JP2010002228A - 軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転がり軸受装置を小型化および軽量化しても、回転検出精度を維持した転がり軸受装置を提供すること
【解決手段】リング部材18を構成する保持部材21には、等速ジョイント11の支持部11aの外周面に固定される円筒部21aと、円筒部21aの軸方向の外部側の端部より径方向外側に延びるフランジ部21bとを有する。そしてフランジ部21bの着磁体22より径方向外側の部位には、着磁体22の軸方向の車体側の面22cより軸方向の車体側まで延びる延長部21cが設けられる。ナックル17が車体側軌道部材13の固定部13bに載置される場合に、ナックル17と着磁体22とが接触しようとした場合であっても、先にナックル17と延長部22cとが接触するために、ナックル17と着磁体22との接触が防止される。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車体に固定された車軸を回転可能とする軸受装置、特に、回転状態を検出するセンサを有する転がり軸受装置に関する。
一般に、自動車等の車輪を支持する車輪支持装置は、車体に取り付けられる車軸と、車輪に取り付けられ、車軸を回転自在に支持する転がり軸受装置とから構成される。また、転がり軸受装置は、車軸とともに回転する回転部材と、回転部材を外囲する固定部材と、回転部材と固定部材との間に位置し、車軸の周囲に複数配列される転動体とから構成される。そして、近年の転がり軸受装置の小型化および軽量化に伴い、回転部材である内輪と等速ジョイントとが一体として構成された転がり軸受装置が開発されている(特許文献1参照)。
従来の内輪と等速ジョイントとが一体化した転がり軸受装置に関して図4(a)および図4(b)を用いて説明する。図4(a)に示すように、転がり軸受装置1は、車軸を支持する等速ジョイント2と、等速ジョイント2とともに回転する車輪側軌道部材3と、車輪側軌道部材3を外囲する車体側軌道部材4と、車輪側軌道部材3および車体側軌道部材4の間に配置される転動体5とを備える。
等速ジョイント2および車体側軌道部材4の間と、車輪側軌道部材3および車体側軌道部材4の間とには、それぞれシール装置6a、6bが設けられる。そして、等速ジョイント2および車体側軌道部材4の間に設けられたシール装置6aには、等速ジョイント2の回転状態を検知する回転検出装置の回転側センサ7が一体に設けられる。
図4(b)に示すように、シール装置6aは、等速ジョイント2に固定されたスリンガ7aと、スリンガ7aに固定された着磁体7bと、車体側軌道部材4に固定された芯金7cと、芯金7cに固定され、スリンガ7aと摺接するシール部材7dとを備える。また、車体側軌道部材4には、車体と転がり軸受装置1とを接続するための接続部材であるナックル8が固定される固定部4bが設けられる。ナックル8は、軸方向の車体側より軸方向の外部側に向かい(図4(b)の白抜き矢印参照)、固定部4bに載置される。そして、ナックル8を固定部4bに載置した状態にて、ボルト(不図示)にて固定部4bに固定される。
特開2007−162827号公報
ここで、転がり軸受装置の小型化および軽量化の要求に伴い、従来の転がり軸受装置1においては、等速ジョイント2および車体側軌道部材4の間隙が小さく形成されている。そのために、図4(b)に示すように、スリンガ7aおよび着磁体7bは、車体側軌道部材4の軸方向の車体側の端部(以下、単に「車体側端部」という。)4aより軸方向の車体側に配置される。そして、スリンガ7aおよび着磁体7bは、径方向において、車体側端部4aの内周面4a1より外側まで延設されるとともに、着磁体7bは、車体側端部4aの外周面4a2付近まで延設されることとなる。
そして、このような構造の下、ナックル8を固定部4bに取り付ける場合に、軸方向において、ナックル8が車体側端部4aの外周面4a2付近まで延設された着磁体7b付近を通過するために、着磁体7bとナックル8とが接触してしまう場合がある。その結果、着磁体7bが損傷してしまい、等速ジョイント2の回転状態を検出する回転検出精度が低下する場合があった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、小型化された転がり軸受装置において、回転部材の回転検出精度の低下を防止した転がり軸受装置を提供することである。
本発明の請求項1に記載の発明は、車体に取り付けられた車軸を回転可能に支持する軸受装置であって、車軸とともに回転する略円筒形状の回転部材と、回転部材を外囲する略円筒形状の円筒部および円筒部から径方向外側に向けて延設され、車体に接続される接続部材が固定される固定部を有する固定部材と、回転部材の回転状態を検出するセンサと対向し、回転部材から固定部に向けて延設されるリング体および回転部材に固定され、リング体を保持する保持部材を有し、固定部より軸方向の車体側に配置されるリング部材とを備え、保持部材には、リング体の軸方向の車体側の面より軸方向の車体側に向けて突出するとともに、接続部材とリング体との接触を防止する接触防止部が設けられることを特徴とする。
上記構成によれば、リング体を保持する保持部材に接触防止部が設けられることにより、接続部材を固定部に固定する場合に、リング体と接続部材との接触を防止することができ、リング体の損傷を防ぐことができる。したがって、小型の転がり軸受装置においても、回転部材の回転検出精度の低下を防止できる転がり軸受装置を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の軸受装置であって、保持部材には、リング体を固定するフランジ部を有し、接触防止部は、フランジ部の前記リング体より径方向外側の部位により形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、フランジ部の一部により、接触防止部を設けることができるため、接触防止部のために別個の部品を追加する必要がなく、簡単な構成でリング体と接続部材との接触を防止することができる。その上、接触防止部のために別個の部品を追加する必要がなく、部品点数を削減できるため、転がり軸受装置のコストダウンを図ることができる。
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1および請求項2のいずれかに記載の軸受装置であって、接触防止部は、リング体に固定され、リング体の軸方向の車体側の面を覆うカバー部材であることを特徴とする。
上記構成によれば、接触防止部にリング体の少なくとも軸方向の面を覆うカバー部材を設けることによって、接続部材を固定部に固定する場合に、リング体に接触しようとする場合であっても、カバー部材によってリング体と接続部材との接触を確実に防止することができる。
本発明によれば、転がり軸受装置を小型化および軽量化しても、回転部材の回転検出精度の低下を防止できる転がり軸受装置を提供することができる。
(第1の実施形態)
本発明の転がり軸受装置10に関して、図1および図2を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る転がり軸受装置を示した断面図である。図2は、本発明の転がり軸受装置の第1の実施形態に係るリング部材の周囲を拡大した拡大図である。
転がり軸受装置10は、自動車等の車両の車体に取り付けられた車軸を回転可能に支持するものであり、転がり軸受装置10は、等速ジョイント11、車輪側軌道部材12、車体側軌道部材13、および転動体14を備える。等速ジョイント11は、車軸を支持するとともに、車軸とともに回転する。車輪側軌道部材12は、等速ジョイント11に固定され、等速ジョイント11と共に回転する。車体側軌道部材13は、等速ジョイント11および車輪側軌道部材12を外囲し、後述するナックル17により車体に固定される。転動体14は、径方向において、等速ジョイント11、車輪側軌道部材12および車体側軌道部材13の間に配置され、周方向に複数配列された玉により構成される。また、径方向における、等速ジョイント11と車体側軌道部材13との間、および径方向における、車輪側軌道部材12と車体側軌道部材13との間には、それぞれ車体側シール装置15および外部側シール装置16が設けられる。車体側シール装置15および外部側シール装置16は、それぞれ転動体14を転がり軸受装置10より外部空間からシールする。即ち、車体側シール装置15および外部側シール装置16は、外部空間から転がり軸受装置10内の転動体14に泥水、小石等の異物が侵入することを抑える役割を果たす。
回転部材である等速ジョイント11は、略円筒形状に設けられる。そして、等速ジョイント11は、軸方向の車体側に設けられ、車軸を支持する支持部11aと、支持部11aより軸方向の外部側に設けられ、車輪側軌道部材12に挿入される挿入部11bと、支持部11aと挿入部11bとの軸方向の間の部位である中間部11cを有する。そして、中間部11cの外周面(即ち、中間部11cの径方向外側の面)には、転動体14と摺接する内輪軌道溝11dが形成される。
回転部材である車輪側軌道部材12は、略中空円筒形状に設けられる。そして、車輪側軌道部材12は、等速ジョイント11の挿入部11bと嵌合する内周面12a1を有する円筒部12aと、円筒部12aから径方向外側に向けて延設され、車輪(不図示)にボルトB1によって取り付けられる取付部12bとを有する。また、円筒部12aの内周面12a1より軸方向の外部側には、径方向外側に延びるフランジ面12cが設けられる。そして、このフランジ面12cに等速ジョイント11の挿入部11bが、例えば、加締めによって固定される。円筒部12aの外周面(即ち、円筒部12aにおける径方向外側の面)には、等速ジョイント11の内輪軌道溝11dに対して軸方向において並列となるように、転動体14と摺接する内輪軌道溝12dが設けられる。
固定部材である車体側軌道部材13は、等速ジョイント11の中間部11cおよび車輪側軌道部材12の円筒部12aを外囲する略中空円筒形状の円筒部13dを有する。そして、車体側軌道部材13には、それぞれ転動体14と摺接する外輪軌道溝13aが設けられる。また、車体側軌道部材13における軸方向の車体側には、車体と車体側軌道部材13とを接続する接続部材であるナックル17が固定される固定部13bが設けられる。この固定部13bは、車体側軌道部材13の円筒部13dの外周面から径方向外側に向けて一体的に延設される。また、ナックル17は、車体側軌道部材13より軸方向の車体側から軸方向の外部側に向かい固定部13bに載置され、ボルトB2により固定部13bに固定される。
図2に示すように、車体側シール装置15は、回転側センサであるリング部材18を備える。そして、車体側シール装置15は、車体側軌道部材13の固定部13bより軸方向の車体側の部位(以下、単に「車体側端部」という。)13cの内周面13c2に固定される芯金19と、芯金19に固定される弾性シール部材20と、弾性シール部材20と摺接するリング部材18とを備える。
芯金19は、金属板をプレス加工することによって断面略L字形状に形成される。そして、芯金19は、円環形状であり、車体側端部13cの内周面に固定される円筒部19aと、円筒部19aの軸方向の車体側の端部より径方向内側に向かい延設されるフランジ部19bとを有する。そして、フランジ部19bに弾性シール部材20が固定される。また、本実施形態では、芯金19は、円筒部19aが車体側端部13cの内周面13c2に圧入されることにより固定される。
リング部材18は、車体側軌道部材13の固定部13bよりも軸方向の車体側に配置される。そして、リング部材18は、等速ジョイント11の支持部11aの外周面に固定された保持部材21と、保持部材21に固定された着磁体22とを有する。そして、着磁体22は、等速ジョイント11から固定部13bに向けて延設され、後述する磁気センサ23と軸方向において対向するように配置される。
保持部材21は、磁性体の金属板をプレス加工することによって断面略L字形状に形成される。そして、保持部材21は、円環形状であり、支持部11aの外周面11a1に固定される円筒部21aと、着磁体22を固定するとともに、円筒部21aの軸方向の外部側の端部から径方向外側に向かい延設されるフランジ部21bとを有する。また、フランジ部21bの着磁体22より径方向外側の部位には、軸方向の車体側に一体的に延設された延長部21cが設けられる。また、弾性シール部材20は、フランジ部21bの軸方向の外部側の面21b1と摺接するとともに、等速ジョイント11の支持部11aの外周面11a1と摺接する。
リング体である着磁体22は、断面略L字形状であり、周方向(即ち、等速ジョイント11および車輪側軌道部材12の回転周方向)に複数の磁極が着磁された円環形状の磁性体である。そして、着磁体22は、保持部材21の円筒部21aに固定される第1部位22a、およびフランジ部21bの軸方向の車体側の面21b2に固定される第2部位22bを有する。また、着磁体22は、第2部位22bに磁極が着磁される。
また、着磁体22の軸方向の車体側には、着磁体22と軸方向に対向するようにナックル17と一体に構成された磁気センサ23が配置される。磁気センサ23は、着磁体22の磁束を検出するセンサであり、例えば、ホール素子、ホールIC等である。磁気センサ23は、樹脂部材24によって埋設され、ナックル17の内縁17aより径方向内側に突出するように設けられる。また、ナックル17の内縁17aは、車体側軌道部材13の車体側端部13cの外周面13c1と近接する。特に、本実施形態では、ナックル17の内縁17aと車体側端部13cの外周面13c1とは、互いに接触する。
保持部材21のフランジ部21bの外縁および着磁体22の外縁22dは、車体側端部13cの内周面13c2より径方向外側まで延びる。そして、フランジ部21bの外縁および着磁体22の外縁22dは、車体側端部13cの外周面13c1より径方向内側となるように配置される。ここで、フランジ部21bの外縁の径方向の位置は、延長部21cの外周面21c2の径方向の位置と一致する。
また、保持部材21のフランジ部21bの着磁体22より径方向外側の部位である延長部21cは、着磁体22の第2部位22bの軸方向の車体側の面22cより軸方向の車体側に突出する。即ち、延長部21cの軸方向の車体側の面21c1は、着磁体22の面22cよりも軸方向の車体側に位置する。この構造により、ナックル17を軸方向の車体側より固定部13bに載置する場合に、ナックル17が着磁体22と接触しようとする場合であっても、延長部21cの面21c1が着磁体22の面22cより軸方向の車体側に延びているために、延長部21cが着磁体22より先にナックル17と接触する。したがって、ナックル17と着磁体22の面22cとの接触を防止することができる。即ち、延長部21cによって、保持部材21には、着磁体22の軸方向の車体側の面22cより軸方向の車体側に突出するとともに、ナックル17と着磁体22との接触を防止する接触防止部が設けられる。
また、接触防止部である延長部21cがフランジ部21bの一部であるために(即ち、保持部材21と延長部21cとが単一部材として構成されるために)、接触防止部のために別個の部品を追加する必要がない。その上、保持部材21のフランジ部21bから軸方向の車体側に折り曲げるのみの簡単な構成にて、着磁体22とナックル17との接触防止部を達成することができる。したがって、接触防止部を備えた転がり軸受装置の部品点数を削減することができるため、転がり軸受装置の価格の低減を図ることができる。
本発明の転がり軸受装置の第1の実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態の転がり軸受装置によれば、リング部材18の保持部材21には、着磁体22の軸方向の車体側の面22cより軸方向の車体側に突出するとともに、ナックル17と着磁体22との接触を防止する接触防止部が設けられる構成とする。したがって、ナックル17を軸方向の車体側より車体側軌道部材13の固定部13bに載置する場合に、ナックル17と着磁体22とが接触しようとしても、接触防止部が着磁体22の面22cより軸方向の車体側に突出しているために、ナックル17は、先に接触防止部と接触する。したがって、ナックル17と着磁体22との接触を防止することができる。その結果、着磁体22の損傷を防ぐことができ、着磁体22と磁気センサ23とによる等速ジョイント11の回転検出精度の低下を防止した、信頼性の高い転がり軸受装置を提供することができる。
(2)本実施形態の転がり軸受装置によれば、接触防止部を構成する保持部材21の延長部21cが着磁体22の面22cより軸方向の車体側まで一体に延びることにより構成される。したがって、接触防止部のための別個の部品を追加することなく、簡単な構造で着磁体22とナックル17との接触を防止することができる。その上、接触防止部のために別個の部品を追加する必要がなく、部品点数を削減できるため、転がり軸受装置の低価格化を図ることができる。
(第2の実施形態)
本発明の転がり軸受装置の第2実施形態に関して図3を用いて説明する。図3は、本発明の転がり軸受装置の第2の実施形態に係るリング部材を示した断面図である。なお、第2実施形態においては、リング部材以外の転がり軸受装置の部位は、第1実施形態と同一であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
図3を参照して、リング部材30は、等速ジョイント11の支持部11aの外周面11a1に固定される保持部材21と、保持部材21に固定される着磁体22と、着磁体22を軸方向の車体側より覆うカバー部材31とを備える。即ち、リング部材30は、第1実施形態のリング部材18にカバー部材31をさらに追加した構造となる。
カバー部材31は、断面略L字形状の円環形状の非磁性体の金属板(例えば、JIS規格のSUS304等)である。そして、カバー部材31は、着磁体22の第1部位22aを径方向の外側より覆う円筒部31aと、円筒部31aの軸方向の外部側の端部より径方向外側に延設され、着磁体22の第2部位22bの軸方向の面22cを軸方向の車体側より覆うフランジ部31bとを有する。この構造により、ナックル17を固定部13bに載置する場合に、ナックル17が着磁体22に接触しようとした場合でも、カバー部材31により、ナックル17と着磁体22との接触を確実に防止することができる。即ち、カバー部材31は、着磁体22とナックル17との接触防止部を構成する。したがって、等速ジョイント11の回転検出精度の低下を防止することができる。また、カバー部材31の厚さt1は、保持部材21の厚さt2よりも薄くなるように(即ち、t1<t2の関係となるように)設定される。この構造により、着磁体22の磁気飽和を抑えつつも、着磁体22と磁気センサ23との軸方向の間隙を小さく設定することができるために、着磁体22と磁気センサ23とによる等速ジョイント11の回転検出精度を向上させることができる。
本発明の転がり軸受装置の第2実施形態によれば、転がり軸家装置の第1の実施形態の効果(1)および(2)に加え、以下の効果を得ることができる。
(3)本実施形態の転がり軸受装置によれば、着磁体22の軸方向の車体側を覆うカバー部材31を着磁体22に固定する構造とする。したがって、ナックル17を車体側軌道部材13の固定部13bに載置する場合に、ナックル17が着磁体22に接触しようする場合であっても、着磁体22とナックル17との接触を確実に防止することができる。したがって、着磁体22の損傷を防ぐことができ、着磁体22と磁気センサ23とによる等速ジョイント11の回転検出精度の低下を防止した、信頼性の高い転がり軸受装置を提供することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変形してもよい。
・本実施形態のリング部材18では、接触防止部である延長部21cが保持部材21と一体に構成されたが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、延長部21cと保持部材21とは、別部材であってもよい。
・本実施形態のリング部材30では、保持部材21に延長部21cが設けられ、カバー部材31のフランジ部31bが、延長部21cより径方向内側に配置されたが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、延長部21cの面21c1が着磁体22の面22cと軸方向に略同等、もしくは、より軸方向の外部側であり、カバー部材31のフランジ部31bが着磁体22の外縁まで覆う構造であってもよい。また、保持部材21に延長部21cが設けられず、カバー部材31が着磁体22の外周面まで覆う構造であってもよい。
・本実施形態のリング部材30では、カバー部材31が、着磁体22の第1部位22aを覆う円筒部31aを有していたが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、カバー部材31は、着磁体22の第2部位22bの軸方向の車体側の面22cを覆うフランジ部31bのみの構造であってもよい。
本発明の転がり軸受装置の構造を示した断面図である。 図1の車体側シール装置の周囲を示した拡大図である。 本発明のリング部材の第2の実施形態を示した断面図である。 従来の転がり軸受装置の構造を示し、(a)は、転がり軸受装置の全体を示した半断面図を示し、(b)は、(a)のシール装置の周囲を拡大した拡大図である。
符号の説明
10…転がり軸受装置、11…等速ジョイント(回転部材)、12…車輪側軌道部材(回転部材)、13…車体側軌道部材(固定部材)、13b…固定部、13d…円筒部、15…車体側シール装置、17…ナックル(接続部材)、18…リング部材、21…保持部材、21b…フランジ部、21c…延長部(接触防止部)、22…着磁体(リング体)、22c…面、30…リング部材、31…カバー部材(接触防止部)。

Claims (3)

  1. 車体に取り付けられた車軸を回転可能に支持する軸受装置であって、
    前記車軸とともに回転する略円筒形状の回転部材と、前記回転部材を外囲する略円筒形状の円筒部および前記円筒部から径方向外側に向けて延設され、車体に接続される接続部材が固定される固定部を有する固定部材と、前記回転部材の回転状態を検出するセンサと対向し、前記回転部材から前記固定部に向けて延設されるリング体および前記回転部材に固定され、前記リング体を保持する保持部材を有し、前記固定部より軸方向の車体側に配置されるリング部材とを備え、
    前記保持部材には、前記リング体の軸方向の車体側の面より軸方向の車体側に向けて突出するとともに、前記接続部材と前記リング体との接触を防止する接触防止部が設けられることを特徴とする軸受装置。
  2. 請求項1に記載の軸受装置であって、
    前記保持部材には、前記リング体を固定するフランジ部を有し、
    前記接触防止部は、前記フランジ部の前記リング体より径方向外側の部位により形成されていることを特徴とする軸受装置。
  3. 請求項1および請求項2のいずれかに記載の軸受装置であって、
    前記接触防止部は、前記リング体に固定され、前記リング体の軸方向の車体側の面を覆うカバー部材であることを特徴とする軸受装置。
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