JP2010003287A - Ncプログラム入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】NCプログラムを効率良く入力し、入力ミスの発生を防止することができるNCプログラム入力装置を提供する。
【解決手段】Gコード入力欄RN1には、1回の操作でGコードを入力するためのボタンがGコードグループ毎に纏めて配列されている。オペレータは、マウスを用いてマウスポインタ(図略)を移動させ、このマウスポインタを所望のボタンに位置決めし、クリックすることで、所望のボタンの押下操作を行い、Gコードを入力する。
【選択図】図6

Description

本発明は、NC(Numerical Control)プログラムを入力するためのNCプログラム入力装置に関するものである。
近年、製造業においては、NC工作機械を用いた加工が広く普及している。NC工作機械は、NCプログラムを取得し、このNCプログラムに従って工具を移動させて加工対象物を加工する。そのため、NCプログラムは、NC工作機械を運転するために必要不可欠なものである。NCプログラムの入力手法としては、NC工作機械に設けられた操作パネルを用いて入力する手法や、NC工作機械とは異なるパソコン等の外部の装置を用いて入力する手法が知られている。なお、外部の装置で入力されたNCプログラムは、RS232C等の通信手段を介してNC工作機械に転送される。
一般的に、2次元で定義可能な輪郭形状を加工するようなNCプログラムは、NC工作機械の操作パネルを用いたマニュアル入力により作成され、金型等の3次元形状を加工するようなNCプログラムは、CAD/CAMや自動プログラミング装置等の専用のソフトウェアがインストールされた外部の装置で作成される。
図14は、NC工作機械に設けられた操作パネルの一例を示した図である。図14に示すように操作パネルは、オペレータによるNCプログラムの入力を受け付ける操作部と、オペレータにより入力されたNCプログラムを表示する表示部とを備えている。
操作部は、アルファベットボタン、数値ボタン、及び記号ボタン等の種々のボタンを備える。そして、オペレータは、表示部を見ながらこれらのボタンを1つずつ押していくことで、NCプログラムを入力する。
また、特許文献1には、複数のチャンネル毎に入力されたプログラムコード内に設定されたプログラムコードを抽出し、抽出した各チャンネルのプログラムコードを各チャンネルに対応させて同時に表示するNCプログラム入力装置が開示されている。
特開2006−48385号公報
しかしながら、NCプログラムは、主に「G01」や「M03」というような、コードから構成されており、このようなコードを図14に示すような数値ボタン及びアルファベットボタンを1つずつ押して入力することは、非常に効率が悪く、入力ミスが発生しやすいという問題がある。
そして、誤って入力されたNCプログラムが実行されると、NC工作機械は想定外の動作を行い、工具の破損や加工対象物の破損を招来し、大きな損害が発生してしまう。
また、特許文献1の技術は、プログラムコードの表示に関する技術であり、プログラムコードを入力するための操作装置に関する技術ではない。
本発明の目的は、NCプログラムを効率良く入力し、入力ミスの発生を防止することができるNCプログラム入力装置を提供することである。
(1)本発明の一局面によるNCプログラム入力装置は、NCプログラムを入力するためのNCプログラム入力装置であって、オペレータによるNCプログラムの入力を受け付ける入力部を備え、前記入力部は、NCプログラムの所定のコードを一回の操作で入力するボタンを備えることを特徴とする。
この構成によれば、所定のコードを一回の操作で入力するボタンを備えているため、このボタンを1回押すだけで、1つのコードを入力することができる。そのため、NCプログラムを効率良く入力することができ、入力ミスの発生を防止することができる。
(2)前記入力部は、表示部と、前記ボタンが配列されたコード入力欄を含む操作画像を生成し、前記表示部に表示する表示制御部と、オペレータによる前記ボタンの押下操作を受け付ける操作部とを備えることが好ましい。
この構成によれば、オペレータは、表示部に表示される操作画像に含まれるボタンを押下操作することで、所望するコードを入力することができる。
(3)前記NCプログラムは、1又は複数のブロックから構成され、前記表示制御部は、前記操作部により受け付けられたNCプログラムを表示するプログラム表示画像を生成して前記表示部に表示し、前記入力部は、前記操作部を用いたオペレータからの操作に従って、前記プログラム表示画像に表示されたNCプログラムを構成するブロックのうち、オペレータにより選択されたある1つのブロックを特定するブロック選択部を備え、前記表示制御部は、前記ブロック選択部により選択されたブロックに含まれるコードのボタンを初期状態とは異なる状態で表示することが好ましい。
この構成によれば、オペレータによりプログラム表示画像に表示されたあるブロックに例えばカーソルが移動されることで当該ブロックが選択されると、選択されたブロックに含まれるコードのボタンが初期状態とは異なる状態で表示される。そのため、オペレータは、コード入力欄を見ることで、選択したブロックにおいて、どのコードを入力したかを速やかに確認することができる。
(4)前記コードは、機能に応じて予め複数のコードグループに分割され、前記表示制御部は、前記ブロック選択部により選択されたブロックにおいて、同一のコードグループのコードが複数入力されている場合、最も後方に記載されたコードを有効コードと判定し、他のコードを無効コードと判定し、前記有効コードを初期状態とは異なる第1の状態で表示し、前記無効コードを前記初期状態と異なる第2の状態で表示することが好ましい。
この構成によれば、オペレータは有効コードと無効コードとを速やかに認識することができる。
(5)前記コード入力欄は、各コードに付随して入力される付随データを入力するための複数のボタンを含み、前記表示制御部は、前記有効コードに関連する付随データを入力するためのボタンを初期状態とは異なる状態で表示することが好ましい。
この構成によれば、有効コードに関連して入力することができる付随データを入力するためのボタンが初期状態とは異なる状態で表示されるため、オペレータは、次に入力するべき付随データを速やかに認識することができ、入力ミスを防止することができる。
(6)前記付随データは、付随データの種類を指定するためのデータと、付随データの内容を指定するためのデータとを含み、前記コード入力欄は、前記付随データの種類を入力するための複数のボタンと、前記付随データの内容を入力するための複数のボタンとを含み、前記表示制御部は、前記有効コードに対して、同じ種類の付随データが複数回入力されている場合、前記付随データの種類を入力するためのボタンを初期状態とは異なる状態で表示することが好ましい。
この構成によれば、有効コードに対して同じ種類の付随データが複数回入力された場合、この付随データの種類を入力するためのボタンが初期状態と異なる状態で表示されるため、オペレータは、同じ種類の付随データを重複して入力したことを速やかに認識することができる。
(7)前記コード入力欄は、Gコードを入力するためのボタンが配列されたGコード入力欄を含み、前記コードグループは、Gコードの機能に応じて予め分割されたGコードグループであり、前記Gコード入力欄は、Gコードを一回の操作で入力する複数のボタンが前記Gコードグループ毎に纏められ、前記表示制御部は、モーダル指令のGコードが属するGコードグループにおいては、オペレータにより予め設定されたデフォルトのGコードのボタンを、前記Gコード入力欄の所定の位置に配置することが好ましい。
この構成によれば、予めオペレータにより設定されたデフォルトのモーダル指令のGコードのボタンがGコード入力欄の所定の位置に配置される。そのため、オペレータは、デフォルトのGコードとして予め設定したモーダル指令のGコードを速やかに認識することができる。
(8)前記表示制御部は、前記ブロック選択部により選択されたブロックにおいて、入力されたあるGコードに対して同一ブロック内で入力することが禁止されているGコードが入力されている場合、前記禁止されているGコードのボタンを初期状態とは異なる状態で表示することが好ましい。
この構成によれば、あるブロックにおいて、あるGコードが入力されると共に、当該Gコードと同一ブロック内で入力することが禁止されているコードが入力されている場合、入力の禁止されているGコードのボタンが初期状態とは異なる状態で表示される。そのため、オペレータは、入力が禁止されているGコードを入力したことを速やかに認識することができる。
(9)前記コード入力欄は、Mコードを入力するためのボタンが配列されたMコード入力欄を含み、前記Mコード入力欄は、対の関係にある2つのMコードのボタンが1行で配置されていることが好ましい。
この構成によれば、対の関係にある2つのMコードのボタンが一行で配置されているため、オペレータは、対の関係にある2つのMコードを速やかに認識することができる。
(10)前記表示制御部は、前記有効コードがMコードである場合、当該Mコードと対の関係にあるMコードのボタンを初期状態とは異なる状態で表示することが好ましい。
この構成によれば、有効コードがMコードである場合、当該Mコードと対の関係にあるMコードが初期状態とは異なる状態で表示されるため、オペレータは、入力したMコードとそのMコードと対の関係にあるMコードとを速やかに認識することができる。
本発明によれば、所定のコードを一回の操作で入力するボタンを備えているため、このボタンを1回押すだけで、1つのコードを入力することができる。そのため、NCプログラムを効率良く入力することができ、入力ミスの発生を防止することができる。
本発明の一実施の形態によるNCプログラム入力装置が適用されるNC工作システムの外観構成図を示している。 制御装置のハードウエア構成を示すブロック図である。 図2に示す制御装置の機能ブロック図を示している。 Gコードの一覧表を示している。 Mコードの一覧表を示している。 図3に示す表示部に表示されるプログラム表示画像及び操作画像の一例を示した図である。 図3に示す表示部に表示されるプログラム表示画像及び操作画像の一例を示した図である。 同じ種類の付随データが重複して入力された場合の操作画像を示した図である。 所定のGコードグループにおいて、デフォルトのGコードを設定するための設定ダイアログを示した図である。 入力することが禁止されているGコードのボタンが表示された操作画像を示した図である。 チョイスボタンを示した図である。 本実施の形態によるNCプログラム入力装置の動作を示すフローチャートである。 表示切替ボタンが設けられた操作画像を示した図である。 NC工作機械に設けられた操作パネルの一例を示した図である。
以下、本発明の一実施の形態によるNCプログラム入力装置について説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるNCプログラム入力装置が適用されるNC工作システムの外観構成図を示している。
図1に示すNC工作システムは、加工対象物を加工するNC工作機械200と、NC工作機械200を制御する制御装置100とを備えている。NC工作機械200は、加工対象物が載置されるテーブル部210と、加工対象物を加工する工具が取り付けられる工具取付部220と、NCプログラムに従って、工具取付部220に取り付けられた工具をX,Y,Z方向に移動させる移動部230と、工具取付部220に取り付けられる複数の工具を収容する工具マガジン240とを備えている。そして、本実施の形態によるNCプログラム入力装置は、制御装置100に内蔵されている。なお、図1では高さ方向がZ方向とされ、幅方向がX方向とされ、奥行き方向がY方向とされている。
なお、上記説明では、移動部230が工具を移動させて加工対象物を加工する態様を示したが、これに限定されず、工具を固定させて加工対象物を移動させて加工する態様を採用してもよい。この場合、テーブル部210をX,Y,Z方向に移動させてもよいし、テーブル部210をX,Y方向に移動させ、移動部230が工具をZ方向に移動させてもよい。
図2は、制御装置100のハードウエア構成を示すブロック図である。制御装置100は、通常のコンピュータと同様の構成を有し、入力装置1、ROM(リードオンリメモリ)2、CPU(中央演算処理装置)3、RAM(ランダムアクセスメモリ)4、外部記憶装置5、表示装置6、及び記録媒体駆動装置7、及び入出力インターフェイス(I/F)8を備える。入力装置1、ROM2、CPU3、RAM4、外部記憶装置5、表示装置6、記録媒体駆動装置7、及びIF8は内部のバスに接続され、このバスを介して種々のデータ等が入出力され、CPU3の制御の下、種々の処理が実行される。
入力装置1は、キーボード、マウス等から構成され、ユーザが種々のデータを入力するために使用される。ROM2には、BIOS(Basic Input/Output System)等のシステムプログラムが記憶される。外部記憶装置5は、ハードディスクドライブ等から構成され、所定のOS(Operation System)、NC工作機械200を制御するためのNCプログラム及び、制御装置100をNCプログラム入力装置として機能させるための入力インターフェイスプログラム等を記憶する。
CPU3は、外部記憶装置5から入力インターフェイスプログラム等を読み出し、各ブロックの動作を制御する。RAM4は、CPU3の作業領域等として用いられる。
表示装置6は、液晶表示装置等から構成され、CPU3の制御の下に種々の画像を表示する。記録媒体駆動装置7は、CD−ROMドライブ、フレキシブルディスクドライブ等から構成される。
なお、上記の入力インターフェイスプログラムを、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体Mに格納し、この記録媒体Mを記録媒体駆動装置7に読み込ませることで、入力インターフェイスプログラムを制御装置100にインストールするようにしてもよい。また、入力インターフェイスプログラムをインターネット上のサーバに格納し、このサーバからダウンロードすることで、入力インターフェイスプログラムを制御装置100にインストールしてもよい。
IF8は、NC工作機械200を所定のケーブルを介して接続するための入出力インターフェイスであり、NC工作機械200に種々の信号を出力し、NC工作機械200をNCプログラムに従って動作させる。
図3は、図2に示す制御装置100の機能ブロック図を示している。なお、図3においては、NCプログラム入力装置を実現するための機能のみを図示し、他のブロックは図示を省略している。これらの機能は、CPU3が入力インターフェイスプログラムを実行することで実現される。
制御装置100は、操作部10、ブロック選択部20、表示部30、表示制御部40、及び記憶部50を備えている。操作部10、ブロック選択部20、表示部30、及び表示制御部40は、オペレータによるNCプログラムの入力を受け付ける入力部を構成する。そして、入力部は、NCプログラムの所定のコードを一回の操作で入力するためのボタンを備えている。
表示制御部40は、図2に示すCPU3等により構成され、NCプログラムの所定のコードを一回の操作で入力するためのボタンが配列されたコード入力欄を含む操作画像を、記憶部50に記憶されている描画プログラムに従って生成し、表示部30に表示する。また、表示制御部40は、操作部10により受け付けられたNCプログラムを表示するプログラム表示画像を、記憶部50に記憶されている描画プログラムに従って生成して表示部30に表示する。
操作部10は、図2に示す入力装置1により構成され、オペレータによるボタンの押下操作等を受け付ける。表示部30は、図2に示す表示装置6により構成され、表示制御部40により生成された操作画像及びプログラム表示画像等を表示する。
NCプログラムは、コードとしてGコード及びMコードを含んでいる。図4はGコードの一覧表を示している。図5は、Mコードの一覧表を示している。Gコードは、機能に応じて予め定められた複数のグループに分割されている。まず、Gコードは、モーダルコードとワンショットコードとの2種類のコードに大きく分けることができる。
モーダルコードは、あるブロックで入力された場合、それ以外のブロックでも有効となるコードである。一方、ワンショットコードは、あるブロックで入力された場合、そのブロックでのみ有効となるコードである。
ここで、ブロックとは、NCプログラムを構成する1つ文を示す。NCプログラムは、1つ文の最後にブロックの終了を示す「;(エンドオブブロック)」の記号が付されるため、「;」の記号で区切られた1つの文が1つのブロックとなる。
図4に示すように、Gコードは、12グループ、00グループ、02グループ、03グループ、01グループ、09グループ、07グループ、08グループ、10グループに分けられる。00グループに属する各Gコードはワンショットコードであり、それ以外のグループに属する各Gコードはモーダルコードである。
図4の意味の欄には、各Gコードの機能が簡単に説明されている。図4の関連アドレスの欄にはGコードに付随して入力される付随データが示されている。図4から分かるように、12,02,03,10グループの各Gコード及び、07グループのG40,08グループのG49には、付随データがない。他のGコードには付随データがある。
付随データとしては、NC工作機械200が備える工具の位置を指定するためのアドレスデータや、工具の移動速度を指定するための速度指定データ等が含まれる。アドレスデータは、X、Y、Zの座標成分を含み、各座標成分は、座標成分の種類を示すデータ及び座標成分の数値を示す数値データが含まれる。この座標成分の種類を示すデータが付随データの種類を示すデータとなり、座標成分の数値を示すデータが付随データの内容を示すデータとなる。
例えば、「G92X0Y0Z100」と記載された場合、X0、Y0、Z100がアドレスデータであり、X0がXの座標成分であり、Y0がYの座標成分であり、Z100がZの座標成分であり、X、Y、Zが座標成分の種類を示すデータであり、0、0、100が座標成分の数値を示すデータとなる。
また、G01では、付随データとして、XYZのアドレスデータ以外に工具の移動速度を指定するためのFが含まれている。例えば、「G01(アドレスデータ)F100」と記載された場合、F100は工具の移動速度を指定するためのデータとなり、Fは付随データの種類を示すデータとなり、100は付随データの内容を示すデータとなる。
また、G02、G03は、工具を円弧の軌跡で移動させるためのコードであり、X,Y,Zのアドレスデータ及びFの移動速度を示すデータ以外に、R,I,J,Kの付随データを含んでいる。Rは円弧の半径を指定するためのデータであり、Rを指定すると、I,J,Kは不要となる。I,J,Kは円弧の中心を指定するためのデータである。
図5に示すように、Mコードは、対の関係にある2つのMコードを含む。M03及びM05は対の関係にあり、M03はNC工作機械200が備える主軸を正回転させ、M05はM03により正回転された主軸を停止させる。
M08及びM09も対の関係にあり、M08はNC工作機械200が備える切削油をONし、M09はM08によりONされた切削油をOFFにする。
M98及びM99も対の関係にあり、M98はNCプログラムのメインプログラムからサブプログラムを呼び出し、M99はM98により呼び出されたサブプログラムをメインプログラムに戻す。また、M06は、NC工作機械200の工具を交換するためのMコードであり、対となるMコードを有していない。その他、M00及びM01が対の関係にあり、M02及びM30が対の関係にある。
図6は、図3に示す表示部30に表示されるプログラム表示画像D1及び操作画像D2の一例を示した図である。操作画像D2は、Gコード入力欄RN1、Mコード入力欄RN2、アドレス入力欄RN3、データ入力欄RN4、記号入力欄RN5、及びその他入力欄RN6を備えている。
オペレータは、マウスを用いてマウスポインタ(図略)を移動させ、このマウスポインタを所望のボタンに位置決めし、クリックすることで、所望のボタンの押下操作を行う。押下操作が行われると、CPU3に操作信号が入力され、CPU3は操作信号に基づいてクリックされた画面上の位置を特定し、この位置からどのボタンが押されたかを判定する。
Gコード入力欄RN1には、1回の操作でGコードを入力するためのボタンがGコードグループ毎に纏めて配列されている。Gコード入力欄RN1において、1行目には12グループに属するGコードが配列され、2行目には00グループに属するGコードが配列され、3行目には02グループに属するGコードが配列され、4行目には03グループに属するGコードが配列され、5行目には01グループに属するGコードが配列され、6行目には09グループに属するGコードが配列され、7行目には07グループに属するGコードが配列され、8行目には08グループに属するGコードが配列されている。
なお、Gコード入力欄RN1の1行目においては、プルダウンボタンPDBが設けられ、プルダウンボタンがオペレータによりクリックされると、12グループに属するG54〜G59がプルダウンメニューで一覧表示され、プルダウンメニューの中からいずれか1つのGコードがオペレータによりクリックされると、そのGコードが1列目のボタンとして設定される。
このようにGコードをプルダウンメニューにより表示させることで、頻繁に使用するGコードのボタンのみを表示させることができ、ボタンの数を減少させ、操作性を向上させることができる。
また、Gコード入力欄RN1において、6行目にもプルダウンボタンPDBが配置され、6行2列目のGコードのボタンも、1行目のGコードのボタンと同様、プルダウンメニューにより所望のボタンを設定することが可能となっている。
また、Gコード入力欄RN1において、G90,G91は、5行目の01グループと6行目の09グループと関連があるため、G90,G91のボタンは、5行目及び6行目の近傍である4行目に配置されている。
また、10グループであるG98,G99は、6行目の09グループと関連があるため、G98、G99のボタンは4行目に配置されている。
また、Gコード入力欄RN1においては、プログラム先頭付近で初期設定すべきコード、動作の指令方法を選択するコード、動作指令コード、補正指令コード等のように類似指令のボタンが近傍に配置され、かつ、概ね指令する順番に各ボタンが上から配置されている。
Mコード入力欄RN2においては、対の関係にある2つのMコードのボタンが1行で配置されている。具体的には、Mコード入力欄RN2において、1行目にはM03及びM05のボタンが配置され、2行目にはM08及びM09のボタンが配置され、4行目にはM98及びM99のボタンが配置され、5行目にはM00及びM01のボタンが配置され、6行目にはM02及びM30のボタンが配置されている。また、M06は対となるMコードがないため、Mコード入力欄RN2の3行目には、M06のボタンのみが配置されている。
アドレス入力欄RN3は、A〜Zのアルファベットのボタンを入力するための複数(例えば20個)のボタンが含まれており、主にGコード及びMコードの付随データを入力する際に使用される。ここで、アドレス入力欄RN3の1行目の右端にはプルダウンボタンPDBが設けられ、表示されている20個のアルファベットのボタン以外のアルファベットの中から所望するアルファベットを、プルダウンボタンPDBをクリックすることで表示されるプルダウンメニューからオペレータに選択させることで、2行目の右端のボタンを所望のアルファベットを入力するためのボタンに設定することができる。
データ入力欄RN4には、主に付随データを入力する際に用いられるボタンである、0〜9の数値、マイナスの符号を入力するための複数のボタンが配置されている。記号入力欄RN5には、主に付随データを入力する際に用いられるボタンである、「/」,「,」、「(」,「)」等の記号を入力するための複数のボタンが配置されている。
その他入力欄RN6には、エンドオブブロックの記号「;」を入力するための、「EOB+改行」ボタン、直前に修正したNCプログラムを元に戻すための「元に戻す(undo)」ボタン等が配置されている。
図3に戻り、ブロック選択部20は、操作部10を用いたオペレータからの操作に従って、プログラム表示画像D1に表示されたNCプログラムを構成するブロックのうち、オペレータにより選択されたある1つのブロックを特定する。ここで、ブロック選択部20は、図6に示すプログラム表示画像D1において、カーソル(図略)が位置するブロックをオペレータが選択したブロックとして特定する。なお、オペレータは、操作部10を構成するマウスやキーボードの矢印ボタンを操作することでカーソル(図略)を移動させる。
そして、表示制御部40は、ブロック選択部20により選択されたブロックに含まれるコードのボタンを初期状態とは異なる状態で表示する。
具体的には、表示制御部40は、ブロック選択部20により選択されたブロックにおいて、同一のGコードグループのコードが複数入力されている場合、最も後方に記載されたコードを有効コードと判定し、他のコードを無効コードと判定し、有効コードを初期状態とは異なる第1の状態で表示し、無効コードを初期状態及び第1の状態と異なる第2の状態で表示する。
図6のプログラム表示画像D1にはオペレータにより入力された1文である「G90G00X25.Y30.G01」が表示されている。ここで、G00及びG01は01グループに属しているため、後方(右側)に記載されたGコードであるG01が有効コードとなり、G01より前に入力されたGコードであるG00が無効コードとなる。すなわち、「G90G00X25.Y30.G01」は、「G90G01X25.Y30.」と等しい。
したがって、表示制御部40は、図6に示すように、有効コードであるG01のボタンのG01の文字を初期状態とは異なる色で表示する。ここで、初期状態においては、操作画像D2に配置された各ボタンに記載された文字は例えば黒色で表示されている。そのため、表示制御部40は、G01の文字を黒色から例えば赤色に変更に変更してG01のボタンを第1の状態とする。
これにより、オペレータは選択したブロックにおいてどのコードが有効コードであるかを速やかに認識することができる。なお、各ボタンの初期状態の文字の色は黒色に限定されず、他の色に設定してもよい。また、有効コードのボタンの文字の色も赤色に限定されず、初期状態の文字の色とは異なる色であれば、どのような色を採用してもよい。
また、図6に示すプログラム表示画像D1において、G90も有効コードであるため、表示制御部40は、G90のボタンの文字の色を初期状態とは異なる色に表示する。また、表示制御部40は、1つのブロックにおいて、右側に位置するコードほど後方に記載されたコードと判定し、左側に位置するコードほど前方に記載されたコードとして判定すればよい。また、1ブロックが複数行に渡る場合は、表示制御部40は、下方の行に位置するコードほど後方に記載されたコードと判定すればよい。
また、表示制御部40は、G00は無効コードであるため、G00のボタンの背景の色を初期状態の色とは異なる色に変更して、G00のボタンを第2の状態で表示する。初期状態において、操作画像D2に配置された各ボタンの文字の背景は例えば水色で表示されている。そのため、表示制御部40は、G00のボタンの背景の色を水色から例えば黄色に変更する。これにより、オペレータは選択したブロックにおいてどのコードが無効コードであるかを速やかに認識することができる。
なお、各ボタンの初期状態の背景の色は水色に限定されず、他の色を採用してもよい。また、無効コードのボタンの背景の色も黄色に限定されず、初期状態の背景の色とは異なる色であれば、どのような色を採用してもよい。更に、無効コードについて、ボタンの背景の色を変更したが、これに限定されず、ボタンの文字の色を変更してもよい。この場合、有効コードのボタンの文字の色と異なる色を採用すればよい。
図7は、表示部30に表示されるプログラム表示画像D1及び操作画像D2の一例を示した図である。図7のプログラム表示画像D1にはオペレータにより入力されたNCプログラムである「M03M05M03M08M09」が表示されている。ここで、M03及びM05は対の関係を有している。そのため、M03及びM05のうち最も後方に記載されたM03が有効コードとなり、M05はM03の前に入力されているため、無効コードとなる。
そのため、表示制御部40は、有効コードであるM03のボタンの文字を初期状態の色である黒から例えば赤色に変更する。また、表示制御部40は、無効コードであるM05のボタンの背景の色を初期状態の色である水色から例えば黄色に変更する。
また、M08及びM09は、対の関係にあるため、後方に記載されたM09が有効コードとなり、前方に記載されたM08が無効コードとなる。そのため、有効コードであるM09のボタンの文字が例えば赤色で表示され、無効コードであるM08のボタンの背景が例えば黄色で表示される。
また、表示制御部40は、有効コードがMコードである場合、当該Mコードと対の関係にあるMコードのボタンを初期状態とは異なる状態で表示する。
図7の場合、表示制御部40は、M03が有効コードであるため、有効コードと対の関係にあるM05のボタンの文字の色を初期状態である黒から例えば青に変更する。これにより、有効コードと対になるMコードを速やかに認識することができる。
また、表示制御部40は、有効コードに関連する付随データボタンを初期状態とは異なる状態で表示する。図6の場合、有効コードであるG01に関連する付随データは、アドレスデータを構成する座標軸データであるX,Y,Zと工具の速度を指定するための速度指定データであるFである。そのため、表示制御部40は、アドレス入力欄RN3に配置された「X」、「Y」、「Z」、「F」のボタンの文字をデフォルトである黒から赤に変更する。これにより、オペレータは、G01の次に入力すべきデータを容易に認識することができ、NCプログラムの入力ミスを防ぐことができる。
ここで、各コードと各コードに対する付随データとの関係を示すテーブル(図4、図5に示すようなテーブル)を記憶部50に予め記憶させておき、表示制御部40は、このテーブルを参照することで、関連する付随データを決定すればよい。
また、表示制御部40は、有効コードに対して、同じ種類の付随データが複数回入力されている場合、付随データの種類を入力するためのボタンを初期状態とは異なる状態で表示する。
図8は、同じ種類の付随データが重複して入力された場合の操作画像D2を示した図である。図8に示すプログラム表示画像D1においては、2行目の「G00G17G90X−50.Y−25.X−100.;」がブロック選択部20により選択されているものとする。このブロックでは、G00の付随データとして、「X−50.」、「Y−25.」、「X−100.」が入力されている。ここで、「X−50.」、「Y−25.」、「X−100.」は、G00の付随データとなり、「X」、「Y」が付随データの種類を示すデータとなり、「−50」、「−100」が種類Xの付随データの内容を示すデータとなり、「−25」が種類Yの付随データの内容を示すデータとなる。
また、アドレス入力欄RN3に配置された複数のボタンが付随データの種類を入力するためのボタンとなり、データ入力欄RN4(図6)に配置された複数のボタンが付随データの内容を入力するためのボタンとなる。
図8の2行目のブロックでは、X−50の後方にX−100が記載されているため、X−50は無効となり、X−100は有効となる。つまり、「G00G17G90X−50.Y−25.X−100.」は「G00G17G90Y−25.X−100.」に等しい。
そこで、表示制御部40は、アドレス入力欄RN3に配置されたボタンのうち、付随データの種類を入力するためのボタンの背景の色をデフォルトである水色から例えば黄色に変更する。図8の場合、種類Xの付随データが2回入力されているため、Xのボタンの背景の色が水色から黄色に変更されている。これにより、オペレータは同じ種類の付随データが複数入力されていることを速やかに認識することができる。
また、表示制御部40は、モーダルコードのGコードが属するGコードグループにおいては、オペレータにより予め設定されたGコードのボタンを、Gコード入力欄RN1の所定の位置に配置する。
図6の場合、Gコード入力欄RN1の1列目のG54、G17、G90、G00、G80、G40、G49は、モーダルコードのGコードのうち、オペレータにより予め設定された、或いは装置が予め設定しているデフォルトのGコードのボタンである。そのため、これらのボタンは、Gコード入力欄RN1の所定の位置である左から1列目に配置すると共に、これらのボタンの文字をデフォルトである黒から赤に変更する。
これにより、オペレータは、デフォルトのモーダルコードを速やかに認識することができ、NCプログラムの入力ミスを防止することができる。
なお、オペレータにより選択されたブロックにおいて、モーダルコードが存在しない場合、表示制御部40は、このブロックから遡って、他のブロックで入力されたモーダルコードを探索し、有効なモーダルコードを第1の状態で表示(ボタンの文字を赤色で表示)するようにしてもよい。これにより、オペレータは選択したブロックにおいて、現在、有効なモーダルコードを速やかに認識するこができる。
なお、モーダルコードが属するGコードグループのうち所定のGコードグループについては、予めデフォルトのGコードを設定することが可能である。図9は、所定のGコードグループにおいて、デフォルトのGコードを設定するための設定ダイアログを示した図である。この設定ダイアログは、図6の下部に配置された「設定」ボタンがクリックされることで表示される。
この場合、00グループにおいて予めデフォルトのGコードを設定することが可能となっている。オペレータは、G00のラジオボタンをクリックすると、G00を00グループのデフォルトのGコードと設定することができ、G01のラジオボタンをクリックすると、G01を00グループのデフォルトのGコードとして設定することができる。
また、表示制御部40は、オペレータにより選択されたブロックにおいて、入力されたあるGコードに対して同一ブロック内で入力することが禁止されているGコードが入力されている場合、禁止されているGコードのボタンを初期状態とは異なる状態で表示する。
図10は、入力することが禁止されているGコードのボタンが表示された操作画像D2を示した図である。図10においては、5行目のブロックがオペレータにより選択されているものとする。
工具径を補正するためのGコードであるG41又はG42に併せて動作のGコードを入力する場合、必ずG00又はG01が入力されていなければならない。また、工具径補正をキャンセルするG40に併せて動作のGコードを入力する場合、必ずG00又はG01が入力されていなければならない。
図10の場合、5行目のブロックでは、G41の後方に、同一ブロック内で入力することが禁止されているGコードであるG02が入力されている。そこで、表示制御部40は、G02のボタンの背景の色をデフォルトである水色から桃色に変更する。これにより、オペレータは入力ミスを犯したことを速やかに認識することができる。なお、表示制御部40は、G02のボタンの背景の色を桃色に変更すると共に、G41のボタンの背景の色も桃色に変更してもよい。
ここで、記憶部50は、例えば、「G41−G00,G01」、「G42−G00,G01」、「G40−G00,G01」というように、各Gコードに対して動作のGコードとして入力することが可能なGコードの対応表を予め記憶しておき、表示制御部40はこの対応表を参照し、入力することが禁止されているGコードが入力されたか否かを判定すればよい。例えば、G41に対してG00,G01以外のGコードが入力された場合、このGコードのボタンの背景の色を桃色で表示すればよい。
なお、図6では、操作画像の1行目にプルダウンボタンPDBを設けたが、本発明はこれに限定されず、図11に示すようなチョイスボタンを設けてもよい。図11はチョイスボタンCBを示した図である。チョイスボタンCBにおいては、オペレータはマウスポインタをチョイスボタンCBの上に移動させ、マウスホイールを回すことで、プルダウンボタンPDBと同様にしてボタンの表示を変えることができる。
なお、チョイスボタンをタッチパネルで実現する場合は、ボタンの幅を大きくして、ボタンの左右領域を押すとボタンのプルダウンボタンPDBと同様に表示が変わり、ボタンをチョイスすることができ、中央の領域を押すとチョイスしたボタンを入力することができるというようにすればよい。
また、現在、オペレータにより選択されているブロックに含まれるコードに合わせて、チョイスボタンCBの文字表示を変更するようにしてもよい。チョイスボタンCBには複数のコードのボタンが含まれているため、チョイスボタンCBに含まれるいずれかのボタンが有効コードのボタンである場合、チョイスボタンCBを常に赤色に表示すると、どのコードが有効コードであるかを判断することができなくなる。そこで、チョイスボタンCBによりボタンの表示が変更された際、有効コードのボタンを表示する際は文字を赤色で表示し、他のコードのボタンを表示する際は文字を黒色で表示することが好ましい。
図3に戻り、記憶部50は、表示制御部40が操作画像を生成する際に使用する種々の画像データ、操作画像D2及びプログラム表示画像D1を生成するための描画プログラム、及びNCプログラムのデコードするためのデコードプログラム等を記憶する。この画像データとしては、例えば、プログラム表示画像のフレームの画像データ、操作画像D2を構成する各種ボタンの画像データ、操作画像D2のフレームの画像データ等が含まれる。そして、表示制御部40は、これらの画像データを描画プログラムに従って合成することで、プログラム表示画像D1及び操作画像D2を生成すればよい。
図12は、本実施の形態によるNCプログラム入力装置の動作を示すフローチャートである。まず、ステップS1において、オペレータはプログラム表示画像D1に表示されるカーソルを移動させ、ブロックを選択する。
なお、エンドオブブロックの記号が未入力の現在入力中の1文は、厳密にはブロックとは呼べないが、ブロック選択部20は、この1文にカーソルが存在する場合は、この1文をオペレータにより選択されたブロックとして特定すればよい。例えば、図6のプログラム表示画像D1に入力されている文は、エンドオブブロックの記号が入力されていないが、この1文中にカーソルが存在するため、この1文がオペレータにより選択されたブロックと判定される。
次に、表示制御部40は、オペレータにより選択されたブロックに有効コード及び無効コードがあるか否かを判定する(ステップS2)。図6の場合、1つのブロックに同一グループのGコードであるG00とG01が入力されているため、先に入力されたG00が無効コードと判定され、後方に記載されたG01が有効コードと判定される。
次に、表示制御部40は、有効コード及び無効コードのボタンの表示状態を初期状態から変更する(ステップS3)。図6では、G00が無効コードであるため、G00のボタンの背景が黄色で表示され、G01が有効コードであるため、G01のボタンの文字が赤色で表示されている。
次に、表示制御部40は、有効コードに関連する付随データを特定する(ステップS4)。図6の場合、G01が有効コードであるため、X、Y、Zが付随データとして特定される。次に、表示制御部40は、有効コードであるG01の付随データのボタンであるX、Y、Z、及びFのボタンの文字が赤色で表示する(ステップS5)。
次に、表示制御部40は、同一種類の付随データが重複して入力されているか否かを判定する(ステップS6)。図8の場合、G00の付随データであるX−50、X−100が重複して入力されているため、X−50、X−100が重複して入力された同一種類の付随データとして判定される。
次に、表示制御部40は、同一種類の付随データが重複して入力されている場合、この付随データの種類を入力するためのボタンの文字を例えば赤色で表示する(ステップS7)。
図8の場合、X−50とX−100とが重複して入力された同一種類の付随データであるため、この付随データの種類を入力するためのボタンであるXのボタンの背景が黄色で表示されている。
次に、表示制御部40は、ステップS1で選択されたブロックに禁止コードが含まれているか否かを判定する(ステップS8)。図10では、プログラム表示画像D1の5行目にG41の後方にG02が入力されているため、G02が禁止コードと判定される。
次に、表示制御部40は、禁止コードのボタンの背景の色を黄色で表示する(ステップS9)。図10では、G02のボタンの背景が黄色で表示されている。
なお、上記フローチャートの処理の順序は図示した順序に限定されず、任意の順序を採用してもよい。
このように、本実施の形態によるNCプログラム入力装置によれば、所定のコードを一回の操作で入力するボタンを備えているため、このボタンを1回押すだけで、1つのコードを入力することができる。そのため、NCプログラムを効率良く入力することができ、入力ミスの発生を防止することができる。
なお、上記実施の形態では、オペレータはマウスを操作して操作画像D2に表示された各種ボタンをクリックすることでボタン入力を行う態様を示したが、本発明はこれに限定されず、タッチパネルを備える表示装置に操作画像D2を表示し、タッチ操作をさせることでボタン入力を行う態様を採用してもよい。
また、操作画像D2を用いる代わりに、操作画像D2に表示された各種ボタンを物理的なボタンにより構成してもよい。
また、操作画像D2に表示切替ボタンを設けてもよい。図13は、表示切替ボタンが設けられた操作画像D2を示した図である。表示切替ボタンがクリックされると、図13の右側に示すような入力補助画像が表示される。この入力補助画像には、SIN、SQRT等の演算ボタンが設けられ、オペレータはこれらのボタンを押すことで種々の演算を行うことができる。入力補助画像に配置された表示切替ボタンがクリックされると、図13の左側に示す操作画像D2が表示される。
10 操作部
20 ブロック選択部
30 表示部
40 表示制御部
50 記憶部
100 制御装置
200 NC工作機械
D1 プログラム表示画像
D2 操作画像
RN1 Gコード入力欄
RN2 Mコード入力欄
RN3 アドレス入力欄
RN4 データ入力欄
RN5 記号入力欄

Claims (10)

  1. NCプログラムを入力するためのNCプログラム入力装置であって、
    オペレータによるNCプログラムの入力を受け付ける入力部を備え、
    前記入力部は、NCプログラムの所定のコードを一回の操作で入力するボタンを備えることを特徴とするNCプログラム入力装置。
  2. 前記入力部は、
    表示部と、
    前記ボタンが配列されたコード入力欄を含む操作画像を生成し、前記表示部に表示する表示制御部と、
    オペレータによる前記ボタンの押下操作を受け付ける操作部とを備えることを特徴とする請求項1記載のNCプログラム入力装置。
  3. 前記NCプログラムは、1又は複数のブロックから構成され、
    前記表示制御部は、前記操作部により受け付けられたNCプログラムを表示するプログラム表示画像を生成して前記表示部に表示し、
    前記入力部は、前記操作部を用いたオペレータからの操作に従って、前記プログラム表示画像に表示されたNCプログラムを構成するブロックのうち、オペレータにより選択されたある1つのブロックを特定するブロック選択部を備え、
    前記表示制御部は、前記ブロック選択部により選択されたブロックに含まれるコードのボタンを初期状態とは異なる状態で表示することを特徴とする請求項2記載のNCプログラム入力装置。
  4. 前記コードは、機能に応じて予め複数のコードグループに分割され、
    前記表示制御部は、前記ブロック選択部により選択されたブロックにおいて、同一のコードグループのコードが複数入力されている場合、最も後方に記載されたコードを有効コードと判定し、他のコードを無効コードと判定し、前記有効コードを初期状態とは異なる第1の状態で表示し、前記無効コードを前記初期状態と異なる第2の状態で表示することを特徴とする請求項3記載のNCプログラム入力装置。
  5. 前記コード入力欄は、各コードに付随して入力される付随データを入力するための複数のボタンを含み、
    前記表示制御部は、前記有効コードに関連する付随データを入力するためのボタンを初期状態とは異なる状態で表示することを特徴とする請求項4記載のNCプログラム入力装置。
  6. 前記付随データは、付随データの種類を指定するためのデータと、付随データの内容を指定するためのデータとを含み、
    前記コード入力欄は、前記付随データの種類を入力するための複数のボタンと、前記付随データの内容を入力するための複数のボタンとを含み、
    前記表示制御部は、前記有効コードに対して、同じ種類の付随データが複数回入力されている場合、前記付随データの種類を入力するためのボタンを初期状態とは異なる状態で表示することを特徴とする請求項5記載のNCプログラム入力装置。
  7. 前記コード入力欄は、Gコードを入力するためのボタンが配列されたGコード入力欄を含み、
    前記コードグループは、Gコードの機能に応じて予め分割されたGコードグループであり、
    前記Gコード入力欄は、Gコードを一回の操作で入力する複数のボタンが前記Gコードグループ毎に纏められ、
    前記表示制御部は、モーダル指令のGコードが属するGコードグループにおいては、オペレータにより予め設定されたデフォルトのGコードのボタンを、前記Gコード入力欄の所定の位置に配置することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のNCプログラム入力装置。
  8. 前記表示制御部は、前記ブロック選択部により選択されたブロックにおいて、入力されたあるGコードに対して同一ブロック内で入力することが禁止されているGコードが入力されている場合、前記禁止されているGコードのボタンを初期状態とは異なる状態で表示することを特徴とする請求項7記載のNCプログラム入力装置。
  9. 前記コード入力欄は、Mコードを入力するためのボタンが配列されたMコード入力欄を含み、
    前記Mコード入力欄は、対の関係にある2つのMコードのボタンが1行で配置されていることを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載のNCプログラム入力装置。
  10. 前記表示制御部は、前記有効コードがMコードである場合、当該Mコードと対の関係にあるMコードのボタンを初期状態とは異なる状態で表示することを特徴とする請求項9記載のNCプログラム入力装置。
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