JP2010004593A - ワイヤハーネス保持クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な直径のワイヤハーネスに対しガタ付きを最小限に抑えた状態で保持することが可能なワイヤハーネス保持クリップを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス保持クリップ21は、一対の側壁28、29と底壁30とを有する。一対の側壁28、29間はハーネス収容空間32となる。側壁28には第一接触保持片37が連成される。第一接触保持片37はワイヤハーネスに対する第一の接触保持部分となる。側壁29には第二接触保持片38が連成される。第二接触保持片38はワイヤハーネスに対する第二の接触保持部分となる。第一接触保持片37の先端及び第二接触保持片38の先端間にはハーネス挿入部分39が形成される。側壁28には第三接触保持片40が連成される。第三接触保持片40はワイヤハーネスに対する第三の接触保持部分となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤハーネス保持クリップに関し、詳しくは様々な直径のワイヤハーネスに対応するワイヤハーネス保持クリップに関する。
下記特許文献1には、図8に示す如くの電線保持クリップ1に関する技術が開示されている。電線保持クリップ1は、複数の(複数種の)電線2を保持するための合成樹脂製の部品であって、取付対象部材3の貫通孔4に嵌合して固定される固定部5と、この固定部5に連成される本体部6とを有している。本体部6は、複数の電線2を収容する略枠状の部分となるように形成されている。具体的には、固定部5が一体化する底壁7と、この底壁7の両端に連成されて上方にのびる一対の側壁8、9と、側壁8の先端に連成される第一爪部10と、側壁9の先端に連成される第二爪部11と、第一爪部10及び第二爪部11間に形成される電線挿入用隙間12とを有している。本体部6の内側は、電線収容空間13となっている。複数の電線2は、電線収容空間13に収容されると、第一爪部10及び第二爪部11によって抜けが規制されるようになっている。
特開2007−242770号公報
ところで、上記従来技術にあっては、電線収容空間13に挿入することができる範囲で電線2を複数、複数種収容することが可能であるが、電線2の収容ではなく、例えば直径の大きなワイヤハーネス又は直径の小さなワイヤハーネスのいずれか一方を一本のみ収容する場合、次のような問題点が生じてしまう。すなわち、ワイヤハーネスの直径が小さくなればなるほど、電線収容空間13内でのワイヤハーネスの移動量(ガタ付き)が大きくなることから、自動車のような振動が生じるものに電線保持クリップ1を適用すると、ガタ付きによって様々な不具合が生じてしまう恐れを有している。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、様々な直径のワイヤハーネスに対しガタ付きを最小限に抑えた状態で保持することが可能なワイヤハーネス保持クリップを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明のワイヤハーネス保持クリップは、一対の側壁と該一対の側壁を繋ぐ底壁とを有する一方、前記一対の側壁間が収容対象範囲内の直径のワイヤハーネスを一本収容するためのハーネス収容空間となり、前記一対の側壁の一方に連成され且つ傾斜して前記ハーネス収容空間を区画する弾性の第一接触保持片が前記ワイヤハーネスを保持するための第一の接触保持部分となり、前記一対の側壁の他方に連成され且つ傾斜して前記ハーネス収容空間を区画する弾性の第二接触保持片が前記ワイヤハーネスを保持するための第二の接触保持部分となり、前記第一接触保持片の先端及び前記第二接触保持片の先端間が前記ワイヤハーネスを前記ハーネス収容空間内に挿入するためのハーネス挿入部分となり、前記一方の側壁に連成され且つ前記ワイヤハーネスの挿入方向に略直交する方向にのびて前記ハーネス収容空間内に突出する弾性の第三接触保持片が前記ワイヤハーネスを保持するための第三の接触保持部分となる構造を有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、様々な直径のワイヤハーネスに対し三つの接触保持片が弾性的に接触することでワイヤハーネスの保持がなされる。三つの接触保持片は弾性を有することから、ワイヤハーネスの動きに三つの接触保持片が追従するようになり、結果、保持状態は良好に維持される。
請求項2記載の本発明のワイヤハーネス保持クリップは、請求項1に記載のワイヤハーネス保持クリップにおいて、前記第三接触保持片の先端が前記底壁に対し摺接可能な底壁摺接部分となることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、直径の大きなワイヤハーネスを保持する際に、第三接触保持片の先端が底壁を摺接するような状態で底壁に当接する。これにより、第三接触保持片は二箇所で支えられて撓むようになり、結果、第三接触保持片の復元方向の力が高まってワイヤハーネスの保持状態は良好に維持される。
請求項3記載の本発明のワイヤハーネス保持クリップは、請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス保持クリップにおいて、前記第一接触保持片の先端及び前記第二接触保持片の先端が断面略二股形状に形成されて横ズレ防止部分となることを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、第一接触保持片及び第二接触保持片の各先端の形状によって、ワイヤハーネスの横ズレ方向の移動が規制される。ワイヤハーネスの保持状態は良好に維持される。
請求項1に記載された本発明によれば、様々な直径のワイヤハーネスに対しガタ付きを最小限に抑えた状態で保持することができるという効果を奏する。
請求項2、3に記載された本発明によれば、それぞれワイヤハーネスの保持状態を良好に維持することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のワイヤハーネス保持クリップの一実施の形態を示す斜視図である。また、図2は直径の小さなワイヤハーネスを保持する場合の組み付け説明図、図3は直径の大きなワイヤハーネスを保持する場合の組み付け説明図である。
図1において、引用符号21は本発明のワイヤハーネス保持クリップを示している。ワイヤハーネス保持クリップ21は、合成樹脂製の部品であって、例えば自動車等の移動体に配索されるワイヤハーネスを保持したり位置決めしたりすることができるように形成されている。ワイヤハーネス保持クリップ21は、様々な直径のワイヤハーネス(直径の大きなワイヤハーネス22aや直径の小さなワイヤハーネス22b。公知のものであり模式的に示すものとする)に対しガタ付きを最小限に抑えた状態で保持することができるように形成されている。先ず、構造について説明する。
ワイヤハーネス保持クリップ21は、例えば図示しない車体パネルの貫通孔に嵌合して固定される固定部23と、この固定部23に連成される本体部24とを有している。固定部23は、貫通孔に挿通される支柱25と、車体パネル裏面側の貫通孔縁部に引っ掛かる一対の係止羽根26と、車体パネル表面を押圧する一対のパネル押圧部27とを有している(固定部23の形態は一例であるものとする。車体パネル等の取付対象部材への固定が可能であれば特に限定されないものとする)。
本体部24は、所望の幅に形成される一対の対向し合う側壁28、29と、この一対の側壁28、29を繋ぐ底壁30とを有している。本体部24は、略枠状となる形状に形成されている。このような本体部24には、底壁30に連続するような底壁延長部31が形成されている。底壁延長部31は、短冊状の板片となる部分であって、固定部23が一体に設けられている(固定部23の配置は一例であるものとする。底壁延長部31を形成せずに例えば底壁30の外面に設けても良いものとする)。
一対の側壁28、29は、所定の間隔を有するように配置形成されている。また、一対の側壁28、29は、底壁30に対して直交するように形成されている。一対の側壁28、29間には、収容対象範囲内の直径のワイヤハーネス、すなわち直径の大きなワイヤハーネス22aや直径の小さなワイヤハーネス22bを一本収容するためのハーネス収容空間32が形成されている。尚、一対の側壁28、29の間隔や高さ寸法は、直径の大きなワイヤハーネス22aに合わせて設定されている。
一対の側壁28、29は、それぞれ厚肉部分33、34及び薄肉部分35、36を有している。厚肉部分33、34は底壁30側、薄肉部分35、36は先端側の配置となっている。一対の側壁28、29は、肉厚を変化させることによって弾力性の調整がなされている。
図中左側となる側壁28の先端位置には、第一接触保持片37が連成されている。第一接触保持片37は、右斜め下方向に傾斜してハーネス収容空間32を区画するように形成されている。第一接触保持片37は、片持ち形状で弾性を有している。第一接触保持片37は、本形態において、側壁28の薄肉部分35と同じ肉厚で形成されている。第一接触保持片37は、直径の大きなワイヤハーネス22aや直径の小さなワイヤハーネス22bを保持するための第一の接触保持部分として形成されている。
図中右側となる側壁29の先端位置には、第二接触保持片38が連成されている。第二接触保持片38は、左斜め下方向に傾斜してハーネス収容空間32を区画するように形成されている。第二接触保持片38は、片持ち形状で弾性を有している。第二接触保持片38は、本形態において、側壁29の薄肉部分36と同じ肉厚で形成されている。第二接触保持片38は、第一接触保持片37と対称の形状に形成されている。第二接触保持片38は、直径の大きなワイヤハーネス22aや直径の小さなワイヤハーネス22bを保持するための第二の接触保持部分として形成されている。
第一接触保持片37の先端及び第二接触保持片38の先端間は、直径の大きなワイヤハーネス22aや直径の小さなワイヤハーネス22bをハーネス収容空間32内に挿入するためのハーネス挿入部分39として形成されている。
図中左側となる側壁28の中間位置には、第三接触保持片40が連成されている。第三接触保持片40は、直径の大きなワイヤハーネス22aや直径の小さなワイヤハーネス22bの挿入方向(図中下向きの方向)に略直交する方向にのびるように(図中左側から右側へのびるように)形成されている。第三接触保持片40は、ハーネス収容空間32内に突出するように形成されている。第三接触保持片40は、片持ち形状で弾性を有している。第三接触保持片40は、本形態において、第一接触保持片37や第二接触保持片38よりも薄肉で撓み易い状態に形成されている。第三接触保持片40は、直径の大きなワイヤハーネス22aや直径の小さなワイヤハーネス22bを保持するための第三の接触保持部分として形成されている。尚、第三接触保持片40を側壁28でなく右側の側壁29に連成しても良いものとする。
第三接触保持片40の先端には、第三接触保持片40が撓んだ際に底壁30の内面に対して摺接可能となる底壁摺接部分41が形成されている。
第三接触保持片40は、この先端が図中右側となる側壁29の近くまでのびるように形成されている。第三接触保持片40は、十分な長さを有するように形成されている。第三接触保持片40は、この基端部分が厚肉部分33に連成されている。第三接触保持片40の高さ寸法は、本形態において、直径の小さなワイヤハーネス22bを保持する際に、第三接触保持片40が若干撓むような位置の寸法となっている。
ハーネス収容空間32における第一接触保持片37及び第二接触保持片38と、第三接触保持片40との間は、保持空間32aとなっている。また、ハーネス収容空間32における第三接触保持片40と底壁30との間は、第三接触保持片40の撓み空間32bとなっている。
次に、図2及び図3を参照しながらワイヤハーネス保持クリップ21の作用(ワイヤハーネスの組み付けに係る本体部24の作用)について説明する。
直径の小さなワイヤハーネス22bの組み付けに係る作用としては、図2に示す如く、ハーネス挿入部分39の上方から直径の小さなワイヤハーネス22bを下方へ移動させると、第一接触保持片37及び第二接触保持片38が直径の小さなワイヤハーネス22bの外面によって押され、これにより第一接触保持片37及び第二接触保持片38に撓みが生じるようになる(撓み方向は図中の矢印参照)。この時、第一接触保持片37及び第二接触保持片38は、各先端間が広がるような状態で撓むようになる。
直径の小さなワイヤハーネス22bを更に押し込んで下方への移動を続けると、直径の小さなワイヤハーネス22bは第三接触保持片40に当接する。第三接触保持片40は、直径の小さなワイヤハーネス22bに押されることにより撓みが生じるようになる。
各部分の撓みは、第一接触保持片37及び第二接触保持片38の各先端間が直径の小さなワイヤハーネス22bの直径分だけ広がるまで続き、この後、第一接触保持片37及び第二接触保持片38が元の状態に戻る方向に移動すると、第三接触保持片40もこの復元力により若干上方へ移動する。
以上により、直径の小さなワイヤハーネス22bは、図2(c)に示す如く三つの接触保持部分(37、38、40)の弾性的な接触により保持される。三つの接触保持片(37、38、40)は、直径の小さなワイヤハーネス22bの動きに追従することから、保持状態は良好に維持される。
ここで、三つの接触保持部分(37、38、40)によって良好な状態に保持された直径の小さなワイヤハーネス22bに横ズレが生じた場合を考えてみる。例えば、図2(c)中の左側に横ズレした場合にあっては、側壁28の薄肉部分35と、第一接触保持片37と、第三接触保持片40とにより保持されるようになる。一方、右側に横ズレした場合にあっては、側壁29の薄肉部分36と、第二接触保持片38と、第三接触保持片40とにより保持されるようになる。従って、横ズレした場合であっても三箇所での保持が確保されることから、ガタ付きを防止することができる。
この他、図2(a)に示す如く第三接触保持片40の下に直径の小さなワイヤハーネス22bが落ち込んでしまった場合を考えてみる(通常の組み付けでは起こり得ない)。この場合、第三接触保持片40の存在によってある程度のガタ付きを抑えることができ、特に不具合につながるようなことはない。
一方、直径の大きなワイヤハーネス22aの組み付けに係る作用としては、図3に示す如く、ハーネス挿入部分39の上方から直径の大きなワイヤハーネス22aを下方へ移動させると、第一接触保持片37及び第二接触保持片38が直径の大きなワイヤハーネス22aの外面によって押され、これにより第一接触保持片37及び第二接触保持片38に大きな撓みが生じるようになる(撓み方向は図中の矢印参照)。この時、第一接触保持片37及び第二接触保持片38は、各先端間が大きく広がるような状態で撓むようになる。
直径の大きなワイヤハーネス22aを更に押し込んで下方への移動を続けると、直径の大きなワイヤハーネス22aは第三接触保持片40に当接する。第三接触保持片40は、直径の大きなワイヤハーネス22aによって押されることにより大きな撓みが生じるようになる。第三接触保持片40は、この先端の底壁摺接部分41が底壁30の内面を摺接するような状態にまで大きく撓むようになる。
各部分の撓みは、第一接触保持片37及び第二接触保持片38の各先端間が直径の大きなワイヤハーネス22aの直径分だけ広がるまで続き、この後、第一接触保持片37及び第二接触保持片38が元の状態に戻る方向に移動すると、第三接触保持片40もこの復元力により直径の大きなワイヤハーネス22aを若干上方へ押し上げる。
以上により、直径の大きなワイヤハーネス22aは、図3(c)に示す如く三つの接触保持部分(37、38、40)の弾性的な接触により保持される。三つの接触保持片(37、38、40)は、直径の大きなワイヤハーネス22aの動きに追従することから、保持状態は良好に維持される。
本発明によれば、様々な直径のワイヤハーネス(直径の大きなワイヤハーネス22aや直径の小さなワイヤハーネス22b、或いはこれら直径の中間となるワイヤハーネス)に対してガタ付きを最小限に抑えた状態に保持することができる。
続いて、図4及び図5を参照しながら変形例について説明する。図4は直径の小さなワイヤハーネス22bを保持する場合の図であり、(a)は図1のワイヤハーネス保持クリップ21の図、(b)は変形例の図である。また、図5は直径の大きなワイヤハーネス22aを保持する場合の図であり、(a)は図1のワイヤハーネス保持クリップ21の図、(b)は変形例の図である。
図4(a)及び図5(a)に示す如く、直径の小さなワイヤハーネス22bや直径の大きなワイヤハーネス22aを保持した状態にあっては、三箇所での接触により保持がなされている。これに対して図4(b)及び図5(b)に示す如く、第一接触保持片37及び第二接触保持片38の各先端部分を断面略二股形状に形成して横ズレ防止部分42とすると、横ズレ防止部分42の形成により全体で五箇所の接触に増えることから、より一層横ズレし難い構造にすることができる(当然のことながら保持状態も一層良好になる)。
図4(b)において、横ズレ防止部分42を形成することにより、第三接触保持片40の撓み量を小さくすることが可能になる。これは横ズレが防止されるからである。従って、このような理由から、第三接触保持片40の高さ寸法を若干低く設定することができるようにもなる(図中では図4(a)よりも高さ寸法が低くなっている)。
続いて、図6及び図7を参照しながら比較例について説明する。図6は直径の小さなワイヤハーネス22aを保持する場合の比較例の組み付け説明図であり、(a)は組み付け前の図、(b)は組み付け途中の図、(c)は組み付け後の図である。また、図7は直径の大きなワイヤハーネス22aを保持する場合の比較例の組み付け説明図であり、(a)は組み付け前の図、(b)は組み付け途中の図、(c)は組み付け後の図である。
比較例となる保持クリップ51は、上記のワイヤハーネス保持クリップ21(図1ないし図3参照)に対して第三接触保持片52のみが異なっている。第三接触保持片52は、第三接触保持片40と比べてこの傾斜角度が大きくなっている(第三接触保持片52は、斜め上方向にのびるように傾斜角度が大きく設定されている)。
第三接触保持片52のように傾斜角度を大きくすると、直径の小さなワイヤハーネス22bを保持する場合、図6(c)に示す如く横ズレが生じる可能性がある。一方、直径の大きなワイヤハーネス22aを保持する場合には、図7からも分かるように撓み量が大きくなって、結果、第三接触保持片52の根元に負担を掛けてしまうことになる(応力が集中してしまう)。従って、図1ないし図3に示す如く第三接触保持片40の配置が好ましいと言える(若干斜め上に傾く程度では問題ない)。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
上記構造や図示からも分かるように、ワイヤハーネス保持クリップ21は複雑な構造にならないことから、金型構造も複雑にならないものとなっている(スライド金型が不要な単純な型割構造になっている。従って、金型加工性が良好でコスト面に寄与する構造になっている)。
本発明のワイヤハーネス保持クリップの一実施の形態を示す斜視図である。 直径の小さなワイヤハーネスを保持する場合の組み付け説明図であり、(a)は組み付け前の図、(b)は組み付け途中の図、(c)は組み付け後の図である。 直径の大きなワイヤハーネスを保持する場合の組み付け説明図であり、(a)は組み付け前の図、(b)は組み付け途中の図、(c)は組み付け後の図である。 図1のワイヤハーネス保持クリップとこの変形例とを示す図(直径の小さなワイヤハーネスを保持する場合の図)であり、(a)は図1のワイヤハーネス保持クリップの図、(b)は変形例の図である。 図1のワイヤハーネス保持クリップとこの変形例とを示す図(直径の大きなワイヤハーネスを保持する場合の図)であり、(a)は図1のワイヤハーネス保持クリップの図、(b)は変形例の図である。 比較例の図であるとともに、直径の小さなワイヤハーネスを保持する場合の組み付け説明図であり、(a)は組み付け前の図、(b)は組み付け途中の図、(c)は組み付け後の図である。 比較例の図であるとともに、直径の大きなワイヤハーネスを保持する場合の組み付け説明図であり、(a)は組み付け前の図、(b)は組み付け途中の図、(c)は組み付け後の図である。 従来例の電線保持クリップの図であり、(a)は斜視図、(b)は電線を収容保持した状態の斜視図である。
符号の説明
21 ワイヤハーネス保持クリップ
22a 直径の大きなワイヤハーネス
22b 直径の小さなワイヤハーネス
23 固定部
24 本体部
25 支柱
26 係止羽根
27 パネル押圧部
28、29 側壁
30 底壁
31 底壁延長部
32 ハーネス収容空間
33、34 厚肉部分
35、36 薄肉部分
37 第一接触保持片
38 第二接触保持片
39 ハーネス挿入部分
40 第三接触保持片
41 底壁摺接部分
42 横ズレ防止部分

Claims (3)

  1. 一対の側壁と該一対の側壁を繋ぐ底壁とを有する一方、
    前記一対の側壁間が収容対象範囲内の直径のワイヤハーネスを一本収容するためのハーネス収容空間となり、
    前記一対の側壁の一方に連成され且つ傾斜して前記ハーネス収容空間を区画する弾性の第一接触保持片が前記ワイヤハーネスを保持するための第一の接触保持部分となり、
    前記一対の側壁の他方に連成され且つ傾斜して前記ハーネス収容空間を区画する弾性の第二接触保持片が前記ワイヤハーネスを保持するための第二の接触保持部分となり、
    前記第一接触保持片の先端及び前記第二接触保持片の先端間が前記ワイヤハーネスを前記ハーネス収容空間内に挿入するためのハーネス挿入部分となり、
    前記一方の側壁に連成され且つ前記ワイヤハーネスの挿入方向に略直交する方向にのびて前記ハーネス収容空間内に突出する弾性の第三接触保持片が前記ワイヤハーネスを保持するための第三の接触保持部分となる構造を有する
    ことを特徴とするワイヤハーネス保持クリップ。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネス保持クリップにおいて、
    前記第三接触保持片の先端が前記底壁に対し摺接可能な底壁摺接部分となる
    ことを特徴とするワイヤハーネス保持クリップ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス保持クリップにおいて、
    前記第一接触保持片の先端及び前記第二接触保持片の先端が断面略二股形状に形成されて横ズレ防止部分となる
    ことを特徴とするワイヤハーネス保持クリップ。
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