JP2010004603A - 車両用駆動モータユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】モータが収容されるモータハウジングと、モータハウジングに対して回転可能に支持されているロータシャフト31と、ロータシャフトの回転位置を検出するレゾルバ76と、潤滑油を供給する潤滑油ポンプと、潤滑油を循環させる潤滑油通路20c,20d,20f,22aと、レゾルバの収納空間90と外部空間とを連通するブリーザ通路と、を備える車両用駆動モータユニットにおいて、潤滑油通路が、レゾルバの収納空間を経由するように形成され、レゾルバステータ91における内周部91aに磁極が形成されるとともに、外周部91bに該レゾルバにより仕切られた収納空間の両側空間83,85を連通させる貫通孔93が形成されている。
【選択図】図6
Description
しかしながら、特許文献1の回転電機では、ボールベアリングに対して潤滑油(冷却油)を積極的に供給する構成にはなっていない。
また、ブリーザ通路を設けることにより、モータハウジングの内部空間およびレゾルバの収納空間のそれぞれの空間内の圧力を略均一にすることができるため、それぞれの空間内を連通している潤滑油の循環および油面高さ調整をスムーズに行うことができる。
さらに、レゾルバステータの内周部に磁極を形成することで、レゾルバの機能を確保することができる。また、レゾルバステータの外周部に貫通孔を設けることにより、車両用駆動モータユニットの軽量化に寄与することができるとともに、レゾルバの収納空間に潤滑油が滞留するのを抑制することができる。また、レゾルバの収納空間に潤滑油を供給することにより、レゾルバの収納空間に面するように配置されているベアリングの潤滑性能を確実に確保することができる。そして、レゾルバの収納空間から潤滑油を流出させるように潤滑油通路が形成されているため、レゾルバが油没することなく、レゾルバの検出精度を向上することができる。その結果、潤滑油ポンプの小型化、トルク指令値に対するモータの応答信頼性を向上することができる。
図1、図3に示すように、車両用駆動モータユニット10は、モータ11と、減速機12と、ディファレンシャルギヤ13とを一体に備えており、その外郭は車幅方向左端に位置するミッションケース14と、ミッションケース14の右端にボルト15で結合されるモータ/ミッションケース16と、モータ/ミッションケース16の右端にボルト17で結合される略円筒形状のモータセンターケース18と、モータセンターケース18の右端にボルト19で結合されるモータサイドケース20と、モータサイドケース20の右端にボルト21で結合されるセンターシャフトベアリングサポート22と、ミッションケース14の内面にボルト23で結合されるインターミディエイトケース24とで構成されている。モータ11は、モータ/ミッションケース16、モータセンターケース18およびモータサイドケース20の内部に収納され、減速機12およびディファンレンシャルギヤ13は、ミッションケース14およびモータ/ミッションケース16の内部に収納される。
図7、図9に示すように、レゾルバステータ91は、レゾルバロータ77の外周を囲むように配置されている。つまり、レゾルバステータ91は、レゾルバロータ77を挿通させるための略円形の開口部92が形成された外形略円形の環状の磁性板材が複数枚積層されたものである。また、レゾルバステータ91の環状の内周部91aには磁極が形成され、レゾルバとしての機能を果たすように構成されている。また、レゾルバステータ91の外周部91bには、周方向に沿って複数の貫通孔93が形成されており、軽量化を図っている。貫通孔93の内の数箇所(本実施形態では、3箇所)は、レゾルバステータ91をモータサイドケース20に固定するボルト78のボルト孔として利用している。
また、電動モータ収納室74およびレゾルバ76の収納空間90において発生したブリージングエアは、潤滑油がミスト化され易いが、ブリーザ通路18dをモータセンターケース18の壁部18f内でウォータジャケット55の径方向外側に形成したため、ブリージングエアをウォータジャケット55の冷媒と効率的に熱交換させることができ、ブリージングエアから潤滑油ミストを効果的に分離させてミスト化を抑制することができる。したがって、潤滑油の油量の最適化を図ることができ、モータセンターケース18(車両用駆動モータユニット10)の大型化を抑制することができる。
また、潤滑油通路は、モータセンターケース18の壁部18fに軸方向に沿った貫通孔を形成するだけでよいため、製造工程を複雑化させることなく、効率的に製造することができる。
例えば、本実施形態においては、電動モータ収納室を車幅方向右側に配置し、ミッション収納室を車幅方向左側に配置しているが、その位置関係を逆にしてもよく、また、電動モータ収納室およびミッション収納室を車体前後方向に配置してもよい。
Claims (6)
- モータのロータ部およびステータ部が収容される略円筒状の壁部を備えたモータハウジングと、
前記ロータ部に挿通して前記モータハウジングに対して回転可能に支持されているロータシャフトと、
該ロータシャフトの回転位置を検出するレゾルバと、
前記モータに潤滑油を供給する潤滑油ポンプと、該潤滑油ポンプからの潤滑油を循環させる潤滑油通路と、
前記モータハウジングの内部空間およびレゾルバの収納空間と外部空間とを連通するブリーザ通路と、を備える車両用駆動モータユニットにおいて、
前記潤滑油通路が、前記レゾルバの収納空間を経由するように形成され、
前記レゾルバの環状のレゾルバステータにおける内周部に磁極が形成されるとともに、該レゾルバステータにおける外周部に該レゾルバにより仕切られた前記収納空間の両側空間を連通させる貫通孔が形成されていることを特徴とする車両用駆動モータユニット。 - 前記貫通孔が複数形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動モータユニット。
- 前記貫通孔が、前記レゾルバステータを前記モータハウジングに取り付けた際に前記ロータシャフトよりも下方に形成されるとともに、
前記潤滑油通路に繋がる流入孔が、前記収納空間における前記ロータシャフトよりも上方に形成されるとともに、
前記潤滑油通路に繋がる流出孔が、前記収納空間における前記ロータシャフトよりも下方に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用駆動モータユニット。 - 前記貫通孔が、前記レゾルバステータを前記モータハウジングに取り付けた際に前記ロータシャフトよりも上方に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用駆動モータユニット。
- 前記レゾルバにおける前記モータが配された側にシールドプレートが設けられ、該シールドプレートに前記貫通孔と同位相の位置にプレート貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車両用駆動モータユニット。
- 前記レゾルバステータが、前記ロータシャフトを挿通可能な外形略円形のリング状に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両用駆動モータユニット。
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