多孔防護枠10が円柱状に形成されており、上下方向に長い方形貫通孔10aが周方向に複数個貫設されており、これにより上下方向の縦枠10’が形成されている。この実施形態の保護カバー14も上記スプリンクラー配管1の上記フランジ6に蝶ネジ9,9を以って固定されるものであり、当該装着状態においては、内部のスプリンクラーヘッド3の保護キャップ5の外周を複数の上記縦枠10’により、所定間隔を以って被覆した状態となり、外部からの衝撃を吸収等することにより内部のスプリンクラーヘッド3を保護するものである。
この実施形態によると、保護カバー14が円柱状であるため、上記実施形態における樽形状の保護カバーと比較して運搬時のスペース効率に優れており、多数のスプリンクラー配管をまとめて運搬する場合に適している。
また、図2の実施形態では、スプリンクラーヘッド用保護カバーの中空多孔防護枠10の貫通孔10a等は、上下3段としたが、上下2段としても良いし、図5の実施形態のように上下方向には貫通孔を分割せずに、複数の縦枠10’による縦長の貫通孔10aを円周方向に複数設けても良い。
また、上記実施形態ではスプリンクラーヘッド3に保護キャップ5を装着した状態でスプリンクラーヘッド用保護カバー14をフランジ6に装着する場合を示したが、状況等によってはスプリンクラーヘッド3に保護キャップ5を装着することなく、スプリンクラーヘッド用保護カバー14を上記フランジ6に装着する場合も考えられる。
以上のように、本発明によると、スプリンクラーヘッド3の装着されたスプリクラー配管1の先端部のフランジ6に本発明に係るスプリンクラーヘッド用保護カバー14を装着すると、当該保護カバー14がスプリンクラーヘッド3を全体的に覆い、また当該保護カバー14はスプリンクラー配管1側に固定されるので、当該保護カバー14が外部からの振動等を吸収して、振動等のスプリンクラーヘッド3への直接の伝達を制限し得てスプリンクラーヘッド3を保護することができる。
また、スプリンクラーヘッド用保護カバー14を樽形状の中空多孔保護枠10により形成することにより、外部からの衝撃等により上記保護カバー14がある程度変形したとしても、内部のスプリンクラーヘッド3を効果的に保護することができる。
また、円柱状のスプリンクラーヘッド用保護カバーを用いることにより、外部からの衝撃等により内部のスプリンクラーヘッド3を保護し得ると共に、スプリンクラー配管1として運搬する場合等においてスペース効率を向上することができる。
また、スプリンクラーヘッド用保護カバー14を装着したスプリンクラー配管1を用いることにより、スプリンクラー配管1の運搬時においてスプリンクラーヘッド3を効果的に保護することができると共に、現場においてスプリンクラー設備の設置作業をより効率的に行うことができる。
また、温度表示ラベル15の表示色をみることにより、スプリンクラーヘッドの運搬中の温度管理を行うこともできるものである。
スプリンクラーヘッド付のスプリンクラー配管の現場への運搬時、作業時のスプリンクラーヘッドをより効果的に保護することができ、多数のスプリンクラー配管1を使用する例えば高層建築物の工事現場において、より効率的なスプリンクラー設備の設置作業を実現し得るものである。
本発明に係るスプリンクラー配管及びスプリンクラーヘッドの側面図である。 本発明に係るスプリンクラーヘッド用保護カバーの斜視図である。 同上保護カバーをスプリクラー配管に装着した状態の側面図である。 同上保護カバーを装着したスプリンクラー配管の側面図である。 同上保護カバーの他の実施形態の側面図である。
符号の説明
1 スプリンクラー配管
1’ 先端部
2 取付けナット
3 スプリンクラーヘッド
4 上端取付ネジ
5 保護キャップ
6 中空フランジ
7 螺孔
7’ 透孔
8 環状装着部
9 螺子
10 中空多孔防護枠
11 開口環
13a,13b 最小径部
13c 最大径部
14 スプリンクラーヘッド用保護カバー
15 温度表示ラベル

Claims (5)

  1. 先端にスプリンクラーヘッドが固定されたスプリンクラー配管の先端部に装着可能な上下開口筒状のスプリンクラーヘッド用保護カバーであって、
    上記スプリンクラー配管のスプリンクラーヘッド取付部近傍の先端管部に装着可能な環状装着部と、
    該環状装着部の一方縁側に設けられた筒状の中空多孔防護枠とから構成され、
    上記環状装着部を上記先端管部に固定することにより、上記中空多孔防護枠が上記スプリンクラー配管の先端に取り付けられたスプリンクラーヘッドの外周面を、該面に対して所定間隔を以って被覆すると共に、
    上記環状装着部の上記先端管部への固定状態において、上記中空多孔防護枠の下部が上記スプリンクラーヘッドの下端より下方に位置するように構成されたものであることを特徴とするスプリンクラーヘッド用保護カバー。
  2. 上記筒状の中空多孔防護枠が、上下部分に少径部を有し、中央部分に大径部を有する樽形状をなしているものであることを特徴とする請求項1記載のスプリンクラーヘッド用保護カバー。
  3. 上記筒状の中空多孔防護枠が、円柱形状であることを特徴とする請求項1記載のスプリンクラーヘッド用保護カバー。
  4. 上記中空多孔防護枠の外面に温度表示ラベルを貼着したものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のスプリンクラーヘッド用保護カバー。
  5. 先端にスプリンクラーヘッドが固定されたスプリンクラー配管の上記先端管部に、上記環状装着部を以って上記スプリンクラーヘッド用保護カバーを装着したものであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のスプリンクラーヘッド用保護カバーを装着したスプリンクラー配管。
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