JP2006338078A - Nc工作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】NC工作機械と、所望の加工プログラムを作成し、プログラムをメモリとして格納してなるパソコンとを、適宜なネットワークで接続してなるNC工作装置において、加工プログラムの作成を容易にする。
【解決手段】パソコンに、部品加工部の特定の各動作を抽象化して動作用アイコンとしたアイコン表示領域部21と、部品加工部の動作手順並びに動作パラメータを表で表示する動作手順表領域部22の表示画面を備えさせ、アイコン表示領域部21で選択したアイコンで指示された動作が、動作手順表領域部の所定箇所(動作指定枠222)で表示されると同時に、当該動作において決定すべき必要とするパラメータが順次要求表示され、当該要求事項を順次入力することを繰り返して加工プログラムを作成する手段を組み込んでなる。
【選択図】図3
【解決手段】パソコンに、部品加工部の特定の各動作を抽象化して動作用アイコンとしたアイコン表示領域部21と、部品加工部の動作手順並びに動作パラメータを表で表示する動作手順表領域部22の表示画面を備えさせ、アイコン表示領域部21で選択したアイコンで指示された動作が、動作手順表領域部の所定箇所(動作指定枠222)で表示されると同時に、当該動作において決定すべき必要とするパラメータが順次要求表示され、当該要求事項を順次入力することを繰り返して加工プログラムを作成する手段を組み込んでなる。
【選択図】図3
Description
本発明は、数値制御で部品加工を行なうNC(数値制御)工作機械において、加工プログラムの作成プログラムに特徴を有するNC工作装置に関するものである。
NC工作機械は、周知のとおり加工プログラムに基づいて所定の加工ツールを使用して被加工物と加工ツールとの相対位置、加工内容等を高精度かつ高速に制御して所定の加工を行うもので、数値制御による部品加工を実行する部品加工部、所定の加工プログラムに従って部品加工部の動作を制御する数値制御部、作業者からの指示を入力するための操作パネル部を備えた機械であり、全体としては前記機械と、所望の加工プログラムを作成し、前記プログラムをメモリとして格納してなるパソコンとを適宜なネットワークで接続している装置である(特許文献1,2)。
前記のNC工作装置における加工プログラム(加工手順)は、所定の記号(アルファベット)と数字によって表示されるものである。例えば「N0001:G00,X100,Y150,F0.2」「N0002:M41,S200」「N0003:M03」「N0004:M08」「N0005:G00,Z15,F0.5」の加工手順プログラムは、「1.被加工物を横100mm、縦150mmの位置に速度0.2mm/revの速度で移動する」「2.ドリルの回転数を200rpmに設定する」「3.ドリルを時計方向に回転させる」「4.切削油を出す」「5.ドリルを05mm/revの速度で基準点から15mmまで下降させる」を意味する。
このように加工プログラムは、表示形式が煩雑であり、このため加工プログラムを作成すること自体も面倒である。特に初心者には分かり難いし、所望の加工プログラムの作成が困難であるし、また熟練者でも当該プログラムから、直ちにどのような部品加工であるかは容易に想像できない。
そこで本発明は、初心者でも直ぐに加工プログラムを作成できる入力形式を備えた加工プログラム作成手段を組み込んだNC工作装置を提案したものである。
本発明に係るNC工作装置は、所定の動作機構及び加工機構を有して、数値制御による部品加工を実行する部品加工部、及び所定の加工プログラムに従って部品加工部の動作を制御する数値制御部、及び作業者からの指示を入力するための操作パネル部を備えたNC工作機械と、所望の加工プログラムを作成し、前記プログラムをメモリとして格納してなるパソコンとを、適宜なネットワークで接続してなるNC工作装置において、前記パソコンに、部品加工部の特定の各動作を抽象化して動作用アイコンとしたアイコン表示領域部と、部品加工部の動作手順並びに動作パラメータを表で表示する動作手順表領域部の表示画面を備えさせ、アイコン表示領域部で選択したアイコンで指示された動作が、動作手順表領域部の所定箇所で表示されとる同時に、当該動作において決定すべき必要とするパラメータが順次要求表示され、当該要求事項を順次入力することを繰り返して加工プログラムを作成する手段を組み込んでなることを特徴とするものである。
而してパソコンにおいて、所定の画面表示を見ながら、動作アイコンの選択、要求表示されたパラメータの入力を順次行うことで、所望の加工プログラムが作成され、当該加工プログラムに基づいて工作機械を所定の数値制御のもとで動作させて、所望の部品加工を行うものである。
本発明は上記構成を採用したものであるから、加工プログラムの作成が、動作アイコンの選択、要求パラメータの入力によって簡単に作成できると共に、動作内容を容易に知ることができ、初心者でも簡単に加工プログラムの作成ができ、また作成済みの加工プログラムの内容も簡単に確認できるもので、NC工作装置をより簡単に利用できるようにしたものである。
次に本発明の実施の形態について説明する。NC工作装置は、従前と同様にNC工作機械1と、加工プログラムの作成・格納をなすパソコン2とで構成されているものであり、NC工作機械1は、外観的に、所定の動作機構(非加工物とドリル等の加工部の相対的位置関係を設定する)及び加工機構(ドリル、フライスの切削加工部等)を有して、数値制御による部品加工を実行する部品加工部、及び所定の加工プログラムに従って部品加工部の動作を制御する数値制御部を備えた本体11と、作業者からの指示を入力するための操作パネル部12を備えている。
またパソコン2は、前記のNC工作機械1と適宜なネットワークで接続してなるものである。
本発明の特徴は加工プログラムの作成手段にある。加工プログラムの作成に際しては、パソコンの表示画面に、アイコン表示領域部21と、表形式の動作手順表領域部22を表示しているものである。
アイコン表示領域部21には、図2に例示したとおり、被加工部と加工部材との相対的位置を決定する3次元座標系(原点復帰、X軸移動、Y軸移動、Z軸移動)、円弧補間、直線補間、スピンドル開始・停止、切削油吐出・停止、タイマー設定、カウンター設置、条件分岐、無条件ループ、演算処理、内部データ操作処理、作業終了等の部品加工部の動作を、一見して認識できるように抽象化した動作アイコンを表示設定する。
動作手順表領域部22は、表形式で表示されているもので、ラベル枠221、動作指定枠222、パラメータ枠223,224,225、動作説明枠226が設けられている。
ラベル枠221は加工プログラム作成者が記載(文字入力)する覚えであり、動作指定枠222は前記の動作アイコンを入力表示するものであり、パラメータ枠223,224,225は、前記動作アイコンで示される動作の詳細設定を書き込む欄であり、動作説明枠226は、動作アイコンの入力と同時に当該動作を表示するものである。
具体的に加工プログラムの作成について説明すると、スタートとして「原点復帰」のアイコンを選択すると、動作指定枠222に「原点復帰のアイコン」が表示されると同時に動作説明枠226に「原点復帰」の文字が表示される。
そして次段の動作指定枠222が待機状態となり、アイコン表示領域部21の動作アイコンをクリックすると、当該動作アイコンが動作指定枠222に表示される。例えば「X軸移動」のアイコンを選択すると、動作指定枠222に「X軸移動のアイコン」が表示されると同時に動作説明枠226に「X軸移動」の文字が表示される。同時にパラメータとして入力が必要とする事項「加工座標が絶対値か相対値」の選択入力が指示され(図4)、さらに目標座標位置の入力指示(図5)、移動速度の入力指示(図6)のように、パラメータとして必要な事項を順次指示表示し、加工プログラム作成者は、順次必要事項を入力していく。
このように被加工物への加工作業を順次行うプログラムを作成し、所定のプログラムの作成を終了すると(図8)、当該加工プログラムは、適宜な名称を付して、パソコンにデータとして格納しておくものである。
また前記の図示した動作アイコンに伴なう指示表示の参照例として図9,10に例示した。
以上の通り本発明は、NC工作機械の部品加工部の特定の各動作を抽象化して動作用アイコンとしたアイコン表示領域部と、部品加工部の動作手順並びに動作パラメータを表で表示する動作手順表領域部の表示画面を備え、設定すべき加工作業をアイコン表示領域部で選択し、選択した動作アイコンを動作手順表領域部の所定箇所で表示し、同時に決定すべき必要とするパラメータが順次要求表示され、当該要求事項を順次入力することを繰り返して加工プログラムを作成するようにした加工プログラム作成用プログラムをパソコンに搭載したNC工作装置で、加工プログラムの作成を容易にし、NC工作装置をより使い易いものとしたものである。
尚動作アイコンの表示形態は任意であり、図示した例に特定されるものではないし、また動作アイコンの種別も実施形態に特定されるものでも無く、その他加工作業にふさわしい動作アイコンを設定すればよいものである。
1 NC工作機械
11 本体
12 操作パネル部
2 パソコン
21 アイコン表示領域部
22 動作手順表領域部
221 ラベル枠
222 動作指定枠
223,224,225 パラメータ枠
226 動作説明枠
11 本体
12 操作パネル部
2 パソコン
21 アイコン表示領域部
22 動作手順表領域部
221 ラベル枠
222 動作指定枠
223,224,225 パラメータ枠
226 動作説明枠
Claims (2)
- 所定の動作機構及び加工機構を有して、数値制御による部品加工を実行する部品加工部、及び所定の加工プログラムに従って部品加工部の動作を制御する数値制御部、及び作業者からの指示を入力するための操作パネル部を備えたNC工作機械と、所望の加工プログラムを作成し、前記プログラムをメモリとして格納してなるパソコンとを、適宜なネットワークで接続してなるNC工作装置において、前記パソコンに、部品加工部の特定の各動作を抽象化して動作用アイコンとしたアイコン表示領域部と、部品加工部の動作手順並びに動作パラメータを表で表示する動作手順表領域部の表示画面を備えさせ、アイコン表示領域部で選択したアイコンで指示された動作が、動作手順表領域部の所定箇所で表示されると同時に、当該動作において決定すべき必要とするパラメータが順次要求表示され、当該要求事項を順次入力することを繰り返して加工プログラムを作成する手段を組み込んでなることを特徴とするNC工作装置。
- 動作手順表領域部の表において、動作用アイコンを選択すると、同アイコンを所定箇所に表示すると同時に、当該動作の説明を表示する欄を設けてなる請求項1記載のNC工作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005158441A JP2006338078A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | Nc工作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005158441A JP2006338078A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | Nc工作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=37558611
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010253565A (ja) * | 2009-04-21 | 2010-11-11 | Advanced Telecommunication Research Institute International | コミュニケーションロボット開発支援装置 |
JP2012232363A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Seiko Epson Corp | ロボット制御システム、ロボットシステム及びプログラム |
WO2015136671A1 (ja) * | 2014-03-13 | 2015-09-17 | 富士機械製造株式会社 | 作業機用表示装置 |
CN106292537A (zh) * | 2015-05-20 | 2017-01-04 | 合济工业股份有限公司 | 锯切刀具的工作参数运算系统 |
Citations (2)
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-
2005
- 2005-05-31 JP JP2005158441A patent/JP2006338078A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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