JP2010002122A - 除加湿装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸着材Kの冷却を効率的に行って小型化することのできる除加湿装置を提供する。
【解決手段】送風機2のファン21の表面に吸着材Kを把持させている。
これによれば、吸着材Kを送風機2のファン21に把持させ、そのファン21が送風のために回転することにより、その表面の吸着材Kを容易に冷却することができる。つまり、吸着材Kに当たる風速は実際の風流れに対して相対的に増加する。空気からの熱伝達量は風速が速いほど高くなるため、実際の風流れに対して冷却能力が高くなる。これにより、必要な冷却風量を少なくすることができる。また、吸着材Kの吸湿量は、吸着材温度が低くなるほど増加するため、吸着材量を少なくすることができる。さらには、除加湿装置を小型にすることができる。
【選択図】図4
【解決手段】送風機2のファン21の表面に吸着材Kを把持させている。
これによれば、吸着材Kを送風機2のファン21に把持させ、そのファン21が送風のために回転することにより、その表面の吸着材Kを容易に冷却することができる。つまり、吸着材Kに当たる風速は実際の風流れに対して相対的に増加する。空気からの熱伝達量は風速が速いほど高くなるため、実際の風流れに対して冷却能力が高くなる。これにより、必要な冷却風量を少なくすることができる。また、吸着材Kの吸湿量は、吸着材温度が低くなるほど増加するため、吸着材量を少なくすることができる。さらには、除加湿装置を小型にすることができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、空気(例えば、室内空気)を取り込んで除湿された空気と加湿された空気とを吹き出す除加湿装置に関するものであり、特に吸着材の吸着/脱離機能を利用して、例えば、冬季において、人の居る側に加湿空気を供給し、窓ガラス側などに除湿空気を供給する除加湿装置に関するものである。
除湿を行う従来技術として、例えば、下記の特許文献1に示される「除湿空調機」がある。この空調機は、除湿用、再生用の独立した流路にそれぞれ潜熱交換器を取り付け、再生用の流路にヒータを配置して構成されている。また、風流れ流路を切り替えるダンパ機構とサブ流路とを備え、ヒータで暖められた再生用の熱風をダンパ機構とサブ流路とを用いて切り替えることにより、除湿と再生とを行っている。
さらに、各流路に顕熱交換器を配置することで熱交換を行い、吸着材の加熱と冷却との効率を高めている。この従来技術では、常に一方の流路が除湿、他方が再生を行うことで、連続的に調湿できるようになっている。
特開平7−755号公報
しかしながら、上記した従来技術のような構造とした場合、吸着材を冷却するために、大風量、または顕熱交換器が必要であり、装置が大型化するという問題点がある。本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、吸着材の冷却を効率的に行って小型化することのできる除加湿装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、空気を取り込んで除湿された空気と加湿された空気とにして吹き出す除加湿装置であり、空気流通路としてのケーシング(1、1A、20)には、加熱手段(3、3A)と送風手段(2、5)とが空気の流れ方向に沿って順に配設され、ケーシング(1、1A、20)の最下流部には、加湿風を吹き出す加湿風吹出口(8)、除湿風を吹き出す除湿風吹出口(9)、および送風手段(2、5)によって送気される空気を加湿風吹出口(8)または除湿風吹出口(9)のいずれかに切り替える流路切替部(4)が設けられ、加熱手段(3、3A)による通過空気の加熱/非加熱を所定時間毎に繰り返すとともに、流路切替部(4)はその加熱/非加熱に応じて空気の分配先を切り替えるように構成されている除加湿装置において、
送風手段(2、5)のファン(21、51)の表面に吸着材(K)を把持させていることを特徴としている。
送風手段(2、5)のファン(21、51)の表面に吸着材(K)を把持させていることを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、吸着材(K)を送風手段(2、5)のファン(21、51)に把持させ、そのファン(21、51)が送風のために回転することにより、その表面の吸着材(K)を容易に冷却することができる。これにより、除湿風量を少なくすることができる。また、吸着材(K)の量を少なくすることができる。さらには、除加湿装置を小型にすることができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の除加湿装置において、吸着材(K)は、ファン(21、51)の回転中心の近傍よりも回転中心から遠い部分の方が厚く把持されていることを特徴としている。この請求項2に記載の発明によれば、吸着材(K)に対する風の相対速度は、ファン(21、51)の回転中心の近傍よりも回転中心から遠い部分の方が速くなるため、中心方向から遠い部分に吸着材(K)を多く担持させることで効果的に吸着/脱離作用を発揮させることができる。
なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜4を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態における除加湿装置の構造概要を示す平面断面図であり、図2は、側面断面図である。なお、本実施形態は、本発明の除加湿装置を車両の車室内に搭載して、車室内空気を取り込んで除湿空気と加湿空気とを吹き出す車両用の除加湿装置に適用したものとして説明する。
以下、本発明の第1実施形態について図1〜4を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態における除加湿装置の構造概要を示す平面断面図であり、図2は、側面断面図である。なお、本実施形態は、本発明の除加湿装置を車両の車室内に搭載して、車室内空気を取り込んで除湿空気と加湿空気とを吹き出す車両用の除加湿装置に適用したものとして説明する。
本除加湿装置は、例えば、外気が乾燥する冬季において、車両前面窓ガラスの内面側に防曇用の除湿空気を供給するとともに、乗員側には加湿空気を供給するために使用される。なお、外気が高湿度となる状況においては、電気回路の接続変更により、乗員側に除湿空気を供給するようにしても良い。さらに、本除加湿装置は、既設の空調装置に組み込むこともできるが、以下の実施形態に示すように、全体を薄型の箱状に構成して、車室内の天井部分などに設置することができる。
本除加湿装置は、図1に示すように、空気が流通する流路として樹脂で成形したケーシング1の一端に、送風機(本発明で言う送風手段)2を接続して構成しており、その送風機2の略中央の下方に、車室内空気を吸い込む吸込口23が開口している(図2参照)。そして、吸込口23内には、ヒータモジュール(本発明で言う加熱手段)3が配設されている。
図3は、図1中のヒータモジュール3の一例を示す斜視図である。ヒータモジュール3は、図3に示すように、PTCヒータやニクロムヒータなどの電気ヒータによる平板状のヒータ30の両面に、アルミニウムなどの熱伝導率の良い金属で形成されて通気可能なフィン部材31を熱的に接続したものである。
フィン部材31は、ヒータ30の両面に接触する基板32上に、通風方向に沿って延びる多数枚のフィン33を立設したものであり、ヒータモジュール3を流れる空気流と略平行となるように形成されている。フィン部材31は、上記の吸込口23内に収容するため、外形形状を扁平な箱状に形成されている。これにより、通風による圧力損失を低減して、送風機2を小型にすることができる。
フィン33としては、小型化を図ることができ、しかも、大きな熱交換面積を確保できる限り、各種の構造のものを使用できる。このフィンの構造としては、例えば、波板状の基材シートによって通気セルの開口形状が略三角形に形成された、いわゆるコルゲート型、通気セルの開口形状が略六角形に形成されたハニカム型、通気セルの開口形状が四角形に形成された格子型などの構造であっても良い。
そして、ヒータモジュール3においてフィン部材31は、ヒータ30の両面に対し、空気層や他の断熱要素が介在することなく、ヒータ30で生成された温熱が熱伝導によって伝わるように配置されていれば良く、銀ペ一ストや伝熱グリスなどの熱伝導材料を介して配置されていても良い。
ヒータモジュール3は、吸込口通路の通路断面形状に合わせて、本実施形態では略立方体に構成されており、流通する空気を加熱するようになっている。なお、ヒータモジュール3は、図3に示すように扁平な直方体に形成されても良いし、あるいは、ケーシングの構造に応じて曲面を備えた形状に形成されても良い。
送風機2は、樹脂で成形した扁平なスクロールケーシング20と、その内部に配設された遠心多翼式のファン(シロッコファン)21と、そのファン21を駆動する送風用モータ22とを備えている。前述のヒータモジュール3は、図2に示すように、送風機2によって吸気される空気が各フィン部材31を通過可能にスクロールケーシング20内に配置されている。そして、スクロールケーシング20の下方に開設された吸込口23から車室内空気を吸い込み、ヒータモジュール3を通過した空気は、吹出口24から吹き出すようになっている。
図4は、図1中のIV部の拡大図である。本実施形態の特徴として、図4に示すように、送風機2のファン21の表面に吸着材Kを把持させている。図4では、ファンブレード21aの両面に吸着材Kを把持させているとともに、ファン21の回転中心の近傍よりも、回転中心から遠い部分の方に吸着材Kを厚く把持させている。本実施形態において、特性を満足する吸着材Kとしては、低い湿度で水蒸気を容易に吸着し、かつ低い温度で容易に脱離し得るゼオライトが好ましい。
図1および図2に戻り、送風機2の吹出口24は、ケーシング1の吸込口10に接続され、吸い込んだ車室内空気をケーシング1内に供給する。ケーシング1内には、流路切替部4が配設されている。ケーシング1は、設置場所に応じて各種の形状に設計できるが、上記のように、例えば車両の天井に設置するため、高さに相当する厚さ部分を薄く設計された扁平な略直方体の箱状に形成される。なお、ケーシング1は、天井形状に応じて、厚さ方向、長さ方向、幅方向の外郭形状を、曲線状に形成しても良い。
ケーシング1の空気流れ下流端には、加湿風を吹き出す加湿風吹出口8と、除湿風を吹き出す除湿風吹出口9とが、厚さ方向に並べて設けられている。これらの加湿風吹出口8と除湿風吹出口9とは、ケーシング1内に組み付けられた平板状の仕切り板40によって区画形成されている。なお、これら吹出口8、9は、圧力損失を低減するため、曲線で構成される断面形状を備えていても良い。
本実施形態の除加湿装置においては、上述のヒータモジュール3での加熱によって、吸着材Kの吸着操作と脱離操作とを、5〜10分位毎で交互に切り替えている。従って、本実施形態においては、加湿された空気を加湿風吹出口8から所定時間吹き出し、次に除湿された空気を除湿風吹出口9から所定時間吹き出すため、図1および図2に示すように、ケーシング1の下流側に流路切替部4が構成されている。
本実施形態では、装置構成を簡素化し、かつ小型化を図る観点から、図1および図2に一例として示すように、流路切替部4は、アクチュエータ7によって回動する流路切替ドア6により、各空気の振り向け先を切り替えるようになっている。また、仕切り板40の両側は、図2に示すように、加湿風吹出口8に流出する加湿風流通路80と、除湿風吹出口9に流出する除湿風流通路90とに区画されている。
流路切替ドア6は、仕切り板40の風流れ上流端に配設され、1本のシャフト(回動軸)6bがケーシング1の全幅を貫いている。流路切替ドア6は、図2に示すように、そのシャフト6bにドア部6aを一体に形成しており、そのドア部6aが略上下に回動されることにより、加湿風流通路80と除湿風流通路90とが切替開閉される。
また、シャフト6bの一端側には、この流路切替ドア6を回動させるためのレバープレート6cが設けられ、このレバープレート6cがケーシング1の外部に出るよう、上下に2分割されたケーシング1で挟持されるようになっている。ケーシング1の外面には、レバープレート6cの端部側と接続され、流路切替ドア6を切替駆動するサーボモータなどのアクチュエータ7が配設されている。
次に、上記構成における作動を説明する。ヒータモジュール3へは、吸着材Kの吸着/脱離操作に準じた時間間隔、例えば5〜10分間隔で通電をON/OFFさせるようになっている。また、流路切替部4は、ヒータモジュール3の通電に応じて流路切替ドア6が回動され、ファン21の吸着材Kで処理された各空気の振り向け先が、ヒータON時には加湿風吹出口8から加湿風を吹き出し、ヒータOFF時は除湿風吹出口9から除湿風を吹き出すように切り替えられる。
この流路切替ドア6の作動するタイミングは、ヒータ30に通電して以降、ヒータ30の両面の温度が昇温してからであり、通常は通電以降約30〜60秒経過してからである。このように、通電後しばらくしてから流路切替ドア6を作動させて振り向け先を切り替えることで、より一層効率的に除湿空気および加湿空気を生成することができる。
なお、図示しないが、本実施形態の除加湿装置には、送風機2の駆動制御、ヒータモジュール3の通電の制御、および流路切替部4におけるアクチュエータ7の駆動制御を行うための制御装置が設けられる。また、加湿風吹出口8には、乗員側へ向けられた図示しないフェイス吹出ダクトが接続され、除湿風吹出口9には、車両前面窓ガラスなどヘ向けられた図示しないデフロスタ吹出ダクトが接続されている。
本実施形態の除加湿装置は、例えば外気が乾燥している冬季において以下のように稼働する。すなわち、送風機2は、車室内の空気を吸い込み、これをヒータモジュール3のフィン部材31に送気する。まず、除湿モードでは、ヒータモジュール3への通電がOFFされている。このため、フィン部材31を通過する空気は加熱されることなく、ファン21に担持させた吸着材Kを空冷(冷却)し、吸着材Kは接触する空気中の水分を吸着する。
この除湿モードにおいて流路切替ドア6は、図2中の実線位置に駆動され、加湿風流通路80を閉塞して除湿風流通路90を開放している。これにより、吸着材Kで除湿された除湿空気が除湿風吹出口9から吹き出され、例えば、車両前面窓ガラスの内面側に防曇用の除湿空気として供給される。
除湿モードが所定時間行われると、次に加湿モードに移行する。加湿モードでは、ヒータモジュール3への通電がONされる。このため、フィン部材31を通過する空気は加熱され、その加熱された空気がファン21に担持させた吸着材Kを加熱し、吸着材Kは吸着していた水分を空気中に放出する。この加湿モードにおいて流路切替ドア6は、図2中の破線位置に駆動され、除湿風流通路90を閉塞して加湿風流通路80を開放している。これにより、吸着材Kで加湿された加湿空気が加湿風吹出口8から吹き出され、例えば、車両内の乗員に加湿空気として供給される。
本実施形態の除加湿装置においては、上記のようなヒータモジュール3での加熱を一定のタイミングでON/OFFさせるとともに、これに応じて、除湿された空気と加湿された空気との吹出流路を流路切替ドア6によって切り替える。これにより、除湿風吹出口9から除湿された空気を吹き出し、加湿風吹出口8から加湿された空気を吹き出すことができる。そして、除湿された空気を窓ガラスの防曇用に使用し、加湿された空気を快適性向上のために使用する。
次に、本実施形態の特徴と、その効果について述べる。まず、送風機2のファン21の表面に吸着材Kを把持させている。これによれば、吸着材Kを送風機2のファン21に把持させ、そのファン21が送風のために回転することにより、その表面の吸着材Kを容易に冷却することができる。
つまり、吸着材Kに当たる風速は実際の風流れに対して相対的に増加する。空気からの熱伝達量は風速が速いほど高くなるため、実際の風流れに対して冷却能力が高くなる。これにより、必要な冷却風量を少なくすることができる。また、吸着材Kの吸湿量は、吸着材温度が低くなるほど増加するため、吸着材量を少なくすることができる。さらには、除加湿装置を小型にすることができる。
また、吸着材Kは、ファン21の回転中心の近傍よりも回転中心から遠い部分の方が厚く把持されている。これによれば、吸着材Kに対する風の相対速度は、ファン21の回転中心の近傍よりも回転中心から遠い部分の方が速くなるため、中心方向から遠い部分に吸着材Kを多く担持させることで効果的に吸着/脱離作用を発揮させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図5は、本発明の第2実施形態における除加湿装置の構造概要を示す平面断面図であり、図6は、側面断面図である。なお、本実施形態においては、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図5は、本発明の第2実施形態における除加湿装置の構造概要を示す平面断面図であり、図6は、側面断面図である。なお、本実施形態においては、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成および特徴について説明する。
上述の第1実施形態では、送風機2のファン21に、遠心多翼式のファン21を用いていたが、本実施形態では、送風機(本発明で言う送風手段)5のファン51として、クロスフロー(横流れ)ファン51を用いたものである。このクロスフローファン51は、ケーシング1Aの外面に配された送風用モータ52で駆動される。
なお、このクロスフローファン51の表面にも吸着材Kが担持されている。ヒータモジュール(本発明で言う加熱手段)3Aは、ケーシング1Aの全幅にわたって構成され、ケーシング1Aの長さ方向の上流端が吸込口23となっている。これによれば、除加湿装置をより扁平に構成することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。例えば、上述の各実施形態は、本除加温装置を車両に搭載して用いたものであるが、通常の室内で用いても良く、加湿を必要とする室(例えば、寝室)内の所定空間(例えば、寝具の枕元周り)に加湿した空気を吹き出し、除湿を必要とする空間(例えば、結露し易い窓や壁)側には除湿された空気を吹き出すように使っても良い。
本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。例えば、上述の各実施形態は、本除加温装置を車両に搭載して用いたものであるが、通常の室内で用いても良く、加湿を必要とする室(例えば、寝室)内の所定空間(例えば、寝具の枕元周り)に加湿した空気を吹き出し、除湿を必要とする空間(例えば、結露し易い窓や壁)側には除湿された空気を吹き出すように使っても良い。
また、上述の各実施形態では、送風機のファンにシロッコファンやクロスフローファンを用いているが、軸流ファンや斜流ファンなどを用いても良い。なお、本実施形態の除加湿装置は、流路切替ドア6の作動設定を切り替えることにより、例えば夏季において、加湿風吹出口8から除湿された空気を乗員側へ吹き出すこともできる。また、車室内の臭気成分を捕捉するため、空気通路中に脱臭用フィルターが配置されても良い。
1、1A…ケーシング
2…送風機(送風手段)
3、3A…ヒータモジュール(加熱手段)
4…流路切替部
5…送風機(送風手段)
8…加湿風吹出口
9…除湿風吹出口
20…スクロールケーシング
21、51…ファン
K…吸着材
2…送風機(送風手段)
3、3A…ヒータモジュール(加熱手段)
4…流路切替部
5…送風機(送風手段)
8…加湿風吹出口
9…除湿風吹出口
20…スクロールケーシング
21、51…ファン
K…吸着材
Claims (2)
- 空気を取り込んで除湿された空気と加湿された空気とにして吹き出す除加湿装置であり、
空気流通路としてのケーシング(1、1A、20)には、加熱手段(3、3A)と送風手段(2、5)とが空気の流れ方向に沿って順に配設され、前記ケーシング(1、1A、20)の最下流部には、加湿風を吹き出す加湿風吹出口(8)、除湿風を吹き出す除湿風吹出口(9)、および前記送風手段(2、5)によって送気される空気を前記加湿風吹出口(8)または前記除湿風吹出口(9)のいずれかに切り替える流路切替部(4)が設けられ、
前記加熱手段(3、3A)による通過空気の加熱/非加熱を所定時間毎に繰り返すとともに、前記流路切替部(4)はその加熱/非加熱に応じて前記空気の分配先を切り替えるように構成されている除加湿装置において、
前記送風手段(2、5)のファン(21、51)の表面に吸着材(K)を把持させていることを特徴とする除加湿装置。 - 前記吸着材(K)は、前記ファン(21、51)の回転中心の近傍よりも回転中心から遠い部分の方が厚く把持されていることを特徴とする請求項1に記載の除加湿装置。
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