JP2010004275A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 出力物と課金額および生産性の納得性を高めることが可能な環境を提供する。
【解決手段】 入力画像の代わりに、出力画像を構成する画像中のカラー画素数をカウントし、そのカウント値とユーザにより自由に設定可能な閾値とを比較しその比較結果に基づいて最終的なカラーモードを決定する機能を設けることにより、いかなる拡大縮小率または拡大縮小に関するモードが設定されていた場合でも、ユーザが設定した閾値を用いて最終的に生成される出力物中に含まれるカラー画素数もしくは割合を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置に関するものである。
カラー複合機が市場に浸透し稼働率が上がりつつある。しかしながら、一方ではランニングコストの面から白黒主体のユーザは依然として相当の割合を占めており、カラー機の導入後も白黒主体で運用するケースは依然として多い。
上記の例として、下記特許文献1をあげることが出来る。
特開2002-091743号公報
カラー複合機のほとんどには、原稿がカラー原稿か白黒原稿かを自動判別し、その判別結果に応じてコピー時のカラーモードを決定するカラーモード自動判定機能(ACS)が備わっている。この機能により、ごく一部の例外的状況における誤動作を除いて原稿のカラー・白黒の種別により正しいカラーモードが選択される。
上述した例外的状況とは、例えば原稿中のカラー画素数が極端に少ない場合や、カラーではあるが彩度が低くカラーと判定できない場合、または文字や画像のエッジ部分を光学的に読み取る際の擬似色がカラーと判定されてしまうようなケースに相当する。
通常、カラーモード自動判定機能では上述した例外的状況に遭遇した場合を考慮してカラー画像と判断されるためにはある閾値以上のカラー画素カウント数がないとカラー画像と判断されないようになっている。そしてその閾値は設定によりある程度調整することが可能になっている。
このような仕組みにより、通常の利用形態においては原稿のカラー・白黒識別に関して誤判定によりユーザの利便性が損なわれるケースはきわめて少ない。
一方で、例えば文書やメールの印刷対象データを構成する画像の一部分の文字領域のみが明らかにカラーで残りの大部分が白黒である場合ではカラーモード自動判定ではカラーと判定されるような原稿であっても、判定結果通りにカラー出力せずに白黒出力したほうがユーザにとって都合がよい場合が存在する。
その理由は白黒印刷時とカラー印刷時で課金額および出力時間が異なることにある。この点について図を用いて詳細に説明する。
図1は、ある複合機におけるコピー1枚あたりの課金額およびコピー開始からコピー完了までの所要時間をコピー時のカラーモードがカラーの場合と白黒の場合それぞれについての具体例を示したものである。
図示するように、カラー時の方が課金額が高く設定され、かつ出力に要する時間が長いことが分かる。これは、同図において述べた機器に限定された状態ではなく、カラー複合機一般に広く当てはまる。
このような機器において、例えば図2に示す画像のように画像のほぼ全面がカラー画像であるような画像をコピーした場合には、ユーザにとって納得性は高い。
一方で図3に示すように画像のごく一部分に明らかにカラーの画像部分が含まれるためにカラーモード自動判定でカラーと判定されてしまう画像の場合には、白黒よりも高額な課金が適用されかつ生産性が低下してしまうため、結果的にユーザにとってはカラーモード自動判定機能の結果に対する納得性が低いものとなる。
逆に、図3に示すような画像の場合にはカラーモードの判定結果に反して白黒処理したとしても出力物の目的が実用的には問題がないレベルで達成されれば、得られた出力物とその生成に要した課金額と生産性への納得性は逆に高まる場合が多い。
さらに、カラーモード自動判定機能は原稿読み取り時にカラー判定を行うことに起因する問題点も存在する。例えば図4に示すように、入力画像を縮小し面付けして印刷する縮小レイアウト機能を例に説明すると、入力時にカラー判定を行うため縮小された結果、最終的に生成される画像のうちのカラー画像部分は必然的に小さくなる。にもかかわらず、読み取り時にカラー判定を行ってしまっているため、出力画像中に占めるカラー部分画素のカウント値がカラーモード自動判定機能のカラー画素カウント閾値以下になるような場合であってもカラー画像として出力されてしまうこととなり、カラー課金が適用されてしまう。
図4に示すような場合はカラーモード自動判定機能の判定閾値を操作しても、縮小印刷時と通常印刷時双方で納得のいく閾値を設定することはできない。つまり縮小時かもしくは通常時のいずれかにおいて最適結果が得られるよう閾値合わせるしかなく、他方の機能使用時には満足の行かない結果が得られてしまう。
図4の説明において示したような状況を回避するために自動判定をあきらめてマニュアルでカラーモードを選択することが考えられる。しかしながらマニュアルによるカラーモード選択は、複数枚原稿をコピーする際に原稿ページにカラーページと白黒ページが混在する場合には原稿ページごとにカラーモードをユーザが設定しなければならないことを意味し、ユーザに多大な負担を強いることになる。
本発明はこのような状況を鑑みなされたものであり、入力画像の代わりに、出力画像を構成する画像中のカラー画素数をカウントし、そのカウント値とユーザにより自由に設定可能な閾値とを比較しその比較結果に基づいて最終的なカラーモードを決定する機能を設けることにより、いかなる拡大縮小率または拡大縮小に関するモードが設定されていた場合でも、ユーザが設定した閾値を用いて最終的に生成される出力物中に含まれるカラー画素数もしくは割合を制御することにより、出力物と課金額および生産性の納得性を高めることが可能な環境を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明における画像処理装置は、請求項1〜請求項20に記載の手段または機能を有することを特徴とする。
本発明により従来技術が持つ問題点を解決し、入力画像の代わりに、出力画像を構成する画像中のカラー画素数をカウントし、そのカウント値とユーザにより自由に設定可能な閾値とを比較しその比較結果に基づいて最終的なカラーモードを決定する機能を設けることにより、いかなる拡大縮小率または拡大縮小に関するモードが設定されていた場合でも、ユーザが設定した閾値を用いて最終的に生成される出力物中に含まれるカラー画素数もしくは割合を制御することにより、出力物と課金額および生産性の納得性を高めることが可能な環境を提供することが可能となった。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
以下、本発明の一実施形態を示す。
図5は本発明による画像処理装置の外観の一例を示すためのものである。該画像処理装置におけるカラー、白黒コピー時の課金額は、図1と同じであるものとする。
図6は、本発明による画像処理装置の内部構成を説明するためのブロック図である。画像処理装置内の全てのモジュールはシステムバス601によって互いに接続されている。これらの構成は実施例の説明に用いた一例であり、請求項に記載の項目を満たす限りはいかなる構成を取った場合でも本発明は適用される。システムバス601は本機器を構成するサブモジュール間のデータや制御信号を送受信するための複数の信号の集合であり、例えばメインコントローラ613と一時記憶装置603間を接続するアドレスバス、データバスや、スキャンエンジンコントローラ610からメインコントローラ613に画像データを送信するための画像信号バスなどが該当する。
操作部602は機器が通常備える単数あるいは複数のキーと表示装置あるいはタッチパネルからなる部分であり、ユーザの機器に対する操作の入出力を行う部分である。
一次記憶装置603、二次記憶装置604はそれぞれ各種プログラムやシステムが印刷処理に使用したりシステムが使用するデータを一時的あるいは長期的に蓄積するために用いる半導体記憶装置、磁気記録装置等の装置である。
ネットワークアダプタ605はネットワークによって接続された外部の機器と情報の送受信を行う装置であり、プロトコル解析部606はネットワークアダプタ605が受信したデータをサポートするプロトコルに応じて処理し、機器内で処理可能な形式に変換するためのものである。ただし、ネットワークアダプタ605及びプロトコル解析部606の働きは本発明の本質ではないので詳細は説明は省略する。
プリントエンジンコントローラ608はプリントエンジン609の制御を行うモジュールである。印刷対象データはプリントエンジンコントローラ608経由でプリントエンジン609に送られることによって物理的な印刷処理が行われる。これらの詳細な構成に関する説明も上記と同様の理由によって省略する。
スキャンエンジン611とスキャンエンジンコントローラ610は紙原稿を光学的にスキャンし電子情報に変換するための装置である。これらの詳細な構成に関する説明も上記と同様の理由によって省略する。
課金管理部612は、ユーザの機器に対する利用状況や印刷処理等に要した消耗品等の量に応じ、正しく課金を行うための管理を担当するモジュールである。
メインコントローラ613は以上説明した各モジュールの働き全体の制御を司り、本発明の機能を実現するためのステップを実行するためのものである。PDLデータの解釈や各種画像処理等もここで行われる。
図示するように、本発明による画像処理装置はモジュールの集合からなる3つの機能モジュール群に分けることが出来る。すなわち、プリンタモジュール614、スキャナモジュール615、そしてコントローラモジュール616である。
図7は、図6における操作部602を構成するハードキーが備えるボタン配置の一例を示したものである。操作部602自体は、同図のハードキーと表示装置を入力装置を兼ねたタッチパネルから構成される。
図示するように、画像処理装置に対し実行を指示するスタートボタン702と中止するストップボタン703、また印刷部数などを設定する数字キーなどが配置されている。
ユーザモードキー701は、機器のコンフィギュレーションや共通の設定等を行うユーザモード設定の実行を指示するためのものである。
図8は、画像処理装置が電源投入後に利用可能状態になった時に表示される画面の一例を示すためのものである。本実施例においては、コピーファンクションがデフォルトのファンクションとして選択されており、そのためにコピーの設定画面がデフォルトとなっている。
該コピー画面に置いて、本実施例による機器では頻繁に利用される設定キーのみ基本画面上に配置し、その他の機能に関する設定キーは応用モードとして応用モードキー801を押下することによって応用モードの中から選択可能となっている。
図9は、図7におけるユーザモードボタン701を押下した際に操作部602上に表示されるユーザモード設定のメイン画面の一例を示す為のものである。

図示するように、各種設定を実行するためのボタンが並んでいる。閉じるボタン902を押下すると、ユーザモード設定画面に移行する前の画面に戻る。
カラーコピー節約モード設定ボタン901は、本発明が目的とするところの入力画像の代わりに出力画像を構成する画像中のカラー画素数をカウントしそのカウント値とユーザにより自由に設定可能な閾値とを比較しその比較結果に基づいて最終的なカラーモードを決定する機能に対する設定を指示するためのものである。以後、前述の機能のことをカラーコピー節約モードと称する。
図10は図9におけるユーザモード設定画面において、カラーコピー節約モード設定ボタン901を押下した後に表示される画面を示すためのものである。
図示するように、カラーコピー節約モード機能を利用する場合の設定ボタン1001と、設定しないボタン1002が存在する。同図に示した例においては、カラーコピー節約モードの設定ボタン1001が反転されており、カラーコピー節約モードが選択されていることを示している。
キャンセルボタン1004は、カラーコピー節約モードの設定を中止し、図9に示したユーザモード基本画面に戻るためのものである。キャンセルボタンを押下した場合には、ユーザがそれ以前に行った設定は破棄される。
次へボタン1005は、カラーコピー節約モードのさらなる詳細設定を行うための画面にすすむためのボタンである。
図11は、図10に示した画面における次へボタン1005を押下した直後に表示される、カラーコピー節約モードの詳細設定画面を示すためのものである。
同図上位にあるのは、現在設定されているカラーコピー節約モードにおけるカラー・白黒を判別するときに用いるカラー画素数の閾値を示す目盛りとインジケータ1101である。目盛りの左端へ行くに従い、少ないカラー画素カウント値でもカラーでのコピーを許可するような動作となり、逆に目盛りの右端へ行くに従い、カラーでのコピーを行うためにより多くのカラー画素カウントが必要となる。
すなわち、カラーコピーを抑制したければ、インジケータ1101を右側に来るように設定し、逆にカラーコピーの抑制を緩めたければインジケータ1101を左側に来るように設定すればよい。
上述した抑制の度合いは、プラスボタン1103およびマイナスボタン1102によって行う。プラスボタン1103を押下する毎にインジケータ1101が右に移動し、マイナスボタン1102を押下する毎に逆にインジケータ1101が左側に移動する。
なお、本実施例に置いては、カラー画素の量を目盛り上の位置によって示す方法を採用した。これは、カラー画素の量をユーザに簡単かつ直感的に設定させるために採用した方法であり、同図に示したような方法以外にもカラー画素の閾値を設定する方法はさまざま考えられる。例えば、画素のカウント数値をダイレクトに指定させてもよいし、出力用紙上を占めるカラー画素部分の面積値または面積比率などを指定させてもよい。
同図において示した指定方法は実施例による効果を説明するために採用した一例であり、請求項に記載の項目が満たされる限り、上述の指定方法としていかなる方法を用いたとしても本発明は有効であるということは言うまでもない。
試しスキャンボタン1104は、ユーザが現在行っている設定値に基づいて、原稿を実際に読み込んでみてその条件下でコピーを実行した場合にカラーコピーとなるか、または白黒コピーとなるかの結果を表示し、前記設定のもとでユーザが望んでいるカラーコピー節約モード機能が望みどおりの結果となるかどうかをチェックするためのものである。
OKボタン1107は、カラーコピー節約モードの設定を保存し、設定処理を終了して図9において示したユーザモード設定のメイン画面に戻るためのものである。
キャンセルボタン1106は、カラーコピー節約モードの設定を中止し、図9に示したユーザモード基本画面に戻るためのものである。キャンセルボタンを押下した場合には、ユーザがそれ以前に行った設定は破棄される。
戻るボタン1105は、図10に示した画面に戻るためのボタンである。
図12は、図11の画面における試しスキャンボタン1104を押下して、試しスキャンを実行した結果画面を示すためのものである。
同図においては、ユーザが行った設定値に基づいて、ユーザが設置した原稿を読み込ませた場合には、カラーとして判断されたということを示している。この結果が、ユーザにとって望ましいものでない場合には図11のカラーコピー節約モードの詳細画面でカラー画素カウント閾値の値をよりプラス方向になるようにしてやればよい。
また上述の例とは逆に、カラーとして判断されてほしい原稿が白黒と判別されてしまった場合には、図11の画面において、インジケータ1101が左になるように設定すればよい。
このような調整を何度か行い、ユーザの満足のいく閾値を設定することができるようになっている。
OKボタン1201は、結果表示画面を閉じて、図11のカラーコピー節約モード詳細設定画面に戻るためのものである。
図13は、図3において示したものと同一の原稿を用いて、本発明適用の画像処理装置においてカラーコピー節約モード機能を有効にした状態でコピー処理を実行した場合の結果の一例を示すためのものである。
図3において説明した従来の画像処理装置を用いた場合、このような画像のごく一部分に明らかにカラーの画像部分が含まれるためにカラーモード自動判定でカラーと判定されてしまう画像の場合についても白黒よりも高額な課金が適用されかつ生産性が低下してしまい、結果的にユーザにとってはカラーモード自動判定機能の結果に対する納得性が低いものとなるという問題点が存在していた。
図13に示すとおり、本発明による画像処理装置を用いてこのような画像をコピーしたときには、カラーコピー節約モード機能が働き、結果として出力されるコピー画像は白黒になる。これにより、従来の画像処理装置における問題点が解決されていることがわかる。
図14は、図4において示したものと同一の原稿を用いて、本発明適用の画像処理装置においてカラーコピー節約モード機能を有効にした状態でコピー処理を実行した場合の結果の一例を示すためのものである。
図4において説明した従来の画像処理装置を用いた場合、用いた原稿は最終的にカラーコピーで動作してしまい、ユーザにとってはカラーモード自動判定機能の結果に対する納得性が低いものとなっていた。
図14に示すとおり、本発明による画像処理装置を用いてこのような画像をコピーしたときには、カラーコピー節約モード機能が働き、結果として出力されるコピー画像は白黒になる。これにより、従来の画像処理装置における問題点が解決されていることがわかる。
図15は、図8で示したコピーメイン画面上で、応用モードボタン801を押下した直後に操作部602上に表示される、応用モード設定画面の一例を示すためのものである。
図示するように、各種応用モードの設定画面に対応したボタンが画面上部に配置されている。ページ印字設定ボタン1501は、応用モードの一つであるページ印字機能に関する設定を行う画面に遷移するためのものである。
OKボタン1504は、応用モード画面およびそこから辿れる各種応用モード設定ボタンにより設定された応用モードの設定値を保存し、図8で示したコピーメイン画面に戻るためのボタンである。
次へボタン1503は、図15に表示しきれない他の応用モードの設定用ボタンが配置された画面に進むためのものである。
なお、同図においては応用モードの設定画面に入ったときに最初に表示される画面であるために図示されていないが、次へボタン1503により、次の応用モード設定画面に遷移した際には画面下部に戻るボタンが表示され、該ボタンの押下により、直前の応用モード画面に戻れるようになっている。
図16は、図15におけるページ印字設定ボタン1501を押下したときに表示される、ページ印字機能の設定画面の一例を示すためのものである。
図示するように、まずはページ印字機能そのものを有効にするか、または無効にするかを設定するONボタン1601およびOFFボタン1602が配置され、その下部にはページ印字を行う場合に、出力画像のどの部分にページ印字画像を付加するかを指示する印字位置ボタンが存在する。本実施例においては、左上1603,上1604,右上1605,左下1606,下1607,右下1608の6箇所のうちから選択可能となっている。
図16の例においては、ONボタン1601と下ボタン1607が反転状態となっており、すなわちページ印字機能を有効とし、位置指定として下が選択されていることを示している。
次へボタン1610は、ページ印字機能のより詳細な設定を行うための画面に進むためのボタンである。
キャンセルボタン1609は、ページ印字設定画面で行った設定を破棄して、図15に示した応用モード設定画面に戻るためのものである。
図17は、図16における次へボタン1610が押下された場合に表示されるページ印字詳細設定画面の一例を示すためのものである。
図示するように、上部には印刷するページ印字文字列のサイズを指示する大ボタン1701,中ボタン1702,小ボタン1703が存在する。
また、その下部には、ページ印字文字列の印字色を指定するボタンが配置され、本実施例においては、黒ボタン1704,赤ボタン1705,青ボタン1706,マゼンタボタン1707,シアンボタン1708,緑ボタン1709が存在する。
同図における例では印字文字列サイズとして大ボタン1701、印字色として赤ボタン1705が反転しており、これらが選択されていることを示している。
OKボタン1712は、ページ印字に関する設定を保存して、図15におけるユーザモード基本画面に戻るためのものである。
戻るボタン1711は、図16に示した直前のページ印字機能設定画面に戻るためのものである。
キャンセルボタン1710は、ページ印字設定画面によって設定された情報をすべて破棄した上で図15において示した応用モード設定画面に戻るためのものである。
図18は図16、および図17において示したような設定内容に基づきページ印字機能が設定されている状態で本発明による機器において、ある原稿をコピーした場合の効果を説明するためのものである。
図示するように、コピー対象となる原稿は白黒原稿であるが、図16および図17においてページ印字を設定しかつ印字色として赤が選択されている。
前述したように、最終的に生成される出力物中のカラー画素部分が、カラーコピー節約モードのスレッショルド以下であった場合には、強制的にカラーモードを白黒として出力されるというのが本発明の主旨であったが、この場合におけるページ印字はもともとのコピー対象原稿には存在しない画像情報をユーザの意思で付加するものである。従って、この場合のページ印字文字列を構成する画素に関しては、たとえそれがカラーであったとしても前述したカラーコピー節約モードのスレッショルドと比較すべきカラー画素カウントには含めないよう制御するようになっている。
上述した理由により、図18の例では、最終的な出力物はカラー画素部分がスレッショルド値よりも少なくてもカラーで出力されていることがわかる。この場合には、ユーザが明示的に選択した設定による結果なので、仮にカラー画素部分が少ないにもかかわらずカラー課金が適用されても、納得度は低くはならない。
図19は、二次記憶装置604内に格納され、必要に応じて一時記憶装置603にロードされメインコントローラ613において実行されるプログラムまたは各種データ構成の一例を説明するためのものである。
オペレーティングシステム1901は本発明の機器の各デバイスを管理し動作を制御する最も基本となるソフトウェアであり、その他全てのソフトウェアに対して共通のプラットフォームを提供するためのものである。
デバイスドライバ1902は、各種デバイスを動作させるための制御用プログラムの集合である。
スキャンファンクション1903は、本発明による複合機が提供する機能のうち、スキャン機能を実現するためのプログラムである。
PDLファンクション1904は、本発明による複合機が提供する機能のうちのPDL機能を実現するためのプログラムである。
コピーファンクション1905は、本発明による複合機が提供する機能のうちのコピー機能を実現するためのプログラムである。
Sendファンクション1906は、本発明による複合機が提供する機能のうちのSend機能を実現するためのプログラムである。Send機能とは、機器でスキャンした画像に対して各種画像処理を施した上に、機器外部のクライアントに対して画像を送信する機能のことであり、前記機器外部のクライアントには、パーソナルコンピュータやFAX等も含まれている。また、前記各種画像処理にはOCR処理を含むなどきわめて多機能なものである。
設定情報記憶エリア1907は上述した各種機能のジョブを実行する際の設定情報を格納する領域である。操作部602上でユーザが行ったコピージョブに対する各種設定も最終的にここに格納される。
その他1908は、上述したいずれにも該当しないプログラム、データ、空き領域等のことである。
上述したプログラム構成は本発明の効果を説明するための一例であり、上述以外の構成の場合においても請求項に記載の項目を満たす限り本発明は有効であることはいうまでもない。
図20は、図19における設定情報記憶エリア1907の内部構成を説明するためのものである。図示するように各種設定情報は、設定項目とそれに対応する設定値という形で記憶される。
ここに示した例では、カラーコピー節約モード機能のOFF/ON設定と、同機能が用いるスレッショルド情報、およびページ印字機能のOFF/ON設定に関する設定値がそれぞれ具体的に示されている。これらの機能、および設定値の意味に関しては既に図19以前の図に関する説明を行った際に済んでいるので、ここでの詳細な説明は省略する。
ここに設定されている設定項目の設定値を参照し、メインコントローラ613が図6に記載の各種モジュールに対し指示をすることによりジョブの実行が行われる。
なお、図20においては、3つの設定項目に関してのみ設定項目および設定値の例を示したが、実際の機器においては上述した3つ以外の設定項目およびそれに対応する値も記録されているが、本発明にとって本質的ではないため説明の簡略化のためにそれらを省いてある。これらここでは省略した設定項目および設定値としていかなるものを採用したとしても、請求項に記載の項目を満たす限り本発明は有効であることはいうまでもない。
図28は、図6において示したメインコントローラ613において実行される本発明による機器の動作のメインフローを説明するためのものである。
まず、最初に機器は処理要求待ち状態で待機する(ステップS3001)。この状態はユーザによるジョブ実行や設定変更など何らかの処理要求が行われるまで継続する。
ステップS3001において処理要求を受けたら、ステップS3002に進み、前記要求された処理内容がカラー節約コピー機能に関する設定処理であるかどうかを判別する。
ステップS3002の判別の結果、要求された処理がカラー節約コピー機能に関する設定処理であった場合には、ステップS3003に進みカラー節約コピー機能に関する設定処理を実行する。ここにおけるカラー節約コピー機能に関する設定処理とは、図10および図11において示した画面による設定処理に該当する。
ステップS3003によるカラー節約コピー機能に関する設定処理が終了したら再びステップS3001に戻り、次の処理要求待ち状態に戻る。
ステップS3002の判別の結果、要求された処理がカラー節約コピー機能に関する設定処理でない場合には、ステップS3004に進み、要求された処理内容がスタートボタン押下によるコピー処理開始要求であるかどうかを判別する。
ステップS3004の判別の結果、要求された処理がスタートボタン押下によるコピー処理開始要求であった場合にはステップS3005に進みコピー処理を実行し、終了したら再びステップS3001の処理要求待ち状態に戻る。
ステップS3004の判別の結果、要求された処理がスタートボタン押下によるコピー処理開始要求でなかった場合には、ステップS3006に進み、要求された処理内容がカラーコピー節約モードのお試しスキャン実行要求であるかどうかを判別する。ここにおけるお試しスキャン実行処理とは、図11および図12の説明で詳細は述べたため、ここでの説明は省略する。
お試しスキャン処理が完了したら、再びステップS3001の処理要求待ち状態に戻る。
ステップS3006の判別の結果、要求された処理がお試しスキャン実行処理要求でもなかった場合には、ステップS3008に進み、上述した以外の処理を実行し、該処理が完了したら再びステップS3001の処理要求待ち状態に戻る。
ステップS3008の具体的な処理内容としては、さまざまなものが存在するものの、本発明の効果を説明する上では本質的ではないため詳細は省略する。しかしながら、ステップS3008においていかなり処理がなされようとも、請求項に記載の項目を満たす限り本発明は有効であることはいうまでもない。
図21は、図28におけるステップS3003のカラーコピー節約モードの設定処理の詳細フローを示すためのものである。
まず設定処理開始後、ステップS3101の処理要求待ち状態に入る。この状態はユーザからの操作部入力待ち状態に該当する。
ステップS3101において何らかの処理要求が発生したら、ステップS3102に進み、要求された処理がカラー節約コピーの設定要求かどうかを判別する。これは、図10における設定ボタン1001押下に相当する。
ステップS3102の判別の結果、要求された処理が図10における設定ボタン1001押下であった場合、同ボタンが押下されたことを保持し(ステップS3103)、再びステップS3101の処理要求待ち状態に戻る。
ステップS3102の判別の結果、要求された処理が図10における設定ボタン1001押下でなかった場合にはステップS3104に進み、要求された処理がカラー節約コピーの設定取り消し要求かどうかを判別する。これは、図10における設定しないボタン1002押下に相当する。
ステップS3104の判別の結果、要求された処理が図10における設定しないボタン1002押下であった場合には、同ボタンが押下されたことを保持し(ステップS3105)、再びステップS3101の処理要求待ち状態に戻る。
ステップS3104の判別の結果、要求された処理が図10における設定しないボタン1002押下でなかった場合には、ステップS3106に進み、要求された処理がカラー節約コピーのスレッショルド値変更要求かどうかを判別する。これは、図11におけるプラスボタン1103もしくはマイナスボタン1102押下によるスレッショルド値の変更操作に相当する。
ステップS3106の判別の結果、要求された処理が図11におけるプラスボタン1103もしくはマイナスボタン1102押下によるスレッショルド値の変更要求であった場合にはステップS3107に進み、スレッショルド値を変更し、変更後のスレッショルド値を保持し、再びステップS3101の処理要求待ち状態に戻る。
ステップS3106の判別の結果、要求された処理が図11におけるプラスボタン1103もしくはマイナスボタン1102押下によるスレッショルド値の変更要求でなかった場合には、ステップS3108に進み、要求された処理が設定キャンセル要求かどうかを判別する。これは、図10におけるキャンセルボタン1004もしくは図11におけるキャンセルボタン1106のいずれかの押下に相当する。
ステップS3108の判別の結果、要求された処理が設定キャンセル要求だった場合には、その場で処理を終了する。この場合には、ステップS3103、ステップS3105、ステップS3107において保持されている情報は破棄され、図20において示した設定情報格納テーブルに保存されることはない。
ステップS3108の判別の結果、要求された処理が設定キャンセル要求でなかった場合には、ステップS3109に進み、要求された処理が図11におけるOKボタン押下であるかどうかを判別する。
ステップS3109の判別の結果、要求された処理が図11におけるOKボタン押下だった場合には、ステップS3111に進み、上述したステップS3103、ステップS3105、ステップS3107において保持されている情報を図20において示した設定情報格納テーブルに保存する。ここで保存された情報はジョブ実行時に反映される。設定情報格納テーブルへの格納が完了したら、再びステップS3101の処理要求待ち状態に戻る。
ステップS3109の判別の結果、要求された処理が図11におけるOKボタン押下でなかった場合には、ステップS3110に進み、上述した以外の処理を実行し、完了したら再びステップS3101の処理要求待ち状態に戻る。
ステップS3110の具体的な処理内容としては、さまざまなものが存在するものの、本発明の効果を説明する上では本質的ではないため詳細は省略する。しかしながら、ステップS3110においていかなり処理がなされようとも、請求項に記載の項目を満たす限り本発明は有効であることはいうまでもない。
図21は、図28におけるステップS3005のコピー処理の概略フローを示すためのものである。
コピー処理が開始されるとまず、コピー対象となる原稿のスキャン処理を開始する(ステップS3201)。同ステップにおいて、すべての原稿を読み込みイメージデータに変換し、二次記憶装置604内に格納する。スキャン処理の詳細については後述する。
次に、ステップS3201において読み込んだイメージデータについて出力したかどうかの判別を行う(ステップS3202)。
ステップS3202の判別の結果、まだ出力されていないイメージデータが残っている場合にはステップS3203に進み、残っているイメージデータに関して画像処理を実行する。画像処理の詳細については後述する。
ステップS323の画像処理が完了したら、処理済みのイメージデータをプリントエンジン609から出力し(ステップS3204)、出力されたら課金処理を行い(ステップS3205)、ステップS3202の判別ステップに戻る。プリント処理及び課金処理の詳細については後述する。
ステップS3202の判別の結果、出力されていないイメージデータが存在しなくなったら、コピー処理を終了する。
図23は、図22におけるステップS3201のスキャン処理の詳細を説明するためのフロー図である。
まず、最初にスキャン原稿を1面読み込み一時記憶装置内に格納する(ステップS3301)。
次に読み込んだイメージデータに対してACSを実行し、読み込みイメージデータのカラーモノクロ判別及び色空間変換を実行する(ステップS3302)。ACSの詳細な処理ステップ自体は本発明の本質とは直接関係しないため、個々では説明を省略する。
次に、ステップS3302により処理された後のイメージデータを二次記憶装置内のイメージ蓄積領域(イメージメモリ)に格納する(ステップS3303)。この段階で1つのスキャン面に関するスキャン処理は完了である。
次にステップS3304に進み、まだスキャンされていない原稿が存在するかどうかを判別し、もしまだ原稿が残っている場合にはステップS3301に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS3304の判別の結果、もう残りの原稿が存在しないと判別されたならば、スキャン処理は終了する。
図24は、図22におけるステップS3203の画像処理ステップの詳細を説明するためのものである。
まず最初に、面付け処理を実行する(ステップS3401)。面付け処理とは、スキャン処理にて読み込んだイメージデータを最終的にプリントされる出力イメージに対応付ける処理であり、例えば、縮小レイアウト機能が選択されている場合の各スキャンイメージデータを出力イメージ上に配置する処理や、製本機能が選択されているときの製本レイアウトによる出力イメージ配置処理などが対応する。1つの出力イメージに対し複数のスキャンイメージが貼り付けられる場合も存在する。ステップS3401においては、1つの出力イメージが構成されるまで必要な面数のスキャンイメージの貼り付け処理を実行する。面付け対象となるスキャンイメージは二次記憶装置から読み出し、生成された出力イメージは一時記憶装置内に保持する。
面付け処理が完了したら、次に面付け完了後の出力イメージに含まれるカラー画素数をカウントする(ステップS3402)。
次にステップS3403に進み、ステップS3402にて出力イメージ中のカラー画素カウントした結果カラー画素が存在するかどうかの判別を行う。同ステップの判別の結果、カラー画素が存在しないと判別された場合にはステップS3408に進み、この出力イメージをプリントする際のカラーモードを白黒にセットする。
ステップS3403の判別の結果、カラー画素が存在すると判別された場合にはステップS3404に進み、本発明が目的とするところのカラーコピー節約モードが設定されているかどうかの判別処理を行う。
ステップS3404の判別の結果、カラーコピー節約モードが設定されていた場合には、ステップS3405においてに進み予めユーザによって設定されたカラー画素数のスレッショルドと前記カラー画素カウント数との比較演算を行い、次に前記比較演算の結果、カラー画素のカウント数が前記スレッショルドよりも多いかどうかの判別を行う(ステップS3406)。
ステップS3406の判別の結果、実際にカウントされたカラー画素がスレッショルドよりも少ない場合には、出力イメージはカラーであるにもかかわらず本発明の効果により、カラーモードをモノクロにセットする(ステップS3408)。
一方で、ステップS3406の判別の結果、実際にカウントされたカラー画素がスレッショルドよりも多い場合には、カラーモードをカラーにセットする(ステップS3407)。
ステップS3404の判別の結果、カラーコピー節約モードが設定されていない場合には、上述したステップS3405およびステップS3406は不要であり、すなわち出力画像中にカラー画素が存在する場合にはカラーモードはカラーとして処理する必要があるためステップS3407に進みカラーモードをカラーにセットする。
ステップS3407およびステップS3408の処理により、カラーモードがカラーもしくはモノクロにセットされた後に、ユーザのジョブ設定により付加画像を付加するよう指示されているかどうかの判別を行う(ステップS3409)。ここでいう付加画像とは、図15、図16、図17にて説明したページ印字など、もとの原稿には存在しないがユーザの意図により付加される画像のことを指す。付加画像に関する詳細な説明は既に説明しているため、ここでの詳細な説明は省略する。
ステップS3409の判別の結果、付加画像を指示されている場合には、該付加画像をステップS3401にて得られた出力イメージデータに合成し再び一時記憶装置内に保持し(ステップS3410)、次に該付加画像がカラーであるか、もしくはモノクロであるかの判別を行う(ステップS3411)。
ステップS3411の判別の結果、付加画像がカラーであると判別された場合には、直前のステップまでに設定されたカラーモードの値が何であったとしても、カラーモードをカラーに設定し(ステップS3412)、画像処理を終了する。これは、図18において説明した効果を生じさせるためである。
ステップS3411の判別の結果、付加画像がモノクロであると判別されたbああいには、直前のステップまでに設定されたカラーモードをとくに変更する必要はないので、そのまま画像処理を終了する。
同様に、ステップS3409の判別の結果、付加画像そのものが存在しない場合も画像処理を終了する。
上述のステップを実行することにより、出力イメージ中の、原稿画像に含まれていたカラー画素と、ユーザが新たに選択し付加したことにより生ずるカラー画素を別に扱い、カラーコピー節約モードの判断においては、前者によるカラー画素カウントのみを用いて動作することを実現している。
図25は、図22におけるステップS3204のプリント処理に関する詳細を説明するためのフロー図である。
まず、最初にプリント対象となるイメージデータを一時記憶装置603から読み出し(ステップS3501)、そのイメージデータのカラーモードを判別する(ステップS3502)。ステップS3502の判別結果で用いるカラーモードは、図24において決定した出力イメージデータのカラーモードである。
ステップS3502の判別の結果、該出力イメージのカラーモードがカラーであった場合には、カラーによる印刷処理を実行し(ステップS3503)、該イメージデータの印刷処理は終了する。
ステップS3502の判別の結果、該出力イメージのカラーモードが白黒であった場合には、白黒モードによる印刷処理を実行し(ステップS3504)、該イメージデータの印刷処理は終了する。
図26は、図22におけるステップS3205の課金処理に関する詳細を説明するためのフロー図である。
まず、印刷時に用いられたカラーモードの値を判別する(ステップS3601)。
ステップS3601の判別の結果、該出力イメージのカラーモードがカラーであった場合には、カラーによる課金処理を実行し(ステップS3602)、該イメージデータの課金処理は終了する。
ステップS3601の判別の結果、該出力イメージのカラーモードが白黒であった場合には、白黒モードによる課金処理を実行し(ステップS3603)、該イメージデータの印刷処理は終了する。
白黒およびカラーの課金処理については図1の説明に置いて説明したので、ここでの詳細な説明は省略する。
図27は、図11において示したお試しスキャン機能実行時の処理ステップの詳細を説明するためのものである。お試しスキャンは、前述したコピー処理のうちのスキャン処理および画像処理部分はほぼ共通である。
まず、最初にスキャン原稿を1面読み込み一時記憶装置内に格納する(ステップS3701)。
次に読み込んだイメージデータに対してACSを実行し、読み込みイメージデータのカラーモノクロ判別及び色空間変換を実行する(ステップS3702)。ACSの詳細な処理ステップ自体は本発明の本質とは直接関係しないため、個々では説明を省略する。
次に、ステップS3702により処理された後のイメージデータを二次記憶装置内のイメージ蓄積領域(イメージメモリ)に格納する(ステップS3703)。
次にステップS3704に進み上述の処理によりスキャンしたイメージ中に含まれるカラー画素数をカウントし、イメージ中のカラー画素カウントした結果カラー画素が存在するかどうかの判別を行う。
ステップS3704の判別の結果、カラー画素が存在しないと判別された場合にはステップS3710に進み、このイメージのカラーモード判定結果を白黒にセットする。
ステップS3705の判別の結果、カラー画素が存在すると判別された場合にはステップS3706に進み、本発明が目的とするところのカラーコピー節約モードが設定されているかどうかの判別処理を行う。
ステップS3706の判別の結果、カラーコピー節約モードが設定されていた場合には、ステップS3707に進み予めユーザによって設定されたカラー画素数のスレッショルドと前記カラー画素カウント数との比較演算を行い、次に前記比較演算の結果、カラー画素のカウント数が前記スレッショルドよりも多いかどうかの判別を行う(ステップS3708)。
ステップS3708の判別の結果、実際にカウントされたカラー画素がスレッショルドよりも少ない場合には、イメージはカラーであるにもかかわらず本発明の効果により、カラーモード判定結果をモノクロにセットする(ステップS3710)。
一方で、ステップS3708の判別の結果、実際にカウントされたカラー画素がスレッショルドよりも多い場合には、カラーモード判定結果をカラーにセットする(ステップS3709)。
ステップS3706の判別の結果、カラーコピー節約モードが設定されていない場合には、上述したステップS3707およびステップS3708は不要であり、すなわちイメージ中にカラー画素が存在する場合にはカラーモードを単純にカラーとして判断してよく、ステップS3709に進みカラーモード判定結果をカラーにセットする。
最後にステップS3709およびステップS3710の処理により得られたカラーモード判定結果を操作部上の画面に表示し(ステップS3711)、ユーザがOKボタン1201を押下した時点でお試しスキャン機能は終了する。ステップS3711の表示は図12の画面に相当する。お試しスキャン機能に関する詳細説明は図12の説明時になされているため、ここでの詳細な説明は省略する。
コピー1枚あたりの課金額および所要時間の例を示す図。 ほぼ全面がカラー画像である例を示す図。 画像のごく一部分にカラーの画像が含まれる例を示す図。 入力画像を縮小し面付けして印刷する縮小レイアウト機能の例を示す図。 本発明による画像処理装置の外観の一例を示す図。 本発明による画像処理装置の内部構成を説明するためのブロック図。 操作部を構成するハードキーが備えるボタン配置の一例を示した図。 画像処理装置が利用可能状態になった時に表示される画面の一例を示す図。 ユーザモード設定のメイン画面の一例を示す図。 カラーコピー節約モード設定ボタンを押下した後に表示される画面を示す図。 カラーコピー節約モードの詳細設定画面を示す図。 試しスキャンを実行した結果の表示画面を示す図。 カラーコピー節約モード機能を有効にした状態でコピー処理を実行した場合の一例を示す図。 カラーコピー節約モード機能を有効にした状態でコピー処理を実行した場合の他の一例を示す図。 応用モード設定画面の一例を示す図。 ページ印字機能の設定画面の一例を示す図。 ページ印字詳細設定画面の一例を示す図。 ある原稿をコピーした場合の効果を説明するための図。 メインコントローラ613において実行されるプログラムまたは各種データ構成の一例を説明するための図。 図19における設定情報記憶エリア1907の内部構成を説明するための図。 カラーコピー節約モードの設定処理の詳細を説明するためのフロー図。 ステップS3005のコピー処理の概略を説明するためのフロー図。 ステップS3201のスキャン処理の詳細を説明するためのフロー図。 ステップS3203の画像処理ステップの詳細を説明するためのフロー図。 ステップS3204のプリント処理に関する詳細を説明するためのフロー図。 ステップS3205の課金処理に関する詳細を説明するためのフロー図。 試しスキャン機能実行時の処理ステップの詳細を説明するためのフロー図。 メインコントローラ613において実行される本発明による機器の動作のメインフローを説明するためのフロー図。

Claims (20)

  1. 画像を光学的に読み取り電子的なイメージ情報に変換する読み取り手段と、イメージ情報を紙メディアに印刷するプリント手段と、ユーザからの指示を受け付ける操作部、機器のステータスを表示する表示装置と、プログラムデータやイメージデータの蓄積に用いる記憶装置、大容量のデータ蓄積に用いる大容量記憶装置、ネットワークを介して外部の機器と接続するための接続手段とを備え前記読み取り手段により読み取ったイメージデータが白黒画像かカラー画像かを判別するための入力画像色判定手段と、前記読み取り手段により読み取ったイメージデータから前記プリント手段によって出力対象となる出力用イメージデータを作成するイメージ変換手段と、カラー出力用イメージデータを白黒出力用イメージデータに変換する出力イメージ白黒変換手段と、前記イメージ変換手段によって作成された出力用イメージデータを構成する各画素のうちのカラー画素数をカウントする出力画像カラー画素カウント手段と、前記操作部からユーザに閾値を入力させる閾値入力手段と、前記閾値入力手段によって入力された閾値と前記出力画像カラー画素カウント手段によってカウントされたカラー画素数を比較する比較手段とをさらに備え、前記比較手段による比較結果において、ユーザによって入力された閾値よりもカウントされたカラー画素数の方が上回ると判定された場合には出力イメージデータをそのまま前記プリント手段により出力する一方で、ユーザによって入力された閾値よりもカウントされたカラー画素数の方が下回ると判定された場合には前記出力イメージ白黒変換手段によって出力イメージデータをさらに白黒イメージデータに変換した上で前記プリント手段により出力するよう制御可能であることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記比較手段による比較結果において、前記閾値よりも前記カウントされたカラー画素数のほうが下回ると判別されたときには、前記表示装置上に判別結果に関する情報を表示し、出力用イメージデータをカラー画像として前記プリント手段によって出力するか、もしくは前記出力ージ白黒変換手段によって出力イメージデータをさらに白黒イメージデータに変換した上で前記プリント手段により出力するかを前記操作部からユーザにより選択させるよう制御可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記操作部からユーザにより入力させる閾値は、出力イメージデータを構成する全画素中のカラー画素の割合であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記操作部からユーザにより入力させる閾値は、出力イメージデータに含まれる画素数もしくは乗ずることにより画素数となる整数値であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記操作部からユーザにより入力させる閾値は出力イメージデータを構成する全画素中のカラー画素の割合に相当する目盛りを表示させ、その目盛りの位置を選択することにより閾値の入力を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記操作部からユーザにより入力させる閾値は出力イメージデータに含まれる画素数もしくは乗ずることにより画素数となる整数地に相当する目盛りを表示させ、その目盛りの位置を選択することにより閾値の入力を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  7. 出力画像がカラーであった場合でも前記比較手段の結果により前記前記出力イメージ白黒変換手段によって出力イメージデータをさらに白黒イメージデータに変換した上で前記プリント手段により出力するよう制御するのは、カラーモードが自動の時であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 出力画像がカラーであった場合でも前記比較手段の結果により前記表示装置上に判別結果に関する情報を表示し、出力用イメージデータをカラー画像として前記プリント手段によって出力するかまたは前記前記出力ージ白黒変換手段によって出力イメージデータをさらに白黒イメージデータに変換した上で前記プリント手段により出力するかを前記前記操作部からユーザにより選択させるよう制御するのはカラーモードが自動の時であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記読み取り手段により読み取ったイメージデータを構成する画像のうち、その画像が文字画像であるか、またはイメージ画像であるかを画素単位で判別する像域分離手段、前記出力画像カラー画素カウント手段は前記像域分離手段の判定結果に基づき、文字画像を構成する画素とイメージ画像を構成する画素とを別々にカウントする能力をさらに有し、また前記閾値入力手段は文字画像用閾値とイメージ画像用閾値を別々に入力することができ、かつ前記比較手段は前記出力画像カラー画素カウント手段によって文字画像とイメージ画像のそれぞれのカウント数と対応する閾値を比較する能力を有し、前記出力イメージ白黒変換手段によって出力イメージデータをさらに白黒イメージデータに変換した上で前記プリント手段により出力するかどうかの判断を前記文字画像画素数または前記イメージ画像画素数あるいはその双方の比較結果に基づいて行うよう制御可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. カラーの出力イメージデータを前記出力イメージ白黒変換手段によって出力イメージデータをさらに白黒イメージデータに変換した上で前記プリント手段により出力するかどうかの判断を、前記比較手段が行う文字画像画素数とイメージ画像画素数の比較結果のうちのどれを用いて行うかどうかを前記入力手段によりユーザによって入力させる手段をさらに有することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 出力イメージデータを構成する過程で、ユーザが前記操作部を経由して明示的に選択した機能により原稿画像には存在しない画像データが付加される場合には、前記原稿画像には存在しない付加された画像データについては、前記出力画像カラー画素カウント手段によるカラー画素カウントに含めないよう制御可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  12. ユーザが前記操作部を経由して明示的に選択した機能により原稿画像には存在しない画像データが付加される場合には前記画像データに対応する像域情報を保持し、該像域情報に基づき付加された画像情報を構成する画素を前記出力画像カラー画素カウント手段によるカラー画素カウントに含めない制御を行うことを特徴とする請求項請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記ユーザが前記操作部を経由して明示的に選択した機能により原稿画像には存在しない画像データが付加される場合とは、ページ印字機能によるものであることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記ユーザが前記操作部を経由して明示的に選択した機能により原稿画像には存在しない画像データが付加される場合とは、スタンプ印字機能によるものであることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の画像処理装置。
  15. 前記ユーザが前記操作部を経由して明示的に選択した機能により原稿画像には存在しない画像データが付加される場合とは、部番印刷機能によるものであることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の画像処理装置。
  16. 前記ユーザが前記操作部を経由して明示的に選択した機能により原稿画像には存在しない画像データが付加される場合とは、フォーム合成機能によるものであることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の画像処理装置。
  17. 出力イメージデータを構成する過程で、ユーザが前記操作部を経由して明示的に選択した機能により原稿画像に存在する画像データの属性が変更される場合には、前記原稿画像に存在し画像データの属性が変更された画像データ部分については、前記出力画像カラー画素カウント手段によるカラー画素カウントに含めないよう制御可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  18. ユーザが前記操作部を経由して明示的に選択した機能により原稿画像に存在する画像データの属性が変更される場合には前記画像データに対応する像域情報を保持し、該像域情報に基づき属性変更された画像情報を構成する画素を前記出力画像カラー画素カウント手段によるカラー画素カウントに含めない制御を行うことを特徴とする請求項請求項17に記載の画像処理装置。
  19. コピー対象原稿をプレスキャンし、前記比較手段による閾値と出力画像中のカラー画素カウントの比較結果を前記操作部上に表示するのみで、プリント処理は実行しない機能をさらに有することを特徴とする請求項1〜請求項18のいずれかに記載の画像処理装置。
  20. 処理対象となる入力画像が、スキャナによる読み取りではなく、接続手段を介して該機器に送信されたPDLデータであることを特徴とする請求項1〜請求項19のいずれかに記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101203883B1 (ko) * 2011-12-16 2012-11-23 이정표 소프트스타터 장치 및 그의 제조방법

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